JPH07162861A - 静止画再生装置 - Google Patents

静止画再生装置

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JPH07162861A
JPH07162861A JP34157493A JP34157493A JPH07162861A JP H07162861 A JPH07162861 A JP H07162861A JP 34157493 A JP34157493 A JP 34157493A JP 34157493 A JP34157493 A JP 34157493A JP H07162861 A JPH07162861 A JP H07162861A
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JP34157493A
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Tadashi Ochiai
忠 落合
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成を付加するだけで、圧縮画像(例
えばJPEGによる)の伸長時に、画像の所望領域に高
域カットや輪郭強調を行えるようにすること。 【構成】 単位ブロック(8×8画素)毎に画像信号を
離散コサイン変換(DCT)する工程を用いて画像圧縮
された画像デ−タを画像記録媒体12から読み出し、逆
量子化処理、逆離散コサイン変換で画像伸長する静止画
再生装置において、処理領域を指定するマウス40と、
その処理領域をキー信号フレームメモリ36に記憶する
処理領域記憶手段と、逆量子化処理で得た8行8列のD
CT係数を記憶するDCT係数メモリ46と、高域カッ
トや輪郭強調の処理モードに対応して選択されたm、
n、αに基づいて、DCT係数メモリ46のDCT係数
のm行n列をα倍する信号処理選択回路48とを具備
し、この信号処理されたDCT係数メモリ46のDCT
係数を逆離散コサイン変換して画像伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展示型ハイビジョン静
止画ファイルシステムなどに用いられる静止画再生装置
(例えばハイビジョンを利用した静止画再生装置)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静止画再生装置は、例え
ば図6に示すように構成されていた。すなわち、MPU
(マイクロプロセッサユニット)10からの指令に基づ
いて、画像記録媒体(MO、CD−ROMなど)12か
ら圧縮画像デ−タが読み出され、JPEG伸長デコーダ
(例えば画像伸長処理プロセッサ)14によって画像伸
長される。この画像伸長された画像デ−タは、画像フレ
ームメモリ16に書き込まれるとともに、ディスプレイ
制御回路18を介してディスプレイ(例えばCRTディ
スプレイ)20に送られ、対応した画像が再生表示され
る。
【0003】一般的には、画像記録媒体12への画像圧
縮は、図7の(a)に示すようなJPEG圧縮工程で行
なわれ、図6の装置による画像記録媒体12の圧縮画像
デ−タの画像伸長は、図7の(b)に示すようなJPE
G伸長工程で行なわれている。ここで、JPEGはJo
int Photographic ExpertsG
roupの略称をさす。
【0004】このJPEG圧縮工程は、図7の(a)に
示すように、イメージスキャナやテレビカメラで取り込
んだ画像信号をA/D変換して標本化し、カラー変換
(R、G、B信号から色差信号への変換、または逆の変
換)し、単位ブロック毎(8×8画素が単位ブロック)
に2次元離散コサイン変換(DCT(Discrete
Cosine Transform))を行なってDC
T係数を求める。
【0005】ついで、量子化マトリックスを用いてDC
T係数を線形量子化する。そして、DC成分については
左隣のブロックのDC成分との差を量子化(一次元予
測、DPCM)し、AC成分についてはジグザグ走査し
て1次元に並べなおし、両者をハフマン符号化してから
多重化することによって圧縮画像デ−タとし、この圧縮
画像デ−タを画像記録媒体12に記録する。
【0006】また、JPEG伸長工程は、図7の(b)
に示すように、画像記録媒体12から読み出し、逆ハフ
マン符号化工程(省略)を経た後に逆量子化し、ついで
単位ブロック毎に逆2次元離散コサイン変換(IDCT
(Inverse Discrete Cosine
Transform))を行ない、逆カラー変換および
D/A変換して元の画像信号を得るようにしたものであ
る。
【0007】なお、図7の(a)の2次元DCTをマト
リックスで表示すると、 〔F(u,v)〕={2C(u)・C(v)/√(N・M)}〔f(i,j)〕〔fcosu(i,j)〕〔fcosv(i,j)〕 …(1) 図7の(b)の2次元IDCTをマトリックスで表示す
ると、 〔f(i,j)〕={2C(i)・C(j)/√(N・M)}〔F(u,v)〕〔icosu(i,j)〕〔icosv(i,j)〕 …(2)
【0008】前記(1)、(2)式において、〔F(u,v)〕はD
CT係数に相当し、〔f(i,j)〕は画像圧縮前の原画像信
号に相当し、N、Mは基本ブロックN×Mを示す整数であ
り、ω=0のときはC(ω)=1/√2、ω≠0(ω=1、2、…、N-
1またはω=1、2、…、M-1)のときはC(ω)=1である。ま
た、上記(1)、(2)式においてN=M=8とおき、逆2次元離
散コサイン変換(IDCT)すると、JPEGの標準方
式の画像伸長(すなわち、JPEG標準伸長)に相当す
る。
【0009】そして、従来例では、高域をカットする帯
域制限(すなわち、高域カット)は、一般的に用いられ
るフィルタ回路によって処理され、画像の輪郭を強調す
る輪郭強調は、一般的に用いられるディレイラインによ
って処理されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したような従来の静止画再生装置では、高域カットや
輪郭強調をしようとすると、フィルタ回路やディレイラ
インが別個に必要になるという問題点があるとともに、
フィルタ回路やディレイラインによる処理が画像信号全
体に及ぶため、高域カットや輪郭強調が画像全体に及
び、高域カットや輪郭強調を所望の領域に限定すること
ができないという問題点があった。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、フィルタ回路やディレイラインのような回路を必要
とせずに、比較的簡単な構成を付加するだけで、圧縮画
像信号(例えばJPEG方式で画像圧縮された信号)の
画像伸長時に、画像の所望の領域について高域カットや
輪郭強調を行なうことのできる静止画再生装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、8×8画素の
単位ブロック毎に画像信号を離散コサイン変換(DC
T)する工程を用いて画像圧縮された画像デ−タを画像
記録媒体から読み出し、単位ブロック毎の逆量子化処理
および逆離散コサイン変換で画像伸長することによって
対応した画像を再生表示する静止画再生装置において、
ポインティングデバイスと、このポインティングデバイ
スからの指定に基づいてブロック単位の処理領域を処理
領域メモリに記憶する処理領域記憶手段と、前記逆量子
化処理で得られた8行8列のDCT係数を記憶するため
のDCT係数メモリと、前記処理領域メモリの処理領域
に属する各単位ブロックについて、処理モードに対応し
て選択されたm(0≦m≦8)、n(0≦n≦8)およ
びα(αは0以上の実数)に基づいて、前記DCT係数
メモリの8行8列のDCT係数のm行n列をα倍する信
号処理選択回路とを具備してなり、この信号処理選択回
路で処理されたDCT係数メモリのDCT係数を逆離散
コサイン変換して画像伸長するようにしたことを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】圧縮画像を画像伸長して再生表示するときに、
ポインティングデバイスからの指定に基づいて高域カッ
トや輪郭強調の処理領域をブロック単位で指定すると、
この処理領域が処理領域記憶手段によって処理領域メモ
リに記憶される。信号処理選択回路は、処理領域メモリ
の処理領域に属する各単位ブロックについて、処理モー
ドに対応して選択されたm、nおよびαに基づいて、D
CT係数メモリの8行8列のDCT係数の処理モードに
対応したm行n列をα倍する。この信号処理選択回路で
処理したDCT係数を逆離散コサイン変換し画像伸長す
ることによって、対応した画像が再生表示される。
【0014】
【実施例】以下、本発明による静止画再生装置の一実施
例を図1を用いて説明する。図1において、図6と同一
部分は同一符号とする。図1において、30はMPU
(マイクロプロセッサユニット)で、このMPU30に
は、システムバス32を介して、ポインティングデバイ
スインタフェース34、処理領域メモリとしてのキー信
号フレームメモリ36、画像フレームメモリ(例えば3
個の画像フレームメモリからなる画像フレームメモリ)
16、画像記録媒体12および伸長デコーダ38が結合
している。
【0015】前記画像記録媒体12は、FD(フレキシ
ブルディスク装置)、HD(ハードディスク装置)、M
O(光磁気ディスク装置)またはCD−ROMからなっ
ている。前記ポインティングデバイスインタフェース3
4には、ポインティングデバイスの一例としてのマウス
40が結合している。前記画像フレームメモリ16の出
力側には、ディスプレイ制御回路18を介してディスプ
レイ20が結合している。
【0016】前記伸長デコーダ38は、JPEG伸長事
前処理をする逆量子化回路42と、前記キー信号フレー
ムメモリ36の記憶内容の一部を記憶するキー信号メモ
リ44と、前記逆量子化回路42から出力する逆量子化
デ−タ(例えば8行8列のDCT係数)を記憶するため
のDCT係数メモリ46と、信号処理選択回路48と、
前記DCT係数メモリ46の出力側に順次結合された逆
離散コサイン変換回路(以下IDCT回路と記述する)
50および逆カラー変換回路52とを具備している。
【0017】前記信号処理選択回路48は、前記キー信
号フレームメモリ36の処理領域に属する各単位ブロッ
クについて、高域カット、輪郭強調などの処理モードに
対応して前記MPU30によって選択されたm(0≦m
≦8)、n(0≦n≦8)およびα(αは0以上の実
数)に基づいて、前記DCT係数メモリ46の8行8列
のDCT係数のm行n列をα倍するように構成されてい
る。前記m、nおよびαはつぎのように選択される。
【0018】すなわち、処理モードが高域カットのとき
は、m、nを8行8列のDCT係数の空間周波数の高い
部分の行数、列数とするとともにαを0とし、処理モー
ドが輪郭強調のときは、m、nを8行8列のDCT係数
の空間周波数の中間部分の行数、列数とするとともにα
を1を超えた実数とし、処理モードが標準JPEG伸長
のときは、m、nをともに8とするとともにαを1とす
る。
【0019】つぎに、前記実施例の作用を図2〜図5を
併用して説明する。 (イ)まず従来例と同様にして、MPU30によって、
画像記録媒体12から圧縮画像デ−タが読み出され、画
像フレームメモリ16中の画像処理用の画像フレームメ
モリに書き込まれる。この画像記録媒体12には、予
め、8×8画素を単位のブロックとし、この単位ブロッ
ク毎に画像信号を離散コサイン変換(DCT)するJP
EG方式で画像圧縮された画像デ−タが記録されてい
る。
【0020】ついで、従来例と同様にして、MPU30
によって、画像フレームメモリ16から圧縮画像デ−タ
が読み出され、逆ハフマン符号化された後に逆量子化回
路42で逆量子化され、得られたDCT係数がDCT係
数メモリ46に記憶される。
【0021】(ロ)つぎに、本発明に特有の高域カット
や輪郭強調の処理を行なう単位ブロック(8×8画素)
について説明する。前記(1)、(2)式においてN=M=8とし
てIDCTを行なったものは、8×8画素を処理の単位
ブロックとするJPEG標準伸長に相当する。このよう
なJPEG標準伸長における前記(1)、(2)式の〔F(u,
v)〕は、図2に示すような意味をもつ。
【0022】すなわち、8×8画素の画像信号について
2次元DCTを行なうことによって、8×8(64個)
のDCT係数である〔F(u,v)〕が得られる。この図2に
おいて、第1行目のF(0,0)、F(0,1)、…、F(0,7)は、水
平方向の空間周波数の低い方から高い方へ並んだ個々の
DCT係数を表わし、第1列目のF(0,0)、F(1,0)、…、
F(7,0)は、垂直方向の空間周波数の低い方から高い方へ
並んだ個々のDCT係数を表わし、第2行目以降および
第2列目以降も同様である。このため、F(0,0)は直流成
分を表わしている。
【0023】(ハ)つぎに、高域カット、輪郭強調また
はJPEG標準伸長等を行なう処理領域の指定について
説明する。マウス40からの指定に基づいて、図3の
(a)に示すように、ディスプレイ20の表示画面60
中の処理対象画像62を、単位ブロック(8×8画素)
64を単位として指定すると、画像フレームメモリ16
中の処理対象画像62に対応した画像デ−タが処理対象
画像デ−タとなる。同時に、MPU30の処理領域記憶
機能(手段)によって、同図の(b)に示すように、処
理対象画像62に対応した処理領域66が、キー信号フ
レームメモリ36に記憶される。この記憶は単位ブロッ
ク64を1ビットとして記憶される。前記処理領域66
の指定は、表示画面60の全領域についても可能であ
る。
【0024】(ニ)つぎに、前記(ハ)で指定した処理
領域66につき、図4を併用して、高域カットを行なう
場合について説明する。マウス40またはキーボード
(図示省略)によって、高域カットの処理モードと、そ
の処理モードに対応したm(例えばm=0)、n(例え
ばn=2)およびα(例えばα=0)が指定されると、
MPU30から対応した指令信号が伸長デコーダ38の
信号処理選択回路48に送出される。この高域カット処
理モードに対応したm、nは、図2に示した8行8列の
DCT係数の空間周波数の高域部分のm行、n列とす
る。
【0025】このため、水平方向高域カットの処理モー
ドであるm=0、n=2、α=0を指定すると、水平方
向空間周波数の高域部分の2列がα倍(すなわち0倍)
されて、図4の(b)に示すように、DCT係数メモリ
46の8×8のDCT係数のうちの6×8が有効となる
ように、DCT係数メモリ46のメモリ内容が書き換え
られる。
【0026】また、垂直方向高域カットの処理モードで
あるm=2、n=0、α=0を指定すると、垂直方向空
間周波数の高域部分の2行がα倍(すなわち0倍)され
て、図4の(c)に示すように、8×8のDCT係数の
うちの8×6が有効となるように、DCT係数メモリ4
6のメモリ内容が書き換えられる。
【0027】また、水平・垂直方向高域カットの処理モ
ードであるm=2、n=2、α=0を指定すると、水平
および垂直方向空間周波数の高域部分の2列、2行がα
倍(すなわち0倍)されて、図4の(d)に示すよう
に、8×8のDCT係数のうちの6×6が有効となるよ
うに、DCT係数メモリ46のメモリ内容が書き換えら
れる。
【0028】上述のようにして、高域カットの処理モー
ドに対応してDCT係数メモリ46のメモリ内容が書き
換えられると、従来例と同様にして、IDCT回路50
によって逆2次元離散コサイン変換が行なわれ、逆カラ
ー変換回路52によって逆カラー変換が行なわれ、画像
伸長した画像デ−タが画像フレームメモリ16中の画像
表示用の画像フレームメモリに書き込まれる。このた
め、ディスプレイ20は、図3の(a)に示すように、
表示画面60中の処理対象画像62(処理領域66に対
応した画像)の高域成分(空間周波数の高い成分)をカ
ットした画像を表示する。
【0029】なお、高域カットの処理モードにおいてα
=1を指定すると、m、nの値に拘らずJPEG標準伸
長となる。すなわち、8×8のDCT係数のうちのm行
n列がα倍されるが、このαは1なので、図4の(a)
に示すように、8×8のDCT係数の値は変わらない。 (ホ)つぎに、前記(ハ)で指定した処理領域66につ
き、図5を併用して、輪郭強調を行なう場合について説
明する。マウス40またはキーボード(図示省略)によ
って、輪郭強調の処理モードと、その処理モードに対応
したm(例えばm=0)、n(例えばn=2)およびα
(例えばα>1)が指定されると、MPU30から対応
した指令信号が伸長デコーダ38の信号処理選択回路4
8に送出される。この輪郭強調処理モードに対応した
m、nは、図2に示した8行8列のDCT係数の空間周
波数の中間部分のm行、n列とする。
【0030】このため、水平方向輪郭強調の処理モード
であるm=0、n=2、α>1を指定すると、水平方向
空間周波数の中間部分の2列がα倍されて、図5の
(b)に示すように、DCT係数メモリ46の8×8の
DCT係数のうちの対応した2列(例えば第5列と第6
列)が輪郭強調となるように、DCT係数メモリ46の
メモリ内容が書き換えられる。
【0031】また、垂直方向輪郭強調の処理モードであ
るm=2、n=0、α>1を指定すると、垂直方向空間
周波数の中間部分の2行がα倍されて、図5の(c)に
示すように、8×8のDCT係数のうちの対応した2行
(例えば第5行と第6行)が輪郭強調となるように、D
CT係数メモリ46のメモリ内容が書き換えられる。
【0032】また、水平・垂直方向輪郭強調の処理モー
ドであるm=2、n=2、α>1を指定すると、水平お
よび垂直方向空間周波数の中間部分の2列、2行がα倍
されて、図5の(d)に示すように、8×8のDCT係
数のうちの対応した2列2行(例えば第5、6列と第
5、6行)が輪郭強調となるように、DCT係数メモリ
46のメモリ内容が書き換えられる。
【0033】上述のようにして、輪郭強調の処理モード
に対応してDCT係数メモリ46のメモリ内容が書き換
えられると、従来例と同様にして、IDCT回路50に
よって逆2次元離散コサイン変換が行なわれ、逆カラー
変換回路52によって逆カラー変換が行なわれ、画像伸
長した画像デ−タが画像フレームメモリ16中の画像表
示用の画像フレームメモリに書き込まれる。このため、
ディスプレイ20は、図3の(a)に示すように、表示
画面60中の処理対象画像62(処理領域66に対応し
た画像)の輪郭を強調した画像を表示する。
【0034】なお、輪郭強調の処理モードにおいてα=
1を指定すると、m、nの値に拘らずJPEG標準伸長
となる。すなわち、8×8のDCT係数のうちのm行n
列がα倍されるが、このαは1なので、図5の(a)に
示すように、8×8のDCT係数の値は変わらない。
【0035】前記実施例では、高域カット、輪郭強調の
処理モード指定は、mが0または2、nが2または0の
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、m、nはそれぞれ0以上8以下の整数(0≦m≦
8、0≦n≦8)であればよい。
【0036】前記実施例では、高域カットの処理モード
指定は、αを0とした場合について説明したが、本発明
はこれに限るものでなく、αが0以外の値であっても、
実質的に高域カット機能を達成できるものであればよ
い。例えばαを0に近い0以外の値としてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明による静止画再生装置では、上記
のように、ポインティングデバイスで処理領域を指定す
ると、この処理領域が処理領域メモリに記憶される。そ
して、信号処理選択回路が、処理領域メモリの処理領域
に属する各単位ブロックについて、処理モードに対応し
て選択されたm、nおよびαに基づいて、DCT係数メ
モリの8行8列のDCT係数の対応したm行n列をα倍
して、高域カットや輪郭強調を行なう。
【0038】このため、簡単な構成を付加するだけで、
JPEG圧縮画像信号の伸長時に、ポインティングデバ
イスで指定した所望の処理領域について、高域カットや
輪郭強調を行なうことができる。しかも、従来例のよう
な、高域カット用のフィルタや輪郭強調用のディレイラ
インを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静止画再生装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】DCT係数の説明図である。
【図3】高域カットや輪郭強調の処理領域の説明図で、
(a)は処理対象画像の説明図、(b)は処理領域の説
明図である。
【図4】高域カット処理モード時(α=0)の作用を説
明する説明図で、(a)は高域カット処理モード時でも
α=1とするとJPEG標準伸長となることを示す比較
例の説明図、(b)は水平方向高域カット処理モード時
の作用を説明する説明図、(c)は垂直方向高域カット
処理モード時の作用を説明する説明図、(d)は水平お
よび垂直方向高域カット処理モード時の作用を説明する
説明図である。
【図5】輪郭強調処理モード時(α>1)の作用を説明
する説明図で、(a)は輪郭強調処理モード時でもα=
1ととするとJPEG標準伸長となることを示す比較例
の説明図、(b)は水平方向輪郭強調処理モード時の作
用を説明する説明図、(c)は垂直方向輪郭強調処理モ
ード時の作用を説明する説明図、(d)は水平および垂
直方向輪郭強調処理モード時の作用を説明する説明図で
ある。
【図6】従来の静止画再生装置を示す概略構成図であ
る。
【図7】一般的なJPEG圧縮伸長工程を説明する説明
図で、(a)はJPEG圧縮工程の説明図、(b)はJ
PEG伸長工程の説明図である。
【符号の説明】
12…画像記録媒体、 16…画像フレームメモリ、1
8…ディスプレイ制御回路、 20…ディスプレイ、3
0…MPU、 34…ポインティングデバイスインタフ
ェース、36…キー信号フレームメモリ(処理領域メモ
リの一例)、38…伸長デコーダ、 40…マウス(ポ
インティングデバイスの一例)、42…逆量子化回路、
44…キー信号メモリ、46…DCT(離散コサイン
変換)係数メモリ、48…信号処理選択回路、 50…
IDCT(逆離散コサイン変換)回路、52…逆カラー
変換回路、 60…表示画面、 62…処理対象画像、
64…単位ブロック、 66…処理領域、F(0,0)〜F(7,
7)…個々のDCT係数、m、n、α…処理モードに対応
して選択される数値。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B 9191−5L G06F 15/68 400 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8×8画素の単位ブロック毎に画像信号を
    離散コサイン変換(DCT)する工程を用いて画像圧縮
    された画像デ−タを画像記録媒体から読み出し、単位ブ
    ロック毎の逆量子化処理および逆離散コサイン変換で画
    像伸長することによって対応した画像を再生表示する静
    止画再生装置において、ポインティングデバイスと、こ
    のポインティングデバイスからの指定に基づいてブロッ
    ク単位の処理領域を処理領域メモリに記憶する処理領域
    記憶手段と、前記逆量子化処理で得られた8行8列のD
    CT係数を記憶するためのDCT係数メモリと、前記処
    理領域メモリの処理領域に属する各単位ブロックについ
    て、処理モードに対応して選択されたm(0≦m≦
    8)、n(0≦n≦8)およびα(αは0以上の実数)
    に基づいて、前記DCT係数メモリの8行8列のDCT
    係数のm行n列をα倍する信号処理選択回路とを具備し
    てなり、この信号処理選択回路で処理されたDCT係数
    メモリのDCT係数を逆離散コサイン変換して画像伸長
    するようにしたことを特徴とする静止画再生装置。
  2. 【請求項2】処理モードが高域カットのときは、信号処
    理選択回路の処理するm行n列を空間周波数の高い部分
    のm行n列とし、αを0としてなり、処理モードが輪郭
    強調のときは、前記信号処理選択回路の処理するm行n
    列を空間周波数の中間部分のm行n列とし、αを1を超
    える実数としてなり、処理モードが標準JPEG伸長の
    ときはαを1としてなる請求項1記載の静止画再生装
    置。
  3. 【請求項3】処理領域メモリはキー信号フレームメモリ
    からなり、信号処理選択回路で用いるm、nおよびα
    は、マイクロプロセッサユニットの指令に基づいて選択
    してなる請求項1または2記載の静止画再生装置。
JP34157493A 1993-12-10 1993-12-10 静止画再生装置 Pending JPH07162861A (ja)

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