JP2001222897A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JP2001222897A
JP2001222897A JP2000032744A JP2000032744A JP2001222897A JP 2001222897 A JP2001222897 A JP 2001222897A JP 2000032744 A JP2000032744 A JP 2000032744A JP 2000032744 A JP2000032744 A JP 2000032744A JP 2001222897 A JP2001222897 A JP 2001222897A
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dut
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Masashi Sakashita
正士 坂下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来よりも高速のROMデバイスの読出し試験
が実施可能な半導体試験装置を提供する。 【解決手段】フェイル情報を格納するAFMを備えて、
被試験デバイスであるROMデバイスの読出し試験を行
う半導体試験装置において、DUTの所定アドレスから
読み出されたデバイス出力信号を所定に変換したフェイ
ル情報とし、前記フェイル情報をAFMの対応するアド
レス位置へ格納し、上記読出し試験の実行後において、
上記AFMの各アドレスに格納されたフェイル情報を読
み出し、アドレスに対応する良否判定に使用される検証
データとフェイル情報との比較に基づいて各メモリセル
の良否判定をし、以上を具備する半導体試験装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ROMデバイス
(マスクROM、フラッシュメモリ、EPROM等)の
被試験デバイス(DUT)を検査試験する半導体試験装
置に関する。特に、高速なROMデバイスから読出しさ
れる読出しデータを試験実施して良否検査可能な半導体
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マスクROM試験時のROMデータ読み
出し試験やFLASHメモリ等の書き換え可能なROM
製品のデータ書き込み後のデータ読み出し試験は、半導
体メーカで行っている。一例としてマスクROM試験時
における従来技術について、図1を参照して以下に説明
する。図1では説明を容易とする為に、1個のDUTと
した例で説明するが、実際の半導体試験装置では同様の
回路構成が数十系統備えていて、多数個を同時平行して
試験実施できるように構成されている。尚、半導体試験
装置は公知であり技術的に良く知られている為、本願に
係る要部を除き、その他の信号や構成要素、及びその詳
細説明は省略する。
【0003】本願に係る要部構成は、アルゴリズミック
・パターン・ジェネレータALPG(Algorithmic Patt
ern Generator)と、パターン・メモリPM(Pattern M
emory)と、アドレス・フェイル・メモリAFM(Addre
ss Failure Memory)と、フォーマット・コントロール
FC(Format Control)と、期待値比較回路60と、良
否判定部100bと、制御CPU80と、テストヘッド
とで成る構成例がある。
【0004】ALPGは、メモリIC専用の試験パター
ン発生用であって、内部に演算機能を持ったレジスタに
よる演算方式によりメモリデバイス用のアドレスやデー
タや制御信号等の複雑な試験パターンを発生する。ここ
では注目となるアドレス情報A1の信号のみを図示して
いる。アドレス情報A1はDUTに対応した数十本のア
ドレス信号であり、これをFCと、PMと、AFMへ各
々所定のテストサイクル及びタイミングで供給する。こ
こで、マスクROM等のROMデバイス試験は用途毎に
所定のデータ内容が書き込まれていて、この内容はラン
ダムデータである。従ってALPGのような演算方式に
よってリアルタイムに連続発生させることが困難であ
る。この為、期待値データの発生に対しては後述する専
用のPMが適用される。
【0005】FCは、波形モードであるNRZやRZや
EOR等の波形を目的とする時間位相関係で波形整形し
て出力するものであって、この図ではALPGからのア
ドレス情報A1を受けて、タイミング発生器TG(図示
せず)からのタイミングエッジを規定するA、B、Cク
ロックパルスにより、出力するパルス波形の前縁と後縁
を所定に規定して整形されたパルス波形をテストヘッド
へ供給する。
【0006】PMはRAMであり、ROM試験用等の期
待値データEXP1を発生するオプション装備であっ
て、その動作周波数は、最高でも例えば125MHz迄
のデータレートの発生しか得られない。そのメモリ構成
は、少なくともDUTのアドレス空間とデータ幅とに対
応する容量を備えている。ALPGから発生されたアド
レス情報A1は、検証データ(期待値データ)が格納さ
れているPMにも印加される。PMは前記アドレス情報
A1に対応するアドレスをアクセスしてnビットのデー
タを読み出し、これをnビット幅の期待値データEXP
1として期待値比較回路60へ供給する。ここで、nビ
ット幅は例えばn=32ビット幅であり、DUTのデー
タ幅と同一である。尚、多数個同測される場合には、各
DUTへは同一期待値データの供給で良いからして同測
個数Mに対応してM分岐して各DUTへ分配供給され
る。尚、PMのメモリ内容は、制御CPU80によっ
て、記憶媒体等から転送され格納されている。
【0007】テストヘッドは、試験装置本体とDUTの
ICピン(入力ピン/出力ピン/入出力ピン)との間に
介在して信号の授受を行うピンエレクトロニクスであ
り、ドライバやコンパレータ、その他を備える。更に、
図示しないが、AC/DC特性等の試験形態に対応して
所定に切り替える切り替え回路、負荷回路、DUT電
源、タイミング・キャリブレーション系等も備えてい
る。ドライバはFCで所定に整形された論理信号のテス
トパターンを受けてDUTのハイ/ロー電圧(VIH/
VIL)となる電圧レベルに電圧変換してDUTへ供給
する。コンパレータはDUTから出力されるアナログの
応答信号を受けて、しきい値であるハイ/ロー電圧(V
OH、VOL)で論理信号に変換した所定n本のデバイ
ス出力信号S1を期待値比較回路60へ供給する。尚、
通常はICハンドラ装置やプローバ装置等に接続されて
連続的にDUTが試験実施される。
【0008】期待値比較回路60は、上記n本のデバイ
ス出力信号S1とを受けて、TG(図示せず)からの所
定タイミングのストローブ信号STBで各々ラッチし、
ラッチした各ラッチデータに対して、コンパレータ・イ
ネーブル(CPE)とすべき所定のテストサイクルで、
上記n本の対応する期待値データEXP1との間で所定
に比較して、比較結果のn本のフェイルデータFL1を
出力する。前記n本のフェイルデータFL1は、CPE
の発生サイクルの都度AFMへ供給される。CPEの発
生サイクルはデバイス試験プログラムに基づいて発生す
るが、短時間に試験実施されるように、通常は連続的に
CPEが発生されるようにプログラムを作成している。
【0009】AFMは、図1の例ではDUTが1個の例
であるが、多数個例えば64個のDUTを同時測定され
るときでも、各DUTのメモリセル毎のフェイル情報を
個別に同時平行して格納可能なフェイルデータ格納装置
である。ここで、DUTは品種によりアドレス空間(数
Kワード〜256Mワード)と、データ幅(x1〜x3
2ビット幅)とが大きく異なる。これら異なるDUTに
対してもメモリセルと1対1に対応できるように、同一
のアドレス空間とデータ幅となるように柔軟に割付け可
能な大容量の記憶回路を備えている。そして、ALPG
がDUTへ与えるアドレス情報A1を受けて、DUTが
読み出したアドレスに対応するアドレス位置へフェイル
データFL1を格納する。更に、AFMはDUTの試験
速度と同一速度で格納可能な超高速の格納装置である。
例えば、1GHzもの超高速なECLメモリデバイス等
を試験可能とする為に、内部構成は例えば16相(wa
y)のインターリーブ構成を駆使して実現されている。
【0010】良否判定部100bは、やがて上述したデ
バイス試験の完了後において、AFMの内容を読み出
し、DUTの良否を判定処理して、判定結果情報をDU
Tをカテゴリ別に分別搬送処理するICハンドラ装置等
へ通知する。この他にもスペアセルを備えるDUTの場
合には不良救済する為のローアドレス線/カラムアドレ
ス線を特定してスペアセルと置き換えるリペア解析処理
が行われるものもある。この他にもフェイル・ビット・
マップ表示等の評価・解析の為の処理を行うものもあ
る。
【0011】上述したマスクROM試験時における従来
技術以外にも、DUTとしてFLASHメモリ等の書き
換え可能なROM製品がある。この場合は、当該半導体
試験装置で、例えば、図1Aの信号経路に示すように、
PMの内容、即ち期待値データEXP1をFCとドライ
バを介してDUTのデータ入力ピンへ供給し、同時に対
応するアドレス情報A1もDUTへ供給して所定にデー
タ書き込みをしておく。その後におけるデータ読み出し
試験においては、上述同様にして試験実施される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、マス
クROM試験時のROMデータ読み出し試験や、FLA
SHメモリ等の書き換え可能なROM製品のデータ書き
込み後のデータ読み出し試験は、PMを用いて試験実施
している。これらの試験はDUTからの読出しデータが
ランダムデータである事からしてALPGから発生させ
ることは困難である。この為、専用のPMにランダムデ
ータを格納しておき、試験実施する形態と成らざるを得
ない。一方で、PMの動作スピードは、例えば最高12
5MHzのデータレートが現有の半導体試験装置が備え
ている限界である。この為、これを超える高速ROMを
対象とする高速読出し試験をする事はできない現状であ
る。もしも、PMを高速動作可能にする為にはALPG
と同様の高速インターリーブ構成等を駆使して実現する
必要がある為、高価になってしまい、好ましくない。そ
こで、本発明が解決しようとする課題は、従来よりも高
速のROMデバイスの読出し試験が実施可能な半導体試
験装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するために、フェイル情報を格納するAFM(Address
Failure Memory)を備えて、被試験デバイスであるRO
Mデバイスの読出し試験を行う半導体試験装置におい
て、DUTの所定アドレスから読み出されたデバイス出
力信号S1をそのまま若しくはデータ反転させて所定に
変換したフェイル情報(フェイルデータFL1)とし、
前記フェイル情報をAFMのDUTの読出しアドレスに
対応するアドレス位置へ格納し、上記読出し試験の実行
後において、上記AFMの各アドレスに格納されたフェ
イル情報を読み出し、当該アドレスに対応する良否判定
に使用される検証データと当該フェイル情報との比較に
基づいて各メモリセルの良否判定をする手段(例えば良
否判定処理部200)を備え、以上を具備してROMデ
バイスの読出し試験を行うことを特徴とする半導体試験
装置である。上記発明によれば、AFMがPMよりも高
速にフェイルデータを格納できる点に着目して、AFM
をROMデバイスからの読出し格納手段に適用させるこ
とで、従来よりも高速のROMデバイスの読出し試験が
実施可能な半導体試験装置が実現できる。
【0014】また、読出し試験の1回の試験実行単位は
DUTの1つのメモリセル当たり1回未満の読出し条件
となるデバイス試験プログラムを更に備えることを特徴
とする上述半導体試験装置がある。また、読出し試験の
試験実行はDUTに要求される読出し試験の全項目を試
験実行単位に分割し、分割した試験実行単位毎に上記A
FMに格納されたフェイル情報を読み出して良否判定を
行い、次回の試験実行単位の実行前にAFMの内容を初
期化クリアすることを特徴とする上述半導体試験装置が
ある。
【0015】また、上記AFMの対応するアドレス位置
への格納の一態様としては、上記デバイス出力信号S1
を受けてそのままの論理データでAFMへ格納すること
を特徴とする上述半導体試験装置がある。また、上記A
FMの対応するアドレス位置への格納の一態様として
は、上記デバイス出力信号S1を受けて反転した論理反
転データとしてAFMへ格納することを特徴とする上述
半導体試験装置がある。
【0016】第2に、上記課題を解決するために、上記
AFMが備える格納形態は、試験開始前にフェイル格納
領域のメモリ内容が”0”にクリアされ、その後の試験
実施において論理比較する期待値比較回路60がDUT
から読み出されたデバイス出力信号S1を受けて所定に
論理比較したフェイルデータFL1を出力し、前記フェ
イルデータFL1をAFMが受けて、AFMの対応する
格納アドレスへ格納するときに、前記フェイルデータF
L1とAFMの当該格納アドレスの既格納内容とで論理
OR加算して当該格納アドレスへ格納する累積格納形態
をAFMに備えることを特徴とする上述半導体試験装置
がある。
【0017】第3に、上記課題を解決するために、定常
期待値データEXP2を発生するALPGと、前記定常
期待値データEXP2とDUTから読み出された上記デ
バイス出力信号S1とを所定に論理比較する期待値比較
回路60とを備えるとき、上記ALPGはDUTの読出
しデータを正論理状態で格納させる為に、上記定常期待
値データEXP2として”0”の定常データを発生して
期待値比較回路60へ供給し、上記期待値比較回路60
は上記定常期待値データEXP2を比較用データとして
受けて上記デバイス出力信号S1が”1”のとき、両者
の不一致を示すフェイルデータFL1として上記AFM
へ供給することを特徴とする上述半導体試験装置があ
る。
【0018】第4に、上記課題を解決するために、定常
期待値データEXP2を発生するALPGと、前記定常
期待値データEXP2とDUTから読み出された上記デ
バイス出力信号S1とを所定に論理比較する期待値比較
回路60とを備えるとき、上記ALPGはDUTの読出
しデータを論理反転状態で格納させる為に、上記定常期
待値データEXP2として”1”の定常データを発生し
て期待値比較回路60へ供給し、上記期待値比較回路6
0は上記定常期待値データEXP2を比較用データとし
て受けて上記デバイス出力信号S1が”0”のとき、両
者の不一致を示す前記デバイス出力信号S1が論理反転
されたフェイルデータFL1として上記AFMへ供給す
ることを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0019】また、DUTの読出し試験の良否判定に使
用される検証データを格納する格納装置の一態様として
は、DUTの読出し試験実行時に実時間で使用されない
検証データであって、読出し試験実行後にAFMの内容
と順次比較実施される所定の格納容量を備える、DUT
の読出し試験サイクルよりも低速な格納装置(例えばP
M、メインメモリ、記憶媒体等)であることを特徴とす
る上述半導体試験装置がある。
【0020】第4図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。また、DUTが半導体試験装置からDUTのメモ
リセルへ書込み可能な機能を備えるROMデバイス(例
えばフラッシュ・メモリ、EEPRM、EPROM等)
であるとき、当該DUTへ検証データを書込みする書込
み手段を更に備えることを特徴とする上述半導体試験装
置がある。
【0021】また、DUTへ検証データを書込みする書
込み手段の一態様としては、検証データを格納するパタ
ーン・メモリPMを備え、DUTへ書込みするときにA
LPGから前記PMへ書込みアドレスを供給して前記P
Mから読み出されたデータ内容をDUTへ供給して所定
に書込みすることを特徴とする上述半導体試験装置があ
る。
【0022】第5図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第5に、上記課題を解決するために、DUTが半
導体試験装置から書込み可能な機能を備えるROMデバ
イスのとき、ALPGからのアドレス情報A1を受けて
検証データと同一の書込みデータ(即ち、期待値データ
EXP1)を発生するパターン・メモリPMと、書込み
後の読出し試験においてDUTから読み出された上記デ
バイス出力信号S1を受けて所定に論理比較する期待値
比較回路60とを備えるとき、上記ALPGから出力さ
れる”0”若しくは”1”の定常期待値データEXP2
か、上記PMから出力されるDUTの読出しデータに対
応する期待値データEXP1かの何れかを選択して上記
期待値比較回路60へ比較用データとして供給するマル
チプレクサMUX70を更に備えることを特徴とする上
述半導体試験装置がある。
【0023】第6に、上記課題を解決するために、上記
マルチプレクサMUX70は2入力1出力型のデータセ
レクタであって、第1に、上記PMからDUTに対応す
る期待値データEXP1を読出して上記期待値比較回路
60へ供給することが可能な低速な読出し試験サイクル
となるDUTの場合の読出し試験は上記PMから出力さ
れる期待値データEXP1を期待値比較回路60へ供給
するように当該MUXを選択制御し、且つ、これに対応
するデバイス試験プログラムを適用して試験実施し、第
2に、上記PMから読出して期待値比較回路60へ供給
することが不可能な高速な読出し試験サイクルとなるD
UTの場合の読出し試験は上記ALPGから出力される
定常期待値データEXP2を期待値比較回路60へ供給
するように当該MUXを選択制御し、これに対応するデ
バイス試験プログラムを適用して試験実施し、以上を具
備することを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0024】第7図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第7に、上記課題を解決するために、フェイル情
報を格納するAFMを備えて、DUTであるROMデバ
イスの読出し試験を行う半導体試験装置において、DU
Tの読出し試験の実施は同一デバイス試験プログラムを
用いて第1回目と第2回目の2回実施され、第1回目の
読出し試験実施では、DUTの同一アドレスのメモリセ
ルを対象として1回若しくは所定複数回の読出し試験を
実施し、DUTの所定アドレスから読み出されたデバイ
ス出力信号S1を受けて、”0”の定常期待値データE
XP2を適用してDUTの読出しデータが実質的に正論
理のままとしたフェイル情報(フェイルデータFL1)
に変換してAFMの対応するアドレス位置へ格納し、上
記第1回目の読出し試験の実施後において、上記AFM
の各アドレスに格納されたフェイル情報を読み出し、対
応するアドレスの検証データが”0”のときのみ良否判
定比較を行い、両者が不一致の場合はDUT不良として
判定し、第2回目の読出し試験実施では、DUTの同一
アドレスのメモリセルを対象として1回若しくは所定複
数回の読出し試験を実施し、DUTの所定アドレスから
読み出されたデバイス出力信号S1を受けて、”1”の
定常期待値データEXP2を適用してDUTの読出しデ
ータが実質的に論理反転させたフェイル情報(フェイル
データFL1)に変換してAFMの対応するアドレス位
置へ格納し、上記第2回目の読出し試験の実施後におい
て、上記AFMの各アドレスに格納されたフェイル情報
を読み出してデータ反転し、対応するアドレスの検証デ
ータが”1”のときのみ良否判定比較を行い、両者が不
一致の場合はDUT不良として判定し、以上を具備する
ことを特徴とする半導体試験装置がある。
【0025】また、試験実施される第1回目の読出し試
験の実施若しくは第2回目の読出し試験の実施の一態様
としては、DUTの同一アドレスに対して所定複数回の
読出しと比較を行なってAFMへ累積格納するデバイス
試験プログラムを適用することを特徴とする上述半導体
試験装置がある。
【0026】第6図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第8に、上記課題を解決するために、DUTから
読み出された上記デバイス出力信号S1を受けて所定に
論理比較してフェイルデータFL1をAFMへ出力する
期待値比較回路60を備え、当該期待値比較回路60が
外部からの論理比較用の期待値データEXP1を受けて
ラッチして内部の比較回路へ供給するフリップ・フロッ
プ62を入力部に備えるとき、上記フリップ・フロップ
62は外部から強制的にセットとリセット制御が可能な
フリップ・フロップであり、上記フリップ・フロップ62
を定常的に”0”に強制クリアするリセット手段(例え
ばリセットレジスタ62R)と、上記フリップ・フロッ
プ62を定常的に”1”に強制セットするセット手段
(例えばセットレジスタ62S)とを備え、上記デバイ
ス出力信号S1を受けて、第1にそのままの論理データ
でAFMへ格納する場合は上記リセット手段により実質
的に期待値データEXP1を”0”にクリアして内部の
比較回路へ供給し、第2に反転した論理反転データとし
てAFMへ格納する場合は上記セット手段により実質的
に期待値データEXP1を”1”にセットして内部の比
較回路へ供給することを特徴とする上述半導体試験装置
がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明を適用した実施の形
態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の
実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定す
るものではないし、更に、実施の形態で説明されている
要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。
【0028】本発明について、図2と図3とを参照して
以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符
号を付し、また重複する部位の説明は省略する。
【0029】本願要旨は、DUTの高速読出し試験の実
施に対してPMを使用しない。代わりにAFMへDUT
のメモリ内容と同一内容となるようにフェイル情報を取
り込ませる。そして、前記取込終了後において、AFM
へ格納されているフェイル情報をアドレスを指定して順
次読出し、これに対応するPMの同一アドレスに格納さ
れている期待値データEXP1との内容を突き合わせ比
較することによってメモリセル毎の良否判定を行う手法
としている。
【0030】本願に係る要部構成は、図2に示すよう
に、図1の従来構成と同一である。但し、良否判定処理
部200は従来の良否判定部100bと処理内容が異な
り、期待値比較回路60とALPGとの接続構成が異な
り、且つ、ALPGの発生形態と、AFMの利用目的と
が異なっている。
【0031】ALPGは、n本全ての定常期待値データ
EXP2が常時”0”を発生(図3B参照)させて期待
値比較回路60へ供給する。従って、定常期待値データ
EXP2がランダムデータで無いからして、ALPGか
ら容易に定常期待値データEXP2を発生可能となる利
点が得られる。
【0032】期待値比較回路60は、上記ALPGから
n本全て”0”の定常期待値データEXP2と、DUT
からのデバイス出力信号S1とを受けて、従来同様にし
て、所定タイミングのストローブ信号STBでラッチ
し、ラッチしたラッチデータに対して、コンパレータ・
イネーブル(CPE)すべき所定のテストサイクルで、
上記定常期待値データEXP2と比較し、比較結果のフ
ェイルデータFL1をその都度AFMへ供給する。これ
によれば、DUTのデータ内容を対応するAFMのアド
レス位置へそのままコピー格納されることとなる。しか
も、AFMの動作周波数は最高速のメモリデバイスのフ
ェイル情報を取込可能であり、例えば1GHzであるか
らして、現在及び将来出現するであろう高速ROMデバ
イスの全てを対象としてAFMへ格納できるようになる
利点が得られる。
【0033】ところで、AFMのフェイルデータ格納形
態としては、公知のように、試験開始前に全てのメモリ
内容が”0”に初期リセットされた後、試験実施中にお
いてフェイル発生の”1”を、以前のフェイル格納デー
タとでOR加算してフェイル情報を累積格納する累積格
納形態になっている。一方で、本願のAFMの利用目的
はフェイル情報として格納することでは無く、DUTの
データ内容をAFMの対応するアドレスへそのままコピ
ー格納することが目的である。即ち、図3に示すよう
に、AFMへ格納されるフェイルデータFL1は、第1
に、DUTのデバイス出力信号S1が”0”(図3A参
照)のときは両者の信号が一致して”良”であり、フェ
イルデータFL1として”0”が当該アドレスへ上述O
R加算で累積格納(図3C参照)されることとなる。同
様にして、第2に、DUTのデバイス出力信号S1が”
1”(図3A参照)のときは両者の信号が不一致して”
否”となり、フェイルデータFL1として”1”が当該
アドレスへ上述OR加算で累積格納(図3C参照)され
ることとなる。これらの結果、AFMへ格納されるフェ
イルデータFL1はDUTから読み出されるデバイス出
力信号S1と一致するデータ内容になる。但し、上述し
たAFMの累積格納形態に伴い、デバイス試験プログラ
ムは、DUTの1つのメモリセルに対しては1回のみ良
否比較するようにプログラム作成しておく必要がある。
例えば、CPE信号の発生を制御するようにプログラム
作成しておく。この理由は、DUTからの正常な読出し
出力が”1”であると仮定した場合において、もしも、
複数回同一メモリセルの良否比較が実施されると、何れ
かの良否比較のときに”0”が出力されたにもかかわら
ず、他の良否比較のときに”1”が1回ても発生すれば
OR加算で累積格納される結果、”1”の格納情報とし
てAFMへ格納されてしまう。この結果、”0”が発生
した不良現象が検出されなくなり好ましくないからであ
る。
【0034】良否判定処理部200は、やがて全アドレ
ス空間、若しくは所望アドレス領域のメモリセルに対し
て1回の良否比較を実施してDUTのデータ内容をAF
Mの対応するアドレスへのコピー格納が完了後におい
て、AFMの内容をアドレスを指定して順次読出し、こ
れに対応するPMの同一アドレスに格納されている期待
値データEXP1を読み出して、両者のデータ内容を比
較することで各メモリセル毎の良否判定を行う。もし、
比較結果で不一致のときは、当該アドレスのメモリセル
は不良であることが検出される。これによれば、従来と
同様に、ROMデバイスの良否判定ができ、比較的低速
なPMを使用する必要が無くなる利点が得られる。しか
も、AFMは最新の高速デバイスに対応して半導体試験
装置が備える最高試験速度でフェイル情報を格納可能で
あるからして、従来では実現困難であった高速のROM
デバイスを実用的に試験実施できる極めて大きな利点が
得られることとなる。
【0035】尚、もしもDUTの同一メモリセルに対し
て複数回試験実施する必要がある場合は、上述したAF
Mへの格納動作と良否判定処理とを所望回数繰り返し実
施することで実現できる。従って、従来と同様にROM
デバイスの様々なファンクション試験、AC試験等が実
施できる結果、AFMが備える高速フェイル格納機能が
有効に活用されて、従来のPMでは適用できなかった高
速ROMを対象として試験実施できるという大きな利点
が得られることとなる。
【0036】尚、本発明の技術的思想は、上述実施の形
態の具体構成例に限定されるものではない。更に、所望
により、上述実施の形態を変形して応用してもよい。無
論、上述ではDUTが1個の場合で説明していたが、多
数個の同時測定する場合においても同様にして適用でき
る。
【0037】また、PMの代わりに制御CPU80に備
えるメモリや、その他半導体試験装置が備えるメモリ等
がPMのメモリ容量を備えて利用可能な場合、あるいは
比較的低速な記憶媒体を使用しても良い場合には、上述
した良否判定処理部200において、前記メモリ若しく
は記憶媒体を適用して良否判定を行っても良い。この場
合、所望によりPMを削除した構成としても良い。
【0038】また、高速読出し試験実施において、図6
に示すように、ALPGから固定した定常期待値データ
EXP2の供給の代わりに、期待値比較回路60内で期
待値データEXP1を受けるリタイミング用のフリップ
・フロップ62をリセットするリセット回路を追加して
備えるように構成して実現しても良く、上述同様に実施
可能である。
【0039】また、図4に示す構成例ではDUTとして
フラッシュメモリやEPROM等を対象としたものであ
って、予め、DUTのメモリセルへ所定の初期データを
書込みする為に、ALPGからアドレス情報A1をPM
へ供給し、PM内の当該アドレスのデータ内容を読み出
し、アドレス情報A1と共にDUTへFCを介して供給
して書込みをする信号線路(図4A参照)を追加して備
える。書込み時は低速でもデバイス試験の試験条件とし
て支障はない。この書込みの後に、上述した本願の試験
手法により高速に読出し試験を実施する。
【0040】また、所望により、図5に示すように、マ
ルチプレクサ(MUX)70を追加して備えても良い。
この場合は、第1に、DUTが低速デバイスの場合はP
Mを適用して従来の試験手法によりPMが出力する期待
値データEXP1を期待値比較回路60へ供給して試験
実施し、第2に、DUTがPMのデータレートよりも高
速の読出し試験が必要な場合は、本願試験手法を適用し
てALPGが出力する定常期待値データEXP2を期待
値比較回路60へ供給して実施する。前記2種類の試験
手法をMUX70で随時切り替え可能な構成としても良
い。
【0041】また、上述実施例では、ALPGが期待値
比較回路60へ供給する定常期待値データEXP2の発
生として”0”とした具体例で説明していたが、所望に
よりAFMへ格納するフェイルデータFL1を論理反転
させるように”1”を発生させるようにして実施しても
良い。
【0042】更に、DUTの応答時間、アクセスタイ
ム、伝播遅延時間、セットアップ時間、ホールド時間等
を測定するACパラメトリック試験や、バンプ試験等の
ように、同一メモリセルに対して複数回読出し実施して
良否比較させたフェイルデータFL1をAFMへ累積格
納させることも、下記試験手法によって適用可能であ
る。但し、定常期待値データEXP2を”0”と”1”
に変えて同一のデバイス試験プログラムを用いる読出し
試験を2回実施する必要がある。これについて図7を参
照しながら以下に説明する。この図で、図7Aは正常な
メモリセルの内容とし、このセル内容を読出し試験する
場合とする。第1回目の試験実施では、ALPGから与
える定常期待値データEXP2を”0”の条件設定にす
る。そして、DUTの全てのメモリセルの中で”0”が
書き込まれているメモリセル(今回は”0”が対象セル
となる)に注目し、これを対象して複数回の読出し試験
を実施する。この結果、AFM内に格納された結果の一
例を図7Bに示す。もしも複数回の読出し試験で全て読
出し正常であれば対象セルに対応するAFMの格納内容
は、デバイス出力信号S1が”0”であり、定常期待値
データEXP2が”0”であり同値であるからして”
0”(PASS)としてAFMへ格納される。逆に、も
しも複数回の読出し試験で一度でも読出し不良があれば
対象セルに対応するAFMの格納内容(図7D参照)
は”1”(FAIL)がセットされることになる結果、
当該メモリセルの読出し不良が発生したことが記録され
ていることが判る。上記第1回目の試験実施後における
良否判定処理部200は、PM内に格納されている期待
値データEXP1 の中で対象セル”0”のアドレスの
もののみを対象として良否比較を実施する。この結果、
図7Dに示すメモリセルが不良として特定できることと
なる。
【0043】第2回目の試験実施では、ALPGから与
える定常期待値データEXP2を”1”の条件設定にす
る。そして、DUTの全てのメモリセルの中で”1”が
書き込まれているメモリセル(今度は”1”が対象セル
となる)を対象して複数回の読出し試験を実施する。こ
の結果、AFM内に格納された結果の一例を図7Cに示
す。もしも複数回の読出し試験で全て読出し正常であれ
ば対象セルに対応するAFMの格納内容は、デバイス出
力信号S1が”1”であり、定常期待値データEXP2
が”1”であり同値であるからして”0”(PASS)
としてAFMへ格納される。逆に、もしも複数回の読出
し試験で一度でも読出し不良があれば対象セルに対応す
るAFMの格納内容は”1”(FAIL)がセットされ
る。即ち、反転データとして格納される。上記第2回目
の試験実施後における良否判定処理部200は、上記同
様にして、PM内に格納されている期待値データEXP
1 の中で対象セル”1”のアドレスのもののみを対象
として良否比較を実施する。この結果、図7Eに示すメ
モリセルが不良として特定できることとなる。尚、DU
Tへ印加して試験実施するデバイス試験プログラムは第
1回目の試験と第2回目の試験とは同一のものが適用で
きる。従って、上述第1回目の試験実施と、上述第2回
目の試験実施との2回に分けて試験実施する分割試験手
法とすることで、従来と同様にしてCPEを複数回発生
させてのデバイス試験も実施でき、しかも試験実施時に
PMを期待値発生用として使用しないからして、半導体
試験装置が運用可能な最高試験速度、例えば1GHzで
DUTである高速のROMデバイスの読出し試験が実施
可能となる大きな利点が得られることとなる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、DUTの高速読出し試験の実施に対してPMを
使用して良否比較をせず、代わりにAFMへはDUTの
メモリ内容と同一格納内容となるようにフェイル情報を
生成させて取り込ませる。そして、取込終了後におい
て、AFMの内容とPMの内容とを突き合わせ比較して
DUTの良否判定を行う手法とする構成としたことによ
り、DUTの高速読出し試験時における期待値を高速に
発生する必要性が無くなる利点が得られ、この結果、従
来のPMでは適用できなかった高速ROMを対象として
読出し試験が実施できるという大きな利点が得られるこ
ととなる。これにより、高速化が進んているROMデバ
イスに対しても現有の半導体試験装置の微少な改善によ
り、容易に対応可能となる利点が得られる。従って、本
発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の、ROMデバイスの試験に係る要部構成
図。
【図2】本発明の、ROMデバイスの試験に係る要部構
成図。
【図3】期待値データとAFMへ格納されるデータの関
係を説明する図。
【図4】本発明の、書込み可能なROMデバイスの試験
に係る要部構成図。
【図5】本発明の、他のROMデバイスの試験に係る要
部構成図。
【図6】本発明の、他のROMデバイスの試験に係る要
部構成図。
【図7】本発明の、正常なメモリセルの内容例と、”
0”又は”1”で比較させた結果をAFMへ格納した様
子を示す図。
【符号の説明】
60 期待値比較回路 62 フリップ・フロップ 62R リセットレジスタ 62S セットレジスタ 70 マルチプレクサ(MUX) 80 制御CPU 100b 良否判定部 200 良否判定処理部 DUT 被試験デバイス PM パターン・メモリ(Pattern Memory) ALPG アルゴリズミック・パターン・ジェネレータ
(Algorithmic Patter n Generator) AFM アドレス・フェイル・メモリ(Address Fail
ure Memory) FC フォーマット・コントロール(Format Contro
l)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェイル情報を格納するAFM(Addres
    s Failure Memory)を備えて、被試験デバイス(DU
    T)の読出し試験を行う半導体試験装置において、 DUTの所定アドレスから読み出されたデバイス出力信
    号を所定に変換したフェイル情報とし、該フェイル情報
    をAFMの対応するアドレス位置へ格納し、 上記読出し試験の実行後において、該AFMの各アドレ
    スに格納されたフェイル情報を読み出し、当該アドレス
    に対応する良否判定に使用される検証データと当該フェ
    イル情報との比較に基づいて各メモリセルの良否判定を
    し、 以上を具備して読出し試験を行うことを特徴とする半導
    体試験装置。
  2. 【請求項2】 読出し試験の1回の試験実行単位はDU
    Tの1つのメモリセル当たり1回未満の読出し条件とな
    るデバイス試験プログラムを更に備えることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 読出し試験の試験実行はDUTに要求さ
    れる読出し試験の全項目を試験実行単位に分割し、分割
    した試験実行単位毎に該AFMに格納されたフェイル情
    報を読み出して良否判定を行うことを特徴とする請求項
    1記載の半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 該AFMの対応するアドレス位置への格
    納は、該デバイス出力信号を受けてそのままの論理デー
    タでAFMへ格納することを特徴とする請求項1記載の
    半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 該AFMの対応するアドレス位置への格
    納は、該デバイス出力信号を受けて反転した論理反転デ
    ータとしてAFMへ格納することを特徴とする請求項1
    記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 該AFMが備える格納形態は、試験開始
    前にフェイル格納領域のメモリ内容が”0”にクリアさ
    れ、 その後の試験実施において論理比較する期待値比較回路
    がDUTから読み出されたデバイス出力信号を受けて所
    定に論理比較したフェイルデータを出力し、 該フェイルデータをAFMが受けて、AFMの対応する
    格納アドレスへ格納するときに、該フェイルデータとA
    FMの当該格納アドレスの既格納内容とで論理OR加算
    して当該格納アドレスへ格納する累積格納形態をAFM
    に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装
    置。
  7. 【請求項7】 定常期待値データを発生するALPG
    と、該定常期待値データとDUTから読み出された該デ
    バイス出力信号とを所定に論理比較する期待値比較回路
    とを備えるとき、 該ALPGは該定常期待値データとして”0”の定常デ
    ータを発生して期待値比較回路へ供給し、 該期待値比較回路は該定常期待値データを比較用データ
    として受けて該デバイス出力信号が”1”のとき、両者
    の不一致を示すフェイルデータとして該AFMへ供給す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  8. 【請求項8】 定常期待値データを発生するALPG
    と、該定常期待値データとDUTから読み出された該デ
    バイス出力信号とを所定に論理比較する期待値比較回路
    とを備えるとき、 該ALPGは該定常期待値データとして”1”の定常デ
    ータを発生して期待値比較回路へ供給し、 該期待値比較回路は該定常期待値データを比較用データ
    として受けて該デバイス出力信号が”0”のとき、両者
    の不一致を示す前記デバイス出力信号が論理反転された
    フェイルデータとして該AFMへ供給することを特徴と
    する請求項1記載の半導体試験装置。
  9. 【請求項9】 DUTの読出し試験の良否判定に使用さ
    れる検証データを格納する格納装置は、DUTの読出し
    試験実行時に実時間で使用されない検証データであっ
    て、読出し試験実行後にAFMの内容と順次比較実施さ
    れる所定の格納容量を備える格納装置であることを特徴
    とする請求項1記載の半導体試験装置。
  10. 【請求項10】 DUTが半導体試験装置からDUTの
    メモリセルへ書込み可能な機能を備えるROMデバイス
    であるとき、当該DUTへ検証データを書込みする書込
    み手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の半
    導体試験装置。
  11. 【請求項11】 DUTへ検証データを書込みする書込
    み手段は、検証データを格納するパターン・メモリPM
    を備え、DUTへ書込みするときにALPGから該PM
    へ書込みアドレスを供給して該PMから読み出されたデ
    ータ内容をDUTへ供給して所定に書込みすることを特
    徴とする請求項10記載の半導体試験装置。
  12. 【請求項12】 DUTが半導体試験装置から書込み可
    能な機能を備えるROMデバイスのとき、ALPGから
    のアドレス情報を受けて検証データと同一の書込みデー
    タを発生するパターン・メモリPMと、書込み後の読出
    し試験においてDUTから読み出された該デバイス出力
    信号を受けて所定に論理比較する期待値比較回路とを備
    えるとき、 該ALPGから出力される”0”若しくは”1”の定常
    期待値データか、該PMから出力されるDUTの読出し
    データに対応する期待値データかの何れかを選択して該
    期待値比較回路へ供給するマルチプレクサMUXを更に
    備えることを特徴とする請求項10記載の半導体試験装
    置。
  13. 【請求項13】 該マルチプレクサMUXは2入力1出
    力型のデータセレクタであって、第1に、該PMからD
    UTに対応する期待値データを読出して該期待値比較回
    路へ供給することが可能な低速な読出し試験サイクルと
    なるDUTの場合の読出し試験は該PMから出力される
    期待値データを期待値比較回路へ供給するように当該M
    UXを選択制御し、且つ、これに対応するデバイス試験
    プログラムを適用して試験実施し、 第2に、該PMから読出して期待値比較回路へ供給する
    ことが不可能な高速な読出し試験サイクルとなるDUT
    の場合の読出し試験は該ALPGから出力される定常期
    待値データを期待値比較回路へ供給するように当該MU
    Xを選択制御し、これに対応するデバイス試験プログラ
    ムを適用して試験実施し、 以上を具備することを特徴とする請求項12記載の半導
    体試験装置。
  14. 【請求項14】 フェイル情報を格納するAFMを備え
    て、DUTであるROMデバイスの読出し試験を行う半
    導体試験装置において、 DUTの読出し試験の実施は同一デバイス試験プログラ
    ムを用いて第1回目と第2回目の2回実施され、 第1回目の読出し試験実施では、DUTの所定アドレス
    から読み出されたデバイス出力信号を受けて、”0”の
    定常期待値データを適用してDUTの読出しデータが実
    質的に正論理のままとしたフェイル情報に変換してAF
    Mの対応するアドレス位置へ格納し、 該第1回目の読出し試験の実施後において、該AFMの
    各アドレスに格納されたフェイル情報を読み出し、対応
    するアドレスの検証データが”0”のときのみ良否判定
    比較を行い、両者が不一致の場合はDUT不良として判
    定し、 第2回目の読出し試験実施では、DUTの所定アドレス
    から読み出されたデバイス出力信号を受けて、”1”の
    定常期待値データを適用してDUTの読出しデータが実
    質的に論理反転させたフェイル情報に変換してAFMの
    対応するアドレス位置へ格納し、 該第2回目の読出し試験の実施後において、該AFMの
    各アドレスに格納されたフェイル情報を読み出してデー
    タ反転し、対応するアドレスの検証データが”1”のと
    きのみ良否判定比較を行い、両者が不一致の場合はDU
    T不良として判定し、 以上を具備することを特徴とする半導体試験装置。
  15. 【請求項15】 試験実施される第1回目の読出し試験
    の実施若しくは第2回目の読出し試験の実施は、DUT
    の同一アドレスに対して所定複数回の読出しと比較を行
    なってAFMへ累積格納するデバイス試験プログラムを
    適用することを特徴とする請求項14記載の半導体試験
    装置。
  16. 【請求項16】 DUTから読み出された該デバイス出
    力信号を受けて所定に論理比較してフェイルデータをA
    FMへ出力する期待値比較回路を備え、当該期待値比較
    回路が外部からの論理比較用の期待値データを受けてラ
    ッチして内部の比較回路へ供給するフリップ・フロップ
    を入力部に備えるとき、 該フリップ・フロップは外部から強制的にセットとリセ
    ット制御が可能なフリップ・フロップであり、 該フリップ・フロップを定常的に”0”に強制クリアす
    るリセット手段と、該フリップ・フロップを定常的に”
    1”に強制セットするセット手段とを備え、 該デバイス出力信号を受けて、第1にそのままの論理デ
    ータでAFMへ格納する場合は該リセット手段により実
    質的に期待値データを”0”にクリアして内部の比較回
    路へ供給し、 第2に反転した論理反転データとしてAFMへ格納する
    場合は該セット手段により実質的に期待値データを”
    1”にセットして内部の比較回路へ供給することを特徴
    とする請求項1記載の半導体試験装置。
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