JP5206487B2 - 半導体集積回路の制御方法および半導体集積回路 - Google Patents
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Description
すなわち、例えば、半導体集積回路における複数のRAMの試験を同時に行うと、電源ノイズにより試験を正しく行うことができずに、正常品と不良品の識別を正しく行うことができずに、歩留りの低下を招くことにもなっていた。
図9に示されるように、本第2実施例のLSI1は、RAM BIST回路100、カウンタ25,設定値保持回路26および判定回路27を有する。
図10に示されるように、本第3実施例のLSI1は、RAM BIST回路100および電源電圧Vtのレベルを検出する電源電圧検出回路28を有する。
(付記1)
第1消費電力の第1動作モードおよび該第1消費電力とは異なる第2消費電力の第2動作モードを有する半導体集積回路の制御方法であって、
前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替わった場合に、所定期間前記第2動作モードにおける処理を行ってその処理結果を無効化することを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記1に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記半導体集積回路は、テスターからの電源電圧の供給を受け、
前記第2消費電力は、前記第1消費電力よりも大きく、
前記所定期間は、前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替わった後における電圧変動が安定するまでの期間であることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記2に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記第1動作モードは、前記半導体集積回路に設けられた試験対象回路を試験するための試験用データの設定,および/または,該試験対象回路からの試験結果の取り出しを行う低速動作モードであり、
前記第2動作モードは、設定された前記試験用データにより前記試験対象回路を前記半導体集積回路の動作周波数で動作させて試験を行う高速動作モードであることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記3に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記試験対象回路は、複数の組込自己テスト回路を有し、
前記所定期間は、前記複数の組込自己テスト回路を任意のデータを与えて動作させるが、該複数の組込自己テスト回路の試験結果は無効化し、
前記高速動作モードにおける前記所定期間の後は、前記複数の組込自己テスト回路に前記試験用データを与えて動作させ、該複数の組込自己テスト回路の試験結果を保持することを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記4に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記組込自己テスト回路は、RAM BIST回路であり、
前記所定期間は、前記複数のRAM BIST回路に対して前記試験用データの先頭データを、固定のアドレスに与えて前記RAM BIST回路におけるRAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記4に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記組込自己テスト回路は、RAM BIST回路であり、
前記所定期間は、前記複数のRAM BIST回路に対して前記試験用データを、実際の試験と同様に、順次変化するアドレスに与えて前記RAM BIST回路におけるRAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記4〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記所定期間は、前記半導体集積回路の外部から供給される制御信号に従って規定されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記4〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記所定期間は、前記半導体集積回路の内部において生成される制御信号に従って規定されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記8に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記制御信号は、予め設定された時間に従って出力されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
付記8に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記制御信号は、前記低速動作モードから前記高速動作モードに切り替わって前記複数の組込自己テスト回路の電源電圧降下を検出した後、前記電源電圧降下が終了したときに出力されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
複数の組込自己テスト回路を有し、該複数の組込自己テスト回路を試験するための試験用データの設定,および/または,該複数の組込自己テスト回路からの試験結果の取り出しを行う低速動作モードと、前記試験用データにより前記複数の組込自己テスト回路を実際の動作速度で動作させる高速動作モードと、を有する半導体集積回路であって、
前記低速動作モードから前記高速動作モードに切り替わった場合に、制御信号に従って、所定期間前記高速動作モードにおける処理を行ってその処理結果を無効化することを特徴とする半導体集積回路。
付記11に記載の半導体集積回路において、
前記制御信号は、前記半導体集積回路の外部から供給されることを特徴とする半導体集積回路。
付記11に記載の半導体集積回路において、
前記制御信号は、前記半導体集積回路の内部において生成されることを特徴とする半導体集積回路。
付記13に記載の半導体集積回路において、さらに、
カウンタと、該カウンタの設定値を保持する設定値保持回路と、前記カウンタのカウント値が前記設定値保持回路に設定された値に一致するかどうかを判定する判定回路と、を有し、
前記制御信号は、前記低速動作モードから前記高速動作モードに切り替わってから前記判定回路が一致を判定するまで出力されることを特徴とする半導体集積回路。
付記13に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記複数の組込自己テスト回路の電源電圧のレベルを検出する電源電圧検出回路を有し、前記制御信号は、前記低速動作モードから前記高速動作モードに切り替わってから前記電源電圧検出回路が前記電源電圧のレベルが基準電圧に戻ったことを検出するまで出力されることを特徴とする半導体集積回路。
付記11〜15のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記組込自己テスト回路は、RAM BIST回路であり、
該各RAM BIST回路は、
試験対象となるRAMと、
前記制御信号およびクロック信号を受け取って、BIST制御信号を生成するテスト信号生成回路と、
前記テスト信号生成回路の出力信号を受け取って、前記RAMのアドレスデータ,ライトデータおよび期待値データのパターンを発生するパターン発生回路と、
前記パターン発生回路の出力信号を受け取って、ユーザ信号と前記アドレスデータおよびライトデータとを選択する選択回路と、
前記RAMの出力信号と前記期待値データとを比較する比較回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
付記16に記載の半導体集積回路において、
前記パターン発生回路は、前記所定期間において、前記試験用データの先頭データを発生し、前記RAMに固定のアドレスに与えて当該RAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路。
付記16に記載の半導体集積回路において、
前記パターン発生回路は、前記所定期間において、実際の試験と同様に、前記試験用データを発生し、前記RAMに順次変化するアドレスに与えて当該RAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路。
付記16〜18のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記RAMとの間でデータの遣り取りを行うロジック回路を有することを特徴とする半導体集積回路。
付記11〜19のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記半導体集積回路は、テスターからの電源電圧の供給を受け、
前記所定期間は、前記低速動作モードから前記高速動作モードに切り替わった後における電圧変動が安定するまでの期間であることを特徴とする半導体集積回路。
第1消費電力の第1動作モードおよび該第1消費電力とは異なる第2消費電力の第2動作モードを有する半導体集積回路の制御方法であって、
前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替わった場合に、記憶装置に対して所定期間前記記憶装置へのアドレス設定を含む処理を行い、
前記半導体集積回路に電源電圧を供給可能なテスターに前記アドレス設定に基づく処理結果が出力されている場合に、前記テスターにおいて前記処理結果を無効化させることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
10,11 同時試験グループ
20 さらに、LSI1は、ロジック回路およびフリップフロップ(F.F.)
21 TAPコントローラ
22 マクロテストコントローラ
23 LBISTコントローラ
25 カウンタ
26 設定値保持回路
27 判定回路
28 電源電圧検出回路
100,100’,101〜104,111〜114,200 RAM BIST回路
100a,100a',200a テスト信号生成回路
100b,200b パターン発生回路
100c,200c セレクタ回路
100d,200d,101d〜104d,111d〜114d 試験対象(RAM)
100e,200e 比較回路
241〜244 複数のセレクタ
Claims (9)
- 第1消費電力の第1動作モードおよび該第1消費電力とは異なる第2消費電力の第2動作モードを有する半導体集積回路の制御方法であって、
前記半導体集積回路に設けられた試験対象回路を試験するための試験用データの設定,および/または,前記試験対象回路からの試験結果の取り出しを行う前記第1動作モードから、設定された前記試験用データにより前記試験対象回路を動作させて試験を行う前記第2動作モードに切り替わった場合に、所定期間前記第2動作モードにおける試験を行って該試験の結果を無効化し、
前記所定期間の後は、前記第2動作モードにおける試験の結果を保持することを特徴とする半導体集積回路の制御方法。 - 請求項1に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記第2動作モードは、前記試験対象回路を前記半導体集積回路の動作周波数で動作させて試験を行うことを特徴とする半導体集積回路の制御方法。 - 請求項2に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記試験対象回路は、複数の組込自己テスト回路を有し、
前記第2の動作モードは、前記試験用データを前記複数の組込自己テスト回路に与えて動作させて試験を行うことを特徴とする半導体集積回路の制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記所定期間は、前記半導体集積回路の外部から供給される制御信号に従って規定されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路の制御方法において、
前記所定期間は、前記半導体集積回路の内部において生成される制御信号に従って規定されることを特徴とする半導体集積回路の制御方法。 - 複数の組込自己テスト回路を有し、該複数の組込自己テスト回路を試験するための試験用データの設定,および/または,該複数の組込自己テスト回路からの試験結果の取り出しを行う第1動作モードと、前記試験用データにより前記複数の組込自己テスト回路を実際の動作速度で動作させる第2動作モードと、を有する半導体集積回路であって、
前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替わった場合に、制御信号に従って、所定期間前記第2動作モードにおける処理を行って該処理結果を無効化し、
前記所定期間の後、前記第2動作モードにおける処理結果を保持することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項6に記載の半導体集積回路において、
前記組込自己テスト回路は、RAM BIST回路であり、
該各RAM BIST回路は、
試験対象となるRAMと、
前記制御信号およびクロック信号を受け取って、BIST制御信号を生成するテスト信号生成回路と、
前記テスト信号生成回路の出力信号を受け取って、前記RAMのアドレスデータ,ライトデータおよび期待値データのパターンを発生するパターン発生回路と、
前記パターン発生回路の出力信号を受け取って、ユーザ信号と前記アドレスデータおよびライトデータとを選択する選択回路と、
前記RAMの出力信号と前記期待値データとを比較する比較回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項7に記載の半導体集積回路において、
前記パターン発生回路は、前記所定期間において、前記試験用データの先頭データを発生し、前記RAMに固定のアドレスに与えて当該RAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項7に記載の半導体集積回路において、
前記パターン発生回路は、前記所定期間において、実際の試験と同様に、前記試験用データを発生し、前記RAMに順次変化するアドレスに与えて当該RAMを動作させることを特徴とする半導体集積回路。
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