JP4706577B2 - 信号処理装置及び半導体集積回路試験装置 - Google Patents

信号処理装置及び半導体集積回路試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、信号処理装置及び半導体集積回路試験装置に関する。
周知のように、半導体集積回路試験装置(いわゆるメモリテスタやICテスタ)は、被試験対象デバイスとしての半導体集積回路(以下DUTと称す)に試験パターンを印加して得られる信号と予め定められている期待値とが一致している(パス)か否か(フェイル)を判定することにより、半導体集積回路の良品又は不良品を試験するものである。
図3に、従来における半導体集積回路試験装置の構成概略図を示す。この図に示すように、半導体集積回路試験装置は、制御部10、試験信号発生部20及びデータログコントローラ30を備えるメインフレームMFと、DUT40が配置されたテストボードTB、パス/フェイル判定部J1〜Jn、OR回路50、データログ回路60及びパイプライン回路70を備えるテストヘッドTHとから構成されている。以下では便宜上、1個のDUTの試験を行なう場合を例示して説明する。なお、このDUT40は、例えば、データを書き込むライトポートとデータを読み出すリードポートとを各々独立して制御できるデュアルポートメモリである。
制御部10は、所定の試験プログラムに基づいて半導体集積回路試験装置の全体動作を制御するものである。また、詳細は後述するが、この制御部10は、データログコントローラ30において、テストヘッドTHから入力されるフェイル信号FLに基づいて、試験信号発生部20及びデータログ回路60にストップ信号STを出力するフェイルストップモードと、試験信号発生部20から入力されるトリガ信号TGに基づいて、上記ストップ信号STを出力するトリガストップモードとを切り替えるためのモード切替信号SELをデータログコントローラ30に出力する。
試験信号発生部20は、制御部10の制御の下、試験パターン信号、アドレス(ライトアドレス、リードアドレス)信号、期待値パターン信号を発生してテストヘッドTHに出力し、また、トリガ信号TGを発生してデータログコントローラ30に出力する。具体的には、上記試験パターン信号は、テストボードTB上に配置されたDUT40のライトポートに出力され、アドレス信号はDUT40のアドレス入力ピン及びデータログ回路60に出力され、期待値パターン信号は、パス/フェイル判定部J1〜Jnに出力される。また、試験信号発生部20は、データログコントローラ30からストップ信号STが入力された場合、各種信号の発生動作を停止する。
DUT40は、データ書込時において、上記アドレス(ライトアドレス)信号により指定されたアドレスに試験パターンを記憶する一方、データ読出時において、リードアドレス信号により指定されたアドレスに記憶されている試験パターンに応じたデータ信号を、リードポートの第1ピン〜第nピンから出力する。
パス/フェイル判定部J1〜Jnは、DUT40におけるリードポートの第1ピン〜第nピンに対応して設けられており、各ピンから出力されるデータ信号と期待値パターン信号とを比較することにより、データ信号のパス/フェイル判定を行なう。これらパス/フェイル判定部J1〜Jnは、「パス」と判定した場合、Lo信号を、また、「フェイル」と判定した場合、Hi信号をOR回路50及びデータログ回路60に出力する。
OR回路50は、各パス/フェイル判定部J1〜Jnの出力信号をOR処理し、当該OR処理の結果を示す信号をデータログ回路60及びパイプライン回路70に出力する。つまり、OR回路50は、各パス/フェイル判定部J1〜Jnの内、少なくとも1つが「フェイル」と判定した場合に、Hi信号を出力する。このようにOR回路50から出力された信号は、複数段のフリップフロップからなるパイプライン回路70を介してデータログコントローラ30に伝送される。ここで、パイプライン回路70を介してデータログコントローラ30に伝送される信号をフェイル信号FLという。
データログ回路60は、パス/フェイル判定部J1〜Jnによるパス/フェイル判定結果を記憶するメモリ、アドレスを記憶するメモリ(これらメモリを総称してデータログメモリという)、及びこれらデータログメモリの書込制御を行なう書込制御部から構成され、書込制御部は、上記OR回路50からHi信号が入力された場合に、各パス/フェイル判定部J1〜Jnによるパス/フェイル判定結果、及び「フェイル」が発生したアドレスをデータログメモリに記憶させるように制御する。また、データログメモリは、制御部10による読出制御の下、記憶しているパス/フェイル判定結果や「フェイル」が発生したアドレスなどのデータを制御部10に出力する。また、データログ回路60は、データログコントローラ30からストップ信号STが入力された場合、データログメモリへの書込動作を停止する。
図4は、データログコントローラ30の回路構成図である。この図に示すように、テストヘッドTH(パイプライン回路70)から伝送されたフェイル信号FLは、パイプライン回路30a、位相調整回路30b、及びフリップフロップ30cを介して選択部30gに入力される。一方、試験信号発生部20から出力されたトリガ信号TGは、パイプライン回路30d、段数調整回路30e、及びフリップフロップ30fを介して選択部30gに入力される。なお、図4において、クロック信号CLKA及びCLKBは、メインフレームMF内に設けられた同一の発振器(図示せず)によって生成されたものであるが、クロック信号CLKAは、テストヘッドTHを経由してデータログコントローラ30に入力されたものであり、一方、クロック信号CLKBは、メインフレームMF内を直接伝送されたものである。
ここで、トリガ信号TGは、メインフレームMF内を伝送されるものであるので、段数遅延や固定遅延が小さく、データログコントローラ30と同期した信号であり、一方、フェイル信号FLは、テストヘッドTHを経由するため、大きな段数遅延及び固定遅延を有する非同期信号である。例えば、データログコントローラ30を基点としてみた場合、フェイル信号FLは、トリガ信号TGと比べて約200段以上の段数遅延、及び約150(ns)程度の固定遅延が生じる。上記位相調整回路30b及び段数調整回路30eは、このようなフェイル信号FLとトリガ信号TGとの位相及び段数の合わせ込みを行うものである。なお、段数の合わせ込みは、発生が遅いフェイル信号FLに合わせる。
選択部30gは、制御部10から入力されるモード切替信号SELに基づいて、フェイル信号FLとトリガ信号TGとのいずれか一方を、選択的にストップ信号発生部30h及びプログラムカウンタ30iに出力する。ストップ信号発生部30hは、選択部30gから入力されるフェイル信号FLまたはトリガ信号TGの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数が規定値を越えた場合に、ストップ信号STをパイプライン回路30jを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、パイプライン回路30kを介して試験信号発生部20に出力する。プログラムカウンタ30iは、選択部30gから入力されるフェイル信号FLまたはトリガ信号TGの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PGを制御部10に出力する。なお、このプログラムカウント値は、テストプログラムの走行中におけるフェイル信号FLまたはトリガ信号TGの発生時点を示すものである。
次に、このように構成された従来の半導体集積回路試験装置の動作について説明する。
まず、制御部10は、試験信号発生部20を制御して、試験パターン信号、当該試験パターンの書込アドレス(例えば0番地)を示すライトアドレス信号をテストヘッドTHに出力させる。これにより、DUT40は、ライトアドレス信号により指定されたアドレスに、試験パターンを記憶する。制御部10は、このような一連の動作を繰り返すことにより、DUT40の全アドレスに試験パターンを記憶させる。
次に、制御部10は、モード切替信号SELをデータログコントローラ30に出力すると共に、試験信号発生部20を制御して、試験パターンの読出アドレスを示すリードアドレス信号及び期待値パターン信号をテストヘッドTHに出力させてトリガ信号TGをデータログコントローラ30に出力させる。これにより、DUT40は、指定された読出アドレスに記憶されている試験パターンに応じたデータ信号をリードポートにおける第1ピン〜第nピンからそれぞれ出力する。そして、パス/フェイル判定部J1〜Jnは、データ信号と期待値パターンとを比較して各データ信号のパス/フェイル判定が行い、その結果を示す信号をOR回路50及びデータ回路60に出力する。
データログ回路60は、OR回路50からHi信号が入力された場合、つまり、第1ピン〜第nピンから出力されるデータ信号の少なくとも1つが「フェイル」と判定された場合に、各パス/フェイル判定結果及び「フェイル」と判定されたアドレスを記憶する。上記のような動作がDUT40の全アドレスに対して行なわれ、その結果、データログメモリには、DUT40のフェイル情報が蓄積される。
一方、データログコントローラ30において、例えばフェイルストップモードを示すモード切替信号SELが入力された場合、選択部30gは、前段において同期制御されたフェイル信号FLとトリガ信号TGとの内、フェイル信号FLを選択的にストップ信号発生部30h及びプログラムカウンタ30iに出力する。ストップ信号発生部30hは、フェイル信号FLの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数(つまり「フェイル」の発生数)が規定値を越えた場合に、ストップ信号STをパイプライン回路30jを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、パイプライン回路30kを介して試験信号発生部20に出力する。ストップ信号STが入力されると、データログ回路60及び試験信号発生部20は動作中であっても、強制的に動作を停止する。つまり、データログメモリには、ストップ信号STが出力されるまでの期間のフェイル情報が蓄積されることになる。
また、データログコントローラ30において、トリガストップモードを示すモード切替信号SELが入力された場合、選択部30gは、トリガ信号TGを選択的にストップ信号発生部30h及びプログラムカウンタ30iに出力する。ストップ信号発生部30hは、トリガ信号TGの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数(つまりトリガの発生数)が規定値を越えた場合に、ストップ信号STをパイプライン回路30jを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、パイプライン回路30kを介して試験信号発生部20に出力する。
プログラムカウンタ30iは、フェイル信号FLまたはトリガ信号TGの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PGを制御部10に出力する。なお、このプログラムカウント値は、テストプログラムの走行中におけるフェイル信号FLまたはトリガ信号TGの発生時点を示すものである。
上記のように、データログ回路60等が動作を停止した後、制御部10は、データログメモリに記憶されているフェイル情報や、プログラムカウンタ30iから得られるカウント信号PGを集計し、図示しない表示装置などに集計結果を表示させる。
特開平11−83951号公報
上記のように、従来では、データログコントローラ30において、選択部30gの後段回路での信号制御の考え方を容易にするために、フェイル信号FLやトリガ信号TGなど入力信号の位相及び段数の合わせ込みを行い、後段回路はプログラムカウンタ30iなど一系統の制御回路にて構成していた。しかしながら、テストヘッドTHを介して伝送されるフェイル信号FLと、メインフレームMF内を伝送されるトリガ信号TGとは、大きな段数差及び位相差があるため、位相及び段数の合わせ込みを実現するための回路規模が大きくなり、装置コストの増大を招くという問題がある。特に、発生の早いトリガ信号TGに対しては、段数調整のために無駄なパイプライン回路を多段に挿入する必要がある。また、制御段数は発生の最も遅いフェイル信号FLに合わせ込む必要があるため、制御動作の基点が遅れ、つまりストップ信号STの出力が遅れてしまい、テスト時間の増大を招くという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置コストの増大を抑制し、且つテスト時間の短縮を図ることのできる信号処理装置及び半導体集積回路試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、信号処理装置に係る第1の解決手段として、被試験対象デバイスに印加する試験パターンとトリガ信号とを発生する試験信号発生手段と、前記被試験対象デバイスに前記試験パターンを印加して得られる信号のパス/フェイル判定結果を記録するデータログ回路とを備える半導体集積回路試験装置に設けられ、前記トリガ信号又はフェイルの発生を示すフェイル信号に応じて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる処理を行う信号処理装置において、前記トリガ信号を入力とし、前記トリガ信号の発生時点を示す第1の発生時点信号を出力する第1の発生時点検出手段と、前記フェイル信号を入力とし、前記フェイル信号の発生時点を示す第2の発生時点信号を出力する第2の発生時点検出手段と、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号と、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号とを入力とし、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号を選択的に出力する第1モードと、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号を選択的に出力する第2モードとを有する選択手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明では、信号処理装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記選択手段から出力されたトリガ信号またはフェイル信号の発生回数に基づいて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる停止信号を発生する停止信号発生手段を具備することを特徴とする。
また、本発明では、半導体集積回路試験装置に係る第1の解決手段として、被試験対象デバイスに印加する試験パターンとトリガ信号とを発生する試験信号発生手段と、前記被試験対象デバイスに前記試験パターンを印加して得られる信号のパス/フェイル判定結果を記録するデータログ回路とを備える半導体集積回路試験装置であって、テストプログラムの走行中における前記トリガ信号の発生時点を示すプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示す第1の発生時点信号を出力する第1のプログラムカウンタと、テストプログラムの走行中におけるフェイル信号の発生時点を示すプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示す第2の発生時点信号を出力する第2のプログラムカウンタと、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号と、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号とを入力とし、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号を選択的に出力する第1モードと、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号を選択的に出力する第2モードとを有する選択手段とを具備し、前記選択手段が出力するフェイル信号またはトリガ信号に基づいて、前記データログ回路及び前記試験信号発生手段の動作を停止させることを特徴とする。
また、本発明では、半導体集積回路試験装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記選択手段から出力されたフェイル信号またはトリガ信号の発生回数に基づいて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる停止信号を発生する停止信号発生手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、トリガ信号とフェイル信号に対して個別に発生時点検出手段(プログラムカウンタ)を設け、トリガ信号及び第1の発生時点信号と、フェイル信号及び第2の発生時点検出信号のいずれか一方を選択的に出力する選択手段を備える構成を採用したので、従来のように、トリガ信号フェイル信号との位相及び段数を調整するための大規模な回路を設ける必要がなく、装置コストの増大を抑制することができる。また、位相及び段数調整用の回路を設けないことにより、トリガ信号及び第1の発生時点信号、またはフェイル信号及び第2の発生時点信号の出力タイミングは、トリガ信号またはフェイル信号の各々の発生タイミングにのみ依存するため、早期に信号出力を行なうことができ、その結果、テスト時間の短縮を図ることが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態における半導体集積回路試験装置は、データログコントローラ以外の他の構成は従来の図3と同様であるため、以下では、図1を参照して本実施形態おけるデータログコントローラ80について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるデータログコントローラ80は、第1のパイプライン回路80a、第1のプログラムカウンタ80b、第2のパイプライン回路80c、第2のプログラムカウンタ80d、選択部80e、ストップ信号発生部80f、第3のパイプライン回路80g、及び第4のパイプライン回路80hから構成されている。
第1のパイプライン回路80aは、複数段のフリップフロップから構成され、テストヘッドTHから入力されるトリガ信号TGを選択部80eに伝送すると共に、所定段数目のフリップフロップから分岐して第1のプログラムカウンタ80bにトリガ信号TGを出力する。第1のプログラムカウンタ80bは、トリガ信号TGの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PG1を選択部80eに出力する。ここで、このプログラムカウント値は、テストプログラムの走行中におけるトリガ信号TGの発生時点を示すものである。
第2のパイプライン回路80cは、複数段のフリップフロップから構成され、試験信号発生部20から入力されるフェイル信号FLを選択部80eに伝送すると共に、所定段数目のフリップフロップから分岐して第2のプログラムカウンタ80dにフェイル信号FLを出力する。第2のプログラムカウンタ80dは、フェイル信号FLの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PG2を選択部80eに出力する。ここで、このプログラムカウント値は、テストプログラムの走行中におけるフェイル信号FLの発生時点を示すものである。
選択部80eは、制御部10から入力されるモード切替信号SELに基づき、第1のパイプライン回路80aを介して入力されるトリガ信号TG、または第2のパイプライン回路80cを介して入力されるフェイル信号FLとのいずれか一方を選択的にストップ信号発生部80fに出力し、また、第1のプログラムカウンタ80bから入力されるカウント信号PG1、または第2のプログラムカウンタ80dから入力されるカウント信号PG2とのいずれか一方を選択的に制御部10に出力する。具体的には、トリガストップモードの場合、選択部80eは、トリガ信号TGをストップ信号発生部80fに出力し、また、カウント信号PG1を制御部10に出力する。一方、フェイルストップモードの場合、選択部80eは、フェイル信号FLをストップ信号発生部80fに出力し、また、カウント信号PG2を制御部10に出力する。
ストップ信号発生部80fは、選択部80eから入力されるフェイル信号FLまたはトリガ信号TGの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数が規定値を越えた場合に、ストップ信号STを第3のパイプライン回路80gを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、第4のパイプライン回路80hを介して試験信号発生部20に出力する。
次に、このように構成された本実施形態におけるデータログコントローラ80の動作について説明する。
試験信号発生部20から入力されたトリガ信号TGは、第1のパイプライン回路80aを介して選択部80eに出力される一方、所定段数目のフリップフロップから分岐して第1のプログラムカウンタ80bに出力される。第1のプログラムカウンタ80bは、トリガ信号TGの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PG1を選択部80eに出力する。
一方、テストヘッドTHから伝送されたフェイル信号FLは、第2のパイプライン回路80cを介して選択部80eに出力される一方、所定段数目のフリップフロップから分岐して第2のプログラムカウンタ80dに出力される。第2のプログラムカウンタ80dは、フェイル信号FLの立ち上がりが発生したプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示すカウント信号PG2を選択部80eに出力する。
トリガストップモードの場合、選択部80eは、トリガ信号TGをストップ信号発生部80fに出力し、また、カウント信号PG1を制御部10に出力する。ストップ信号発生部80fは、トリガ信号TGの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数(つまりトリガの発生数)が規定値を越えた場合に、ストップ信号STを第3のパイプライン回路80gを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、第4のパイプライン回路80hを介して試験信号発生部20に出力する。
一方、フェイルストップモードの場合、選択部80eは、フェイル信号FLをストップ信号発生部80fに出力し、また、カウント信号PG2を制御部10に出力する。ストップ信号発生部80fは、フェイル信号FLの立ち上がりをモニタリングし、当該立ち上がりの発生数(つまり「フェイル」の発生数)が規定値を越えた場合に、ストップ信号STを第3のパイプライン回路80gを介して、テストヘッドTHのデータログ回路60に出力し、また、第4のパイプライン回路80hを介して試験信号発生部20に出力する。
以下、図2のタイミングチャートを参照して上記の動作を詳細に説明する。図2(a)は、本実施形態との比較のため、従来(図4参照)のデータログコントローラ30の動作を示したタイミングチャートである。この図2(a)に示すように、フェイル信号FLは、大きな段数遅延及び固定遅延を有するため、トリガ信号TGと比べて発生の遅い信号であり、従来では、両信号の位相及び段数調整は、発生の遅いフェイル信号FLに合わせて行われる。よって、フェイルストップモード、トリガストップモードに関わらず、ストップ信号STやカウント信号PG1/PG2の出力タイミングは、フェイル信号FLの発生タイミングを基点とするため遅れてしまい、テスト時間の増大を招く原因となっていた。
一方、図2(b)は、本実施形態におけるデータログコントローラ80の動作を示したタイミングチャートである。本実施形態によれば、従来のように位相及び段数調整を行わず、トリガストップモードの場合は、トリガ信号TGの発生タイミングを基点としてストップ信号STやカウント信号PG1/PG2を出力し、フェイルストップモードの場合は、フェイル信号FLの発生タイミングを基点としてストップ信号STやカウント信号PG1/PG2を出力する。従って、トリガストップモードの場合は、従来と比べて非常に早いタイミングでストップ信号STやカウント信号PG1/PG2を出力することができ、一方、フェイルストップモードの場合は、フェイル信号FLを基点とする点は従来と同様であるが、位相調整回路がない分だけ遅延が少なく、従来よりも早期にストップ信号STやカウント信号PG1/PG2を出力することができる。
また、本実施形態では、位相及び段数調整を行わないため、従来では選択部の後段に設けていたプログラムカウンタを、フェイル信号FLとトリガ信号TGとの2系統に分けて設ける必要がある。このため、プログラムカウンタの部品点数は増えるが、これによる装置コストの増大は、従来の位相及び段数調整用の回路を削除したことによる装置コスト削減効果に吸収することができる。
以上のように、本実施形態によれば、発生の早いトリガ信号TGと、発生の遅いフェイル信号FLに対して個別にプログラムカウンタを設け、トリガ信号TG及びカウント信号PG1と、フェイル信号FL及びカウント信号PG2のいずれか一方を選択的に出力する選択手段を備える構成を採用したので、従来のように、トリガ信号TGとフェイル信号FLとの位相及び段数を調整するための大規模な回路を設ける必要がなく、装置コストの増大を抑制することができる。また、位相及び段数調整用の回路を設けないことにより、トリガ信号TG及びカウント信号PG1、またはフェイル信号FL及びカウント信号PG2の出力タイミングは、トリガ信号TGまたはフェイル信号FLの各々の発生タイミングにのみ依存するため、早期に信号出力を行なうことができ、その結果、テスト時間の短縮を図ることが可能である。
短縮されるテスト時間は、使用されるテストパターンや多種のシステム動作モードなどにより一律に算定することはできないが、例えば一例として従来より100段以上(20〜30%程度)のシステム段数削減が可能となる。このような削減数は、実時間換算で数μs程度であるが、量産ラインにてフル稼働された場合、このわずかな時間が蓄積され、トータルの生産時間に大きな影響を及ぼすものとなる。従って、本発明の構成を採用することにより、特に量産ラインにてフル稼働された場合に、トータルの生産時間の短縮化に寄与することができる。
本発明の一実施形態における半導体集積回路試験装置のデータログコントローラ80を示す回路構成図である。 本発明の一実施形態における半導体集積回路試験装置のデータログコントローラ80の動作を示すタイミングチャートである。 従来における半導体集積回路試験装置の構成概略図である。 従来における半導体集積回路試験装置のデータログコントローラ30を示す回路構成図である。
符号の説明
10…制御部、20…試験信号発生部、30、80…データログコントローラ、MF…メインフレーム、40…DUT、TB…テストボード、J1〜Jn…パス/フェイル判定部、50…OR回路、60…データログ回路、70…パイプライン回路、TH…テストヘッド、80a…第1のパイプライン回路、80b…第1のプログラムカウンタ、80c…第2のパイプライン回路、80d…第2のプログラムカウンタ、80e…選択部、80f…ストップ信号発生部、80g…第3のパイプライン回路、80h…第4のパイプライン回路

Claims (4)

  1. 被試験対象デバイスに印加する試験パターンとトリガ信号とを発生する試験信号発生手段と、前記被試験対象デバイスに前記試験パターンを印加して得られる信号のパス/フェイル判定結果を記録するデータログ回路とを備える半導体集積回路試験装置に設けられ、前記トリガ信号又はフェイルの発生を示すフェイル信号に応じて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる処理を行う信号処理装置において、
    前記トリガ信号を入力とし、前記トリガ信号の発生時点を示す第1の発生時点信号を出力する第1の発生時点検出手段と、
    前記フェイル信号を入力とし、前記フェイル信号の発生時点を示す第2の発生時点信号を出力する第2の発生時点検出手段と、
    前記トリガ信号及び第1の発生時点信号と、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号とを入力とし、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号を選択的に出力する第1モードと、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号を選択的に出力する第2モードとを有する選択手段と
    を具備することを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記選択手段から出力されたトリガ信号またはフェイル信号の発生回数に基づいて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる停止信号を発生する停止信号発生手段を具備することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 被試験対象デバイスに印加する試験パターンとトリガ信号とを発生する試験信号発生手段と、前記被試験対象デバイスに前記試験パターンを印加して得られる信号のパス/フェイル判定結果を記録するデータログ回路とを備える半導体集積回路試験装置であって、
    テストプログラムの走行中における前記トリガ信号の発生時点を示すプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示す第1の発生時点信号を出力する第1のプログラムカウンタと、
    テストプログラムの走行中におけるフェイル信号の発生時点を示すプログラムカウント値を算出し、当該プログラムカウント値を示す第2の発生時点信号を出力する第2のプログラムカウンタと、
    前記トリガ信号及び第1の発生時点信号と、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号とを入力とし、前記トリガ信号及び第1の発生時点信号を選択的に出力する第1モードと、前記フェイル信号及び第2の発生時点信号を選択的に出力する第2モードとを有する選択手段とを具備し、
    前記選択手段が出力するフェイル信号またはトリガ信号に基づいて、前記データログ回路及び前記試験信号発生手段の動作を停止させる
    ことを特徴とする半導体集積回路試験装置。
  4. 前記選択手段から出力されたフェイル信号またはトリガ信号の発生回数に基づいて前記試験信号発生手段及び前記データログ回路の動作を停止させる停止信号を発生する停止信号発生手段を備えることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路試験装置。
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