JP2001222786A - センサシステム - Google Patents
センサシステムInfo
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- JP2001222786A JP2001222786A JP2000333596A JP2000333596A JP2001222786A JP 2001222786 A JP2001222786 A JP 2001222786A JP 2000333596 A JP2000333596 A JP 2000333596A JP 2000333596 A JP2000333596 A JP 2000333596A JP 2001222786 A JP2001222786 A JP 2001222786A
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- sensor
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Landscapes
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
同期タイミングの設定作業に煩わされることなく、相互
に連携しつつ自立的に動作するユニット間データ伝送系
を実現する。 【解決手段】 各センサユニットは、第1の側と第2の
側の通信系回路を使用して両隣のセンサユニットとハン
ドシェイク処理を試み、センサユニット列中における自
己のポジションを学習し、学習されたポジションに固有
なアドレスを割当設定し、ポジションに固有なセンシン
グ動作のタイミングを生成して、この動作タイミングに
従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシン
グ動作を実現する。またセンシング動作の合間に、一方
の側の隣接センサユニットから受信されたデータを、自
己のみに宛てられたものを除いて、他方の側の隣接セン
サユニットへと転送するデータ選択転送機能と、受信さ
れた自己宛てのデータに含まれるコマンドを実行する機
能が具備される。
Description
ンサ(例えば、ファイバ型光電センサ、ヘッド分離型の
近接センサ、ヘッド分離型の超音波センサ等)のセンサ
本体に相当する多数のセンサユニットを例えばDINレ
ール上に相隣接して連装してなるセンサシステムに係
り、特に、個々のセンサユニットが自立して動作しつつ
相互に連繋して通信可能としたセンサシステムに関す
る。
当する多数の光電センサユニットをDINレール上に密
に連装してなるセンサシステムは従来より知られてい
る。
のセンサユニットのハウジング表面には、7セグメント
表示器で構成されたデジタル表示器やファンクションキ
ー,インクリメントキー等で構成された操作部が設けら
れている。
度やしきい値を調整するためには、上述の操作部や表示
部が用いられる。
ンサユニットは多機能化する傾向にあり、その設定項目
並びに設定内容は多岐にわたり、また複雑高度化してい
る。
から、この種の光電センサユニットのハウジングは一層
小型化が進む傾向にあり、必然的に、操作部や表示部の
構成もスペース的な制約を受ける結果となる。
操作部を構成する各種キーの数も限られ、またそのサイ
ズも小型化されるため、設定や調整などに際して操作性
が悪いという問題点が指摘されている。
サユニットの数が増大すると、個々のセンサユニットハ
ウジング毎に設定や調整を行うことは極めて煩雑で時間
がかかり、煩わしさに耐えないという問題点が指摘され
ている。
るセンサユニット間での通信を介して、センサユニット
列の端部に位置するセンサユニットから設定データをセ
ンサユニット間で順送りしつつ目的とするセンサユニッ
トに届けたり、あるいは、任意のセンサユニットからの
モニタデータをセンサユニット間で順送りしつつ端部に
位置するセンサユニットに取り出したり、と言ったデー
タ伝送系を実現することが考えられる。
れば、これに同期信号を乗せて伝送することにより、セ
ンサユニット間におけるセンシング動作の相互干渉の問
題も解決できると考えられる。
実現するために、個々のセンサユニット毎にアドレス設
定作業や同期タイミング設定作業が必要だとすれば、却
って、手間がかかり不便である。
目してなされたものであり、その目的とするところは、
個々のセンサユニット毎のアドレス設定作業や同期タイ
ミングの設定作業に煩わされることなく、個々のセンサ
ユニットが自立的に動作して相互に連携しつつユニット
間データ伝送系が実現されるようにしたセンサシステム
を提供することにある。
中の以下の記載から当業者であれば容易に理解されるで
あろう。
は、ヘッド分離型センサのセンサ本体に相当するセンサ
ユニットを互いに密に隣接して複数個配置してなるもの
である。
に、目的とするセンシング機能を実現するためのセンシ
ング手段が含まれている。このセンシング手段の構成
は、そのセンサが光電センサか、超音波センサか、近接
センサか等により、区々である。そのセンサがファイバ
型光電センサであれば、センシング手段には、投光系手
段(ハードウェアとソフトウェアとの双方を含む)と受
光系手段(ハードウェアとソフトウェアとの双方を含
む)とが含まれるであろう。センシング手段からの出力
信号の形態は、必ずしも2値化出力(スイッチング出
力)には限らず、検出値を2値化せずにそのままアナロ
グ値若しくはデジタル値で出力するものも含まれる。も
っとも、互いに隣接して連装されると言う性質からすれ
ば、センサユニットの構造としては、ファイバ型光電セ
ンサ等のように、センサヘッド分離型のセンサとなるこ
とが多いであろう。
は、リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング
機能を実現するセンシング系回路と、第1の側に隣接す
るセンサユニットと接続するための第1のコネクタ手段
と、第2の側に隣接するセンサユニットと接続するため
の第2のコネクタ手段と、第1の側に隣接するセンサユ
ニットと第1のコネクタ手段を介して通信するための第
1の側の通信系回路と、第2の側に隣接するセンサユニ
ットと第2のコネクタ手段を介して通信するための第2
の側の通信系回路と、第1の側の通信系回路と第2の側
の通信系回路とを使用して両隣のセンサユニットとのハ
ンドシェイク処理を試み、その結果に基づいて、センサ
ユニット列中における当該センサユニットのポジション
を学習するポジション学習手段と、ポジション学習手段
にて学習された当該センサユニットのポジションに固有
なセンシング動作のタイミングを生成する動作タイミン
グ生成手段と、動作タイミング生成手段にて生成された
動作タイミングに従ってセンシング系回路を駆動するこ
とによりセンシング動作を実現するセンシング動作実現
手段と、が具備される。
ば、センサユニットが任意のポジションに配置されて
も、センサユニット相互間におけるセンシング動作の干
渉が回避される。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含むように構成される。
して、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネクタ
を採用することができる。
分離型センサのセンサ本体に相当するセンサユニットを
互いに密に隣接して複数個配置してなるセンサユニット
列と、センサユニット列の一端に位置するセンサユニッ
トと通信可能なモバイルコンソールユニットとを含んで
いる。
搬型のコンソール(操作卓)を意味している。より具体
的には、このモバイルコンソールには、データを書き込
む機能とデータを読み出す機能とデータを表示する機能
とが少なくとも備えられることとなる。
は、リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング
機能を実現するセンシング系回路と、第1の側に隣接す
るセンサユニットと接続するための第1のコネクタ手段
と、第2の側に隣接するセンサユニットと接続するため
の第2のコネクタ手段と、第1の側に隣接するセンサユ
ニットと第1のコネクタ手段を介して通信するための第
1の側の通信系回路と、第2の側に隣接するセンサユニ
ットと第2のコネクタ手段を介して通信するための第2
の側の通信系回路と、第1の側の通信系回路と第2の側
の通信系回路とを使用して両隣のセンサユニットとのハ
ンドシェイク処理を試み、その結果に基づいて、センサ
ユニット列中における当該センサユニットのポジション
を学習するポジション学習手段と、ポジション学習手段
にて学習された当該センサユニットのポジションに固有
なアドレスを割当設定するアドレス割当設定手段と、ポ
ジション学習手段にて学習された当該センサユニットの
ポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生成
する動作タイミング生成手段と、動作タイミング生成手
段にて生成された動作タイミングに従ってセンシング系
回路を駆動することによりセンシング動作を実現するセ
ンシング動作実現手段と、センシング動作の合間に、一
方の側の隣接センサユニットから受信されたデータを、
自己のみに宛てられたものを除いて、他方の側の隣接セ
ンサユニットへと転送するデータ選択転送手段と、受信
された自己宛てのデータに含まれるコマンドを実行し
て、当該コマンドで指定された機能を実現するコマンド
実行手段と、が具備される。
データ受取先となるセンサユニットのアドレスを付し
て、通信相手先であるセンサユニットへとデータを送信
すると共に、任意のセンサユニットから自己宛に送信さ
れたデータを受信するコンソールユニット側通信手段が
具備される。
ば、モバイルコンソールユニットと任意のセンサユニッ
トとの間でコマンド通信が可能となる。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含んでいる。
定手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学習
されたときには、自己のアドレスを自己決定したのち、
同アドレスをアドレス設定コマンドに付して隣接センサ
ユニットに送信する一方、途中ポジションと学習された
ときには、隣接するセンサユニットからアドレス設定コ
マンドが受信されるのに応答して、それに付されたアド
レスに+1を加えたアドレスを自己のアドレスと決定し
たのち、同アドレスを隣接センサユニットに送信するポ
ジション別アドレス決定処理を含んでいる。
手段が、センシング動作周期毎に、隣接するセンサユニ
ットからのアップもしくはダウンデータ受信有無を判定
し、データ受信有りのときにはそのデータを受信格納し
たのち、次のセンシング動作周期において、自己宛てデ
ータについてはそれに含まれるコマンド等を実行する一
方、他機宛てデータについては受信とは反対側のセンサ
ユニットへと送信する時分割転送処理を含んでいる。
しては、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネク
タを採用することができる。
分離型センサのセンサ本体に相当するセンサユニットを
互いに密に隣接して複数個配置してなるセンサユニット
列と、センサユニット列の一端に隣接して配置されるバ
スユニットとを含んでいる。
は、リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング
機能を実現するセンシング系回路と、第1の側に隣接す
るセンサユニットと接続するための第1のコネクタ手段
と、第2の側に隣接するセンサユニットと接続するため
の第2のコネクタ手段と、第1の側に隣接するセンサユ
ニットと第1のコネクタ手段を介して通信するための第
1の側の通信系回路と、第2の側に隣接するセンサユニ
ットと第2のコネクタ手段を介して通信するための第2
の側の通信系回路と、第1の側の通信系回路と第2の側
の通信系回路とを使用して両隣のセンサユニットとのハ
ンドシェイク処理を試み、その結果に基づいて、センサ
ユニット列中における当該センサユニットのポジション
を学習するポジション学習手段と、ポジション学習手段
にて学習された当該センサユニットのポジションに固有
なアドレスを割当設定するアドレス割当設定手段と、ポ
ジション学習手段にて学習された当該センサユニットの
ポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生成
する動作タイミング生成手段と、動作タイミング生成手
段にて生成された動作タイミングに従ってセンシング系
回路を駆動することによりセンシング動作を実現すると
共に、センシング動作により得られた検出データを、隣
接する一方の側のセンサユニットから受信された制御デ
ータに反映して、他方の側に隣接するセンサユニットへ
と送信するセンシング動作実現手段と、が具備されてい
る。
ンサユニットから受信される制御データをプロトコル変
換してパソコンやプログラマブルコントローラが接続さ
れるフィールドバスへと送出するプロトコル変換処理が
含まれている。
ば、各センサユニットの検出データを含む制御データを
バスユニットを介してフィールドバスへと一括して送出
可能となる。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含んでいる。
定手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学習
されたときには、自己のアドレスを自己決定したのち、
同アドレスをアドレス設定コマンドに付して隣接センサ
ユニットに送信する一方、途中ポジションと学習された
ときには、隣接するセンサユニットからアドレス設定コ
マンドが受信されるのに応答して、それに付されたアド
レスに+1を加えたアドレスを自己のアドレスと決定し
たのち、同アドレスを隣接センサユニットに送信するポ
ジション別アドレス決定処理を含んでいる。
しては、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネク
タを採用することができる。
センサのセンサ本体に相当する連装用のセンサユニット
である。そして、このセンサユニットには、リモートセ
ンサヘッドと協動して所定のセンシング機能を実現する
センシング系回路と、第1の側に隣接するセンサユニッ
トと接続するための第1のコネクタ手段と、第2の側に
隣接するセンサユニットと接続するための第2のコネク
タ手段と、第1の側に隣接するセンサユニットと第1の
コネクタ手段を介して通信するための第1の側の通信系
回路と、第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコ
ネクタ手段を介して通信するための第2の側の通信系回
路と、第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路と
を使用して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処
理を試み、その結果に基づいて、センサユニット列中に
おける当該センサユニットのポジションを学習するポジ
ション学習手段と、ポジション学習手段にて学習された
当該センサユニットのポジションに固有なセンシング動
作のタイミングを生成する動作タイミング生成手段と、
動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現するセンシング動作実現手段と、が具備
されている。
ば、センサユニット列中の任意のポジションに配置され
ても、センサユニット相互間におけるセンシング動作の
干渉が回避される。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含んでいる。
してはは、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネ
クタを採用することができる。
センサのセンサ本体に相当する連装用のセンサユニット
である。そして、このセンサユニットには、リモートセ
ンサヘッドと協動して所定のセンシング機能を実現する
センシング系回路と、第1の側に隣接するセンサユニッ
トと接続するための第1のコネクタ手段と、第2の側に
隣接するセンサユニットと接続するための第2のコネク
タ手段と、第1の側に隣接するセンサユニットと第1の
コネクタ手段を介して通信するための第1の側の通信系
回路と、第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコ
ネクタ手段を介して通信するための第2の側の通信系回
路と、第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路と
を使用して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処
理を試み、その結果に基づいて、センサユニット列中に
おける当該センサユニットのポジションを学習するポジ
ション学習手段と、ポジション学習手段にて学習された
当該センサユニットのポジションに固有なアドレスを割
当設定するアドレス割当設定手段と、ポジション学習手
段にて学習された当該センサユニットのポジションに固
有なセンシング動作のタイミングを生成する動作タイミ
ング生成手段と、動作タイミング生成手段にて生成され
た動作タイミングに従ってセンシング系回路を駆動する
ことによりセンシング動作を実現するセンシング動作実
現手段と、センシング動作の合間に、一方の側の隣接セ
ンサユニットから受信されたデータを、自己のみに宛て
られたものを除いて、他方の側の隣接センサユニットへ
と転送するデータ選択転送手段と、受信された自己宛て
のデータに含まれるコマンドを実行して、当該コマンド
で指定された機能を実現するコマンド実行手段と、が具
備されている。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含んでいる。
定手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学習
されたときには、自己のアドレスを自己決定したのち、
同アドレスをアドレス設定コマンドに付して隣接センサ
ユニットに送信する一方、途中ポジションと学習された
ときには、隣接するセンサユニットからアドレス設定コ
マンドが受信されるのに応答して、それに付されたアド
レスに+1を加えたアドレスを自己のアドレスと決定し
たのち、同アドレスを隣接センサユニットに送信するポ
ジション別アドレス決定処理を含んでいる。
手段が、センシング動作周期毎に、隣接するセンサユニ
ットからのアップもしくはダウンデータ受信有無を判定
し、データ受信有りのときにはそのデータを受信格納し
たのち、次のセンシング動作周期において、自己宛てデ
ータについてはそれに含まれるコマンド等を実行する一
方、他機宛てデータについては隣接する受信とは反対側
のセンサユニットへと送信する時分割転送処理を含んで
いる。
しては、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネク
タを採用することができる。
センサのセンサ本体に相当する連装用のセンサユニット
である。そして、このセンサユニットには、リモートセ
ンサヘッドと協動して所定のセンシング機能を実現する
センシング系回路と、第1の側に隣接するセンサユニッ
トと接続するための第1のコネクタ手段と、第2の側に
隣接するセンサユニットと接続するための第2のコネク
タ手段と、第1の側に隣接するセンサユニットと第1の
コネクタ手段を介して通信するための第1の側の通信系
回路と、第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコ
ネクタ手段を介して通信するための第2の側の通信系回
路と、第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路と
を使用して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処
理を試み、その結果に基づいて、センサユニット列中に
おける当該センサユニットのポジションを学習するポジ
ション学習手段と、ポジション学習手段にて学習された
当該センサユニットのポジションに固有なアドレスを割
当設定するアドレス割当設定手段と、ポジション学習手
段にて学習された当該センサユニットのポジションに固
有なセンシング動作のタイミングを生成する動作タイミ
ング生成手段と、動作タイミング生成手段にて生成され
た動作タイミングに従ってセンシング系回路を駆動する
ことによりセンシング動作を実現すると共に、センシン
グ動作により得られた検出データを、隣接する一方の側
のセンサユニットから受信された制御データに反映し
て、他方の側に隣接するセンサユニットへと送信するセ
ンシング動作実現手段と、が具備されている。
生成手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学
習されたときには、隣接するセンサユニットに対して一
定のタイマ周期で同期信号を繰り返し送出する一方、セ
ンサユニット列中の途中ポジションと学習されたときに
は、隣接する一方の側の隣接センサユニットから受信さ
れた同期信号を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣
接センサユニットへと転送するポジション別同期処理を
含んでいる。
定手段が、センサユニット列中の端部ポジションと学習
されたときには、自己のアドレスを自己決定したのち、
同アドレスをアドレス設定コマンドに付して隣接センサ
ユニットに送信する一方、途中ポジションと学習された
ときには、隣接するセンサユニットからアドレス設定コ
マンドが受信されるのに応答して、それに付されたアド
レスに+1を加えたアドレスを自己のアドレスと決定し
たのち、同アドレスを隣接センサユニットに送信するポ
ジション別アドレス決定処理を含んでいる。
しては、一対の投光素子と受光素子とからなる光コネク
タを採用することができる。
の好適な一実施形態を添付図面に従って詳細に説明す
る。
斜視図が図1に示されている。同図に示されるように、
このセンサシステムは、互いに隣接させて連装可能でか
つ各々固有のアドレスが設定される複数台(図では16
台)のセンサユニットSU0〜SU15と、それらのセ
ンサユニットSU0〜SU15の少なくとも一つに対し
て接続可能なモバイルコンソールMCとを有する。この
例では、センサユニットSU0〜SU15はファイバ型
光電スイッチで構成されている。
は、DINレール1を介して互いに隣接させて連装され
ている。センサユニットSU0〜SU15のハウジング
の図では上面には、4桁の7セグメント表示器からなる
表示部2と、複数のファンクションキーやインクリメン
トキー等からなる操作部3とが設けられている。同ハウ
ジングの前面には、スイッチング出力を取り出すための
電気コード5が取り付けられており、また後面には往路
光ファイバ4aと復路光ファイバ4bとが取り付けられ
ている。
示部6と操作部7とが設けられている。又、その上端部
からは電気コード12が引き出され、この電気コード1
2の先端には、コネクタユニットCUが取り付けられて
いる。コネクタユニットCUは、センサユニットSU0
〜SU15と同様に、DINレール1を介してセンサユ
ニット列SU1〜SU15の左端に隣接して取り付けら
れる。
に示されている。
Uを構成する薄型略直方体状のハウジングの両側面に
は、投受光用の窓8,9が開口形成されている。図で
は、窓8,9は穴が開いているように示されているが、
実際には可視光遮断フィルター部材で塞がれている。な
お、図において10はDINレール取付溝、11a,1
1bは一対のセンサヘッドである。すなわち、ハウジン
グ内の図示しない発光素子から放出された光は往路光フ
ァイバ4aを通ってセンサヘッド11aに至り、ここか
ら検知領域13へ向けて放出される。検知領域13を経
由した光は、検知ヘッド11bから復路光ファイバ4b
へ導入され、最終的にセンサユニットのハウジング内に
戻され、図示しない受光素子へと到達する。
ユニットCUの斜視図が図3に示されている。同図に示
されるように、コネクタユニットCUの片面には投受光
用窓14が形成されている。この投受光用窓14は、セ
ンサユニット列の左端に位置するセンサユニットSU1
5の投受光窓9と対向している。尚、投受光用窓14に
も可視光遮断フィルタ部材が存在する。
びにコネクタユニットCUの投受光窓14の内部には、
本発明のデータ伝送用の光コネクタを構成する一対の投
受光素子が配置される。
ユニットSU0〜SU15内の投受光素子の配置を模式
的に示す断面図が図4に示されている。
CU並びにセンサユニットSUの内部には、各種の電子
部品等を搭載した回路基板16,17が配置されてい
る。コネクタユニットCU内の回路基板16の片面に
は、投光素子18と受光素子19とが上下方向に離れて
配置されている。これらの投光素子18並びに受光素子
19は、投受光用窓14の領域内に収まっている。
7の両面には、回路基板17を挟んで投受光素子が背中
合わせとなるようにして、2対の投受光素子18,19
が配置されている。各面の投受光素子は、投受光用窓
8,9の領域内に収まっている。
15の各々には、隣接する両センサユニットの各々との
間で信号の送受を可能とする光コネクタが設けられてい
る。そして、各光コネクタは、送受方向の異なる2対の
投受光素子(図4に示される上段の投受光素子18,1
9と下段の投受光素子18,19)を隣接するユニット
間で対向するように配置して構成されている。
適宜に作動させることにより、隣接するセンサユニット
の相互間において、さらにはセンサユニットSU15と
コネクタユニットCUとの間において、図中矢印で示さ
れるように双方向に光信号の送受が可能になされてい
る。
びにレンズの配置を示す斜視図が図5に示されている。
ニットSU13,SU14内には、回路基板17がそれ
ぞれ配置されており、その両面には投光素子18と受光
素子19とが上下に僅かに離れて配置されている。又、
基板17を挟んでその両側に位置する一対の投受光素子
は、投光素子18と受光素子19とが相反する位置関係
となっている。又、投受光用の窓には、半割円筒状のシ
リンドリカルレンズ20が嵌められており、投受光用窓
を介しての光の放出並びに導入を効率よく行うように工
夫されている。なお、発光素子18としては、この例で
は赤外線発光ダイオードが使用されている。
すブロック図が図6に示されている。
(A)と、右側通信系回路部(B1)と、左側通信系回
路部(B2)とを主体として構成される。
投光系回路300と、発光素子(LED)320と、受
光素子(PD)330と、受光系回路310とから構成
される。
210と、発光素子(LED)18と、受光素子(P
D)19と、受光系回路220とから構成される。
は、投光系回路240と、発光素子(LED)18と、
受光素子(PD)19と、受光系回路230とから構成
される。
体として構成されており、後述する各種の機能をソフト
ウェア的に実現する。
シング系回路(A)から得られる受光データをそのまま
デジタル値で出力したり、あるいは所定のしきい値で二
値化することにより得られたスイッチング信号を出力す
るためのものである。
に示すブロック図が図7に示されている。
いるブロックは、CPU100を構成するマイクロプロ
セッサによりソフトウェア的に実現される機能ないし処
理を示す。又、図中200番台の符号が付されたブロッ
クは、電気回路によってハードウェア的に実現されるブ
ロックを示す。
は、計測制御処理部101、スイッチ入力検知処理部1
02、表示灯制御処理部103、受光制御処理部10
4、投光制御処理部105、送受信制御処理部106、
E2PROM制御処理部107、制御出力処理部10
8、リセット処理部109がソフトウェア的に実現され
ている。
ら説明する。
部105を介して、投光制御回路301を制御すること
により、発光素子(LED)320を駆動し、発光素子
(LED)320から赤外線を放出する。この赤外線
は、往路光ファイバを通って検知領域へ放出され、さら
に復路光ファイバを通って受光素子(PD)330へと
到達する。復路光ファイバ330の出力は、増幅回路3
11で増幅された後、A/Dコンバータ312でデジタ
ル信号に変換されて、受光制御処理部104を介して、
計測制御処理部101へと取り込まれる。
をそのまま、あるいは所定のしきい値を基準として二値
化した後、これを出力データとして、制御出力処理部1
08を介して、制御出力回路401から外部へと送出す
る。
B2)の構成を説明する。
理部106を制御することにより、投光駆動回路211
を介して右通信系発光素子(LED)18aを駆動し、
これにより、右側隣接他機に対して、光信号を送出す
る。右側隣接他機から到来する光信号は、右通信系受光
素子(PD)19aにて受光された後、その受光出力は
増幅回路221で増幅された後、送受信制御処理部10
6を介して通信制御処理部110へと与えられる。
投光駆動回路241を介して左通信系発光素子(LE
D)18bを駆動し、左側隣接他機に対し光信号を送出
する。左側隣接他機から到来する光信号は、左通信系受
光素子(PD)19bで受光され、その受光出力は増幅
回路231を介して増幅された後、送受信制御処理部1
06を介して通信制御処理部110へと到来する。
定のプロトコル並びに送受信フォーマットに従って、左
右の隣接する他機との間でデータ通信を行う。
2を構成する表示灯(LED)を駆動するものであり、
スイッチ入力検知処理部102には操作部3を構成する
設定スイッチやボタンなどからの入力を検知するもので
ある。又、E2PROM制御処理部107は、CPUの
外部に配置されたE2PROM502に対する書き込み
/読み出し制御を行う。
503からの信号に基づき、計測制御処理部101をリ
セット処理する。これにより、受光量データ乃至しきい
値データの表示値は、バックグラウンド光量値を基準と
した相対値により表示される。更に、電源部504は、
CPU100並びに外部のハードウェア回路に対し電源
を供給するものである。
構成を示すブロック図が図8に示されている。
体は、モバイルコンソールMCの本体に相当する回路部
分とコネクタユニットCUに相当する回路部分とに大別
される。
回路部分は、さらに、CPU600によってソフトウェ
ア的に実現される処理部601〜607と、電気回路に
よってハードウェア的に実現される回路部701〜70
6とから構成される。なお、800は充電用のACアダ
プタである。
現される処理部は、計測制御処理部601と、通信制御
処理部602と、送受信制御処理部603と、表示灯制
御処理部604と、スイッチ入力検知処理部605と、
E2PROM制御処理部606と、リセット処理部60
7とを含んでいる。
は、発振回路(O.S.C.)701と、E2PROM
702と、リセット部703と、電源部704と、電池
部705と、充電回路部706とが含まれている。
部には、投光駆動回路部901と、通信系発光素子(L
ED)18と、通信系受光素子(PD)19と、増幅回
路902とが含まれている。
1では、通信制御処理部602を介して、送受信制御処
理部603を制御することにより、投光駆動回路901
を介して通信系発光素子(LED)18を駆動して、コ
ネクタユニットCUに隣接するセンサユニットSU15
に対して光信号を送出する。センサユニットSU15か
ら到来する光信号は、通信系受光素子(PD)19で受
信され、その出力は増幅回路902で増幅された後、送
受信制御処理部603を介して、通信制御部602へと
与えられる。
C)の通信制御部602では、所定のプロトコル並びに
通信フォーマットに従って、コネクタユニットCUを介
して、センサユニットSU15に対し光信号の送受を行
うのである。
Cアダプタ800を介して充電可能になされている。こ
れは、ACアダプタ800からの直流電源を、充電回路
部706を介して電池部705に対して供給することで
行われる。電池部705から得られる直流電源は、電源
部704を介して安定化された後、CPU600などの
内部回路へと供給される。
下、モバコンと略称することもある)のチャンネル割付
け(アドレス割付け)を示す説明図が図9に示されてい
る。
SU0〜SU15並びにモバコンMC(CU)を順に配
列した場合、センサユニットSU0が親機(0ch)、
センサユニットSU1が子機(1ch)、センサユニッ
トSU2が子機(2ch)〜センサユニットSU15が
子機(15ch)、にそれぞれ割り付けられる。モバコ
ン(MC)は(63ch)に固定されている。更に、モ
バコンMCから親機であるセンサユニットSU0へ向け
て送られるデータをアップデータ(Updata)と称
し、また親機であるセンサユニットSU0からモバコン
MCへ向けて送られるデータをダウンデータ(Down
data)と称することとする。
Pスイッチ等で固定的に行なってもよく、また各機に自
機の立場を認識する処理を組込んで自動的に行なうよう
にしてもよい。
成する各ファイバ型光電センサユニットでは、例えば、
100μs周期のタイミングでセンシングの為の投光を
繰り返す。相隣接する一対のセンサユニットに着目する
と、センシングの為の投光のタイミングは、常に親機
(0ch)に近い側のセンサユニットの方が約10μs
だけ早い。この投光タイミングの遅れは、後述するよう
に、親機(0ch)からモバコン(16ch)へ向け
て、所定の投光タイミング信号を10μs遅れで順送り
することにより生成される。尚、上記のタイミング遅れ
(10μs)は、隣接センサ間での投光干渉を防止する
ためのものである。
トが図10に示されている。
モバコンに隣接するセンサユニットSU15からのセン
シングの為の投光タイミング信号の到来を基準として行
われる。尚、上述のように、この投光タイミング信号は
親機(0ch)からモバコン(MC)へと一連の子機間
でバケツリレー方式により順送りされて来たものであ
る。すなわち、同図において処理が開始されると、ま
ず、モバコンMCに隣接するセンサユニットSU15か
ら投光タイミング信号が到来することを待機する(ステ
ップ1001,1002NO)。
るセンサユニットSU15から投光タイミング信号が到
来すると(ステップ1002YES)、規定時間のWA
IT処理を実行した後(ステップ1003)、親側隣接
機であるセンサユニットSU15に対して必要であれば
アップデータの送信が行われる(ステップ1004)。
その後、同様にして、モバコンMCに隣接するセンサユ
ニット15から次の投光タイミング信号が到来するのを
待機することとなる(ステップ1005,1006N
O)。
定命令』、『操作不能化命令』、『隠れ機能実行命令』
は、このアップデータに含まれる。
るセンサユニットSU15から投光タイミング信号が到
来すると(ステップ1006YES)、規定時間のWA
IT処理を実行した後(ステップ1007)、親側隣接
機であるセンサユニット15からダウンデータが受信さ
れるのを待機する(ステップ1008)。
るセンサユニットSU15からダウンデータが受信され
れば(ステップ1009YES)、受信されたダウンデ
ータに関して、予め規定された後処理を実行する(ステ
ップ1010)。尚、ダウンデータの後処理(101
0)には、モニタ用データの格納処理等が含まれる。こ
れに対して、ダウンデータの受信待機中に、親機側に隣
接するセンサユニットSU15からダウンデータが受信
されなければ(ステップ1009NO)、ダウンデータ
の後処理(ステップ1010)はスキップされ、再び、
センサユニットSU15から次の投光タイミング信号が
到来するのを待機する(ステップ1011,1012N
O)。
トSU15から到来する度に(ステップ1012YE
S)、ステップ1003に戻って、以上の処理(ステッ
プ1003〜1012)を繰り返すこととなる。
においては、投光タイミング信号の到来を基準として、
親側隣接機であるセンサユニットSU15に対するアッ
プデータの送信(ステップ1004)と、同センサユニ
ットSU15からのダウンデータの後処理(ステップ1
010)を交互に繰り返すわけである。
伝送処理の一例を示すフローチャートが図11〜図14
に示されている。
は、自機が親機の場合と子機の場合とで若干の相違が生
ずる。図11〜図14のフローチャートでは、自機が親
機とされた場合と子機とされた場合との双方を含めて記
述している。なお、各センサユニットを、親機又は子機
のいずれに割り付けるかについては、電源投入直後にイ
ニシャル処理において、各センサユニットが左右に隣接
するユニットに対してハンドシェイク信号を送出し、こ
れが双方から返ってきた場合にはセンサ列の中間に位置
する子機となり、右側隣接機より返ってこなかった場合
が親機となり、左側隣接機より返ってこなかった場合が
センサ列の左端に位置する子機となるように設定するこ
とができる。
に割り付けられたセンサユニットに関しては、親側隣接
機からの投光タイミング信号の到来を待機する状態とな
る(ステップ1101,1102NO)。
ングの為の投光タイミング信号が到来すれば(ステップ
1102YES)、先に説明したセンシング系の発光素
子(図7の符号320)から投光処理を行い(ステップ
1103)、その後子側隣接機に対し投光タイミング信
号を送信する処理を実行する(ステップ1104)。各
機が同様な動作を繰り返すことで、前述の投光遅れ時間
(例えば、10μs)が生成される。
信有無を判定し(ステップ1105)、受信がなければ
(ステップ1105NO)、センシング系の受光素子
(PD)(図7の符号330)からの出力データ(受光
データ)に関し受光処理(しきい値を用いた二値化処
理、二値化結果の外部出力処理など)を実行し(ステッ
プ1106)、再度、親側隣接機から投光タイミング信
号の到来を待機する状態となる(ステップ1101,1
102NO)。なお、親機に割り付けられたセンサユニ
ットに関しては、投光タイミング信号の到来を待つので
はなく、タイマにより設定した時間が到来する度に、投
光処理を実行する(ステップ1103)。
ータの受信が判定されると(ステップ1105YE
S)、子側隣接機から当該アップデータを受信格納する
処理を実行した後(ステップ1107)、先ほどと同様
にして、センシング系受光素子(PD)(図7の符号3
30)からの受光データに対し、同様な受光処理を実行
する(ステップ1108)。尚、アップデータとはこの
例では、図10のステップ1004でモバコンMCから
発行されたもので、各種の命令(モニタ命令等)を含む
ものである。
ンシングの為の投光タイミング信号の到来を待機する状
態となる(ステップ1201,1202NO)。
イミング信号が到来した場合(ステップ1202YE
S)、センシング系の発光素子(LED)(図7の符号
320)から投光処理を実行した後(ステップ120
3)、続いて子側隣接機に対し投光タイミング信号を送
信する(ステップ1204)。
プデータが自己に対するものか否かの判断を行う(ステ
ップ1205)。
己に対するものと判定されれば(ステップ1205YE
S)、当該アップデータに含まれる命令に対する処理を
実行する(ステップ1206)。この命令には、『モニ
タ命令』、『データ設定命令』、『操作不能化命令』、
『隠れ機能実行命令』などの様々な命令が存在する。
合、モニタ命令で指定されたモニタ項目のデータを読み
出して、モニタ用データとして編集する処理を実行す
る。モニタ項目としては、例えば現在の受光レベル、し
きい値等が挙げられる。
当該データ設定命令に付されたデータを、当該命令で指
定される設定項目に書き込む動作を実行する。設定項目
としては、例えば検出値の2値化のためのしきい値、出
力用オンディレイタイマやオフディレイタイマ等のタイ
マ時間、検出モード等が挙げられる。
当該操作不能化命令で指定の機能に関するセンサユニッ
トのキー操作を不能化する処理を実行する。操作不能化
される機能としては、例えばしきい値自動設定のための
ティーチング禁止、検出値を背景値に対する相対値とす
るゼロリセット禁止、出力用オンディレイタイマやオフ
ディレイタイマ等のタイマ時間の変更禁止等が挙げられ
る。
れば、センサユニットのキー操作では実行させることが
できない隠れ機能を実行させる動作が行なわれる。隠れ
機能としては、例えばタイマモードの変更、通信テスト
実行等が挙げられる。タイマモードには、出力のオンか
らオフへの切り替えを遅らせてオン時間を長くするオフ
ディレイタイマモード、オフからオンへの切り替わりを
遅らせて短いオン出力を除去するオンディレイタイマモ
ード、オフからオンへの切り替わりを一定時間だけオン
出力するワンショットタイマモード等が用意されてい
る。
るものでないと判定されると(ステップ1205N
O)、当該アップデータを親側隣接機へアップデータと
して送信する処理を実行する(ステップ1207)。こ
れにより、子機におけるアップデータ転送機能が実現さ
れる。
らの受光データに基づき、先に説明した二値化処理、外
部出力処理などの受光処理を実行する(ステップ120
8)。
投光タイミング信号の到来を再び待機する状態となる
(ステップ1301,1302NO)。
イミング信号が到来すれば(ステップ1302YE
S)、投光処理を実行した後(ステップ1303)、子
側隣接機に対し投光タイミング信号を送信する処理を実
行する(ステップ1304)。その後、ステップ110
7で格納したアップデータが自己に対するものであった
かどうかの判定を再度行う(ステップ1305)。
であると判定されれば(ステップ1305YES)、図
14のフローチャートに移って、ダウンデータを子側隣
接機へと送信した後(ステップ1404)、再度受光処
理を実施して(ステップ1405)、図11のフローチ
ャートに戻る。
おいて、アップデータが自己に対するものではないと判
定されると(ステップ1305NO)、更に親側隣接機
からダウンデータの受信の有無を判定する(ステップ1
401)。
信有りと判定されると(ステップ1401YES)、先
に説明したステップ1107〜1204と同様にして、
当該ダウンデータの格納処理、並びに、投光処理及びタ
イミング信号送信処理を経たのち、更にダウンデータが
自己に対するものかどうかの判定を行う(ステップ14
02)。
ものであると判定されれば(ステップ1402YE
S)、ダウンデータ命令に対する処理を実行した後(ス
テップ1403)、受光処理を実施して(ステップ14
05)、図11のフローチャートへ復帰する。この処理
により、子機におけるダウンデータの転送機能が実現さ
れる。
るものではないと判定されると(ステップ1402N
O)、モバコンから自機への命令に対する返信に相当す
るダウンデータを子側隣接機へと送信した後(ステップ
1404)、受光処理を実施して(ステップ140
5)、図11のフローチャートに復帰する。
信無しと判定されれば(ステップ1401NO)、単に
受光処理を実施するだけで(ステップ1405)、図1
1のフローチャートに復帰する。
トにおいて、親機に割り当てられたセンサユニットに関
しては、投光タイミング信号の到来を待つことなく、タ
イマを使用して周期的に投光処理を行う(ステップ11
03,1203,1303)。
られたセンサユニットの側では、アップデータ若しくは
ダウンデータが自己に対するものでなければ、それらを
隣接する他機に転送する一方、それらのアップデータ若
しくはダウンデータが自機に対するものと判定されれ
ば、アップデータに含まれる命令に対する処理(ステッ
プ1206)並びにダウンデータに含まれる命令に対す
る処理(ステップ1403)を実行し、またアップデー
タに含まれる命令に対するレスポンスを子側隣接機へと
送信するのである(ステップ1404)。
としては、電源投入直後に親機(SU0)から順送りに
到来する『チャンネル割付け命令』等が挙げられる。こ
のチャンネル割付け命令がダウンデータとして到来する
と、各子機ではそれに付されたチャンネルNo.(c
h)に+1を加えたもの(ch+1)を、チャンネル割
付け命令に含めて子側隣接機へと送信する処理をステッ
プ1403で実行する。この処理が各子機にて繰り返さ
れる結果として、フリーロケーション方式のチャンネル
自動割付け機能が実現される。
施の形態では、アップデータとダウンデータとをあらか
じめ決められた順番に受け付けるようにしているが、こ
れはデータ受け付け処理の一例に過ぎないものと理解さ
れるべきである。常時、親側隣接機と子側隣接機とのど
ちらからデータが到来するかを待機し、データが到来し
た方に合わせてダウンデータ処理又はアップデータ処理
を実行する等の変形は当業者であれば容易に想到するで
あろう。
す斜視図が図15に示されている。
ムは、互いに隣接させて連装可能でかつ各々固有のアド
レスが設定される複数台(図では16台)のセンサユニ
ットSU0〜SU15と、それらのセンサユニットの少
なくとも一つ(図では、一番左端にあるセンサユニット
SU15)に接続可能なバスユニットBUと、バスユニ
ットBUに隣接して装着されたコネクタユニットCU
と、コネクタユニットCUに対して電気コード12を介
して接続されたモバイルコンソールMCとを有してい
る。
して、図示しないフィールドバスへと接続される。ここ
で、『フィールドバス』とは、FA業界で使用されてい
るLAN以下のフィールドネットワークのことである。
このフィールドバスの代表的なものとしては、ASI、
DEVICE Net、Profibus等が挙げられ
る。フィールドバスには一般的にPLCやFAパソコン
等が接続される。
センサシステムで使用されている光通信のプロトコル
と、FA等で使用されているフィールドバス(ASI、
DEVICE Net等)との間でプロトコル変換を行
なうためのユニットである。そして、このバスユニット
BUを使用することにより、(1)センサユニット(SU
0〜SU15)の制御出力をフィールドバスに出力する
機能、(2)PLC等からセンサの設定を変更するデータ
をフィールドバス経由で受け付け、そのデータに従いセ
ンサの設定を変更する機能、(3)逆に、PLC等にセン
サの設定状態、検出状態をフィールドバス経由で送信す
る機能、等を実現可能となる。すなわち、このバスユニ
ットBUの機能は、基本的にはモバイルコンソールMC
と同じであり、設定を行なう元が、人間かPLC(又は
FA−PC)かで異なるだけである。
ンのチャンネル割付けを示す説明図が図16に示されて
いる。
U0〜SU15、バスユニットBU、モバイルコンソー
ルMCを順に配列した場合、センサユニットSU0が親
機(0ch)に、センサユニットSU1が子機(1c
h)に、センサユニットSU2が子機(2ch)に〜セ
ンサユニットSU15が子機(15ch)に、バスユニ
ットBUが(16ch)に、それぞれチャンネル割り付
けされる。モバイルコンソール(MC)は(63ch)
に固定されている。又、モバイルコンソールMCから親
機であるセンサユニットSU0へ向けて送られるデータ
がアップデータ(Updata)とされる。更に、親機
であるセンサユニットSU0からモバイルコンソールM
Cへ向けて送られるデータがダウンデータ(Downd
ata)とされる。
示すフローチャートが図17並びに図18に示されてい
る。なお、図17並びに図18においては、理解を容易
とするために、アップデータ並びにダウンデータの転送
処理は省略されている。
の側ではタイマ処理によって、一定時間間隔で投光処理
を実行する(ステップ1701,1801)。そして、
投光処理に続いて、子側隣接機に対して制御出力データ
(T1n,T1n+1)の送信を行い(ステップ170
2,1802)、続いて受光処理を実施する(ステップ
1703,1803)。ここで、制御出力データとは、
検出光量を2値化したスイッチングデータを含むもので
ある。一方、送信された制御出力データは投光タイミン
グ信号としても作用する。
定時間を経過する度に(ステップ1704,1804)
繰り返すわけである。
出力データを待機する状態にあり(ステップ1721,
1821)、制御出力データが到来する度に(ステップ
1722,1822)、投光処理(ステップ1723,
1823)、子側隣接機に対する制御出力データの送信
(ステップ1724,1824)、受光処理(ステップ
1725,1825)を繰り返し、それらの合間には、
制御出力データに対し自機の現在の制御出力情報を反映
する処理を実行する(ステップ1726)。
サユニットからの制御出力データを待機する状態にあり
(ステップ1741,1841)、制御出力データの到
来するのを待って(ステップ1742,1842)、制
御出力データを所定のプロトコルを有するバスデータ
(ASI BUS、COMPO BUS/S(オムロン
製)、DEVICE NET等)に変換する処理を実行
し(ステップ1743,1843)、その後得られたB
USデータをPLCやFA−PCが接続されるフィール
ドバスへ向けて送出する(ステップ1744)。
ットSU0〜SU15で生成される出力データは、バス
ユニットBUによってプロトコル変換された後、電気コ
ード30を介して、フィールドバス上のPLCやFA−
PCへと送られる。
ば、個々のセンサユニットSU0〜SU15から引き出
される出力コード5を省略することもでき(図では省略
していない例を示す)、配線を大幅に簡素化することが
できる。
1から電気コード5が引き出されているが、これらの電
気コード5を省略して、電気コード30に代えることが
できるのである。
ムにおけるチャンネル間のデータ転送を示すタイムチャ
ートが図19にまとめて示されている。
ネル(ch0〜ch16)を、横軸に時間をとって描か
れたものである。各チャンネルの領域は上下2列に分か
れている。上段の列は、投光処理(図中黒く塗りつぶさ
れている)や受光処理等のファイバ型光電センサ本来の
動作のためのタイミングに割当てられている。下段の列
は、相隣接するセンサユニットとのデータ伝送のための
タイミングに割当てられている。
ンサユニットは略100μsの周期で投光処理を繰り返
し、これに続いて受光処理(光量データ2値化や外部出
力等)が行なわれる。投光処理のタイミングは親機とな
るch0のセンサユニット(SU0)によりタイマで管
理されている。すなわち、ch1〜ch15に割当てら
れた各子機は、ch0の親機もしくは親側隣接子機から
順次略10μs遅れて投光処理を行なう。この遅れ時間
は、親機を発行元とする投光タイミング信号(制御デー
タT1又はT2に含まれる)のユニット間順送りにより
生成される。
で得られた9ビットからなる制御データである。1つの
センサの出力が1ビットで表され、T1nはch0〜7
のセンサ出力を、T2nはch8〜15のセンサの出力
を含む。それぞれ残りの1ビットは、T1nであるかT
2nであるかを識別するためのフラグである。
光処理期間に、隣接子機との送受信処理(T1,T2)
を同時並行的に実行する。その後、投光周期の残り時間
を使用して、アップデータに関する処理(命令実行等)
とダウンデータに対する処理とを交互に実行する。
プロトコルを、図53のタイムチャートを参照して、よ
り詳細に説明する。なお、図53の例では、説明を容易
とするために、一台のモバイルコンソール(MC)に対
して接続されるセンサユニットの台数を3台とする。こ
こで、センサユニットSU(ch0)が親機、センサユ
ニットSU(ch1,ch2)が子機とされる。
ニットSU(ch0)からは、規定のタイマ周期Tで、
投光タイミング信号がサイクリック(図では最初のサイ
クルのみを代表して示す)に子側隣接機であるセンサユ
ニットSU(ch1)へと送出される(ステップ530
1)。
信すると(ステップ5302)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch1)からは、例えば10μsec遅れ
て、投光タイミング信号がサイクリック(図では最初の
サイクルのみを代表して示す)に子機側隣接機であるセ
ンサユニットSU(ch2)へと送出される(ステップ
5303)。
信すると(ステップ5304)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)からは、例えば10μsec遅れ
て、投光タイミング信号がサイクリック(図では最初の
サイクルのみを代表して示す)に子機側隣接機であるモ
バイルコンソールMCへと送出される(ステップ530
5)。
と(ステップ5306)、モバイルコンソールMCから
は規定の待機時間の後に、各種コマンド等を含むアップ
データ(UP)が親機側隣接機であるセンサユニットS
U(ch2)に対して送出される(ステップ530
7)。このとき、アップデータの宛先は、この例では、
子機であるセンサユニットSU(ch1)であるものと
する。
信すると(ステップ5308)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)は、これをメモリに格納すると共
に、次の送信周期Tが到来するのを待って、親機側隣接
機であるセンサユニットSU(ch1)へと送信する
(ステップ5309)。
信すると(ステップ5310)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch1)は、これをメモリに格納すると共
に、次の送信周期Tが到来するのを待って、当該アップ
データに含まれるコマンドに従った処理を実行する(ス
テップ5311)。その後、さらに、次の周期Tが到来
するのを待って、処理結果に相当するダウンデータを子
側隣接機であるセンサユニットSU(ch2)へと送信
する(ステップ5312)。
信すると(ステップ5313)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)は、これをメモリに格納すると共
に、次の周期Tが到来するのを待って、当該ダウンデー
タをモバイルコンソールMCへと送信する(ステップ5
304)。そして、これをモバイルコンソールMCが受
信することにより(ステップ5315)、モバイルコン
ソールMCは目的とするセンサユニットSU(ch2)
からのデータを取得する。
ソールMCが子機であるセンサユニットSU(ch1)
に宛てて、モニタコマンドをアップデータとして送信す
れば、これがユニット間を順にバケツリレーされてセン
サユニットSU(ch1)へと到達する。その後、セン
サユニットSU(ch1)がこのモニタコマンドを解読
実行して、モニタ指定されたデータを取り出すと共に、
これをダウンデータとして、モバイルコンソールMCに
宛てて送信する。そして、このダウンデータをモバイル
コンソールMCが受信して表示することにより、モニタ
機能が実現されるのである。
モバイルコンソールの動作によれば、各ユニット間で、
投光処理並びに受光処理を行いつつも、双方向にデータ
転送を行って、各センサユニットに対してモバイルコン
ソールやPLC等からデータ設定を行ったり、各センサ
ユニットの作動状態をモバイルコンソールの側でモニタ
したり、さらには各センサユニットの側で所望する便利
な機能を命令として定義することによって、モバイルコ
ンソール(又はPLCやFA−PC)の側から該当する
命令をそれぞれのセンサユニットに送り込むことによ
り、各センサユニットの動作を個別にかつ遠隔的に制御
することが可能となる。
利点は、センサシステムを構成する一連のセンサユニッ
ト列が作業性の悪い制御盤内の狭小な空間や機械装置の
隙間等に据え付けられたとしても、モバイルコンソール
自体はそれらのセンサシステムから離れた作業性の良好
な空間に持ち出すことにより、センサシステムのモニタ
や調整等が容易に行える等の点にある。
が有する通信を介するデータ取り出し機能に起因するの
であって、モバイルコンソールとセンサシステムとの通
信方式が有線か無線か、さらには、センサユニット相互
間の通信方式がバケツリレー方式か共通伝送線方式(バ
ス方式)かに依存するものではない。してみれば、本発
明のモバイルコンソール並びにセンサシステムは、以下
のように様々な展開が可能である。
成するセンサユニット相互間の通信乃至データ伝送にバ
ス方式(シリアル、又はパラレル)を採用することが考
えられる。この場合には、図44及び図45に示される
ように、コネクタユニットCUとセンサユニットSUと
を接続するコネクタとして、雄雌式(接触式)の電気コ
ネクタを採用することが好ましい。図44において、符
号8aで示されるものが、センサユニットSUの両面に
設けられた雄雌式電気コネクタの一方であり、図45に
おいて、符号14aで示されるものが、コネクタユニッ
トCUの片面に設けられた雄雌方式の電気コネクタであ
る。なお、言うまでもないが、センサユニットSUの一
方の面に雄型コネクタが、他方の面に雌型コネクタが配
置されることとなる。
必要となる信号線本数に対応する本数のコネクタピン又
はレセクタプル金具が内蔵されている。センサユニット
SUの両面に配置された電気コネクタ8a,8aのコネ
クタピン又はレセクタプル金具の全部又は大部分はセン
サユニットSUの内部で電気的に導通している。そのた
め、先に図1を参照して説明したように、コネクタユニ
ットCUと一連のセンサユニットSU,SU・・・とを
相隣接してDINレール1を介して連装すると、一連の
ユニットCU,SU,SU・・・を貫く2系統のシリア
ルバス(アップデータ用UDBとダウンデータ用DD
B)が形成される。
DB,DDBの構成が図46(a)に示されている。同
図(b)に示されるように、アップデータバスUDBを
流れるアップデータ(Updata)のフォーマットと
しては、例えば、スタート信号、対象チャンネルビッ
ト、コマンドデータにより構成することができる。ま
た、同図(c)に示されるように、ダウンデータバスD
DBを流れるダウンデータ(Downdata)のフォ
ーマットとしては、例えば、スタート信号、対象チャネ
ル番号、データ(ON/OFF、設定値等)により構成
することができる。
並びにデータ構成に対応して、センシング機能並びにデ
ータ送受信機能を司る回路装置が内蔵される。このよう
な回路装置の一例が図47に概略的に示されている。
U内には、コントロールラインCLに接続されるタイミ
ング制御回路31と、アップデータバスUDB並びにダ
ウンデータバスDDBに接続される送受信回路32と、
アドレス設定用のDIPスイッチ33と、CPU34
と、センシング制御回路35とが内蔵されている。
ラインCLに含まれるタイミング基準信号に基づいて、
投光タイミング信号やデータ送受信タイミング信号等の
センサユニットSUの基本動作に必要な各種のタイミン
グ信号を生成する。この生成される各種のタイミング信
号はCPU34の動作に利用される。
ルMCからアップデータバスUDB上に送信されたコマ
ンド等の自己宛アップデータを受信すると共に、ダウン
データバスDDBへとモバイルコンソールMCに宛てて
自己のデータ(ON/OFF、設定値等)を送信する機
能を有する。具体的には、送受信制御回路32は、UA
RT等の素子で構成され、CPU34からの指示を受け
て受信動作、送信動作を実行する。
該センサユニットSUのアドレスを設定するためのもの
であり、例えば、4ビット構成のものを採用して、16
チャンネルのセンサユニットに対応させることができ
る。
して構成され、内部には半導体ROMからなるシステム
プログラムメモリや半導体RAMからなるワークメモリ
等が内蔵されている。そして、このCPU34では、セ
ンサユニット全体の機能(センシング機能、データ送受
信機能、コマンド実行機能等)を統括制御している。
ニットに求められる基本的なセンシング機能を実現する
ものである。センシング機能の内容は、当該センサユニ
ットが光電センサか、近接センサか、超音波センサか等
により異なる。当該センサがファイバ型光電センサの場
合には、タイミング制御回路31にて生成された投光タ
イミングが到来する毎に、図示しない発光ダイオードを
駆動することにより、検出領域に対して検出光を投光
し、その反射光や透過光を受光することにより、目的と
する検出対象の状況を検出する。
処理のフローチャートが図48に概略的に示されてい
る。同図において、処理が開始されると、CPU34で
は送受信回路32の状態をチェックすることにより、モ
バイルコンソールMCからの自己宛アップデータの有無
を判定する(ステップ4801,4802)。ここで、
自己宛アップデータが有ると判定されると(ステップ4
802YES)、そのアップデータ(受信コマンド)を
解析して(ステップ4803)、解析結果に対応した処
理を実行し(ステップ4804)、ダウンデータを生成
する(ステップ4805)。このときの実行される処理
の内容は、例えば、モニタ指定されたデータ(当該セン
サのON/OFF状態,しきい値等)を読み出して、ダ
ウンデータとして生成するものである。こうして生成さ
れたダウンデータは送受信回路32へと送出され、送受
信回路32では適当なタイミングでこれをモバイルコン
ソールMCに宛てて送信する(ステップ4806)。
トロールラインCLに含まれる基準タイミング信号に基
づいて、当該センサユニットに固有な投光タイミング信
号を生成してサイクリックに出力しており、この出力タ
イミングが到来するCPU34に対して割り込みがかか
り、投光処理(ステップ4807)並びに受光処理(ス
テップ4808)が順次に実行されて、前述したファイ
バ型光電センサのセンシング機能が実現される。
ンソールMCの側では、アップデータバスUDB上に該
当するセンサユニットに宛てて例えばモニタコマンドを
所定フォーマット(図46(b)参照)で送出した後、
該当するセンサユニットから所定フォーマット(図46
(c)参照)で送出されたモニタデータをダウンデータ
バスDBBから受信することにより、オペレータが指定
したセンサユニットSUに関する必要なデータを取得す
る。この取得されたデータは、モバイルコンソールMC
上の表示器に表示される。
ルコンソールMCとセンサユニットSUとの間の通信を
無線で行うことが考えられる。無線通信方式を採用した
モバイルコンソールMCの一例が図49に示されてい
る。この例では、無線通信媒体として電波が利用されて
いる。すなわち、図49に示されるように、モバイルコ
ンソールMCのハウジングには電波送受信用のアンテナ
12aが取り付けられる一方、コネクタユニットCUの
ハウジングには電波送受信用にアンテナ12bが取り付
けられる。また、モバイルコンソールMCのハウジング
内には図示しない電波送受信回路が組み込まれると共
に、コネクタユニットCU内にも電波送受信回路が組み
込まれる。このコネクタユニットCU内の送受信回路
は、適宜なバッファ回路を介して、センサユニット列を
貫通するシリアルバスに接続されており、これにより無
線を介してモバイルコンソールMCとセンサユニット列
SU,SU・・・との通信が可能となる。
ルMCの他の一例が図50に示されている。この例で
は、無線通信媒体として赤外線が利用されている。すな
わち、図50に示されるようにも、センサユニットSU
のハウジング前面には、通信用の赤外線投受光窓12c
が設けられている。この赤外線投受光窓12cの背後に
は、赤外線発光ダイオードと受光素子(いずれも、図示
せず)が配置されている。一方、モバイルコンソールM
Cの上端面にも、通信用の赤外線投受光窓(図示せず)
が設けられており、この赤外線投受光窓の背後にも、モ
バイルコンソール側の赤外線発光ダイオードと受光素子
(図示せず)が配置されている。そのため、それらの赤
外線投受光窓を介して、図中点線12dで示すように、
センサユニットSUとモバイルコンソールMCとの赤外
線通信(光通信)が可能となっている。
っては、モバイルコンソールMCと個々のセンサユニッ
トSU,SU・・・とを個別に通信するように構成する
こともできる。すなわち、一連のセンサユニットSU,
SU・・・の一台だけと通信して、その他のセンサユニ
ットSU,SU・・・とはシリアルバス通信でデータの
送受を行うのではなく、個々のセンサユニットの前面に
モバイルコンソールMCを移動させることにより、個々
のユニットの赤外線投受光窓12cを介して個別に通信
を行い、該当する各種のデータをモバイルコンソールM
C側に取り込むのである。
たセンサシステム調整作業の一例が図51に示されてい
る。同図に示されるように、センサシステムを内蔵する
制御盤36が機器の奥部等のように狭小で作業性の悪い
環境に設置されていた場合にも、本発明のモバイルコン
ソールMCは電気コード12や無線を介して持ち運びが
可能なため、そのような作業性の悪い空間から離隔した
良好な作業環境にて、センサシステムの設定や調整等を
行うことが出来るほか、センサユニットから離して設置
したセンサヘッド部と検出対象物との位置関係を確認し
ながら、センサシステムの設定や調整等を行うことも出
来る。加えて、図52に拡大して示されるように、本発
明のモバイルコンソールMCのハウジングは片手で把持
して、もう片方の手で操作できるため、非常に使い勝手
が良好で作業能率を向上させることができる。
における応用例を図27に示す。この例では、センサユ
ニット列(SU,SU…)に対して、バスユニット(B
U)とモバイルコンソール(MC)との両方を接続して
いる。また、バスユニット(BU)とモバイルコンソー
ル(MC)との間には、任意のオプションユニット(O
U)を接続可能としている。加えて、バスユニット(B
U)に接続されるフィールドバスには、プログラマブル
コントローラ(PLC)やFAパソコン(図示せず)が
接続されるほか、温調やモータ等のFA機器が接続され
る。
は、バスユニット(BU)並びにオプションユニット
(OU)についても、その両面にコネクタ手段を備えて
データ転送機能を付与することが必要となる。図17及
び図18のステップ1745,ステップ1844は、バ
スユニット(BU)の左側にモバイルコンソール(M
C)を配置した場合を想定しての処理である。
(BU)において、光通信プロトコルとフィールドバス
プロトコルとのプロトコル変換が行なわれる結果、セン
サユニット列(SU,SU…)とモバイルコンソール
(MC)並びにPLC等のFA機器を有機的に結合し
て、よりフレキシブルな制御システムを構築することが
できる。
ション処理の全体を示すフローチャートを図20に示
す。
入を待って(ステップ2001)、マイコン初期化処理
を実行し(ステップ2002)、充電状態が規定値以上
かを判定し(ステップ2003)、判定状態が正常であ
ること条件として(ステップ2003YES)、周辺回
路を起動する(ステップ2004)。その後、メインメ
ニュー選択処理(ステップ2005)、チャンネル設定
処理(ステップ2006)、サブメニュー選択処理(ス
テップ2007)、サブメニュー処理の実行(ステップ
2008)を繰り返す。
(ステップ2009)、処理は終了する。
ップ2005)は、モバイルコンソールMCの表面に配
置された操作部7の操作に基づいて行われる。同様に、
チャンネル設定処理(ステップ2006)並びにサブメ
ニュー選択処理(ステップ2007)についても、操作
部7の所定操作で行われる。
ートが図21に示されている。
終了処理が確認されるまでの間(ステップ2101N
O)、選択されたサブメニュー処理の種類に応じて(ス
テップ2102)、リアルタイム設定処理(ステップ2
103)、オフライン設定処理(ステップ2104)、
設定値コピー処理(ステップ2105)のいずれか一つ
が実行される。
チャートが図22に示されている。
と、リアルタイム設定処理では、まず設定値(各センサ
の受光量データやしきい値データ等)の読み込みを行い
(ステップ2201)、以後設定値に関するリアルタイ
ムデータをセンサユニット(SU)から周期的に読み込
み続ける(ステップ2202)。
は、モバイルコンソールの表示部6に表示され(ステッ
プ2203)、ユーザからの入力を受け付け待機する
(ステップ2204)。
ー操作によって、設定値の変更若しくは新たな設定値を
指示すると(ステップ2205NO)、入力に対応する
変更後の設定値をセンサユニット(SU)に書き込む処
理が実行される(ステップ2206)。
は、各センサユニット(SU)のデータをモニタしつ
つ、必要に応じてキー操作を行うことによって、各セン
サユニットの設定値をリアルタイムに変更することがで
きる。なお、このときチャンネル設定情報として、すべ
てのチャンネルを指定すれば、前述のバケツリレー式デ
ータ伝送機能を利用して、例えば同じ設定データをすべ
てのセンサユニットに対して同時に設定することもでき
(このとき、同一データが全チャンネルに自動的に送信
される)、従来各センサユニット毎に個別に設定操作が
必要であった場合と比べ、著しく操作性が改善される。
ャートが図23に示されている。
と、このオフライン設定処理では、モバイルコンソール
内に記憶されたセンサユニット(SU)に関する設定値
(既に、センサユニットからコピーされたもの)の読み
込みを行った後(ステップ2301)、読み込まれた設
定値を表示部6に表示させ(ステップ2302)、その
状態においてユーザからの入力操作の受付けを待機する
状態となる(ステップ2303)。
付けられると(ステップ2304NO)、そのときの入
力指示内容が判定される(ステップ2305)。
判定されれば(ステップ2305NO)、コンソール内
の設定値はそのままに保持されるのに対し、“変更”と
判定されれば(ステップ2305YES)、コンソール
内の設定値を変更する動作が実行される(ステップ23
06)。
は、コンソール内に既に格納されているセンサ(SU)
からコピーした設定値をオフラインで変更したりするこ
とが可能となる。尚、設定値をコンソール内で変更する
ときは、モバイルコンソールMCをセンサシステム(S
U,SU…)に接続しておく必要はない。
ートが図24に示されている。
が開始されると、所定の終了操作が行われるまでの間
(ステップ2401NO)、動作モードが書込モードか
読み出しモードかに応じ(ステップ2402)、該当す
る処理が実行される。
(ステップ2402読み出し)、保管先バンクの指定を
行った後(ステップ2403)、指定チャンネルからの
設定データの読み込みとバンクへの格納を行う(ステッ
プ2404)。
ール内にはセンサの設定を保存しておくバンク(記憶装
置)が用意されている。各バンク(1〜10)の各チャ
ンネル領域には、図28に示されるように、ユニットI
D、ユニットバージョン、しきい値、モニタ出力範囲、
タイマ時間、各種のフラグやチェックコード等のデータ
が格納されている。そして、ステップ2404では、指
定されたチャンネルから設定データを読み込み、これを
ステップ2403で指定されたバンクへと格納するので
ある。
テップ2402)、書込モードと判定されると(ステッ
プ2402書込)、参照先バンクの指定を行った後(ス
テップ2405)、バンクのデータを指定チャンネルへ
書き込む処理が実行される(ステップ2406)。
バンクの内容は、指定されたチャンネルのセンサユニッ
トへと自動的にコピーされるのである。
れば、同様の内容を有する複数組の制御システムを受注
製作するような場合、一連のセンサユニットに対して、
その都度新たにモニタ出力範囲やしきい値データなどを
個別に設定し直す必要がなくなり、作業能率を著しく改
善することができる。
ための親機、子機処理を示すフローチャートを図25に
示す。
〜SU15は、モバイルコンソール並びにバスユニット
を備えて、様々なデータ転送処理を行うのに好適である
が、それらを備え付けずとも、センサユニット列それ自
体でセンシングの為の投光処理における相互干渉防止の
ための処理を実行することもできる。
周期で投光処理を繰り返しながら(ステップ2501,
2507)、それに続けて子側隣接機に対しタイミング
信号を送信する処理を繰り返し(ステップ2502)、
以上の処理を、投光タイミングタイマが規定時間を経過
する毎に(ステップ2504,2505,2506)繰
り返す。
タイミング信号が到来するのを常時待機し(ステップ2
511)、それが到来するのを待って(ステップ251
2,2513,2514)、投光処理を行い(ステップ
2515)、それに続けて、子側隣接機に対しタイミン
グ信号を送信し(ステップ2516)、その後受光処理
の実施(ステップ2517)を繰り返すのである。
ニットなどを備えつけずとも、本発明のセンサユニット
SU0〜SU15はそれ自体で隣接子機に対してデータ
転送機能を有するため、これを利用すれば、各センサユ
ニット間でセンシング等の投光タイミングが重なること
により、相互干渉を生ずることを確実に防止することが
できる。
ット(SU)として、ファイバ型光電センサを例示した
が、本発明の適用はこれに限定されず、例えば、近接セ
ンサ、超音波センサ等の様々なセンサヘッド分離型の多
連装センサ等に広く応用できることは言うまでもないこ
とである。
ット(BU)、モバイルコンソール(MC)、並びに、
任意の機能を有するオプションユニット(OU)を適宜
に組み合わせてなるセンサシステムのより具体的な実施
形態を、それに採用される通信処理に着目して詳細に説
明する。 1.概要
テムの概要を、通信を行う目的、データ通信を行うため
の基本プロトコル、センサユニットのID、センサ間デ
ータ通信、センサの最大接続数のそれぞれについて、順
次に説明する。 1.1 通信を行う目的
は、以下の目的のために、バケツリレー方式によるセン
サユニット間データ通信が採用される。 [目的1]
接するセンサユニット間で確実にずれるようにして、セ
ンサユニット(SU)間で相互干渉が生じないようにす
るためには、センサユニット間で相互に投光タイミング
の同期をとる必要があり、そのために、センサユニット
間データ通信を行う。以下の具体例では、目標とする相
互干渉を起こさないセンサユニットの数は片側8台(左
右両側で16台)とされている。 [目的2]
ロールデータをセンサユニットに伝達し、センサユニッ
トを外部からコントロールできるようにしたり、センサ
ユニットからモバイルコンソールに対してデータを送り
返してセンサユニットの状態をモニタできるようにする
ために、センサユニット間データ通信を行う。 [目的3]
に対して、制御出力データを伝送できるようにするため
に、センサユニット間データ通信を行う。以下の具体例
では、接続できるセンサユニットは16台までとされて
いる。また、バスユニット(BU)までの制御出力の通
信遅延時間は最大2.0msまでとされている。 [目的4]
であるオプションユニット(OU)からのコントロール
命令をセンサユニットに伝達し、その命令に対するデー
タを返送するために、センサユニット間データ通信を行
う。 1.2 データ通信を行うための基本プロトコルについ
て
ARTを利用して非同期シリアル通信で行なわれる。こ
のシリアル通信をベースにして、投光タイミング、デー
タ転送、ハンドシェイク、通信制御が実行される。 1.3 センサユニットのIDについて
(固有アドレス)は電源投入ごとに自動的に割り振りが
行われる。IDの割り振りについては、一番右側に接続
されているユニットを0chとして、左へ行くごとに1
chづつ加算されたIDが割り当てられる。IDの割り
当てを行う所要時間は、電源が投入されてから95ms
以内であり、電源投入後100ms経過時には、通信は
ID割り振りモードから通常モードで移行される。 1.4 センサユニット間のデータ転送について
は、一方の側の隣接センサユニットからのデータをシリ
アルで受信し、そのデータをそのまま、もしくは加工し
て他方の側の隣接センサユニットに対してシリアルで送
信すると言った所謂『バケツリレー通信方式』が採用さ
れる。この通信は、左右どちらからでも行える双方向通
信とされる。ただし、光通信を行う素子(発光素子LE
Dと受光素子PD)が隣接しているため、片側で見る限
りは送信と受信は同時に行うことはできない。よって、
送信と受信は時分割にて行われる。 1.5 センサの最大接続数について
通信に関するハードウェア構成を以下に説明する。
されている。同図に示されるように、各センサユニット
SUn+1,SUn,SUn−1には、シリアル通信回
路であるUARTを搭載したマイクロコンピュータで構
成されるCPUが内蔵されている。このCPUには、シ
リアル通信ポートSPと割込ポートIPとが設けられて
いる。
X0(符号bで示す)、受信用ポートRX0(符号aで
示す)、送信用ポートTX1(符号dで示す)、受信用
ポートRX1(符号cで示す)が、設けられている。
Unに着目すると、その送信用ポートTX0(符号bで
示す)には左隣のセンサユニットSUn+1にデータを
送信するためのLED(投光素子)2901が接続され
る。
号aで示す)には左隣のセンサユニットSUn+1から
のデータを受信するためのPD(受光素子)2902が
接続される。
号dで示す)には右隣のセンサユニットSUn−1にデ
ータを送信するためのLED(投光素子)2903が接
続される。
号cで示す)には右隣のセンサユニットSUn−1から
のデータを受信するためのPD(受光素子)2904が
接続される。
は、右隣のセンサユニットSUn−1からのデータを受
信するためのPD(受光素子)2904が接続される。
これにより、右側のセンサユニットSUn−1から到来
する投光タイミング信号によってCPUに割込がかかる
こととなる。
子2901〜2904とCPUとの間には実際には光信
号変換回路が介在されるため、通信の信号に対して、遅
れが発生する。この遅れ時間についてはハードウェアの
評価の中で具体化する。その結果に基づいて、ソフトウ
ェアは時間調整を行う。 3.センサユニットの接続構成
おけるセンサユニットの接続構成を、接続台数、オプシ
ョンユニットの接続位置、ユニットのアドレス割り当て
手順のそれぞれについて、順次に説明する。 3.1 接続台数について
が図30に示されている。同図に示されるように、この
場合、センサユニットの最大接続台数は16台とされて
いる。 3.2 オプションユニット(OU)の接続位置につい
て
アウトが図31に示されている。同図に示されるよう
に、センサユニット群(SU,SU・・・)は一番右側
に接続される。オプションユニット(OU)はセンサユ
ニットの左側に接続される。加えて、バスユニット(B
U)が使用される場合には、バスユニット(BU)より
も左側に接続される。モバイルコンソール(MC)は後
から調整時に接続されるもののため、一番左側に接続さ
れる。 3.3 ユニットのアドレス割り当て手順
ーチャートが図32に、センサポジション認識処理のフ
ローチャートが図33に、センサチャンネル設定処理の
フローチャートが図34並びに図35に、さらに、送受
信データの構成が図36にそれぞれ示されている。
電源投入直後に、隣接ユニット間で通信を行いつつ、自
機のアドレスを学習的に認識するものである。
ニット(SU)のみならず、オプションユニット(O
U)においても行われる。この実施形態では、もし、電
源が遅れて投入され、ID設定に間に合わなかった場
合、初期に割り付けたIDが優先であるため、遅れて電
源が投入されたセンサ(ユニット)より先のユニット
は、別のセンサ(ユニット)グループとして取り扱われ
る。これにより、そのセンサからの入出力データ、投光
タイミングは無視される結果となる。
通常動作の必要が無いので投光による同期等はとらず、
[即時送信(100μウェイト後)→受信ポーリング]
を基本とする。
投入直後の初期処理では、センサポジション認識処理
(ステップ3201)並びにセンサチャンネル設定処理
(ステップ3203)を順に実行してセンサチャンネル
の設定を行う。その後、設定チャンネルが親機、途中
機、末端子機のいずれであるかに応じて(ステップ32
04,3207,3210)、該当するチャンネルの処
理設定処理(ステップ3205,3208,3211)
を経たのち、該当するメイン処理(ステップ3206,
3209,3212)へと移行される。
ン認識処理では、まず最初に、右IN(右側隣接機から
のPD2904の出力側)に50μsの間に亘って信号
入力がないことを判定する(ステップ3301)。ここ
で、信号入力がなければ(ステップ3301YES)、
ハンドシェイク信号2(HS2)を右OUT(右側隣接
機へのLED2903の入力側)へと送りつつ、同時
に、左IN(左側隣接機からのPD2902の出力側)
に信号入力を待ち受ける(ステップ3302)。
04の出力側)に50μsの間に亘って信号入力があっ
た場合には(ステップ3301NO)、ハンドシェイク
信号(HS)の送出を50μsだけ遅らせたのち(ステ
ップ3303)、ハンドシェイク信号2(HS2)を右
OUT(右側隣接機へのLED2903の入力側)へと
送りつつ、同時に、左IN(左側隣接機からのPD29
02の出力側)に信号入力がないかを判定する(ステッ
プ3302)。
02の出力側)に50μsの間に亘って信号入力がない
ことを判定する(ステップ3304)。ここで、信号入
力がなければ(ステップ3304YES)、ハンドシェ
イク信号1(HS1)を左OUT(左側隣接機へのLE
D2901の入力側)へと送りつつ、同時に、右IN
(右側隣接機からのPD2904の出力側)に信号入力
を待ち受ける(ステップ3306)。
02の出力側)に50μsの間に亘って信号入力があっ
た場合には(ステップ3304NO)、ハンドシェイク
信号(HS)の送出を50μsだけ遅らせたのち(ステ
ップ3305)、ハンドシェイク信号1(HS1)を左
OUT(左側隣接機へのLED2901の入力側)へと
送りつつ、同時に、右IN(右側隣接機からのPD29
04の出力側)に信号入力を待ち受ける(ステップ33
06)。
プ3307YES)、或いは、ポジション未設定状態で
なく且つ右INがチャンネル設定開始命令でないことを
条件として、ポジション設定処理(ステップ3309)
が実行される。
9)では、右INがHS1で且つ左INがHS2の場合
には、そのユニットは途中機である旨の設定が行われ
る。また、右INが無しで且つ左INがHS1の場合に
は、そのユニットは親機である旨の設定が行われる。ま
た、右INがHS1で且つ左INが無しの場合には、そ
のユニットはEnd機である旨の設定が行われる。さら
に、右INが無しで且つ左INが無しの場合には、その
ユニットはスタンドアロンである旨の設定が行われる。
その後、40msが経過するまでの間、以上の処理(ス
テップ3301〜309)が繰り返される。
INがチャンネル設定開始命令であると判定されると
(ステップ3308YES)、或いは、上記の40ms
が経過すると(ステップ3310YES)、センサチャ
ンネル設定処理が開始される(ステップ3311)。
センサチャンネル設定処理では、先ず、親機は子側隣接
機(途中機)に向けて「チャンネル設定開始命令(CH
set)」を送信し(ステップ3401)、その後、5
msの遅延処理(ステップ3402)を実行したのち、
子側隣接機(途中機)に対して「アドレス2ch」を送
信し、以後、子側隣接機(途中機)から受信レスポンス
として「アドレス2ch」が到来するのを待機する(ス
テップ3404)。子側隣接機(途中機)から受信レス
ポンスとして「アドレス2ch」が到来すると(ステッ
プ3404YES)、以後、子側隣接機(途中機)から
次々と「アドレス3ch,4ch〜Endch」が到来
するのを待機し、全てのアドレスが受信されるのを待っ
て(ステップ3501YES)、それらのチャンネル番
号を格納したのち(ステップ3502)、通常動作へと
移行する。
機から「チャンネル設定開始命令(CHset)」を受
信するのを待機する(ステップ3411)。「チャンネ
ル設定開始命令(CHset)」が受信されると、これ
を子側隣接機(途中機若しくはEnd機)へと転送した
のち、「チャンネル設定開始命令(CHset)」が正
常に受信されたかの判定を行う(ステップ3412)。
ここで、「チャンネル設定開始命令(CHset)」の
受信が正常であれば(ステップ3412YES)、以
後、親機から「アドレス2ch」が正常に受信されるの
を待機する(ステップ3413)。「アドレス2ch」
が正常に受信されると(ステップ3413YES)、1
00msの待機処理後、親機に対して受信レスポンスと
して「アドレス2ch」を送信する(ステップ341
4)。その後、親機から受信された「アドレス2ch」
を自機のアドレスとして設定したのち、さらに、「アド
レス2ch」に+1を加算して、得られた「アドレス3
ch」を子側隣接機へと送信する(ステップ341
5)。その後、子側隣接機から「アドレス3ch」が正
常に受信されるのを待機し(ステップ3511)、これ
が正常に受信されたならば(ステップ3512YE
S)、以後、子側隣接機(途中機)から次々と「アドレ
ス4ch,5ch〜Endch」が到来するのを待機
し、全てのアドレスが受信されるのを待って(ステップ
3512YES)、それらのチャンネル番号を格納した
のち(ステップ3513)、その受信された「全チャン
ネル番号」を親機へと送信した後(ステップ351
4)、通常動作投光割り込み待ち状態へと移行する。
以外の途中機においては、同様にして、親側隣接機から
到来する「チャンネル設定開始命令(CHset)」を
子側隣接機へと転送する処理(ステップ3411)、親
側隣接機から受信された「アドレス(X)ch」を受信
レスポンスとして親側隣接機へと送信する処理(ステッ
プ3414)、「アドレス(X)ch」を自機のアドレ
スとして設定する処理(ステップ3415)、「アドレ
ス(X)ch」に+1して得られた「アドレス(X+
1)ch」を子側隣接機へと送信する処理(ステップ3
415)、子側隣接機から受信レスポンスとして到来す
る「アドレス(X+1)ch」を受信する処理(ステッ
プ3511)、並びに、子側隣接機から「全チャンネル
番号が(X+1)ch,(X+2)ch,(X+3)c
h〜Endch」が受信されるのを待って(ステップ3
512YES)、これを自機に格納した後(ステップ3
513)、この全チャンネル番号を親側隣接機へと送信
する処理(ステップ3514)が実行される。
ら「チャンネル設定開始命令(CHset)」が到来す
るのを待って(ステップ3421)、その命令を正常に
受信したか否かを判定し(ステップ3422)、これが
正常に受信されたことを条件として(ステップ3422
YES)、以後、自機のアドレスに相当するチャンネル
番号が受信されるのを待機し(ステップ3423)、こ
れが受信されるのを待って(ステップ3423YE
S)、100μsの待機後、アドレス受信のレスポンス
を親側隣接機へと送信し(ステップ3521)、そのア
ドレスを自機のアドレスとして設定したのち(ステップ
3522)、さらに、100μsの待機処理後に全チャ
ンネル番号「ALLch」を親側隣接機へと送信する
(ステップ3523)。
行する結果として、それぞれのユニットには、該当する
固有アドレスが割り振られることとなる。 4.光通信プロトコル概要
おける光通信プロトコル概要を、光通信でやりとりする
データの種類、マイコンの通信仕様、通信に用いるデー
タの形態のそれぞれについて、順次に説明する。 4.1 光通信でやりとりするデータの種類について
は、光通信でやり取りされるデータとして、制御出力、
モバコン等の周辺機器(オプションユニット)からの命
令、周辺機器(オプションユニット)へ対するデータ返
信、返信制御命令等を挙げることができる。 4.2 マイコンの通信仕様について
ータ通信機能のUARTが用いられる。ポートとして
は、TxD0/RxD0,TxD1/RxD1が使用さ
れる。また、投光タイミングのトリガ用には、1個の割
り込みポートが使用される。 4.2.1 送受信フォーマット
れている。同図(a)に示されるように、制御データT
1,T2は、スタートビット(1ビット)、キャラクタ
ビット(9ビット)、パリティビット(1ビット)、ス
トップビット(1ビット)の合計12ビット構成とされ
ている。
プデータ並びにダウンデータは、スタートビット(1ビ
ット)、キャラクタビット(9ビット)、ストップビッ
ト(1ビット)の合計11ビット構成とされている。 4.2.2 ボーレート
とされており、送信データビット数が12bitとすれ
ば、送信時間は19.2usとなる。 4.3 通信に用いるデータの形態について
れている。同図に示されるように、通信に用いられるデ
ータのデータ長は9bitである。先頭の1ビットは識
別フラグであり、これが「1」のときはT1(投光タイ
ミング)データとされ、「0」のときはT2(投光タイ
ミング)データとされる。 4.3.1 T1/T2データの形態について
9に示されている。同図に示されるように、制御データ
T1の第1乃至第8ビットには、0ch乃至7chの制
御出力(この例では光電センサのスイッチング出力)の
内容が含まれる。また、同様にして、制御データT2の
第1乃至第8ビットには、8ch乃至15chの制御出
力(この例では光電センサのスイッチング出力)の内容
が含まれる。ここで、各チャンネルのビットの内容は、
制御出力がオンのとき「1」、オフのとき「0」とす
る。各センサユニット(SU)は常にT1/T2信号に
制御出力の状態をのせて伝送する。 4.3.2 Down DATA/Up DATAの形
態について
成が図40に示されている。同図に示されるように、U
pDATA/DownDATAは6byteを基本とす
る命令となっている。この6byteを1パケットとす
る。この1パケットの順序は図40の通りとする。 5.光通信とセンサの周期について
を有する。ただし、細かい周期時間を決定するのは、親
側のセンサユニットからの投光終了信号(T1/T2信
号のスタートビット)を受けることで決定する。これ
は、親機側のセンサが外乱光により投光を遅延させた場
合、その分T1/T2が遅れてくるため、通信の周期も
このセンサの周期に基本的に併せているのである。 5.1 投光のタイミングについて
センサユニットは、親側のセンサユニットから送られて
くるT1/T2データのスタートビットの立ち下がりを
検知して投光するものとする。また、投光直前にてT1
/T2データを子機側に対して送信開始する。 5.2 光通信による投光タイミングの同期について
方を以下に示す。 5.2.1 0chユニット
sごとに投光を行う。また、投光直前にT1/T2信号
を送信する。これを繰り返す。 5.2.2 0ch以外のセンサユニット
る。このスタートビットを割り込みポートより検知し、
T1/T2信号送信後、投光を開始する。上位センサと
の投光パルス遅れ時間は10μs以内とする。また、こ
こで送信されるT1/T2データは前回の投光の時に親
機側より受信したデータを子機側に送信するものとす
る。 5.2.3 END−chがセンサユニットであった場
合
同じ動きとなる。END−chの場合でも左にT1/T
2信号を送信するものとする。 5.2.4 センサユニットのIDが16以上であった
場合
ができないため、受け取ったT1/T2データをそのま
ま下位のユニットに対して送信するものとする。それ以
外の動作は、他のセンサユニットと同じとする。 5.2.5 スタンドアロン(センサユニット)での使
用の場合
る場合、基本的に通信処理は必要なくなるため、0ch
の動作(マスター動作)が基本となる。 5.3 T1/T2データの送受信について 5.3.1 T1/T2データの受信完了タイミング
始より(t1)μs後に実施する。 5.3.2 T1/T2データの識別について
位bitにより行う。
する。 5.3.3 ノイズなどの影響で、INT割り込みがな
かった場合
の投光によるINT割り込みを前回割り込みより(t
2)μs間認識できなかった場合は、“S−Err”と
表示し動作を停止させる。この場合、再チャンネル割付
けを自動的に実施してもよい。 5.3.4 ノイズの影響による割り込みポートへの影
響
号が入ってしまい、投光処理を行ってしまう可能性を低
減する為、割り込み投受光処理中は投光割り込みを受け
付けない。そのため、割り込み処理を抜けるときに割り
込み要求フラグをクリアすることとする。 5.3.5 T1/T2通信(受信)エラーになった場
合
合には、前回受信したT1/T2データを送信する。 5.4 0chとEND−chのセンサユニットの隣接
センサの存在しない側に対する通信処理について 5.4.1 0chの処理内容
了した後は、右側(親機側)との通信処理は行う必要が
無くなる。よって、0chは親機子機の検知処理が終了
した時点(ID割り当て処理を開始するとき)で右側か
らの受信処理は一切行わないものとする。 5.4.2 END−chの処理内容
いがモバコンが接続される可能性があるため、常時左入
力(SLIN)の受信完了フラグ確認処理を行うものと
する。 6.光通信の命令系データ送信について
受動的に動作するものとする。よって、モバコン・バス
ユニット又はオプションユニットより何らかの命令が来
ない限り、命令形データの処理や送信を行うことはな
い。命令をそれらのユニットより受けたときに、初めて
返答データを送信する。 6.1 モバイルコンソール系データ
te系命令が使用される。 6.1.1 センサにおけるU−DATA/D−DAT
Aの検出
いはDOWN−DATAの存在を検知する必要がある。
よびD−DATAの受信完了フラグを確認し、もし受信
完了が確認されればそれに応じた処理を行う。
げより(t1)μs後に確認する。
げより(t2)μs後に確認する。 6.1.2 6byte系命令
ている。同図に示されるように、6byte命令は、セ
ンサユニットに対して設定を行ったりするための命令形
である。この命令形の構造は5.3.2にて示す。デー
タの転送は、上記の6byteを一度に転送することと
する。
yte系命令は命令を送り、その命令に付加されている
SUM CheckデータでSUM Checkを行
い、問題がなければ次のセンサユニットに対してデータ
を送信することとする。エラー発生時センサは通信デー
タに対する処理をすべてクリアし、通常処理を再開す
る。再送要求の処理等は行わない。 6.1.2.1 データ通信処理の例
いる。同図に示されるように、モバコンから5chに対
して命令を送信する場合には、モバコンより5chのセ
ンサユニットに子機側からバケツリレー方式で命令が送
られ、その命令に対してセンサが処理を行い、データを
返信している形となっている。最初に対象アドレスが送
信されるため、そのアドレスより親側のセンサユニット
には命令は伝送されることはない。このデータはセンサ
ユニット間でエラーチェックを行いながら送られてくる
ため、データの信頼性は高くなっている。その後、命令
に対する処理を行い(命令により処理時間は異なる)回
答の命令を送信する。 6.2 モバコンとの接続
ガにしてUP−DATAの発行を行う。センサではUP
−DATAのシリアル受信完了フラグ認識後モバコンと
の通信処理を開始する。最後に、通信処理の詳細なタイ
ミングチャートを図43に示すこととする。
によれば、個々のセンサユニット毎のアドレス設定作業
や同期タイミングの設定作業に煩わされることなく、個
々のセンサユニットが自立的に動作して相互に連携しつ
つユニット間データ伝送系が実現されるようにしたセン
サシステムを提供することができる。
図である。
の斜視図である。
内の投受光素子の配置を模式的に示す図である。
レンズの配置を示す斜視図である。
ロック図である。
ブロック図である。
ック図である。
を示す説明図である。
である。
(その1)である。
(その2)である。
(その3)である。
(その4)である。
斜視図である。
のチャンネル割付を示す説明図である。
ーチャート(その1)である。
ーチャート(その2)である。
ートである。
である。
である。
ある。
である。
ーチャートである。
である。
る。
る。
ウトを示す図である。
トである。
である。
る。
る。
である。
トの斜視図である。
を示す図である。
図である。
である。
との関係を示す図である。
ムとの関係を示す図である。
示す説明図である。
態を示す説明図である。
ムチャートである。
Claims (24)
- 【請求項1】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相当
するセンサユニットを互いに密に隣接して複数個配置し
てなるものであって、 各センサユニットのそれぞれには、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現するセンシング動作実現手段と、が具備
され、 それにより、センサユニットが任意のポジションに配置
されても、センサユニット相互間におけるセンシング動
作の干渉が回避されるセンサシステム。 - 【請求項2】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
1に記載のセンサシステム。 - 【請求項3】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光素
子とからなる光コネクタである請求項1に記載のセンサ
システム。 - 【請求項4】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相当
するセンサユニットを互いに密に隣接して複数個配置し
てなるセンサユニット列と、センサユニット列の一端に
位置するセンサユニットと通信可能なモバイルコンソー
ルユニットとを含み、 各センサユニットのそれぞれには、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なアドレスを割当設定するアドレス
割当設定手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現するセンシング動作実現手段と、 センシング動作の合間に、一方の側の隣接センサユニッ
トから受信されたデータを、自己のみに宛てられたもの
を除いて、他方の側の隣接センサユニットへと転送する
データ選択転送手段と、 受信された自己宛てのデータに含まれるコマンドを実行
して、当該コマンドで指定された機能を実現するコマン
ド実行手段と、が具備され、 モバイルコンソールユニットには、 データ受取先となるセンサユニットのアドレスを付し
て、通信相手先であるセンサユニットへとデータを送信
すると共に、任意のセンサユニットから自己宛に送信さ
れたデータを受信するコンソールユニット側通信手段が
具備され、 それにより、モバイルコンソールユニットと任意のセン
サユニットとの間でコマンド通信を可能としたセンサユ
ニット。 - 【請求項5】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
4に記載のセンサシステム。 - 【請求項6】 アドレス割当設定手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、自己のアドレスを自己決定したのち、同アドレス
をアドレス設定コマンドに付して隣接センサユニットに
送信する一方、途中ポジションと学習されたときには、
隣接するセンサユニットからアドレス設定コマンドが受
信されるのに応答して、それに付されたアドレスに+1
を加えたアドレスを自己のアドレスと決定したのち、同
アドレスを隣接センサユニットに送信するポジション別
アドレス決定処理を含む、請求項4に記載のセンサシス
テム。 - 【請求項7】 データ選択転送手段が、センシング動作
周期毎に、隣接するセンサユニットからのアップもしく
はダウンデータ受信有無を判定し、データ受信有りのと
きにはそのデータを受信格納したのち、次のセンシング
動作周期において、自己宛てデータについてはそれに含
まれるコマンド等を実行する一方、他機宛てデータにつ
いては受信とは反対側のセンサユニットへと送信する時
分割転送処理を含む、請求項4に記載のセンサシステ
ム。 - 【請求項8】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光素
子とからなる光コネクタである請求項4に記載のセンサ
システム。 - 【請求項9】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相当
するセンサユニットを互いに密に隣接して複数個配置し
てなるセンサユニット列と、センサユニット列の一端に
隣接して配置されるバスユニットとを含み、 各センサユニットのそれぞれには、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なアドレスを割当設定するアドレス
割当設定手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現すると共に、センシング動作により得ら
れた検出データを、隣接する一方の側のセンサユニット
から受信された制御データに反映して、他方の側に隣接
するセンサユニットへと送信するセンシング動作実現手
段と、が具備されており、 バスユニットの側には、隣接するセンサユニットから受
信される制御データをプロトコル変換してパソコンやプ
ログラマブルコントローラが接続されるフィールドバス
へと送出するプロトコル変換処理が含まれており、 それにより、各センサユニットの検出データを含む制御
データをバスユニットを介してフィールドバスへと一括
して送出可能としたセンサシステム。 - 【請求項10】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
9に記載のセンサシステム。 - 【請求項11】 アドレス割当設定手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、自己のアドレスを自己決定したのち、同アドレス
をアドレス設定コマンドに付して隣接センサユニットに
送信する一方、途中ポジションと学習されたときには、
隣接するセンサユニットからアドレス設定コマンドが受
信されるのに応答して、それに付されたアドレスに+1
を加えたアドレスを自己のアドレスと決定したのち、同
アドレスを隣接センサユニットに送信するポジション別
アドレス決定処理を含む、請求項9に記載のセンサシス
テム。 - 【請求項12】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光
素子とからなる光コネクタである請求項9に記載のセン
サシステム。 - 【請求項13】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相
当する連装用のセンサユニットであって、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現するセンシング動作実現手段と、が具備
され、 それにより、センサユニット列中の任意のポジションに
配置されても、センサユニット相互間におけるセンシン
グ動作の干渉が回避されるセンサユニット。 - 【請求項14】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
13に記載のセンサユニット。 - 【請求項15】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光
素子とからなる光コネクタである請求項13に記載のセ
ンサユニット。 - 【請求項16】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相
当する連装用のセンサユニットであって、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なアドレスを割当設定するアドレス
割当設定手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現するセンシング動作実現手段と、 センシング動作の合間に、一方の側の隣接センサユニッ
トから受信されたデータを、自己のみに宛てられたもの
を除いて、他方の側の隣接センサユニットへと転送する
データ選択転送手段と、 受信された自己宛てのデータに含まれるコマンドを実行
して、当該コマンドで指定された機能を実現するコマン
ド実行手段と、が具備されているセンサユニット。 - 【請求項17】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
16に記載のセンサユニット。 - 【請求項18】 アドレス割当設定手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、自己のアドレスを自己決定したのち、同アドレス
をアドレス設定コマンドに付して隣接センサユニットに
送信する一方、途中ポジションと学習されたときには、
隣接するセンサユニットからアドレス設定コマンドが受
信されるのに応答して、それに付されたアドレスに+1
を加えたアドレスを自己のアドレスと決定したのち、同
アドレスを隣接センサユニットに送信するポジション別
アドレス決定処理を含む、請求項16に記載のセンサユ
ニット。 - 【請求項19】 データ選択転送手段が、センシング動
作周期毎に、隣接するセンサユニットからのアップもし
くはダウンデータ受信有無を判定し、データ受信有りの
ときにはそのデータを受信格納したのち、次のセンシン
グ動作周期において、自己宛てデータについてはそれに
含まれるコマンド等を実行する一方、他機宛てデータに
ついては隣接する受信とは反対側のセンサユニットへと
送信する時分割転送処理を含む、請求項16に記載のセ
ンサユニット。 - 【請求項20】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光
素子とからなる光コネクタである請求項16に記載のセ
ンサユニット。 - 【請求項21】 ヘッド分離型センサのセンサ本体に相
当する連装用のセンサユニットであって、 リモートセンサヘッドと協動して所定のセンシング機能
を実現するセンシング系回路と、 第1の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
1のコネクタ手段と、 第2の側に隣接するセンサユニットと接続するための第
2のコネクタ手段と、 第1の側に隣接するセンサユニットと第1のコネクタ手
段を介して通信するための第1の側の通信系回路と、 第2の側に隣接するセンサユニットと第2のコネクタ手
段を介して通信するための第2の側の通信系回路と、 第1の側の通信系回路と第2の側の通信系回路とを使用
して両隣のセンサユニットとのハンドシェイク処理を試
み、その結果に基づいて、センサユニット列中における
当該センサユニットのポジションを学習するポジション
学習手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なアドレスを割当設定するアドレス
割当設定手段と、 ポジション学習手段にて学習された当該センサユニット
のポジションに固有なセンシング動作のタイミングを生
成する動作タイミング生成手段と、 動作タイミング生成手段にて生成された動作タイミング
に従ってセンシング系回路を駆動することによりセンシ
ング動作を実現すると共に、センシング動作により得ら
れた検出データを、隣接する一方の側のセンサユニット
から受信された制御データに反映して、他方の側に隣接
するセンサユニットへと送信するセンシング動作実現手
段と、が具備されているセンサユニット。 - 【請求項22】 動作タイミング生成手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、隣接するセンサユニットに対して一定のタイマ周
期で同期信号を繰り返し送出する一方、センサユニット
列中の途中ポジションと学習されたときには、隣接する
一方の側の隣接センサユニットから受信された同期信号
を、僅かに遅延させたのち、他方の側の隣接センサユニ
ットへと転送するポジション別同期処理を含む、請求項
21に記載のセンサユニット。 - 【請求項23】 アドレス割当設定手段が、 センサユニット列中の端部ポジションと学習されたとき
には、自己のアドレスを自己決定したのち、同アドレス
をアドレス設定コマンドに付して隣接センサユニットに
送信する一方、途中ポジションと学習されたときには、
隣接するセンサユニットからアドレス設定コマンドが受
信されるのに応答して、それに付されたアドレスに+1
を加えたアドレスを自己のアドレスと決定したのち、同
アドレスを隣接センサユニットに送信するポジション別
アドレス決定処理を含む、請求項21に記載のセンサユ
ニット。 - 【請求項24】 コネクタ手段が一対の投光素子と受光
素子とからなる光コネクタである請求項21に記載のセ
ンサユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000333596A JP4120750B2 (ja) | 1999-11-30 | 2000-10-31 | センサシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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