JP2003330509A - センサシステム - Google Patents

センサシステム

Info

Publication number
JP2003330509A
JP2003330509A JP2003116648A JP2003116648A JP2003330509A JP 2003330509 A JP2003330509 A JP 2003330509A JP 2003116648 A JP2003116648 A JP 2003116648A JP 2003116648 A JP2003116648 A JP 2003116648A JP 2003330509 A JP2003330509 A JP 2003330509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sensor
sensor unit
unit
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003116648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003330509A5 (ja
Inventor
Kazunari Osako
一功 尾▲さこ▼
Seiji Imai
清司 今井
Toshitaka Sato
俊孝 佐藤
Takashi Kamei
隆 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2003116648A priority Critical patent/JP2003330509A/ja
Publication of JP2003330509A publication Critical patent/JP2003330509A/ja
Publication of JP2003330509A5 publication Critical patent/JP2003330509A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定操作や調整操作を簡便に行うことが可能
なセンサシステムを提供すること。 【解決手段】 互いに密接させて並列装着可能でかつ各
々固有のアドレスが設定される複数台のセンサユニット
と、それらのセンサユニットの少なくとも一つに対して
接続可能なモバイルコンソールとを有し、前記センサユ
ニットの各々には、隣接する両センサユニットの各々と
の間で信号の送受を可能とする各側のコネクタ手段と、
一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
データを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機へと
送信するデータ転送手段と、を含み、それにより、モバ
イルコンソールからセンサユニットへ若しくはセンサユ
ニットからモバイルコンソールへのデータ伝送を可能と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数のセンサユ
ニット(例えば、ファイバ型光電センサユニット、近接
センサユニット、超音波センサユニット等)を例えばD
INレール上に相隣接して連装してなるセンサシステム
に係り、特に、相隣接するセンサユニット列におけるバ
ケツリレー方式等による双方向データ伝送を可能とする
ことにより、それらのセンサユニットに対する検出感度
等のデータ設定操作や設定データ内容のモニタ等を簡便
に行えるようにしたセンサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】多数のファイバ型光電センサユニットを
DINレールを介して隣接して連装したセンサシステム
システムは従来より知られている。
【0003】このようなセンサシステムを構成する個々
のセンサユニットのハウジング表面には、7セグメント
表示器で構成されたデジタル表示器やファンクションキ
ー,インクリメントキー等で構成された操作部が設けら
れている。
【0004】センサの据え付け時などにおいて、受光感
度やしきい値を調整するためには、上述の操作部や表示
部が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】昨今、この種の光電セ
ンサユニットは多機能化する傾向にあり、その設定項目
並びに設定内容は多岐にわたり、また複雑高度化してい
る。
【0006】一方、省スペース化、コンパクト化の要請
から、この種の光電センサユニットのハウジングは一層
小型化が進む傾向にあり、必然的に、操作部や表示部の
構成もスペース的な制約を受ける結果となる。
【0007】そのため、表示部を構成する表示器並びに
操作部を構成する各種キーの数も限られ、またそのサイ
ズも小型化されるため、設定や調整などに際して操作性
が悪いという問題点が指摘されている。殊に、16点、
32点といったようにセンサユニットの数が増大する
と、個々のセンサユニットハウジング毎に設定や調整を
行うことは極めて煩雑で時間がかかり、煩わしさに耐え
ないという問題点が指摘されている。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、その目的とするところは、
設定操作や調整操作を簡便に行うことが可能なセンサシ
ステムを提供することにある。
【0009】又、この発明の他の目的とするところは、
システム全体の構成や個々のセンサユニットの外形など
を大幅に変更することなく設定操作や調整操作を簡便な
ものとすることが可能なセンサシステムを提供すること
にある。
【0010】又、この発明の他の目的とするところは、
このような設定操作や調整操作の簡便化のために好適な
構成を有するセンサユニットを提供することにある。
【0011】又、この発明の他の目的とするところは、
このような設定操作や調整操作を簡便なものとすること
に好適なモバイルコンソールを提供することにある。
【0012】又、この発明の他の目的とするところは、
このような設定操作や調整操作等をフィールドバスに接
続されたプログラマブルコントローラやパソコン等から
でも行うことができるようにしたバスユニットを提供す
ることにある。
【0013】本発明の更に他の目的及び効果は、明細書
中の以下の記載から当業者であれば容易に理解されるで
あろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のセンサシステム
は、互いに隣接させて連装可能でかつ各々固有のアドレ
スが設定される複数台のセンサユニットと、それらのセ
ンサユニットの少なくとも一つに対して接続可能なモバ
イルコンソールとを有する。
【0015】ここで、『センサユニット』には、当然
に、目的とするセンシング機能を実現するためのセンシ
ング手段が含まれている。このセンシング手段の構成
は、そのセンサが光電センサか、超音波センサか、近接
センサか等により、区々である。そのセンサがファイバ
型光電センサであれば、センシング手段には、投光系手
段(ハードウェアとソフトウェアとの双方を含む)と受
光系手段(ハードウェアとソフトウェアとの双方を含
む)とが含まれるであろう。センシング手段からの出力
信号の形態は、必ずしも2値化出力(スイッチング出
力)には限らず、検出値を2値化せずにそのままアナロ
グ値若しくはデジタル値で出力するものも含まれる。も
っとも、互いに隣接して連装されると言う性質からすれ
ば、センサユニットの構造としては、ファイバ型光電セ
ンサ等のように、センサヘッド分離型のセンサとなるこ
とが多いであろう。
【0016】又、『連装可能』の中には、勿論、DIN
レールを介して連装されるものも含まれるが、それ以外
にも、任意の連装のためのセンサ支持構造を採用するこ
とができる。
【0017】又、『固有のアドレスが設定される』につ
いては、例えばDIPスイッチ等で固定的に定める場合
と、そうではなくてフリーロケーション方式として、各
センサユニットの個々が隣接他機との相対的関係から自
己のアドレスを認識する場合も含まれる。
【0018】好適な実施の形態としては、センサユニッ
トの各々が両隣に隣接する他機に対してハンドシェイク
信号を送出し、これに対する応答の有無によって、配列
の左右の末端或いは配列の途中に位置することを認識す
ると共に、その末端のものを親機として順に子機に対し
てアドレスを割り付けるアドレス割り振り方式などを挙
げることができる。
【0019】又、『モバイルコンソール』とは、可搬型
のコンソール(操作卓)を意味している。より具体的に
は、このモバイルコンソールには、データを書き込む機
能とデータを読み出す機能とデータを表示する機能とが
少なくとも備えられることとなる。
【0020】更に、『少なくとも一つに対して接続が可
能な』とあるのは、一連に配列されたセンサユニットの
うちの一つ若しくは2つ以上に接続が可能で、しかも必
ずしも末端に位置するセンサユニットばかりではなく、
その配列の途中に位置するセンサユニットに対して接続
可能なものを含む意味である。ここで、『接続』とは、
通信可能な接続を意味するものであり、電線による有線
接続、電波、赤外線等の光を使用した無線接続等を含む
広い概念である。
【0021】センサユニットのそれぞれには、隣接する
両センサユニットの各々との間で信号の送受を可能とす
る各側のコネクタ手段と、一方の側のコネクタ手段を介
して隣接他機から受信したデータが他方の側のコネクタ
手段を介して隣接他機へと送信するデータ転送手段とが
含まれる。そして、それにより、モバイルコンソールか
らセンサユニットへ及びセンサユニットからモバイルコ
ンソールへのバケツリレー方式による双方向データ転送
が可能となる。
【0022】ここで、『各側のコネクタ手段』とあるこ
とから、コネクタ手段は、隣接する両センサユニットの
各々に対応する2個のコネクタ手段を原則的に具備する
ことを意味している。この点からすると、各センサユニ
ットは直列に接続されるのであって、例えばプログラマ
ブルコントローラのI/Oユニットなどのように、シス
テムバスに対して互いに並列接続されるものとは顕著に
相違する。もっとも、センサユニット列の末端に固定的
に配置されることが明らかであるセンサユニット等につ
いては、データ転送の必要がないため、片側のみとする
こともできるであろう。また、『コネクタ手段』には、
プラグとレセクタプルとの接触によって電気的な導通を
確保する接触式電気コネクタ、光信号送信用の発光素子
と光信号受信用の受光素子とを有して、光(赤外線等)
を介して信号のやり取りを行う非接触式光コネクタ、そ
の他、信号の送受が可能な任意のコネクタが含まれる。
【0023】また、ここで言う『データ転送手段』に
は、全てのデータを無条件で転送する方式と、一定の条
件を満たすデータのみを転送する方式との双方を含んで
いる。いずれの方式を選択すべきかは、必要により当業
者において適宜に選択されるべき事項と考えられる。前
者である無条件転送方式を採用した場合には、条件判断
が不要となることから処理は簡素化されるが、その反
面、下流に位置するセンサユニットにとっては無駄な転
送処理に煩わされる場合が生ずる。これに対して、後者
である条件付き転送方式を採用し、例えば、『自機のみ
に宛てられたデータでない場合には』といった転送条件
を付すれば、下流に位置するセンサユニットが無駄な転
送処理に煩わされることがなくなるが、その反面、条件
判断のために処理が複雑になる。ここで言う『下流』と
は、そのときのデータ転送において最後の方にデータが
送られてくる位置のことであり、データ転送の方向によ
ってどちらが下流かも変化する。
【0024】なお、ここで『自機のみに宛てられたデー
タでない場合には』とは、データが他機宛てであるとき
を含むことは勿論であるが、その他、データが自機及び
他機の双方に宛てられたものである場合や全機宛てであ
る場合を含む。
【0025】すなわち、本発明は相隣接する一連のセン
サユニット列において所謂バケツリレー方式でデータを
順送りに転送するのであるから、全機宛てを意図するデ
ータが到来した場合には、自機に関する処理を行うこと
に加えて、隣接他機への転送処理も実行しなければなら
ない。ここで、任意の送信データを全機宛てに意味づけ
る方法としては、様々な方法が考えられる。例えば、送
信データにワイルドカードに相当するコードを付した
り、何のコードも付さない送信データは全機宛てと意味
づけたり、送信データに全機のアドレスを付する等の方
法が考えられる。
【0026】本発明の好ましい実施の形態では、センサ
ユニットは、モニタ用データをモバイルコンソールに宛
てて隣接他機へと送信するモニタ用データ送信手段を含
み、またモバイルコンソールは、センサユニットから送
信されたモニタ用データを受信して表示するモニタ用デ
ータ表示手段とを含む。
【0027】ここで言う『モニタ用データ送信手段』
は、例えばタイマ或いは隣接ユニットから順次送られて
来るタイミング信号により定まるタイミング毎に自発的
にモニタ用データを送信する場合と、後述するように、
モバイルコンソール等から送られてくるモニタ命令に応
答して、他から促されてモニタ用データを返送する場合
との双方を含んでいる。
【0028】それにより、各センサユニットの状態(例
えば、現在の検出感度設定値、検出値等)は、センサユ
ニット列をバケツリレー方式で送られてくるモニタ用デ
ータに基づいて、モバイルコンソール側にてモニタ可能
となる。
【0029】本発明の更に好ましい実施の形態では、モ
バイルコンソールは、設定用データを指定されたセンサ
ユニットに宛ててセンサユニットの一つへと送信する設
定用データ送信手段を含み、またセンサユニットは、隣
接他機から受信したデータが自機宛てのデータであり、
かつそれがモバイルコンソールから送信された設定用デ
ータであるときには、その設定用データに基づいて設定
動作を行うデータ設定手段を含む。
【0030】ここで言うモバイルコンソール側の設定用
データ送信手段における『センサユニットの指定』は、
特定の1台若しくは2台以上、更には、全機指定の場合
を含んでいる。特定の1台を指定する場合には、例え
ば、そのセンサユニットへの設定用データには該当する
送信先センサユニットの固有アドレスが付されるであろ
う。また、特定の複数台を指定する場合には、例えば、
各センサユニット毎に別々に設定用データを送信すると
共に、各データのそれぞれには該当する送信先センサユ
ニットの固有アドレスが付されるであろう。全機を指定
する場合には、特定の複数台の場合と同様である他、例
えば、1個の共通の設定用データに全機指定を意味する
ワイルドカードを付して送信する場合も含まれるであろ
う。
【0031】また、センサユニット側における『自機宛
てのデータ』の判断には、自機のみに宛てられたデータ
の他に、自機及び他機の双方に宛てられたデータ、更に
は全機に宛てられたデータも含まれる。
【0032】また、センサユニット側の『データ設定手
段』は、必ずしも、データ設定命令の解読を条件として
設定動作を実行するものである必要はない。すなわち、
隣接他機から受信したデータが自機宛てのデータであ
り、かつそれがモバイルコンソールから送信された設定
用データであるときには、無条件でその設定用データに
基づいて自発的に設定動作を行うものも含まれている。
【0033】以上の構成によれば、各センサユニットに
おける検出感度等に関するデータ設定動作は、センサユ
ニット列をバケツリレー方式で送られてくるモバイルコ
ンソールからの設定用データに基づいて実行されるか
ら、モバイルコンソール側の操作で各センサユニットの
感度設定、機能設定等が可能となり、従前のセンサユニ
ット側のキー操作による場合に比べて操作が簡便なもの
となる。
【0034】又、本発明の更に好ましい実施の形態で
は、モバイルコンソールは、指定されたセンサユニット
に宛てて命令を含むデータをセンサユニットの一つへと
送信する命令データ送信手段を含み、またセンサユニッ
トは、隣接他機から受信したデータが自機宛てのデータ
であり、かつそれが命令を含むときには、その命令に対
応した固有動作を実行する命令実行手段とを含む。
【0035】ここで、『自機宛てのデータ』には、自機
のみに宛てて送信されたデータを含むことは勿論のこ
と、自機及び他機の双方に宛てて送信されたデータや、
先に説明した全機宛てのデータも含まれる。
【0036】又、『命令』には、一般に、コマンド等と
称されるものが含まれる。これに対応して、センサユニ
ット側には、命令を解釈してそれに対応する固有動作を
実行する処理が組み込まれる。ここで、命令にはセンサ
ユニットの種別(光電センサ、近接センサ、超音波セン
サ等)やその機能構成に応じて様々な種類のものを含め
ることができる。
【0037】それにより、センサユニットの動作を、モ
バイルコンソールからバケツリレーの要領で順次にセン
サユニットを経由して送られてくる命令を介して実行さ
せることが可能となる。
【0038】センサユニットの動作をモバイルコンソー
ルからの命令を介して実行させることを可能としたセン
サシステムにおいては、好ましい実施の形態では、命令
として様々なものを採用することができる。
【0039】すなわち、好ましい実施の形態では、命令
がモニタ命令であり、かつ固有動作が当該モニタ命令で
指定されたモニタ項目のデータを読み出して、モニタ用
データとしてモバイルコンソールに宛てて返送する動作
である。
【0040】このような構成によれば、モバイルコンソ
ールにて各センサユニットの状態をモニタすることがで
きる。センサユニットはケースの小型化により、操作キ
ーや表示器のために充分なスペースを確保できないのに
対して、モバイルコンソールはそのような制約を受けな
いので、操作性や視認性が向上する。
【0041】又、好ましい実施の形態では、命令がデー
タ設定命令であり、かつ固有動作が当該データ設定命令
に付されたデータを、当該命令で指定される設定項目に
書き込む動作である。
【0042】このような構成によれば、モバイルコンソ
ールの操作で各センサユニットの状態を設定することが
できる。この場合にも、上述と同様の理由で、操作性が
向上する。
【0043】又、好ましい実施の形態では、命令が操作
不能化命令であり、かつ固有動作が当該操作不能化命令
で指定の機能に関するセンサユニットのキー操作を不能
化する動作である。
【0044】このような構成によれば、ときとして、現
場のオペレータ等に勝手に設定変更されては困るような
機能に関しては、この操作不能化命令を採用することに
よって、安全性を担保することができる。
【0045】又、好ましい実施の形態では、命令が隠れ
機能実行命令であり、かつ固有動作がセンサユニットの
キー操作では実行させることができない隠れ機能を実行
させる動作である。
【0046】このような構成によれば、設計者あるいは
管理者等以外にはその採否判断を委ねることができない
機能に関しては、これを隠れ機能とすることにより、そ
の守秘性を保つことができる。
【0047】本発明の更に他のセンサシステムにあって
は、互いに隣接させて装着可能でかつ各々固有のアドレ
スが設定される複数台のセンサユニットと、それらのセ
ンサユニットの少なくとも一つに接続可能なバスユニッ
トとを有する。
【0048】センサユニットの各々には、隣接する両セ
ンサユニットの各々との間で信号の送受を可能とする各
側のコネクタ手段と、一方の側のコネクタ手段を介して
隣接他機から受信したデータを他方の側のコネクタ手段
を介して隣接他機へと送信する転送手段が含まれてい
る。
【0049】一方バスユニットの側には、センサユニッ
ト側通信系とプログラマブルコントローラやパソコン等
の機器が接続されるフィールドバス側通信系との間にお
けるプロトコル変換を行うプロトコル変換手段が含まれ
ている。
【0050】それにより、フィールドバス上のプログラ
マブルコントローラやパソコン等の機器とセンサユニッ
トとの間におけるバケツリレー方式による双方向データ
伝送が可能となる。
【0051】加えて、このような構成によれば、従来各
センサユニットから個々に出力していた検出値やスイッ
チング出力等のデータを、バスユニットの側から一括し
てプログラマブルロジックコントローラ等へ送ることが
できるから、個々のセンサユニットに繋がる出力ライン
を省略することにより、配線の簡略化を達成することが
できる。
【0052】好ましい実施の形態では、センサユニット
は、隣接他機から受信したデータが自機宛てのデータで
あり、かつそれが命令を含むときには、その命令に対応
した固有動作を実行する命令実行手段を含んでいる。
【0053】それにより、センサユニットの動作をフィ
ールドバス上の機器からの命令を介して実行させること
が可能となる。すなわち、フィールドバスには、プログ
ラマブルコントローラ(PLC)やFAパソコン(FA
−PC)等を接続できるから、それらから例えばモニタ
命令やデータ設定命令を発行することにより、センサユ
ニットの該当する機能を起動することもできる。
【0054】以上述べたセンサシステムを実現するため
には、一定の構成を有するセンサユニットが採用され
る。
【0055】このセンサユニットは、隣接する他機の各
々との間で信号の送受を可能とする各側のコネクタ手段
と、一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信
したデータを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機
へと送信するデータ送信手段と、いずれかのコネクタ手
段を介して隣接他機から受信したデータが自機宛てであ
って、そのデータに命令が含まれている場合には、その
命令に対応した固有動作を実行する命令実行手段を含ん
でいる。
【0056】このセンサユニットにあっても、基本的な
幾つかの命令を採用することが好ましい。
【0057】すなわち、好ましい実施の形態では、命令
がモニタ命令であり、かつ固有動作が当該モニタ命令で
指定されたモニタ項目のデータを読み出して、モニタ用
データとしてモバイルコンソールに宛てて返送する動作
である。
【0058】又、他の好ましい実施の形態では、命令が
データ設定命令であり、かつ固有動作が当該データ設定
命令に付されたデータを、当該命令で指定される設定項
目に書き込む動作である。
【0059】又、好ましい実施の形態では、命令が操作
不能化命令であり、かつ固有動作が当該操作不能化命令
で指定の機能に関するセンサユニットのキー操作を不能
化する動作である。
【0060】更に、好ましい実施の形態では、命令が隠
れ機能実行命令であり、かつ固有動作がセンサユニット
のキー操作では実行させることができない隠れ機能を実
行させる動作である。
【0061】既に説明した本発明に係るセンサシステム
においては、一定の機能を有するモバイルコンソールが
採用される。
【0062】好ましい実施の形態では、このモバイルコ
ンソールは、隣接するもの相互間で双方向に信号送受が
可能であり、かつ各々他機宛てのデータについては転送
機能を有する一連のセンサユニットの一つに接続可能で
ある。
【0063】好ましい実施の形態では、モバイルコンソ
ールには、各種の入力操作に使用される操作手段と、各
種データの表示に使用される表示手段と、前記操作手段
における所定操作に応答して、指定されたセンサユニッ
トに宛ててモニタ命令を送信するモニタ命令送信手段
と、前記モニタ命令の送信に応答して指定されたセンサ
ユニットから返送されるモニタ用データを前記表示手段
に表示させるモニタ用データ表示手段が具備される。
【0064】好ましい他の実施の形態では、モバイルコ
ンソールには、各種の入力操作に使用される操作手段
と、各種データの表示に使用される表示手段と、前記表
示手段における所定操作に応答して、指定されたセンサ
ユニットに宛てて設定命令を送信する設定命令送信手段
とが具備される。
【0065】好ましい他の実施の形態では、モバイルコ
ンソールには、各種の入力操作に使用される操作手段
と、各種データの表示に使用される表示手段と、前記操
作手段における所定操作に応答して、指定されたセンサ
ユニットに宛てて操作不能化命令を送信する操作不能化
命令送信手段とが具備される。
【0066】更に好ましい実施の形態では、モバイルコ
ンソールには、各種の入力操作に使用される操作手段
と、各種のデータの表示に使用される表示手段と、前記
操作手段における所定操作に応答して、指定されたセン
サユニットに宛てて隠れ機能実行命令を送信する隠れ機
能実行命令送信手段とが具備される。
【0067】本発明のセンサシステムは、上述のモバイ
ルコンソールやバスユニット以外にも任意の制御ユニッ
トと接続してデータ伝送を行なうことができる。これ
は、センサユニット列がバケツリレー方式による双方向
データ伝送機能を有するからに他ならない。
【0068】すなわち、本発明のセンサシステムは、要
するに、互いに隣接させて装着可能でかつ各々固有のア
ドレスが設定される複数台のセンサユニットを有するも
のであって、該センサユニットの各々には、隣接する両
センサユニットの各々との間で信号の送受を可能とする
各側のコネクタ手段と、一方の側のコネクタ手段を介し
て隣接他機から受信したデータを他方の側のコネクタ手
段を介して隣接他機へと送信するデータ転送手段とが含
まれ、それにより相隣接する一連のセンサユニット列に
おいて、バケツリレー方式による双方向データ伝送を可
能としたものに他ならない。
【0069】また、本発明のバスユニットは、要する
に、隣接するもの相互間で双方向に信号送受が可能であ
り、かつ各々データ転送機能を有する一連のセンサユニ
ットの一つに接続可能であって、センサユニット側通信
系とプログラマブルコントローラやパソコン等の機器が
接続されるフィールドバス側通信系との間における通信
プロトコル変換を行なうプロトコル変換手段が含まれて
おり、それによりフィールドバス上のプログラマブルコ
ントローラやパソコン等の機器とセンサユニットとの間
におけるデータ伝送を可能としたものに他ならない。
【0070】以上述べた一連のセンサシステム、センサ
ユニット、モバイルコンソールに関して、更に好ましい
実施の形態では、センサユニットは例えばファイバ型の
光電センサユニットとすることができる。
【0071】更に、コネクタ手段に関しては、光信号送
信用の発光素子と光信号受信用の受光素子とを有して光
信号の送受を可能とした光コネクタとすることができ
る。
【0072】このような光コネクタを採用すれば、雄雌
コネクタとは異なりユニットハウジング側面を平坦化で
きること、電磁ノイズに対する耐性が向上できること、
接触不良がなくなること等の利点がある。
【0073】ところで、本発明のモバイルコンソールの
利点は、センサシステムを構成する一連のセンサユニッ
ト列が作業性の悪い制御盤内の狭小な空間等に据え付け
られたとしても、モバイルコンソール自体はそれらのセ
ンサシステムから離れた作業性の良好な空間に持ち出す
ことにより、センサシステムのモニタ等が容易に行える
等の点にある。
【0074】これらの利点は、モバイルコンソール自体
が有する通信を介するデータ取り出し機能に起因するの
であって、センサシステムに採用された通信方式がバケ
ツリレー方式か共通伝送線方式(バス方式)かに依存す
るものではない。してみれば、本発明のモバイルコンソ
ールは、次のように表現することもできる。
【0075】すなわち、本発明のモバイルコンソール
は、互いに隣接して連装されかつ各々通信機能を有する
一連のセンサユニットに対して共通に設けられるもので
ある。ここで、『共通に設けられる』とあるのは、セン
サユニット毎に設けられるものではないことを意味して
いる。また、センサユニット相互間のデータ通信方式は
バケツリレー方式や共通線方式(バス方式)の別を問わ
ない。
【0076】このモバイルコンソールには、操作手段
と、表示手段と、操作手段の所定操作に基づいて、指定
されたセンサユニットに関するデータを当該センサユニ
ットより通信を介して取り出して表示手段に表示させる
制御手段と、が設けられる。ここで、モバイルコンソー
ルの通信相手となるセンサユニットは、センサユニット
列を構成する特定の一つに限らない。例えば、個々のセ
ンサユニットのそれぞれに赤外線通信機能を内蔵して、
他のセンサユニットを経由することなく、個別にモバイ
ルコンソールと通信して、該当するデータを取り出す構
成を採用することもできる。
【0077】本発明のモバイルコンソールにおいて、一
連のセンサユニットとの通信は、一つのセンサユニット
又は共通の伝送ラインを経由して行なってもよい。すな
わち、一つのセンサユニットで受信したデータを隣接ユ
ニットにバケツリレーして目的となるセンサユニットに
届けたり、共通の伝送ラインに送出して他のセンサユニ
ットに届ける等の様々な構成を採用することができる。
【0078】本発明のモバイルコンソールにおいて、一
つのセンサユニット又は共通の伝送ラインとは、電気コ
ードを経由する有線通信又は赤外線、電波、超音波等の
無線伝送媒体を経由する無線通信で結んでもよい。この
ような構成を採用すれば、センサユニット列とモバイル
コンソールとの離隔が容易となるため、一連のセンサユ
ニットから離れた位置に移動して、各センサユニットの
データをモニタ可能となり、センサユニットの調整操作
等が容易となる。
【0079】本発明のモバイルコンソールにおいて、モ
ニタ対象となるセンサユニットに関するデータとして
は、検出アナログ値又はそれを二値化するためのしきい
値等を挙げることができる。勿論、これ以外の任意のデ
ータが対象となる。
【0080】本発明のモバイルコンソールの外観として
は、操作手段を構成する操作部と表示手段を構成する表
示部とを表面に有するハウジングを備え、該ハウジング
には片手で把持した状態でもう片方の手で操作部を操作
できる把持部が設けられるようにしてもよい。このよう
な構成によれば、モバイルコンソールの使い勝手が一層
向上することは言うまでもない。
【0081】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のセンサシステム
の好適な一実施形態を添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0082】本発明センサシステムの一実施形態を示す
斜視図が図1に示されている。同図に示されるように、
このセンサシステムは、互いに隣接させて連装可能でか
つ各々固有のアドレスが設定される複数台(図では16
台)のセンサユニットSU0〜SU15と、それらのセ
ンサユニットSU0〜SU15の少なくとも一つに対し
て接続可能なモバイルコンソールMCとを有する。この
例では、センサユニットSU0〜SU15はファイバ型
光電スイッチで構成されている。
【0083】図示のセンサユニットSU0〜SU15
は、DINレール1を介して互いに隣接させて連装され
ている。センサユニットSU0〜SU15のハウジング
の図では上面には、4桁の7セグメント表示器からなる
表示部2と、複数のファンクションキーやインクリメン
トキー等からなる操作部3とが設けられている。同ハウ
ジングの前面には、スイッチング出力を取り出すための
電気コード5が取り付けられており、また後面には往路
光ファイバ4aと復路光ファイバ4bとが取り付けられ
ている。
【0084】モバイルコンソールMCは、その表面に表
示部6と操作部7とが設けられている。又、その上端部
からは電気コード12が引き出され、この電気コード1
2の先端には、コネクタユニットCUが取り付けられて
いる。コネクタユニットCUは、センサユニットSU0
〜SU15と同様に、DINレール1を介してセンサユ
ニット列SU1〜SU15の左端に隣接して取り付けら
れる。
【0085】センサユニットの外観を示す斜視図が図2
に示されている。
【0086】同図に示されるように、センサユニットS
Uを構成する薄型略直方体状のハウジングの両側面に
は、投受光用の窓8,9が開口形成されている。図で
は、窓8,9は穴が開いているように示されているが、
実際には可視光遮断フィルター部材で塞がれている。な
お、図において10はDINレール取付溝、11a,1
1bは一対のセンサヘッドである。すなわち、ハウジン
グ内の図示しない発光素子から放出された光は往路光フ
ァイバ4aを通ってセンサヘッド11aに至り、ここか
ら検知領域13へ向けて放出される。検知領域13を経
由した光は、検知ヘッド11bから復路光ファイバ4b
へ導入され、最終的にセンサユニットのハウジング内に
戻され、図示しない受光素子へと到達する。
【0087】モバイルコンソールMCへ通ずるコネクタ
ユニットCUの斜視図が図3に示されている。同図に示
されるように、コネクタユニットCUの片面には投受光
用窓14が形成されている。この投受光用窓14は、セ
ンサユニット列の左端に位置するセンサユニットSU1
5の投受光窓9と対向している。尚、投受光用窓14に
も可視光遮断フィルタ部材が存在する。
【0088】センサユニットSUの投受光用窓8,9並
びにコネクタユニットCUの投受光窓14の内部には、
本発明のデータ伝送用の光コネクタを構成する一対の投
受光素子が配置される。
【0089】コネクタユニットCU並びに一連のセンサ
ユニットSU0〜SU15内の投受光素子の配置を模式
的に示す断面図が図4に示されている。
【0090】同図に示されるように、コネクタユニット
CU並びにセンサユニットSUの内部には、各種の電子
部品等を搭載した回路基板16,17が配置されてい
る。コネクタユニットCU内の回路基板16の片面に
は、投光素子18と受光素子19とが上下方向に離れて
配置されている。これらの投光素子18並びに受光素子
19は、投受光用窓14の領域内に収まっている。
【0091】一方、センサユニットSU内の回路基板1
7の両面には、回路基板17を挟んで投受光素子が背中
合わせとなるようにして、2対の投受光素子18,19
が配置されている。各面の投受光素子は、投受光用窓
8,9の領域内に収まっている。
【0092】換言すれば、センサユニットSU0〜SU
15の各々には、隣接する両センサユニットの各々との
間で信号の送受を可能とする光コネクタが設けられてい
る。そして、各光コネクタは、送受方向の異なる2対の
投受光素子(図4に示される上段の投受光素子18,1
9と下段の投受光素子18,19)を隣接するユニット
間で対向するように配置して構成されている。
【0093】従って、これらの投受光素子18,19を
適宜に作動させることにより、隣接するセンサユニット
の相互間において、さらにはセンサユニットSU15と
コネクタユニットCUとの間において、図中矢印で示さ
れるように双方向に光信号の送受が可能になされてい
る。
【0094】隣接するセンサユニット内の投受光素子並
びにレンズの配置を示す斜視図が図5に示されている。
【0095】同図に示されるように、隣接するセンサユ
ニットSU13,SU14内には、回路基板17がそれ
ぞれ配置されており、その両面には投光素子18と受光
素子19とが上下に僅かに離れて配置されている。又、
基板17を挟んでその両側に位置する一対の投受光素子
は、投光素子18と受光素子19とが相反する位置関係
となっている。又、投受光用の窓には、半割円筒状のシ
リンドリカルレンズ20が嵌められており、投受光用窓
を介しての光の放出並びに導入を効率よく行うように工
夫されている。なお、発光素子18としては、この例で
は赤外線発光ダイオードが使用されている。
【0096】センサユニットの電気的構成を概略的に示
すブロック図が図6に示されている。
【0097】この電気回路は、センシング系回路部
(A)と、右側通信系回路部(B1)と、左側通信系回
路部(B2)とを主体として構成される。
【0098】すなわち、センシング系回路部(A)は、
投光系回路300と、発光素子(LED)320と、受
光素子(PD)330と、受光系回路310とから構成
される。
【0099】右側通信系回路部(B1)は、投光系回路
210と、発光素子(LED)18と、受光素子(P
D)19と、受光系回路220とから構成される。
【0100】同様にして、左側通信系回路部(B2)
は、投光系回路240と、発光素子(LED)18と、
受光素子(PD)19と、受光系回路230とから構成
される。
【0101】CPU100は、マイクロプロセッサを主
体として構成されており、後述する各種の機能をソフト
ウェア的に実現する。
【0102】出力系回路400は、先ほど説明したセン
シング系回路(A)から得られる受光データをそのまま
デジタル値で出力したり、あるいは所定のしきい値で二
値化することにより得られたスイッチング信号を出力す
るためのものである。
【0103】センサユニットの電気的な構成をより詳細
に示すブロック図が図7に示されている。
【0104】図において、100番台の符号が付されて
いるブロックは、CPU100を構成するマイクロプロ
セッサによりソフトウェア的に実現される機能ないし処
理を示す。又、図中200番台の符号が付されたブロッ
クは、電気回路によってハードウェア的に実現されるブ
ロックを示す。
【0105】同図に示されるように、CPU100内に
は、計測制御処理部101、スイッチ入力検知処理部1
02、表示灯制御処理部103、受光制御処理部10
4、投光制御処理部105、送受信制御処理部106、
E2PROM制御処理部107、制御出力処理部10
8、リセット処理部109がソフトウェア的に実現され
ている。
【0106】まず、センシング系回路部(A)の構成か
ら説明する。
【0107】計測制御処理部101では、投光制御処理
部105を介して、投光制御回路301を制御すること
により、発光素子(LED)320を駆動し、発光素子
(LED)320から赤外線を放出する。この赤外線
は、往路光ファイバを通って検知領域へ放出され、さら
に復路光ファイバを通って受光素子(PD)330へと
到達する。復路光ファイバ330の出力は、増幅回路3
11で増幅された後、A/Dコンバータ312でデジタ
ル信号に変換されて、受光制御処理部104を介して、
計測制御処理部101へと取り込まれる。
【0108】計測制御処理部101では、受光量データ
をそのまま、あるいは所定のしきい値を基準として二値
化した後、これを出力データとして、制御出力処理部1
08を介して、制御出力回路401から外部へと送出す
る。
【0109】次に、右側と左側の通信系回路部(B1,
B2)の構成を説明する。
【0110】通信制御処理部110では、送受信制御処
理部106を制御することにより、投光駆動回路211
を介して右通信系発光素子(LED)18aを駆動し、
これにより、右側隣接他機に対して、光信号を送出す
る。右側隣接他機から到来する光信号は、右通信系受光
素子(PD)19aにて受光された後、その受光出力は
増幅回路221で増幅された後、送受信制御処理部10
6を介して通信制御処理部110へと与えられる。
【0111】同様にして、送受信制御処理部106は、
投光駆動回路241を介して左通信系発光素子(LE
D)18bを駆動し、左側隣接他機に対し光信号を送出
する。左側隣接他機から到来する光信号は、左通信系受
光素子(PD)19bで受光され、その受光出力は増幅
回路231を介して増幅された後、送受信制御処理部1
06を介して通信制御処理部110へと到来する。
【0112】こうして、通信制御処理部110では、所
定のプロトコル並びに送受信フォーマットに従って、左
右の隣接する他機との間でデータ通信を行う。
【0113】なお、表示灯制御処理部103は、表示部
2を構成する表示灯(LED)を駆動するものであり、
スイッチ入力検知処理部102には操作部3を構成する
設定スイッチやボタンなどからの入力を検知するもので
ある。又、E2PROM制御処理部107は、CPUの
外部に配置されたE2PROM502に対する書き込み
/読み出し制御を行う。
【0114】又、リセット処理部109は、リセット部
503からの信号に基づき、計測制御処理部101をリ
セット処理する。これにより、受光量データ乃至しきい
値データの表示値は、バックグラウンド光量値を基準と
した相対値により表示される。更に、電源部504は、
CPU100並びに外部のハードウェア回路に対し電源
を供給するものである。
【0115】次に、モバイルコンソールMCの電気的な
構成を示すブロック図が図8に示されている。
【0116】同図に示されるように、この電気回路の全
体は、モバイルコンソールMCの本体に相当する回路部
分とコネクタユニットCUに相当する回路部分とに大別
される。
【0117】モバイルコンソールMCの本体に相当する
回路部分は、さらに、CPU600によってソフトウェ
ア的に実現される処理部601〜607と、電気回路に
よってハードウェア的に実現される回路部701〜70
6とから構成される。なお、800は充電用のACアダ
プタである。
【0118】CPU600によってソフトウェア的に実
現される処理部は、計測制御処理部601と、通信制御
処理部602と、送受信制御処理部603と、表示灯制
御処理部604と、スイッチ入力検知処理部605と、
E2PROM制御処理部606と、リセット処理部60
7とを含んでいる。
【0119】又、ハードウェア的に実現される回路部に
は、発振回路(O.S.C.)701と、E2PROM
702と、リセット部703と、電源部704と、電池
部705と、充電回路部706とが含まれている。
【0120】又、コネクタユニットCUに相当する回路
部には、投光駆動回路部901と、通信系発光素子(L
ED)18と、通信系受光素子(PD)19と、増幅回
路902とが含まれている。
【0121】以上の構成において、計測制御処理部60
1では、通信制御処理部602を介して、送受信制御処
理部603を制御することにより、投光駆動回路901
を介して通信系発光素子(LED)18を駆動して、コ
ネクタユニットCUに隣接するセンサユニットSU15
に対して光信号を送出する。センサユニットSU15か
ら到来する光信号は、通信系受光素子(PD)19で受
信され、その出力は増幅回路902で増幅された後、送
受信制御処理部603を介して、通信制御部602へと
与えられる。
【0122】このようにして、モバイルコンソール(M
C)の通信制御部602では、所定のプロトコル並びに
通信フォーマットに従って、コネクタユニットCUを介
して、センサユニットSU15に対し光信号の送受を行
うのである。
【0123】なお、このモバイルコンソールMCは、A
Cアダプタ800を介して充電可能になされている。こ
れは、ACアダプタ800からの直流電源を、充電回路
部706を介して電池部705に対して供給することで
行われる。電池部705から得られる直流電源は、電源
部704を介して安定化された後、CPU600などの
内部回路へと供給される。
【0124】親機、子機並びにモバイルコンソール(以
下、モバコンと略称することもある)のチャンネル割付
け(アドレス割付け)を示す説明図が図9に示されてい
る。
【0125】同図から明らかなように、センサユニット
SU0〜SU15並びにモバコンMC(CU)を順に配
列した場合、センサユニットSU0が親機(0ch)、
センサユニットSU1が子機(1ch)、センサユニッ
トSU2が子機(2ch)〜センサユニットSU15が
子機(15ch)、にそれぞれ割り付けられる。モバコ
ン(MC)は(63ch)に固定されている。更に、モ
バコンMCから親機であるセンサユニットSU0へ向け
て送られるデータをアップデータ(Updata)と称
し、また親機であるセンサユニットSU0からモバコン
MCへ向けて送られるデータをダウンデータ(Down
data)と称することとする。
【0126】尚、上述の各チャンネルの割付けは、DI
Pスイッチ等で固定的に行なってもよく、また各機に自
機の立場を認識する処理を組込んで自動的に行なうよう
にしてもよい。
【0127】センサユニット(SU0〜SU15)を構
成する各ファイバ型光電センサユニットでは、例えば、
100μs周期のタイミングでセンシングの為の投光を
繰り返す。相隣接する一対のセンサユニットに着目する
と、センシングの為の投光のタイミングは、常に親機
(0ch)に近い側のセンサユニットの方が約10μs
だけ早い。この投光タイミングの遅れは、後述するよう
に、親機(0ch)からモバコン(16ch)へ向け
て、所定の投光タイミング信号を10μs遅れで順送り
することにより生成される。尚、上記のタイミング遅れ
(10μs)は、隣接センサ間での投光干渉を防止する
ためのものである。
【0128】モバコン側の通信処理を示すフローチャー
トが図10に示されている。
【0129】同図に示されるように、この通信処理は、
モバコンに隣接するセンサユニットSU15からのセン
シングの為の投光タイミング信号の到来を基準として行
われる。尚、上述のように、この投光タイミング信号は
親機(0ch)からモバコン(MC)へと一連の子機間
でバケツリレー方式により順送りされて来たものであ
る。すなわち、同図において処理が開始されると、ま
ず、モバコンMCに隣接するセンサユニットSU15か
ら投光タイミング信号が到来することを待機する(ステ
ップ1001,1002NO)。
【0130】この状態において、モバコンMCに隣接す
るセンサユニットSU15から投光タイミング信号が到
来すると(ステップ1002YES)、規定時間のWA
IT処理を実行した後(ステップ1003)、親側隣接
機であるセンサユニットSU15に対して必要であれば
アップデータの送信が行われる(ステップ1004)。
その後、同様にして、モバコンMCに隣接するセンサユ
ニット15から次の投光タイミング信号が到来するのを
待機することとなる(ステップ1005,1006N
O)。
【0131】尚、後述する『モニタ命令』、『データ設
定命令』、『操作不能化命令』、『隠れ機能実行命令』
は、このアップデータに含まれる。
【0132】この状態において、モバコンMCに隣接す
るセンサユニットSU15から投光タイミング信号が到
来すると(ステップ1006YES)、規定時間のWA
IT処理を実行した後(ステップ1007)、親側隣接
機であるセンサユニット15からダウンデータが受信さ
れるのを待機する(ステップ1008)。
【0133】この待機時間中に、モバコンMCに隣接す
るセンサユニットSU15からダウンデータが受信され
れば(ステップ1009YES)、受信されたダウンデ
ータに関して、予め規定された後処理を実行する(ステ
ップ1010)。尚、ダウンデータの後処理(101
0)には、モニタ用データの格納処理等が含まれる。こ
れに対して、ダウンデータの受信待機中に、親機側に隣
接するセンサユニットSU15からダウンデータが受信
されなければ(ステップ1009NO)、ダウンデータ
の後処理(ステップ1010)はスキップされ、再び、
センサユニットSU15から次の投光タイミング信号が
到来するのを待機する(ステップ1011,1012N
O)。
【0134】以後、投光タイミング信号がセンサユニッ
トSU15から到来する度に(ステップ1012YE
S)、ステップ1003に戻って、以上の処理(ステッ
プ1003〜1012)を繰り返すこととなる。
【0135】このように、モバイルコンソールMCの側
においては、投光タイミング信号の到来を基準として、
親側隣接機であるセンサユニットSU15に対するアッ
プデータの送信(ステップ1004)と、同センサユニ
ットSU15からのダウンデータの後処理(ステップ1
010)を交互に繰り返すわけである。
【0136】センサ側のバケツリレー方式によるデータ
伝送処理の一例を示すフローチャートが図11〜図14
に示されている。
【0137】センサユニットSUの通信処理に関して
は、自機が親機の場合と子機の場合とで若干の相違が生
ずる。図11〜図14のフローチャートでは、自機が親
機とされた場合と子機とされた場合との双方を含めて記
述している。なお、各センサユニットを、親機又は子機
のいずれに割り付けるかについては、電源投入直後にイ
ニシャル処理において、各センサユニットが左右に隣接
するユニットに対してハンドシェイク信号を送出し、こ
れが双方から返ってきた場合にはセンサ列の中間に位置
する子機となり、右側隣接機より返ってこなかった場合
が親機となり、左側隣接機より返ってこなかった場合が
センサ列の左端に位置する子機となるように設定するこ
とができる。
【0138】図11において処理が開始されると、子機
に割り付けられたセンサユニットに関しては、親側隣接
機からの投光タイミング信号の到来を待機する状態とな
る(ステップ1101,1102NO)。
【0139】この状態において、親側隣接機からセンシ
ングの為の投光タイミング信号が到来すれば(ステップ
1102YES)、先に説明したセンシング系の発光素
子(図7の符号320)から投光処理を行い(ステップ
1103)、その後子側隣接機に対し投光タイミング信
号を送信する処理を実行する(ステップ1104)。各
機が同様な動作を繰り返すことで、前述の投光遅れ時間
(例えば、10μs)が生成される。
【0140】その後、子側隣接機からアップデータの受
信有無を判定し(ステップ1105)、受信がなければ
(ステップ1105NO)、センシング系の受光素子
(PD)(図7の符号330)からの出力データ(受光
データ)に関し受光処理(しきい値を用いた二値化処
理、二値化結果の外部出力処理など)を実行し(ステッ
プ1106)、再度、親側隣接機から投光タイミング信
号の到来を待機する状態となる(ステップ1101,1
102NO)。なお、親機に割り付けられたセンサユニ
ットに関しては、投光タイミング信号の到来を待つので
はなく、タイマにより設定した時間が到来する度に、投
光処理を実行する(ステップ1103)。
【0141】以上の動作中に、子側隣接機からアップデ
ータの受信が判定されると(ステップ1105YE
S)、子側隣接機から当該アップデータを受信格納する
処理を実行した後(ステップ1107)、先ほどと同様
にして、センシング系受光素子(PD)(図7の符号3
30)からの受光データに対し、同様な受光処理を実行
する(ステップ1108)。尚、アップデータとはこの
例では、図10のステップ1004でモバコンMCから
発行されたもので、各種の命令(モニタ命令等)を含む
ものである。
【0142】図12に移って、以後、親側隣接機からセ
ンシングの為の投光タイミング信号の到来を待機する状
態となる(ステップ1201,1202NO)。
【0143】この状態において、親側隣接機から投光タ
イミング信号が到来した場合(ステップ1202YE
S)、センシング系の発光素子(LED)(図7の符号
320)から投光処理を実行した後(ステップ120
3)、続いて子側隣接機に対し投光タイミング信号を送
信する(ステップ1204)。
【0144】その後、ステップ1107で格納したアッ
プデータが自己に対するものか否かの判断を行う(ステ
ップ1205)。
【0145】ここで、受信格納されたアップデータが自
己に対するものと判定されれば(ステップ1205YE
S)、当該アップデータに含まれる命令に対する処理を
実行する(ステップ1206)。この命令には、『モニ
タ命令』、『データ設定命令』、『操作不能化命令』、
『隠れ機能実行命令』などの様々な命令が存在する。
【0146】ここで、命令が『モニタ命令』であった場
合、モニタ命令で指定されたモニタ項目のデータを読み
出して、モニタ用データとして編集する処理を実行す
る。モニタ項目としては、例えば現在の受光レベル、し
きい値等が挙げられる。
【0147】又、命令が『データ設定命令』であれば、
当該データ設定命令に付されたデータを、当該命令で指
定される設定項目に書き込む動作を実行する。設定項目
としては、例えば検出値の2値化のためのしきい値、出
力用オンディレイタイマやオフディレイタイマ等のタイ
マ時間、検出モード等が挙げられる。
【0148】又、命令が『操作不能化命令』であれば、
当該操作不能化命令で指定の機能に関するセンサユニッ
トのキー操作を不能化する処理を実行する。操作不能化
される機能としては、例えばしきい値自動設定のための
ティーチング禁止、検出値を背景値に対する相対値とす
るゼロリセット禁止、出力用オンディレイタイマやオフ
ディレイタイマ等のタイマ時間の変更禁止等が挙げられ
る。
【0149】さらに、命令が『隠れ機能実行命令』であ
れば、センサユニットのキー操作では実行させることが
できない隠れ機能を実行させる動作が行なわれる。隠れ
機能としては、例えばタイマモードの変更、通信テスト
実行等が挙げられる。タイマモードには、出力のオンか
らオフへの切り替えを遅らせてオン時間を長くするオフ
ディレイタイマモード、オフからオンへの切り替わりを
遅らせて短いオン出力を除去するオンディレイタイマモ
ード、オフからオンへの切り替わりを一定時間だけオン
出力するワンショットタイマモード等が用意されてい
る。
【0150】これに対して、アップデータが自己に対す
るものでないと判定されると(ステップ1205N
O)、当該アップデータを親側隣接機へアップデータと
して送信する処理を実行する(ステップ1207)。こ
れにより、子機におけるアップデータ転送機能が実現さ
れる。
【0151】その後、センシング系受光素子(PD)か
らの受光データに基づき、先に説明した二値化処理、外
部出力処理などの受光処理を実行する(ステップ120
8)。
【0152】続いて図13に移って、親側隣接機からの
投光タイミング信号の到来を再び待機する状態となる
(ステップ1301,1302NO)。
【0153】この状態において、親側隣接機から投光タ
イミング信号が到来すれば(ステップ1302YE
S)、投光処理を実行した後(ステップ1303)、子
側隣接機に対し投光タイミング信号を送信する処理を実
行する(ステップ1304)。その後、ステップ110
7で格納したアップデータが自己に対するものであった
かどうかの判定を再度行う(ステップ1305)。
【0154】ここで、アップデータが自己に対するもの
であると判定されれば(ステップ1305YES)、図
14のフローチャートに移って、ダウンデータを子側隣
接機へと送信した後(ステップ1404)、再度受光処
理を実施して(ステップ1405)、図11のフローチ
ャートに戻る。
【0155】これに対して、図13のフローチャートに
おいて、アップデータが自己に対するものではないと判
定されると(ステップ1305NO)、更に親側隣接機
からダウンデータの受信の有無を判定する(ステップ1
401)。
【0156】ここで、親側隣接機からダウンデータの受
信有りと判定されると(ステップ1401YES)、先
に説明したステップ1107〜1204と同様にして、
当該ダウンデータの格納処理、並びに、投光処理及びタ
イミング信号送信処理を経たのち、更にダウンデータが
自己に対するものかどうかの判定を行う(ステップ14
02)。
【0157】ここで、そのダウンデータが自己に対する
ものであると判定されれば(ステップ1402YE
S)、ダウンデータ命令に対する処理を実行した後(ス
テップ1403)、受光処理を実施して(ステップ14
05)、図11のフローチャートへ復帰する。この処理
により、子機におけるダウンデータの転送機能が実現さ
れる。
【0158】これに対して、ダウンデータが自己に対す
るものではないと判定されると(ステップ1402N
O)、モバコンから自機への命令に対する返信に相当す
るダウンデータを子側隣接機へと送信した後(ステップ
1404)、受光処理を実施して(ステップ140
5)、図11のフローチャートに復帰する。
【0159】更に、親側隣接機からのダウンデータの受
信無しと判定されれば(ステップ1401NO)、単に
受光処理を実施するだけで(ステップ1405)、図1
1のフローチャートに復帰する。
【0160】なお、以上図11〜図14のフローチャー
トにおいて、親機に割り当てられたセンサユニットに関
しては、投光タイミング信号の到来を待つことなく、タ
イマを使用して周期的に投光処理を行う(ステップ11
03,1203,1303)。
【0161】このように、子機若しくは親機に割り当て
られたセンサユニットの側では、アップデータ若しくは
ダウンデータが自己に対するものでなければ、それらを
隣接する他機に転送する一方、それらのアップデータ若
しくはダウンデータが自機に対するものと判定されれ
ば、アップデータに含まれる命令に対する処理(ステッ
プ1206)並びにダウンデータに含まれる命令に対す
る処理(ステップ1403)を実行し、またアップデー
タに含まれる命令に対するレスポンスを子側隣接機へと
送信するのである(ステップ1404)。
【0162】ここで、ダウンデータ命令に含まれる命令
としては、電源投入直後に親機(SU0)から順送りに
到来する『チャンネル割付け命令』等が挙げられる。こ
のチャンネル割付け命令がダウンデータとして到来する
と、各子機ではそれに付されたチャンネルNo.(c
h)に+1を加えたもの(ch+1)を、チャンネル割
付け命令に含めて子側隣接機へと送信する処理をステッ
プ1403で実行する。この処理が各子機にて繰り返さ
れる結果として、フリーロケーション方式のチャンネル
自動割付け機能が実現される。
【0163】尚、図10〜図14を参照して説明した実
施の形態では、アップデータとダウンデータとをあらか
じめ決められた順番に受け付けるようにしているが、こ
れはデータ受け付け処理の一例に過ぎないものと理解さ
れるべきである。常時、親側隣接機と子側隣接機とのど
ちらからデータが到来するかを待機し、データが到来し
た方に合わせてダウンデータ処理又はアップデータ処理
を実行する等の変形は当業者であれば容易に想到するで
あろう。
【0164】本発明センサシステムの他の実施形態を示
す斜視図が図15に示されている。
【0165】同図に示されるように、このセンサシステ
ムは、互いに隣接させて連装可能でかつ各々固有のアド
レスが設定される複数台(図では16台)のセンサユニ
ットSU0〜SU15と、それらのセンサユニットの少
なくとも一つ(図では、一番左端にあるセンサユニット
SU15)に接続可能なバスユニットBUと、バスユニ
ットBUに隣接して装着されたコネクタユニットCU
と、コネクタユニットCUに対して電気コード12を介
して接続されたモバイルコンソールMCとを有してい
る。
【0166】バスユニットBUは、電気コード30を介
して、図示しないフィールドバスへと接続される。ここ
で、『フィールドバス』とは、FA業界で使用されてい
るLAN以下のフィールドネットワークのことである。
このフィールドバスの代表的なものとしては、ASI、
DEVICE Net、Profibus等が挙げられ
る。フィールドバスには一般的にPLCやFAパソコン
等が接続される。
【0167】このバスユニットBUは、本発明の連装式
センサシステムで使用されている光通信のプロトコル
と、FA等で使用されているフィールドバス(ASI、
DEVICE Net等)との間でプロトコル変換を行
なうためのユニットである。そして、このバスユニット
BUを使用することにより、(1)センサユニット(SU
0〜SU15)の制御出力をフィールドバスに出力する
機能、(2)PLC等からセンサの設定を変更するデータ
をフィールドバス経由で受け付け、そのデータに従いセ
ンサの設定を変更する機能、(3)逆に、PLC等にセン
サの設定状態、検出状態をフィールドバス経由で送信す
る機能、等を実現可能となる。すなわち、このバスユニ
ットBUの機能は、基本的にはモバイルコンソールMC
と同じであり、設定を行なう元が、人間かPLC(又は
FA−PC)かで異なるだけである。
【0168】親機、子機、BUSユニット並びにモバコ
ンのチャンネル割付けを示す説明図が図16に示されて
いる。
【0169】同図に示されるように、センサユニットS
U0〜SU15、バスユニットBU、モバイルコンソー
ルMCを順に配列した場合、センサユニットSU0が親
機(0ch)に、センサユニットSU1が子機(1c
h)に、センサユニットSU2が子機(2ch)に〜セ
ンサユニットSU15が子機(15ch)に、バスユニ
ットBUが(16ch)に、それぞれチャンネル割り付
けされる。モバイルコンソール(MC)は(63ch)
に固定されている。又、モバイルコンソールMCから親
機であるセンサユニットSU0へ向けて送られるデータ
がアップデータ(Updata)とされる。更に、親機
であるセンサユニットSU0からモバイルコンソールM
Cへ向けて送られるデータがダウンデータ(Downd
ata)とされる。
【0170】次に、BUSユニットを用いた通信処理を
示すフローチャートが図17並びに図18に示されてい
る。なお、図17並びに図18においては、理解を容易
とするために、アップデータ並びにダウンデータの転送
処理は省略されている。
【0171】図17において処理が開始されると、親機
の側ではタイマ処理によって、一定時間間隔で投光処理
を実行する(ステップ1701,1801)。そして、
投光処理に続いて、子側隣接機に対して制御出力データ
(T1n,T1n+1)の送信を行い(ステップ170
2,1802)、続いて受光処理を実施する(ステップ
1703,1803)。ここで、制御出力データとは、
検出光量を2値化したスイッチングデータを含むもので
ある。一方、送信された制御出力データは投光タイミン
グ信号としても作用する。
【0172】以上の処理を、投光タイミングタイマが規
定時間を経過する度に(ステップ1704,1804)
繰り返すわけである。
【0173】子機の側では、常時親側隣接機からの制御
出力データを待機する状態にあり(ステップ1721,
1821)、制御出力データが到来する度に(ステップ
1722,1822)、投光処理(ステップ1723,
1823)、子側隣接機に対する制御出力データの送信
(ステップ1724,1824)、受光処理(ステップ
1725,1825)を繰り返し、それらの合間には、
制御出力データに対し自機の現在の制御出力情報を反映
する処理を実行する(ステップ1726)。
【0174】一方、BUSユニットの側では、常時セン
サユニットからの制御出力データを待機する状態にあり
(ステップ1741,1841)、制御出力データの到
来するのを待って(ステップ1742,1842)、制
御出力データを所定のプロトコルを有するバスデータ
(ASI BUS、COMPO BUS/S(オムロン
製)、DEVICE NET等)に変換する処理を実行
し(ステップ1743,1843)、その後得られたB
USデータをPLCやFA−PCが接続されるフィール
ドバスへ向けて送出する(ステップ1744)。
【0175】以上の処理を実行する結果、各センサユニ
ットSU0〜SU15で生成される出力データは、バス
ユニットBUによってプロトコル変換された後、電気コ
ード30を介して、フィールドバス上のPLCやFA−
PCへと送られる。
【0176】従って、このバスユニットBUを使用すれ
ば、個々のセンサユニットSU0〜SU15から引き出
される出力コード5を省略することもでき(図では省略
していない例を示す)、配線を大幅に簡素化することが
できる。
【0177】すなわち、図15では各制御ユニットSU
1から電気コード5が引き出されているが、これらの電
気コード5を省略して、電気コード30に代えることが
できるのである。
【0178】バスユニットBUを使用したセンサシステ
ムにおけるチャンネル間のデータ転送を示すタイムチャ
ートが図19にまとめて示されている。
【0179】図19のタイムチャートは、縦軸にチャン
ネル(ch0〜ch16)を、横軸に時間をとって描か
れたものである。各チャンネルの領域は上下2列に分か
れている。上段の列は、投光処理(図中黒く塗りつぶさ
れている)や受光処理等のファイバ型光電センサ本来の
動作のためのタイミングに割当てられている。下段の列
は、相隣接するセンサユニットとのデータ伝送のための
タイミングに割当てられている。
【0180】図から明らかなように、各チャンネルのセ
ンサユニットは略100μsの周期で投光処理を繰り返
し、これに続いて受光処理(光量データ2値化や外部出
力等)が行なわれる。投光処理のタイミングは親機とな
るch0のセンサユニット(SU0)によりタイマで管
理されている。すなわち、ch1〜ch15に割当てら
れた各子機は、ch0の親機もしくは親側隣接子機から
順次略10μs遅れて投光処理を行なう。この遅れ時間
は、親機を発行元とする投光タイミング信号(制御デー
タT1又はT2に含まれる)のユニット間順送りにより
生成される。
【0181】尚、T1n又はT2nはn番目の投光周期
で得られた9ビットからなる制御データである。1つの
センサの出力が1ビットで表され、T1nはch0〜7
のセンサ出力を、T2nはch8〜15のセンサの出力
を含む。それぞれ残りの1ビットは、T1nであるかT
2nであるかを識別するためのフラグである。
【0182】親機並びに各子機では、投光処理に続く受
光処理期間に、隣接子機との送受信処理(T1,T2)
を同時並行的に実行する。その後、投光周期の残り時間
を使用して、アップデータに関する処理(命令実行等)
とダウンデータに対する処理とを交互に実行する。
【0183】次に、本発明に適用されているデータ転送
プロトコルを、図53のタイムチャートを参照して、よ
り詳細に説明する。なお、図53の例では、説明を容易
とするために、一台のモバイルコンソール(MC)に対
して接続されるセンサユニットの台数を3台とする。こ
こで、センサユニットSU(ch0)が親機、センサユ
ニットSU(ch1,ch2)が子機とされる。
【0184】先に説明したように、親機であるセンサユ
ニットSU(ch0)からは、規定のタイマ周期Tで、
投光タイミング信号がサイクリック(図では最初のサイ
クルのみを代表して示す)に子側隣接機であるセンサユ
ニットSU(ch1)へと送出される(ステップ530
1)。
【0185】センサユニットSU(ch1)がこれを受
信すると(ステップ5302)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch1)からは、例えば10μsec遅れ
て、投光タイミング信号がサイクリック(図では最初の
サイクルのみを代表して示す)に子機側隣接機であるセ
ンサユニットSU(ch2)へと送出される(ステップ
5303)。
【0186】センサユニットSU(ch2)がこれを受
信すると(ステップ5304)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)からは、例えば10μsec遅れ
て、投光タイミング信号がサイクリック(図では最初の
サイクルのみを代表して示す)に子機側隣接機であるモ
バイルコンソールMCへと送出される(ステップ530
5)。
【0187】モバイルコンソールMCがこれを受信する
と(ステップ5306)、モバイルコンソールMCから
は規定の待機時間の後に、各種コマンド等を含むアップ
データ(UP)が親機側隣接機であるセンサユニットS
U(ch2)に対して送出される(ステップ530
7)。このとき、アップデータの宛先は、この例では、
子機であるセンサユニットSU(ch1)であるものと
する。
【0188】センサユニットSU(ch2)がこれを受
信すると(ステップ5308)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)は、これをメモリに格納すると共
に、次の送信周期Tが到来するのを待って、親機側隣接
機であるセンサユニットSU(ch1)へと送信する
(ステップ5309)。
【0189】センサユニットSU(ch1)がこれを受
信すると(ステップ5310)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch1)は、これをメモリに格納すると共
に、次の送信周期Tが到来するのを待って、当該アップ
データに含まれるコマンドに従った処理を実行する(ス
テップ5311)。その後、さらに、次の周期Tが到来
するのを待って、処理結果に相当するダウンデータを子
側隣接機であるセンサユニットSU(ch2)へと送信
する(ステップ5312)。
【0190】センサユニットSU(ch2)がこれを受
信すると(ステップ5313)、子機であるセンサユニ
ットSU(ch2)は、これをメモリに格納すると共
に、次の周期Tが到来するのを待って、当該ダウンデー
タをモバイルコンソールMCへと送信する(ステップ5
304)。そして、これをモバイルコンソールMCが受
信することにより(ステップ5315)、モバイルコン
ソールMCは目的とするセンサユニットSU(ch2)
からのデータを取得する。
【0191】以上の経過により、例えば、モバイルコン
ソールMCが子機であるセンサユニットSU(ch1)
に宛てて、モニタコマンドをアップデータとして送信す
れば、これがユニット間を順にバケツリレーされてセン
サユニットSU(ch1)へと到達する。その後、セン
サユニットSU(ch1)がこのモニタコマンドを解読
実行して、モニタ指定されたデータを取り出すと共に、
これをダウンデータとして、モバイルコンソールMCに
宛てて送信する。そして、このダウンデータをモバイル
コンソールMCが受信して表示することにより、モニタ
機能が実現されるのである。
【0192】以上説明した親機,子機,バスユニット,
モバイルコンソールの動作によれば、各ユニット間で、
投光処理並びに受光処理を行いつつも、双方向にデータ
転送を行って、各センサユニットに対してモバイルコン
ソールやPLC等からデータ設定を行ったり、各センサ
ユニットの作動状態をモバイルコンソールの側でモニタ
したり、さらには各センサユニットの側で所望する便利
な機能を命令として定義することによって、モバイルコ
ンソール(又はPLCやFA−PC)の側から該当する
命令をそれぞれのセンサユニットに送り込むことによ
り、各センサユニットの動作を個別にかつ遠隔的に制御
することが可能となる。
【0193】ところで、本発明のモバイルコンソールの
利点は、センサシステムを構成する一連のセンサユニッ
ト列が作業性の悪い制御盤内の狭小な空間や機械装置の
隙間等に据え付けられたとしても、モバイルコンソール
自体はそれらのセンサシステムから離れた作業性の良好
な空間に持ち出すことにより、センサシステムのモニタ
や調整等が容易に行える等の点にある。
【0194】これらの利点は、モバイルコンソール自体
が有する通信を介するデータ取り出し機能に起因するの
であって、モバイルコンソールとセンサシステムとの通
信方式が有線か無線か、さらには、センサユニット相互
間の通信方式がバケツリレー方式か共通伝送線方式(バ
ス方式)かに依存するものではない。してみれば、本発
明のモバイルコンソール並びにセンサシステムは、以下
のように様々な展開が可能である。
【0195】第1の展開としては、センサシステムを構
成するセンサユニット相互間の通信乃至データ伝送にバ
ス方式(シリアル、又はパラレル)を採用することが考
えられる。この場合には、図44及び図45に示される
ように、コネクタユニットCUとセンサユニットSUと
を接続するコネクタとして、雄雌式(接触式)の電気コ
ネクタを採用することが好ましい。図44において、符
号8aで示されるものが、センサユニットSUの両面に
設けられた雄雌式電気コネクタの一方であり、図45に
おいて、符号14aで示されるものが、コネクタユニッ
トCUの片面に設けられた雄雌方式の電気コネクタであ
る。なお、言うまでもないが、センサユニットSUの一
方の面に雄型コネクタが、他方の面に雌型コネクタが配
置されることとなる。
【0196】これらの電気コネクタ8a,14aには、
必要となる信号線本数に対応する本数のコネクタピン又
はレセクタプル金具が内蔵されている。センサユニット
SUの両面に配置された電気コネクタ8a,8aのコネ
クタピン又はレセクタプル金具の全部又は大部分はセン
サユニットSUの内部で電気的に導通している。そのた
め、先に図1を参照して説明したように、コネクタユニ
ットCUと一連のセンサユニットSU,SU・・・とを
相隣接してDINレール1を介して連装すると、一連の
ユニットCU,SU,SU・・・を貫く2系統のシリア
ルバス(アップデータ用UDBとダウンデータ用DD
B)が形成される。
【0197】このようにして形成されるシリアルバスU
DB,DDBの構成が図46(a)に示されている。同
図(b)に示されるように、アップデータバスUDBを
流れるアップデータ(Updata)のフォーマットと
しては、例えば、スタート信号、対象チャンネルビッ
ト、コマンドデータにより構成することができる。ま
た、同図(c)に示されるように、ダウンデータバスD
DBを流れるダウンデータ(Downdata)のフォ
ーマットとしては、例えば、スタート信号、対象チャネ
ル番号、データ(ON/OFF、設定値等)により構成
することができる。
【0198】センサユニットSUには、上記のバス構成
並びにデータ構成に対応して、センシング機能並びにデ
ータ送受信機能を司る回路装置が内蔵される。このよう
な回路装置の一例が図47に概略的に示されている。
【0199】同図に示されるように、センサユニットS
U内には、コントロールラインCLに接続されるタイミ
ング制御回路31と、アップデータバスUDB並びにダ
ウンデータバスDDBに接続される送受信回路32と、
アドレス設定用のDIPスイッチ33と、CPU34
と、センシング制御回路35とが内蔵されている。
【0200】タイミング制御回路31は、コントロール
ラインCLに含まれるタイミング基準信号に基づいて、
投光タイミング信号やデータ送受信タイミング信号等の
センサユニットSUの基本動作に必要な各種のタイミン
グ信号を生成する。この生成される各種のタイミング信
号はCPU34の動作に利用される。
【0201】送受信制御回路32は、モバイルコンソー
ルMCからアップデータバスUDB上に送信されたコマ
ンド等の自己宛アップデータを受信すると共に、ダウン
データバスDDBへとモバイルコンソールMCに宛てて
自己のデータ(ON/OFF、設定値等)を送信する機
能を有する。具体的には、送受信制御回路32は、UA
RT等の素子で構成され、CPU34からの指示を受け
て受信動作、送信動作を実行する。
【0202】DIPスイッチ(DIPSW)33は、当
該センサユニットSUのアドレスを設定するためのもの
であり、例えば、4ビット構成のものを採用して、16
チャンネルのセンサユニットに対応させることができ
る。
【0203】CPU34はマイクロプロセッサを主体と
して構成され、内部には半導体ROMからなるシステム
プログラムメモリや半導体RAMからなるワークメモリ
等が内蔵されている。そして、このCPU34では、セ
ンサユニット全体の機能(センシング機能、データ送受
信機能、コマンド実行機能等)を統括制御している。
【0204】センシング制御回路35は、当該センサユ
ニットに求められる基本的なセンシング機能を実現する
ものである。センシング機能の内容は、当該センサユニ
ットが光電センサか、近接センサか、超音波センサか等
により異なる。当該センサがファイバ型光電センサの場
合には、タイミング制御回路31にて生成された投光タ
イミングが到来する毎に、図示しない発光ダイオードを
駆動することにより、検出領域に対して検出光を投光
し、その反射光や透過光を受光することにより、目的と
する検出対象の状況を検出する。
【0205】CPU34で実行されるセンサユニット側
処理のフローチャートが図48に概略的に示されてい
る。同図において、処理が開始されると、CPU34で
は送受信回路32の状態をチェックすることにより、モ
バイルコンソールMCからの自己宛アップデータの有無
を判定する(ステップ4801,4802)。ここで、
自己宛アップデータが有ると判定されると(ステップ4
802YES)、そのアップデータ(受信コマンド)を
解析して(ステップ4803)、解析結果に対応した処
理を実行し(ステップ4804)、ダウンデータを生成
する(ステップ4805)。このときの実行される処理
の内容は、例えば、モニタ指定されたデータ(当該セン
サのON/OFF状態,しきい値等)を読み出して、ダ
ウンデータとして生成するものである。こうして生成さ
れたダウンデータは送受信回路32へと送出され、送受
信回路32では適当なタイミングでこれをモバイルコン
ソールMCに宛てて送信する(ステップ4806)。
【0206】一方、タイミング制御回路31では、コン
トロールラインCLに含まれる基準タイミング信号に基
づいて、当該センサユニットに固有な投光タイミング信
号を生成してサイクリックに出力しており、この出力タ
イミングが到来するCPU34に対して割り込みがかか
り、投光処理(ステップ4807)並びに受光処理(ス
テップ4808)が順次に実行されて、前述したファイ
バ型光電センサのセンシング機能が実現される。
【0207】なお、図示を省略しているが、モバイルコ
ンソールMCの側では、アップデータバスUDB上に該
当するセンサユニットに宛てて例えばモニタコマンドを
所定フォーマット(図46(b)参照)で送出した後、
該当するセンサユニットから所定フォーマット(図46
(c)参照)で送出されたモニタデータをダウンデータ
バスDBBから受信することにより、オペレータが指定
したセンサユニットSUに関する必要なデータを取得す
る。この取得されたデータは、モバイルコンソールMC
上の表示器に表示される。
【0208】次に、本発明の別の展開としては、モバイ
ルコンソールMCとセンサユニットSUとの間の通信を
無線で行うことが考えられる。無線通信方式を採用した
モバイルコンソールMCの一例が図49に示されてい
る。この例では、無線通信媒体として電波が利用されて
いる。すなわち、図49に示されるように、モバイルコ
ンソールMCのハウジングには電波送受信用のアンテナ
12aが取り付けられる一方、コネクタユニットCUの
ハウジングには電波送受信用にアンテナ12bが取り付
けられる。また、モバイルコンソールMCのハウジング
内には図示しない電波送受信回路が組み込まれると共
に、コネクタユニットCU内にも電波送受信回路が組み
込まれる。このコネクタユニットCU内の送受信回路
は、適宜なバッファ回路を介して、センサユニット列を
貫通するシリアルバスに接続されており、これにより無
線を介してモバイルコンソールMCとセンサユニット列
SU,SU・・・との通信が可能となる。
【0209】無線通信方式を採用したモバイルコンソー
ルMCの他の一例が図50に示されている。この例で
は、無線通信媒体として赤外線が利用されている。すな
わち、図50に示されるようにも、センサユニットSU
のハウジング前面には、通信用の赤外線投受光窓12c
が設けられている。この赤外線投受光窓12cの背後に
は、赤外線発光ダイオードと受光素子(いずれも、図示
せず)が配置されている。一方、モバイルコンソールM
Cの上端面にも、通信用の赤外線投受光窓(図示せず)
が設けられており、この赤外線投受光窓の背後にも、モ
バイルコンソール側の赤外線発光ダイオードと受光素子
(図示せず)が配置されている。そのため、それらの赤
外線投受光窓を介して、図中点線12dで示すように、
センサユニットSUとモバイルコンソールMCとの赤外
線通信(光通信)が可能となっている。
【0210】なお、この赤外線を利用した通信方式にあ
っては、モバイルコンソールMCと個々のセンサユニッ
トSU,SU・・・とを個別に通信するように構成する
こともできる。すなわち、一連のセンサユニットSU,
SU・・・の一台だけと通信して、その他のセンサユニ
ットSU,SU・・・とはシリアルバス通信でデータの
送受を行うのではなく、個々のセンサユニットの前面に
モバイルコンソールMCを移動させることにより、個々
のユニットの赤外線投受光窓12cを介して個別に通信
を行い、該当する各種のデータをモバイルコンソールM
C側に取り込むのである。
【0211】本発明のモバイルコンソールMCを使用し
たセンサシステム調整作業の一例が図51に示されてい
る。同図に示されるように、センサシステムを内蔵する
制御盤36が機器の奥部等のように狭小で作業性の悪い
環境に設置されていた場合にも、本発明のモバイルコン
ソールMCは電気コード12や無線を介して持ち運びが
可能なため、そのような作業性の悪い空間から離隔した
良好な作業環境にて、センサシステムの設定や調整等を
行うことが出来るほか、センサユニットから離して設置
したセンサヘッド部と検出対象物との位置関係を確認し
ながら、センサシステムの設定や調整等を行うことも出
来る。加えて、図52に拡大して示されるように、本発
明のモバイルコンソールMCのハウジングは片手で把持
して、もう片方の手で操作できるため、非常に使い勝手
が良好で作業能率を向上させることができる。
【0212】最後に、本発明センサシステムのFA分野
における応用例を図27に示す。この例では、センサユ
ニット列(SU,SU…)に対して、バスユニット(B
U)とモバイルコンソール(MC)との両方を接続して
いる。また、バスユニット(BU)とモバイルコンソー
ル(MC)との間には、任意のオプションユニット(O
U)を接続可能としている。加えて、バスユニット(B
U)に接続されるフィールドバスには、プログラマブル
コントローラ(PLC)やFAパソコン(図示せず)が
接続されるほか、温調やモータ等のFA機器が接続され
る。
【0213】尚、このようなシステムを構成するために
は、バスユニット(BU)並びにオプションユニット
(OU)についても、その両面にコネクタ手段を備えて
データ転送機能を付与することが必要となる。図17及
び図18のステップ1745,ステップ1844は、バ
スユニット(BU)の左側にモバイルコンソール(M
C)を配置した場合を想定しての処理である。
【0214】このような応用例によれば、バスユニット
(BU)において、光通信プロトコルとフィールドバス
プロトコルとのプロトコル変換が行なわれる結果、セン
サユニット列(SU,SU…)とモバイルコンソール
(MC)並びにPLC等のFA機器を有機的に結合し
て、よりフレキシブルな制御システムを構築することが
できる。
【0215】次に、モバイルコンソール側のアプリケー
ション処理の全体を示すフローチャートを図20に示
す。
【0216】同図において処理が開始されると、電源投
入を待って(ステップ2001)、マイコン初期化処理
を実行し(ステップ2002)、充電状態が規定値以上
かを判定し(ステップ2003)、判定状態が正常であ
ること条件として(ステップ2003YES)、周辺回
路を起動する(ステップ2004)。その後、メインメ
ニュー選択処理(ステップ2005)、チャンネル設定
処理(ステップ2006)、サブメニュー選択処理(ス
テップ2007)、サブメニュー処理の実行(ステップ
2008)を繰り返す。
【0217】この間に、電源スイッチが押下されれば
(ステップ2009)、処理は終了する。
【0218】ところで、メインメニュー選択処理(ステ
ップ2005)は、モバイルコンソールMCの表面に配
置された操作部7の操作に基づいて行われる。同様に、
チャンネル設定処理(ステップ2006)並びにサブメ
ニュー選択処理(ステップ2007)についても、操作
部7の所定操作で行われる。
【0219】サブメニュー処理の全体を示すフローチャ
ートが図21に示されている。
【0220】同図において処理が開始されると、所定の
終了処理が確認されるまでの間(ステップ2101N
O)、選択されたサブメニュー処理の種類に応じて(ス
テップ2102)、リアルタイム設定処理(ステップ2
103)、オフライン設定処理(ステップ2104)、
設定値コピー処理(ステップ2105)のいずれか一つ
が実行される。
【0221】リアルタイム設定処理の一例を示すフロー
チャートが図22に示されている。
【0222】同図に示されるように、処理が開始される
と、リアルタイム設定処理では、まず設定値(各センサ
の受光量データやしきい値データ等)の読み込みを行い
(ステップ2201)、以後設定値に関するリアルタイ
ムデータをセンサユニット(SU)から周期的に読み込
み続ける(ステップ2202)。
【0223】そして読み込まれたリアルタイムデータ
は、モバイルコンソールの表示部6に表示され(ステッ
プ2203)、ユーザからの入力を受け付け待機する
(ステップ2204)。
【0224】この状態において、ユーザが操作部7のキ
ー操作によって、設定値の変更若しくは新たな設定値を
指示すると(ステップ2205NO)、入力に対応する
変更後の設定値をセンサユニット(SU)に書き込む処
理が実行される(ステップ2206)。
【0225】このように、このリアルタイム設定処理で
は、各センサユニット(SU)のデータをモニタしつ
つ、必要に応じてキー操作を行うことによって、各セン
サユニットの設定値をリアルタイムに変更することがで
きる。なお、このときチャンネル設定情報として、すべ
てのチャンネルを指定すれば、前述のバケツリレー式デ
ータ伝送機能を利用して、例えば同じ設定データをすべ
てのセンサユニットに対して同時に設定することもでき
(このとき、同一データが全チャンネルに自動的に送信
される)、従来各センサユニット毎に個別に設定操作が
必要であった場合と比べ、著しく操作性が改善される。
【0226】オフライン設定処理の一例を示すフローチ
ャートが図23に示されている。
【0227】同図に示されるように、処理が開始される
と、このオフライン設定処理では、モバイルコンソール
内に記憶されたセンサユニット(SU)に関する設定値
(既に、センサユニットからコピーされたもの)の読み
込みを行った後(ステップ2301)、読み込まれた設
定値を表示部6に表示させ(ステップ2302)、その
状態においてユーザからの入力操作の受付けを待機する
状態となる(ステップ2303)。
【0228】この状態で、ユーザからの入力操作が受け
付けられると(ステップ2304NO)、そのときの入
力指示内容が判定される(ステップ2305)。
【0229】ここで、入力指示内容が“変更”でないと
判定されれば(ステップ2305NO)、コンソール内
の設定値はそのままに保持されるのに対し、“変更”と
判定されれば(ステップ2305YES)、コンソール
内の設定値を変更する動作が実行される(ステップ23
06)。
【0230】このように、このオフライン設定処理で
は、コンソール内に既に格納されているセンサ(SU)
からコピーした設定値をオフラインで変更したりするこ
とが可能となる。尚、設定値をコンソール内で変更する
ときは、モバイルコンソールMCをセンサシステム(S
U,SU…)に接続しておく必要はない。
【0231】設定値コピー処理の一例を示すフローチャ
ートが図24に示されている。
【0232】同図に示されるように、設定値コピー処理
が開始されると、所定の終了操作が行われるまでの間
(ステップ2401NO)、動作モードが書込モードか
読み出しモードかに応じ(ステップ2402)、該当す
る処理が実行される。
【0233】すなわち、読み出しモードと判定されれば
(ステップ2402読み出し)、保管先バンクの指定を
行った後(ステップ2403)、指定チャンネルからの
設定データの読み込みとバンクへの格納を行う(ステッ
プ2404)。
【0234】図26に示されるように、モバイルコンソ
ール内にはセンサの設定を保存しておくバンク(記憶装
置)が用意されている。各バンク(1〜10)の各チャ
ンネル領域には、図28に示されるように、ユニットI
D、ユニットバージョン、しきい値、モニタ出力範囲、
タイマ時間、各種のフラグやチェックコード等のデータ
が格納されている。そして、ステップ2404では、指
定されたチャンネルから設定データを読み込み、これを
ステップ2403で指定されたバンクへと格納するので
ある。
【0235】これに対して、モード判定処理の結果(ス
テップ2402)、書込モードと判定されると(ステッ
プ2402書込)、参照先バンクの指定を行った後(ス
テップ2405)、バンクのデータを指定チャンネルへ
書き込む処理が実行される(ステップ2406)。
【0236】すなわち、ステップ2404で格納された
バンクの内容は、指定されたチャンネルのセンサユニッ
トへと自動的にコピーされるのである。
【0237】そのため、この設定値コピー処理を利用す
れば、同様の内容を有する複数組の制御システムを受注
製作するような場合、一連のセンサユニットに対して、
その都度新たにモニタ出力範囲やしきい値データなどを
個別に設定し直す必要がなくなり、作業能率を著しく改
善することができる。
【0238】最後に、投光処理における相互干渉防止の
ための親機、子機処理を示すフローチャートを図25に
示す。
【0239】以上説明した一連のセンサユニットSU0
〜SU15は、モバイルコンソール並びにバスユニット
を備えて、様々なデータ転送処理を行うのに好適である
が、それらを備え付けずとも、センサユニット列それ自
体でセンシングの為の投光処理における相互干渉防止の
ための処理を実行することもできる。
【0240】すなわち、この場合親機の側では、一定の
周期で投光処理を繰り返しながら(ステップ2501,
2507)、それに続けて子側隣接機に対しタイミング
信号を送信する処理を繰り返し(ステップ2502)、
以上の処理を、投光タイミングタイマが規定時間を経過
する毎に(ステップ2504,2505,2506)繰
り返す。
【0241】一方、子機の側では、親側隣接機から投光
タイミング信号が到来するのを常時待機し(ステップ2
511)、それが到来するのを待って(ステップ251
2,2513,2514)、投光処理を行い(ステップ
2515)、それに続けて、子側隣接機に対しタイミン
グ信号を送信し(ステップ2516)、その後受光処理
の実施(ステップ2517)を繰り返すのである。
【0242】このように、モバイルコンソールやバスユ
ニットなどを備えつけずとも、本発明のセンサユニット
SU0〜SU15はそれ自体で隣接子機に対してデータ
転送機能を有するため、これを利用すれば、各センサユ
ニット間でセンシング等の投光タイミングが重なること
により、相互干渉を生ずることを確実に防止することが
できる。
【0243】なお、以上の実施の形態では、センサユニ
ット(SU)として、ファイバ型光電センサを例示した
が、本発明の適用はこれに限定されず、例えば、近接セ
ンサ、超音波センサ等の様々なセンサヘッド分離型の多
連装センサ等に広く応用できることは言うまでもないこ
とである。
【0244】次に、センサユニット(SU)、バスユニ
ット(BU)、モバイルコンソール(MC)、並びに、
任意の機能を有するオプションユニット(OU)を適宜
に組み合わせてなるセンサシステムのより具体的な実施
形態を、それに採用される通信処理に着目して詳細に説
明する。 1.概要
【0245】先ず、この実施形態に示されるセンサシス
テムの概要を、通信を行う目的、データ通信を行うため
の基本プロトコル、センサユニットのID、センサ間デ
ータ通信、センサの最大接続数のそれぞれについて、順
次に説明する。 1.1 通信を行う目的
【0246】この実施形態に示されるセンサシステムで
は、以下の目的のために、バケツリレー方式によるセン
サユニット間データ通信が採用される。 [目的1]
【0247】センシングのための投光のタイミングが隣
接するセンサユニット間で確実にずれるようにして、セ
ンサユニット(SU)間で相互干渉が生じないようにす
るためには、センサユニット間で相互に投光タイミング
の同期をとる必要があり、そのために、センサユニット
間データ通信を行う。以下の具体例では、目標とする相
互干渉を起こさないセンサユニットの数は片側8台(左
右両側で16台)とされている。 [目的2]
【0248】モバイルコンソール(MC)からのコント
ロールデータをセンサユニットに伝達し、センサユニッ
トを外部からコントロールできるようにしたり、センサ
ユニットからモバイルコンソールに対してデータを送り
返してセンサユニットの状態をモニタできるようにする
ために、センサユニット間データ通信を行う。 [目的3]
【0249】センサユニットからバスユニット(BU)
に対して、制御出力データを伝送できるようにするため
に、センサユニット間データ通信を行う。以下の具体例
では、接続できるセンサユニットは16台までとされて
いる。また、バスユニット(BU)までの制御出力の通
信遅延時間は最大2.0msまでとされている。 [目的4]
【0250】オプションとしてのコントロールユニット
であるオプションユニット(OU)からのコントロール
命令をセンサユニットに伝達し、その命令に対するデー
タを返送するために、センサユニット間データ通信を行
う。 1.2 データ通信を行うための基本プロトコルについ
【0251】データ通信はマイコンに搭載されているU
ARTを利用して非同期シリアル通信で行なわれる。こ
のシリアル通信をベースにして、投光タイミング、デー
タ転送、ハンドシェイク、通信制御が実行される。 1.3 センサユニットのIDについて
【0252】各センサユニットに割り当てられるID
(固有アドレス)は電源投入ごとに自動的に割り振りが
行われる。IDの割り振りについては、一番右側に接続
されているユニットを0chとして、左へ行くごとに1
chづつ加算されたIDが割り当てられる。IDの割り
当てを行う所要時間は、電源が投入されてから95ms
以内であり、電源投入後100ms経過時には、通信は
ID割り振りモードから通常モードで移行される。 1.4 センサユニット間のデータ転送について
【0253】センサユニット間におけるデータの転送
は、一方の側の隣接センサユニットからのデータをシリ
アルで受信し、そのデータをそのまま、もしくは加工し
て他方の側の隣接センサユニットに対してシリアルで送
信すると言った所謂『バケツリレー通信方式』が採用さ
れる。この通信は、左右どちらからでも行える双方向通
信とされる。ただし、光通信を行う素子(発光素子LE
Dと受光素子PD)が隣接しているため、片側で見る限
りは送信と受信は同時に行うことはできない。よって、
送信と受信は時分割にて行われる。 1.5 センサの最大接続数について
【0254】最大接続台数は16台とされる。 2.ハードウェア
【0255】この実施形態に示されるセンサシステムの
通信に関するハードウェア構成を以下に説明する。
【0256】通信用ハードウェアの概念図が図29に示
されている。同図に示されるように、各センサユニット
SUn+1,SUn,SUn−1には、シリアル通信回
路であるUARTを搭載したマイクロコンピュータで構
成されるCPUが内蔵されている。このCPUには、シ
リアル通信ポートSPと割込ポートIPとが設けられて
いる。
【0257】シリアルポートSPには、送信用ポートT
X0(符号bで示す)、受信用ポートRX0(符号aで
示す)、送信用ポートTX1(符号dで示す)、受信用
ポートRX1(符号cで示す)が、設けられている。
【0258】例えば、真中に位置するセンサユニットS
Unに着目すると、その送信用ポートTX0(符号bで
示す)には左隣のセンサユニットSUn+1にデータを
送信するためのLED(投光素子)2901が接続され
る。
【0259】同様にして、その受信用ポートRX0(符
号aで示す)には左隣のセンサユニットSUn+1から
のデータを受信するためのPD(受光素子)2902が
接続される。
【0260】同様にして、その送信用ポートTX1(符
号dで示す)には右隣のセンサユニットSUn−1にデ
ータを送信するためのLED(投光素子)2903が接
続される。
【0261】同様にして、その受信用ポートRX1(符
号cで示す)には右隣のセンサユニットSUn−1から
のデータを受信するためのPD(受光素子)2904が
接続される。
【0262】同様にして、CPUの割込ポートIPに
は、右隣のセンサユニットSUn−1からのデータを受
信するためのPD(受光素子)2904が接続される。
これにより、右側のセンサユニットSUn−1から到来
する投光タイミング信号によってCPUに割込がかかる
こととなる。
【0263】なお、図では省略されているが、投受光素
子2901〜2904とCPUとの間には実際には光信
号変換回路が介在されるため、通信の信号に対して、遅
れが発生する。この遅れ時間についてはハードウェアの
評価の中で具体化する。その結果に基づいて、ソフトウ
ェアは時間調整を行う。 3.センサユニットの接続構成
【0264】この実施形態に示されるセンサシステムに
おけるセンサユニットの接続構成を、接続台数、オプシ
ョンユニットの接続位置、ユニットのアドレス割り当て
手順のそれぞれについて、順次に説明する。 3.1 接続台数について
【0265】バスユニット(BU)の最大接続時の状態
が図30に示されている。同図に示されるように、この
場合、センサユニットの最大接続台数は16台とされて
いる。 3.2 オプションユニット(OU)の接続位置につい
【0266】オプションユニット使用時のユニットレイ
アウトが図31に示されている。同図に示されるよう
に、センサユニット群(SU,SU・・・)は一番右側
に接続される。オプションユニット(OU)はセンサユ
ニットの左側に接続される。加えて、バスユニット(B
U)が使用される場合には、バスユニット(BU)より
も左側に接続される。モバイルコンソール(MC)は後
から調整時に接続されるもののため、一番左側に接続さ
れる。 3.3 ユニットのアドレス割り当て手順
【0267】電源投入直後の初期処理の全体を示すフロ
ーチャートが図32に、センサポジション認識処理のフ
ローチャートが図33に、センサチャンネル設定処理の
フローチャートが図34並びに図35に、さらに、送受
信データの構成が図36にそれぞれ示されている。
【0268】このアドレス割り当て手順は、要するに、
電源投入直後に、隣接ユニット間で通信を行いつつ、自
機のアドレスを学習的に認識するものである。
【0269】なお、このアドレス認識処理は、センサユ
ニット(SU)のみならず、オプションユニット(O
U)においても行われる。この実施形態では、もし、電
源が遅れて投入され、ID設定に間に合わなかった場
合、初期に割り付けたIDが優先であるため、遅れて電
源が投入されたセンサ(ユニット)より先のユニット
は、別のセンサ(ユニット)グループとして取り扱われ
る。これにより、そのセンサからの入出力データ、投光
タイミングは無視される結果となる。
【0270】また、センサ接続時のデータのやりとりは
通常動作の必要が無いので投光による同期等はとらず、
[即時送信(100μウェイト後)→受信ポーリング]
を基本とする。
【0271】すなわち、図32に示されるように、電源
投入直後の初期処理では、センサポジション認識処理
(ステップ3201)並びにセンサチャンネル設定処理
(ステップ3203)を順に実行してセンサチャンネル
の設定を行う。その後、設定チャンネルが親機、途中
機、末端子機のいずれであるかに応じて(ステップ32
04,3207,3210)、該当するチャンネルの処
理設定処理(ステップ3205,3208,3211)
を経たのち、該当するメイン処理(ステップ3206,
3209,3212)へと移行される。
【0272】図33に示されるように、センサポジショ
ン認識処理では、まず最初に、右IN(右側隣接機から
のPD2904の出力側)に50μsの間に亘って信号
入力がないことを判定する(ステップ3301)。ここ
で、信号入力がなければ(ステップ3301YES)、
ハンドシェイク信号2(HS2)を右OUT(右側隣接
機へのLED2903の入力側)へと送りつつ、同時
に、左IN(左側隣接機からのPD2902の出力側)
に信号入力を待ち受ける(ステップ3302)。
【0273】一方、右IN(右側隣接機からのPD29
04の出力側)に50μsの間に亘って信号入力があっ
た場合には(ステップ3301NO)、ハンドシェイク
信号(HS)の送出を50μsだけ遅らせたのち(ステ
ップ3303)、ハンドシェイク信号2(HS2)を右
OUT(右側隣接機へのLED2903の入力側)へと
送りつつ、同時に、左IN(左側隣接機からのPD29
02の出力側)に信号入力がないかを判定する(ステッ
プ3302)。
【0274】次に、左IN(左側隣接機からのPD29
02の出力側)に50μsの間に亘って信号入力がない
ことを判定する(ステップ3304)。ここで、信号入
力がなければ(ステップ3304YES)、ハンドシェ
イク信号1(HS1)を左OUT(左側隣接機へのLE
D2901の入力側)へと送りつつ、同時に、右IN
(右側隣接機からのPD2904の出力側)に信号入力
を待ち受ける(ステップ3306)。
【0275】一方、左IN(左側隣接機からのPD29
02の出力側)に50μsの間に亘って信号入力があっ
た場合には(ステップ3304NO)、ハンドシェイク
信号(HS)の送出を50μsだけ遅らせたのち(ステ
ップ3305)、ハンドシェイク信号1(HS1)を左
OUT(左側隣接機へのLED2901の入力側)へと
送りつつ、同時に、右IN(右側隣接機からのPD29
04の出力側)に信号入力を待ち受ける(ステップ33
06)。
【0276】その後、ポジション未設定状態か(ステッ
プ3307YES)、或いは、ポジション未設定状態で
なく且つ右INがチャンネル設定開始命令でないことを
条件として、ポジション設定処理(ステップ3309)
が実行される。
【0277】このポジション設定処理(ステップ330
9)では、右INがHS1で且つ左INがHS2の場合
には、そのユニットは途中機である旨の設定が行われ
る。また、右INが無しで且つ左INがHS1の場合に
は、そのユニットは親機である旨の設定が行われる。ま
た、右INがHS1で且つ左INが無しの場合には、そ
のユニットはEnd機である旨の設定が行われる。さら
に、右INが無しで且つ左INが無しの場合には、その
ユニットはスタンドアロンである旨の設定が行われる。
その後、40msが経過するまでの間、以上の処理(ス
テップ3301〜309)が繰り返される。
【0278】この間に、ステップ3308において、右
INがチャンネル設定開始命令であると判定されると
(ステップ3308YES)、或いは、上記の40ms
が経過すると(ステップ3310YES)、センサチャ
ンネル設定処理が開始される(ステップ3311)。
【0279】図34及び図35に示されるように、この
センサチャンネル設定処理では、先ず、親機は子側隣接
機(途中機)に向けて「チャンネル設定開始命令(CH
set)」を送信し(ステップ3401)、その後、5
msの遅延処理(ステップ3402)を実行したのち、
子側隣接機(途中機)に対して「アドレス2ch」を送
信し、以後、子側隣接機(途中機)から受信レスポンス
として「アドレス2ch」が到来するのを待機する(ス
テップ3404)。子側隣接機(途中機)から受信レス
ポンスとして「アドレス2ch」が到来すると(ステッ
プ3404YES)、以後、子側隣接機(途中機)から
次々と「アドレス3ch,4ch〜Endch」が到来
するのを待機し、全てのアドレスが受信されるのを待っ
て(ステップ3501YES)、それらのチャンネル番
号を格納したのち(ステップ3502)、通常動作へと
移行する。
【0280】一方、子側隣接機(途中機)の側では、親
機から「チャンネル設定開始命令(CHset)」を受
信するのを待機する(ステップ3411)。「チャンネ
ル設定開始命令(CHset)」が受信されると、これ
を子側隣接機(途中機若しくはEnd機)へと転送した
のち、「チャンネル設定開始命令(CHset)」が正
常に受信されたかの判定を行う(ステップ3412)。
ここで、「チャンネル設定開始命令(CHset)」の
受信が正常であれば(ステップ3412YES)、以
後、親機から「アドレス2ch」が正常に受信されるの
を待機する(ステップ3413)。「アドレス2ch」
が正常に受信されると(ステップ3413YES)、1
00msの待機処理後、親機に対して受信レスポンスと
して「アドレス2ch」を送信する(ステップ341
4)。その後、親機から受信された「アドレス2ch」
を自機のアドレスとして設定したのち、さらに、「アド
レス2ch」に+1を加算して、得られた「アドレス3
ch」を子側隣接機へと送信する(ステップ341
5)。その後、子側隣接機から「アドレス3ch」が正
常に受信されるのを待機し(ステップ3511)、これ
が正常に受信されたならば(ステップ3512YE
S)、以後、子側隣接機(途中機)から次々と「アドレ
ス4ch,5ch〜Endch」が到来するのを待機
し、全てのアドレスが受信されるのを待って(ステップ
3512YES)、それらのチャンネル番号を格納した
のち(ステップ3513)、その受信された「全チャン
ネル番号」を親機へと送信した後(ステップ351
4)、通常動作投光割り込み待ち状態へと移行する。
【0281】親機とEnd機とに挟まれて存在するそれ
以外の途中機においては、同様にして、親側隣接機から
到来する「チャンネル設定開始命令(CHset)」を
子側隣接機へと転送する処理(ステップ3411)、親
側隣接機から受信された「アドレス(X)ch」を受信
レスポンスとして親側隣接機へと送信する処理(ステッ
プ3414)、「アドレス(X)ch」を自機のアドレ
スとして設定する処理(ステップ3415)、「アドレ
ス(X)ch」に+1して得られた「アドレス(X+
1)ch」を子側隣接機へと送信する処理(ステップ3
415)、子側隣接機から受信レスポンスとして到来す
る「アドレス(X+1)ch」を受信する処理(ステッ
プ3511)、並びに、子側隣接機から「全チャンネル
番号が(X+1)ch,(X+2)ch,(X+3)c
h〜Endch」が受信されるのを待って(ステップ3
512YES)、これを自機に格納した後(ステップ3
513)、この全チャンネル番号を親側隣接機へと送信
する処理(ステップ3514)が実行される。
【0282】一方、End機においては、親側隣接機か
ら「チャンネル設定開始命令(CHset)」が到来す
るのを待って(ステップ3421)、その命令を正常に
受信したか否かを判定し(ステップ3422)、これが
正常に受信されたことを条件として(ステップ3422
YES)、以後、自機のアドレスに相当するチャンネル
番号が受信されるのを待機し(ステップ3423)、こ
れが受信されるのを待って(ステップ3423YE
S)、100μsの待機後、アドレス受信のレスポンス
を親側隣接機へと送信し(ステップ3521)、そのア
ドレスを自機のアドレスとして設定したのち(ステップ
3522)、さらに、100μsの待機処理後に全チャ
ンネル番号「ALLch」を親側隣接機へと送信する
(ステップ3523)。
【0283】親機、途中機、End機が以上の動作を実
行する結果として、それぞれのユニットには、該当する
固有アドレスが割り振られることとなる。 4.光通信プロトコル概要
【0284】この実施形態に示されるセンサシステムに
おける光通信プロトコル概要を、光通信でやりとりする
データの種類、マイコンの通信仕様、通信に用いるデー
タの形態のそれぞれについて、順次に説明する。 4.1 光通信でやりとりするデータの種類について
【0285】この実施形態のセンサユニットにおいて
は、光通信でやり取りされるデータとして、制御出力、
モバコン等の周辺機器(オプションユニット)からの命
令、周辺機器(オプションユニット)へ対するデータ返
信、返信制御命令等を挙げることができる。 4.2 マイコンの通信仕様について
【0286】光通信においては、マイコンのシリアルデ
ータ通信機能のUARTが用いられる。ポートとして
は、TxD0/RxD0,TxD1/RxD1が使用さ
れる。また、投光タイミングのトリガ用には、1個の割
り込みポートが使用される。 4.2.1 送受信フォーマット
【0287】送受信フォーマットの一例が図37に示さ
れている。同図(a)に示されるように、制御データT
1,T2は、スタートビット(1ビット)、キャラクタ
ビット(9ビット)、パリティビット(1ビット)、ス
トップビット(1ビット)の合計12ビット構成とされ
ている。
【0288】また、同図(b)に示されるように、アッ
プデータ並びにダウンデータは、スタートビット(1ビ
ット)、キャラクタビット(9ビット)、ストップビッ
ト(1ビット)の合計11ビット構成とされている。 4.2.2 ボーレート
【0289】ボーレートは、1分周(625kbps)
とされており、送信データビット数が12bitとすれ
ば、送信時間は19.2usとなる。 4.3 通信に用いるデータの形態について
【0290】通信に用いるデータの形態が図38に示さ
れている。同図に示されるように、通信に用いられるデ
ータのデータ長は9bitである。先頭の1ビットは識
別フラグであり、これが「1」のときはT1(投光タイ
ミング)データとされ、「0」のときはT2(投光タイ
ミング)データとされる。 4.3.1 T1/T2データの形態について
【0291】制御データであるT1/T2の内容が図3
9に示されている。同図に示されるように、制御データ
T1の第1乃至第8ビットには、0ch乃至7chの制
御出力(この例では光電センサのスイッチング出力)の
内容が含まれる。また、同様にして、制御データT2の
第1乃至第8ビットには、8ch乃至15chの制御出
力(この例では光電センサのスイッチング出力)の内容
が含まれる。ここで、各チャンネルのビットの内容は、
制御出力がオンのとき「1」、オフのとき「0」とす
る。各センサユニット(SU)は常にT1/T2信号に
制御出力の状態をのせて伝送する。 4.3.2 Down DATA/Up DATAの形
態について
【0292】Down DATA/Up DATAの構
成が図40に示されている。同図に示されるように、U
pDATA/DownDATAは6byteを基本とす
る命令となっている。この6byteを1パケットとす
る。この1パケットの順序は図40の通りとする。 5.光通信とセンサの周期について
【0293】センサは100μsを基本とする動作周期
を有する。ただし、細かい周期時間を決定するのは、親
側のセンサユニットからの投光終了信号(T1/T2信
号のスタートビット)を受けることで決定する。これ
は、親機側のセンサが外乱光により投光を遅延させた場
合、その分T1/T2が遅れてくるため、通信の周期も
このセンサの周期に基本的に併せているのである。 5.1 投光のタイミングについて
【0294】連結されたセンサユニット群の途中にある
センサユニットは、親側のセンサユニットから送られて
くるT1/T2データのスタートビットの立ち下がりを
検知して投光するものとする。また、投光直前にてT1
/T2データを子機側に対して送信開始する。 5.2 光通信による投光タイミングの同期について
【0295】光通信による投光タイミングの同期の取り
方を以下に示す。 5.2.1 0chユニット
【0296】0chユニットは、タイマにより100μ
sごとに投光を行う。また、投光直前にT1/T2信号
を送信する。これを繰り返す。 5.2.2 0ch以外のセンサユニット
【0297】親機側より、T1/T2信号が送られてく
る。このスタートビットを割り込みポートより検知し、
T1/T2信号送信後、投光を開始する。上位センサと
の投光パルス遅れ時間は10μs以内とする。また、こ
こで送信されるT1/T2データは前回の投光の時に親
機側より受信したデータを子機側に送信するものとす
る。 5.2.3 END−chがセンサユニットであった場
【0298】基本動作は0ch以外のセンサユニットと
同じ動きとなる。END−chの場合でも左にT1/T
2信号を送信するものとする。 5.2.4 センサユニットのIDが16以上であった
場合
【0299】T1/T2に自分の制御出力はのせること
ができないため、受け取ったT1/T2データをそのま
ま下位のユニットに対して送信するものとする。それ以
外の動作は、他のセンサユニットと同じとする。 5.2.5 スタンドアロン(センサユニット)での使
用の場合
【0300】センサユニットがスタンドアロンで使用す
る場合、基本的に通信処理は必要なくなるため、0ch
の動作(マスター動作)が基本となる。 5.3 T1/T2データの送受信について 5.3.1 T1/T2データの受信完了タイミング
【0301】T1,T2の受信完了フラグ確認を投光開
始より(t1)μs後に実施する。 5.3.2 T1/T2データの識別について
【0302】T1,T2の識別は9bitデータの最上
位bitにより行う。
【0303】「1」:T1信号、「0」:T2信号 と
する。 5.3.3 ノイズなどの影響で、INT割り込みがな
かった場合
【0304】ノイズ等の影響により、親機側センサから
の投光によるINT割り込みを前回割り込みより(t
2)μs間認識できなかった場合は、“S−Err”と
表示し動作を停止させる。この場合、再チャンネル割付
けを自動的に実施してもよい。 5.3.4 ノイズの影響による割り込みポートへの影
【0305】ノイズなどの影響で、割り込みポートに信
号が入ってしまい、投光処理を行ってしまう可能性を低
減する為、割り込み投受光処理中は投光割り込みを受け
付けない。そのため、割り込み処理を抜けるときに割り
込み要求フラグをクリアすることとする。 5.3.5 T1/T2通信(受信)エラーになった場
【0306】T1/T2データが受信エラーとなった場
合には、前回受信したT1/T2データを送信する。 5.4 0chとEND−chのセンサユニットの隣接
センサの存在しない側に対する通信処理について 5.4.1 0chの処理内容
【0307】0chは電源投入後の親機子機の検知が終
了した後は、右側(親機側)との通信処理は行う必要が
無くなる。よって、0chは親機子機の検知処理が終了
した時点(ID割り当て処理を開始するとき)で右側か
らの受信処理は一切行わないものとする。 5.4.2 END−chの処理内容
【0308】END−chの左側は通常子機が存在しな
いがモバコンが接続される可能性があるため、常時左入
力(SLIN)の受信完了フラグ確認処理を行うものと
する。 6.光通信の命令系データ送信について
【0309】基本的に、センサユニットは命令に対して
受動的に動作するものとする。よって、モバコン・バス
ユニット又はオプションユニットより何らかの命令が来
ない限り、命令形データの処理や送信を行うことはな
い。命令をそれらのユニットより受けたときに、初めて
返答データを送信する。 6.1 モバイルコンソール系データ
【0310】データ通信で送信されるデータには6by
te系命令が使用される。 6.1.1 センサにおけるU−DATA/D−DAT
Aの検出
【0311】センサは毎周期ごとにUP−DATAある
いはDOWN−DATAの存在を検知する必要がある。
【0312】以下のタイミングにおいてU−DATAお
よびD−DATAの受信完了フラグを確認し、もし受信
完了が確認されればそれに応じた処理を行う。
【0313】UP−DATA・・・・投光パルス立ち上
げより(t1)μs後に確認する。
【0314】DOWN−DATA・・投光パルス立ち上
げより(t2)μs後に確認する。 6.1.2 6byte系命令
【0315】6byte系命令の流れが図41に示され
ている。同図に示されるように、6byte命令は、セ
ンサユニットに対して設定を行ったりするための命令形
である。この命令形の構造は5.3.2にて示す。デー
タの転送は、上記の6byteを一度に転送することと
する。
【0316】すなわち、図41に示されるように、6b
yte系命令は命令を送り、その命令に付加されている
SUM CheckデータでSUM Checkを行
い、問題がなければ次のセンサユニットに対してデータ
を送信することとする。エラー発生時センサは通信デー
タに対する処理をすべてクリアし、通常処理を再開す
る。再送要求の処理等は行わない。 6.1.2.1 データ通信処理の例
【0317】データ通信処理の概念が図42に示されて
いる。同図に示されるように、モバコンから5chに対
して命令を送信する場合には、モバコンより5chのセ
ンサユニットに子機側からバケツリレー方式で命令が送
られ、その命令に対してセンサが処理を行い、データを
返信している形となっている。最初に対象アドレスが送
信されるため、そのアドレスより親側のセンサユニット
には命令は伝送されることはない。このデータはセンサ
ユニット間でエラーチェックを行いながら送られてくる
ため、データの信頼性は高くなっている。その後、命令
に対する処理を行い(命令により処理時間は異なる)回
答の命令を送信する。 6.2 モバコンとの接続
【0318】モバコンは0chのT1/T2信号をトリ
ガにしてUP−DATAの発行を行う。センサではUP
−DATAのシリアル受信完了フラグ認識後モバコンと
の通信処理を開始する。最後に、通信処理の詳細なタイ
ミングチャートを図43に示すこととする。
【0319】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、この種のセンサシステムを構成する各センサ
ユニットの設定あるいは調整作業などを簡便なものと
し、その使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明センサシステムの一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】センサユニットの斜視図である。
【図3】モバイルコンソールへ通ずるコネクタユニット
の斜視図である。
【図4】コネクタユニット並びに一連のセンサユニット
内の投受光素子の配置を模式的に示す図である。
【図5】隣接するセンサユニット内の投受光素子並びに
レンズの配置を示す斜視図である。
【図6】センサユニットの電気的構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【図7】センサユニットの電気的構成をより詳細に示す
ブロック図である。
【図8】モバイルコンソールの電気的な構成を示すブロ
ック図である。
【図9】親機、子機、並びにモバコンのチャンネル割付
を示す説明図である。
【図10】モバコン側の通信処理を示すフローチャート
である。
【図11】センサ側の通信処理を示すフローチャート
(その1)である。
【図12】センサ側の通信処理を示すフローチャート
(その2)である。
【図13】センサ側の通信処理を示すフローチャート
(その3)である。
【図14】センサ側の通信処理を示すフローチャート
(その4)である。
【図15】本発明センサシステムの他の実施形態を示す
斜視図である。
【図16】親機、子機、BUSユニット並びにモバコン
のチャンネル割付を示す説明図である。
【図17】BUSユニットを用いた通信処理を示すフロ
ーチャート(その1)である。
【図18】BUSユニットを用いた通信処理を示すフロ
ーチャート(その2)である。
【図19】チャンネル間のデータ転送を示すタイムチャ
ートである。
【図20】モバコン側処理の全体を示すフローチャート
である。
【図21】サブメニュー処理のフローチャートである。
【図22】リアルタイム設定処理を示すフローチャート
である。
【図23】オフライン設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図24】設定値コピー処理を示す示すフローチャート
である。
【図25】相互干渉防止のための親機,子機を示すフロ
ーチャートである。
【図26】センサの設置を保存しておくバンクの説明図
である。
【図27】本発明センサシステムの応用例を示す図であ
る。
【図28】バンク1ch内のデータの構成を示す図であ
る。
【図29】通信ハードウェアの概念図である。
【図30】バスユニット最大接続時を示す図である。
【図31】オプションユニット使用時のユニットレイア
ウトを示す図である。
【図32】初期処理の全体を示すゼネラルフローチャー
トである。
【図33】センサポジション認識処理のフローチャート
である。
【図34】センサチャンネル設定処理(その1)であ
る。
【図35】センサチャンネル設定処理(その2)であ
る。
【図36】送受信データの構成を示す図である。
【図37】送受信フォーマットを示す図である。
【図38】通信に用いるデータの形態を示す図である。
【図39】T1/T2のデータ内容を示す図である。
【図40】Upデータ/Downデータの構成を示す図
である。
【図41】6byte系命令の流れを示す図である。
【図42】データ通信の概念を示す図である。
【図43】通信処理を示すタイミングチャートである。
【図44】センサユニットの斜視図である。
【図45】モバイルコンソールへ通ずるコネクタユニッ
トの斜視図である。
【図46】センサシステムと伝送フォーマットとの関係
を示す図である。
【図47】センサユニット側の回路構成を示すブロック
図である。
【図48】センサユニット側処理を示すフローチャート
である。
【図49】電波式モバイルコンソールとセンサシステム
との関係を示す図である。
【図50】赤外線式モバイルコンソールとセンサシステ
ムとの関係を示す図である。
【図51】モバイルコンソールを使用した作業の一例を
示す説明図である。
【図52】モバイルコンソールを手に持って把持した状
態を示す説明図である。
【図53】データ転送プロトコルを説明するためのタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 DINレール 2 表示部 3 操作部 4a 往路光ファイバ 4b 復路光ファイバ 5 スイッチング出力などが送出される電気コード 6 表示部 7 操作部 8,9 投受光用窓 8a 電気コネクタ 10 DINレール装着用溝 11a,11b センサヘッド 12 電気コード 12a アンテナ 12b アンテナ 12c 赤外線投受光窓 12d 赤外線 13 警戒領域 14 コネクタユニットの投受光用窓 14a 電気コネクタ 15 DINレール取付用の溝 16 コネクタユニット内の回路基板 17 センサユニット内の回路基板 18 投光素子 19 受光素子 20 シリンドリカルレンズ 31タイミング制御回路 32送受信制御回路 33 DIPスイッチ 34 CPU 35 センシング制御回路 36 制御盤 100 CPU 101 計測制御処理部 102 スイッチ入力検知処理部 103 表示灯制御処理部 104 受光制御処理部 105 投光制御処理部 106 送受信制御処理部 107 E2PROM制御処理部 108 制御出力処理部 109 リセット処理部 110 通信制御処理部 210 投光系回路 220 受光系回路 230 受光系回路 300 投光系回路 310 受光系回路 320 発光素子 330 受光素子 400 出力系回路 211 投光駆動回路 221 増幅回路 231 増幅回路 241 投光駆動回路 18a 右通信糸発光素子(LED) 18b 左通信糸発光素子(LED) 19a 右通信糸受光素子(PD) 19b 左通信糸受光素子(PD) 301 投光制御回路 311 増幅回路 320 発光素子(LED) 330 受光素子(PD) 312 A/Dコンバータ 401 制御出力回路 501 発振器 502 E2PROM 503 リセット部 504 電源部 600 CPU 601 計測制御処理部 602 通信制御処理部 603 送受信制御処理部 604 表示灯制御処理部 605 スイッチ入力検知処理部 606 E2PROM制御処理部 607 リセット処理部 701 発振回路 702 E2PROM 703 リセット回路部 704 電源部 705 電池部 706 充電回路部 800 ACアダプタ 901 投光駆動回路 902 増幅回路 SU0〜SU15 センサユニット MC モバイルコンソール CU コネクタユニット UDB アップデータバス DDB ダウンデータバス CL コントロールライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 俊孝 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 亀井 隆 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA21 AB07 AB11 BB02 BC02 BC04 BC05 CC01 CC12 FF08 GG01 GG03 GG04 GG07 GG08 GG09 5H220 AA01 AA04 BB15 CC07 CX05 JJ12 JJ17 JJ26 JJ53 KK03

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接させて連装可能でかつ各々固
    有のアドレスが設定される複数台のセンサユニットと、
    それらのセンサユニットの少なくとも一つに対して接続
    可能なモバイルコンソールとを有し、 前記センサユニットの各々には、 隣接する両センサユニットの各々との間で信号の送受を
    可能とする各側のコネクタ手段と、 一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
    データを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機へと
    送信するデータ転送手段と、を含み、 それにより、モバイルコンソールからセンサユニットへ
    及びセンサユニットからモバイルコンソールへのバケツ
    リレー方式による双方向データ伝送を可能としたセンサ
    システム。
  2. 【請求項2】 センサユニットは、モニタ用データをモ
    バイルコンソールに宛てて隣接他機へと送信するモニタ
    用データ送信手段を含み、 モバイルコンソールは、センサユニットから送信された
    モニタ用データを受信して表示するモニタ用データ表示
    手段とを含み、 それにより、センサユニットの状態をモバイルコンソー
    ルにてモニタ可能とした請求項1に記載のセンサシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 モバイルコンソールは、設定用データを
    指定されたセンサユニットに宛ててセンサユニットの一
    つへと送信する設定用データ送信手段を含み、 センサユニットは、隣接他機から受信したデータが自機
    宛てのデータであり、かつそれが設定用データであると
    きには、その設定用データに基づいて設定動作を行うデ
    ータ設定手段を含み、 それにより、センサユニットにおける設定をモバイルコ
    ンソールの操作で実行可能とした請求項1に記載のセン
    サシステム。
  4. 【請求項4】 モバイルコンソールは、指定されたセン
    サユニットに宛てて命令を含むデータをセンサユニット
    の一つへと送信する命令データ送信手段を含み、 センサユニットは、隣接他機から受信したデータが自機
    宛てのデータであり、かつそれが命令を含むときには、
    その命令に対応した固有動作を実行する命令実行手段を
    含み、 それにより、センサユニットの動作をモバイルコンソー
    ルからの命令を介して実行させることを可能とした請求
    項1に記載のセンサシステム。
  5. 【請求項5】 命令がモニタ命令であり、かつ固有動作
    が当該モニタ命令で指定されたモニタ項目のデータを読
    み出して、モニタ用データとしてモバイルコンソールに
    宛てて返送する動作である請求項4に記載のセンサシス
    テム。
  6. 【請求項6】 命令がデータ設定命令であり、かつ固有
    動作が当該データ設定命令に付されたデータを、当該命
    令で指定される設定項目に書き込む動作である請求項4
    に記載のセンサシステム。
  7. 【請求項7】 命令が操作不能化命令であり、かつ固有
    動作が当該操作不能化命令で指定の機能に関するセンサ
    ユニットのキー操作を不能化する動作である請求項4に
    記載のセンサシステム。
  8. 【請求項8】 命令が隠れ機能実行命令であり、かつ固
    有動作がセンサユニットのキー操作では実行させること
    ができない隠れ機能を実行させる動作である請求項4に
    記載のセンサシステム。
  9. 【請求項9】 互いに隣接させて連装可能でかつ各々固
    有のアドレスが設定される複数台のセンサユニットと、
    それらのセンサユニットの少なくとも一つに接続可能な
    バスユニットとを有し、 前記センサユニットの各々には、 隣接する両センサユニットの各々との間で信号の送受を
    可能とする各側のコネクタ手段と、 一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
    データを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機へと
    送信するデータ転送手段とが含まれており、 前記バスユニットには、 センサユニット側通信系とプログラマブルコントローラ
    やパソコン等の機器が接続されるフィールドバス側通信
    系との間における通信プロトコル変換を行うプロトコル
    変換手段が含まれており、 それにより、フィールドバス上のプログラマブルコント
    ローラやパソコン等の機器とセンサユニットとの間にお
    けるバケツリレー方式による双方向データ伝送を可能と
    したセンサシステム。
  10. 【請求項10】 センサユニットは、隣接他機から受信
    したデータが自機宛てのデータであり、かつそれが命令
    を含むときには、その命令に対応した固有動作を実行す
    る命令実行手段を含み、 それにより、センサユニットの動作をフィールドバス上
    の機器からの命令を介して実行させることを可能とした
    請求項9に記載のセンサシステム。
  11. 【請求項11】 隣接する他機の各々との間で信号の送
    受を可能とする各側のコネクタ手段と、 一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
    データを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機へと
    送信するデータ転送手段と、 いずれかのコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
    データが自機宛てであって、そのデータに命令が含まれ
    ている場合には、その命令に対応した固有動作を実行す
    る命令実行手段を含む、 ことを特徴とするセンサユニット。
  12. 【請求項12】 命令がモニタ命令であり、かつ固有動
    作が当該モニタ命令で指定されたモニタ項目のデータを
    読み出して、モニタ用データとして命令発行元に宛てて
    返送する動作である請求項11に記載のセンサユニッ
    ト。
  13. 【請求項13】 命令がデータ設定命令であり、かつ固
    有動作が当該データ設定命令に付されたデータを、当該
    命令で指定される設定項目に書き込む動作である請求項
    11に記載のセンサユニット。
  14. 【請求項14】 命令が操作不能化命令であり、かつ固
    有動作が当該操作不能化命令で指定の機能に関するセン
    サユニットのキー操作を不能化する動作である請求項1
    1に記載のセンサユニット。
  15. 【請求項15】 命令が隠れ機能実行命令であり、かつ
    固有動作がセンサユニットのキー操作では実行させるこ
    とができない隠れ機能を実行させる動作である請求項1
    1に記載のセンサユニット。
  16. 【請求項16】 隣接するもの相互間で双方向に信号送
    受が可能であり、かつ各々データ転送機能を有する一連
    のセンサユニットの一つに接続が可能であって、 各種の入力操作に使用される操作手段と、 各種データの表示に使用される表示手段と、 前記操作手段における所定操作に応答して、指定された
    センサユニットに宛ててモニタ命令を送信するモニタ命
    令送信手段と、 前記モニタ命令の送信に応答して指定されたセンサユニ
    ットから返送されるモニタ用データを前記表示手段に表
    示させるモニタ用データ表示手段と、 を具備するモバイルコンソール。
  17. 【請求項17】 隣接するもの相互間で双方向に信号送
    受が可能であり、かつ各々データ転送機能を有する一連
    のセンサユニットの一つに接続が可能であって、 各種の入力操作に使用される操作手段と、 各種データの表示に使用される表示手段と、 前記操作手段における所定操作に応答して、指定された
    センサユニットに宛ててデータ設定命令を送信する設定
    命令送信手段と、 を具備するモバイルコンソール。
  18. 【請求項18】 隣接するもの相互間で双方向に信号送
    受が可能であり、かつ各々データ転送機能を有する一連
    のセンサユニットの一つに接続が可能であって、 各種の入力操作に使用される操作手段と、 各種データの表示に使用される表示手段と、 前記操作手段における所定操作に応答して、指定された
    センサユニットに宛てて操作不能化命令を送信する操作
    不能化命令送信手段と、 を具備するモバイルコンソール。
  19. 【請求項19】 隣接するもの相互間で双方向に信号送
    受が可能であり、かつ各々データ転送機能を有する一連
    のセンサユニットの一つに接続が可能であって、 各種の入力操作に使用される操作手段と、 各種データの表示に使用される表示手段と、 前記操作手段における所定操作に応答して、指定された
    センサユニットに宛てて隠れ機能実行命令を送信する隠
    れ機能実行命令送信手段と、 を具備するモバイルコンソール。
  20. 【請求項20】 互いに隣接させて装着可能でかつ各々
    固有のアドレスが設定される複数台のセンサユニットを
    有し、 前記センサユニットの各々には、 隣接する両センサユニットの各々との間で信号の送受を
    可能とする各側のコネクタ手段と、 一方の側のコネクタ手段を介して隣接他機から受信した
    データを他方の側のコネクタ手段を介して隣接他機へと
    送信するデータ転送手段と、を含み、 それにより、相隣接する一連のセンサユニット列におい
    て、バケツリレー方式による双方向データ伝送を可能と
    したセンサシステム。
  21. 【請求項21】 隣接するもの相互間で双方向に信号送
    受が可能であり、かつ各々データ転送機能を有する一連
    のセンサユニットの一つに接続可能であって、 センサユニット側通信系とプログラマブルコントローラ
    やパソコン等の機器が接続されるフィールドバス側通信
    系との間における通信プロトコル変換を行うプロトコル
    変換手段が含まれており、 それにより、フィールドバス上のプログラマブルコント
    ローラやパソコン等の機器とセンサユニットとの間にお
    けるデータ伝送を可能としたバスユニット。
  22. 【請求項22】 センサユニットが光電センサユニット
    である請求項1〜10、及び請求項20のいずれかに記
    載のセンサシステム。
  23. 【請求項23】 センサユニットが光電センサユニット
    である請求項11〜15のいずれかに記載のセンサユニ
    ット。
  24. 【請求項24】 センサユニットが光電センサユニット
    である請求項16〜19のいずれかに記載のモバイルコ
    ンソール。
  25. 【請求項25】 コネクタ手段が、光信号送信用の発光
    素子と光信号受信用の受光素子とからなる光コネクタで
    ある請求項1〜10、及び請求項20のいずれかに記載
    のセンサシステム。
  26. 【請求項26】 コネクタ手段が、光信号送信用の発光
    素子と光信号受信用の受光素子とからなる光コネクタで
    ある請求項11〜15のいずれかに記載のセンサユニッ
    ト。
  27. 【請求項27】 互いに隣接して連装されかつ各々通信
    機能を有する一連のセンサユニットに対して共通に設け
    られ、 操作手段と、 表示手段と、 操作手段の所定操作に基づいて、指定されたセンサユニ
    ットに関するデータを当該センサユニットより通信を介
    して取り出して表示手段に表示させる制御手段と、 を具備するモバイルコンソール。
  28. 【請求項28】 一連のセンサユニットとの通信は、一
    つのセンサユニット又は共通の伝送ラインを経由して行
    われる請求項27に記載のモバイルコンソール。
  29. 【請求項29】 一つのセンサユニット又は共通の伝送
    ラインとは、電気コードを経由する有線通信又は赤外
    線、電波、超音波等の無線伝送媒体を経由する無線通信
    で結ばれ、 それにより、一連のセンサユニットから離れた位置に移
    動して、各センサユニットのデータをモニタ可能とした
    請求項28に記載のモバイルコンソール。
  30. 【請求項30】 センサユニットに関するデータが検出
    アナログ値又はそれを二値化するためのしきい値である
    請求項27〜29のいずれかに記載のモバイルコンソー
    ル。
  31. 【請求項31】 操作手段を構成する操作部と表示手段
    を構成する表示部とを表面に有するハウジングを備え、
    該ハウジングは片手で把持した状態でもう片方の手で操
    作部を操作できる把持部が設けられている請求項27〜
    30のいずれかに記載のモバイルコンソール。
JP2003116648A 1999-10-29 2003-04-22 センサシステム Pending JP2003330509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003116648A JP2003330509A (ja) 1999-10-29 2003-04-22 センサシステム

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34663699 1999-10-29
JP11-341361 1999-11-30
JP34136199 1999-11-30
JP11-346636 1999-11-30
JP2003116648A JP2003330509A (ja) 1999-10-29 2003-04-22 センサシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000280358A Division JP3477709B2 (ja) 1999-10-29 2000-09-14 センサシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003330509A true JP2003330509A (ja) 2003-11-21
JP2003330509A5 JP2003330509A5 (ja) 2007-08-30

Family

ID=29715838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003116648A Pending JP2003330509A (ja) 1999-10-29 2003-04-22 センサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003330509A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266846A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd フォトセンサ、被検出物検知装置およびこのフォトセンサが組み込まれた画像形成装置
JP2014096036A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Omron Corp センサシステム
KR101562341B1 (ko) * 2014-04-18 2015-10-22 주식회사 크래비스 광 결합 방식의 버스 입출력 장치 및 이에 포함되는 입출력 모듈
KR101734861B1 (ko) 2015-12-29 2017-05-12 (주)메티스 Cc-link 기반 리모트 입출력장치
KR101821754B1 (ko) * 2015-05-28 2018-01-24 주식회사 크래비스 모듈형 산업기기 제어기

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575669A (ja) * 1991-03-08 1993-03-26 Yokogawa Electric Corp ハンドヘルドタ−ミナル
JPH0792901A (ja) * 1993-09-27 1995-04-07 Omron Corp センサユニット、モジュール及びコンソール
JPH09252242A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Keyence Corp 検出スイッチおよび検出スイッチシステム
JPH11143506A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Yokogawa Electric Corp 制御システム装置
JP2001273011A (ja) * 2000-03-13 2001-10-05 Eaton Corp Dinレールバックプレーン及びデバイスモジュールを相互に連結する固定手段を備える論理制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575669A (ja) * 1991-03-08 1993-03-26 Yokogawa Electric Corp ハンドヘルドタ−ミナル
JPH0792901A (ja) * 1993-09-27 1995-04-07 Omron Corp センサユニット、モジュール及びコンソール
JPH09252242A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Keyence Corp 検出スイッチおよび検出スイッチシステム
JPH11143506A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Yokogawa Electric Corp 制御システム装置
JP2001273011A (ja) * 2000-03-13 2001-10-05 Eaton Corp Dinレールバックプレーン及びデバイスモジュールを相互に連結する固定手段を備える論理制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266846A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd フォトセンサ、被検出物検知装置およびこのフォトセンサが組み込まれた画像形成装置
JP2014096036A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Omron Corp センサシステム
KR101562341B1 (ko) * 2014-04-18 2015-10-22 주식회사 크래비스 광 결합 방식의 버스 입출력 장치 및 이에 포함되는 입출력 모듈
KR101821754B1 (ko) * 2015-05-28 2018-01-24 주식회사 크래비스 모듈형 산업기기 제어기
KR101734861B1 (ko) 2015-12-29 2017-05-12 (주)메티스 Cc-link 기반 리모트 입출력장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3477709B2 (ja) センサシステム
JP4120750B2 (ja) センサシステム
EP2754165B1 (en) Method and apparatus for switching on-off a group or all lights or appliances of premises
JP3515605B2 (ja) パケットデータ通信方法及び装置
CN1815460B (zh) 减少无线设备的功耗
CN102411840B (zh) 遥控装置
RU2321487C2 (ru) Система робота, способная определить область перемещения
EP1712970A2 (en) Wireless controllable cleaning robot and remote controlling system for controlling the same
CN101923774B (zh) 多功能遥控器
CN105931452B (zh) 终端设备抗红外信号干扰的方法、装置、系统及终端设备
JP2003330509A (ja) センサシステム
JP4054948B2 (ja) 連結型センサシステム
JP4054947B2 (ja) 連結型センサシステム
JP2009295135A (ja) 制御・監視ターミナル
JP2022088481A (ja) 通信装置、通信システム、機器制御システム、通信制御方法及びプログラム
JP4058589B2 (ja) 連結型センサシステム
JP7065386B2 (ja) 通信システム、機器制御システム、通信装置、通信制御方法及びプログラム
JP2002289073A (ja) 多光軸光電センサ用の設定システム
CN205423257U (zh) 红外双向通讯智能电风扇及其系统
CN214046008U (zh) 一种无线组网人体感应系统
JP2015104027A (ja) 無線通信システム
JP7042438B2 (ja) 通信装置、通信システム、及び照明制御システム
JP2006238595A (ja) 電化製品電源状態表示システム及び電化製品電源状態取得装置
JP4469191B2 (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP7065339B2 (ja) 通信装置、通信インタフェース、通信システム、機器制御システム、通信制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100728

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02