JP4054947B2 - 連結型センサシステム - Google Patents

連結型センサシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4054947B2
JP4054947B2 JP2001139278A JP2001139278A JP4054947B2 JP 4054947 B2 JP4054947 B2 JP 4054947B2 JP 2001139278 A JP2001139278 A JP 2001139278A JP 2001139278 A JP2001139278 A JP 2001139278A JP 4054947 B2 JP4054947 B2 JP 4054947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
power
sensor
sensor unit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001139278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002334389A (ja
Inventor
俊之 小島
裕之 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2001139278A priority Critical patent/JP4054947B2/ja
Publication of JP2002334389A publication Critical patent/JP2002334389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4054947B2 publication Critical patent/JP4054947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファイバ型光電センサ、近接センサ、超音波センサ等のヘッド分離型センサの本体ユニット(以下、『センサユニット』と称する)を制御盤内に密に隣接してコンパクトに収容するに好適な連結型センサシステムに係り、特に、センサユニット列が通信ユニットを介してフィールドバスに接続される構成において、通信ユニットの電源は生かしたまま、センサユニット列の電源のみをリセットさせることにより、通信ユニットをフィールドバス(ネットワークの一つである)から切り離すことなく、センサユニット列のアドレス自動割り付けを可能とした連結型センサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
連結型光電センサシステムを構成するファイバ型光電センサは、センサユニット(業界では『アンプユニット』とも言う)と、このセンサユニットから導出された光ファイバの先端に設けられたセンサヘッドとを有する。
【0003】
センサユニットは薄型ハウジングを有する。この薄型ハウジング内には、往路光ファイバに結合される発光ダイオードを含む検出用投光系回路と、復路光ファイバに結合されるフォトダイオードを含む検出用受光系回路と、検出用受光系回路から得られる受光出力を処理してON/OFFデータや光量データを生成する信号処理回路等が含まれている。
【0004】
センサユニットを構成する薄型ハウジングは、通常、DINレール等の取付具を介して互いに密に隣接して制御盤内に整列状態で装着される。各センサユニットからは、オンオフデータや光量データ等を導出してプログラマブルコントローラ等に伝えるためのケーブルが引き出される。
【0005】
センサユニットの連結台数は、16台、32台、64台と言ったように、多数台数に亘るのが普通である。そのため、それらセンサユニットの個々から導出される多数のケーブルをコンパクトに纏めて配線するのは手間がかかる。
【0006】
ひとつの解決策としては、相隣接するセンサユニット同士を順次にコネクタ(電気コネクタ、光コネクタ等)で結び、個々のセンサユニットから生成されるON/OFFデータや光量データ等をバケツリレー方式で順次にセンサユニット間で一方向へシリアルに伝送して、センサユニット列の最端部に位置するセンサユニットから取り出すように構成することが考えられる。
【0007】
このような構成を採用すれば、個々のセンサユニットから信号導出用のケーブルを引き出すのが不要となり、配線を著しく簡素化することができる。伝送方向を双方向とすれば、逆に、最端部のセンサユニットから個々のセンサユニットに各種のコマンドやデータを送り込むこともできる。
【0008】
センサユニット列の一つ(例えば、最端部に位置するセンサユニット)とFAシステムに多く採用されるフィールドバスとの間に通信ユニット(『バスユニット』等とも称する)を介在させれば、センサユニット列のバケツリレー通信並びにフィールドバス通信を順に経由して、各センサユニットとフィールドバス上の他の制御機器(例えば、プログラマブルコントローラ、他の各種センサ)や上位パソコン等との間で直接的に双方向データ通信を実現することもできる。
【0009】
ユーザにとって使い易いセンサユニットのフリーロケーション方式を実現するためには、自動アドレス割付技術を採用するのが望ましい。例えば、電源投入や電源再投入(電源リセット)と共に特定方向の最端部に位置するセンサユニットが主導権を取って親機となり、隣接するセンサユニットに自己のアドレスに『1』を加えたアドレスを受け渡す。以下、同様にして、各隣接センサユニットは、受け取ったアドレスに『1』を加えたアドレスを、順次に隣接センサユニットに受け渡す。反対側の最端部に位置するセンサユニットは隣接ユニットが存在しないことを認識して、自己のアドレスを途中機を順次に経由して親機に戻す。これにより、全てのセンサユニットのアドレスが割り付けられ、同時に、各センサユニットは全体の連結台数を認識する。
【0010】
センサユニット列に対する動作電源は、これらに隣接配置される通信ユニットを経由して供給される。センサユニットの個々に対する電源は、通信ユニットを経由する共通の電源線から個々に分岐して又は隣接する隣接するセンサユニット間で順に受け渡されるようにして給電される。そのため、通信ユニットに備え付けられた電源オンオフ用操作子を操作すると、通信ユニットの給電元線に介在されたスイッチがオンオフ動作して、通信ユニットの電源のみならず、センサユニット列の電源も同時に断続される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、センサユニット列が通信ユニットを介してフィールドバスに接続されている状態のままで、センサユニットの増設を行ないたいとする要望がある。この場合、増設が完了したならば、アドレス再割付のために、センサユニット列に対して電源リセット処理を行わねばならない。
【0012】
また、センサユニット列が通信ユニットを介してフィールドバスに接続されているままで、通信ユニット列のコネクタ結合不良等を修復させたいとする要望がある。この場合にも、修復が完了したならば、アドレス再割付のために、センサユニット列に対して電源リセット処理を行わねばならない。
【0013】
しかし、従来システムにあっては、センサユニット列のアドレス再割付のために、センサユニット列の電源をリセットしようとすると、通信ユニットの電源も同時にリセットせざるを得ないため、FAネットワークを構成するフィールドバスからセンサユニット列が切り離されてしまうと言う問題点がある。
【0014】
この発明は、連結型センサシステムにおける以上の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、通信ユニットの電源は生かしたまま、センサユニット列の電源のみをリセットさせることにより、通信ユニットをフィールドバスから切り離すことなく、センサユニット列のアドレス自動割り付けを可能とした連結型センサシステムを提供することにある。
【0015】
この発明の他の目的とするところは、そのような連結センサシステムの実現に好適な要素技術を提供することにある。
【0016】
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、以下の明細書の記載を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の連結型センサシステムは、互いに密に隣接して配置されると共にコネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡しを双方向へと行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサユニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有する。
【0018】
センサユニットの各々には、電源リセット直後の隣接両機との交信を試みた結果として、特定側に隣接ユニットが存在しないことを認識することで、自機がセンサユニット列の特定側の端部機と認識されるときには、自機に対して所定アドレスを割り付けたのち、これを基準アドレスとして隣接機へと送信する一方、特定側に隣接ユニットが存在することを認識することで、自機がセンサユニット列の途中機若しくは他方側の端部機と認識されるときには、隣接機から基準アドレスが到来するのを待って、当該基準アドレスをインクリメントすることで自機のアドレスを算出して自機に割り付けると共に、これを基準アドレスとして反対側の隣接機へと送信する自動アドレス割り付け手段と、が設けられる。
【0019】
通信ユニットの給電系統は、外部電源から給電するための給電線と、給電線から分岐されると共に、通信ユニット内の各回路部品に対する給電をなすための第1の分岐線と、給電線から分岐されると共に、センサユニット列に対する給電をなすための第2の分岐線とを含み、かつ第2の分岐線の途中には、電源スイッチが介在されており、それにより、こ の電源スイッチを作動させることにより、通信ユニットの電源は投入状態に維持したまま、センサユニット列の電源をリセットさせることができる。
【0020】
このような構成によれば、通信ユニットの電源は生かしたまま、センサユニット列の電源のみをリセットさせることにより、通信ユニットをネットワークから切り離すことなく、センサユニット列のアドレス自動割り付けをおこなうことができる。そのため、センサユニットの増設やセンサユニット列の事故修復を通信ユニットをネットワークから切り離すことなく実現することができる。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態においては、通信ユニットには、操作部と、操作部における所定操作に連動して電源スイッチを作動させてセンサユニット列への給電を断続させるスイッチ操作手段とが設けられている、ようにしてもよい。ここで、『電源スイッチ』としては、メカニカルスイッチや半導体パワースイッチ等を挙げることができる。
【0022】
このような構成によれば、通信ユニットに設けられた操作部における所定操作を行うだけで、通信ユニットの電源は生かしたまま、センサユニット列の電源のみをリセットさせることにより、通信ユニットをネットワークから切り離すことなく、センサユニット列のアドレス自動割り付けをおこなうことができる。
【0023】
このとき、操作部としては、センサユニット列の電源をリセットさせるための専用操作子を設けてもよい。ここで、『専用操作子』としては、ユニット列の電源リセットに専用の押ボタン、スナップレバー等を挙げることができる。
【0024】
別の一面から見た場合、本発明の好ましい実施の形態においては、通信ユニットには、ネットワークを介して特定コマンドが受信されるのに応答して、電源スイッチを作動させてセンサユニット列への給電を断続させるスイッチ操作手段が設けられる、ようにしてもよい。ここで、『スイッチ操作手段』としては、マイクロプロセッサにて実行可能なコマンド解読プログラム、解読結果で起動される電源スイッチ断続プログラム等が含まれる。
【0025】
このような構成によれば、ネットワークに接続された上位パソコン等から所定のコマンドを通信ユニットに宛てて送信することで、その通信ユニットに接続されたセンサユニット列の電源をリモート操作でリセットすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る結合型センサシステム、並びに、それを構成するセンサユニット、通信ユニットの一実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】
本発明のセンサシステムの一実施形態を示す斜視図が図1に示されている。同図に示される結合型センサシステムは、ファイバ型光電センサシステムを構成している。
【0028】
すなわち、このセンサシステムは、16台のセンサユニットSU1〜SU16と、1台のバスユニット(本発明の通信ユニットに相当)BUとを、互いに密に隣接して、DINレール1を介して1列に連装して構成されている。尚、DINレール1は、例えば制御盤内の機器取付面に装着されている。
【0029】
センサユニットSU1〜SU16のそれぞれは、連装方向へ幅の薄い略矩形のハウジングを有する。図示例では、このハウジングの下面側には、DINレール1に嵌め込まれる凹部が、また上面側には表示部2と操作部3とが設けられている。表示部2は図では4個の7セグメント表示器で構成されている。又、操作部3は、図示を省略したが、マイクロタイプの押しボタンスイッチや、DIPスイッチ等で構成される。これらの表示部2や操作部3は、各センサユニットの状態を表示したり、各種の設定操作(例えば、投受光ゲイン設定、ONディレイタイマ時間やオフディレータイマ時間の設定)等のために使用される。
【0030】
センサユニットSU1〜SU16の各ハウジング後面側には往路光ファイバ4aと復路光ファイバ4bとが引き出されている。これらの光ファイバの先端5a,5bには、投光口と受光口とが形成されている。これらの投光口と受光口とを向かい合わせに位置決めすれば、透過型光電センサが構成される。これらの投光口と受光口とをほぼ平行に位置決めして、対象物体へ対向させれば、反射型の光電センサが構成される。
【0031】
センサユニットSU1〜SU16の電気的なハードウェア構成については後に詳細に説明するが、要するに、それらのハウジング内には図において直立状態に姿勢を保たれる回路基板が内蔵される。この回路基板上には、検出用投光系回路と、検出用受光系回路と、信号処理回路とが搭載される。検出用投光系回路には投光用のLEDが内蔵される。検出用の受光系回路には受光用のフォトダイオードが内蔵される。信号処理回路には、受光系回路から得られる受光出力をA/D変換してサンプリングしたり、受光出力を二値化してON/OFFデータを生成する二値化回路等が内蔵される。こうして得られた、受光光量データやON/OFFデータは、後に詳細に説明するように、相隣接するセンサユニット間でコネクタ手段を介してバケツリレー方式で受け渡され、最終的にセンサユニット列の最端部に位置するセンサユニットSU1へと運ばれ、ここからバスユニットBUを介して、フィールドバス上のプログラマブルコントローラ(PLC)や上位コンピュータ等へと送出される。
【0032】
後に詳細に説明するが、センサユニットSU1〜SU16の各ハウジング内には、図において直立状態に姿勢を保たれた回路基板が支持される。この回路基板の両面には、一対の投受光素子で構成される光コネクタが設けられる。一方、これら光コネクタと対向するハウジング両側面には、投受光用窓が開口形成される。従って、相隣接するセンサユニットは、この光通信用窓を介して、相互に信号伝達を行う。
【0033】
次に、バスユニットBUの構成について説明する。バスユニットBUは、図ではセンサユニットSU1〜SU16よりもやや幅広に描かれている。バスユニットBUの機能は、後に詳細に説明するが、センサユニット列SU1〜SU16と、FAシステム用のフィールドバスとの間にあって、両者間におけるプロトコル変換を担うものである。すなわち、このセンサシステムにおいては、相隣接するセンサユニット間においては、後述する光通信プロトコルを介して、双方向データ通信が行われる。これに対して、バスユニットBUが接続されるフィールドバス上においては、フィールドバスプロトコルを用いて双方向データ伝送が行われる。尚、このフィールドバスの代表的なものとしては、ASI,DEVICE Net,Profibus等が挙げられる。フィールドバスには一般的にPLCやFAパソコン等が接続される。
【0034】
そのため、バスユニットBUでは、光通信プロトコルとフィールドバスプロトコルとの変換を行うことによって、フィールドバス上のPLCや上位パソコンと本発明のセンサ列システムSU1〜SU16との双方向データ通信を可能とするのである。
【0035】
バスユニットBUのハウジングの下面側には、センサユニットSU1〜SU16のハウジングと同様にして、DINレール1に装着するための凹部が形成され、またその上面側には、モバイルコンソールユニット(以下、単に『モバコン』と言う)MCを接続するためのコネクタ503が形成されている。さらに、バスユニットBUの上面には、バスユニットBUの電源は投入したままで、センサユニット列SU1〜SU16の電源をリセットするための操作用押しボタン505aが設けられている。後に詳細に説明するように、この押しボタン505aが押圧操作されると、バスユニットBUの回路基板上に搭載された半導体パワースイッチ(例えば、パワーMOSFET等)が瞬時(例えば、500ms)だけオフ状態とされる。この半導体パワースイッチは、バスユニットBUを経由してセンサユニット列へ至る給電経路の途中に介在されている。そのため、押しボタン505aの押圧操作に応答して、半導体パワースイッチが僅かの時間(例えば、500ms程度)だけオフ状態となると、センサユニット列SU1〜SU16に対する給電は僅かの時間だけ断たれ、これによりセンサユニット列SU1〜SU16に対する電源リセット動作が実現される。
【0036】
バスユニットBUのハウジングの前面側には、フィールドバスプロトコルにてデータ伝送を行うケーブル13が引き出されている。このケーブル13が、フィールドバス上のPLCや他のセンサさらには上位パソコン等へ接続される。後に詳述するリセットコマンドも、このケーブル13を介して到来する。
【0037】
バスユニットBUの電気的なハードウェア構成については後に詳細に説明するが、要するに、フィールドバスとの接続を行うためのネットワーク通信回路と、センサユニット列SU1〜SU16との接続を行うための光通信回路とフィールドバスプロトコルと光通信プロトコルとのプロトコル変換を行うプロトコル変換処理部とを含んでいる。
【0038】
次に、モバコンMCは、持ち歩き可能なハンディタイプの操作器である。このモバコンMCを用いて、センサユニット列SU1〜SU16に対して各種のデータを設定したり、それらセンサユニット列SU1〜SU16からON/OFFデータや各種の設定データ等を読み出して表示することを可能としている。すなわち、この結合型センサシステムにおいては、バスユニットBUを介してセンサユニット列SU1〜SU16とフィールドバス上のPLCや上位パソコンとの間のデータ交信を行うと共に、センサユニット列SU1〜SU16とモバコンMCとの間においても、光通信プロトコルを使用して、データの送受信が行えるようになっている。
【0039】
次に、本発明システムを含むFAネットワークの一例を示す図が図2に示されている。同図に示されるように、図1に示される結合型センサシステムは、バスユニットBUを介してフィールドバスに接続され、同時にバスユニットBUを介してモバコンMCにも接続される。尚、図においてSUはセンサユニット、BUはバスユニット、MCはモバイルコンソール(モバコン)である。
【0040】
従って、このようなFAネットワークによれば、センサユニット列SU,SU…とPLC等との間で、バスユニットBUのプロトコル変換機能を利用して、互いにデータの送受信を行い、センサユニット列SU,SU…からのON/OFFデータを、PLCが受け取ることによって、所望のシーケンス制御等が実行される。又、必要な場合には、PLCや上位パソコン等から、逆にバスユニットBUを経由してセンサユニット列SU,SU…に設定データ等を送り込むことによって、各センサユニット(この例では、ファイバ型光電センサ)の動作特性を任意に設定することができる。
【0041】
しかも、図1の斜視図からも明らかなように、個々のセンサユニットSU1〜SU16のハウジングには、個々にON/OFFデータを導出するための信号ケーブルが存在しないため、16点,32点,64点等といったように、多数のセンサユニットを制御盤内に装着する場合にも、配線が著しく簡素化され、システム全体をコンパクトに収容することが可能となる。
【0042】
次に、センサユニットの電気的構成を概略的に示すブロック図が図3に示されている。先に説明したように、センサユニットSUに内蔵される回路基板上には、計測用回路(A)と、右側通信用回路(B1)と、左側通信用回路(B2)と、出力系回路(400)と、操作部(本発明のエンド局設定を行うための接続位置情報設定手段としてのDIPスイッチを含む)3と、表示部2と、それらの回路を統括制御するCPU100とを備えている。
【0043】
CPU100はマイクロプロセッサを主体として構成され、規定のシステムプログラムに従って、計測用回路(A)、右側通信用回路(B1)、左側通信用回路(B2)、並びに、出力系回路(400)等を適宜に制御するものである。
【0044】
計測用回路(A)は、さらに、投光系回路300と、投光系回路300で駆動され、周期的にパルス光を送出するLED320と、透過又は反射して到来するパルス光を受光するフォトダイオード330と、フォトダイオードの出力を処理する受光系回路310とを備えている。
【0045】
投光系回路300には、所定周期並びに所定ゲインをもって投光用駆動パルスを生成する機能が内蔵される。そして、この投光用駆動パルスによって、LED320が駆動され、LED320から生ずる光は、往路光ファイバ4aへと導入される。
【0046】
一方、受光系回路312は、復路光ファイバ4bの出射光を受けるフォトダイオード330の出力電気パルスを、同期検波技法を用いてサンプリングすると共に、これを適当なゲインで増幅並びに波形整形さらにはA/D変換する機能が内蔵されている。
【0047】
CPU100では、受光系回路310から得られた受光データをそのまま受光光量データとして、或いは適当なしきい値を基準として二値化して、オンオフデータに変換した後、出力系回路400を介して外部へ導出することが可能となっている。
【0048】
尚、図1に示されるセンサユニットSU1〜SU16の場合、個々のセンサユニットからON/OFFデータを導出しない構成とされているが、この出力系回路400を備えておけば、必要により個々のセンサユニットから従前通りにON/OFFデータを出力させることができる。
【0049】
言うまでもないことであるが、バスユニットBUを使用して、フィールドバスとセンサユニット列との間で、ON/OFFデータの送受信を行う場合には、上述の受光光量データやON/OFFデータは、出力系回路400へ与えられる代わりに、CPU100内における所定のメモリに記憶され、後述する通信回路(B1,B2)を経由して、隣接するセンサユニットへと受け渡される。送信フォーマットについては、任意のフォーマットを採用できる。例えば、センサユニット列を構成するユニット接続台数が16台の場合、1送信フレームのデータビット数を8ビットとして、2回の送信フレームに分割して、16台のユニットのデータをシリアル伝送することができる。
【0050】
次に、通信用回路について説明する。右側通信用回路(B1)は、投光系回路210と、投光系回路210の出力で駆動されるLED18と、隣接ユニットSU13からの光信号を受光するフォトダイオード19と、フォトダイオード19の出力を処理する受光系回路220とを備えている。
【0051】
同様にして、左側通信用回路(B2)は、投光系回路240と、投光系回路240の出力で駆動されるLED18と、隣接ユニットSU11から到来する光信号を受光するフォトダイオード19と、フォトダイオード19の出力信号を処理する受光系回路230とを備えている。
【0052】
これら左右の通信用回路(B1,B2)は、CPU100によって統括制御される。尚、後に詳細に説明する本発明のコマンド対応処理はこのCPU100のシステムプログラムによって規定されるものである。
【0053】
最後に、センサユニット列SU1〜SU16の給電系統について説明する。図3に示されるように、各センサユニットSU内には給電線L1が敷設されている。なお、図では直流2線のうちの正側給電線のみを示し、アース線については図示を省略している。各給電線L1の一端は雌型コネクタCN1へと、また他端は雄型コネクタCN2へと導通される。雌型コネクタCN1は隣接機の雄型コネクタと結合可能で、これにより隣接機から給電を受ける。雄型コネクタCN2は隣接機の雌型コネクタCN1と結合可能で、これにより隣接機に対する給電が行われる。各ユニット内の給電線L1は分岐線L2を有する。この分岐線L2によりユニット内の各回路部品に対する給電が行われる。このように、各センサユニットSUに対する給電は、この例では、雌型コネクタCN1と雄型コネクタCN2との結合箇所を経由して、順次に行われる。
【0054】
次に、バスユニットの電気的構成を概略的に示すブロック図が図4に示されている。同図に示されるように、バスユニットBUに内蔵された回路基板上には、CPU500と、光通信回路501と、ネットワーク通信回路502と、モバコン接続コネクタ503と、モバコン検知回路504と、スイッチ回路(押しボタン505aの動作検知用)505と、表示回路(LEDを含む)506と、不揮発性メモリ(各種の設定データの記憶保持に使用される)507と、センサ電源ON/OFF用の半導体パワースイッチ(MOSFETスイッチ等)508と、通信方向切替回路509とが搭載されている。
【0055】
光通信回路501は、隣接するセンサユニットSU1との間で双方向光通信を行うための回路である。この光通信回路501で隣接センサユニットSU1から受信した信号は、CPU500に取り込まれる。
【0056】
一方、光通信回路501を介して隣接センサユニットSU1へと送り出すべきデータとしては、2系統のデータが可能とされている。第1の系統のデータは、CPU500から生成されるデータである。第2の系統のデータは、ケーブル12、モバコン接続コネクタ503を経由してモバコンMCから導入されたデータである。これら2系統のデータは、通信方向切替回路509を介して択一的に光通信回路501へと送り出される。
【0057】
この通信方向切替回路509の制御は、モバコン検知回路504の出力に基づき、CPU500によって制御される。すなわち、モバコンコネクタ503に対してケーブル12が接続されているとき、これをモバコン検知回路504が検知して、通信方向切替回路509は、モバコンデータ側へと切り替えられる。これに対して、モバコン接続コネクタ503に対し、ケーブル12が接続されていなければ、モバコン検知回路504の出力に基づき、CPU500では通信方向切替回路509をCPU側へと切り替える。
【0058】
ネットワーク通信回路502は、フィールドバスとの接続を行って、必要なデータを双方向に伝送するように機能する。このネットワーク通信回路502の制御は、CPU500によって行われる。
【0059】
すなわち、ネットワーク通信回路502を介してフィールドバスから取り込まれたデータは、CPU500を経由した後、通信方向切替回路509並びに光通信回路501を経由して、センサユニット列を構成する隣接センサユニットSU1へと送り出される。一方、光通信回路501を介して隣接センサユニットSU1から取り込まれたデータは、CPU500を経由して、ネットワーク通信回路502を介し、フィールドバス上へと送り出される。更に、ケーブル12並びにモバコン接続コネクタ503を介して、モバコンMCから導入されたデータは、通信方向切替回路509並びに光通信回路501を介して、隣接センサユニットSU1へと送り出される。
【0060】
その結果、バスユニットBUのプロトコル変換機能を介することにより、フィールドバス上のPLCや上位パソコンと、センサユニット列SU1〜SU16上のセンサユニットとの間において、双方向にデータ伝送を行いつつ、個々のセンサユニットSU1〜SU16からON/OFFデータをPLCや上位パソコンへ吸い上げたり、逆に、PLCや上位パソコンから各種の設定情報を、センサユニット列SU1〜SU16上の個々のセンサユニット或いは特定のセンサユニットへと送り込むことが可能となされている。
【0061】
次に、バスユニットBUの給電系統について説明する。バスユニットBU内には給電線510を有する。この給電線510は、図1に示される電源コード15を介して外部から通電される。給電線510は、第1の分岐線511と第2の分岐線512とを有する。バスユニットBU内の各回路部品に対する給電は第1の分岐線511を経由して行われる。センサユニット列SU1〜SU16に対する給電は第2の分岐線512を経由して行われる。第2の分岐線512の途中には、CPU500のポートP2の出力でオンオフ制御される半導体パワースイッチ508が介在される。そのため、半導体パワースイッチ508を微少時間(例えば、500ms程度)だけオフされることにより、バスユニットBUの電源は生かしたまま、センサユニット列SU1〜SU16の電源を微少時間オフさせて、所謂電源リセット動作を実現することができる。
【0062】
図1に示されるユニット電源リセット用の押しボタン505aは、所謂モメンタリタイプの押しボタンスイッチの操作ボタンを構成している。この押しボタンスイッチの接点機構は、図4に示されるスイッチ回路(プルアップ抵抗回路等で構成される)505に組み込まれている。そのため、押しボタン505aが押圧操作されると、スイッチ回路505が作動して、スイッチオン信号(規定電圧のロジック信号)が生成される。このスイッチオン信号は、ポートP1を介してCPU500に読み込み可能となっている。なお、表示回路506は幾つかのLED等で構成され、操作ガイド表示や動作表示等に利用される。また、不揮発名メモリ507は各種のイニシャル設定等に必要な固定情報を格納する。
【0063】
次に、バスユニットBU並びに一連のセンサユニット内の投受光素子の配置を模式的に示す断面図が図5に示されている。
【0064】
同図において、BUはバスユニット、SU1〜SU4はセンサユニット、17は回路基板、18は投光素子、19は受光素子、8は右側通信用窓、9は左側通信用窓、14はバスユニットの通信用窓である。
【0065】
このように、バスユニットBU並びにセンサユニットSU1〜SU4の一方又は双方の側面には、投受光用の窓が開口形成されており、これらの窓8,9,14を介して、隣接するセンサユニット間或いはセンサユニットとバスユニットとの間において、光通信が可能となされている。
【0066】
次に、以上説明したデータ通信処理の構成を前提として、本発明の要部である、バスユニットの電源を生かしたままで行う、センサユニット列の電源リセット処理処理について説明する。
【0067】
図6には、センサユニット列のアドレス割付態様の一例が示されている。同図に示されるように、この例にあっては、センサユニット列は16台のセンサユニットSU1〜SU16から構成されており、一方フィールドバス上には上位パソコン900、2台のPLC901,902が接続されている。そして、それらフィールドバス上の上位パソコン900並びに2台のPLC901,902と、センサユニット列SU1〜SU16との間では、バスユニットBUを介して双方向データ通信が可能となされている。尚、先に説明したように、センサユニット列を構成する相隣接するセンサユニットの相互間においては、バケツリレー方式により、データ伝送が行われる。
【0068】
今仮に、当初13台のセンサユニット(SU1〜SU13)にて制御を実現していたものの、途中から3台のセンサユニット(SU14〜SU16)を増設して、センサシステムを拡張する場合等を想定する。
【0069】
3台のセンサユニットSUを互いに密に隣接させ、センサユニット列SU13の隣に並ぶように、DINレール1に装着したのち、バスユニットBUの上面に設けられた押しボタンを押圧操作する。なお、この状態においては、隣接するセンサユニット同士は、光コネクタを介して互いにデータ受け渡し可能となっている。すると、図7に示される電源リセット処理(ステップ701〜705)が実行されて、バスユニットBUの電源は生かしたまで、センサユニット列SU1〜SU16の電源のみがリセットされる。
【0070】
このセンサ電源リセット処理は次の手順で行われる。すなわち、図7において、処理が開始されると、押しボタン操作検知ポートP1の状態を読み込みながら、押しボタンが押圧操作されるのを待機する状態となる(ステップ701,702NO)。この状態において、押しボタン操作ありが判定されると(ステップ702YES)、ポートP2を操作する電源オンオフ処理が開始される。
【0071】
電源オンオフ処理が開始されると、先ず、電源オンオフ用のポートP2の状態はオフに相当するロジック電圧に設定される(ステップ703)。続いて、ポートP2の状態は、500ms程度の間にわたって、オフ状態に維持される(ステップ704)。規定時間が経過すると、ポートP2の状態は、元の状態であるオン状態に復帰される(ステップ705)。
【0072】
以上の処理(ステップ703〜705)が実行される結果、バスユニットBU側の押しボタンが操作されると、ポートP2の出力を受けて、半導体パワースイッチ508が500msだけオフとなり、センサユニット列SU1〜SU16への通電が500msの間だけ断たれて、センサユニット列SU1〜SU16における電源リセット動作が実現される。後述するように、この電源リセット処理により、各センサユニットSU内のアドレス割り付け処理が実行されて、自動アドレス割り付けが完了する。なお、言うまでもないが、このとき、第1の分岐線を経由するバスユニットBUへの給電は維持されているから、バスユニットBUがフィールドバスから切り離されることはない。その結果、バスユニットBUに対する給電は維持したまで、センサユニット列SU1〜SU16に対する電源リセットを行い、増設ユニットSU14〜SU16を含む新たなユニット列USU1〜SU16に対するアドレス再割付を、ネットワークとの接続を維持したままで行うことができる。
【0073】
次に、コマンド受信による電源リセット処理の詳細が図8のフローチャートに示されている。この例では、フィールドバス上のノードである上位パソコンからリモート操作で、センサユニット列SU1〜SU16のリセット動作を実行可能としている。
【0074】
例えば、センサユニット列SU1〜SU16が運転中に、何らかの動作異常が検出されて、その旨の情報がフィールドバス上の上位パソコンに通知されたものとする。このとき、センサユニット列SU1〜SU16の電源リセットを実行させて、システムを再起動させたい場合がある。このような場合、この例では、上位パソコン等から電源リセットコマンドを当該センサユニット列SU1〜SU16が接続されたバスユニットBUに宛ててフィールドバス上に送信する。
【0075】
図8のフローチャートにおいて、この電源リセットコマンドがバスユニットBUに受信されると、コマンド受信割り込みにより、以下の処理(ステップ801〜805)が実行される。
【0076】
すなわち、同図において、処理が開始されると、先ず、受信されたコマンドの解析が行われる(ステップ801)。ここで、受信されたコマンドが電源リセットコマンド以外の別のコマンドであれば(ステップ802NO)、当該コマンド対応処理が実行される。これに対して、受信されたコマンドの解析結果が電源リセットコマンドであれば(ステップ802YES)、先の例と同様にして、ポートP2を操作する電源オンオフ処理が開始される。
【0077】
電源オンオフ処理が開始されると、先ず、電源オンオフ用のポートP2の状態はオフに相当するロジック電圧に設定される(ステップ803)。続いて、ポートP2の状態は、500ms程度の間にわたって、オフ状態に維持される(ステップ804)。規定時間が経過すると、ポートP2の状態は、元の状態であるオン状態に復帰される(ステップ805)。
【0078】
以上の処理(ステップ803〜805)が実行される結果、バスユニットBU側の押しボタンが操作されると、ポートP2の出力を受けて、半導体パワースイッチ508が500msだけオフとなり、センサユニット列SU1〜SU16への通電が500msの間だけ断たれて、センサユニット列SU1〜SU16における電源リセット動作が実現される。後述するように、この電源リセット処理により、各センサユニットSU内のアドレス割り付け処理が実行されて、自動アドレス割り付けが完了する。なお、言うまでもないが、このとき、第1の分岐線を経由するバスユニットBUへの給電は維持されているから、バスユニットBUがフィールドバスから切り離されることはない。その結果、バスユニットBUに対する給電は維持したまで、センサユニット列SU1〜SU16に対する電源リセットを行い、増設ユニットSU14〜SU16を含む新たなユニット列USU1〜SU16に対するアドレス再割付を、ネットワークとの接続を維持したままで行うことができる。
【0079】
次に、以上説明した電源リセットにより、センサユニット列SU1〜SU16にて割り込み処理で実行されるアドレス自動割付処理の一例が図9のフローチャートに示されている。なお、図9のフローチャートに示されるプログラムは、センサユニット列を構成する各センサユニット毎に内蔵されている。
【0080】
同図において、電源リセット処理により割り込みがかかると、先ず、両隣接機との交信により、センサユニット列における自機の位置が判定される(ステップ901)。
【0081】
ここで、自機の位置が左側端部機(SU1)であると判定されると(ステップ902『左側端部機』)、自機アドレスを『1』と割り付けちたのち(ステップ903)、右側隣接機(SU2)に対して『1』を送信する処理が実行される(ステップ904)。
【0082】
これに対して、自機がその他(途中機又は右側端部機)であると判定されると(ステップ902『途中機又は右側端部機』)、左側隣接機からの受信を待機する状態となる(ステップ905,906NO)。この状態において、左側隣接機からの受信があると(ステップ905,906YES)、受信アドレスを基準アドレスと認識した後(ステップ907)、自機アドレスを『基準アドレス+1』と割り付け(ステップ908)、さらに、右側隣接機に『基準アドレス+1』を送信する処理(ステップ909)が順に実行される。
【0083】
以上の処理(ステップ901〜909)が各センサユニットにて実行されると、図6に示されるように、アドレス自動割り付け処理が完了する。
【0084】
このように、以上の実施形態によれば、バスユニットBUに備え付けられる押しボタン505aの操作、又はフィールドバス上の通信ノードから送信されたコマンドにより、特定バスユニットに接続されたセンサユニット列を、バスユニットの電源は生かしたままで、リセットされることができる。そのため、センサユニットの動作異常時やセンサユニットの増設時等に必要とされる電源リセット動作をFAネットワークを生かしたままで、実現することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、通信ユニットの電源は生かしたまま、センサユニット列の電源のみをリセットさせることにより、通信ユニットをフィールドバスから切り離すことなく、センサユニット列のアドレス自動割り付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセンサシステムの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 本発明システムを含むFAネットワークの一例を示す図である。
【図3】 センサユニットの電気的構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】 バスユニットの電気的構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】 バスユニット並びに一連のセンサユニットの投受光素子の配置を模式的に示す断面図である。
【図6】 センサユニットのアドレス割付を示す図である。
【図7】 押しボタン操作による電源リセット処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】 コマンド受信による電源リセット処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】 アドレス自動割り付け処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 DINレール
2 表示部
3 エンド局情報を設定するためのDIPスイッチを含む操作部
4a 往路光ファイバ
4b 復路光ファイバ
5a 往路光ファイバの先端
5b 復路光ファイバの先端
6 表示部
7 操作部
8 右側通信用窓
9 左側通信用窓
12 ケーブル
13 フィールドバスプロトコルによる送受信ケーブル
14 光通信用窓
15 電源コード
17 回路基板
18 投光素子
19 受光素子
100 CPU
100a エンド局情報を記憶保持する不揮発性メモリ
210 投光系回路
220 受光系回路
230 受光系回路
240 投光系回路
300 投光系回路
310 受光系回路
320 LED
330 PD
400 出力系回路
500 CPU
501 光通信回路
502 ネットワーク通信回路
503 モバコン接続コネクタ
504 モバコン検知回路
505 スイッチ回路
505a ユニット電源リセット用の押しボタン
506 表示回路
507 接続台数情報を記憶保持する不揮発性メモリ
508 半導体パワースイッチ
509 通信方向切替回路
510 バスユニット内の給電線(給電元線)
511 第1の分岐線(バスユニット内回路用)
512 第2の分岐線(センサユニット列給電用)
900 上位パソコン
901,902 PLC
SU1〜SU16 センサユニット
MC モバイルコンソールユニット
BU バスユニット(通信ユニット)
L1 センサユニット内の給電線
L2 センサユニット内の分岐線
CN1 雌型コネクタ
CN2 雄型コネクタ

Claims (4)

  1. 互いに密に隣接して配置されると共にコネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡しを双方向へと行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサユニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有し、
    センサユニットの各々には、
    電源リセット直後の隣接両機との交信を試みた結果として、特定側に隣接ユニットが存在しないことを認識することで、自機がセンサユニット列の特定側の端部機と認識されるときには、自機に対して所定アドレスを割り付けたのち、これを基準アドレスとして隣接機へと送信する一方、特定側に隣接ユニットが存在することを認識することで、自機がセンサユニット列の途中機若しくは他方側の端部機と認識されるときには、隣接機から基準アドレスが到来するのを待って、当該基準アドレスをインクリメントすることで自機のアドレスを算出して自機に割り付けると共に、これを基準アドレスとして反対側の隣接機へと送信する自動アドレス割り付け手段と、が設けられた連結型センサシステムであって、
    通信ユニットの給電系統は、
    外部電源から給電するための給電線と、
    給電線から分岐されると共に、通信ユニット内の各回路部品に対する給電をなすための第1の分岐線と、
    給電線から分岐されると共に、センサユニット列に対する給電をなすための第2の分岐線とを含み、かつ
    第2の分岐線の途中には、電源スイッチが介在されており、
    それにより、この電源スイッチを作動させることにより、通信ユニットの電源は投入状態に維持したまま、センサユニット列の電源をリセットさせることができるようにした、ことを特徴とする連結型センサシステム。
  2. 通信ユニットには、
    操作部と、
    操作部における所定操作に連動して電源スイッチを作動させてセンサユニット列への給電を断続させるスイッチ操作手段とが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の連結型センサシステム。
  3. 操作部が、センサユニット列の電源をリセットさせるための専用操作子である、ことを特徴とする請求項2に記載の連結型センサシステム。
  4. 通信ユニットには、
    ネットワークを介して特定コマンドが受信されるのに応答して、電源スイッチを作動させてセンサユニット列への給電を断続させるスイッチ操作手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の連結型センサシステム。
JP2001139278A 2001-05-09 2001-05-09 連結型センサシステム Expired - Lifetime JP4054947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139278A JP4054947B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 連結型センサシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139278A JP4054947B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 連結型センサシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002334389A JP2002334389A (ja) 2002-11-22
JP4054947B2 true JP4054947B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=18986074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001139278A Expired - Lifetime JP4054947B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 連結型センサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4054947B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4849203B2 (ja) * 2004-08-31 2012-01-11 オムロン株式会社 センサシステム
JP2006318148A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Yokogawa Electric Corp フィールド機器制御システム
JP2008299625A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nippon Ceramic Co Ltd 超音波信号通信方法および超音波センサ装置
JP2009009489A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Koyo Electronics Ind Co Ltd 近接センサおよび近接センサシステム
KR102069577B1 (ko) * 2018-03-16 2020-01-23 엘지전자 주식회사 디지털 온도 센서의 통신 주소 설정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002334389A (ja) 2002-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110247701B (zh) 智能住宅或商业场所的通信基础设施装置和支撑工具、利用和操作智能电气装置的通信方法
US6717515B1 (en) Sensor system
US10840687B1 (en) Method and apparatus for unlocking and removing electrical and IoT devices by a push and pull hand tool
US8346510B2 (en) Continuously-arranged sensor system, network unit, and sensor unit
JP2011102979A (ja) 光ケーブル及び光ガイドカプラで光信号をパッケージ化された回路に結合する方法及び装置
US8060658B2 (en) Auto addressing devices on a common power and communication bus structure and method therefor
WO2013036321A1 (en) Method and apparatus for switching on-off a group or all lights or appliances of premises
US8237587B2 (en) Continuously-arranged sensor system, network unit, and sensor unit
US7299310B2 (en) Connection module for the connection of a sensor to a fieldbus
JP4054947B2 (ja) 連結型センサシステム
JP2001222786A (ja) センサシステム
JP3611207B2 (ja) 連装用センサユニット
EP0550421A2 (en) Optical shunt device
JP4054948B2 (ja) 連結型センサシステム
JP4058589B2 (ja) 連結型センサシステム
TWI436534B (zh) 智慧型結構的佈纜系統與連接口
JP2003330509A (ja) センサシステム
US20070115136A1 (en) Contact signal transmission and reception apparatus
JP2002333936A (ja) 連結型センサシステム
JP2002289073A (ja) 多光軸光電センサ用の設定システム
KR100342350B1 (ko) 통합 다중 제어 장치
JP2002369267A (ja) リレー監視・制御方法、リレーとのデータ交換用モジュール及びリレー監視・制御装置
JP4380628B2 (ja) 電力線搬送通信システム及びそのカプラ
KR200177423Y1 (ko) 통합 다중 제어 시스템
JP2006254151A (ja) 制御システムの操作端末器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4054947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term