JP2001222511A - 電子計算機、計算機システムおよび電子計算機を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

電子計算機、計算機システムおよび電子計算機を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2001222511A
JP2001222511A JP2000032464A JP2000032464A JP2001222511A JP 2001222511 A JP2001222511 A JP 2001222511A JP 2000032464 A JP2000032464 A JP 2000032464A JP 2000032464 A JP2000032464 A JP 2000032464A JP 2001222511 A JP2001222511 A JP 2001222511A
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Japan
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currency
conversion
type
conversion rate
computer
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JP2000032464A
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Shuji Kaya
周治 加悦
Hirokazu Imatani
博和 今谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れた電子計算機を提供し、また少
ないメモリ容量であっても複数の通貨換算が可能な電子
計算機を提供する。 【解決手段】 電子計算機1は通貨換算機能を備え、換
算前の元通貨と予め定められる基準通貨との間の第1換
算率と、基準通貨と換算後の目的通貨との間の第2換算
率とをRAM7に記憶し、CPU5の制御によって第1
換算率を用いて元通貨を基準通貨へ換算した後、第2換
算率を用いて基準通貨を目的通貨へ換算する連続的な換
算を実行する。換算率が直接設定された通貨間では設定
された各換算率を用いて乗除算して断続的な換算を実行
し、換算率が直接設定されていない通貨間では基準通貨
(共通通貨)を介して設定された各換算率を用いて乗除
算して元通貨から共通通貨へと共通通貨から目的通貨へ
との2種の換算を自動的に連続して実行し、このように
して2種の換算率によって3種の通貨換算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通貨換算機能を備
える電子計算機、計算機システムおよび電子計算機を実
現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭58−178459号公報の通貨
換算機能を備える計算機は、各通貨種が割り当てられる
複数の単位キーと、各通貨間の換算率を記憶するメモリ
とを有し、元通貨の金額を入力し、単位キーを用い元通
貨に続いて目的通貨を指定すると、入力された元通貨金
額が目的通貨金額に換算されて表示出力される。この計
算機は複数の通貨間の換算を同様の操作で可能とするも
のであり、この計算機において元通貨から目的通貨への
換算は断続的である。また、特開平5−307524号
公報の単位換算機能を備える関数電卓は、換算指定キー
の指定後、置数キーからの番号入力によって換算の種類
を指定することによって、多種の換算を従来からの電卓
や関数電卓上で割当て実行するものである。さらに、従
来技術である電子卓上計算機としてシャープ株式会社社
製 EL−359Cが有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】換算機能を備える従来
技術の電卓は、2単位(たとえば2通貨)間に定められ
る単一の換算率を有し、この換算率による乗算または除
算の選択、すなわち換算方向の切換えを行って換算する
もの、または予め定められた固定の換算式に基づいて温
度の単位などを変換するものであるが、実際には、換算
率が定められた2通貨間だけでなく、換算率を有する共
通通貨(基準通貨)を介して元通貨を目的通貨に換算す
る場合がある。たとえば、欧州各通貨間においてはユー
ロ、または一般にドルを共通通貨とし、これを介して元
通貨が目的通貨に換算される。この場合、電卓の操作者
は、元通貨から共通通貨への換算操作を行った後、共通
通貨から目的通貨へ換算操作を行わなければならない。
あるいは、元通貨から共通通貨への第1の換算率と、共
通通貨から目的通貨への第2の換算率との比、すなわち
元通貨から目的通貨への直接の換算率を予める操作を行
い、新たな換算率を設定する操作を行わなければならな
い。このような操作は煩雑である。また、新たな換算率
を求める場合では桁数などによって誤差が生じる場合が
ある。
【0004】前述の特開昭58−178459号の計算
機では各換算率がメモリに記憶され、たとえば12種の
通貨を取扱い、全ての通貨間で換算が可能な場合では、
66個のメモリが必要になる。軽量・小型で高い携帯性
を得るためにメモリ容量が制限された電卓では、取扱い
可能な通貨数を少なくするか、または換算不可な通貨間
を設けなければならない。したがって、少ないメモリ容
量で複数の全ての通貨間の換算が可能なことが望まれ
る。また、この計算機では換算毎に元通貨と目的通貨と
を指定しなければならない。たとえば、通貨換算後、得
られた結果をさらに換算するような、元通貨が明らかで
ある場合であっても、元通貨を指定しなければならな
い。したがって、操作が煩雑である。
【0005】前述の特開平5−307524号の電卓で
は換算毎に換算の種類を指定し、指定しなかった場合に
は直前の同種の換算が実行される。同種の換算が続くこ
とは実際には少なく、したがってこのような操作は煩雑
である。さらに、従来技術の電卓では換算率の設定には
必ず操作者による置数が必要であり、操作が煩雑であ
る。
【0006】本発明の目的は、操作性に優れた電子計算
機を提供すること、また少ないメモリ容量であっても複
数の通貨換算が可能な電子計算機、計算機システムおよ
び電子計算機を実現するためのプログラムを記憶したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通貨換算機能
を備える電子計算機において、換算前の元通貨と予め定
められる基準通貨との間の第1換算率および前記基準通
貨と換算後の目的通貨との間の第2換算率を記憶する記
憶手段と、記憶された第1換算率を用いて元通貨を基準
通貨へ換算し、記憶された第2換算率を用いて基準通貨
を目的通貨へ換算する連続的な換算態様を実行する換算
手段とを含むことを特徴とする電子計算機である。
【0008】本発明に従えば、2種の換算率を備えるだ
けで3種の通貨換算を行うことができる。すなわち、換
算率が直接設定された2通貨間では、設定された各換算
率を用いて乗除算することによって、換算を断続的に実
行する。また、換算率が直接設定されていない1通貨間
では、基準通貨(共通通貨)を介し、設定された前記2
つの換算率を用いて乗除算する。具体的には、換算方向
に従い、第1の換算率で乗算した後、第2の換算率で除
算するか、または第1の換算率で除算した後、第2の換
算率で乗算するかする。これによって、元通貨から共通
通貨への換算をした後、共通通貨から目的通貨への換算
をして、2種の換算を自動的に連続して実行する。本発
明の電子計算機では、換算率が直接設定されていない換
算に関する操作者の操作は換算率が直接設定された換算
の場合と同じであり、したがって煩わしい操作は不要
で、優れた操作性が得られる。また、上述したように段
階的に換算するので換算誤差は生じない。
【0009】また本発明は、3種以上の通貨間の相互換
算機能を備える電子計算機において、換算可能な通貨の
うちのいずれか1つが基準通貨とされ、基準通貨とそれ
以外の各通貨との間の、(換算可能な通貨数−1)個の
換算率を記憶する記憶手段と、断続的な第1の換算態様
と連続的な第2の換算態様とを切換えて実行する換算手
段であって、該換算手段は、換算前の元通貨または換算
後の目的通貨が基準通貨のときには、元通貨と目的通貨
との間の記憶された換算率を用いて元通貨を目的通貨へ
換算する断続的な第1の換算態様を実行し、元通貨およ
び目的通貨がいずれも基準通貨ではないときには、元通
貨と基準通貨との間の記憶された第1の換算率を用いて
元通貨を基準通貨へ換算し、基準通貨と目的通貨との間
の記憶された第2の換算率を用いて基準通貨を目的通貨
へ換算する連続的な第2の換算態様を実行する換算手段
とを含むことを特徴とする電子計算機である。
【0010】本発明に従えば、元通貨が基準通貨であれ
ば、元通貨に目的通貨との間の第2の換算率が乗算され
る。目的通貨が基準通貨であれば、元通貨が元通貨との
間の第1の換算率で除算される。元通貨および目的通貨
のいずれもが基準通貨でなければ、元通貨が元通貨との
間の第1の換算率で除算された後、その演算結果に目的
通貨との間の第2の換算率が乗算される。このようにし
て、多数の通貨を扱う換算機能を実現するとともに、全
種類の通貨間の換算機能を最小の換算メモリ数で実現す
ることができる。また、換算時、換算通貨毎に操作方法
を変える必要はなく、電子計算機で自動的に換算に必要
な計算内容を選択して換算を実行するので、優れた操作
性が得られる。
【0011】また本発明は、通貨換算機能を備える電子
計算機において、通貨種を指定する通貨種指定手段と、
通貨種を表示する表示手段と、通貨換算を選択的に実行
する換算手段であって、該換算手段は、通貨種の指定時
に表示手段に未だ通貨種が表示されていないときには、
換算を実行せず、指定された通貨種のみを表示手段に表
示させ、通貨種の指定時に表示手段に既に通貨種が表示
されているときには、表示された通貨を元通貨とし、指
定された通貨を目的通貨として、元通貨を目的通貨へ換
算し、指定された通貨種と換算結果とを表示手段に表示
させる換算手段とを含むことを特徴とする電子計算機で
ある。
【0012】本発明に従えば、通貨種が指定されたと
き、通貨種が既に表示されていないときには、指定され
た通貨種の表示のみを行う。一方、通貨種が既に表示さ
れているときには、表示された通貨を元通貨とし、指定
された通貨を目的通貨として、換算を実行し、指定され
た通貨種と換算結果とを表示する。初期の通貨換算時に
は元通貨と目的通貨とを指定しなければならないが、そ
の結果をさらに通貨換算する場合、すなわち通貨種が明
らかな値を換算する場合には、元通貨の指定を省略する
ことができる。したがって、優れた操作性が得られる。
【0013】また本発明は、複数の通貨換算機能を備え
る電子計算機において、通貨換算種を指定する通貨換算
種指定手段と、通貨換算方向を指定する通貨換算方向指
定手段と、通貨換算を実行する換算手段であって、該換
算手段は、通貨換算種指定手段によって換算種が指定さ
れた後、通貨換算方向指定手段によって換算方向が指定
されたときには、指定された換算種による通貨換算を実
行し、通貨換算種指定手段によって換算種が指定されず
に、通貨換算方向指定手段によって換算方向が指定され
たときには、予め定められた最も使用頻度の高い換算種
による通貨換算を実行する換算手段とを含むことを特徴
とする電子計算機である。
【0014】本発明に従えば、通貨換算種が指定され、
換算方向が指定されたときには、指定されたこれらに基
づいて換算が実行されるが、通貨換算種が指定されずに
換算方向が指定されたときには、予め定められた最も使
用頻度の高い換算種によって換算種が実行される。した
がって、最もよく使用する換算に対しては、換算種の指
定を省略することができ、優れた操作性が得られる。
【0015】また本発明は、換算率の設定モードを備え
る電子計算機において、換算率を入力する入力手段と、
換算率を記憶する書換え可能な領域と書換え不可な領域
とを有する換算率記憶手段と、換算率設定モードにおい
て書換え不可な領域に記憶された換算率の読出しを指定
する換算率読出指定手段と、換算率設定モードにおいて
書換え不可な領域に記憶された換算率の読出しが指定さ
れたときに、該領域に記憶された換算率を読出し、書換
え可能な領域に与える換算率設定手段とを含むことを特
徴とする電子計算機である。
【0016】本発明に従えば、換算率記憶手段の書換え
可能な領域は換算率を任意に設定することができる。こ
の領域に設定する換算率が書換え不可な領域に既に設定
されている場合、設定されている換算率を読出し、書換
え可能な領域に記憶することによって、換算率の置数を
省略することができる。したがって、優れた操作性が得
られる。
【0017】また本発明は、上述のうちのいずれかに記
載の電子計算機を備える計算機システムである。
【0018】本発明に従えば、上述したような優れた操
作性の計算機システムを提供することができる。
【0019】また本発明は、上述のうちのいずれかに記
載の電子計算機を実現するためのプログラムを記憶した
コンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0020】本発明に従えば、コンピュータに読取らせ
ることによって、上述したような優れた操作性の電子計
算機が実現できる記録媒体を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある電子計算機1のブロック図である。電子計算機1は
通貨換算機能を備え、表示器2、複数のキーを含んで構
成されるキーボード3、スイッチ4、CPU(中央演算
処理装置)5、ROM(リードオンリメモリ)6および
RAM(ランダムアクセスメモリ)7を含んで構成され
る。また、電子計算機1にはフロッピディスク(FD)
などを含む外部記憶メディア9に記録されたプログラム
を読取って入力する外部記憶装置8が接続可能である。
【0022】CPU5は、表示器2、キーボード3、ス
イッチ4、ROM6およびRAM7に接続される。また
さらに外部記憶装置8が接続される。CPU5は、キー
ボード3の各キーの読込み処理、四則演算を含む計算処
理、通貨換算機能の実行処理、換算率の設定処理、換算
率の読出し処理および数値の表示処理など、電子計算機
1の動作制御を行う。ROM6には、CPU5が制御す
る各種処理のためのプログラムおよび表示用のCG(キ
ャラクタジェネレータ)またはフォントデータの他に通
貨換算のための予め定められる複数の換算率が記憶され
る。
【0023】RAM7は、Xレジスタ10、Yレジスタ
11、換算率メモリ12および換算種類ワーク13を含
んで構成される。Xレジスタ10,11にはキーボード
3が備える置数キーから入力された数値などの演算に用
いられる値が格納される。また、Xレジスタ10には演
算結果が格納される。入力された数値や演算結果は表示
器2の数値表示部14に表示される。演算率メモリ12
には換算率RATEが格納される。換算種類ワーク13
は、複数種類の換算が実行可能な電子計算機1におい
て、実行する換算の種類、すなわち通貨換算で取扱う通
貨の種別が記憶される。
【0024】表示器2は、入力された数値や演算結果が
表示される数値表示部14を備え、さらに通貨換算で取
扱う通貨の種別が表示される通貨種別表示部15を備え
る。表示器2は、たとえば液晶表示装置(LCD)とそ
の駆動回路とを含んで構成される。
【0025】キーボード3の各キーは操作者によって操
作され、置数のための数値キーと、小数点キー、演算子
キーおよび等号(=)などの演算実行キーと、第1およ
び第2の換算実行キー(→,←)と、換算の種類(通貨
の種類)を指定する換算種指定キー、電子計算機1が備
える機能を実行するための他のキー、および取扱う全通
貨と同じ数の通貨指定キーを含んで構成される。
【0026】スイッチ4は操作者によって操作されて、
演算結果の丸め処理の方法が指定され、また複数の換算
種類が切換えられて指定される。
【0027】なお本形態では、数式通り方式で計算を行
う電子計算機1の例を説明するが、加算器式の電子卓上
計算機であっても構わない。また、電子メモ装置などの
計算機システムの換算機能として実現しても構わない。
電子計算機1以外の機器では、キーに対する機能の割当
てなどが電子計算機1と同じである必要はなく適宜選ば
れる。
【0028】図2は、第1実施例の電子計算機1の通貨
換算処理時における第1の換算実行キー(→)指示時の
処理動作のフローチャートである。なお、通貨換算のた
めの元通貨の金額が、操作者によって数値キーから入力
される。入力された金額はXレジスタ10に格納され、
数値表示部14に表示される。
【0029】また、換算率メモリ12には2種の換算率
RATE1,RATE2が格納される。たとえば、換算
率RATE1は、ユーロ(EURO)とドイツマルク
(DEM)との間の換算率であり、具体的には、1ユー
ロ=1.95583ドイツマルクが設定される。また、
換算率RATE2はユーロとフランスフラン(FRF)
との間の換算率であり、具体的には、1ユーロ=6.5
5957フランスフランが設定される。
【0030】電子計算機1では、換算の種類として、ユ
ーロとドイツマルク間の換算およびユーロとフランスフ
ラン間の換算だけでなく、ドイツマルクとフランスフラ
ン間の換算が可能である。ユーロとドイツマルク間の換
算は格納された前記換算率RATE1を用いてなされ、
ユーロとフランスフラン間の換算は格納された前記換算
率RATE2を用いてなされる。ドイツマルクとフラン
スフラン間の換算は、ユーロを基準通貨として、格納さ
れた前記2種の換算率RATE1,RATE2を用いて
なされる。いずれの換算を行うかは、操作者がスイッチ
4を切換えることによって指定される。以下の説明で
は、ユーロとドイツマルク間の換算をRT1とし、ユー
ロとフランスフラン間の換算をRT2とし、ドイツマル
クとフランスフラン間の換算をRT2/RT1とする。
【0031】また、第1の換算実行キー(→)は、Xレ
ジスタ10に格納された値とYレジスタ11に格納され
た値とを乗算することを指定するキーであり、第2の換
算実行キー(←)は、Xレジスタ10に格納された値を
Yレジスタ11に格納された値によって除算することを
指定するキーである。換算結果の端数に対しては、たと
えば少数点第3位未満が四捨五入される。
【0032】ステップa1では、スイッチ4によって切
換えられて指定された換算種類が判断され、フローはR
T1、RT2またはRT2/RT1の3つの方向へ分岐
する。RT1およびRT2の換算種類が選択されたとき
のステップa2〜a4は従来からの処理動作であり、R
T2/RT1の換算種類が選択されたときのステップa
5,a6,a3,a4が本発明に基づく特徴的な処理動
作である。
【0033】RT1の換算種類が選択されたステップa
2では、換算率RATE1を換算率メモリ12から読出
しYレジスタ11に格納する。また、RT2の換算種類
が選択されたステップa3では、換算率RATE2を換
算率メモリ12から読出しYレジスタ11に格納する。
換算率RATE1またはRATE2を読出すとステップ
a4へ進み、数値キーから入力され表示されXレジスタ
10に格納された元通貨の金額と、読出されYレジスタ
11に格納された換算率RATE1またはRATE2と
の乗算を実行し、演算結果、すなわち目的通貨の金額を
表示して動作を終了する。
【0034】RT2/RT1の換算種類が選択されたス
テップa5では、先ず、換算率RATE1を換算率メモ
リ12から読出しYレジスタ11に格納する。次のステ
ップa6では、数値キーから入力され表示されXレジス
タ10に格納された元通貨の金額を、読出されYレジス
タ11に格納された換算率RATE1で除算する。これ
は、後述する第2の換算実行キー(←)指示時の従来か
らの処理動作と同じである。その後、演算結果と換算率
RATE2との乗算を実施するためにステップa3へ進
む。
【0035】図3は、第1実施例の電子計算機1の通貨
換算処理時における第2の換算実行キー(←)指示時の
処理動作のフローチャートである。ステップb1では、
スイッチ4によって切換えられて指定された換算種類が
判断され、フローはRT1、RT2およびRT2/RT
1の3つの方向へ分岐する。RT1およびRT2の換算
種類が選択されたときのステップb2〜b4は従来から
の処理動作であり、RT2/RT1の換算種類が選択さ
れたときのステップb5,b6が本発明に基づく特徴的
な処理動作である。
【0036】RT1の換算種類が選択されたステップb
2では、換算率RATE1を換算率メモリ12から読出
しYレジスタ11に格納する。また、RT2の換算種類
が選択されたステップb3では、換算率RATE2を換
算率メモリ12から読出しYレジスタ11に格納する。
換算率RATE1またはRATE2を読出すとステップ
b4へ進み、数値キーから入力され表示されXレジスタ
10に格納された元通貨の金額を、読出されYレジスタ
11に格納された換算率RATE1またはRATE2で
除算し、演算結果、すなわち目的通貨の金額を表示して
動作を終了する。
【0037】RT2/RT1の換算種類が選択されたス
テップb5では、先ず、換算率RATE1を換算率メモ
リ12から読出しYレジスタ11に格納する。次のステ
ップa6では、数値キーから入力され表示されXレジス
タ10に格納された元通貨の金額と、読出されYレジス
タ11に格納された換算率RATE1とを乗算する。こ
れは、前述した第1の換算実行キー(→)指示時の従来
からの処理動作と同じである。その後、演算結果を換算
率RATE2で除算するためにステップb3へ進む。
【0038】図4は、ステップa5,a6,a3,a4
に沿った操作例を示す図である。図4(A)は演算前の
初期状態を示す画面である。この初期画面において、数
値表示部14には0(零)が表示されている。スイッチ
4をRT2/RT1に切換えてドイツマルクからフラン
スフランへの換算を指定し、元通貨の金額として100
ドイツマルクを入力し、第1の換算実行キー(→)を指
示すると、上述したステップa5,a6,a3,a4の
処理動作が実行されて、図4(B)に示されるように目
的通貨の金額、すなわち335.39フランスフランが
表示される。
【0039】図5は、ステップa2〜a4,b2〜b4
に沿った操作例を示す図である。図5(A)は演算前の
初期状態を示す画面である。この初期画面において、数
値表示部14には0(零)が表示されている。スイッチ
4をRT1に切換えてドイツマルクからユーロへの換算
を指定し、元通貨として100ドイツマルクを入力し、
第2の換算実行キー(←)を指示すると、上述したステ
ップb2,b4の処理動作が実行されて、図5(B)に
示されるように演算結果、すなわち51.13ユーロが
表示される。続いて、スイッチ4をRT2に切換えてユ
ーロからフランスフランへの換算を指定し、第1の換算
実行キー(→)を指示すると、上述したステップa2,
a3の処理動作が実行されて、図5(C)に示されるよ
うに演算結果、すなわち目的通貨の金額である335.
39フランスフランが表示される。
【0040】図5の操作例では、目的通貨の金額を得る
までに2回の換算率指定操作と2回の換算実行指定操作
とを行う必要がある。図4の操作例では、目的通貨の金
額を得るまでに必要な操作数が明らかに半減している。
また図5では、換算率RATE2/RATE1の値を求
め、換算率メモリ12に予め格納しておき、この換算率
を用いて換算する手法によって、操作数を減少すること
ができるが、この場合、換算率メモリ12の記憶可能な
桁数によって、最終的な演算結果に誤差が生じる場合が
ある。図4の手法では2つの演算率同士の比率を予め求
めないので演算結果に誤差は生じない。
【0041】なお、第1実施例の電子計算機1では、ス
イッチ4によって換算種類を指定する場合について説明
したが、換算種類の指定の手法はこれに限定されず、た
とえばキーボード3が備えるキーで指定するようにして
も構わない。
【0042】このように、第1実施例の電子計算機1
は、換算前の元通貨と予め定められる基準通貨との間の
第1換算率RATE1および前記基準通貨と換算後の目
的通貨との間の第2換算率RATE2を記憶する換算率
メモリ12と、記憶された第1換算率RATE1を用い
て元通貨を基準通貨へ換算した後、記憶された第2換算
率RATE2を用いて基準通貨を目的通貨へ換算する、
連続的な換算を実行する換算手段としてのCPU5とを
含んで構成される。したがって、換算率が直接設定され
た2通貨間では設定された換算率を用いて乗除算するこ
とによって換算を断続的に実行し、また換算率が直接設
定されていない1通貨間では、基準通貨(共通通貨)を
介して、設定された前記2つの換算率を用いて乗除算す
ることによって元通貨から共通通貨へと共通通貨から目
的通貨へとの2種の換算を自動的に連続して実行するこ
とができる。すなわち、2種の換算率を備えるだけで3
種の通貨換算が可能である。
【0043】第2実施例の電子計算機のブロック図は、
図1に示される第1実施例の電子計算機1と同様に構成
されるが、第2実施例の電子計算機において通貨指定キ
ーは、第1〜第4の通貨を指定する第1〜第4の通貨指
定キーCUR1〜CUR4で構成され、各通貨指定キー
CUR1〜CUR4を指定する順番によって元通貨およ
び目的通貨が指定される。たとえば、まず元通貨が指定
され、次に目的通貨が指定される。
【0044】図6は、第2実施例の電子計算機の換算率
メモリ12を示す図である。第1〜第4までの4種類の
通貨を取扱い、各通貨間での換算を行うに当たって、第
1通貨と第2通貨との間の換算率R12、第1通貨と第
3通貨との間の換算率R13および第1通貨と第4通貨
との間の換算率R14が換算率メモリ12に格納され
る。第2実施例の電子計算機によれば、取扱い可能な通
貨数よりも1つ少ない数の換算率を記憶するだけで、各
通貨間での換算が可能である。たとえば、取扱う通貨数
が12個の場合、11個の換算率を記憶可能な容量があ
れば全通貨間の換算を行うことができる。
【0045】図7は、従来技術の電子計算機の換算率メ
モリ21を示す図である。従来の電子計算機では、第1
通貨と第2通貨、第1通貨と第3通貨、第1通貨と第4
通貨、第2通貨と第3通貨、第2通貨と第4通貨、およ
び第3通貨と第4通貨の間の各換算率R12〜R14,
R23,R24,R34を格納する必要があり、取扱う
通貨数の増加に伴ってメモリ容量が増えてゆく。たとえ
ば、12個の通貨を取扱う場合では、66個の換算率を
記憶可能な容量が必要となる。66個の換算率を記憶し
た場合、換算率の設定に煩わしい操作が必要となる。ま
た、換算率の記憶容量が足りない場合には、いずれかの
通貨間では換算ができないこととなる。
【0046】図8は、第2実施例の電子計算機の通貨指
定キーCUR1の指定時の処理動作のフローチャートで
ある。なお、第1実施例と同様に、通貨換算のための元
通貨の金額が操作者によって数値キーから入力される。
入力された金額はXレジスタ10に格納され、数値表示
部14に表示される。また、換算結果の端数に対して
は、たとえば少数点第3位未満が四捨五入される。
【0047】ステップc1では、換算種類ワーク13の
値によって通貨指定キーが置数後に指定されたか、通貨
指定後に指定されたかを判断する。換算種類ワーク13
がクリアされていれば、置数後に指定されたと判断して
ステップc2へ進む。換算種類ワーク13に指定された
何かの通貨に対応する値が既に書込まれていれば、通貨
指定後に指定されたと判断して、ステップc3〜c5で
換算処理を実行する。ステップc2では、元通貨を指定
するために通貨指定キーが指定されたので、第1通貨に
対応する値を換算種類ワーク13に書込み、処理を終了
する。ステップc3〜c5では、指定された各通貨に対
応する換算率R12〜R14の読出し処理をそれぞれ実
行する。読出された換算率R12〜R14はYレジスタ
11に格納される。ただし、第1通貨が指定されている
ときには、第1通貨から第1通貨への変換は意味がない
ので、何も行わず処理を終了する。ステップc6では、
入力されXレジスタ10に格納され表示された元通貨
を、読出されてYレジスタ11に格納された換算率で除
算して動作を終了する。
【0048】図9は、第2実施例の電子計算機の通貨指
定キーCUR2の指定時の処理動作のフローチャートで
ある。なお、通貨指定キーCUR3,CUR4の指定時
の処理動作は図9と同じであり、説明は省略する。ステ
ップd1では、換算種類ワーク13の値によって通貨指
定キーが置数後に指定されたか通貨指定後に指定された
かを判断する。換算種類ワーク13がクリアされていれ
ば、置数後に指定されたと判断してステップd2へ進
む。換算種類ワーク13に指定された何かの通貨に対応
する値が既に書込まれていれば、通貨指定後に指定され
たと判断して、ステップd3,d4で換算処理を実行す
る。ステップd2では、元通貨を指定するために通貨指
定キーが指定されたので、第1通貨に対応する値を換算
種類ワーク13に書込み、処理を終了する。ステップd
3,d4では、指定された第3および第4通貨を一旦第
1通貨に換算するために、第1通貨と第3通貨との間の
換算率R13または第1通貨と第4通貨との間の換算率
R14の読出し処理をそれぞれ実行する。読出された換
算率はYレジスタ11に格納される。ただし、第2通貨
が指定されているときには、第2通貨から第2通貨への
変換は意味がないので、何も行わず処理を終了する。ま
た、第1通貨が指定されているときにはステップd6へ
進む。
【0049】次のステップd5では、入力されXレジス
タ10に格納され表示された元通貨を、読出されてYレ
ジスタ11に格納された換算率で除算する。これによっ
て得られる通貨は第1通貨である。この値はXレジスタ
10に格納される。ステップd6では、第1通貨から第
2通貨へ換算するために、これらの間の換算率R12を
読出し、Yレジスタ11に格納する。ステップd7で
は、Xレジスタ11に格納された値を、読出しYレジス
タ11に格納された換算率で乗算して動作を終了する。
これによって得られる通貨は第2通貨である。
【0050】図10は、第2実施例の電子計算機で第2
通貨を第4通貨に換算する場合の操作例を示す図であ
る。図10(A)は演算前の初期状態を示す画面であ
る。この初期画面において、数値表示部14には0
(零)が表示されている。元通貨として100を入力
し、第2通貨を通貨指定キーから指定すると、図10
(B)に示されるように100が表示される。続いて、
第4通貨を通貨指定キーから指定すると、上述した図8
および図9のステップの処理動作が実行されて、図10
(C)に示されるように演算結果、すなわち目的通貨の
金額である4.85が表示される。
【0051】なお、第2実施例の電子計算機では、通貨
指定キーから連続して操作して通貨を指定する例につい
て説明したが、通貨の指定手法はこれに限るものではな
い。
【0052】このように、第2の実施例の電子計算機
は、換算可能な通貨のうちのいずれか1つを基準通貨と
し、基準通貨とそれ以外の各通貨との間の、(換算可能
な通貨数−1)個の換算率を記憶する換算率メモリ12
と、断続的な第1の換算態様と連続的な第2の換算態様
とを切換えて実行する換算手段であって、該換算手段
は、換算前の元通貨または換算後の目的通貨が基準通貨
のときには、元通貨と目的通貨との間の記憶された換算
率を用いて元通貨を目的通貨へ換算する断続的な第1の
換算態様を実行し、元通貨および目的通貨がいずれも基
準通貨ではないときには、元通貨と基準通貨との間の記
憶された第1の換算率を用いて元通貨を基準通貨へ換算
し、基準通貨と目的通貨との間の記憶された第2の換算
率を用いて基準通貨を目的通貨へ換算する連続的な第2
の換算態様を実行する換算手段として機能するCPU5
とを含んで構成される。
【0053】したがって、元通貨が基準通貨であれば元
通貨に目的通貨との間の第2の換算率が乗算され、目的
通貨が基準通貨であれば元通貨が元通貨との間の第1の
換算率で除算され、元通貨および目的通貨のいずれもが
基準通貨でなければ元通貨が元通貨との間の第1の換算
率で除算された後、その演算結果に目的通貨との間の第
2の換算率が乗算される。このようにして、多数の通貨
を扱う換算機能を実現するとともに、全種類の通貨間の
換算機能を最小の換算メモリ数で実現することができ
る。また、換算時、換算通貨毎に操作方法を変える必要
はなく、電子計算機で自動的に換算に必要な計算内容を
選択して換算を実行するので、優れた操作性が得られ
る。
【0054】第3の実施例の電子計算機は、換算実行方
法が異なる以外は第2実施例の電子計算機と同様にして
構成される。図11は、第3実施例の電子計算機の通貨
指定キーCUR1の指定時の処理動作のフローチャート
である。図11は、図8と同じステップを有するが処理
動作の順番が異なる。すなわち、ステップc6の終了後
にステップc2に進んで、換算した場合であっても第1
通貨に対応する値を換算種類ワーク13に書込む。
【0055】図12は、第3実施例の電子計算機の通貨
指定キーCUR2の指定時の処理動作のフローチャート
である。図12は、図9と同じステップを有するが処理
動作の順番が異なる。すなわち、ステップd7の終了後
にステップd2に進み、換算した場合であっても第2通
貨に対応する値を換算種類ワーク13に書込む。通貨指
定キーCUR3,CUR4についても同様である。
【0056】また、通貨指定キーCUR1〜CUR4の
指定に伴う処理を実行するとともに、現在の表示値の通
貨を表示する処理を実行することを特徴とし、これによ
って操作者に現在の表示値の通貨種別を報知する。図1
3は、第3の実施例の電子計算機の通貨種別の表示処理
動作のフローチャートである。ステップe1では、換算
種類ワーク13を参照して換算種類を判断する。第1通
貨であったときにはステップe2に進み、第2通貨であ
ったときにはステップe3に進み、第3通貨であったと
きにはステップe4に進み、第4通貨であったときには
ステップe5に進み、現在の表示値の通貨の種類を示す
シンボルなどを通貨種別表示部15にそれぞれ表示し
て、動作を終了する。通貨種類が第1〜第4通貨でなか
ったときにはステップe6に進み、通貨の種類を表示し
ないで動作を終了する。
【0057】図14は、第3実施例の電子計算機で第2
通貨を第4通貨に換算し、さらに第4通貨を第3通貨に
換算する場合の操作例を示す図である。図14(A)は
演算前の初期状態を示す画面である。この初期画面にお
いて、数値表示部14には0(零)が表示されている。
元通貨として100を入力し、第2通貨を通貨指定キー
から指定すると、図14(B)に示されるように100
と通貨の種別、ここではC2とが表示される。次に、第
4通貨を通貨指定キーから指定すると、上述した図1
1、図12および図13のステップの処理動作が実行さ
れて、図14(C)に示されるように演算結果、すなわ
ち目的通貨の金額である4.85と、その通貨の種別、
ここではC4とが表示される。このようにして第2通貨
が第4通貨に換算される。続いて第4通貨を第3通貨に
換算するために、第3通貨を通貨指定キーから指定する
と、上述した図11、図12および図13のステップの
処理動作が実行されて、図14(D)に示されるように
演算結果、すなわち目的通貨の金額である16.27
と、その通貨の種別、ここではC3とが表示される。
【0058】図15は、従来技術の電子計算機で第2通
貨を第4通貨に換算し、さらに第4通貨を第3通貨に換
算する場合の操作例を示す図である。図15(A)は演
算前の初期状態を示す画面である。この初期画面におい
て、数値表示部14には0(零)が表示されている。元
通貨として100を入力し、第2通貨を通貨指定キーか
ら指定すると、図15(B)に示されるように100だ
けが表示される。次に、第4通貨を通貨指定キーから指
定すると、図15(C)に示されるように演算結果、す
なわち目的通貨の金額である4.85だけが表示され
る。続いて第4通貨を第3通貨に換算するためには、第
4通貨を通貨指定キーから指定しなければならない。指
定すると、図15(D)に示されるように元通貨の金額
である4.85が表示される。次に、第3通貨を通貨指
定キーから指定すると、図15(E)に示されるように
演算結果、すなわち目的通貨の金額である16.27だ
けが表示される。
【0059】このように、第3の実施例の電子計算機
は、通貨種を指定する通貨種指定手段としての通貨指定
キーと、通貨種を表示する表示手段としての通貨種別表
示部15と、通貨換算を選択的に実行する換算手段であ
って、該換算手段は、通貨種の指定時に表示手段に未だ
通貨種が表示されていないときには、換算を実行せず、
指定された通貨種のみを表示手段に表示させ、通貨種の
指定時に表示手段に既に通貨種が表示されているときに
は、表示された通貨を元通貨とし、指定された通貨を目
的通貨として、元通貨と目的通貨との間の換算率を用い
て元通貨を目的通貨へ換算し、指定された通貨種と換算
結果とを表示手段に表示させる換算手段としてのCPU
5とを含んで構成される。
【0060】したがって、通貨種が指定されたとき、通
貨種が既に表示されていないときには、指定された通貨
種の表示のみを行い、通貨種が既に表示されているとき
には、表示された通貨を元通貨とし、指定された通貨を
目的通貨として、換算を実行し、指定された通貨種と換
算結果とを表示することができる。初期の通貨換算時に
は元通貨と目的通貨とを指定しなければならないが、そ
の結果をさらに通貨換算する場合、すなわち通貨種が明
らかな値を換算する場合には、元通貨の指定を省略する
ことができる。したがって、優れた操作性が得られる。
【0061】第4の実施例の電子計算機は、第1〜第3
の換算種にそれぞれ対応した第1〜第3の換算率RAT
E1〜RATE3を換算率メモリ12に記憶し、また各
換算種を指定する換算種指定キーと、第1および第2の
換算方向指定キー(→,←)とを用い、換算種の指定直
後に換算方向を指定することによって換算を実行するこ
とを特徴とする。なお、温度の換算等の換算式自体が異
なる場合もあるが、ここでは換算処理の一例を示すだけ
とする。
【0062】図16は、第4実施例の電子計算機の第1
の換算方向指定キー(→)の指定時の処理動作のフロー
チャートである。ステップf1では、換算種指定キーに
よって指定された換算種類を判断する。第1の換算種が
指定されたときにはステップf2に進み、第2の換算種
が指定されたときにはステップf3に進み、第3の換算
種が指定されたときにはステップf4に進む。各ステッ
プf2〜f4では、換算率RATE1〜RATE3を換
算率メモリ12から読出しYレジスタ11に格納する。
換算率RATE1〜RATE3を読出すとステップf5
へ進み、数値キーから入力され表示されXレジスタ10
に格納された元通貨の金額と、読出されYレジスタ11
に格納された換算率RATE1〜RATE3との乗算を
実行し、演算結果、すなわち目的通貨の金額を表示して
動作を終了する。
【0063】図17は、第4実施例の電子計算機の第2
換算種の指定時の処理動作のフローチャートである。第
2換算種指定キーが指定されると、ステップg1で換算
種類ワーク13に第2換算種を指定する値を入力して動
作を終了する。他の換算種指定キーの指定時の処理動作
も同様である。
【0064】図18は、第4実施例の電子計算機の置数
キーの指定時の処理動作のフローチャートである。置数
キーが指定されると、ステップh1で従来とおりの置数
処理を実施する。第1または第2の換算方向キー(→,
←)が指定されると、次のステップh2で自動的に第1
の換算率RATE1で換算するために、換算種類ワーク
13に第1の換算種を指定する値を入力して動作を終了
する。置数キーの指定処理の後だけでなく、換算方向指
定キーおよび換算種指定キー以外の全てのキーの指定処
理の後に、各キー本来の処理終了後に、ステップh2を
実行する。
【0065】図19は、第4実施例の電子計算機で、先
ず第2換算率RATE2で換算を行った後、第1換算率
RATE1で換算を行ったときの操作例を示す図であ
る。なお、第1の換算率RATE1には1.23456
が、第2の換算率RATE2には1.95583が設定
されているとする。図19(A)は演算前の初期状態を
示す画面である。この初期画面において、数値表示部1
4には0(零)が表示されている。元通貨として100
を入力し、第2の換算種指定キーを指定し、第1の換算
方向指定キー(→)を指定すると、上述した図16〜図
18のステップの処理動作を実行して、図19(B)に
示されるように、100と第2の換算率RATE2とを
乗算した演算結果、すなわち195.583が表示され
る。次に、100を入力し、第1の換算方向指定キー
(→)を指定すると、上述した図16〜図18のステッ
プの処理動作を実行して、図19(C)に示されるよう
に、100と換算率RATE1とを乗算した演算結果、
すなわち123.456が表示される。
【0066】図20は、従来技術の電子計算機で、先ず
第2換算率RATE2で換算を行った後、第1換算率R
ATE1で換算を行ったときの操作例を示す図である。
図20(A)は演算前の初期状態を示す画面である。こ
の初期画面において、数値表示部14には0(零)が表
示されている。元通貨として100を入力し、第2換算
種指定キーを指定し、第1の換算方向指定キー(→)を
指定すると、図20(B)に示されるように、100と
換算率RATE2とを乗算した演算結果、すなわち19
5.583が表示される。次に、100を入力し、第1
換算種指定キーを指定し、第1の換算方向指定キー
(→)を指定すると、図20(C)に示されるように、
100と換算率RATE1とを乗算した演算結果、すな
わち123.456が表示される。
【0067】図20では、換算実行の前に常に換算率を
指定しなければならない。たとえば、換算率をスイッチ
で指定する場合やモードとして保持する形式であると、
前回と同じ換算率を指定する場合は、換算率の指定操作
を当然省略できるが、前回と異なる換算率を指定すると
きは換算率を切換える必要がある。最頻の換算が第1の
換算率RATE1を用いたものであり、時々他の換算を
使用するような場合でも必ず第1の換算率RATE1に
戻す操作が必要になる。これに対して図19によれば、
このような場合の換算率指定操作を省略することがで
き、最頻の換算が第1の換算率RATE1を用いたもの
であれば、換算率指定操作が最少で済む。
【0068】このように第4実施例の電子計算機は、通
貨換算種を指定する通貨換算種指定手段としての換算種
指定キーと、通貨換算方向を指定する通貨換算方向指定
手段としての換算方向指定キーと、通貨換算を実行する
換算手段であって、該換算手段は、通貨換算種指定手段
によって換算種が指定された後、通貨換算方向指定手段
によって換算方向が指定されたときには、指定された換
算種による通貨換算を実行し、通貨換算種指定手段によ
って換算種が指定されずに、通貨換算方向指定手段によ
って換算方向が指定されたときには、予め定められた最
も使用頻度の高い換算種による通貨換算を実行する換算
手段としてのCPU5とを含んで構成される。
【0069】したがって、通貨換算種が指定され、換算
方向が指定されたときには、指定されたこれらに基づい
て換算が実行され、通貨換算種が指定されずに換算方向
が指定されたときには、予め定められた最も使用頻度の
高い換算種によって換算種が実行される。したがって、
最もよく使用する換算に対しては、換算種の指定を省略
することができ、優れた操作性が得られる。
【0070】第5実施例の電子計算機において、RAM
7に格納される第2の換算率RATE2は書換え可能で
あり、この値を設定する例について説明する。図21
は、第5実施例の電子計算機の第2の換算率RATE2
の設定処理動作を示すフローチャートである。ステップ
j1では、先ず、換算率設定モードに入るか否かを判断
するために、クリアキー(C)の指定直後か否かを判断
する。クリアキーの指定直後ならば、換算率設定モード
に入るためステップj7へ進む。クリアキーの指定直後
でないならばステップj2に進み、既に換算率設定モー
ドであるか否かを判断する。換算率設定モードでないな
らば、このキーの本来の動作を行うためにステップj1
0へ進み、前述した図17の動作を実行する。換算率設
定モードならば、ステップj3に進む。
【0071】ステップj3では、設定する換算率の種類
を判断し、第2の換算率RATE2の設定モードであれ
ば、クリアキーは換算率設定キーとして指定されたもの
であるのでステップj4へ進む。他の換算率の設定モー
ドであれば、換算率を読出すために指定されたものであ
るのでステップj6へ進む。
【0072】ステップj4では、入力され表示されXレ
ジスタ10に格納された数値を第2の換算率RATE2
に設定する。次のステップj5では、換算率設定が終了
したので、換算率設定モードから抜け動作を終了する。
ステップj6では、換算率を読出し表示して動作を終了
するが、換算率設定モードからは抜けず、換算率設定モ
ードで第2の換算率RATE2と同じ数値を置数したの
と同じ状態になる。
【0073】ステップj7では、換算率設定モードに入
るための処理であり、先ず、第2の換算率RATE2と
して既に設定されている値を確認するために、これを表
示する。次のステップj8では、換算種類ワーク13に
第2換算率RATE2に対応する値を入力することで、
第2換算率RATE2の換算率設定であることを示す。
次のステップj9では、換算率設定モードに入るために
フラグなどの設定を行い動作を終了する。
【0074】第5実施例の電子計算機において、第2の
換算率RATE2は置数キーから入力されて設定される
ものに限らない。たとえば、書換え不可なROM6に予
め記憶される数値を設定することも可能である。図22
は、第3の換算種指定キーを、ROM6に予め記憶され
た数値を読出して第2の換算率RATE2に設定するた
めのキーとして使用した場合の、第3の換算種指定キー
の指定時の処理動作のフローチャートを示す。ステップ
k1では、換算率設定モードであるか否かを判断する。
換算率設定モードでないならば、第3の換算種指定キー
の本来の動作を行うためにステップk3へ進み、前述し
た図17の動作を実行する。換算率設定モードならば、
ステップk2に進み、ROM6に予め記憶された第3換
算率RATE3を読出してXレジスタ10に格納して動
作を終了する。
【0075】なお、他の換算種指定キーの指定時の場合
も同様にして設定可能である。また、第2および第3実
施例に示したような通貨指定キーや換算方向指定キーな
どに換算種設定を割付けることも可能であり、この場
合、ステップj10の処理が図12のまたは図16の処
理に入換えられ、それ以外は同様にして実現される。
【0076】図23は、第5実施例の電子計算機で換算
率を設定する操作例を示す図である。図23(A)は設
定前の初期状態を示す画面である。この初期画面におい
て、数値表示部14には0(零)が表示されている。ク
リアキーを指定し、第2の換算種指定キーを指定する
と、上述した図21および図22のステップの処理動作
が実行されて、換算率設定モードに入り、図23(B)
に示されるように現在の換算率、ここでは1.2345
6が表示される。次に、第3の換算種指定キーを指定す
ると、図23(C)に示されるように、Xレジスタ10
に格納された第3換算率RATE3、ここでは1.95
583が表示される。この換算率RATE3は、置数キ
ーから入力されたものでけでなく、ROM6内に保持さ
れているものを含む。次に,第2の換算種指定キーを再
度指定すると、図23(D)に示されるように、換算率
RATE2に表示された数値が設定される。
【0077】図24は、従来技術の電子計算機で換算率
を設定する操作例を示す図である。図24(A)は設定
前の初期状態を示す画面である。この初期画面におい
て、数値表示部14には0(零)が表示されている。ク
リアキーを指定し、第2の換算種指定キーを指定する
と、換算率モードに入り、図24(B)に示されるよう
に現在の換算率が表示される。次に、置数キーによって
1.95583を入力すると、図24(C)に示される
ように、入力された数値が表示される。さらに、第2の
換算種指定キーを再度指定すると、図24(D)に示さ
れるように、換算率RATE2に表示された数値が設定
される。
【0078】図24では、第2の換算種指定キーがクリ
アキーの直後に指定されたときには換算率設定モードに
入り、換算率設定モード中に指定されたときは表示され
た数値を換算率として設定する。それ以外の場合では換
算種指定キーとして機能する。すなわち、従来技術では
換算率設定モード中に他の換算率を読出すことはできな
い。これに対して、図23では、置数入力する代りにR
OM6に記憶された第3換算率RATE3を読出して第
2換算率RATE2に設定することができる。
【0079】このように第5実施例の電子計算機は、換
算率を入力する入力手段としての置数キーと、換算率を
記憶する書換え可能な領域と書換え不可な領域とを有す
る換算率記憶手段としてのRAM7およびROM8と、
換算率設定モードにおいて書換え不可な領域に記憶され
た換算率の読出しを指定する換算率読出指定手段として
の換算種指定キーと、換算率設定モードにおいて書換え
不可な領域に記憶された換算率の読出しが指定されたと
きに、該領域に記憶された換算率を読出し、書換え可能
な領域に与える換算率設定手段としてのCPU5とを含
んで構成される。
【0080】したがって、換算率記憶手段の書換え可能
な領域は任意に設定することができる。この領域に設定
される換算率が書換え不可な領域に既に設定されている
場合、設定されている換算率を読出し、書換え可能な領
域に記憶することによって、換算率の置数を省略するこ
とができる。したがって、優れた操作性が得られる。
【0081】なお本実施形態では、電子計算機の例につ
いて説明したが、このような電子計算機を搭載した計算
機システムおよびこのような電子計算機を実現するため
のプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒
体も本発明の範囲に属するものである。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、換算率が
直接設定されていない通貨間では、基準通貨(共通通
貨)を介し、設定された2つの換算率を用いて乗除算す
ることによって、元通貨から共通通貨へと、共通通貨か
ら目的通貨へとの2種の換算を自動的に連続して実行す
ることができる。したがって、煩わしい操作が不要とな
り、優れた操作性が得られる。また、換算誤差の発生を
無くすことができる。
【0083】また本発明によれば、元通貨または目的通
貨が基準通貨のときは従来からの断続的な換算を行い、
元通貨および目的通貨のいずれもが基準通貨でないとき
には上述したような連続的な換算を行う。したがって、
多数の通貨を扱う換算機能を実現するとともに、全種類
の通貨間の換算機能を最小の換算メモリ数で実現するこ
とができる。また、いずれの換算も同じ操作方法なの
で、優れた操作性が得られる。
【0084】また本発明によれば、通貨種が指定された
とき、通貨種が既に表示されていないときには指定され
た通貨種の表示のみを行い、通貨種が既に表示されてい
るときには、表示された通貨を元通貨とし、指定された
通貨を目的通貨として、換算を実行し、指定された通貨
種と換算結果とを表示する。換算結果をさらに通貨換算
する場合、すなわち通貨種が明らかな値を換算する場合
において、元通貨の指定を省略することができ、優れた
操作性が得られる。
【0085】また本発明によれば、通貨換算種が指定さ
れ換算方向が指定されたときには、指定されたこれらに
基づいて換算が実行され、通貨換算種が指定されずに換
算方向が指定されたときには、予め定められた最も使用
頻度の高い換算種によって換算種が実行される。したが
って、最もよく使用する換算に対して、換算種の指定を
省略することができ、優れた操作性が得られる。
【0086】また本発明によれば、換算率記憶手段の書
換え可能な領域に設定される換算率が、書換え不可な領
域に既に設定されている場合、設定されている換算率を
読出し、書換え可能な領域に記憶する。したがって、換
算率の置数を省略することができ、優れた操作性が得ら
れる。
【0087】また本発明によれば、上述したような優れ
た操作性の計算機システムを提供することができる。
【0088】また本発明によれば、コンピュータに読取
らせることによって、上述したような優れた操作性の電
子計算機が実現できる記録媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電子計算機1のブ
ロック図である。
【図2】第1実施例の電子計算機1の通貨換算処理時に
おける第1の換算実行キー(→)指示時の処理動作のフ
ローチャートである。
【図3】第1実施例の電子計算機1の通貨換算処理時に
おける第2の換算実行キー(←)指示時の処理動作のフ
ローチャートである。
【図4】図2のステップa5,a6,a3,a4に沿っ
た操作例を示す図である。
【図5】図2のステップa2〜a4に沿った操作例を示
す図である。
【図6】第2実施例の電子計算機の換算率メモリ12を
示す図である。
【図7】従来技術の電子計算機の換算率メモリ21を示
す図である。
【図8】第2実施例の電子計算機の通貨指定キーCUR
1の指定時の処理動作のフローチャートである。
【図9】第2実施例の電子計算機の通貨指定キーCUR
2の指定時の処理動作のフローチャートである。
【図10】第2実施例の電子計算機で第2通貨を第4通
貨に換算する場合の操作例を示す図である。
【図11】第3実施例の電子計算機の通貨指定キーCU
R1の指定時の処理動作のフローチャートである。
【図12】第3実施例の電子計算機の通貨指定キーCU
R2の指定時の処理動作のフローチャートである。
【図13】第3の実施例の電子計算機の表示処理動作の
フローチャートである。
【図14】第3実施例の電子計算機で第2通貨を第4通
貨に換算し、さらに第4通貨を第3通貨に換算する場合
の操作例を示す図である。
【図15】従来技術の電子計算機で第2通貨を第4通貨
に換算し、さらに第4通貨を第3通貨に換算する場合の
操作例を示す図である。
【図16】第4実施例の電子計算機の第1の換算方向指
定キー(→)の指定時の処理動作のフローチャートであ
る。
【図17】第4実施例の電子計算機の第2換算種の指定
時の処理動作のフローチャートである。
【図18】第4実施例の電子計算機の置数キーの指定時
の処理動作のフローチャートである。
【図19】第4実施例の電子計算機で、先ず第2換算率
RATE2で換算を行った後、第1換算率RATE1で
換算を行ったときの操作例を示す図である。
【図20】従来技術の電子計算機で、先ず第2換算率R
ATE2で換算を行った後、第1換算率RATE1で換
算を行ったときの操作例を示す図である。
【図21】第5実施例の電子計算機の第2の換算率RA
TE2の設定処理動作を示すフローチャートである。
【図22】第3の換算種指定キーを、ROM6に予め記
憶された数値を読出して第2の換算率RATE2に設定
するためのキーとして使用した場合の、第3の換算種指
定キーの指定時の処理動作のフローチャートを示す。
【図23】第5実施例の電子計算機で換算率を設定する
操作例を示す図である。
【図24】従来技術の電子計算機で換算率を設定する操
作例を示す図である。
【符号の説明】 1 電子計算機 2 表示器 3 キーボード 4 スイッチ 5 CPU(中央演算処理装置) 6 ROM(リードオンリメモリ) 7 RAM(ランダムアクセスメモリ) 8 外部記憶装置 9 外部記憶メディア 10 Xレジスタ 11 Yレジスタ 12 演算率メモリ 13 換算種類ワーク 14 数値表示部 15 通貨種別表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通貨換算機能を備える電子計算機におい
    て、 換算前の元通貨と予め定められる基準通貨との間の第1
    換算率および前記基準通貨と換算後の目的通貨との間の
    第2換算率を記憶する記憶手段と、 記憶された第1換算率を用いて元通貨を基準通貨へ換算
    し、記憶された第2換算率を用いて基準通貨を目的通貨
    へ換算する連続的な換算態様を実行する換算手段とを含
    むことを特徴とする電子計算機。
  2. 【請求項2】 3種以上の通貨間の相互換算機能を備え
    る電子計算機において、 換算可能な通貨のうちのいずれか1つが基準通貨とさ
    れ、 基準通貨とそれ以外の各通貨との間の、(換算可能な通
    貨数−1)個の換算率を記憶する記憶手段と、 断続的な第1の換算態様と連続的な第2の換算態様とを
    切換えて実行する換算手段であって、該換算手段は、 換算前の元通貨または換算後の目的通貨が基準通貨のと
    きには、元通貨と目的通貨との間の記憶された換算率を
    用いて元通貨を目的通貨へ換算する断続的な第1の換算
    態様を実行し、 元通貨および目的通貨がいずれも基準通貨ではないとき
    には、元通貨と基準通貨との間の記憶された第1の換算
    率を用いて元通貨を基準通貨へ換算し、基準通貨と目的
    通貨との間の記憶された第2の換算率を用いて基準通貨
    を目的通貨へ換算する連続的な第2の換算態様を実行す
    る換算手段とを含むことを特徴とする電子計算機。
  3. 【請求項3】 通貨換算機能を備える電子計算機におい
    て、 通貨種を指定する通貨種指定手段と、 通貨種を表示する表示手段と、 通貨換算を選択的に実行する換算手段であって、該換算
    手段は、 通貨種の指定時に表示手段に未だ通貨種が表示されてい
    ないときには、換算を実行せず、指定された通貨種のみ
    を表示手段に表示させ、 通貨種の指定時に表示手段に既に通貨種が表示されてい
    るときには、表示された通貨を元通貨とし、指定された
    通貨を目的通貨として、元通貨を目的通貨へ換算し、指
    定された通貨種と換算結果とを表示手段に表示させる換
    算手段とを含むことを特徴とする電子計算機。
  4. 【請求項4】 複数の通貨換算機能を備える電子計算機
    において、 通貨換算種を指定する通貨換算種指定手段と、 通貨換算方向を指定する通貨換算方向指定手段と、 通貨換算を実行する換算手段であって、該換算手段は、 通貨換算種指定手段によって換算種が指定された後、通
    貨換算方向指定手段によって換算方向が指定されたとき
    には、指定された換算種による通貨換算を実行し、 通貨換算種指定手段によって換算種が指定されずに、通
    貨換算方向指定手段によって換算方向が指定されたとき
    には、予め定められた最も使用頻度の高い換算種による
    通貨換算を実行する換算手段とを含むことを特徴とする
    電子計算機。
  5. 【請求項5】 換算率の設定モードを備える電子計算機
    において、 換算率を入力する入力手段と、 換算率を記憶する書換え可能な領域と書換え不可な領域
    とを有する換算率記憶手段と、 換算率設定モードにおいて書換え不可な領域に記憶され
    た換算率の読出しを指定する換算率読出指定手段と、 換算率設定モードにおいて書換え不可な領域に記憶され
    た換算率の読出しが指定されたときに、該領域に記憶さ
    れた換算率を読出し、書換え可能な領域に与える換算率
    設定手段とを含むことを特徴とする電子計算機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれかに記載の
    電子計算機を備える計算機システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のうちのいずれかに記載の
    電子計算機を実現するためのプログラムを記憶したコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
JP2000032464A 2000-02-09 2000-02-09 電子計算機、計算機システムおよび電子計算機を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体 Pending JP2001222511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238866A (ja) * 2008-11-26 2014-12-18 スマート ハブ ピーティーイー リミテッド クレジット提供システム及び方法

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