JP2001221772A - 電気化学センサ - Google Patents

電気化学センサ

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JP2001221772A
JP2001221772A JP2000031046A JP2000031046A JP2001221772A JP 2001221772 A JP2001221772 A JP 2001221772A JP 2000031046 A JP2000031046 A JP 2000031046A JP 2000031046 A JP2000031046 A JP 2000031046A JP 2001221772 A JP2001221772 A JP 2001221772A
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oxygen
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Takashi Ono
敬 小野
Akira Kunimoto
晃 国元
Eitetsu Gen
永鉄 厳
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Riken Corp
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Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 NOx感度特性を維持しながらガス応答速度
の大幅な改善を行う電気化学センサの提供。 【解決手段】 ジルコニア固体電解質6上に形成された
Crを構成元素として含む金属酸化物の混成電位式の検
知電極7を用い、酸素に対して高い活性を有する貴金属
よりなる副電極10を形成して、固体電解質基板に形成
された検知極を酸素に高活性な貴金属電極の副電極を集
電体9を介して連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測定雰囲気中の被検
ガス濃度を検知する固体電解質を用いた電気化学ガスセ
ンサに関するものである。特に、車などの燃焼排気ガス
中の窒素酸化物濃度を直接、測定できるガスセンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特定のガスにのみに感度を有す
る、いわゆるガス選択性の高いガスセンサが固体電解質
基板を用いた電気化学センサとして活発に提案されてい
る。特に、車の排気ガス中の特定ガス、例えばHC(炭
化水素ガス)、CO、NOxなどを他ガスの存在に影響
されずに測定することが大きく望まれている。本発明者
においても既に、酸素イオン伝導体であるジルコニア固
体電解質を用いた高温作動型の混成電位式NOxセンサ
を提案している。
【0003】このNOxセンサの基本構成を図1に示
す。ジルコニア固体電解質(板)1上にPt等の貴金属
からなる集電体2とNOx検知極4を設け、この検知極
4の反対面あるいは同一面のジルコニア固体電解質上に
参照極(あるいは対極)5を設けた構造である。この検
知極4は勿論測定ガス中に曝されるが、参照極5も同時
に測定ガス中に曝すことができる。このNOxセンサに
おいて、検知極4と参照極5との間の電位差を測定する
ことにより、測定ガス中のNOx濃度を検知することが
できる。すなわち、混成電位式センサにおいては、NO
x検知極4はNOxと酸素とに活性であり、参照極5は酸
素にのみ活性であることから、両電極間の化学ポテンシ
ャルの差に起因した出力が得られる。逆に参照極5がN
Oxにも活性である場合には、測定ガスから隔離してし
まえば、同様なNOx感度が得られることは周知のとお
りである。
【0004】この混成電位式NOxセンサは、検知極に
おいて(1)と(2)式の2つの反応がNOガス検知時
に起こることが必要である。一方、NO2ガス検知時に
は(3)と(4)式が同時に生じなければならない。そ
のため、NOガス検知とNO 2ガス検知とでは、センサ
出力はお互いに逆極性となる。車の排気ガス中の総NO
x濃度を検知する場合にはNOとNO2が混在するため、
相互干渉を起こしこのままでは総NOx濃度は検知でき
ない。そのため、積層型総NOxセンサを提案した。
【0005】 O2 +4e- → 2O2- …………………… (1) 2NO+2O2- → 2NO2 +4e- …… (2) 2O2- → O2 +4e- …………………… (3) 2NO2 +4e- → 2NO+2O2- …… (4)
【0006】この積層型総NOxセンサの原理は、電気
化学的酸素ポンプを用いて大気中より酸素をガス検知室
に導入し、測定ガス中のHC(水素炭化物)やCO(一
酸化炭素)などの還元性ガスを酸化し無害化し、さらに
NOx中のNOを電気化学的にNO2化し、結局NOxを
NO2の単ガスに変換する。この単ガス化されたNO2
混成電位型NOxセンサ(検知部)で総NOx濃度として
検知できるものである。
【0007】これら混成電位式NOxセンサにおいて、
センサ特性を大きく支配するのはNOx検知極のNOx活
性の大きさであることは明白である。従来から多くの検
知極用の電極材料が調べられてきている。例えば、特願
平9−190751号公報ではPt−Rh合金電極が特
定のRh添加濃度で大きなNOx感度を有するとしてい
る。また金属酸化物電極では、例えばSAE Paper No.961
130にて、NiCr2O4のスピネル構造において大きなNOx
感度を発現されることを報告している。これら、電極材
料は貴金属系と金属酸化物系とに区別される。
【0008】このように、特に混成電位型センサにおい
ては、金属酸化物電極を用いて様々なガス種に対して活
性を出現させることが可能であることが分かってきてい
る。そのなかで、特にCrを構成元素とする金属酸化物
はNOx感度の大きな特性を持つことが分かってきた。
その代表的なCr酸化物としては、Cr2O3、NiCr2O4、Mg
Cr2O4、FeCr2O4がある。しかしながら、これらの酸化物
は電気伝導性が低く、検知電極−電極界面間のインピ−
ダンスが高いために、混成電位式NOxセンサの検知極
に用いた場合、NOxガス検知応答速度が遅いという問
題点があった。そのため、車の排気ガス中のNOxを検
知してエンジン制御を行うような用途には、応答時間が
かかり過ぎて実用に適さないという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ジルコニア固体電解質上にガス検知電極材料、特にCr
を構成元素とする金属酸化物電極を高温焼成して形成す
る場合は、電極のNOxガス応答速度が遅いという問題
点があった。すなわち、Cr系の金属酸化物の大きなN
Ox感度特性を維持しながら、ガス応答速度の大幅な改
善が必要とされていた。本発明は、このような課題に鑑
みてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題に鑑
み、本発明者は以下のような手段で課題を解決すること
を提案した。すなわち、酸素イオン伝導性を有するジル
コニア固体電解質に少なくとも検知対象ガスおよび酸素
に活性な検知電極と、当該検知電極と対をなす酸素に活
性で検知対象ガスに活性を有しない参照極とにより構成
され、検知電極と参照極との間の電位差により測定ガス
中の検知対象ガス濃度を測定する電気化学センサであっ
て、当該ジルコニア固体電解質上に形成される前記検知
電極が検知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物
電極と当該金属酸化物電極に接する集電体を介して酸素
に高活性な貴金属電極の副電極を連結したことを特徴と
する電気化学センサを提案する。
【0011】より好ましくは、前記ジルコニア固体電解
質上に形成される検知電極中の複合金属酸化物相がペロ
ブスカイト型結晶構造およびスピネル型結晶構造からな
ることによりNOx感度特性を大きくすることができ
る。また、Crを構成元素に含む金属酸化物相が元素構
成式Cr2O3、NiCr2O4、MgCr2O4、FeCr2O4で表される化合
物のうち少なくとも1種以上からなることで、高いNO
x感度が得られる。
【0012】前述の検知電極中に分散混在させるジルコ
ニア粒子の組成がイットリア(Y2O3)、マグネシア(Mg
O)、カルシア(CaO)、セリア(CeO2)、スカンジア
(Sc2O 3)のうち少なくとも1種以上が3mol%〜20mo
l%含まれ、且つ平均粒子径が0.01μm〜1.0μm
とすることで電極の多孔化と3相界面の増大により良好
なガス応答性能が得られる。
【0013】一方、本発明の検知電極中に分散混在させ
るCr2O3相のそれぞれの平均粒子径が0.05μm〜1.
0μmであり、且つ本検知電極膜の空隙率が3〜30vol
%である多孔性の膜とすることが重要である。さらに、
この多孔性の検知電極膜の平均膜厚が1μm〜15μmと
することで安定した感度性能が維持できる。また、ジル
コニア固体電解質上に形成され且つNOx検知電極に接
する集電体を介して連結される副電極は、酸素に対して
高い活性を有するPt、Ir、Au或いはこれらの合金
等の貴金属材料を用いることで、NOx検知電極のガス
応答特性は大幅に改善することができる。前記の貴金属
材料に酸素イオン伝導性を有するジルコニア固体電解質
を分散添加することで、副電極の酸素活性をさらに向上
しNOx検知電極のガス応答特性の更なる改善が可能と
なる。このとき、貴金属材料に分散添加させるジルコニ
ア粒子の組成は、イットリア(Y2O3)、マグネシア(Mg
O)、カルシア(CaO)、セリア(CeO2)、スカンジア
(Sc2O3)のうち少なくとも1種以上が3mol%〜20mo
l%含まれ、且つ平均粒子径が0.01μm〜1.0μm
であることが望ましい。
【0014】また、検知電極とジルコニア固体電解質と
の電極界面抵抗をRe1、集電体を介して連結された副電
極とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗をRe2とし
たとき、これらの抵抗比率Re1/Re2が0.001〜5
の範囲内で構成することでNOx検知電極のNOx感度を
損なうことなく、ガス応答特性の改善が可能となる。
【0015】本発明では副電極を形成しない場合におい
ても、Crを構成元素に含む金属酸化物よりなる検知電
極に酸素に高活性な貴金属粒子を添加した混相電極を形
成することで上記と同様な効果が得られる。本発明の更
なる構成では、酸素イオン伝導性を有するジルコニア固
体電解質体に測定ガス雰囲気に通ずるガス導入口を有す
る内部空間を1つ以上設け、当該内部空間を形成するジ
ルコニア固体電解質上に少なくとも被検ガスおよび酸素
に活性なNOx検知電極と、前記内部空間にセンサ外部
より酸素を供給あるいは排出するための酸素ポンプ電極
と、前記内部空間内の酸素濃度を検出する酸素検知極と
が設置された構成の電気化学センサであって、当該ジル
コニア固体電解質上に形成される前記検知電極が検知対
象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物を主体に酸素
に高活性な貴金属粒子が添加された混相電極、あるいは
検知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物電極と
当該金属酸化物電極に接する集電体を介して酸素に高活
性な貴金属電極の副電極が連結された構成からなる窒素
酸化物ガスセンサを提供する。
【0016】前項記載のセンサ構成において、当該内部
空間に設置される酸素ポンプのうち少なくともNOxに
活性な電極部を有し、所定の電極電圧を印加しながら測
定ガス中のNOxをNOあるいはNO2の単ガスに変換さ
せ、前記NOx検知極と参照極との間に生じる電位差を
測定することにより、測定ガス中の総NOx濃度を検出
する混成電位型NOxセンサであって、当該ジルコニア
固体電解質上に形成される前記検知電極がCrを構成元
素とする金属酸化物あるいはジルコニア固体電解質が当
該金属酸化物電極に分散混在されている窒素酸化物ガス
センサにおいてガス応答性能に優れたセンサを提供する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の各センサ構成図を用いて
詳細な説明を行う。図2に示すセンサ構成は酸素イオン
導電性を有するジルコニア固体電解質基板6上にNOx
と酸素に活性を有する検知極7と、酸素のみに活性を有
する参照極8と、各電極とジルコニア基板の間にリード
状の反応電荷を捕集する集電体9と、集電体9を介して
連結された酸素にのみ活性を有する副電極が設けられた
混成電位型窒素酸化物センサを示したものである。検知
極7と副電極10及び参照極8をジルコニア固体電荷質
基板6上の同一面に配置しても、センサ機能上図1のセ
ンサと何ら差異はない。また、副電極10は集電体9を
介してNOx検知電極7に連結されていれば良く、検知
電極7と同一の固体電解質上であれば電極配置に対する
制約はない。ここに示すセンサ構造例では、検知極7と
参照極8は同一の測定ガス雰囲気中に曝されるが、少な
くとも両電極に接する雰囲気中には酸素が0.1vol%
以上存在することが必要である。好ましくは、酸素が
1.0vol%以上存在するとよい。これは、混成電位型
センサの特徴でもあり、検知極と参照極の雰囲気酸素濃
度は同一とすることが更に望ましい。
【0018】本発明によれば、図2において検知電極材
料はCrを構成元素とする金属酸化物電極とする。例え
ば、Cr2O3、NiCr2O4、MgCr2O4、FeCr2O4等があげられ
る。これらは、センサ焼成工程で非常に高温に曝された
り、使用場面でも高温排ガスに曝されたりするため、厳
密な意味では多少の酸素欠損が生じていることもあり得
る。当然、組成の異なる2層を積層した構成のセンサ電
極としてもよい。
【0019】これらの複合金属酸化物をジルコニア固体
電解質基板6上に形成するが、この固体電解質基板は酸
素イオン伝導性を有していればよく、特に限定されな
い。このジルコニア固体電解質は、通常イオン導電性を
付与するためイットリア(Y2O3)、マグネシア(Mg
O)、セリア(CeO2)、スカンジア(Sc2O3)等が固溶さ
れたものが使用できる。固溶添加させる量は、Y2O3の場
合で通常3〜10mol%であり、それ以外の添加元素は
8〜20mol%添加される。その添加量が多いほどイオ
ン導電性が増すが、機械強度がその分低下するため最適
添加量が存在する。そのため、一般的にY2O3の場合で5
〜6mol%、その他の添加元素で10〜15mol%の添加
量とすることが多い。
【0020】このような本発明センサの製造方法は特に
制限はないが、通常、生産性の高いジルコニアのグリー
ンシートを用いて作製する。ジルコニアのグリーンシー
トの作製には、まず原料粉としてのジルコニア粉が用意
される。ジルコニア粉はすでに所定量のY2O3やMgOなど
が添加されたものが使用される。図2のセンサを作製す
る場合、このジルコニアグリーンシート上にまず集電体
用のペーストをスクリーン印刷で塗布形成する。これを
乾燥後、参照極材、さらに検知極材を同様に印刷形成す
る。集電体材料および参照極材料には通常Ptが用いら
れるが、センサ作動温度でNOxに感度を有しなければ
特に材料は限定されない。スクリーン印刷完了後、約6
00℃で脱脂焼成したのち通常1400℃以上で焼結焼
成を行う。最後に集電体端子にPtなどのリード線を溶
接して測定に供される。
【0021】特に本発明に関わる重要な製造工程は、検
知電極ペーストの作製方法である。電極ペーストは電極
粉をポリビニルアルコ−ル(PVA)やエチルセルロ−
ス(EC)などの有機バインダと有機溶剤とで混練しペ
ーストとする。場合によっては、分散剤、消泡剤なども
添加する。このとき電極原料粉を事前にボールミル等で
粉砕することで、焼結後の電極材粒子径を調整すること
ができる。
【0022】検知電極材料は、Crを構成元素に含む金
属酸化物相が元素構成式Cr2O3、NiCr2O4、MgCr2O4、FeC
r2O4で表される化合物のうち少なくとも1種以上からな
ることで、高いNOx感度が得られる。これらの原料粉
末の粒径は0.05〜0.5μmにすることで、検知電
極は良好なNOx感度を維持することができる。好まし
くは0.05〜0.3μmとしたほうがよい。原料粉末
の粒径が0.05μm以下の場合原料粉末の焼結活性が
高いために、焼成時に急激な体積収縮が生じ、ジルコニ
アと電極界面の剥離が生じてしまう。一方、原料粉末の
粒径が1μm以上の場合、焼結後の粒径が大きくなって
しまい、3相界面が減少しNOx感度を低下させてしま
う。
【0023】本発明における電極の膜厚にも制限があ
る。すなわち、検知電極の焼成後の厚みとしては、1〜
15μmとすることで良好なガス感度応答を示す。より
好ましくは、2〜10μmである。膜厚が大きすぎると
電極界面の接合が悪くなり、センサ出力の不安定さを招
く。一方、電極自体の導通性が低下しNOx感度が大幅
に低下する。
【0024】また、検知電極7に連結する副電極10ペ
−ストも上記検知電極と同様の方法で作製される。副電
極10に用いられる材料は、酸素に対して高い活性を有
するPt、Ir、Au或いはこれらの合金等の貴金属材
料を用いることで、NOx検知電極のガス応答特性は大
幅に改善することができる。前記副電極材料粉末の粒径
は0.05〜0.5μmとしたほうが良い。好ましくは
0.05〜0.3μmとしたほうがよい。原料粉末の粒
径が0.05μm以下の場合原料粉末の焼結活性が高い
ために、焼成時に急激な体積収縮が生じ、ジルコニアと
電極界面の剥離が生じてしまう。一方、原料粉末の粒径
が1μm以上の場合、焼結後の粒径が大きくなってしま
い、3相界面が減少しNOx感度を低下させてしまう。
【0025】前記の貴金属材料に酸素イオン伝導性を有
するジルコニア固体電解質を分散添加することで、副電
極の酸素活性をさらに向上しNOx検知電極のガス応答
特性の更なる改善が可能となる。このとき、貴金属材料
に分散添加させるジルコニア粒子の組成は、イットリア
(Y2O3)、マグネシア(MgO)、カルシア(CaO)、セリ
ア(CeO2)、スカンジア(Sc2O3)のうち少なくとも1
種以上が3mol%〜20mol%含まれ、且つ平均粒子径が
0.01μm〜1.0μmであることが望ましい。より好
ましい添加量はイットリアの場合3〜10mol%であ
り、それ以外の添加元素は8〜15mol%である。添加
量が多すぎると添加材がジルコニア粒界に析出するため
に、イオン伝導性を低下させてしまい酸素活性が低下し
てしまう。また、添加量が少なすぎるとイオン導電性が
低下するばかりか、ジルコニアの結晶相変態が生じやす
くなり感度、応答性能の低下や電極の剥離などが生じて
好ましくない。
【0026】同様な効果で、このジルコニア固体電解質
の添加量は、貴金属粉末に対して百分率で1〜30重量
%とすることが望ましい。より好ましくは、5〜20重
量%である。また、このような性能を出現させるために
は、焼成後の電極中に存在するジルコニア粒子は、平均
粒径で0.05〜1.0μmとなる必要がある。より好
ましくは、0.05〜0.5μmの範囲である。この粒
径が大きすぎると電極膜中の3相界面が減少し、逆に小
さすぎるとジルコニア粒子が孤立し3相界面が有効に働
かなくなる。
【0027】また、副電極の焼成後の膜厚は、1〜15
μmとすることで高い酸素活性が得られる。より好まし
くは、2〜10μmである。膜厚が大きすぎると3相界
面の減少や電極界面の密着性が悪くなり、電極と固体電
解質界面のインピ−ダンスが増加してしまい検知電極の
NOx感度やガス応答特性が低下したり、センサ出力が
不安定になり好ましくない。一方、膜厚が小さい場合、
電極自体の導通性が低下するため前述と同様に検知電極
のNOx感度やガス応答特性が低下したり、センサ出力
が不安定になってしまう。
【0028】また、検知電極とジルコニア固体電解質と
の電極界面抵抗をRe1、集電体を介して連結された副電
極とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗をRe2とし
たとき、これらの抵抗比率Re1/Re2が0.001〜5
の範囲内で構成することでNOx検知電極のNOx感度を
損なうことなく、ガス応答特性の改善が可能となる。好
ましくは、前記抵抗比率Re1/Re2が0.5〜3の範囲
内である。Re1/Re2が小さい場合、すなわち検知電極
とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗Re1に比べ
て、副電極とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗R
e2が格段に大きい場合、検知電極のNOx感度は高いが
NOxガス応答は遅くなってしまう。一方、Re1/Re2
が大きい場合、副電極を含めたト-タルの検知電極部分のガ
ス応答特性は向上するが、酸素活性が大きくなりすぎて
しまうため、副電極を含めた検知極部分のNOx活性が
低下してしまいNOx感度が大幅に低下してしまう。
【0029】本発明では副電極を形成しない場合におい
ても、図3に示したCrを構成元素に含む金属酸化物よ
りなる検知電極7′に酸素に高活性な貴金属粒子11を
添加した混相電極を形成した場合においても上記と同様
な効果が得られる。以上は、特に電極構造に関する詳細
な説明であるが、次に述べるように積層型センサ構造に
おいて更に本発明が適用される。すなわち、図4に示す
ジルコニア積層体からなる総NOxセンサにおいて、そ
の混成電位に基づく検知電極7に適用される。本図の構
造は固体電解質であるジルコニアグリーンシートを熱圧
着したのち脱脂、焼結焼成を行うことで作製される。本
例の構造では、まず測定ガス雰囲気に通ずるガス導入口
12より測定ガスがセンサ内部の缶室13に拡散流入
し、缶室の前段(本図では示していない一室構造の場
合)あるいは前室で測定ガス中に含まれるHC、COな
どの還元性妨害ガスを缶室自体が有する固体触媒性と充
分な酸素濃度により酸化除去する。引き続いて、缶室後
段あるいは後室にて特にNOxに触媒性を有する酸素ポ
ンプ(NOx変換ポンプ)14により測定ガスに含まれ
るNOxをNO2に単ガス化する。酸素ポンプ(NOx変
換電極)は大気側のカソードと被検ガス側のアノードよ
りなる。その単ガス化されたNO2を前述の電極で検知
するものである。すなわち、本センサでNOxがNOと
NO2との混在ガスであっても総NOx濃度として検知で
きる。特に、本発明の積層型NOxセンサでは、排ガス
中の水分に影響されず高速で総NOx濃度の測定が可能
となる。
【0030】また、図5に示す積層型NOxセンサでは
図4の参照極8が大気基準側に設置されている例であ
る。この参照極8はNOx検知極と酸素検知極の共通な
参照極であり、酸素濃度はNernstの式に従う酸素濃度起
電力として検知される。NOx出力はこの場合において
も、混成電位による電位差によりNOx濃度が測定され
る。缶室内の酸素濃度を検知して酸素ポンプ駆動電圧に
フィードバックすることにより、缶室内酸素濃度をより
一定に保つことが可能となる。このセンサ構成において
も本発明電極を適用することにより、車排ガス中の酸素
濃度が大きく変動しても常に缶室内酸素濃度は一定とな
り、安定した出力が得られ、かつガス応答性の良い総N
Ox濃度検知が可能となる。
【0031】
【実施例】〔実施例1〕図2に示すセンサ構造のNOx
センサを準備した。ジルコニア固体電解質は、6mol%
のイットリア(Y2O3)が添加されたジルコニア粉を原料
粉として前述のように作製されたグリーンシートを用い
た。グリーンシートの厚みは250μmである。このグ
リーンシートを矩形に切断し、Ptリード導体をスクリ
ーン印刷で形成した後、NOx検知極7を、Cr2O3ペース
トを用いてスクリーン印刷で同様に形成した。次に、P
tペ−ストを用いて、Ptリ−ド導体を介して連結する
ように検知極の横にスクリ−ン印刷で副電極を形成し
た。ここで、検知電極7とジルコニア固体電解質との電
極界面抵抗をRe1、集電体9を介して連結された副電極
10とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗をRe2
したとき、これらの抵抗比率Re1/Re2が0.01〜1
0の範囲となるように副電極10の面積を調整した。ま
た、グリーンシートの裏面には同じくスクリーン印刷に
て、Ptリード導体とPt参照極を形成した。印刷完了
後、約600℃で脱脂焼成後、1400℃にて焼成を行
った。比較サンプルとして、副電極を形成しない試料
(Re1/Re2=0)も上記と同様の方法で作製した。焼
成完了後、Ptリード導体にφ0.2mmのPtリード線
を溶接し、測定装置にセットした。
【0032】このように作製されたセンササンプルを電
気炉に保持された石英管の中にセットし、NOx感度応
答特性を調査、比較した。測定ガスは300ppmのNO2
ガス(N2バランス)とし、600℃に加熱保持した測
定系でNOx感度及びT90応答速度を測定した。この
時、各サンプルの検知極と参照極との間の電位差を入力
インピーダンスの充分高い電圧計で測定記録した。得ら
れた結果を図6に示す。抵抗比率Re1/Re2が大きくな
るに従いNOx応答速度は速くなる。特に抵抗比率Re1
/Re2が0.5以上になると応答速度が著しく速くなる
ことが確認された。また、NOx感度は、抵抗比率Re1
/Re2が大きくなるに従い低下するが、Re1/Re2が3
までは比較的高いNOx感度を維持しており、Re1/R
e2が0.5〜3で高いNOx感度を維持しながら、著し
い応答特性の改善が可能となった。
【0033】〔実施例2〕図2に示すセンサ構造のNO
xセンサを検知電極の酸化物材を種々変えて作製した。
本実施例で用いた酸化物材はCr2O3、NiCr2O4、MgCr
2O4、FeCr2O4の4種である。本実施例では、焼結済みの
Y2O36mol%添加ジルコニア基板を用いた。実施例1と
同じ方法で準備した検知極用ペーストを用いて、スクリ
ーン印刷によりこのジルコニア基板上に形成した。この
とき抵抗比率Re1/Re2は1とした。焼成は温度140
0℃でおこなった。実施例1と同様にNOx感度及びT
90応答速度を測定した。また、比較サンプルとしてそれ
ぞれの電極材料について、副電極を形成しないサンプル
を同時に作製した。測定結果を表1に示す。いずれのサ
ンプルにおいても副電極の効果でガス応答速度が著しく
改善されていることが分かる。
【0034】
【表1】
【0035】〔実施例3〕NOxセンサの検知電極の酸
化物材を種々変えて作製した。本実施例で用いた酸化物
材はCr2O3、NiCr2O4、MgCr2O4、FeCr2O4の4種類とし
た。これらの電極材に粒径0.1μmのPt粉末を10w
t%分散添加し、実施例1と同様な方法でセンササンプ
ルを作製した。このとき、副電極は形成しないで作製し
た。また、それぞれの検知電極について、比較サンプル
としてPtを添加しないものも作製した。これらサンプ
ルを実施例1と同様にNOx感度及びT90応答速度を測定
した。測定結果を表2に示す。実施例2と同様に、いず
れのサンプルにおいても高いNOx感度を維持し且つガ
ス応答特性が大幅に改善されており、副電極と同様の効
果が得られた。
【0036】
【表2】
【0037】〔実施例4〕図4に示される積層型の総N
Oxセンサを作製した。この作製に供したグリーンシー
トには6mol%Y2O3添加されたものを使用した。このジ
ルコニアグリーンシートを各積層シートのサイズに切
断、必要に応じて缶室形成用に窓開け加工を行った。こ
れら各シートに実施例と同様に各種ペーストを用いてス
クリーン印刷を行った。検知極電極にはCr2O3を、参照
極8、酸素ポンプ極14、およびNOx変換極のカソー
ド電極にはPt電極を、NOx変換極のアノード電極に
はPt−Rh(3wt%)合金電極を適用した。副電極に
はPtを用い、抵抗比率Re1/R e2が0.01〜10の
範囲となるように副電極の面積を調整した。また、比較
サンプルとして、副電極を形成しない試料(Re1/Re2
=0)も上記と同様の方法で作製した。
【0038】また、ヒーター基板にはジルコニアグリー
ンシートにアルミナ絶縁ペーストを印刷塗布した後、P
tペーストによりヒーターを印刷した。このようにして
印刷完了した後、各シートを重ね合わせて温水中で等方
加圧ラミネートを行った。これらのサンプルを実施例1
と同様に焼成し、自己ヒーターによりセンサ加熱を行っ
た。センサ作動温度は、電極近傍に埋め込まれた、印刷
熱電対を用いて温度フィードバック制御を行った。実施
例1と同じ評価項目にて、作製したサンプルの比較評価
を行った。尚、このセンサ駆動条件として、酸素ポンプ
電極および変換電極の印加電圧は各サンプルにおいて同
じ所定電圧がかけられている。
【0039】比較結果を図7に示す。この結果から、本
発明の適用サンプルではNOガス測定においても、NO
2測定と同一方向の出力が得られており、総NOx検知が
なされていることが分かる。すなわち、NOガスはセン
サ缶室内で充分にNO2化されていることが分かる。一
方、実施例1と同様に、Re1/Re2が0.5〜3で高い
NOx感度を維持しながら、著しい応答特性の改善が可
能であることがわかった。
【0040】
【発明の効果】本発明の構成において、ジルコニア固体
電解質上に形成された、Crを構成元素として含む金属
酸化物の混成電位式の検知電極を用い、酸素に対して高
い活性を有する貴金属によりなる副電極を形成すること
により、NOx検知電極のNOx感度を損なうことなく、
車載用のガス濃度検知などに必要な充分速いガス検知速
度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電極構成を示すセンサ構造例(断面図)
である。
【図2】本発明の電極構成を示すセンサ構造例(断面
図)である。
【図3】本発明の電極構成を示す他のセンサ構造例(断
面図)である。
【図4】本発明における電極構成を示す積層型センサ構
造例(断面図)である。
【図5】本発明における電極構成を示す他の積層型セン
サ構造例(断面図)である。
【図6】本発明における実施例である。
【図7】本発明における実施例(積層型センサ)であ
る。
【符号の説明】
6 固体電解質基板 7,7′ 検知極 8 参照極 9 集電体 10 副電極 13 缶室 14 酸素ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 厳 永鉄 埼玉県熊谷市末広4−14−1 株式会社リ ケン熊谷事業所内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BD14 BE04 BE26 BE27 BE30 BK05 BL08 BM04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素イオン伝導性を有するジルコニア固
    体電解質に少なくとも検知対象ガスおよび酸素に活性な
    検知電極と、当該検知電極と対をなす酸素に活性で検知
    対象ガスに活性を有しない参照極とにより構成され、検
    知電極と参照極との間の電位差により測定ガス中の検知
    対象ガス濃度を測定する電気化学センサであって、当該
    ジルコニア固体電解質上に形成される前記検知電極が検
    知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物電極と当
    該金属酸化物電極に接する集電体を介して酸素に高活性
    な貴金属電極の副電極を連結したことを特徴とする電気
    化学センサ。
  2. 【請求項2】 酸素イオン伝導性を有するジルコニア固
    体電解質に少なくとも検知対象ガスおよび酸素に活性な
    検知電極と、当該検知電極と対をなす酸素に活性で検知
    対象ガスに活性を有しない参照極とにより構成され、検
    知電極と参照極との間の電位差により測定ガス中の検知
    対象ガス濃度を測定する電気化学センサであって、当該
    ジルコニア固体電解質上に形成される前記検知電極が検
    知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物を主体に
    酸素に高活性な貴金属粒子を添加した混相電極からなる
    ことを特徴とする電気化学センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電気化学センサであっ
    て、検知電極とジルコニア固体電解質との電極界面抵抗
    をRe1、集電体を介して連結された副電極とジルコニア
    固体電解質との電極界面抵抗をRe2としたとき、これら
    の抵抗比率R e1/Re2が0.001〜5の範囲内で構成
    されたことを特徴とする電気化学センサ。
  4. 【請求項4】 前記記載の検知対象ガスが窒素酸化物ガ
    スである混成電位型の窒素酸化物ガスセンサである請求
    項1または2に記載の電気化学センサ。
  5. 【請求項5】 前記ジルコニア固体電解質上に形成され
    る検知電極中の金属酸化物相が元素構成式Cr2O3、NiCr2
    O4、MgCr2O4、FeCr2O4で表される化合物のうち少なくと
    も1種以上からなることを特徴とする請求項3に記載の
    窒素酸化物ガスセンサ。
  6. 【請求項6】 前記ジルコニア固体電解質上に形成され
    る金属酸化物からなる検知電極あるいは当該検知電極に
    接する集電体を介して形成される副電極中に酸素イオン
    伝導体からなるジルコニア固体電解質を分散添加したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電気化学セン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記ジルコニア固体電解質上に形成され
    る金属酸化物からなる検知電極に接する集電体と、酸素
    に高活性である副電極とが同一物質からなることを特徴
    とする請求項1に記載の電気化学センサ。
  8. 【請求項8】 前記ジルコニア固体電解質上に形成され
    る検知電極中に分散混合される酸素イオン伝導性を有す
    るジルコニア粒子相の組成がイットリア(Y2O3)、マグ
    ネシア(MgO)、カルシア(CaO)、セリア(CeO2)、ス
    カンジア(Sc 2O3)のうち少なくとも1種以上が3mol%
    〜20mol%含まれ、且つ平均粒子径が0.01μm〜
    1.0μmであることを特徴とする請求項5に記載の窒
    素酸化物ガスセンサ。
  9. 【請求項9】 前記ジルコニア固体電解質上に形成され
    る金属酸化物からなる検知電極膜の平均膜厚が1μm〜
    15μmであることを特徴とする請求項3乃至7の何れ
    かに記載の窒素酸化物ガスセンサ。
  10. 【請求項10】 前記ジルコニア固体電解質上に形成さ
    れる金属酸化物からなる検知電極に接する集電体を介し
    て形成される副電極の膜厚が1μm〜10μmであること
    を特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の電気化学
    センサ。
  11. 【請求項11】 酸素イオン伝導性を有するジルコニア
    固体電解質体に測定ガス雰囲気に通ずるガス導入口を有
    する内部空間を1つ以上設け、当該内部空間を形成する
    ジルコニア固体電解質上に少なくとも被検ガスおよび酸
    素に活性なNOx検知電極と、前記内部空間にセンサ外
    部より酸素を供給あるいは排出するための酸素ポンプ電
    極と、前記内部空間内の酸素濃度を検出する酸素検知極
    とが設置された構成の電気化学センサであって、当該ジ
    ルコニア固体電解質上に形成される前記検知電極が検知
    対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物を主体に酸
    素に高活性な貴金属粒子が添加された混相電極、あるい
    は検知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物電極
    と当該金属酸化物電極に接する集電体を介して酸素に高
    活性な貴金属電極の副電極が連結された構成であること
    を特徴とする窒素酸化物ガスセンサ。
  12. 【請求項12】 前項記載のセンサ構成において、当該
    内部空間に設置される酸素ポンプのうち少なくともNO
    xに活性な電極部を有し、所定の電極電圧を印加しなが
    ら測定ガス中のNOxをNOあるいはNO2の単ガスに変
    換させ、前記NOx検知極と参照極との間に生じる電位
    差を測定することにより、測定ガス中の総NOx濃度を
    検出する混成電位型NOxセンサであって、当該ジルコ
    ニア固体電解質上に形成される前記検知電極が検知対象
    ガスおよび酸素に活性である金属酸化物を主体に酸素に
    高活性な貴金属粒子が添加された混相電極、あるいは検
    知対象ガスおよび酸素に活性である金属酸化物電極と当
    該金属酸化物電極に接する集電体を介して酸素に高活性
    な貴金属電極の副電極が連結された構成であることを特
    徴とする窒素酸化物ガスセンサ。
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