JP2001220591A - 流動性向上剤及び油組成物 - Google Patents

流動性向上剤及び油組成物

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JP2001220591A
JP2001220591A JP2000366537A JP2000366537A JP2001220591A JP 2001220591 A JP2001220591 A JP 2001220591A JP 2000366537 A JP2000366537 A JP 2000366537A JP 2000366537 A JP2000366537 A JP 2000366537A JP 2001220591 A JP2001220591 A JP 2001220591A
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polymer
fluidity improver
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meth
oil
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Application number
JP2000366537A
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English (en)
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Yoshihisa Ota
義久 太田
Takeshi Yuki
剛 由岐
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基油への溶解性が良好で、且つ低温流動性良
好な添加剤、及び油組成物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されるアルコキシ
アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート(a
1)を必須構成単位とする(共)重合体(A)からなる流
動性向上剤。 一般式 R1−O−(XO)p−R2 (1) {式中、R1は(メタ)アクリロイル基、R2はアルキル
基である。Xは炭素数2〜20のアルキレン基、pは1
〜10の数を示す。pが2以上の場合のXは同一でも異
なっていてもよく、(XO)p部分はランダム付加でも
ブロック付加でもよい。}

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動性向上剤に関
する。詳しくは、ワックス含有基油用の流動性向上剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】石油中間流出油、例えば、潤滑油用基
油、ディーゼル燃料油、A重油等は、冬期あるいは寒冷
地において低温にさらされると、その中に含まれるワッ
クスが析出し、配管系のフィルターを目詰まらせたり、
又、配管系内にて固化することにより不具合が発生して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの低温での流動
性に関する問題点を解決するために、従来、エチレン−
飽和カルボン酸のビニルエステル共重合体を基油に添加
する方法が数多く提案されている。例えば、特公昭39
−200692号、特公昭48−23165号特開昭5
9−136391号公報などに記載されている。また、
エチレンーカルボン酸ビニル重合体の不飽和ジカルボン
酸エステルグラフト付加物及びそれら付加物とエチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体を併用して添加する方法[特公昭58−394
72公報、特開平10−245574号公報]、アルカ
ントリオールのポリオキシアルキレンエーテルと直鎖飽
和脂肪酸との脂肪酸との完全エステルおよびそれらエス
テルとエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体、長鎖アルキル基を合む(メ
タ)アクリル酸共重合体とを併用して添加する方法[特
公平2−51477号公報]等が提案されている。しか
しながらエチレン−酢酸ビニル共重合体系は添加剤自身
の基油への溶解性が劣るため、ワックス析出温度(C
P)以上の温度であってもフィルターの目詰まりを起こ
しやすく、さらなる改善が要求される。また、ポリオキ
シアルキレングリコールの脂肪酸エステル[特開昭57
−51477号公報]、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル[特開平8−283752]等も提案されている。こ
れらは、基油への溶解性は改良されているが、低温流動
性改良の効果が十分とは言えず、さらに高性能の流動性
向上剤の開発が望まれている(潤滑油に添加される流動
性向上剤は流動点降下剤とも呼ばれる)。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、基油への溶解性が良好で、且つ低温流動性良
好な添加剤、及びこの添加剤を添加した組成物を見いだ
し本発明に至った。すなわち本発明は、下記一般式
(1)で表されるアルコキシアルキレングリコールモノ
(メタ)アクリレート(a1)を必須構成単位とする
(共)重合体(A)からなる流動性向上剤; 一般式 R1−O−(XO)p−R2 (1) {式中、R1は(メタ)アクリロイル基、R2はアルキル
基である。Xは炭素数2〜20のアルキレン基、pは1
〜10の数を示す。pが2以上の場合のXは同一でも異
なっていてもよく、(XO)p部分はランダム付加でも
ブロック付加でもよい。}さらに、少なくとも炭素数1
8〜40のワックスを含有する潤滑油用基油と該流動性
向上剤からなり、該流動性向上剤の含有量が0.01〜
25重量%である潤滑油組成物;及び、少なくとも炭素
数18〜27のワックスを含有する燃料油と該流動性向
上剤からなり、該流動性向上剤の含有量が10〜500
0ppmである燃料油組成物ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明におけるアルコキシアルキ
レングリコール(メタ)アクリレート(a1)は、一般
式(1)で表される。一般式(1)において、R2のア
ルキル基としては炭素数1〜50の直鎖又は分岐のアル
キル基が挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、ブ
チル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、オクタデシル基、ベヘニル基等が挙げ
られる。これらのうち流動性向上の観点から好ましくは
炭素数1〜30のアルキル基であり、さらに好ましくは
炭素数8〜30のアルキル基およびこれと炭素数1〜7
のアルキル基の混合物、特に好ましくは炭素数8〜28
のアルキル基である。pは通常1〜10の数であり、好
ましくは1〜6、特に好ましくは1〜4である。Xの炭
素数2〜20のアルキレン基としては、具体的にはエチ
レン基、プロピレン基、イソブチレン基、1−ブチレン
基、2−ブチレン基、1−ドデセン基、トリメチルエチ
レン基、テトラメチルエチレン基、スチレン基、α−メ
チルスチレン基等が挙げられる。これらのうち好ましく
はエチレン基及びプロピレン基であり、特に好ましくは
(XO)p部分が下記一般式(2)で表されるものであ
る。 一般式 [(C24O)m/(C36O)n] (2) {式中、mは0〜6、nは0〜6、nとmの合計は1〜
6の数である。[(C24O)m/(C36O)n]
は、ランダム付加でもブロック付加でもよい。}ここ
で、mは0〜6、好ましくは0〜4、nは0〜6、好ま
しくは0〜4、nとmの合計は1〜6、好ましくは1〜
4の数である。(a1)は、ホモポリマーの溶解度パラ
メーターが、流動性、溶解性の観点から通常8.7〜
9.7であり、好ましくは8.8〜9.5、さらに好ま
しくは8.9〜9.4である。尚、本発明の溶解性パラ
メーターは、Fedors法[Poym.Eng.Sc
i.14(2)152,(1974)]によって算出さ
れる値である。
【0006】本発明における(共)重合体(A)中の、
単量体(a1)の含量は、通常、(共)重合体(A)に
基づいて1〜100重量%であり、好ましくは10〜9
5重量%であり、さらに好ましくは20〜90重量%で
あり、特に好ましくは25〜80重量%である。
【0007】本発明に於て用いられるアルキル(メタ)
アクリレート(a2)としては、炭素数1〜50の直鎖
又は分枝アルキル基を有する(メタ)アクリレート(メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デ
シルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、トリデ
シルメタクリレート、テトラデシルメタクリレート、ペ
ンタデシルペタメクリレート、ヘキサデシルメタクリレ
ート、オクタデシルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、ドデ
シルアクリレート、トリデシルアクリレート、テトラデ
シルアクリレート、ペンタデシルペタアクリレート、ヘ
キサデシルアクリレート、オクタデシルアクリレート、
ベヘニルアクリレートなど)およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは、本
発明の流動性向上剤を燃料油に用いる場合は、炭素数1
〜22の直鎖又は分枝アルキル基を有する(メタ)アク
リレート、さらに好ましいものは、炭素数1〜10の直
鎖又は分枝アルキル基を有する(メタ)アクリレートお
よびこれと炭素数11〜22の直鎖又は分枝アルキル基
を有する(メタ)アクリレートの併用、特に好ましいも
のは、炭素数1〜10の直鎖又は分枝アルキル基を有す
る(メタ)アクリレートである。本発明の流動性向上剤
を潤滑油に用いる場合に好ましいものは、炭素数1〜2
2の直鎖又は分枝アルキル基を有する(メタ)アクリレ
ート、さらに好ましいものは、炭素数11〜22の直鎖
又は分枝アルキル基を有する(メタ)アクリレートおよ
びこれと炭素数1〜10の直鎖又は分枝アルキル基を有
する(メタ)アクリレートの併用、特に好ましいもの
は、炭素数11〜20の直鎖又は分枝アルキル基を有す
る(メタ)アクリレートである。
【0008】本発明における重合体(A)中の、単量体
(a2)の含量は、通常、重量体(A)に基づいて0〜
99重量%であり、好ましくは、5〜90重量%、さら
に好ましくは10〜80重量%であり、特に好ましくは
20〜75重量%である。
【0009】本発明に於て、重合体(A)は構成単位と
して、単量体(a1)及び単量体(a2)以外にラジカ
ル重合性の他の単量体(b)を含有することができる。
この場合には、析出ワックスを基油中に分散できるた
め、好ましい。この例としては、アルキル(メタ)アク
リレート以外の、アルキル基の炭素数1〜30の不飽和
モノ又は/及びポリカルボン酸エステル類(ブチルクロ
トネート、オクチルクロトネート、ドデシルクロトネー
ト、ジブチルマレエート、ジオクチルフマレート、ジラ
ウリルマレエート、ジステアリルフマレート、ジオクチ
ルイタコネート、ジラウリルイタコネートなど);ビニ
ル芳香族化合物(スチレン、ビニルトルエンなど);ビ
ニルエステル類(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
ど);アルファオレフィン類(エチレン、プロピレン、
ヘキセン、4−メチルペンテン−1、デセン、ドデセ
ン、オクタデセンなど);カルボン酸化合物類(無水マ
レイン酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタコン酸な
ど);アクロレイン;共役ジエン(ブタジエン、イソプ
レン、クロロプレンなど);アセチレン;置換アセチレ
ン[アルキルアセチレン(プロピン、1−ブチン、1−
ペンチン、1−ヘキシンなど)、アリールアセチレン
(フェニルアセチレン、p−メチルフェニルアセチレン
など)];アルキルビニルエーテル[通常、炭素数1〜
18の直鎖又は分岐アルキル基を有するアルキルビニル
エーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
アミルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、ヘプ
チルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ノニル
ビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニ
ルエーテル、トリデシルビニルエーテル、テトラデシル
ビニルエーテル、ペンタデシルビニルエーテル、ヘキサ
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテルな
ど];アルキルアリルエーテル[通常、炭素数1〜18
の直鎖又は分岐アルキル基を有するアルキルアリルエー
テル(メチルアリルエーテル、エチルアリルエーテル、
プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、アミ
ルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテル、ヘプチル
アリルエーテル、オクチルアリルエーテル、ノニルアリ
ルエーテル、デシルアリルエーテル、ドデシルアリルエ
ーテル、トリデシルアリルエーテル、テトラデシルアリ
ルエーテル、ペンタデシルアリルエーテル、ヘキサデシ
ルアリルエーテル、オクタデシルアリルエーテルなど]
が挙げられ、これらのうち1種以上の単量体を含有する
ことができる。これらのうち好ましいものは、ビニル芳
香族化合物、及びアルキルビニルエーテルであり、特に
好ましいものは、スチレン、及び炭素数2〜6のアルキ
ル基を有するアルキルビニルエーテルである。
【0010】本発明における重合体(A)中の、単量体
(b)の含量は、通常、重合体(A)に基づいて0〜1
0重量%であり、好ましくは、重合体(A)に基づいて
0〜5重量%である。
【0011】さらに本発明に於て、重合体(A)は、構
成単位として、単量体(a1)、単量体(a2)、及び
必要に応じて(b)以外に、窒素原子および硫黄原子か
ら選ばれる1種以上の原子を有する単量体(c)を1種
以上含有してもよい。(c)を含有させると、析出ワッ
クスを基油中に分散できる観点で好ましい。この例とし
ては、N−ビニルピロリドン、N−ビニルチオピロリド
ン、ビニルピリジン、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭素数は通常1
〜4)、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリルアミド(アルキル基の炭素数は、通常1〜4)、
ビニルイミダゾール、モルフォリノアルキレン(メタ)
アクリレート等や、アミノフェノチアジン、N−アリー
ルフェニレンジアミン、アミノカルバゾール、アミノチ
アゾール、アミノインドール、アミノピロール、アミノ
イミダゾリン、アミノメルカプトチアゾール、アミノピ
ペリジン残基を有する(メタ)アクリレート誘導体など
が挙げられる。これらのうち好ましいものは、N−ビニ
ルピロリドン、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレート(アルキル基の炭素数は通常1〜
4)、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リルアミド(アルキル基の炭素数は、通常1〜4)及び
N−アリールフェニレンジアミン残基を有する(メタ)
アクリレート誘導体である。重合体(A)中の、単量体
(c)の含量は特に限定はないが、通常、重合体(A)
に基づいて0〜10重量%であり、好ましくは、重合体
(A)に基づいて0〜5重量%である。単量体(b)お
よび/または(c)は、(a1)、(a2)とのランダ
ム共重合体でもよいが、(a1)と(a2)の共重合体
にグラフトおよび/またはブロック共重合されていても
よい。
【0012】本発明における重合体(A)の溶解度パラ
メーターは、低温流動性及び溶解性の観点から、通常
8.7〜9.7であり、好ましくは8.75〜9.5、
さらに好ましくは8.8〜9.2である。
【0013】本発明における重合体(A)の数平均分子
量は、通常1,000〜500,000である。燃料油
用の流動性向上剤として用いる場合は、好ましくは1,
500〜100,000、さら好ましくは2,000〜
20,000である。潤滑油用の流動性向上剤として用
いる場合は、好ましくは5,000〜200,000、
さら好ましくは7,000〜100,000である。重
合体(A)の重量平均分子量は、通常3,000〜5,
000,000である。燃料油用の流動性向上剤として
用いる場合は、好ましくは3,000〜300,00
0、さら好ましくは4,000〜50,000である。
潤滑油用の流動性向上剤として用いる場合は、好ましく
は10,000〜500,000、さら好ましくは2
0,000〜200,000である。尚、本発明の数平
均分子量および重量平均分子量は、ゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフィーによるポリスチレンに換算した
分子量である。
【0014】本発明における重合体(A)の示差走査熱
量計による吸熱ピーク温度は、低温流動性の観点から、
通常−75〜80℃である。燃料油用の流動性向上剤と
して用いる場合は、好ましくは−30〜50℃、さらに
好ましくは−20〜30℃である。潤滑油用の流動性向
上剤として用いる場合は、好ましくは−50〜20℃、
さらに好ましくは−40〜0℃である。尚、本発明の示
差走査熱量計による吸熱ピーク温度は、PERKIN−
ELMER社製UNIXDSC7を使用し、(メタ)ア
クリレート系重合体5mgを試料とし、10℃/分の等
温速度で140℃から−80℃まで冷却したときに観測
される吸熱ピークトップ温度である。
【0015】本発明における重合体(A)のHLB値
は、通常0.5〜9.6であり、抗乳化性、水抱き込み
性の促進の点から、好ましくは0.5〜6.0である。
尚、本HLB値は有機無機の概念のHLB(「新・界面
活性剤入門」三洋化成工業株式会社発行P197−19
8)によって算出される値である。
【0016】本発明における重合体(A)は、通常の方
法によって得ることができる。例えば前記した単量体類
を鉱物油や溶剤中でラジカル重合することにより得られ
る。この場合、重合触媒としてアゾ系(例えば、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリルなど)
や過酸化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシド、クミ
ルパーオキシド、ラウリルパーオキシドなど)を用いる
ことができる。
【0017】また、重合体(A)は、単量体(a1)及
び単量体(a2)と必要により単量体(b)および/ま
たは(c)を共重合することにより得られる。また、
(b)および/または(c)をグラフトする際は、該
(a1)と(a2)の共重合体の存在下に単量体(b)
および/または(c)を過酸化物系重合触媒でグラフト
重合を行うことにより得ることができる。
【0018】本発明の流動性向上剤は、必要に応じて他
の任意成分、例えば、本発明以外のアルキル(C1〜2
0)化芳香族化合物、ポリ(メタ)アクリレート、フマ
レート/ビニルアルキレート重合体、エチレン/ビニル
アルキレート重合体、塩素化パラフィン、α−オレフィ
ン/マレート重合体、スチレン/マレート重合体、スチ
レン/エチレン共重合体(これらの重合体の数平均分子
量は2,000〜500,000)を含んでいてもよ
い。
【0019】重合体(A)を必須構成成分とする本発明
の流動性向上剤は、低温でのフィルター通油性を向上さ
せるため、石油中間流出油、特に潤滑用基油、燃料油
(ディーゼル燃料油、A重油等)に有用であり、特に、
少なくとも炭素数18〜40のワックスを含有する潤滑
油用基油(該ワックスの含有量は通常1〜10重量
%)、及び、少なくとも炭素数18〜27のワックスを
含有する燃料油(該ワックスの含有量は通常1〜10重
量%)に有用である。さらに、燃料油の中でも硫黄含有
量が少ないものにより有用であり、硫黄含有量が0.0
5重量%以下の燃料油、硫黄含有量が0.005重量%
以下の燃料油のなるにしたがってその有用性は向上す
る。
【0020】本発明の潤滑油組成物における潤滑油用基
油としては、少なくとも炭素数18〜40のワックスを
含有する鉱物油であれば、特に限定はなく、例えば、5
0〜300ニュートラルの粘度範囲例えば、50〜30
0ニュートラルの粘度範囲にある鉱物油、及び、鉱物油
の高粘度指数化処理基油が挙げられる。高粘度指数化処
理法としては、オランダ国特許第7613854号、特
開平5−214349号等である。
【0021】本発明の潤滑油組成物中に含まれる流動性
向上剤は、通常0.01〜25重量%であり、流動性、
経済性の観点から、好ましくは0.02〜20重量%で
ある。尚、本発明の流動性向上剤は粘度指数向上剤とし
ても作用するため、エンジン油、ギア油、ATF、CV
T油、パワーステアリング油、ショックアブソーバー油
などの潤滑油用添加剤として非常に有用である。
【0022】本発明の燃料油組成物における燃料油とし
ては、少なくとも炭素数18〜27のワックスを含有す
る燃料油であり、例えば、低硫黄原油(たとえば、ミナ
ス原油等南方系の原油)の通常の蒸留で得られるJIS
1号軽油、JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特
3号軽油、A重油;通常の原油から水素化脱硫処理工程
を経て製造される脱硫軽油、A重油;この脱硫軽油と直
留軽油(水素化脱硫工程前の軽油)をブレンドして得ら
れる軽油留分から製造されるJIS1号軽油、JIS2
号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油、A重油が
挙げられる。好ましくは、水素化脱硫処理工程を経て製
造される脱硫軽油を50重量%以上使用して製造され
る、硫黄含有量0.05重量%以下のJIS1号軽油、
JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油で
あり、特に、硫黄含有量0.005重量%以下のJIS
1号軽油、JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特
3号軽油が好ましい。
【0023】本発明の燃料油組成物中に含まれる流動性
向上剤は、通常10〜5000ppmであり、流動性、
経済性の観点から、好ましくは20〜2000ppm、
さらに好ましくは20〜700ppmである。
【0024】本発明の流動性向上剤は、石油留分含有の
ワックス以外にも効果を示し、天然物(例えば動物油や
植物油)起因の、偶数のアルキル基を有するワックス、
脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族アミン等にも効果を
示す。
【0025】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】(アルコキシアルキレングリコールモノメ
タアクリレート合成例)撹拌装置、加熱装置、温度計、
窒素吹き込み管を備えた反応器に、メタクリル酸、及
び、表1に示す量の水酸基(OH基)含有化合物を、カ
ルボキシル基と水酸基の当量比[(COOH基/OH
基)=(1.1/1.0)]となる割合で合計重量が2
00g仕込み、さらに硫酸1g、ベンゾキノン1gを仕
込み、空気を吹き込みながら120℃で4時間脱水、エ
ステル化反応を行った。次に120℃、減圧下で過剰の
メタクリル酸を取り除いた後、常圧に戻し40℃以下に
なるまで冷却した。冷却後、10%水酸化ナトリウム溶
液200gを加え撹拌混合し、その混合物を静置分離し
た。上層を取り、更に200gの水で5回水洗後、表1
記載のアルコキシアルキレングリコールモノメタアクリ
レートを得た。
【0027】
【表1】
【0028】(アルコキシアルキレングリコールモノア
クリレート合成例)撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素
吹き込み管を備えた反応器に、アクリル酸、及び、表2
に示す量の水酸基(OH基)含有化合物を、カルボキシ
ル基と水酸基の当量比[(COOH基/OH基)=
(1.1/1.0)]となる割合で合計重量が200g
仕込み、さらに硫酸1g、ベンゾキノン1gを仕込み、
空気を吹き込みながら120℃で4時間脱水、エステル
化反応を行った。次に120℃、減圧下で過剰のアタク
リル酸を取り除いた後、常圧に戻し40℃以下になるま
で冷却した。冷却後、10%水酸化ナトリウム溶液20
0gを加え撹拌混合し、その混合物を静置分離した。上
層を取り、更に200gの水で5回水洗後、表2記載の
アルコキシアルキレングリコールモノアクリレートを得
た。
【0029】
【表2】
【0030】合成例1 撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた
反応器に、トルエンを28g仕込み窒素雰囲気とし85
℃とする。反応器は撹拌しながら(メタ)アクリレート
250g(OP2M:C14メタクリレート:C16メ
タクリレート:C18メタクリレート=30:40:2
1:9重量比の配合物)と、トルエン20gに2,2’
−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルを1.5
g溶解した溶液を、それぞれ反応器に2時間かけて等速
度で全量を仕込み、仕込み終了から2時間85℃で重合
反応を行なった。反応終了後、130℃でトルエンをト
ッピング除去し、示差走査熱量計による吸熱ピーク温度
が−50℃、数平均分子量65,700の重合物1を得
た。
【0031】合成例2 単量体として(OP2M)を(RP2M)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による吸熱ピーク温度が−47℃、数平均分子量5
9,100の重合物2を得た。
【0032】合成例3 単量体として(OP2M)を(RP4M)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による吸熱ピーク温度が−45℃、数平均分子量5
4,000の重合物3を得た。
【0033】合成例4 単量体として(OP2M)を(RPEM)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による吸熱ピーク温度が−48℃、数平均分子量6
1,900の重合物4を得た。
【0034】合成例5 単量体として(OP2M)を(TP2M)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による吸熱ピーク温度が−45℃、数平均分子量5
6,000の重合物5を得た。
【0035】合成例6 単量体として(OP2M)を(RP2A)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による吸熱ピーク温度が−39℃、数平均分子量5
5,900の重合物6を得た。
【0036】合成例7 単量体として(OP2M)を(RP4A)に変える以外
は、合成例1と同様な方法で重合を行い、示差走査熱量
計による結晶化ピーク温度が−37℃、数平均分子量5
1,000の重合物7を得た。
【0037】合成例8 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、OP 2M:C
16メタクリレート:C18メタクリレート=30:4
9:21重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様
な方法で重合を行ない、示差走査熱量計による結晶化ピ
ーク温度が−10℃、数平均分子量55,800の重合
物8を得た。
【0038】合成例9 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、OP 2M:C
16メタクリレート:C18メタクリレート=10:6
3:27重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様
な方法で重合を行ない、示差走査熱量計による結晶化ピ
ーク温度が7℃、数平均分子量54,700の重合物9
を得た。
【0039】合成例10 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、OP 2M:C
22アクリレート=10:90重量比の配合物とする以
外は、合成例1と同様な方法で重合を行ない、示差走査
熱量計による結晶化ピーク温度が31℃、数平均分子量
59,800の重合物10を得た。
【0040】合成例11 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、C1メタクリ
レート:C14メタクリレート:C16メタクリレー
ト:C18メタクリレート=30:40:21:9重量
比の配合物とする以外は、合成例1と同様な方法で重合
を行ない、示差走査熱量計による結晶化ピーク温度が−
49℃、数平均分子量57,400の重合物11を得
た。
【0041】合成例12 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、C1メタクリ
レート:C16メタクリレート:C18メタクリレート
=30:49:21重量比の配合物とする以外は、合成
例1と同様な方法で重合を行ない、示差走査熱量計によ
る結晶化ピーク温度が−11℃、数平均分子量52,6
00の重合物12を得た。
【0042】合成例13 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、C1メタクリ
レート:C16メタクリレート:C18メタクリレート
=10:63:27重量比の配合物とする以外は、合成
例1と同様な方法で重合を行ない、示差走査熱量計によ
る結晶化ピーク温度が6℃、数平均分子量57,100
の重合物13を得た。
【0043】合成例14 (メタ)アクリレートをOP2M:C14メタクリレー
ト:C16メタクリレート:C18メタクリレート=3
0:40:21:9重量比の配合物から、C1メタクリ
レート:C22アクリレート=10:90重量比の配合
物とする以外は、合成例1と同様な方法で重合を行な
い、示差走査熱量計による結晶化ピーク温度が33℃、
数平均分子量53,800の重合物14を得た。
【0044】合成例15 撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた
反応器に、石油系芳香族溶剤を125g仕込み窒素雰囲
気とし170℃とする。反応器は撹拌しながら(メタ)
アクリレート250g(SE2M:2−エチルヘキシル
アクリレート=50:50重量比の配合物)と、ジt−
ブチルパーオキサイドを10gを、それぞれ反応器に4
時間かけて等速度で全量を仕込み、仕込み終了から2時
間170℃で重合反応を行なった。反応終了後、170
℃で溶剤をトッピング除去し、示差走査熱量計による吸
熱ピーク温度が15℃、数平均分子量4,00の重合物
15を得た。
【0045】合成例16 (メタ)アクリレートをSE2M:2−エチルヘキシル
アクリレート=50:50重量比の配合物から、BE2
A:2−エチルヘキシルアクリレート=30:70重量
比の配合物に変える以外は合成例15と同様な方法で重
合を行ない、示差走査熱量計による結晶化ピーク温度が
5℃、数平均分子量5,000の重合物16を得た。
【0046】実施例1〜7 重合物1を流動性向上剤1とした。同様に重合物2〜7
を、各々、流動性向上剤2〜7とした。
【0047】実施例8 配合容器に重合物8、重合物9及び重合物10を等量仕
込み、100℃で撹拌混合し、流動性向上剤8を得た。
【0048】実施例9および10 配合容器に重合物15または重合物16を80部と重合
物10を20部仕込み、100℃で撹拌混合し、流動性
向上剤9および10を得た。
【0049】比較例1 重合物11を流動性向上剤比1とした。
【0050】比較例2 配合容器に重合物12、重合物13、及び重合物14を
等量仕込み、100℃で撹拌混合し、流動性向上剤比2
を得た。
【0051】<潤滑油組成物>鉱物油の基油A(粘度指
数75の60ニュートラル油)、および、高粘度化処理
基油B(粘度指数125の100ニュートラル油)に実
施例1〜8、並びに比較例1の流動性向上剤を各々0.
3重量%加え均一に混合し、PP(流動点)を測定し、
流動性を評価した。その結果を表3に示しす。表3から
明らかなように本発明の流動点降下剤は、いずれの高粘
度指数基油に対しても、非常に低い流動点を与える。
【0052】鉱物油の高粘度指数化処理基油B(粘度指
数125の100ニュートラル油)、に実施例1〜8、
並びに比較例1の流動性向上剤を各々5重量%加え均一
に混合し、PP(流動点)を測定し、流動性を評価し
た。その結果を表4に示しす。又、流動性向上剤添加基
油の粘度指数もあわせて表4に示す。表4から明らかな
ように本発明の流動点降下剤は、非常に低い流動点を与
える。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】[流動性評価] {流動性向上剤添加基油PP(℃)−基油PP(℃)}
にて評価 ◎;−20℃未満 ○;−20℃以上、−15℃未満 △;−15℃以上、−10℃未満 ×;−10℃以上
【0056】<燃料油組成物>表5に示す性状の軽油に
実施例8〜10、並びに比較例2の流動性向上剤を25
0ppm加え均一に混合し、PP(流動点)とCFPP
(低温濾過器目詰まり点)を測定し流動性を評価した。
その結果を表6及び表7に示す。表6及び表7から明ら
かなように本発明の流動点降下剤は、いずれの軽油に対
しても、非常に低い流動点を与える。
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】<天然物組成物>表8に示す性状の大豆油
脂肪酸に実施例1〜8、並びに比較例1の流動性向上剤
を0.1重量%加え均一に混合し、PP(流動点)を測
定し流動性を評価した。その結果を表9に示す。表9か
ら明らかなように本発明の流動点降下剤は、いずれの大
豆油に対しても、非常に低い流動点を与える。
【0061】
【表8】
【0062】
【表9】
【0063】
【発明の効果】本発明の流動性向上剤は従来のものに比
較し、低温時の流動性に優れるため、鉱物油等のワック
ス含有油の低温流動特性を更に向上させるものである、
と同時に、ワックス含有油のフィルター通油性が良好な
低温の流動性向上剤、及び、潤滑油組成物、燃料油組成
物を提供することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 101/02 C10M 101/02 129/72 129/72 // C10N 20:00 C10N 20:00 Z A 20:04 20:04 30:02 30:02 30:08 30:08 40:04 40:04 40:25 40:25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるアルコキシ
    アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート(a
    1)を必須構成単位とする(共)重合体(A)からなる流
    動性向上剤。 一般式 R1−O−(XO)p−R2 (1) {式中、R1は(メタ)アクリロイル基、R2はアルキル
    基である。Xは炭素数2〜20のアルキレン基、pは1
    〜10の数を示す。pが2以上の場合のXは同一でも異
    なっていてもよく、(XO)p部分はランダム付加でも
    ブロック付加でもよい。}
  2. 【請求項2】 該(A)が、該(a1)とアルキル(メ
    タ)アクリレート(a2)とを必須構成単位とする共重
    合体である請求項1記載の流動性向上剤。
  3. 【請求項3】 該(a1)のホモポリマーの溶解性パラ
    メータが8.7〜9.7である請求項1又は2記載の流
    動性向上剤。
  4. 【請求項4】 該(共)重合体(A)中の(a1)の含有
    量が1〜100重量%であり、(a2)の含有量が0〜
    99重量%である請求項1〜3のいずれか記載の流動性
    向上剤。
  5. 【請求項5】 該(共)重合体(A)の溶解性パラメー
    タが8.7〜9.7である請求項1〜4のいずれか記載
    の流動性向上剤。
  6. 【請求項6】 一般式(1)において、R2が炭素数8
    〜30のアルキル基であり、(XO)p部分が下記一般
    式(2)で表されるものである請求項1〜5のいずれか
    記載の流動性向上剤。 一般式 [(C24O)m/(C36O)n] (2) {式中、mは0〜6、nは0〜6、nとmの合計は1〜
    6の数である。[(C24O)m/(C36O)n]
    は、ランダム付加でもブロック付加でもよい。}
  7. 【請求項7】 該(共)重合体(A)の数平均分子量が
    1,000〜500,000である請求項1〜6のいず
    れか記載の流動性向上剤。
  8. 【請求項8】 該(共)重合体(A)の示差走査熱量計
    により測定した吸熱ピーク温度が、−75〜80℃であ
    る請求項1〜7のいずれか記載の流動性向上剤。
  9. 【請求項9】 該(共)重合体(A)のHLB値が0.
    5〜9.6である請求項1〜8のいずれか記載の流動性
    向上剤。
  10. 【請求項10】 少なくとも炭素数18〜40のワック
    スを含有する潤滑油用基油と請求項1〜9のいずれか記
    載の流動性向上剤からなり、該流動性向上剤の含有量が
    0.01〜25重量%である潤滑油組成物。
  11. 【請求項11】 少なくとも炭素数18〜27のワック
    スを含有する燃料油と請求項1〜9のいずれか記載の流
    動性向上剤からなり、該流動性向上剤の含有量が10〜
    5000ppmである燃料油組成物。
  12. 【請求項12】 該燃料油の硫黄含有量が0.05重量
    %以下である請求項11記載の燃料油組成物。
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