JP2001220364A - ビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類の製造方法 - Google Patents

ビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類の製造方法

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JP2001220364A
JP2001220364A JP2000030721A JP2000030721A JP2001220364A JP 2001220364 A JP2001220364 A JP 2001220364A JP 2000030721 A JP2000030721 A JP 2000030721A JP 2000030721 A JP2000030721 A JP 2000030721A JP 2001220364 A JP2001220364 A JP 2001220364A
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Hiroko Yamaguchi
博子 山口
Keiji Yurugi
啓嗣 万木
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下記一般式(1): CH2=CR1−COO−R2−O−CH=CH2 (式中、 R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残
基を表す)で示される ビニロキシアルキル(メタ)ア
クリル酸エステル類を経済的に効率よく製造する方法を
提供する。 【解決手段】 下記一般式(1): CH2=CR1−COO−R2−OH (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残基
を表す)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類と、下記一般式(2): CH2=CH−O−R3 (式中、 R3は有機残基を表す)で表わされる化合物
(I)および/または下記一般式(3): R4COO−CH=CH2 (式中、 R4は水素原子または有機残基を表す)で表さ
れる化合物(II)とを反応させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニロキシアルキ
ル(メタ)アクリル酸エステル類の製造方法に関するも
のである。さらに詳しくは、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリル酸エステル類とビニルエーテル類および/
またはカルボン酸ビニルエステルとを反応させることに
よるビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類
の製造方法に関するものである。
【0002】ビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エ
ステル類は、医農薬原料、有機合成中間体として有用な
化合物である。さらに、ラジカル重合性基とイオン重合
性基を併せ持つことから、架橋剤や粉体塗料、さらに重
合性材料として広範囲に用いられる有用な化合物であ
る。
【0003】
【従来の技術】ビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸
エステル類を製造する方法として、(メタ)アクリル酸
のアルカリ金属塩とハロゲノアルキルビニルエーテルと
を縮合させる方法が、J.Polym.Sci.Par
t A−1、9、2109(1971)に記載されてい
る。また、(メタ)アクリル酸とハロゲノアルキルビニ
ルエーテルを塩基触媒存在下で縮合させる方法が、特開
昭48−34112号公報に記載されている。また、
(メタ)アクリル酸ハライドとヒドロキシアルキルビニ
ルエーテルとを縮合させる方法や、(メタ)アクリル酸
エステルとヒドロキシアルキルビニルエーテルとをエス
テル交換させる方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法では、等モル量の塩が副生する、原料が高
価または工業的に入手困難である等の問題点を有してい
る。本発明は上記のごとき状況に鑑みてなされたもので
あり、ビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル
類を経済的に効率よく製造する方法を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、ビニロ
キシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類を経済的に
製造する方法を提供するため、鋭意検討を重ねた結果、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類とビ
ニルエーテル類および/またはカルボン酸ビニルエステ
ルとを反応させることによって、経済的にビニロキシア
ルキル(メタ)アクリル酸エステル類を製造することが
できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】即ち、本発明は、下記一般式(1): CH2=CR1−COO−R2−OH (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残基
を表す)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類と、下記一般式(2): CH2=CH−O−R3 (式中、 R3は有機残基を表す)で表わされるビニルエ
ーテル化合物(I)および/または下記一般式(3): R4COO−CH=CH2 (式中、 R4は水素原子または有機残基を表す)で表さ
れるカルボン酸ビニルエステル化合物(II)とを反応
させることを特徴とする、下記一般式(4): CH2=CR1−COO−R2−O−CH=CH2 (式中、 R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残
基を表す)で表されるビニロキシアルキル(メタ)アク
リル酸エステル類の製造方法に関する。前記反応は、パ
ラジウム系化合物を触媒として用いることが好ましいも
のである。また前記反応は、重合禁止剤の存在下に行う
ことが好ましいものある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態につ
いて詳しく説明する。本発明において原料として用いら
れる一般式(1)で表されるヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリル酸エステル類は、式中のR1で示される置
換基が水素原子またはメチル基であり、 式中のR2で示
される置換基が有機残基で構成される化合物であれば、
特に限定されるものではない。R2で表される有機残基
とは、例えば炭素数1〜 18の直鎖状、分岐状、また
は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアル
キル基、炭素数1〜8のハロゲン化(例えば塩素化、臭
素化またはフッ素化)アルキル基、末端水酸基を除くポ
リエチレングリコール骨格、末端水酸基を除くポリプロ
ピレングリコール骨格、またはアリール基である。これ
らのうち、炭素数1〜4のアルキル基が好適に用いられ
る。
【0008】前記一般式(1)で表されるヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリル酸エステル類の代表例として
は、特に限定されるものではないが、具体的には、アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキ
シプロピル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、アク
リル酸4−ヒドロキシブチル、ポリエチレングリコール
モノアクリル酸エステル、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリル酸エステル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリ
ル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸4−ヒドロ
キシブチル、ポリエチレングリコールモノメタクリル酸
エステル、ポリプロピレングリコールモノメタクリル酸
エステル等が挙げられる。
【0009】本発明において原料として用いられる一般
式(2)で表されるビニルエーテル類は、式中のR3
示される基が有機残基で構成される化合物であれば、特
に限定されるものではない。R3で表される有機残基と
しては、例えば炭素数1〜18の直鎖状、分枝状または
環状のアルキル基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル
基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2
〜20のアセトキシアルキル基、炭素数1〜8のハロゲ
ン化(例えば塩素化、臭素化またはフッ素化)アルキル
基、アルケニル基、またはアリール基である。これらの
うち、炭素数1〜10のアルキル基が好適に用いられ
る。
【0010】前記一般式(2)で表されるビニルエーテ
ル化合物(I)の代表例としては、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテ
ル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエ
ーテル、t−ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエ
ーテル、ヘキシルビニルエーテル、ヘプチルビニルエー
テル、オクチルビニルエーテル、ノニルビニルエーテ
ル、デカニルビニルエーテル、アリルビニルエーテル、
フェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等が
挙げられ、好ましくは、メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プ
ロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテルであ
る。
【0011】前記一般式(1)で表されるヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリル酸エステル類と前記一般式
(2)で表わされるビニルエーテル化合物(I)の反応
初期におけるモル比は、特に限定されるものではない
が、50/1〜1/50の範囲内であればよい。上記範
囲内でも30/1〜1/30の範囲内が好ましく、20
/1〜1/20の範囲内がより好ましく、10/1〜1
/10の範囲内が特に好ましい。前記一般式(1)で表
されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル
類または前記一般式(2)で表わされるビニルエーテル
類のどちらかを上記範囲内よりも過剰に添加しても、収
率の向上および反応時間の短縮等の効果は望められず、
過剰な原料の回収工程が長くなり、経済的に不利とな
る。
【0012】本発明において原料として用いられる一般
式(3)で表されるカルボン酸ビニルエステル化合物
(II)は、式中のR4で示される基が水素原子または
有機残基で構成される化合物であれば、特に限定される
ものではない。R4で表される有機残基としては、例え
ば炭素数1〜18の直鎖状、分枝状または環状のアルキ
ル基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、炭素数2
〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアセ
トキシアルキル基、炭素数1〜8のハロゲン化(例えば
塩素化、臭素化またはフッ素化)アルキル基、アルケニ
ル基、またはアリール基である。これらのうち、炭素数
1〜10のアルキル基が好適に用いられる。
【0013】前記一般式(3)で表されるカルボン酸ビ
ニルエステル化合物(II)の代表例としては、ぎ酸ビ
ニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
イソ酪酸ビニル、吉草酸ビニル、ピバル酸ビニル、ヘキ
サン酸ビニル、ヘプタン酸ビニル、オクタン酸ビニル、
ノナン酸ビニル、デカン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、
2−エチルヘキサン酸ビニル、ネオノナン酸ビニル、ネ
オデカン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸
ビニル、シクロヘキサン酸ビニル、アクリル酸ビニル、
メタクリル酸ビニル、クロトン酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、桂皮酸ビニル等が挙げられ、好ましくは、ぎ酸ビニ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イ
ソ酪酸ビニル、吉草酸ビニル、ピバル酸ビニルである。
【0014】前記一般式(1)で表されるヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリル酸エステル類と前記一般式
(3)で表わされるカルボン酸ビニルエステル類の反応
初期におけるモル比は、特に限定されるものではない
が、20/1〜1/20の範囲内であればよい。上記範
囲内でも10/1〜1/10の範囲内が好ましく、5/
1〜1/5の範囲内がより好ましく、3/1〜1/3の
範囲内が特に好ましい。前記一般式(1)で表されるヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類または
前記一般式(3)で表わされるカルボン酸ビニルエステ
ル類のどちらかを上記範囲内よりも過剰に添加しても、
収率の向上および反応時間の短縮等の効果は望められ
ず、過剰な原料の回収工程が長くなり、経済的に不利と
なる。本発明は触媒を使用することが好ましく、特にパ
ラジウムを含有する触媒が好ましく、さらには、パラジ
ウム錯体を含有する触媒が好ましい。
【0015】前記パラジウムを含有する触媒としては特
に限定されるわけではないが、具体的には、塩化パラジ
ウム、酢酸パラジウム、硝酸パラジウム、酸化パラジウ
ム、およびパラジウム錯体が挙げられる。
【0016】パラジウム錯体としては特に限定されるわ
けではないが、具体的には、ジアセタト(1,10−フ
ェナントロリン)パラジウム、ジアセタト(2,2’−
ビピリジン)パラジウム、ジアセタト(エチレンジアミ
ン)パラジウム、ジアセタト(2,4−ペンタンジアミ
ン)パラジウム、ジアセタト(1,2−シクロヘキサン
ジアミン)パラジウム、ジアセタト(N,N,N’,
N’−テトラメチレンジアミン)パラジウム、ジクロロ
(1,10−フェナントロリン)パラジウム、ジクロロ
(2,2’−ビピリジン)パラジウム、ジクロロ(エチ
レンジアミン)パラジウム、ジクロロ(2,4−ペンタ
ンジアミン)パラジウム、ジクロロ(1,2−シクロヘ
キサンジアミン)パラジウム、ジクロロ(N,N,
N’,N’−テトラメチレンジアミン)パラジウム、
(2,2’−ビピリジン)ジニトロパラジウム、(2,
2’−ビピリジン)ジメチルパラジウム、ジネオペンチ
ル(2,2’−ビピリジン)パラジウム、ジクロロビス
(ピリジン)パラジウム、ジクロロビス(ヒドラジン)パ
ラジウム、ジアンミンジブロモパラジウム、テトラアン
ミンジクロロパラジウム、ジアンミンジニトロパラジウ
ム、ビス(アセトニトリル)ジクロロパラジウム、ビス
(ベンゾニトリル)ジクロロパラジウム、ジクロロビス
(イソシアニド)パラジウム、ジクロロビス(フェニル
イソシアニド)パラジウム、テトラクロロビス(η−エ
チレン)二パラジウム、ジ−η−クロロ−ビス[クロロ
(エチレン)パラジウム]、ジクロロ(エチレン)パラジウ
ム、(η3−アリル)(η5−シクロペンタジエニル)パ
ラジウム、(η3−アリル)(η5−ペンタメチルシクロ
ペンタジエニル)パラジウム、ジクロロ(η4−1,5
−シクロオクタジエン)パラジウム、(クロロ)(η4
−1,5−シクロオクタジエン)(メチル)パラジウ
ム、ビス(η−アリル)ジクロロ二パラジウム、ジ−η
−クロロ−ビス[η−アリルパラジウム]、ジクロロビ
ス(ホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(トリブチ
ルホスフィン)パラジウム、ブロモ(メチル)ビス(ト
リエチルホスフィン)パラジウム、trans−ジメチルビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジニトロビ
ス(ホスフィン)パラジウム、アンミンジクロロ(ホス
フィン)パラジウム、ジクロロ(η4−テトラフェニル
シクロブタジエン)パラジウム、テトラクロロビス(ホ
スフィン)二パラジウム、ビス(8−キノリノラト)パ
ラジウム、ビス(サリチルアルデヒドオキシマト)パラ
ジウム、ビス(ジメチルグリオキシマト)パラジウム、
ビス(ベンジルメチルグリオキシマト)パラジウム、ビ
ス(N−エチルサリチルアルジミナト)パラジウム、ビ
ス(アセチルアセトナト)パラジウム、[ビス(アセチ
ルアセトン)エチレンジアミナト]パラジウム、ビス
(グリシナト)パラジウム、(η−1−アセチル−2−
ヒドロキシアリル)クロロ(トリフェニルホスフィン)
パラジウム、ジ−η−クロロビス[(η−1−アセチル
−2−ヒドロキシアリル)パラジウム]等が挙げられ
る。
【0017】これらの内、塩化パラジウム、酢酸パラジ
ウム、硝酸パラジウム、ビス(アセトニトリル)ジクロ
ロパラジウム、ビス(ベンゾニトリル)ジクロロパラジ
ウム、ジアセタト(1,10−フェナントロリン)パラ
ジウム、ジアセタト(2,2’−ビピリジン)パラジウ
ム、ジアセタト(エチレンジアミン)パラジウム、ジア
セタト(2,4−ペンタンジアミン)パラジウム、ジア
セタト(1,2−シクロヘキサンジアミン)パラジウ
ム、ジクロロ(1,10−フェナントロリン)パラジウ
ム、ジクロロ(2,2’−ビピリジン)パラジウム、ジ
クロロ(エチレンジアミン)パラジウム、ジクロロ
(2,4−ペンタンジアミン)パラジウム、ジクロロ
(1,2−シクロヘキサンジアミン)パラジウムが好ま
しい。
【0018】これらのパラジウム錯体は、予めパラジウ
ム錯体として合成および単離したもの反応系中に添加す
るばかりではなく、酢酸パラジウム、塩化パラジウム等
のパラジウム化合物と1,10−フェナントロリン、
2,2’−ビピリジン等の配位子により、反応系中でパ
ラジウム錯体を生成させる方法であってもよい。
【0019】前記パラジウム触媒の使用量は、用いる前
記一般式(1)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)
アクリル酸エステル類や、一般式(2)で表されるビニ
ルエーテル類および一般式(3)で表されるカルボン酸
ビニルエステル類の種類や組み合わせにもよるが、該ビ
ニルエーテル類または該カルボン酸ビニルエステル類1
モルに対して0.001〜0.1モル、より好ましくは
0.005〜0.05モルの範囲内となるように使用す
ればよい。触媒の使用量が0.001モルよりも少ない
場合には、活性が十分に発揮されにくく、また、触媒の
使用量を0.1モルよりも多くしても、触媒の増加に比
例した反応時間の短縮等のさらなる向上は望めず、使用
した触媒の一部が無駄になり経済的に不利となるばかり
でなく、触媒の安定性からも好ましくない。
【0020】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エ
ステル類と化合物(I)との反応においては、反応系中
にパラジウム錯体に対して、1,10−フェナントロリ
ン、2,2’−ビピリジン、エチレンジアミン、2,4
−ペンタンジアミン、1,2−シクロヘキサンジアミン
等の窒素化合物をさらに添加することが収率を向上させ
る点で好ましい。窒素化合物としては、特に限定される
ものではないが、1,10−フェナントロリン、2,
2’−ビピリジン、エチレンジアミン、2,4−ペンタ
ンジアミン、1,2−シクロヘキサンジアミン、N,
N,N’,N’−テトラメチレンジアミン、ピリジン、
ヒドラジン等が挙げられる。これらの内、1,10−フ
ェナントロリン、2,2’−ビピリジン、エチレンジア
ミン、2,4−ペンタンジアミン、1,2−シクロヘキ
サンジアミンがより好ましく、1,10−フェナントロ
リンまたは2,2’−ビピリジンが特に好ましい。
【0021】添加する窒素化合物の量は、パラジウム錯
体を構成するパラジウム原子に1モルに対して、0〜1
00モルの範囲が好ましく、より好ましくは1〜80モ
ルの範囲であり、特に好ましくは5〜50モルの範囲で
ある。窒素化合物の添加量をパラジウム原子1モルに対
して100モルより多くしても収率のさらなる向上は望
めず、経済的に有利でない。
【0022】また、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類と化合物(II)との反応おいて、反応
系中に塩基性化合物を存在させることが転化率および選
択率の点で好ましい。前記塩基性化合物としては、特に
限定されるものではないが、具体的には、ギ酸リチウ
ム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸マグネシウ
ム、ギ酸カルシウム、ギ酸バリウム、酢酸リチウム、酢
酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸マグネシウム、酢酸
カルシウム、酢酸バリウム、プロピオン酸リチウム、プ
ロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム、プロピ
オン酸マグネシウム、プロピオン酸カルシウム、プロピ
オン酸バリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バ
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、パラ
トルエンスルホン酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム等のアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属塩;リン酸チタン、リン酸クロム、リン酸マンガ
ン、リン酸鉄、リン酸コバルト、リン酸ニッケル等の遷
移金属原子のリン酸塩;タングステン酸ナトリウム、亜
テルル酸ナトリウム、モリブデン酸ナトリウム、セレン
酸ナトリウム、クロム酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム等の酸素酸塩;エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム、エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム、エチレンジ
アミン四酢酸四ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二
ナトリウム・バリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナト
リウム・カドミウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム・カルシウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム・コバルト、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・
銅、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・水銀、エチ
レンジアミン四酢酸二ナトリウム・マグネシウム、エチ
レンジアミン四酢酸二ナトリウム・マンガン、エチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム・ニッケル、エチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム・鉛、エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム・亜鉛、エチレンジアミン四酢酸ナトリウ
ム・鉄、エチレンジアミン四酢酸二カリウム、エチレン
ジアミン四酢酸三カリウム、エチレンジアミン四酢酸二
カリウム・マグネシウム等のエチレンジアミン四酢酸錯
塩等が挙げられる。これらは単独でも、あるいは2種以
上を適宜組み合わせて使用することができる。これらの
中でも、炭酸水素ナトリウム、塩化カルシウム、モリブ
デン酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム、チオ硫
酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・
亜鉛が好適に用いられる。特に、炭酸水素ナトリウム、
モリブデン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム・亜鉛がより好適に用いられる。
【0023】上記塩基性化合物の添加量は、パラジウム
触媒を構成するパラジウム原子1モルに対して、0.0
01〜3モル、好ましくは0.01〜2モル、より好ま
しくは0.05〜1.8モル、特に好ましくは0.1〜
1.5モルの範囲内となるように添加すればよい。
【0024】また本発明において、原料である前記一般
式(1)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類および生成物である前記一般式(4)で
表されるビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステ
ル類は重合性化合物であり、重合禁止剤の存在下で反応
させることが、これらの化合物の重合を抑制し、収率の
点で好ましい。前記重合禁止剤としては、特に限定され
るものではないが、ヒドロキノン、メトキシヒドロキノ
ン、ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール等
のキノン系重合禁止剤;2,6−ジ−tert−ブチル
フェノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェノー
ル、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノー
ル、2,6―ジ―tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノール
等のアルキルフェノール系重合禁止剤;アルキル化ジフ
ェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、フェノチアジン等のアミン系重合禁止剤;ジ
メチルジチオカルバミン酸銅、ジエチルジチオカルバミ
ン酸銅、ジブチルジチオカルバミン酸銅等のジチオカル
バミン酸銅系重合禁止剤等が挙げられる。これらは単独
でも、あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用するこ
とができる。これらのなかでも、キノン系重合禁止剤、
特にヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、ベンゾキノ
ン、p−tert−ブチルカテコールおよびフェノチア
ジンが好適に用いられる。
【0025】上記重合禁止剤の添加量は、用いる前記一
般式(1)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アク
リル酸エステル類の種類にもよるが、該ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリル酸エステル類の0.001〜5重
量%、好ましくは0.005〜1重量%、特に好ましく
は0.01〜0.1重量%の範囲内となるように添加す
ればよい。重合禁止剤の添加量が0.001%よりも少
ない場合には、前記の重合を十分抑制することができな
くなる。一方、重合禁止剤の添加量を5重量%よりも多
くしても、重合禁止剤の増加に比例した重合防止効果の
さらなる向上は望めず、添加した重合禁止剤の一部が無
駄になり、経済的に不利となる。
【0026】反応温度は、−40℃〜150℃の範囲内
が好ましく、−10℃〜100℃の範囲内がより好まし
く、10℃〜80℃の範囲が特に好ましい。反応温度
が、−40℃以下では反応速度が遅すぎ、反応時間が長
くなりすぎるため好ましくなく、反応温度が、150℃
以上では、反応副生成物が増加するばかりでなく触媒の
安定性からも好ましくない。反応時間は、上記反応が完
結するように、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸
エステル類、化合物(I)、化合物(II)、触媒およ
び有機溶剤の種類や組み合わせ、使用量等に応じて適宜
設定すればよい。また反応圧力は、前記一般式(1)で
表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステ
ル類の種類と反応温度の組み合わせにもよるが、反応系
が液体状態に保たれるならば、特に限定されるものでは
なく、常圧(大気圧)、減圧、加圧の何れであってもよ
い。
【0027】本発明では特に溶剤を使用する必要は無い
が、有機溶剤を使用することもできる。有機溶剤は、特
に限定されるものではないが、例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエ
ーテル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
極性溶媒類:クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエ
タン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類等が挙
げられる。
【0028】上記有機溶剤の使用量は、用いる前記一般
式(1)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル類およびビニルエーテル類の組み合わせに
もよるが、該ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エ
ステル類およびビニルエーテル類を合わせた総量の0〜
200重量%、好ましくは0〜100重量%、さらに好
ましくは0〜80重量%、特に好ましくは0〜70重量
%の範囲内となるように使用すればよい。有機溶剤の使
用量が200重量%よりも多い場合には、一般式(4)
で表されるビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エス
テル類を効率的に製造できなくなる場合がある。
【0029】本発明により製造されるビニロキシアルキ
ル(メタ)アクリル酸エステル類は、前記一般式(4)
で表され、式中のR1およびR2は、各々前記一般式
(1)の定義と同様である。本発明にしたがって製造さ
れたビニロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類
は、反応溶液を精製することによって得ることができ
る。上記精製手段は特に限定されるものではないが、蒸
留法、抽出法およびカラムクロマト法等によって分離・
精製することができる。これらの方法は組み合わせて実
施してもよい。これらの内、蒸留法が特に好ましい。
【0030】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。 実施例 1 容量200mlのフラスコにエチルビニルエーテル 7
1.96g(1.00モル)、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル 11.56g(0.10 モル)、ジアセタト
(2,2’−ビピリジン)パラジウム(II)0.61g
(1.6ミリモル)、フェノチアジン5.8mgを仕込
み、30℃で攪拌しながら24時間保持した。反応液を
GC−14B型ガスクロマトグラフィー((株)島津製
作所製;以下「GC」という)により測定した結果、目
的とするアクリル酸2−ビニロキシエチルの収率は53
モル%であった。
【0031】実施例 2 2、2’−ビピリジン 5.00g(32.0ミリモ
ル)を添加した以外は、実施例1と同じ操作を行った。
反応液をGCにより測定した結果、目的とするアクリル
酸2−ビニロキシエチルの収率は67モル%であった。
【0032】実施例 3 パラジウム錯体をジアセタト(1,10−フェナントロ
リン)パラジウム 0.65g、窒素化合物を1,10
−フェナントロリン 5.77g、重合禁止剤をメトキ
シヒドロキノン6.3mgとした以外は、実施例2と同
じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結果、目
的とするアクリル酸2−ビニロキシエチルの収率は68
モル%であった。
【0033】実施例 4 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類をメ
タクリル酸2−ヒドロキシエチルとした以外は、実施例
2と同じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結
果、目的とするメタクリル酸2−ビニロキシエチルの収
率は67モル%であった。
【0034】実施例 5 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類をア
クリル酸4−ヒドロキシブチルとした以外は、実施例2
と同じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結
果、目的とするアクリル酸4−ビニロキシブチルの収率
は65モル%であった。
【0035】実施例 6 容量100mlのフラスコに酢酸ビニル 25.43g
(0.30モル)、アクリル酸2−ヒドロキシエチル
11.59g(0.10 モル)、塩化パラジウム8
4.7mg(0.48ミリモル)、フェノチアジン5.
8mgを仕込み、40℃で攪拌しながら30分間保持し
た。反応液をGCにより測定した結果、目的とするアク
リル酸2−ビニロキシエチルの収率は45モル%、選択
率は51モル%であった。
【0036】実施例 7 炭酸水素ナトリウム41.7mg(0.50ミリモル)
を添加した以外は、実施例6と同じ操作を行った。反応
液をGCにより測定した結果、目的とするアクリル酸2
−ビニロキシエチルの収率は56モル%、選択率は83
モル%であった。
【0037】実施例 8 モリブデン酸ナトリウム123.8mg(0.51ミリ
モル)を添加し、重合禁止剤をメトキシヒドロキノン
6.3mgとした以外は、実施例6と同じ操作を行っ
た。反応液をGCにより測定した結果、目的とするアク
リル酸2−ビニロキシエチルの収率は53モル%、選択
率は81モル%であった。
【0038】実施例 9 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム亜鉛231.8m
g(0.49ミリモル)を添加した以外は、実施例6と
同じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結果、
目的とするアクリル酸2−ビニロキシエチルの収率は5
4モル%、選択率は80モル%であった。
【0039】実施例 10 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類をメ
タクリル酸2−ヒドロキシエチルとした以外は、実施例
7と同じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結
果、目的とするメタクリル酸2−ビニロキシエチルの収
率は55モル%、選択率は82モル%であった。
【0040】実施例 11 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類をア
クリル酸4−ヒドロキシブチルとした以外は、実施例7
と同じ操作を行った。反応液をGCにより測定した結
果、目的とするアクリル酸4−ビニロキシブチルの収率
は52モル%、選択率は83モル%であった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ビニロキシアルキル
(メタ)アクリル酸エステル類を経済的に生産性良く製
造することができる。本発明により得られるビニロキシ
アルキル(メタ)アクリル酸エステル類は、医農薬原
料、有機合成中間体として有用な化合物である。さら
に、ラジカル重合性基とイオン重合性基を併せ持つこと
から、架橋剤や粉体塗料、さらに重合性材料等に広範囲
に用いることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1): CH2=CR1−COO−R2−OH (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残基
    を表す)で表されるヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
    ル酸エステル類と、下記一般式(2): CH2=CH−O−R3 (式中、R3は有機残基を表す)で表わされる化合物
    (I)および/または下記一般式(3): R4COO−CH=CH2 (式中、R4は水素原子または有機残基を表す)で表さ
    れる化合物(II)とを反応させることを特徴とする下
    記一般式(4): CH2=CR1−COO−R2−O−CH=CH2 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は有機残基
    を表す)で表されるビニロキシアルキル(メタ)アクリ
    ル酸エステル類の製造方法。
  2. 【請求項2】 パラジウムを含有する化合物を触媒とす
    る請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 重合禁止剤の存在下に反応させる請求項
    1または2記載の製造方法。
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