JP2001220214A - セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉 - Google Patents

セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉

Info

Publication number
JP2001220214A
JP2001220214A JP2000023242A JP2000023242A JP2001220214A JP 2001220214 A JP2001220214 A JP 2001220214A JP 2000023242 A JP2000023242 A JP 2000023242A JP 2000023242 A JP2000023242 A JP 2000023242A JP 2001220214 A JP2001220214 A JP 2001220214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
firing
furnace
ceramic member
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000023242A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Miwa
真一 三輪
Toshiharu Kinoshita
寿治 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2000023242A priority Critical patent/JP2001220214A/ja
Publication of JP2001220214A publication Critical patent/JP2001220214A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/60Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック部材を連続炉によって工業的に迅
速焼成する場合、焼成変形の少ない、冷め割れの少な
い、歩留まりの高い焼成方法とそれに適した連続炉を提
供する。 【解決手段】 セラミック成形体5を載置する多数の容
器6が連続炉の入口から出口に縦列状態で移行して焼成
が行われるセラミック部材の焼成方法である。各容器6
に載置されたセラミック成形体5が、容器6と共に炉床
2から噴出する気体によって空中に浮上しかつ回転しな
がら焼成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、セラミック部材
の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉に関する。
本発明は、半導体製造装置用のヒーター、サセプター、
あるいは自動車用のターボチャージャーローターなどの
部材として用いられる窒化珪素、窒化アルミニウム又は
炭化珪素の部材を不活性ガス中で高温で焼成する際に特
に好適である。
【0002】
【従来の技術】 セラミック部材の連続炉による高温焼
成は、例えば図11に示す通り、セラミック成形体を載
置したサヤ24をCCコンポジット又は炭化珪素で構成
されたベルト駆動方式25によって炉の入口から出口に
搬送し、昇温域、焼成帯、降温域を通過させ焼成が行わ
れる。
【0003】 炉内の断面構成は電熱ヒータを用いた炉
の場合、図12に示す通り、ヒーター11が炉の天井、
側壁、炉床の内壁面に設けられ、サヤ24を上下左右か
ら加熱する。又、ヒーター11とサヤ24の間にはヒー
ター11から受熱した熱を炉内に均一に放熱する均熱筒
12が設けられている。ヒーター11の外壁側には断熱
材13及び水冷ジャケット14が設けられ、炉の外壁表
面温度を低くする炉壁構造とされている。また、誘導コ
イルを用いた炉の場合、図13に示す通り、誘導コイル
26が炉の天井、側壁、炉床の内壁面に設けられ、サヤ
24を上下左右から加熱する。又、誘導コイル26とサ
ヤ24の間にはコイルから誘導加熱されて炉内に熱を均
一に放熱する均熱筒12と断熱材13が設けられてい
る。ヒーター11の外壁側には水冷ジャケット14が設
けられ、炉の外壁表面温度を低くする炉壁構造となって
いる。
【0004】 この様な構成からなる連続炉により、セ
ラミック部材を載置したサヤを炉内に搬送し、昇温域、
焼成帯、降温域を通過させ焼成した場合、焼成変形が発
生しやすい。昇温域に侵入したサヤ及びサヤ内のセラミ
ック部材は、焼成帯側から高い熱を受け、入口側の面よ
りも高温になる。
【0005】 セラミック部材の進行方向側の面と入口
側の面とで温度差を生じることにより焼成収縮に差を生
じ、その結果、焼成変形を生じる。昇温域で焼成変形し
たセラミック部材は焼成帯域において修正されることな
く焼成収縮が進む。降温域においてはサヤ及びセラミッ
ク部材は出口側が早く冷却されるため、出口側の面と焼
成帯側の面とで温度差を生じる。降温速度が速い場合は
冷め割れを発生する場合もある。さらには、焼成変形し
た焼成体は修正されずに変形したままである。
【0006】 この様な焼成変形や冷め割れは、昇温・
降温速度が速い場合、焼成温度が高い場合、あるいは非
焼成セラミック部材が棒状部を有する場合、複雑形状の
場合などに特に発生しやすい。半導体製造装置用のヒー
ター、サセプター、あるいは自動車用のターボチャージ
ャーローターなどの部材として用いられる窒化珪素、窒
化アルミニウム、又は炭化珪素部材を不活性ガス中で1
600℃以上の高温で迅速焼成する際に特に発生しやす
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、上述した
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、セラミック部材を連続炉によって工業的に迅速
焼成する場合、焼成変形の少ない、冷め割れの少ない、
歩留まりの高い焼成方法を提供することにある。又、そ
の焼成方法に適した連続炉を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、セラ
ミック成形体を載置する多数の容器が連続炉の入口から
出口に縦列状態で移行して焼成が行われるセラミック部
材の焼成方法において、各容器に載置されたセラミック
成形体が、該容器と共に炉床から噴出する気体によって
空中に浮上しかつ回転しながら焼成されることを特徴と
するセラミック部材の焼成方法が提供される。
【0009】 本発明においては、炉床より噴出する気
体が不活性ガスであることが好ましい。
【0010】 又、本発明においては、セラミック部材
を載置する容器が円形であって、容器の円形寸法に対応
した凹部を有する保持板の凹部内にセラミック部材を載
置した容器を載置し、炉床から噴出する気体が保持板の
底部に設けられた通気孔を通って容器の底面に衝突し、
容器底面に設けられた中心から周囲に向かう渦巻状の溝
に沿って気流が流れることにより容器を回転させること
が好ましい。
【0011】 さらに、本発明においては、セラミック
部材を載置した容器をのせた円板状の敷板を敷板の円形
寸法に対応した凹部を有する保持板の凹部内に載置し、
炉床から噴出する気体が保持板の底部に設けられた通気
孔を通って敷板の底面に衝突し、敷板底面に設けられた
中心から周囲に向かう渦巻状の溝に沿って気流が流れる
ことにより敷板及び容器を回転させることが好ましい。
【0012】 本発明においては、保持板が炉床から噴
出する気体によって空中に浮上して炉内を移行させるこ
とが好ましい。
【0013】 又、本発明においては、容器が側面に突
起物を有し、容器が炉内を進行すると共に突起物が炉内
側壁面に設けられた凸部と接触することにより容器を回
転させることが好ましい。
【0014】 さらにまた、本発明においては、セラミ
ック成形体が窒化珪素、窒化アルミニウム、又は炭化珪
素を主成分とするセラミック成形体であることが好まし
い。
【0015】 本発明によれば、セラミック成形体を載
置した容器を炉の入口から出口へ縦列状態で移行させる
押出手段と、炉の内壁面に設けられた電熱ヒーター、誘
導コイル、又はラジアントヒーターによる炉内加熱手段
と、炉の外壁面を低温度に維持する断熱手段と、炉床部
より気体を噴出し、該容器を空中に浮上させる浮上手段
と、浮上状態にある該容器を回転させる回転手段とを備
えたことを特徴とするセラミック部材焼成用連続炉が提
供される。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定され
るものでないことはいうまでもない。図1は本発明のセ
ラミック部材焼成用連続炉1の1例を示すものである。
炉内の断面構造を図2に示す。炉床は断面中空の炉床体
2から構成されており、炉床体2は上面3のみが通気性
を有し、側面2a及び底面2bはガスタイトである。
又、炉床体の両炉壁側には上面より上方に炉の入口から
出口方向へと伸びるガイド板4が炉床体3と一体的に設
けられている。
【0017】 セラミック部材5を載置した容器6は円
板状の敷板7の上に乗せ、敷板7の外径に対応する円形
の凹部8aを有する保持板8の凹部内に敷板と共に載置
する。保持板8は図3に示す通り、敷板7及び容器6を
底面8bで受けて保持すると共に、炉床体2の中空部9
に加圧気体を入れ、炉床体の上面3より気体を噴出させ
た場合には、噴出した気体が保持板の底部8bに設けら
れた通気孔8cを通り、敷板7の底面7aに衝突し敷板
7を保持板凹部8a内にて浮上させる。その状態を図4
及び図5に示す。
【0018】 図4はセラミック部材5を載置した容器
6と敷板7と保持板8が炉床体2の上部に位置する状態
を示す。図5は炉床体上面3より噴出する気体によって
保持板8、敷板7、容器6が浮上する状態及び敷板7、
容器6が回転する状態を示す。
【0019】 敷板7の底面7aには、図6に示す通
り、中心から周囲に伸びる渦巻き状の溝7bが設けられ
ており、敷板7の底面7aに衝突した気体が渦巻き状の
溝7bを高速で通過することにより敷板7は容器6と共
に回転する。尚、敷板の底面7aにはガス溜まり部7c
を設け、一旦気体をガス溜まり部7cで受けてから渦巻
き状の溝7bに気流を流し、敷板7に回転力を発生させ
ることが好ましい。
【0020】 図7に示す通り、保持板8は炉床体2の
両サイドに設けられたガイド板4に沿って押出機10に
よって炉の入口から出口へと連続的又は間歇的に移行さ
れる。その際、保持板8は、炉床体の上面より噴出する
気体によって浮上していることが好ましい。保持板底面
が炉床体の上面と摺動し、両者が損耗、破損することが
防止され、また保持板を押す力も小さくできるとの利点
が得られる。又、気体は不活性ガスが好ましい。窒化珪
素部材や炭化珪素部材等の焼成が可能となり、又、炉床
体などに黒鉛質や炭化珪素などの熱間強度の大きい炉材
を使用することが可能となる。
【0021】 次に電熱ヒーターを用いた炉を例にして
炉内断面の構成について説明をする。電熱ヒーター11
が天井、側壁、底面の内壁面に設けられ、炉床体2及び
セラミック部材5を載置した容器6を上下左右より加熱
する。又、ヒーター11とこれら炉床体2、容器6との
間にはヒーター11からの熱を炉内に均熱に放熱する均
熱筒12が挿着されている。ヒーター11より外壁側に
は断熱材13、水冷ジャケット14が設けられ、炉の外
壁表面温度を低温度に維持させている。
【0022】 かかる炉壁構成の連続炉1を用いて、セ
ラミック部材5を載置した容器6を炉の入口から出口へ
と縦列状態に順次搬入移行させてセラミック部材5を焼
成した場合、保持板8は浮上状態で炉床体2のガイド板
4に沿って進行し、セラミック部材5を載置した容器6
を乗せた敷板7もまた保持板の凹部8a内で浮上し、か
つ回転しながら昇温域、焼成帯、降温域を進行する。
【0023】 この様に、セラミック部材5は昇温域、
焼成帯、降温域で回転しながら出口方向へと移行するた
め、受熱、および冷却において偏熱がなく、セラミック
部材は絶えず全面が均熱に加熱、冷却される。したがっ
て、焼成変形及び冷め割れが阻止され、寸法精度に優れ
たセラミック部材が高歩留まりで得られる。焼成スケジ
ュールが速い場合であっても焼成変形及び冷め割れが阻
止されるから工業的に多量の生産を可能にする。
【0024】 以上、本発明の実施態様について説明し
たが、他の種々の実施態様も可能である。敷板を使用せ
ず、直接保持板の凹部に円形状の容器をセットし、かつ
容器の底面に中心から周囲に向かう渦巻状の溝を形成さ
せておけば、炉床体の上面より噴出した気体は保持板の
底部の通気孔を通過し、容器の底部に衝突し、渦巻き状
の溝を高速で通過することにより容器を浮上させ、回転
させる。
【0025】 又、敷板、容器の底面に上述の如き渦巻
状の溝を設けないで、容器の側部に突起物を設け、かつ
炉の内壁にも凸部を設けて、保持板の移行と共に容器の
突起物が炉壁の凸部と接触させれば、浮上状態の容器を
回転させることも可能である。更に、容器の側部に突起
物を設けないで、矩形状の容器とし、炉壁の凸部と容器
の角部を接触させれば、浮上状態の容器を回転させるこ
とも可能である。
【0026】 さらに、炉床体に一体的に設けられたガ
イド板を別体として両サイドのガイド板の間に炉床体を
止着させることも可能である。又、炉床体の通気性を有
する上面を、無数の細孔を穿孔した板、海綿網目状の連
通孔を有する多孔体、ハニカム等であっても良い。
【0027】
【実施例】 以下、本発明を実施例及び比較例に基づい
てさらに詳しく説明する。 (実施例、比較例)窒化珪素部材であって、図8に示す
通り、円筒状、矩形筒状、棒状部を有する円盤体の3種
類の形状をした供試体1〜9をサヤに載置し、図1に示
す連続炉を用い、図3〜6に示す本発明の焼成方法によ
って、供試体1〜9及びサヤ、敷板を浮上、回転させな
がら焼成した。
【0028】 焼成スケジュールは、室温から1000
℃までは400〜500℃/hr、1000℃から焼成
帯までは1500〜1800℃/hr、1800〜22
00℃の焼成帯で0.5hr焼成し、焼成帯から室温5
00℃までは1000〜1500℃/hrで、500℃
〜室温は放冷降温した。焼成して得られた供試体1〜9
の焼成変形量を測定し、その結果を表1に示した。供試
体1〜9ともに焼成変形量は0.2mm以下と極めて小
さく、寸法精度の高い窒化珪素部材が得られた。
【0029】
【表1】
【0030】 一方、比較体として、供試体と全く同一
の材質、形状の比較体1〜6を、サヤ、敷板を回転させ
ないで炉内を進行させ、焼成したこと以外は全て供試体
と同一条件で焼成し、その焼成変形量を測定した結果を
表1に示した。いずれの比較体も焼成変形量は0.7m
m以上の大きな焼成変形が発生していた。また、供試体
7〜9は変形は比較的少ないものの冷め割れが発生し
た。尚、供試体1〜9、比較体1〜9の焼成変形量は夫
々の形状にあわせて以下の方法で測定して求めた。
【0031】 供試体1,2,4,5,7,8及び比較
体1,2,4,5,7,8の焼成変形量の測定方法は、
図9に示した通り、サンプルを定盤上に横方向に置き、
一方を定盤上に押し当てる。押し当てた状態でサンプル
を回転し、定盤とサンプルの他端との隙間をスキマゲー
ジで測定し、最大の測定値を焼成変形量とした。
【0032】 供試体3,6,9及び比較体3,6,9
の焼成変形量の測定方法は、図10に示す通り、棒状部
17aを第1支持点と第2支持点上に乗せる。第1支持
点の位置は円盤部17bの底面より20mm、第2支持
点の位置は、第1支持点より35mmの位置で夫々棒状
部17aを支持している。又、第1支持点及び第2支持
点の形状は巾約5mmの細いVブロックである。
【0033】 又、円盤部17bの底面はストッパー2
3と接触しており、ストッパー23の先端は尖ってお
り、円盤部17bの回転摩擦を小さくし、回転を容易に
している。棒状部17aの先端部より5mmの位置に上
部より棒状部17aと接触するダイヤゲージが設けられ
ている。ストッパー、第1支持点、第2支持点は同一フ
レーム上に固定されており、供試体、比較体のみが回転
できる構造とされている。この様な状態で、供試体3,
6,9、比較体3,6,9を第1支持点、第2支持点上
で回転させ、棒状部17aの1回転中の上下移動量をダ
イヤルゲージで測定する。上下移動量を焼成変形量とし
た。
【0034】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の焼成方
法によれば、セラミック部材は容器と共に浮上し且つ回
転しながら炉内を進行し焼成されるから全面が均一に加
熱、焼成、冷却され、その結果、焼成変形の極めて小さ
い寸法精度の高いセラミック部材が得られる。又、寸法
精度が極めて厳しい高精密セラミック部材であっても加
工代を極めて小さくできるため製造コストを大幅に低減
できるとの効果が得られる。又、迅速焼成が可能とな
り、高歩留まりで多量に工業的生産が可能となる。更
に、本発明の連続炉によれば、セラミック部材が載置さ
れた容器を浮上、回転させながら均一焼成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセラミック部材焼成用連続炉の1例
を示す。
【図2】 本発明連続炉の断面構造を示す。
【図3】 容器及び敷板を載置する保持板を示す。
【図4】 セラミック部材を載置した容器と敷板と保持
板が、炉床体の上部に位置する状態を示す。
【図5】 炉床体上面より噴出する気体によって保持
板、敷板、容器が浮上する状態、及び敷板、容器が浮上
状態で回転する状態を示す。
【図6】 底面に中心から周囲に伸びる渦巻き状の溝が
設けられた敷板を示す。
【図7】 保持板が炉床体の両サイドに設けられたガイ
ド板に沿って押出機により炉の入口から出口に移行する
状態の上面図を示す。
【図8】 各種形状のセラミック部材を示す。
【図9】 円筒体の焼成変形量の測定方法を示す。
【図10】 棒状部のついた円盤状のセラミック部材の
焼成変形量の測定方法を示す。
【図11】 従来のセラミック部材の焼成用連続炉を示
す。
【図12】 従来のセラミック部材焼成用連続炉(電熱
ヒーター)の断面構造を示す。
【図13】 従来のセラミック部材焼成用連続炉(誘導
コイル)の断面構造を示す。
【符号の説明】
1…セラミック部材焼成用連続炉、2…炉床体、2a…
炉床体の側面、2b…炉床体の底面、3…炉床体の上
面、4…炉床体上部のガイド板、5…セラミック部材、
6…セラミック部材の容器、7…敷板、7a…敷板の底
面、7b…敷板の底面に設けられた渦巻き状の溝、7c
…敷板の底面に設けられたガス溜まり部、8…保持板、
8a…保持板の上面側に設けられた凹部、8b…保持板
の底面、8c…保持板の底面に設けられた通気孔、9…
炉床体の中空部、10…押出し機、11…ヒーター、1
2…均熱筒、13…断熱材、14…水冷ジャケット、1
5…円筒体のセラミック部材、16…矩形筒体のセラミ
ック部材、17…棒状部を有する円盤状のセラミック部
材、17a…棒状部、17b…円盤部、18…定盤、1
9…焼成変形量、20…第1支持点、21…第2支持
点、22…ダイヤルゲージ、23…ストッパー、24…
サヤ、25…ベルト駆動方式、26…誘導コイル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック成形体を載置する多数の容器
    が連続炉の入口から出口に縦列状態で移行して焼成が行
    われるセラミック部材の焼成方法において、 各容器に載置されたセラミック成形体が、該容器と共に
    炉床から噴出する気体によって空中に浮上しかつ回転し
    ながら焼成されることを特徴とするセラミック部材の焼
    成方法。
  2. 【請求項2】 該気体が不活性ガスであることを特徴と
    する請求項1に記載のセラミック部材の焼成方法。
  3. 【請求項3】 該容器が円形であって、該容器の円形寸
    法に対応した凹部を有する保持板の該凹部内に該容器を
    載置し、炉床から噴出する気体が該保持板の底部に設け
    られた通気孔を通って該容器の底面に衝突し、該容器底
    面に設けられた中心から周囲に向かう渦巻状の溝に沿っ
    て気流が流れることにより該容器が回転することを特徴
    とする請求項1に記載のセラミック部材の焼成方法。
  4. 【請求項4】 該容器を載置する円板状の敷板を該敷板
    の円形寸法に対応した凹部を有する保持板の該凹部内に
    載置し、炉床から噴出する気体が該保持板の底部に設け
    られた通気孔を通って該敷板の底面に衝突し、該敷板底
    面に設けられた中心から周囲に向かう渦巻状の溝に沿っ
    て気流が流れることにより該敷板及び該容器が回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセラミック部材の焼
    成方法。
  5. 【請求項5】 該保持板が炉床から噴出する気体によっ
    て空中に浮上して炉内を移行することを特徴とする請求
    項3又は請求項4に記載のセラミック部材の焼成方法。
  6. 【請求項6】 該容器が側面に突起物を有し、該容器が
    炉内を進行すると共に該突起物が炉内側壁面に設けられ
    た凸部と接触することにより該容器が回転することを特
    徴とする請求項1に記載のセラミック部材の焼成方法。
  7. 【請求項7】 該セラミック成形体が窒化珪素、窒化ア
    ルミニウム又は炭化珪素を主成分とするセラミック成形
    体であることを特徴とする請求項1に記載のセラミック
    部材の焼成方法。
  8. 【請求項8】 セラミック成形体を載置した容器を炉の
    入口から出口へ縦列状態で移行させる押出手段と、炉の
    内壁面に設けられた電熱ヒーター、誘導コイル又はラジ
    アントヒーターによる炉内加熱手段と、炉の外壁面を低
    温度に維持する断熱手段と、炉床部より気体を噴出し、
    該容器を空中に浮上させる浮上手段と、浮上状態にある
    該容器を回転させる回転手段とを備えたことを特徴とす
    るセラミック部材焼成用連続炉。
JP2000023242A 2000-01-31 2000-01-31 セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉 Withdrawn JP2001220214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023242A JP2001220214A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023242A JP2001220214A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001220214A true JP2001220214A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18549429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000023242A Withdrawn JP2001220214A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001220214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104864708A (zh) * 2015-05-07 2015-08-26 安徽贝意克设备技术有限公司 一种小型箱式旋转高温加热炉
KR20180009787A (ko) * 2015-06-23 2018-01-29 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 연속식 열처리로 및 그것을 사용한 세라믹 전자 부품의 제조 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104864708A (zh) * 2015-05-07 2015-08-26 安徽贝意克设备技术有限公司 一种小型箱式旋转高温加热炉
KR20180009787A (ko) * 2015-06-23 2018-01-29 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 연속식 열처리로 및 그것을 사용한 세라믹 전자 부품의 제조 방법
KR102000007B1 (ko) * 2015-06-23 2019-07-15 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 연속식 열처리로 및 그것을 사용한 세라믹 전자 부품의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101315878B (zh) 热处理炉及其制造方法
KR101360069B1 (ko) 종형 열처리 장치 및 그의 냉각 방법
US8755680B2 (en) Edge ring for a thermal processing chamber
CN108432342A (zh) 用于处理腔室的高温加热器
CN112509967A (zh) 边缘环和具有边缘环的热处理设备
KR100692936B1 (ko) 유리 시트용 굽힘 가공 장치 및 유리 시트의 굽힘 가공 방법
WO1996027897A1 (en) Thermal processing apparatus and process
JP2001220214A (ja) セラミック部材の焼成方法及びセラミック部材焼成用連続炉
JP5562518B2 (ja) 石英ガラスルツボ製造装置の電極構造
JPS63232422A (ja) 半導体ウエハの熱処理装置
JP2002208591A (ja) 熱処理装置
JP3985289B2 (ja) 連続式熱処理炉
JP2000356471A (ja) 連続搬送焼成炉
KR102581140B1 (ko) 열처리 장치
JPH05172471A (ja) 炉床回転式バッチ炉
JPH0791863A (ja) 可動熱反射板付真空炉
RU2241185C2 (ru) Электропечь для обжига керамических изделий
JP4415110B2 (ja) 高温熱処理炉
RU2082778C1 (ru) Устройство для термообработки деталей
CN114729442A (zh) 圆筒形溅射靶的制造方法以及该制造方法中使用的烧成夹具
JP3985284B2 (ja) 熱処理炉
JP2008072080A (ja) 加熱装置
JPH04292782A (ja) 焼成炉
JP2008280187A (ja) ガラスセルの製造方法
JP3933100B2 (ja) 熱処理炉

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403