JP2001218178A - 画像通信装置及びその制御方法 - Google Patents

画像通信装置及びその制御方法

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JP2001218178A JP2000348541A JP2000348541A JP2001218178A JP 2001218178 A JP2001218178 A JP 2001218178A JP 2000348541 A JP2000348541 A JP 2000348541A JP 2000348541 A JP2000348541 A JP 2000348541A JP 2001218178 A JP2001218178 A JP 2001218178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御系の異なるカメラに対するカメラ操作を
統一する。 【解決手段】 パン制御カーソル14の操作に対して
(S12)、パン制御カーソルの新しい位置に合わせて
相手局ビデオ・カメラのパン角度を計算し、コマンドU
5によりパンの絶対角度を指示する(S13)。チルト
制御、絞り制御及びズーム制御についても同様に、相手
局の絶対制御量を算出して相手局に送信する(S14〜
S19)。その後、ステータス信号返送要求コマンドに
より、相手局ビデオ・カメラの制御状態を要求し(S2
0)、所望の制御状態になるのを待つ(S21)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信装置及び
その制御方法に関し、より具体的には、例えばテレビ会
議システムに適した画像通信装置及びその制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】公衆通信回線のディジタル化及び高速化
により、動画像と音声を同時に伝送するテレビ会議シス
テム及びテレビ電話システムが利用可能な状況になって
きた。
【0003】従来のテレビ会議又はテレビ電話用の端末
では、会議参加者や通話者を撮影するカメラを雲台に設
置し、自局の操作パネルの専用操作ノブ等によりパンニ
ング、チルト、ズーム、絞りなどを制御できるようにな
っている。また、相手局からも通信回線を介して遠隔制
御できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通信相手端末の撮像装
置を通信回線を介して遠隔操作する場合に、相手端末の
撮像装置が異なるメーカのものであったり、設定が異な
っていたりして、相手端末の撮像装置にあわせた制御コ
マンドを用意するなどの対策が考えられる。
【0005】しかし、複数の端末と同時に通信している
場合などでは、制御情報端末ごとに変換方法を換えるこ
とは、自端末の負担が大きくなってしまう。
【0006】また、ネットワーク上に存在する全ての端
末について、制御情報の変換方法を記憶しておくことは
不可能ではないが、全てを記憶しておくことも多大な負
担になり、記憶しておくべき数が多くなればなれほど、
やはり現実的ではない。
【0007】そこで本発明は、通信相手端末の撮像装置
の制御を、自端末の負担を大きくすることなく行うこと
が出来る画像通信装置及びその制御方法を提示すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像通信装
置は、撮像装置を備える通信相手端末と、通信回線を介
して画像通信を行う画像通信装置であって、前記撮像装
置で撮影された画像を前記通信相手端末から受信する受
信する受信手段と、前記受信手段で受信した画像を表示
する表示手段と、前記通信相手端末の撮像装置の撮影範
囲を操作すべく、前記表示手段上の位置を指示する指示
手段と、前記指示手段で指示された位置から、撮像範囲
を変更すべき制御量を算出して、前記制御量を前記通信
相手端末に送信する送信手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】本発明に係る画像通信装置の制御方法は、
撮像装置を備える通信相手端末と、通信回線を介して画
像通信を行う画像通信装置の制御方法であって、前記撮
像装置で撮影された画像を前記通信相手端末から受信す
る受信する受信工程と、前記受信工程で受信した画像を
表示装置に表示する表示工程と、前記通信相手端末の撮
像装置の撮影範囲を操作すべく、前記表示装置上の位置
を指示する指示工程と、前記指示工程で指示された位置
から、撮像範囲を変更すべき制御量を算出して、前記制
御量を前記通信相手端末に送信する送信工程とを有する
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】本発明では、画像表示ウインドウ・システ
ムの1ウインドウとして、カメラの撮影画像を表示し、
当該カメラを制御する専用ウインドウ(カメラ表示・制
御ウインドウ)を表示させる。そのカメラ表示・制御ウ
インドウに、パン、チルト、ズーム及び絞りなどのカメ
ラ制御カーソルを表示させ、それらを、各種のポインテ
ィング・デバイスやポイント入力装置(マウスやトラッ
ク・ボールなど、ディジタイザ・タブレットやタッチ・
パネルなど)で指定し、画面上で移動させる。本体CP
Uが、各カメラ制御カーソルの移動に応じて、パン、チ
ルト、ズーム及び絞りなどを制御する。
【0012】図1は、本発明の一実施例のカメラ表示・
制御ウインドウを示す。10はカメラ表示・制御ウイン
ドウであり、内部に、カメラ撮影画像を表示するカメラ
画像表示エリア12を設定し、カメラ画像表示エリア1
2の下側にパン制御カーソル14を、右側にチルト制御
カーソル16を設定する。パン制御カーソル14はカメ
ラ画像表示エリア12の左右幅の範囲で移動自在であ
り、チルト制御カーソル16はカメラ画像表示エリア1
2の上下幅の範囲で移動自在である。
【0013】パン制御カーソル14は、制御対象のビデ
オ・カメラのパン範囲を、パン制御カーソル14の可動
範囲に割り付け、現在のパン角度に対応する位置に表示
されるようにする。チルト制御カーソル16についても
同様である。
【0014】チルト制御カーソル16の更に右側に、絞
り制御カーソル18、更に右側にズーム制御カーソル2
0を設定する。絞り制御カーソル18及びズーム制御カ
ーソル20が上下方向に移動自在であり、絞り制御カー
ソル18が上に位置するほど絞りが開放され、ズーム制
御カーソル20が上に位置するほど、ズーム倍率が高く
なる。
【0015】これらの制御カーソル14,16,18,
20を所定方向に移動させることにより、それぞれ、パ
ン、チルト、絞り及びズームの制御量を本体CPUに入
力する。なお、カメラ画像表示エリア12に自局の画像
を表示するときには、鏡像回路により左右反転して表示
し、パンの制御方向にそれに応じて相手局の画像を表示
する場合とは逆に設定される。
【0016】図2は、端末装置の外観正面図を示す。本
体30には、CPUボード、メモリ・ボード、フロッピ
ー(登録商標)・ディスク駆動装置及びハード・ディス
ク装置等の周知の回路装置が組み込まれている。モニタ
32のフル画面34内に、図1で説明したカメラ表示・
制御ウインドウ36が表示される。カメラ表示・制御ウ
インドウ36内のカメラ画像表示エリア及び各制御カー
ソルには、図1と同じ符号を付してある。カメラ表示・
制御ウインドウ36は、ビデオ・カメラ・ビュー・アイ
コン38を選択することにより、当該カメラ表示・制御
ウインドウ36が、オープンされ、図2に示すように表
示される。図示を省略したが、その他に、テレビ会議用
アイコンや文書アイコンなどが映像表示される。
【0017】モニタ32の上部に、ビデオ・カメラ40
が設置されている。ビデオ・カメラ40の内部には、パ
ン・チルト台が組み込まれており、ビデオ回路とビデオ
・インターフェースが内蔵されている。
【0018】図3、図4及び図5は、カメラ40のパン
方向とパン制御カーソル14の対応関係を示し、これら
の(a)は図2に示す端末装置の平面図を、(b)は、
カメラ表示・制御ウインドウ36のパン制御カーソル1
4の位置を図示する。
【0019】モニタ画面34の自局カメラのビデオ・カ
メラ・ビュー・アイコンから開いたカメラ表示・制御ウ
インドウにより、自局のビデオ・カメラを制御し、相手
局カメラのビデオ・カメラ・ビュー・アイコンから開い
たカメラ表示・制御ウインドウにより、相手局のビデオ
・カメラを制御する。
【0020】相手局のカメラを制御する場合、本体32
内のCPUは所定フォーマットでカメラ制御情報を相手
局に送信し、相手局のCPUが、受信したカメラ制御情
報に従い自局のカメラをパン等する。図6は、制御情報
の伝送フォーマットを示す。制御情報であることを示す
識別子(ここでは、”:”)、制御対象装置の情報(3
バイト)、動作命令種類(2バイト)、拡張フラグ及び
拡張子からなる。
【0021】例えば、制御対象装置としては、カメラ入
力#1に対して”V11”、カメラ入力#2に対して”
V12”とする。また、動作命令としては、以下のよう
にする。
【0022】 F0:自動焦点調節モード設定 F1:手動焦点調節設定 F3:フォーカス位置をより遠方に F4:フォーカス位置をより近くに E0:絞りを自動制御に E1:絞りを手動制御に E2:絞り光量を減らす E4:絞り光量を増す E0:絞り光量の絶対値を指定(拡張子を利用) I0:初期化要求 S0:ステータス信号返送要求 Z0:ズームアップ設定 Z1:ズームアウト設定 Z2:記憶位置にズーム移動(拡張子利用) Z5:図無絶対位置移動(拡張子利用) U0:パン右回転 U1:パン左回転 U2:チルト上方回転 U3:チルト下方回転 U4:記憶位置へ直接移動(拡張子利用) U5:パン絶対角指定(拡張子利用) U6:チルト絶対角指定(拡張子利用) 以上は一例であり、本発明はこれに限定されない。
【0023】図7は、ビデオ・カメラ40の内部回路構
成を示す。撮像素子50は、クロック発生回路52の発
生するクロックにより駆動され、撮影レンズ54及び絞
り56を通過した光学像を電気信号に変換する。プロセ
ス回路57は撮像素子50の出力にγ変換、色バランス
調節等のカメラ信号処理を施し、ビデオ・エンコーダ5
8はプロセス回路57の出力を所定ビデオ形式、例えば
NTSC形式に変換する。ビデオ・エンコーダ58の出
力はビデオ出力端子60から本体30に供給される。
【0024】本体30からのカメラ制御信号は制御端子
62及びインターフェース64を介して制御回路(CP
U)66に印加される。制御回路66はパン制御モータ
68及びチルト制御モータ70を制御し、、ズーム制御
回路72を介して撮影レンズ54のズーム・レンズ54
aを制御し、絞り制御回路74を介して絞り56を制御
する。
【0025】これらの回路に必要な電力は本体30から
電源端子76を介してDC−DCコンバータ78に供給
され、DC−DCコンバータ78が、各部に必要な電源
電圧を生成して、供給する。
【0026】本実施例では、撮像素子50、クロック発
生回路52、撮影レンズ54、絞り56、制御回路7
2,74は可動台に設置され、パン制御モータ68が当
該可動台をパンし、チルト制御モータ70が当該可動台
をチルトする。
【0027】コンピュータのインターレース画像信号の
画像に、ビデオ・カメラの出力信号やテレビジョン信号
のようなノンインターレース信号の画像を合成する回路
は周知であるが、その一例を説明する。
【0028】図8は、本体30内にあって、内部発生の
画像信号に、ビデオ・カメラ40からのビデオ信号を重
畳する回路の概略構成ブロック図を示す。入力端子10
0には、ビデオ・カメラ40からNTSC/PAL/S
ECAM方式に準拠したアナログ・ビデオ信号が入力す
る。A/D変換器102は入力端子100からのアナロ
グ・ビデオ信号をディジタル信号に変換し、ビデオ・デ
コーダ104はA/D変換器102の出力をRGB形式
に変換し、その出力を合成制御回路106に供給する。
PLL回路108は、A/D変換器102、ビデオ・デ
コーダ104、及び合成制御回路110に所定周波数の
クロックを供給する。
【0029】本体30のバス110上のデータはバッフ
ァ112を介して合成制御回路106に印加され、アド
レス/制御信号は直接合成制御回路106に印加され
る。また、本体30のバス110上のデータ、アドレス
及び制御信号はバス・インターフェース114を介して
VGA表示信号発生回路116に印加される。VGA表
示信号発生回路116は、タイミング発生回路118か
らのタイミング信号に従い、メモリ120に記憶される
画像のVGA形式の画像データを生成する。生成された
画像データは合成制御回路106及びカラー・パレット
122に印加される。カラー・パレット122は回路1
16からのデータに従ってRGB画像データを出力す
る。
【0030】合成制御回路106はビデオ・デコーダ1
04からのRGBデータをビデオ・メモリ124に書き
込むと共に、バス110からのアドレス/制御信号に従
い、スイッチ回路126の切換え制御信号を発生する。
スイッチ回路126は、当該切換え制御信号に従い、カ
ラー・パレット122のRGB出力又はビデオ・メモリ
124からのRGBデータを選択して、D/A変換器1
28に出力する。D/A変換器128はディジタル・デ
ータをアナログ信号に変換する。このようにして合成さ
れた画像信号は出力端子130からモニタ32に印加さ
れ、画面34に映像表示される。
【0031】図9は、本体30内で発生する画像信号
に、ビデオ・カメラ40からのビデオ信号を重畳する別
の回路例を示す。入力端子140には、ビデオ・カメラ
40からのアナログ・ビデオ信号が入力し、入力端子1
42,144,146にはそれぞれ、本体30のシステ
ム・バスの制御信号、アドレス及びデータが入力する。
ビデオ・ディジタイザ回路148は、入力端子140か
らのアナログ・ビデオ信号をディジタル化し、演算回路
154に供給する。入力端子150には本体30が発生
する画像信号が入力し、同期信号発生回路152はこの
画像信号に応じて同期信号を発生する。
【0032】演算回路154には、入力端子142,1
44,146からの制御信号、アドレス及びデータと、
同期信号発生回路152からの同期信号に入力してお
り、演算回路154は回路152からの同期信号に従っ
て以下の演算を実行する。即ち、演算回路154は、本
体30からの制御信号、アドレス及びデータに従い、図
1で説明したカメラ表示・制御ウインドウの画像を生成
し、そのエリア12に、回路148の出力をスキャン・
レート変換した画像をはめ込む。演算回路154は更
に、コンピュータ画面とビデオ信号の切換え信号を生成
する。演算回路154は、ウインドウ制御により生成し
た画像データをビデオ・メモリ156に書き込む。ビデ
オ・メモリ156の記憶データは所定速度で読み出さ
れ、D/A変換器158によりアナログ信号に変換され
る。
【0033】スイッチ160のa接点には入力端子15
0からのコンピュータ画面の画像信号が入力し、b接点
にはD/A変換器158の出力が入力する。スイッチ1
60は演算回路154が出力する切換え制御信号により
切り換えられ、その出力は出力端子162を介してモニ
タ32に印加される。
【0034】自局のカメラ画像を表示する際には、左右
を反転して表示するのが人間の感覚に合致する。そのた
めには、ビデオ・カメラ40によるビデオ信号の画像を
鏡像回路により左右反転すればよい。図8に示す回路に
鏡像回路を設けた回路を図10に示す。鏡像回路164
をビデオ・デコーダ104と合成制御回路106の間に
挿入し、バス60のデータ、アドレス及び制御信号によ
り、鏡像回路164のオン/オフを制御する。即ち、鏡
像回路164はオン時には、ビデオ・デコーダ104の
RGB出力画像を左右反転して出力し、オフ時にはビデ
オ・デコーダ104のRGB出力画像をそのまま出力す
る。いうまでもないが、鏡像回路164を作動させてい
るときには、パン制御カーソル14の左右移動と、自局
のビデオ・カメラ40のパン方向との関係を逆にする。
【0035】テレビ会議又はテレビ電話では音声入力の
マイクが必須である。例えば、図11に示すように、ビ
デオ・カメラ40に指向性マイク170を組み込み、ビ
デオ・カメラ40のパン及びチルトに応じて向きが変わ
るようにするのが便利である。このときには、図11に
示したように、カメラ表示・制御ウインドウ内に音量制
御アイコン172を表示する。カメラ・ビュー・アイコ
ンも、符号174で示すようにマイク表示を有するもの
を使用する。
【0036】図12、図13及び図14を参照して、相
手局のビデオ・カメラを遠隔制御する本実施例の動作を
説明する。電源オンのあと(S1)、初期化コマンドI
0により相手局のビデオ・カメラの初期位置への設定を
要求する(S2)。ステータス返送要求コマンドS0に
より、相手局のビデオ・カメラの初期化完了を確認する
(S3)。初期化完了まで、S2及びS3をループする
(S4)。
【0037】初期化完了したら、相手局カメラのビデオ
・カメラ・ビュー・アイコン38(又は174)を自局
のモニタに表示する(S5)。当該アイコン38(又は
174)のオープン操作に応じて(S6)、カメラ表示
・制御ウインドウ10(又は36)を設定する(S
7)。これにより、モニタ画面に、図2に示すようにカ
メラ表示・制御ウインドウ36が表示される(S8)。
【0038】カメラ表示・制御ウインドウ36に対する
操作で(S9)、それがカメラ表示・制御ウインドウ3
6をクローズする操作のとき(S10)、カメラ表示・
制御ウインドウ36を閉じてS6に戻る。
【0039】パン制御カーソル14に対して(S1
2)、パン制御カーソル14の新しい位置に合わせて、
相手局ビデオ・カメラのパン角度を計算し、コマンドU
5によりパンの絶対角度を指示する(S13)。
【0040】チルト制御カーソル16に対して(S1
4)、チルト制御カーソル16の新しい位置に合わせ
て、相手局ビデオ・カメラのチルト角度を計算し、コマ
ンドU6によりチルトの絶対角度を指示する(S1
5)。
【0041】絞り制御カーソル18に対して(S1
6)、絞り制御カーソル18の新しい位置に合わせて、
相手局ビデオ・カメラの絞り値を計算し、コマンドE5
により絞りの絶対値を指示する(S17)。
【0042】ズーム制御カーソル20に対して(S1
8)、ズーム制御カーソル20の新しい位置に合わせ
て、相手局ビデオ・カメラのズーム位置を計算し、コマ
ンドZ5によりズームの絶対位置を指示する(S1
9)。
【0043】S13,15,17,19の後、ステータ
ス信号返送要求コマンドにより、相手局ビデオ・カメラ
の制御状態を要求し(S20)、所望の制御状態になる
のを待つ(S21)。
【0044】相手局と接続しているか否かを確認し(S
22)、接続していなければS9に戻り、接続していれ
ば、呼出し(コーリング)中か否かを確認する(S2
3)。呼出し発呼中であれば、S9に戻り、使用者の操
作に対する処理を行なう(S9〜21)。
【0045】呼出しが終了すると(S23)、通信相手
との回線を接続できているか否かを確認する(S2
4)。回線接続できていなければ(S24)、再度、相
手を呼出し(S25)、S9以降を繰り返す。
【0046】回線を確立すると、カメラ機能のデータを
相互交換する(S26)。データ交換が完了すると(S
26)、相手カメラの機能に合わせたカメラ・ビュー・
アイコン38(又は174)をモニタ画面に表示する
(S27)。
【0047】会議又は会話が終了したら、通信の終了処
理を実行する。即ち、回線を切断したいときには(S3
0)、回線切断処理として、ユーザは、相手カメラのカ
メラ・ビュー・アイコン38(又は174)をごみ箱ア
イコンに重ねるなどしてモニタ画面からの削除を指示す
る(S31)。これにより、本体CPUは回線切断の指
示と判断し、内蔵する又は外部の通信制御回路に回線切
断を指示する。回線の切断が完了したら、本体CPU
は、相手カメラのカメラ・ビュー・アイコンを所定時間
点滅させた後、モニタ画面から消去する。S9に戻り、
次の通信開始を待つ。
【0048】本実施例では、自局及び相手局のビデオ・
カメラの操作を、グラフィカル・ユーザ・インターフェ
ースにより直感的に分かりやすいものにすることができ
る。従って、操作性が向上する。また、相手カメラから
の表示画像の周囲に制御アイコンを配置するので、相手
を見ながら相手局のカメラを操作できる。
【0049】カメラ画像表示エリア12内の任意の点を
選択し、その点が中心になるように、制御対象のビデオ
・カメラをパン及びチルトさせるようにしてもよい。こ
れは、カメラ画像表示エリア12内外における指定点の
相対座標を計算し、計算座標値からパン角及びチルト角
を計算し、可動範囲内であることを確認した上で、計算
した角度を絶対値指定として制御対象のビデオ・カメラ
を回転駆動する。
【0050】更には、カメラ表示・制御ウインドウ10
内であってカメラ画像表示エリア12内外の任意の範囲
を選択し、その選択範囲の画像がカメラ画像表示エリア
12にフル表示されるように、制御対象のビデオ・カメ
ラのパン、チルト及びズームを一体に制御してもよい。
これは、カメラ画像表示エリア12内外における選択範
囲の中心点の相対座標の計算し、上述のようにパン及び
チルトの制御値を算出し、更に、選択範囲がカメラ画像
表示エリア12にフル表示されるズーム値を計算し、こ
れらの計算値に従い制御対象のビデオ・カメラのパン、
チルト及びズームを制御する。
【0051】これらを実現するルーチンのフローチャー
トを図15に示す。このルーチンは、例えば、図13の
S12からS23までの間、好ましくは、S22とS2
3の間に入れればよい。
【0052】カメラ画像表示エリア12内でのマウスの
クリック(S41,43)、又はカメラ画像表示エリア
12外であるがカメラ表示・制御ウインドウ10内で、
シフト・キーを押下した状態でのクリックし(S41,
42,43)、クリックした状態でのドラッグにより
(S50)、選択範囲の指定と理解する(S51)。指
定された範囲は、枠線、反転表示などにより画面上で区
分表示される。既に選択された範囲の左上をダブル・ク
リックする場合には(S52)、選択解除と理解し、選
択範囲の区分表示を消去する(S53)。
【0053】クリックが一定時間以上継続する場合には
(S54)、シフト・キーが押し下げられているとき
(S55)、制御対象のカメラをズーム・アウトし(S
57)、シフト・キーが押し下げられていないとき(S
55)、制御対象のカメラをズーム・アップする(S5
6)。即ち、マウスを一定時間ホールドすることによ
り、必要なパン及びチルトの後にズーム・アウト又はズ
ーム・アップさせることができる。
【0054】また、カメラ画像表示エリア12内でのマ
ウスのダブル・クリック(S41,43)、又はカメラ
画像表示エリア12外であるがカメラ表示・制御ウイン
ドウ10内で、シフト・キーを押下した状態でのダブル
・クリックしたとき(S41,42,43)、ダブル・
クリックの位置を撮影中心とするパン角度α及びチルト
角度βを計算する(S44)。計算値が可動範囲外であ
れば(S45)、その旨を映像及び/又は音声で表示警
告する(S46)。
【0055】計算値が可動範囲内であって(S45)、
ダブル・クリックが選択範囲内であれば(S47)、選
択範囲内の画像をフル画面にズームアップし(S4
8)、ダブル・クリックが選択範囲外であれば(S4
7)、計算角度だけ、制御対象のカメラをパン及びチル
トする(S49)。
【0056】次に、図16を参照して、ビデオ・カメラ
のレンズ焦点距離、画角W及び回転角θの関係を簡単に
説明する。なお、ここではパンを例にとる。撮像素子の
横サイズをY、撮影レンズの焦点距離をfとすると、 tanW=Y/2f である。
【0057】また、図17に示すように、カメラ画像表
示エリア12の横幅をA、カメラ画像表示エリア12か
ら、マウス操作により指定された点又は選択範囲の中心
までの距離をaとしたとき、必要なパン角度をαとする
と、 tanα=(Y/2f)×(a/A) の関係が成立する。この式からαを求めることができ
る。
【0058】テレビ会議システムを例に説明したが、本
発明がテレビ電話や、静止画像の通信又は伝送システム
にも適用できることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、表示上の位置から、撮像範囲の変
更すべき絶対的な制御量を算出して、この制御量を通信
相手端末に送信するので、制御量という直接的な量によ
って通信相手端末の撮像装置を制御することができる。
【0060】つまり、同じ制御量の情報を送るのに、端
末ごとに余計な変換を行わなくても済むので、通信相手
端末の撮像装置の制御を、自端末の負担を大きくするこ
となく行うことが出来る。
【0061】また、相手通信端末においても、余計な計
算を行うことなく、送信された制御量を用いればよいの
で、相手端末にとっても、処理が楽である。
【0062】また、通信可能なすべての端末の撮像装置
についての情報を、あらかじめ保持しておく必要もない
ので、やはり、自端末の負担が過大になることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の画面構成の略図である。
【図2】 本実施例の端末の外観図である。
【図3】 パン制御カーソルとパン角度の関係図であ
る。
【図4】 パン制御カーソルとパン角度の関係図であ
る。
【図5】 パン制御カーソルとパン角度の関係図であ
る。
【図6】 遠隔制御コマンドのフォーマットである。
【図7】 ビデオ・カメラ40の概略回路ブロック図で
ある。
【図8】 ビデオ信号とコンピュータ画像の合成回路の
概略ブロック図である。
【図9】 ビデオ信号とコンピュータ画像の合成回路の
別の例の概略ブロック図である。
【図10】 ビデオ信号とコンピュータ画像の合成回路
の第3の例の概略ブロック図である。
【図11】 マイク及び音量制御アイコンを付加した実
施例の外観図である。
【図12】 本実施例の動作フローチャートの一部であ
る。
【図13】 本実施例の動作フローチャートの一部であ
る。
【図14】 本実施例の動作フローチャートの一部であ
る。
【図15】 パン、チルト及びズームを指定する別のル
ーチンのフローチャートである。
【図16】 レンズ焦点距離、撮像素子のサイズ及び画
角の関係説明図。
【図17】 カメラ画像表示エリア12の寸法説明図で
ある。
【符号の説明】
10:カメラ表示・制御ウインドウ 12:カメラ画像表示エリア 14:パン制御カーソル 16:チルト制御カーソル 18:絞り制御カーソル 20:ズーム制御カーソル 30:本体 32:モニタ 34:モニタ画面 36:カメラ表示・制御ウインドウ 38:ビデオ・カメラ・ビュー・アイコン 40:ビデオ・カメラ 50:撮像素子 52:クロック発生回路 54:撮影レンズ 56:絞り 57:プロセス回路 58:ビデオ・エンコーダ 60:ビデオ出力端子 62:制御端子 64:インターフェース 66:制御回路(CPU) 68:パン制御モータ 70:チルト制御モータ 72:ズーム制御回路 54a:ズーム・レンズ 74:絞り制御回路 76:電源端子 78:DC−DCコンバータ 100:入力端子 102:A/D変換器 104:ビデオ・デコーダ 106:合成制御回路 108:PLL回路 110:バス 112:バッファ 114:バス・インターフェース 116:VGA表示信号発生回路 118:タイミング発生回路 120:メモリ 122:カラー・パレット 124:ビデオ・メモリ 126:スイッチ回路 128:D/A変換器 130:出力端子 140,142,144,146:入力端子 148:ビデオ・ディジタイザ回路 150:入力端子 152:同期信号発生回路 154:演算回路 156:ビデオ・メモリ 158:D/A変換器 160:スイッチ 162:出力端子 164:鏡像回路 170:指向性マイク 172:音量制御アイコン 174:ビデオ・カメラ・ビュー・アイコン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置を備える通信相手端末と、通信
    回線を介して画像通信を行う画像通信装置であって、 前記撮像装置で撮影された画像を前記通信相手端末から
    受信する受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した画像を表示する表示手段と、 前記通信相手端末の撮像装置の撮影範囲を操作すべく、
    前記表示手段上の位置を指示する指示手段と、 前記指示手段で指示された位置から、撮像範囲を変更す
    べき制御量を算出して、前記制御量を前記通信相手端末
    に送信する送信手段とを有することを特徴とする画像通
    信装置。
  2. 【請求項2】 撮像装置を備える通信相手端末と、通信
    回線を介して画像通信を行う画像通信装置の制御方法で
    あって、 前記撮像装置で撮影された画像を前記通信相手端末から
    受信する受信する受信工程と、 前記受信工程で受信した画像を表示装置に表示する表示
    工程と、 前記通信相手端末の撮像装置の撮影範囲を操作すべく、
    前記表示装置上の位置を指示する指示工程と、 前記指示工程で指示された位置から、撮像範囲を変更す
    べき制御量を算出して、前記制御量を前記通信相手端末
    に送信する送信工程とを有することを特徴とする画像通
    信装置の制御方法。
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