JP2001218055A - 画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体

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JP2001218055A
JP2001218055A JP2000022704A JP2000022704A JP2001218055A JP 2001218055 A JP2001218055 A JP 2001218055A JP 2000022704 A JP2000022704 A JP 2000022704A JP 2000022704 A JP2000022704 A JP 2000022704A JP 2001218055 A JP2001218055 A JP 2001218055A
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克幸 ▲高▼橋
Katsuyuki Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像読み取り時に並行して画像処理が施
されている出力すべき画像情報を画像出力装置が自動的
に選択可能となり、原稿画像の複写処理時における一連
の複写処理時間を大幅に短縮してスループットを向上さ
せることである。 【解決手段】 画像処理部121a〜121cが入力さ
れる1つの画像情報に対して特定の画像処理を複数種類
施して複数の画像情報を同時に生成し、該生成される各
画像情報を記憶させておき、スキャナCPU300によ
り算出された画像濃度補正値および生成される複数の画
像情報の特徴情報を画像出力装置に通知して、該通知さ
れた画像濃度補正値および生成される複数の画像情報の
特徴情報から画像情報を選択する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法および記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリ、例えばDRAM(Dyn
amic Random Access Memor
y)や固定記憶装置(ハードディスク)の低価格化にと
もない、複写装置内部に大容量の画像記憶装置を設け、
スキャナ等の原稿入力装置から入力した原稿画像をその
画像記憶装置に保持し、後にその画像記憶装置から取り
出して画像出力装置により画像出力したり、コンピュー
タネットワークを介して接続される他のコンピュータに
より画像を取り出す等のことが一般的になってきてい
る。
【0003】しかし、画像出力には多くの場合シアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(K)(以下、CMYK)データを用いるが、コンピュ
ータ上で画像を扱う場合レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)(以下、RGB)データを用いる
ことが一般的であるため、必要に応じて、画像記憶装置
内のデータをRGBからCMYKに、CMYKからRG
Bに変換する、ということが行われている。
【0004】また、スキャナ等から入力された原稿画像
の特徴を自動的に判別して画像処理を実行する場合に
は、原稿のプリスキャンを行い、一度原稿画像を読み込
む処理を行い、オートカラーセレクト処理や自動濃度補
正処理を行えるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図17,図18は、従
来の画像処理装置における画像濃度補正処理手順の一例
を示すフローチャートであり、図17は自動濃度補正シ
ーケンスの手順に対応し、図18は、図17に示す自動
濃度補正シーケンス中に実行される濃度補正タスク処理
手順に対応する。なお、図17における(3001)〜
(3010)および図18における(3021)〜(3
025)は各ステップを示す。
【0006】先ず、ステップ(3001)で、図示しな
い操作部等に設けられるコピーボタンが押下されると、
当該スキャンシーケンスが開始される。そして、ステッ
プ(3002)で、濃度測定のためのスキャン(プリス
キャン)を行う。そして、ステップ(3003)で、ス
キャンが終了すると、ステップ(3004)へ進み、詳
細は図18に示す濃度補正タスクを起動する。
【0007】次に、ステップ(3005)で、バックス
キャン(濃度測定スキャンの終了位置から、再度同一原
稿を読むために戻る移動)を開始する。なお、該バック
スキャンは、濃度補正タスクと並行して実行される。
【0008】次に、ステップ(3006)で、ステップ
(3004)で起動した濃度補正タスクの終了を待ち、
濃度補正タスクが終了すると、必要な画像処理設定が完
了しているので、ステップ(3007)で、画像読み取
りスキャンを実行する。次に、ステップ(3008)
で、次の原稿のために戻る動作であるバックスキャンを
実行する。
【0009】そして、ステップ(3009)で、次にス
キャンすべき原稿があるかどうかを判断し、無いと判断
した場合には、ステップ(3010)で、当該自動濃度
補正シーケンスを終了する。
【0010】一方、ステップ(3009)で、次にスキ
ャンすべき原稿があると判定した場合には、原稿交換後
に、ステップ(3002)に戻り、再度上記ステップの
動作を繰り返す。以下、図18を参照して濃度補正タス
クの詳細手順について説明する。
【0011】先ず、ステップ(3021)で、濃度補正
タスクが開始されると、ステップ(3022)で、上記
ステップ(3002)で測定された濃度に基づき、濃度
分布ヒストグラムを作成する。そして、ステップ(30
23)では、濃度分布ヒストグラムから「0〜8」の濃
度補正値を算出する。
【0012】そして、ステップ(3024)では、濃度
補正値から画像処理を行うための補正テーブルを決定
し、画像処理部の設定を行う。そして、ステップ(30
25)で、当該濃度補正タスクを終了する。
【0013】上述したように、従来の画像処理装置にお
いて、上記スキャナ等から入力された原稿画像の特徴を
自動的に判別して画像処理を実行する場合には、原稿画
像読み取りを2回行わなければならず、原稿画像処理に
相当の時間を要してしまい、画像処理効率が極めて悪い
という問題点があった。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、入力される1つの画
像情報に対して特定の画像処理を複数種類施して複数の
画像情報を同時に生成し、該生成される各画像情報を記
憶させておき、該算出された画像濃度補正値および生成
される複数の画像情報の特徴情報を画像出力装置に通知
することにより、そして、該通知された画像濃度補正値
および生成される複数の画像情報の特徴情報から画像情
報を選択することにより、原稿画像読み取り時に並行し
て画像処理が施されている出力すべき画像情報を画像出
力装置が自動的に選択可能となり、原稿画像の複写処理
時における一連の複写処理時間を大幅に短縮してスルー
プットを向上させることができる画像処理装置および画
像処理方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、対象画像を表す画像情報を入力する画像入力手段
(図1に示すCCD部120に相当)を備える画像処理
装置(図1に示すスキャナ部500に相当)であって、
前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に基
づき画像濃度補正値情報を算出する算出手段(図1に示
すスキャナCPU300に相当)と、前記画像入力手段
により入力される1つの画像情報に対して特定の画像処
理を複数種類施して複数の画像情報を生成する複数の画
像処理手段(図1に示す画像処理部121a〜121c
に相当)と、複数の画像処理手段により生成される各画
像情報を記憶する画像記憶手段と、前記算出手段により
算出された画像濃度補正値を画像出力装置に通知する通
知手段(図1に示すスキャナCPU300に相当)とを
有するものである。
【0016】本発明に係る第2の発明は、前記通知手段
は、さらに、複数の画像処理手段により生成される複数
の画像情報の特徴情報を画像出力装置に通知するもので
ある。
【0017】本発明に係る第3の発明は、対象画像を表
す画像情報を入力して特定の画像処理がなされた複数の
画像情報を記憶する画像メモリを備え、該画像メモリに
記憶された画像情報を読み出し可能な画像処理装置(図
1に示すプリンタ部502に相当)であって、前記画像
入力装置から通知される入力画像に関する画像濃度補正
値に基づき、前記画像メモリから出力すべき画像情報を
選択する選択手段(図1に示すプリンタCPU384に
相当)と、前記選択手段により読み出される画像情報に
基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段(図2
に示すプリンタ381のエンジン部に相当)とを有する
ものである。
【0018】本発明に係る第4の発明は、前記選択手段
は、前記画像メモリに記憶されている複数の画像情報の
特徴情報に基づき、前記画像メモリから出力すべき画像
情報を選択するものである。
【0019】本発明に係る第5の発明は、前記特定の画
像処理は、濃度補正処理であるものである。
【0020】本発明に係る第6の発明は、前記複数の画
像情報の特徴情報は、画像サイズ,カラー情報,濃度補
正値,画像モード,紙種を含むテーブルデータであるも
のである。
【0021】本発明に係る第7の発明は、対象画像を表
す画像情報の濃度補正値を算出し、該画像情報に基づき
特定の画像処理がなされた複数の画像情報を画像メモリ
に記憶する第1の画像処理装置と接続される画像処理装
置であって、前記第1の画像処理装置から前記画像濃度
補正値を入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手
段により入力された画像濃度補正値に基づいて前記画像
メモリに記憶された複数の画像情報から処理すべき画像
情報を入力する第2の入力手段と、前記第2の入力手段
により入力された画像情報に基づいて画像を生成する生
成手段(図1に示す画像処理部121a〜121cに相
当)とを有するものである。
【0022】本発明に係る第8の発明は、対象画像を表
す画像情報を入力する画像入力手段を備える画像処理装
置における画像処理方法であって、前記画像入力手段に
より入力される1つの画像情報に基づき画像濃度補正値
情報を算出する算出工程(図14に示すステップ(31
22),(3123))と、前記画像入力手段により入
力される1つの画像情報に対して特定の画像処理を複数
種類施して複数の画像情報を生成する複数の画像処理工
程(図13に示すステップ(3102)〜(310
5))と、前記複数の画像処理工程により生成される各
画像情報をメモリ上に記憶する画記憶工程(図13に示
すステップ(3102)〜(3105))と、前記算出
工程により算出された画像濃度補正値を画像出力装置に
通知する通知工程(図14に示すステップ(312
4))とを有するものである。
【0023】本発明に係る第9の発明は、前記通知工程
は、さらに複数の画像処理工程により生成される複数の
画像情報の特徴情報を前記画像出力装置に通知するもの
である。
【0024】本発明に係る第10の発明は、対象画像を
表す画像情報を入力して特定の画像処理がなされた複数
の画像情報を記憶する画像メモリを備え、該画像メモリ
に記憶された画像情報を読み出し可能な画像処理装置に
おける画像処理方法であって、前記画像入力装置から通
知される入力画像に関する画像濃度補正値に基づき、前
記画像メモリから出力すべき画像情報を選択する選択工
程(図示しない工程)と、前記選択工程により読み出さ
れる画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像
出力工程(図示しない工程)とを有するものである。
【0025】本発明に係る第11の発明は、前記選択工
程は、さらに前記画像メモリに記憶されている複数の画
像情報の特徴情報に基づき、前記画像メモリから出力す
べき画像情報を選択するものである。
【0026】本発明に係る第12の発明は、前記特定の
画像処理は、濃度補正処理であるものである。
【0027】本発明に係る第13の発明は、前記複数の
画像情報の特徴情報は、画像サイズ,カラー情報,濃度
補正値,画像モード,紙種を含むテーブルデータである
ものである。
【0028】本発明に係る第14の発明は、対象画像を
表す画像情報の濃度補正値を算出し、該画像情報に基づ
き特定の画像処理がなされた複数の画像情報を画像メモ
リに記憶する第1の画像処理装置と接続される画像処理
装置における画像処理方法であって、前記第1の画像処
理装置から前記画像濃度補正値を入力する第1の入力工
程(図示しない工程)と、前記第1の入力工程により入
力された画像濃度補正値に基づいて前記画像メモリに記
憶された複数の画像情報から処理すべき画像情報を入力
する第2の入力工程(図示しない工程)と、前記第2の
入力工程により入力された画像情報に基づいて画像を生
成する生成工程(図13に示すステップ(3102)〜
(3105))とを有するものである。
【0029】本発明に係る第15の発明は、対象画像を
表す画像情報を入力する画像入力手段を備える画像処理
装置に、前記画像入力手段により入力される1つの画像
情報に基づき画像濃度補正値情報を算出する算出工程
(図14に示すステップ(3122),(3123))
と、前記画像入力手段により入力される1つの画像情報
に対して特定の画像処理を複数種類施して複数の画像情
報を生成する複数の画像処理工程(図13に示すステッ
プ(3102)〜(3105))と、前記複数の画像処
理工程により生成される各画像情報をメモリ上に記憶す
る画像記憶工程(図13に示すステップ(3102)〜
(3105))と、前記算出工程により算出された画像
濃度補正値を画像出力装置に通知する通知工程(図14
に示すステップ(3124))とを実行させるためのプ
ログラムを記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録
させたものである。
【0030】本発明に係る第16の発明は、前記通知工
程は、さらに複数の画像処理工程により生成される複数
の画像情報の特徴情報を前記画像出力装置に通知するも
のである。
【0031】本発明に係る第17の発明は、対象画像を
表す画像情報を入力して特定の画像処理がなされた複数
の画像情報を記憶する画像メモリを備え、該画像メモリ
に記憶された画像情報を読み出し可能な画像処理装置
に、前記画像入力装置から通知される入力画像に関する
画像濃度補正値に基づき、前記画像メモリから出力すべ
き画像情報を選択する選択工程(図示しない工程)と、
前記選択工程により読み出される画像情報に基づいて記
録媒体に画像を出力する画像出力工程(図示しない工
程)とを実行させるためのプログラムを記録媒体にコン
ピュータ読み取り可能に記録させたものである。
【0032】本発明に係る第18の発明は、前記選択工
程は、さらに前記画像メモリに記憶されている複数の画
像情報の特徴情報に基づき、前記画像メモリから出力す
べき画像情報を選択するものである。
【0033】本発明に係る第19の発明は、対象画像を
表す画像情報の濃度補正値を算出し、該画像情報に基づ
き特定の画像処理がなされた複数の画像情報を画像メモ
リに記憶する第1の画像処理装置と接続される画像処理
装置に、前記第1の画像処理装置から前記画像濃度補正
値を入力する第1の入力工程と、前記第1の入力工程に
より入力された画像濃度補正値に基づいて前記画像メモ
リに記憶された複数の画像情報から処理すべき画像情報
を入力する第2の入力工程と、前記第2の入力工程によ
り入力された画像情報に基づいて画像を生成する生成工
程とを実行させるためのプログラムを記録媒体にコンピ
ュータ読み取り可能に記録させたものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の一実施形態を示す画像複写装置の基本的な構成を説
明する。
【0035】(画像複写装置本体の論理構成)図1は、
本発明の一実施形態を示す画像複写装置の論理的な構成
および画像データ信号の流れを説明するブロック図であ
る。
【0036】図において、500はスキャナ部で、原稿
から画像情報を読取り、大容量画像メモリ部501に送
信する。大容量画像メモリ部501は、スキャナ部50
0から読み込まれた画像情報を記憶する。502はプリ
ンタ部で、大容量画像メモリ部501に記憶された画像
情報を普通紙,OHPフィルム等の記録媒体に画像記録
する。
【0037】スキャナ部500において、120はCC
D部で、後述する図2に示すCCDイメージセンサ(C
CD)101およびCCD基板311より構成され、原
稿からの反射光を読み込み(詳細は後述する)、画像信
号を並列に配置された複数の画像処理部121a〜12
1cへそれぞれ出力する。なお、画像処理部121a〜
121cは、3つに限定されるものではなく1つでもそ
の他複数であってもよい。
【0038】画像処理部121a〜121cは、CCD
部120から読み込まれた入力画像信号にそれぞれ所定
の画像処理を施す。353a〜353cはプリンタイン
タフェース(プリンタI/F)で、画像処理部121a
〜121cと同じ個数あり、画像処理部121a〜12
1cでそれぞれ画像処理された各画像信号の大容量画像
メモリ部501への送信を制御する。
【0039】また、300はスキャナCPUで、RO
M,RAMを有し、ROM又は図示しない記憶媒体に格
納されたプログラムに基づいてスキャナ部500全体を
統括制御する。
【0040】また、大容量画像メモリ部501におい
て、383a〜383cはスキャナインタフェース(ス
キャナI/F)で、プリンタI/F353a〜353c
と同じ個数あり、スキャナ部500のプリンタI/F3
53a〜353cからそれぞれ送信される信号をそれぞ
れ受け取り、大容量画像メモリ(メモリ)201に出力
する。メモリ201はスキャナI/F383a〜383
cからそれぞれ出力される画像信号を記憶保持する。
【0041】さらに、プリンタ部502は、メモリ20
1に保持された画像のうち1つを選択して読み出し、記
録媒体に出力する。このプリンタ部502において、3
84はプリンタCPUで、ROM,RAMを有し、RO
M又は図示しない記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいてプリンタ部502全体を統括制御する。
【0042】また、メモリ201は、外部インタフェー
ス(外部I/F)382を介して外部装置から受け取っ
た画像を保持することができ、さらに、外部装置は、プ
リンタ部502と同様に外部I/F382を介してメモ
リ201に保持された画像のうち1つを選択して読み出
すことができる。
【0043】この外部I/F382には、他のスキャナ
やプリンタ、コンピュータに接続可能である。
【0044】また、この外部I/F382を通じてコン
ピュータネットワークに接続し、ネットワーク上の他の
スキャナ、プリンタ、コンピュータ等と画像データや画
像情報のやり取りを行うように構成してもよい。
【0045】また、スキャナ部500を制御するスキャ
ナCPU300は、メモリ201に対して画像情報の書
き込み、読み出しを行うことができ、また画像データの
書き込みを行うときにメモリ201へ通知する。
【0046】同様に、プリンタ部502を制御するプリ
ンタCPU384は、メモリ201に対して画像情報の
書き込み、読み出しを行うことができ、画像データの読
み出しを行うときにメモリ201へ通知する。
【0047】また、外部I/F382を介して通信可能
な外部装置より、外部I/F382を介しても同様な画
像情報の書き込み、読み出し、画像データの書き込み、
読み出し通知を行うことができる。
【0048】さらに、スキャナCPU300とプリンタ
CPU384は、コマンド通信線503を通じて、画像
データ以外のデータ、コマンドの通信を行う。ここで通
信されるのは、スキャン、プリントのタイミングや、メ
モリ201中の画像データに関する詳細などである。
【0049】なお、上述したスキャナ部500、大容量
画像メモリ部501、プリンタ部502は、それぞれス
キャナ装置、大容量記憶装置、プリンタ装置として独立
して単体で使用することも、スキャナ部500と大容量
画像メモリ部501とプリンタ部502とを接続して画
像複写装置(システム)、スキャナ部500と大容量画
像メモリ部501とを接続してスキャナ装置(システ
ム)または電子ファイル装置として使用することも可能
である。
【0050】以下、動作について説明する。
【0051】まず、CCD部120から読み込まれた入
力画像信号は、並列に配置された画像処理部121a〜
121cへそれぞれ送られる。画像処理部121a〜1
21cで処理された信号は画像処理部121a〜121
cと同じ個数あるプリンタインタフェース353a〜3
53cを通じて大容量メモリ部501へ送られる。
【0052】大容量メモリ部501ではスキャナ部50
0から送られてきた信号をスキャナインタフェース38
3a〜383cで受け取り、メモリ201に保持する。
【0053】プリンタ部502は、メモリ201に保持
された画像のうち1つを選択して読み出し、記録媒体に
出力する。
【0054】なお、メモリ201は、画像出力の為に最
低1枚以上の画像データを保存することが可能であり、
プリンタ部502による画像の出力は、スキャナ部50
0による画像の入力開始タイミングに非同期に行うこと
が可能である。
【0055】図2は、図1に示した画像複写装置の全体
構成を説明する断面図であり、図1と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0056】図において、380はカラースキャナ部
で、図1で示したスキャナ部500を含む。また、38
1はカラープリンタ部で、図1で示した大容量画像メモ
リ部501,プリンタ部502を含む。
【0057】なお、カラースキャナ部380は、スキャ
ナ装置として、カラープリンタ部381は、大容量記憶
装置,プリンタ装置として独立して単体で使用すること
も、カラースキャナ部380とカラープリンタ部381
を接続して画像複写装置、電子ファイル装置として使用
することも可能である。
【0058】(カラースキャナ装置の構成)まず、図中
破線内に示されるカラースキャナ部380の構成につい
て説明する。
【0059】(装置の名称の説明)カラースキャナ部3
80において、301は原稿台ガラス(プラテン)で、
読取り原稿を載置する。302は原稿給紙装置(DF)
で、原稿台を有し、原稿台に載置された原稿を上又は下
から一枚ずつ原稿台ガラス301に給紙する。なお、こ
の原稿給紙装置302の代わりに非図示の圧板を装着す
る構成であってもよい。
【0060】303及び304はハロゲンランプ又は蛍
光灯等の光源で、原稿台ガラス301上の原稿を照明す
る。305及び306は反射傘で、光源303,304
の光を原稿に集光する。307〜309はミラーで、プ
ラテン上にセットされた原稿を光学的にCCD101に
導くためのものである。
【0061】310はレンズで、前記ミラーの投影光を
CCD101上に集光する。314は第1ミラー台(キ
ャリッジ)で、ハロゲンランプ303,304と反射傘
305,306とミラー307を収容する。315は第
2ミラー台で、ミラー308,309を収容する。31
6はステッピングモータ駆動部で、第1ミラー台314
と第2ミラー合315を副走査方向(図中における左右
方向)に駆動する。
【0062】また、CCD101は、主走査方向(図中
の手前−奥方向)に受光センサが並んだものであり、一
定周期に受光センサに対応したレジスタより、光量に比
例したアナログ電圧を順々に取り込む事が可能であり、
この主走査方向の連続した取り込みと副走査方向に駆動
する移動の繰り返しにより、原稿全面を2次元のイメー
ジで取り込むことが可能であり(2次元の画像データは
時間軸に1次元の配列をとる)、この画像データを、C
CD基板311に出力する。さらに、CCD基板311
は、CCD101が実装された基板である。
【0063】312はIP基板(画像処理基板)で、C
CD基板311から送られるアナログ画像信号をデジタ
ル化したあとデジタル画像処理を行う画像処理部121
a〜121c(図1に示した)が含まれる。
【0064】313は外部インタフェースで、他のデバ
イスと通信を制御する。この外部インタフェースには本
実施形態では図示しないが、ネットワークに接続するた
めのLANインタフェース装置、パソコン等と接続する
ためのSCSIインタフェース装置、FAXとして動作
させるためのFAX装置等、カラースキャナ部380に
より読み込まれるスキャナ画像を用いることが要求され
るデバイス(外部装置)を接続することが可能であり、
この外部I/Fを介して、スキャナCPU300と外部
装置のCPUが通信を行い、取り決められたタイミング
で、取り決められた画像データをこの外部インタフェー
ス313から出力することができる。
【0065】また、プリンタI/F353(図1に示し
たプリンタI/F353a〜353c)は、画像複写装
置としてカラースキャナ部380を用いる際に、画像出
力を担当するプリンタ装置と画像情報および命令をやり
とりするための専用のインタフェースである。
【0066】390は操作部で、不図示の表示部および
各種キーを備え、カラースキャナ部380の各種設定お
よび動作を指示することができる。
【0067】また、カラースキャナ部380をプリンタ
と接続して画像複写装置として用いる場合には、画像複
写機能の各種設定および動作もを指示することができ
る。
【0068】(原稿の読み方の説明)DF302もしく
は、ユーザにより原稿台ガラス301上に置かれた原稿
は、操作部390の不図示のコピーボタン押下、外部イ
ンタフェース313を介した外部機器からの指示等の原
稿読み込みイベントにより、スキャナCPU300が画
像読み取りを行うための指示を各所に与える。
【0069】具体的には、光源303,304を点灯さ
せ、CCD基板311を動作可能状態にし、画像処理基
板312に画像処理パラメータを設定する。各準備が整
うと、ステッピングモータ駆動部316を動作させ、第
1ミラー台314を副走査方向に速度Vで等速駆動し、
原稿の全面を順に照射していく。この時、第2ミラー台
315は第1ミラー台314の速度の1/2(即ちV/
2)に駆動するようにメカ的に光学設計されており、的
確にCCD101に原稿を光学照射する。
【0070】CCD101は、上述したように主走査方
向(図中の手前−奥方向)に受光センサが並んだもので
あり、一定周期に受光センサに対応したレジスタより、
光量に比例したアナログ電圧を順々に取り込み、この主
走査方向の連続した取り込みと副走査方向に駆動する移
動の繰り返しにより、原稿全面を2次元のイメージで取
り込む(2次元の画像データは時間軸に1次元の配列を
とる)。
【0071】CCD101により送出される画像データ
はCCD基板311から画像処理基板312に転送さ
れ、適切な画像処理をかけた後に外部インタフェース3
13もしくは、プリンタインタフェース353のいずれ
かを介して、スキャナ外に画像を出力する。
【0072】(カラープリンタ部の構成)次に、図中破
線内に示されるカラープリンタ部381の構成について
説明する。
【0073】(装置の名称の説明)カラープリンタ部3
81において、スキャナI/F383(図1に示したス
キャナI/F383a〜383c)は、画像複写装置と
してカラープリンタ部381を用いる際にスキャナデバ
イスを接続するためのインタフェースとなる。
【0074】外部I/F382には、本実施形態では図
示しないが、ネットワークに接続するためのLANイン
タフェース装置、パソコン等と接続するためのSCSI
インタフェース装置等、本プリンタに画像を出力する事
が要求されるデバイスを接続することが可能であり、こ
の外部I/F382を介して、プリンタCPU384と
外部装置のCPUが通信を行い、取り決められたタイミ
ングで、取り決められた画像データをこの外部I/F3
82から入力することができる。
【0075】317はマゼンタ画像形成部(M画像形成
部)、318はシアン画像形成部(C画像形成部)、3
19はイエロー画像形成部(Y画像形成部)、320は
ブラック画像形成部(K画像形成部)である。317〜
320までの各画像形成部の構成は全て同一なので、以
下ではM画像形成部317を詳細に説明し、他の画像形
成部の説明は省略する。
【0076】M画像形成部317において、342は感
光ドラムで、LEDアレー210からの光によって、そ
の表面に潜像が形成される。321は一次帯電器で、感
光ドラム342の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形
成の準備をする。322は現像器で、感光ドラム342
上の潜像を現像して、トナー画像を形成する。なお、現
像器322には、現像バイアスを印加して現像するため
のスリーブ361が含まれている。
【0077】323は転写帯電器で、転写ベルト333
の背面から放電を行い、感光ドラム342上のトナー画
像を、転写ベルト333上の記録紙(普通紙、OHPフ
ィルム等の記録媒体)へ転写する。本実施形態では、転
写効率がよいため、クリーナ部が配置されていない構成
となっているが、クリーナ部を装着する構成であっても
問題ないことは言うまでもない。
【0078】340,341はカセットで、記録紙(普
通紙、OHPフィルム等の記録媒体)を格納する。33
8,339はピックアップローラで、カセット340,
341に格納された記録紙等を1枚毎に分離給紙する。
336,337は給紙ローラで、ピックアップローラ3
38,339から給紙される記録紙を転写ベルト333
上に供給する。
【0079】346は吸着帯電器で、給紙ローラ33
6,337により給紙された記録紙を帯電させる。34
8は転写ベルトローラで、転写ベルト333を駆動し、
かつ吸着帯電器346と対になって記録紙等を帯電さ
せ、転写ベルト333に記録紙等を吸着させる。
【0080】347は紙先端センサで、転写ベルト33
3上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙先端センサ
347の検出信号はカラープリンタ部381からカラー
スキャナ部380へ送られて、カラースキャナ部380
からカラープリンタ部381にビデオ信号を送る際の副
走査同期信号として用いられる。
【0081】転写ベルト333は、転写ベルト333上
の記録紙をM画像形成部317,C画像形成部318,
Y画像形成部319,K画像形成部320の順に搬送す
る。349は除電帯電器で、転写ベルト333からの分
離を容易にするため、K画像形成部320を通過した記
録紙等を除電する。350は剥離帯電器で、記録紙等が
転写ベルト333から分離する際の剥離放電による画像
乱れを防止する。
【0082】351,352は定着前帯電器で、転写ベ
ルト333から分離された記録紙等をトナーの吸着力を
補って画像乱れを防止するために帯電する。334は定
着器で、記録紙上のトナー画像を記録紙に熱定着する。
335は排紙トレーで、排紙された記録紙等を積載す
る。
【0083】(画像形成法)次に、記録紙等の記録媒体
上へ画像を形成する手順を説明する。
【0084】カセット340,341に格納された記録
紙等はピックアップローラ338,339により1枚毎
給紙ローラ336,337で転写ベルト333上に供給
される。給紙された記録紙は、吸着帯電器346で帯電
させられる。転写ベルトローラ348で転写ベルト33
3を駆動し、かつ吸着帯電器346と対になって記録紙
等を帯電させ、転写ベルト333に記録紙等を吸着させ
る。
【0085】紙先端センサ347で、転写ベルト333
上の記録紙等の先端を検知すると、紙先端センサ347
の検出信号がカラープリンタ部381からカラースキャ
ナ部380へ送られて、この信号を副走査同期信号とし
て、カラースキャナ部380からカラープリンタ部38
1にビデオ信号が送出される。
【0086】この後、記録紙等は、転写ベルト333に
よって搬送され、各画像形成部317〜320において
マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラ
ック(K)の順にその表面にトナー画像が形成される。
K画像形成部320を通過した記録紙等は、転写ベルト
333からの分離を容易にするため、除電帯電器349
で除電された後、転写ベルト333から分離される。こ
の時、剥離帯電器350により、帯電され記録紙等が転
写ベルト333から分離する際の剥離放電による画像乱
れを防止する。
【0087】転写ベルト333から分離された記録紙等
は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止するため
に、定着前帯電器351,352で帯電された後、定着
器334でトナー画像が熱定着された後、排紙トレー3
35に排紙される。
【0088】(スキャナ画像処理系の説明)次に、図2
に示した画像処理基板312内のデジタル画像処理部
(図1に示したCCD部120,画像処理部121a〜
121c)の詳細な説明を行う。
【0089】図3は、図2に示した画像処理基板312
内のデジタル画像処理部(図1に示したCCD部12
0,画像処理部121a〜121c)の構成を詳細に説
明するブロック図であり、図2と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0090】なお、本実施形態では、図1で示したよう
にCCD部120一つに対して画像処理部121(画像
処理部121a〜121c)およびプリンタインタフェ
ース353(プリンタI/F353a〜353c)は複
数存在するが、ここでは画像処理の流れを簡単に示すた
めに画像処理部121およびプリンタインタフェース3
53が1つの場合について説明する。
【0091】図において、102はクランプ&Amp.
&S/H&A/D部で、原稿台ガラス301上の原稿を
入力することによりCCD101(CCD101はカラ
ーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインC
CD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラ
インCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・Bフ
ィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わな
いし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCD
と別構成になったものでも構わない)から出力される電
気信号(アナログ画像信号)をサンプルホールド(S/
H)し、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位に
クランプし、所定量に増幅し(上記処理順番は表記順と
は限らない)、A/D変換して、例えばRGB各8ビッ
トのディジタル信号に変換する。
【0092】103はシェーディング部で、クランプ&
Amp.&S/H&A/D部102から出力されるRG
B信号にシェーディング補正及び黒補正を施す。104
はつなぎ&MTF補正&原稿検知部で、シェーディング
部103より出力されたRGB信号に対して、CCD1
01が3ラインCCDの場合,つなぎ処理はライン間の
読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅
延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように
信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度や変倍
率によって読取のMTF(Modulation Tr
ansferFunction)が変るため、その変化
を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査する
ことにより原稿サイズを認識する。
【0093】105は入力マスキング部で、つなぎ&M
TF補正&原稿検知部104により読取位置タイミング
が補正されたデジタル信号に対してCCD101の分光
特性及び光源303,304及び反射傘305,306
の分光特性の補正を施す。
【0094】106はセレクタで、入力マスキング部1
05の出力と外部I/F部114を介して外部インタフ
ェース313から入力される外部I/F信号との切り換
えが可能である。
【0095】このセレクタ106から出力された信号は
色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去
部115に入力される。
【0096】下地除去部115は、入力された信号を下
地除去した後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定
する黒文字判定部116に入力し、この黒文字判定部1
16が原稿から黒文字信号を生成する。
【0097】一方、セレクタ106のもう一つの出力が
入力される色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107
は、読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に
入っているかどうか判断し、入っている場合はそのま
ま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現でき
る範囲に入るように補正する色空間圧縮処理を行い、そ
の後下地除去処理を行い、RGB信号からCMY信号に
変換するLOG変換処理を行う。
【0098】108は遅延部で、黒文字判定部116で
生成された信号と色空間圧縮&下地除去&LOG変換部
107の出力信号とのタイミングを補正(調整)する。
109はモワレ除去部で、黒文字判定部116で生成さ
れた信号と色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107
の出力信号の2種類の信号のモワレを除去する。110
は変倍処理部で、モワレ除去部109からの出力を主走
査方向に変倍処理する。
【0099】111はUCR&マスキング&黒文字反映
部で、変倍処理部110で変倍処理された信号のうちC
MY信号に対してUCR処理を施してCMYK信号を生
成し、このCMYK信号に対してプリンタの出力にあっ
た信号に補正するマスキング処理を施すと共に黒文字判
定部116で生成された判定信号をCMYK信号にフィ
ードバックさせる黒文字反映処理を施す。
【0100】112はγ補正部で、UCR&マスキング
&黒文字反映部111で処理された信号に対して濃度調
整(スキャナCPU300により設定されるγテーブル
に基づく濃度非線形補正)を行う。113はフィルタ部
で、γ補正部112により濃度調整された信号に対して
スムージング又はエッジ処理を施す。
【0101】117は2値変換部で、フィルタ部113
で処理された信号を8ビットの多値信号から2値信号に
変換する。なお、変換方法は、ディザ法,誤差拡散法,
誤差拡散の改良したものいずれであってもかまわない。
【0102】これらの処理を経て、プリンタインタフェ
ース353もしくは、外部インタフェース313からプ
リンタ又はその他のデバイスに画像が送られる。
【0103】以下、カラープリンタ部381を画像複写
装置として動作する場合について説明する。
【0104】まず、原稿台ガラス301上の原稿はCC
D101に導かれて電気信号に変換され、その電気信号
(アナログ画像信号)は画像処理部312に入力され、
クランプ&Amp.&S/H&A/D部102でサンプ
ルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダーク
レベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上
記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換され
て、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換さ
れる。
【0105】そして、RGB信号はシェーディング部1
03で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、
つなぎ&MTF補正&原稿検知部104で、CCD10
1が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読
取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延
量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信
号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度や変倍率
によって読取のMTFが変るため、その変化を補正し、
原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより
原稿サイズを認識する。
【0106】次に、つなぎ&MTF補正&原稿検知部1
04で読取位置タイミングが補正されたデジタル信号
は、入力マスキング部105によって、CCD101の
分光特性及び光源303,304及び反射傘305,3
06の分光特性が補正される。入力マスキング部105
の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ1
06に入力され、セレクタ106から出力された信号は
色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去
部115に入力される。
【0107】下地除去部115に入力された信号は下地
除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定
する黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信
号を生成する。
【0108】一方、もう一つのセレクタ106の出力が
入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107
では、読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲
に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのま
ま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現でき
る範囲に入るように補正する色空間圧縮を行い、下地除
去処理を行い、RGB信号からCMY信号に変換するL
OG変換する。
【0109】そして、黒文字判定部116で生成された
信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去
&LOG変換部107の出力信号は遅延部108でタイ
ミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部
109でモワレが除去され、変倍処理部110で、主走
査方向に変倍処理される。
【0110】変倍処理部110で処理された信号は、U
CR&マスキング&黒文字反映部111に入力され、C
MY信号はUCR処理されてCMYK信号が生成され、
マスキング処理されてプリンタの出力にあった信号に補
正されると共に、黒文字反映処理されて黒文字判定部1
16で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバ
ックされる。
【0111】UCR&マスキング&黒文字反映部111
で処理された信号は、γ補正部112で濃度調整された
後、フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理さ
れる。
【0112】以上処理された信号は、2値変換部117
は8ビットの多値信号から2値信号に変換される。これ
らの処理を経て、プリンタインタフェース353もしく
は、外部インタフェース313からプリンタ又は、その
他のデバイスに画像が送られる。
【0113】(画像信号の構成)図4は、図2に示した
カラースキャナ部380内部で流れる画像信号の構成を
説明する図であり、(a)はカラースキャナ部380内
部で流れる画像信号のタイミングを説明するタイミング
チャートであり、(b)は読み取り原稿のイメージと画
像信号との対応を表した図である。
【0114】(a)において、401は副走査方向の有
効画像区間を表すV−ENBLである。402は主走査
方向の同期信号であるH−SYNCである。403は主
走査方向の1画素の同期信号であるV−CLKである。
404はCCDから読み出されAD変換された画像信号
であるDATA(ここでは、DATAは、一つしか記述
していないが、Data−R,Data−G,Data
−Bが存在する)であり、411〜421は画像信号の
各画素に対応する。なお、422は全体を記述しきれな
いため、特徴的な部分以外を省略するためのものであ
る。
【0115】なお、V−ENBL401,H−SYNC
402,V−CLK403は、スキャナCPU300又
はスキャナ部500内の不図示の発振器により発振され
るものとする。
【0116】(b)における主走査方向は図中矢印で示
すY方向であり、副走査方向は図中矢印で示すX方向と
なる。
【0117】つまり、CCD101は、Y方向(図2中
における手前−奥方向)に画素を有し、この(b)にお
いては左方向から右方向(図2中における左右方向)に
移動しながら画像を取り込む。
【0118】また、(a)に示したV−ENBL401
は、画像の有効領域を示し、第1ミラー台314を等速
で駆動し、原稿の読み取り開始点((b)中の画素41
1の位置)に来たときに、V−ENBL401は有効レ
ベルとなり、画像データの先頭と有効な領域を示す。つ
まり、原稿の読み取り開始点で第1ミラー台314が、
CCD101に投射している画像は(b)中の411〜
414の主走査方向の1ライン目の画像となる。
【0119】この時、主走査方向の同期信号であるH−
SYNC402の有効エッジをトリガに、V−CLK4
03に同期してCCD101からの画像が読み出されて
いく。読み出されたCCD101の画像は、画像処理部
312のクランプ&Amp.&S/H&A/D部102
によりデジタルデータに変換され、(b)中に411,
412,413,……,414で示す領域の画像データ
として変換される。
【0120】H−SYNC402の1H分の時間(1周
期)に対し、第1ミラー台314は次の取り込みライン
まで移動するように正確に制御され、第1ラインの取り
込み終了後は、同様に第2ライン((b)中415〜4
17で示されるライン)を取り込む。
【0121】この動作を逐次連続して繰り返し、最終ラ
イン((b)中418〜420で示されるライン)まで
取り込む。主走査方向の取り込みが終了したため、V−
ENBLはOFFとされ、画像データが無効になったこ
とを表す。即ち、(b)の421は有効画像外の画像デ
ータである。
【0122】この様に読み取り原稿を2次元の画像デー
タとして取り込む事が可能となる。
【0123】(プリンタ画像処理系の説明)図5は、図
2に示したカラープリンタ部381の制御構成を説明す
るブロック図である。
【0124】以下、構成および動作、特に図2に示した
LEDアレー210〜213の制御動作について説明す
る。
【0125】まず、図2に示したカラースキャナ部38
0のプリンタI/F353(図1に示したプリンタI/
F353a〜353c)から出力された画像は、カラー
プリンタ部381のスキャナインタフェース383(図
1に示したスキャナI/F383a〜383c)に入力
される。これは、図中のスキャナI/F383からスキ
ャナ画像が入力されることを意味する。
【0126】スキャナI/F383から入力された画像
データはメモリ201に格納される。なお、メモリ20
1は、半導体メモリでも固定記憶装置でも、その組み合
わせでも、画像を記憶するためのメモリであればどのよ
うな構成であってもよい。
【0127】また、メモリ201への画像格納と同時も
しくは格納した後、例えば紙先端センサ347からの紙
先端信号などの画像出力要求に対して、メモリ201か
ら画像データが読み出され、それぞれ遅延部202〜2
05におくられる。
【0128】遅延部202〜205は、図2に示した画
像形成部317〜320に対応し、M,C,Y,K各色
の所定の遅延分だけ待って、M,C,Y,K各色画像信
号をLED駆動部206〜209に出力して、紙先端セ
ンサ347とそれぞれの画像形成部との距離の違いを調
整する。これにより、M,C,Y,K4色を所定の位置
に印字することが可能となる。
【0129】LED駆動部206〜209は、遅延部2
02〜205から出力される各色画像信号に基づいて、
LED210〜213を駆動するための信号を生成す
る。LED210〜213は、LED駆動部206〜2
09より入力される駆動信号に基づいて発光して、感光
ドラム342〜345に静電潜像を形成する。
【0130】(画像メモリの構成)図6は、図1に示し
た大容量画像メモリ201の構成を詳細に説明するブロ
ック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付し
てある。
【0131】図において、2001はFIFO部で、複
数のFIFO(First−InFirst−Out)
メモリであるFIFO1(2004),FIFO2(2
005),……,FIFO9(2006)により構成さ
れ、図5に示したようにスキャナI/F383または外
部I/F382から複数の画像信号を同時に受け取り可
能である。
【0132】なお、上述したように画像読み込みを行い
カラースキャナ部380から送られた画像データは、F
IFO部2001にスキャナの画像読み込みの同期信号
のタイミングで書かれる。
【0133】また、図6では、FIFO部2001内に
FIFO1,FIFO2,……,FIFO9の9つのF
IFOが図示されているが、9つに限られるものではな
く、必要な数だけ実装してよい。
【0134】FIFO1(2004),FIFO2(2
005),……,FIFO9(2006)のそれぞれの
出力は、画像データバス2010につながっており、F
IFO1(2004),FIFO2(2005),…
…,FIFO9(2006)から出力される画像データ
は、画像データバス2010を通じて画像データ201
1としてRAM2002へ出力され格納される(書き込
まれる)。
【0135】また、RAM2002に格納されたデータ
は、出力ポート2015を通じてプリンタ部502から
読み出される。
【0136】2003はメモリコントローラで、内部に
CPU,ROM,RAMを備え、CPUはROM又は図
示しない記憶媒体に格納されたプログラムに基づいてメ
モリ201を統括制御する。また、メモリコントローラ
2003は、FIFO1(2004),FIFO2(2
005),……,FIFO9(2006)に対してFI
FO選択信号2007,2008,2009を出力する
とともに、RAM2002に対してRAM書き込み信号
(WR)2012,RAM読み出し信号2013,RA
Mアドレス信号(WADR)2014を出力する。
【0137】2016はスキャナCPUインタフェース
(CPUI/F)で、スキャナCPU300との通信を
制御する。2017はプリンタCPUインタフェース
(CPUI/F)で、プリンタCPU384との通信を
制御する。
【0138】図7は、図6に示したRAM2002にお
ける画像データの保持方法を模式的に示したメモリマッ
プである。
【0139】図において、RAM2002は、画像1〜
画像9のように、ページのイメージで画像データを格納
保持する。また、2104〜2106はそれぞれ画像1
〜画像9の格納アドレスで、メモリコントローラ200
3が発生するRAMアドレス信号(WADR)2014
により指示される。さらに、2100は画像情報領域
で、各画像処理情報、例えば後述する図9に示すように
RAM2100に格納されている画像1〜4に対する画
像情報テーブルが保持されている。
【0140】(画像データの書き込み)以下、図8のタ
イミングチャートを参照して、図6に示したRAM20
02への画像データ書き込みタイミングを説明する。
【0141】図8は、図6に示したRAM2002への
画像データ書き込みタイミングを説明するタイミングチ
ャートである。
【0142】まず、メモリコントローラ2003は、C
PUI/F2016を介してスキャナ部500より入力
される画像クロックVCLK2200よりも大きい周波
数のCLK2201に同期して動作する。このCLK2
201は、FIFO部2001にあるFIFOの個数分
のパルスをVCLK2200の1期間内に出せるような
周波数である。
【0143】メモリコントローラ2003はVCLK2
200の立ち上がり2202の次のCLK2201の立
ち上がり2203に同期して、FIFO1選択信号20
07を有効にし、RAMアドレス信号(WADR)20
14がRAM上のアドレス2104を指すようにRAM
アドレス信号(WADR)2014を発生する。このよ
うにすることで画像データバス2010にFIFO1
(2004)のデータが現れる。
【0144】そして、次のRAM書き込み信号(WR)
2012が有効になる2204の時点でRAMにFIF
O1(2004)のデータである画像1がアドレス21
04の示す位置に書き込まれる。
【0145】次に、CLK2201の立ち上がり220
5でメモリコントローラ2003はFIFO1選択信号
2007を無効にするとともにFIFO2選択信号20
08を有効にし、RAMアドレス信号(WADR)20
14がアドレス2105を指すようにRAMアドレス信
号(WADR)2014を発生し、RAM書き込み信号
(WR)2012を有効にする(2206)、というサ
イクルでFIFO2(2005)のデータがRAM20
02上のアドレス2105に書き込まれる。
【0146】同様のサイクルをFIFOの個数分繰り返
すことにより、すべてのFIFOに保持された画像デー
タがRAM上の適切なアドレスに書き込まれる。このよ
うに、VCLK2200を時分割してメモリに書き込む
ことにより、画像データを擬似的に同時にRAM200
2に書き込む。
【0147】このRAM2002上に書き込まれたデー
タはデータ出力ポート2015を通じてプリンタ部50
2から読み出される。読み出しの際には、メモリコント
ローラ2003はプリンタ部502からの読み出し要求
をCPUI/F2017で受け取るとRAM読み出し信
号2013を有効にし、RAMアドレス信号(WAD
R)2014を制御することによりRAMデータ出力ポ
ート2015に要求されたデータが現れるようにする。
【0148】なお、VCLK2200は、スキャナCP
U300又はスキャナ部500内の不図示の発振器によ
り発振されるものとする。また、CLK2201は、メ
モリコントローラ2003内の不図示の発振器により発
振されるもので、メモリコントローラ2003は、VC
LK2200の立ち上がりエッジ後の最初のCLK22
01の立ち上がり(2203)から画像データの処理を
開始する。
【0149】(画像情報の詳細)以下、図9を参照し
て、図7に示した画像情報領域2100に保持された画
像情報テーブルの一例を説明する。
【0150】図9は、図7に示した画像情報領域210
0に保持された画像情報テーブルの一例を説明する図で
あり、図1に示した画像処理部121a〜121cによ
り施した画像処理に基づく複数の画像データの詳細情報
に対応する。
【0151】図において、画像情報テーブルは、画像番
号に対応する記憶エリアの列2300、画像サイズに対
応する記憶エリアの列2305、カラー情報に対応する
記憶エリアの列2306、濃度補正値に対応する記憶エ
リアの列2307、画像モードに対応する記憶エリアの
列2308、出力用紙種に対応する記憶エリアの列23
09で構成されている。
【0152】ここで、画像番号1に対応する記憶エリア
の行2301は、定型A4サイズ,カラー原稿,濃度補
正値1,文字写真地図モード,普通紙出力であることを
示す。
【0153】また、同様に画像番号2に対応する記憶エ
リアの行2302は、定型A4サイズ,モノクロ原稿,
濃度補正値1,白黒文字モード,普通紙出力であること
を示す。
【0154】この画像情報テーブルは、画像データの書
き込み直前に、スキャナCPU300によって、画像メ
モリ部501のスキャナCPUインタフェース2016
を通じて書き込まれる。
【0155】スキャナ部500は自ら送信した画像処理
情報に従って最適な画像処理を行うように、各画像に対
応する画像処理部の設定を行い、スキャンを行う。
【0156】プリンタCPU384は、プリンタCPU
インタフェース2017を通じてこの画像処理情報(画
像情報テーブル)を読み出すことができる。
【0157】また、プリンタCPU384は同様にプリ
ンタCPUインタフェース2017を通じてメモリコン
トローラ2003に対してデータポート2015に出力
する画像データ(画像データの読み出し要求)を通知す
る。この通知を受けて、メモリコントローラ2003
は、RAM読み出し信号2013を有効にし、RAMア
ドレス信号(WADR)2014を制御して、データ出
力ポート2015に要求されたデータが現れるようにす
る。
【0158】以上により、プリンタ部502は、この画
像情報テーブルを基に、適切な画像処理が施された画像
を選択して出力することが可能となる。
【0159】また、外部I/F382を介して通信可能
な外部装置は、上述したRAM2002内の画像情報領
域2100に格納された画像情報テーブル(図9)を読
み出すことができる。
【0160】さらに、外部I/F382を介して通信可
能な外部装置は、外部I/F382を通じてメモリコン
トローラ2003に対して外部I/F382を介して出
力する画像データ(画像データの読み出し要求)を通知
する。この通知を受けて、メモリコントローラ2003
は、RAM2002内からの画像読み出しを制御して、
外部I/F382を介して要求されたデータを出力する
ようにする。
【0161】以上により、外部I/F382を介して通
信可能な外部装置は、図9に示した画像情報テーブルを
基に、適切な画像処理が施された画像を選択して出力す
ることが可能となる。
【0162】(画像複写動作)図2に示した画像複写装
置としての操作部390上に配置される不図示のコピー
ボタンが押下されると、カラースキャナ部380はカラ
ープリンタ部381に対して画像の出力要求を出す。
【0163】そして、カラープリンタ部381より画像
の読み取り要求がカラースキャナ部380に与えられ、
上述したように画像の読み取りを開始する。これと同
時、もしくは画像の読み取り終了後に、カラープリンタ
部381は、上述したようにカラースキャナ部380か
ら入力された画像を排紙トレイ335に排出することが
でき、これにより複写動作が可能となる構成になってい
る。
【0164】(自動判別領域信号の作り方)図10は、
図1に示したスキャナ部500内に設けられる自動判別
領域信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【0165】図において、1300は自動判別領域信号
発生回路で、図4の(a)に示した信号(V−ENBL
401,H−SYNC402,V−CLK403,DA
TA404)から自動判別領域信号1301を作り出
す。
【0166】1302〜1305はレジスタ1〜レジス
タ4で、スキャナCPU300により設定される読み込
み範囲に対して自動判別(ACS,自動濃度補正)をか
ける領域を決定するための値が格納されている。なお、
本実施形態では、原稿に対して独立で範囲を決める構成
をとっている。
【0167】1306は領域検出回路で、入力されるV
−ENBL401,H−SYNC402,V−CLK4
03,DATA404およびレジスタ1(1302)〜
レジスタ4(1305)のレジスタ値に基づいて、自動
判別領域信号1301を発生させる。
【0168】以下、図11を参照して、図10に示した
自動判別領域信号発生回路1300による自動判別領域
信号1301の生成方法について説明する。
【0169】図11は、図10に示した自動判別領域信
号発生回路1300により発生される自動判別領域信号
1301を説明する図であり、(a)は、自動判別領域
信号1301の発生タイミングを示すタイミングチャー
トに対応し、(b)は、自動判別領域信号1301によ
り判別される領域を示す図に対応する。
【0170】なお、図10で示したレジスタ1(130
2)にはレジスタ値1407が格納され、レジスタ2
(1303)にはレジスタ値1408が格納され、レジ
スタ3(1304)にはレジスタ値1409が格納さ
れ、レジスタ4(1305)にはレジスタ値1410が
格納されているものとする。
【0171】図において、1501は副走査方向の自動
判別領域信号であり、領域検出回路1306の内部で発
生される信号である。
【0172】図10で示した領域検出回路1306は、
入力されるV−ENBL401の有効エッジでH−SY
NC402のカウントを開始する。この時点の副走査方
向の自動判別領域信号1501は無効レベル「L」とす
る(区間1504に相当)。そして、H−SYNC40
2のカウント値とレジスタ1(1302)に格納されて
いるレジスタ値1407とのコンペアマッチが発生する
(H−SYNC402のカウント値とレジスタ1(13
02)に格納されたレジスタ値1407が一致する)と
副走査方向の自動判別領域信号1501を有効レベル
「H」とする(区間1505に相当)。
【0173】次に、領域検出回路1306は、H−SY
NC402のカウント値とレジスタ2(1303)に格
納されているレジスタ値1408とのコンペアマッチが
発生する(H−SYNC402のカウント値とレジスタ
2(1303)に格納されたレジスタ値1408が一致
する)と副走査方向の自動判別領域信号1501を無効
レベル「L」に戻す(区間1506に相当)。
【0174】1502は主走査方向の自動判別領域信号
であり、領域検出回路1306の内部で発生される信号
である。
【0175】領域検出回路1306は、入力されるH−
SYNC402の有効エッジでV−CLK403のカウ
ントを開始する。この時点の主走査方向の自動判別領域
信号1502は無効レベル「L」とする(区間1507
に相当)。そして、V−CLK403のカウント値とレ
ジスタ3(1304)に格納されているレジスタ値14
09とのコンペアマッチが発生する(V−CLK403
のカウント値とレジスタ3(1304)に格納された値
1409が一致する)と主走査方向の自動判別領域信号
1502を有効レベル「H」とする(区間1508に相
当)。
【0176】次に、領域検出回路1306は、V−CL
K403のカウント値とレジスタ4(1305)に格納
されているレジスタ値1410とのコンペアマッチが発
生する(V−CLK403のカウント値とレジスタ4
(1305)に格納された値が一致する)と主走査方向
の自動判別領域信号1502を無効レベル「L」に戻す
(区間1509に相当)。
【0177】また、領域検出回路1306は、副走査方
向の自動判別領域信号1501と主走査方向の自動判別
領域信号1502を論理AND演算し、自動判別領域信
号1301として出力する。
【0178】即ち、自動判別領域信号1301は、副走
査方向の自動判別領域信号1501と主走査方向の自動
判別領域信号1502を論理AND演算した信号であ
る。
【0179】この自動判別領域信号1301は、原稿に
対して図11の(b)のような対応をとる。1520
(外側の四角)は通常の画像読み取り領域となり、15
30(内側の四角)は自動判別領域となる。区間150
4〜1509の各大きさは、レジスタ1(1302)〜
レジスタ3(1304)に格納されたレジスタ値140
7〜1410に対応して変化し、図11の(a)の区間
1504〜1509で表される範囲によって作り出され
る。
【0180】このように作られた自動判別領域1530
は、自動判別領域信号1301により自動判別部(例え
ば、後述する図12に示す色判定部1403)のイネー
ブル信号として動作する。
【0181】なお、上述した自動判別領域信号1301
の生成は、画像読取り動作前のプレスキャン動作時に行
われる。
【0182】(オートカラーセレクト(ACS)の説
明)以下、図12を参照して、スキャナ部500内に設
けられるオートカラーセレクト部の構成を説明する。
【0183】図12は、図1に示したスキャナ部500
内に設けられるオートカラーセレクト部の構成を示すブ
ロック図であり、図10と同一のものには同一の符号を
付してある。
【0184】ここで、オートカラーセレクト(以下、A
CS)とは、原稿がカラーであるのか白黒であるのかを
判断することを示す。つまり、画素ごとの彩度を求めて
ある閾値以上の画素がどれだけ存在するかでカラー判定
を行うものである。
【0185】しかし、白黒原稿であっても、MTF等の
諸処の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画
素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うの
は難しい。このACS手法については、さまざまな方法
が提供されているが、本実施形態では、ACSの方法に
はこだわらない(ACSはいずれの方法で行ってもよ
い)ため、ごく一般的な手法で説明を行う。
【0186】上述したように、白黒画像でもミクロ的に
見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素
が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周
辺の色画素の情報で判定する必要がある。
【0187】図において、1401はフィルタであり、
注目画素に対して周辺画素を参照するためのものであ
り、そのためFIFOの構造をとっている。スキャナC
PU300は、読み込み範囲に対してACSをかける領
域を決定し、レジスタ1(1302)〜レジスタ4(1
305)に対して図11に示したレジスタ値1407〜
1410を設定する(本実施形態では、原稿に対して独
立で範囲を決める構成をとる)。
【0188】自動判別領域信号発生回路1300はスキ
ャナCPU300からレジスタ1(1302)〜レジス
タ4(1305)にセットされたレジスタ値1407〜
1410を元にACSをかける領域を示す自動判別領域
信号1301を作成する。
【0189】1403は色判定部で、注目画素に対して
フィルタ1401内のメモリ内の周辺画素を参照し、注
目画素が色画素か白黒画素かを決定し、色判定信号14
06を出力する。
【0190】詳細には、色判定部1403は、自動判別
領域信号発生回路1300で生成された自動判別領域信
号1301が有効レベル「H」である領域で動作する。
また、色判定部1403は、原稿から読み取られたレッ
ド成分データ(DATA−R),グリーン成分データ
(DATA−G),ブルー成分データ(DATA−B)
の中の最小値を他の2成分から引いてできた2つの値の
差の絶対値を彩度として、ある闘値よりも大きい彩度の
画素が注目画素に対し特定の連続性を確認できたときの
みカウントアップ信号(色判定信号)1406を出力す
る。
【0191】また、1404はカウンタで、色判定部1
403が出力した色判定信号1406の個数を数える。
【0192】スキャン終了後、スキャナCPU300
は、経路1411を介してカウンタ1404のカウンタ
値を読み込み、このカウンタ1404のカウンタ値によ
り、原稿がカラーであるのかモノクロであるのかを判断
する。
【0193】なお、上述したオートカラーセレクト(A
CS)は、画像読取り動作前のプレスキャン動作時に行
われる。
【0194】(自動濃度補正の説明)自動濃度補正機能
は下地飛ばしとも呼ばれ、原稿の背景が白でなく、原稿
の背景全体に薄い色がついている中に画像が存在する場
合に画像の複写を行うと、複写された画像の部分が見に
くくなることがある。これを防ぐために手動で濃度を調
整する手段が通常提供されているが、これを自動で行う
機能である。ここでは、スキャナCPU300が行うも
のとする。
【0195】以下、一般的な自動濃度補正の手順につい
て説明する。
【0196】まず、原稿をスキャンして原稿画像中の濃
度のヒストグラムを作成する。このヒストグラムは、ス
キャンと同時に作成され、その有効範囲は自動判別領域
信号発生回路1300で作られた自動判別領域信号13
01が有効「H」になっている間である。
【0197】このようにして得られたヒストグラムに対
して、孤立点の除去・スムージングを行ったうえで、最
も頻度が高い濃度を求め、さらに求められた濃度に対応
した濃度補正値を決定する。ここでは、濃度補正値は、
濃度の低いほうから高いほうに対応して「0」〜「8」
の9段階の整数値である。
【0198】ここで求めた濃度補正値を使用して、画像
処理部121中の色空間圧縮&下地除去&LOG変換部
107(図3)の設定を行う。ここでは、9段階の濃度
補正値それぞれに対応したLOG変換テーブルを9つ用
意し、求めた濃度補正値に対応したLOG変換テーブル
を用いることを色空間圧縮&下地除去&LOG変換部1
07に対して設定する。このような設定を行った後、ス
キャンを行うと、濃度が補正された画像が得られる。
【0199】なお、上述した自動濃度補正は、従来は図
17,図18に示したように、画像読取り動作前のプレ
スキャン動作時に行われていた。
【0200】すなわち、従来の方式においては、同一原
稿に対して2回のスキャンが行われることとなり、自動
濃度補正機能のためにプロダクティビティが落ちてしま
っていたが、本実施形態では、大容量画像メモリに複数
の画像を同時に書き込むことができるように構成されて
いるので、画像読み取りスキャンと同時に、例えば9段
階の濃度補正値に対応した9個の画像を画像メモリに書
き込み、プリンタが出力時にどの画像を出力するかを選
択することにより、意図する画像補正がなされた画像出
力結果を短時間に得ることができる。以下、その詳細手
順について図13,図14に示すフローチャートおよび
図15に示す画像補正テーブルを参照して説明する。
【0201】図13,図14は、本発明に係る画像処理
装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、図13は自動濃度補正シーケンスの手順に対
応し、図14は、図17に示す自動濃度補正シーケンス
中に実行される濃度補正タスク処理手順に対応する。な
お、図13における(3101)〜(3109)および
図14における(3121)〜(3125)は各ステッ
プを示す。
【0202】先ず、ステップ(3101)で、スキャン
シーケンスが開始されると、ステップ(3102)で、
画像処理部121の設定を行う。本実施形態では、濃度
補正値は、例えば「0〜8」の9段階なので、ここでは
9個の画像処理部を用いる。第1番目の画像処理部に
は、濃度補正値「0」に対応した濃度補正テーブルを用
いて設定を行う。第2〜第8番目の画像処理部には、そ
れぞれ濃度補正値「1」〜「8」に対応した濃度補正テ
ーブルを用いて設定を行う。これにより、画像読み取り
スキャンを実行すると、画像メモリ201に9段階の濃
度補正が行われた9個の画像情報が書き込まれる。
【0203】次に、ステップ(3103)で、9個の画
像情報をプリンタへ通知する。そして、ステップ(31
03)で、通知された画像情報を基に、プリンタCPU
では、図15に示すような画像メモリ情報テーブル32
01を作成する。そして、ステップ(3103)の画像
情報の通知が終了すると、ステップ(3104)へ進
み、画像読み取りスキャンを開始する。このステップ
(3104)では、画像メモリ201への読み取り画像
の書き込みをそれぞれの画像処理部が行うと同時に、画
像濃度測定も実行している。
【0204】そして、ステップ(3105)で、原稿画
像のスキャンが終了すると、ステップ(3106)へ進
み、濃度補正タスクをスタートさせる。なお、濃度補正
タスクはステップ(3107)のバックスキャンと並行
して実行される。このようにしてバックスキャンが終了
すると、ステップ(3108)へ進み、次に、スキャン
すべき原稿があるかどうかを判断し、無いと判断した場
合には、ステップ(3109)へ進み、当該スキャンシ
ーケンスが終了する。
【0205】一方、ステップ(3108)で、スキャン
すべき原稿があると判断した場合には、原稿交換後、ス
テップ(3102)へ戻り、上記の動作ステップを再び
繰り返す。以下、図14を参照して、本実施形態におけ
る濃度補正タスクについて説明する。
【0206】先ず、ステップ(3121)において、濃
度補正タスクが開始されると、ステップ(3122)
で、ステップ(3104)のスキャンで測定された濃度
に基づいて濃度分布ヒストグラムを作成する。そして、
ステップ(3123)では、その濃度ヒストグラムから
濃度補正値を算出し、ステップ(3124)で、算出さ
れた濃度補正値をプリンタへ通知する。そして、ステッ
プ(3125)で、タスク終了となる。
【0207】なお、プリンタでは、スキャナから通知さ
れる画像情報テーブル3200と、スキャナから通知さ
れる濃度補正値を基にして画像メモリ中のどの画像情報
を出力するかを選択する。
【0208】例えば、スキャナから濃度補正値として
「4」が通知された場合、画像情報テーブル3200中
の画像番号「1」〜「9」で示した画像情報3201〜
3209のうち、濃度補正値として「4」を持つのは、
画像情報3205である。
【0209】そこで、プリンタは、スキャナからスキャ
ン終了および濃度補正値の通知が行われた後、画像メモ
リ中の画像情報3205を選択して読み出し、これを出
力候補として作像処理することにより、自動濃度補正を
行った複写動作が完了する。
【0210】なお、上記実施形態では、自動的に算出さ
れた画像情報の濃度補正値に基づき、記憶された1つの
画像情報を選択して読み出して画像出力する場合につい
て説明したが、プリンタ部の設定やスキャナ部の操作部
からの指示に基づき、選択された濃度補正値に近い複数
の画像情報を合わせて読み出して画像出力するように制
御してもよい。これにより、ユーザの好みに近い画像情
報を合わせて得ることができる。
【0211】また、上記実施形態では、原稿により得ら
れる画像情報に対して処理を行う場合について説明した
が、処理を行う画像情報は、原稿により得られる画像情
報に限定されるものではない。例えばデジタルカメラに
より撮像された画像から得られる画像情報、またネット
ワークからダウンロードした画像から得られる画像情報
に対して処理を行ってもよい。
【0212】また、上記デジタルカメラから得られる画
像情報及び、ネットワークからダウンロードした画像情
報の入力方法は、例えば、図1の画像処理装置と通信回
路により接続されるホストコンピュータ(図示しない)
から該通信回線を介して画像情報を入力するようにすれ
ばよい。
【0213】以下、図16に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像処理シス
テムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0214】図16は、本発明に係る画像処理装置を適
用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ
処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説
明する図である。
【0215】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0216】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0217】本実施形態における図13,図14に示す
機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリや
FD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。
【0218】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0219】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0220】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0221】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0222】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0223】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0224】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0225】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜19の発明によれば、入力される1つの画像情報に対
して特定の画像処理を複数種類施して複数の画像情報を
同時に生成し、該生成される各画像情報を記憶させてお
き、該算出された画像濃度補正値および生成される複数
の画像情報の特徴情報を画像出力装置に通知して、該通
知された画像濃度補正値および生成される複数の画像情
報の特徴情報から画像情報を選択するので、原稿画像読
み取り時に並行して画像処理が施されている出力すべき
画像情報を画像出力装置が自動的に選択可能となり、原
稿画像の複写処理時における一連の複写処理時間を大幅
に短縮してスループットを向上させることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像処理装置の論理
的な構成および画像データ信号の流れを説明するブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した画像複写装置の全体構成を説明す
る断面図である。
【図3】図2に示した画像処理基板内のデジタル画像処
理部の構成を詳細に説明するブロック図である。
【図4】図2に示したカラースキャナ部内部で流れる画
像信号の構成を説明する図である。
【図5】図2に示したカラープリンタ部の制御構成を説
明するブロック図である。
【図6】図1に示した大容量画像メモリの構成を詳細に
説明するブロック図である。
【図7】図6に示したRAMにおける画像データの保持
方法を模式的に示したメモリマップである。
【図8】図6に示したRAMへの画像データ書き込みタ
イミングを説明するタイミングチャートである。
【図9】図7に示した画像情報領域に保持された画像情
報テーブルの一例を説明する図である。
【図10】図1に示したスキャナ部内に設けられる自動
判別領域信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示した自動判別領域信号発生回路に
より発生される自動判別領域信号を説明する図である。
【図12】図1に示したスキャナ部内に設けられるオー
トカラーセレクト部の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る画像処理装置におけるデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像処理装置におけるデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】図1に示したプリンタCPUにより作成され
る画像メモリ情報テーブルの一例を示す図である。
【図16】本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像
処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【図17】従来の画像処理装置における画像濃度補正処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】従来の画像処理装置における画像濃度補正処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
121a〜121c 画像処理部 201 大容量画像メモリ 300 スキャナCPU 382 外部I/F 384 プリンタCPU 500 スキャナ部 501 大容量画像メモリ部 502 プリンタ部 3000 ネットワーク 3001 画像複写装置 3002 コンピュータ 3003 カラープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 BA03 BA07 BB10 BD36 BD53 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE11 CH04 DB02 DB06 DB09 DC19 DC23 5C077 LL18 MM20 MP06 PP15 PP27 PP28 PP37 PP60 PQ08 PQ22 PQ23 TT06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画像を表す画像情報を入力する画像
    入力手段を備える画像処理装置であって、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に基
    づき画像濃度補正値情報を算出する算出手段と、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に対
    して特定の画像処理を複数種類施して複数の画像情報を
    生成する複数の画像処理手段と、 前記複数の画像処理手段により生成される各画像情報を
    記憶する画像記憶手段と、 前記算出手段により算出された画像濃度補正値を画像出
    力装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記通知手段は、さらに、複数の画像処
    理手段により生成される複数の画像情報の特徴情報を画
    像出力装置に通知することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 対象画像を表す画像情報を入力して特定
    の画像処理がなされた複数の画像情報を記憶する画像メ
    モリを備え、該画像メモリに記憶された画像情報を読み
    出し可能な画像処理装置であって、 前記画像入力装置から通知される入力画像に関する画像
    濃度補正値に基づき、前記画像メモリから出力すべき画
    像情報を選択する選択手段と、 前記選択手段により読み出される画像情報に基づいて記
    録媒体に画像を出力する画像出力手段と、を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記画像メモリに記憶
    されている複数の画像情報の特徴情報に基づき、前記画
    像メモリから出力すべき画像情報を選択することを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の画像処理は、濃度補正処理で
    あることを特徴とする請求項1または3記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の画像情報の特徴情報は、画像
    サイズ,カラー情報,濃度補正値,画像モード,紙種を
    含むテーブルデータであることを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 対象画像を表す画像情報の濃度補正値を
    算出し、該画像情報に基づき特定の画像処理がなされた
    複数の画像情報を画像メモリに記憶する第1の画像処理
    装置と接続される画像処理装置であって、 前記第1の画像処理装置から前記画像濃度補正値を入力
    する第1の入力手段と、 前記第1の入力手段により入力された画像濃度補正値に
    基づいて前記画像メモリに記憶された複数の画像情報か
    ら処理すべき画像情報を入力する第2の入力手段と、 前記第2の入力手段により入力された画像情報に基づい
    て画像を生成する生成手段と、を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  8. 【請求項8】 対象画像を表す画像情報を入力する画像
    入力手段を備える画像処理装置における画像処理方法で
    あって、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に基
    づき画像濃度補正値情報を算出する算出工程と、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に対
    して特定の画像処理を複数種類施して複数の画像情報を
    生成する複数の画像処理工程と、 前記複数の画像処理工程により生成される各画像情報を
    メモリ上に記憶する画像記憶工程と、 前記算出工程により算出された画像濃度補正値を画像出
    力装置に通知する通知工程と、を有することを特徴とす
    る画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記通知工程は、さらに複数の画像処理
    工程により生成される複数の画像情報の特徴情報を前記
    画像出力装置に通知することを特徴とする請求項8記載
    の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 対象画像を表す画像情報を入力して特
    定の画像処理がなされた複数の画像情報を記憶する画像
    メモリを備え、該画像メモリに記憶された画像情報を読
    み出し可能な画像処理装置における画像処理方法であっ
    て、 前記画像入力装置から通知される入力画像に関する画像
    濃度補正値に基づき、前記画像メモリから出力すべき画
    像情報を選択する選択工程と、 前記選択工程により読み出される画像情報に基づいて記
    録媒体に画像を出力する画像出力工程とを有することを
    特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記選択工程は、さらに前記画像メモ
    リに記憶されている複数の画像情報の特徴情報に基づ
    き、前記画像メモリから出力すべき画像情報を選択する
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記特定の画像処理は、濃度補正処理
    であることを特徴とする請求項8または10記載の画像
    処理方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の画像情報の特徴情報は、画
    像サイズ,カラー情報,濃度補正値,画像モード,紙種
    を含むテーブルデータであることを特徴とする請求項8
    または10記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 対象画像を表す画像情報の濃度補正値
    を算出し、該画像情報に基づき特定の画像処理がなされ
    た複数の画像情報を画像メモリに記憶する第1の画像処
    理装置と接続される画像処理装置における画像処理方法
    であって、 前記第1の画像処理装置から前記画像濃度補正値を入力
    する第1の入力工程と、 前記第1の入力工程により入力された画像濃度補正値に
    基づいて前記画像メモリに記憶された複数の画像情報か
    ら処理すべき画像情報を入力する第2の入力工程と、 前記第2の入力工程により入力された画像情報に基づい
    て画像を生成する生成工程と、を有することを特徴とす
    る画像処理方法。
  15. 【請求項15】 対象画像を表す画像情報を入力する画
    像入力手段を備える画像処理装置に、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に基
    づき画像濃度補正値情報を算出する算出工程と、 前記画像入力手段により入力される1つの画像情報に対
    して特定の画像処理を複数種類施して複数の画像情報を
    生成する複数の画像処理工程と、 前記複数の画像処理工程により生成される各画像情報を
    メモリ上に記憶する画像記憶工程と、 前記算出工程により算出された画像濃度補正値を画像出
    力装置に通知する通知工程とを実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】 前記通知工程は、さらに複数の画像処
    理工程により生成される複数の画像情報の特徴情報を前
    記画像出力装置に通知することを特徴とする請求項15
    記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 対象画像を表す画像情報を入力して特
    定の画像処理がなされた複数の画像情報を記憶する画像
    メモリを備え、該画像メモリに記憶された画像情報を読
    み出し可能な画像処理装置に、 前記画像入力装置から通知される入力画像に関する画像
    濃度補正値に基づき、前記画像メモリから出力すべき画
    像情報を選択する選択工程と、 前記選択工程により読み出される画像情報に基づいて記
    録媒体に画像を出力する画像出力工程とを実行させるた
    めのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能
    な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記選択工程は、さらに前記画像メモ
    リに記憶されている複数の画像情報の特徴情報に基づ
    き、前記画像メモリから出力すべき画像情報を選択する
    ことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 対象画像を表す画像情報の濃度補正値
    を算出し、該画像情報に基づき特定の画像処理がなされ
    た複数の画像情報を画像メモリに記憶する第1の画像処
    理装置と接続される画像処理装置に、 前記第1の画像処理装置から前記画像濃度補正値を入力
    する第1の入力工程と、 前記第1の入力工程により入力された画像濃度補正値に
    基づいて前記画像メモリに記憶された複数の画像情報か
    ら処理すべき画像情報を入力する第2の入力工程と、 前記第2の入力工程により入力された画像情報に基づい
    て画像を生成する生成工程とを実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒
    体。
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