JP2001216942A - ウェッジベース電球 - Google Patents

ウェッジベース電球

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JP2001216942A JP2000024661A JP2000024661A JP2001216942A JP 2001216942 A JP2001216942 A JP 2001216942A JP 2000024661 A JP2000024661 A JP 2000024661A JP 2000024661 A JP2000024661 A JP 2000024661A JP 2001216942 A JP2001216942 A JP 2001216942A
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェッジベース電球用ソケットに対応し、J
IS規格を満足する色彩色度に発色した安価なウェッジ
ベース電球を提供する。 【解決手段】 本発明のウェッジベース電球は、プレス
シール部12を有する着色ガラスバルブ11と、着色ガ
ラスバルブ11内に収容されたフィラメント13と、先
端側がフィラメント13に接続され基端側がプレスシー
ル部12から露出されたリード線14を含む電球本体1
と、プレスシール部12を被覆するように取り付けられ
た筒状の絶縁カラー2から構成され、着色ガラスバルブ
11は、発色化合物または発色元素含有のガラス管の成
形部位全体を還元雰囲気下、所定の温度領域で加熱溶融
し、金型に入れて膨らませることにより形成され、かつ
加熱溶融生成されたコロイドにより発色している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
方向指示灯、テール/ストップ灯に使用されるウェッジ
ベース電球に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の方向指示灯、テール/ストップ
灯等に使用される電球は、1980年代後半より軽量
化、組立の自動化、コストダウン等を目的として、図6
に示す口金付き電球から図7に示すウェッジベース電球
へと移行され、現在ではほとんどの自動車にウェッジベ
ース電球が採用されている。例えば、自動車に使用され
る方向指示用のランプユニットとしては、黄橙色に着色
された合成樹脂製ランプレンズと、無色透明なウェッジ
ベース電球からなる構成が採用されてきた。ところが、
近年になって自動車のデザインが重要視されるようにな
り、この方向指示用のランプユニットにおいて、合成樹
脂製ランプレンズを無色透明にして、電球のガラスバル
ブ自身を着色したものが採用されるようになってきた。
【0003】一方、工業的に使用されている赤色・黄橙
色・黄色等の暖色系の着色ガラスは、CdSとCdSe
等の発色化合物またはAu、Cu等の発色元素を含有す
るガラスを、還元雰囲気下、所定の温度領域で数分から
数時間加熱溶融することにより、加工される。これらの
適切な加工条件を駆使することで、自動車用の電球に発
色を施すことも可能である。ここで、自動車の方向指示
用電球として口金付き電球を採用する場合、そのガラス
バルブは、CdS−CdSeコロイドで着色されたガラ
ス管(この状態では十分な着色がなされていない)の成
形部位全体を還元雰囲気下、所定の温度領域(ガラスの
軟化点以上、ガラスの軟化点+100℃以下)で再び溶
融し、金型に入れ、ガラス管の中に空気を吹き付け(又
は金型の中を陰圧にして吸引し)膨らまして製造される
ので、所望の色彩色度(黄橙色)に発色させることがで
きる。しかしながら、自動車の方向指示用電球としてウ
ェッジベース電球を採用する場合、従来の製造方法で
は、CdS−CdSeコロイドで着色されたガラス管
(この状態では十分な着色がなされていない)の成形部
位における一端を還元雰囲気下、所定の温度領域(ガラ
スの軟化点以上、ガラスの軟化点+100℃以下)で半
球状に溶融成形し、他端を同様に還元雰囲気下、所定の
温度領域(ガラスの軟化点以上、ガラスの軟化点+10
0℃以下)でプレスシールするので、図7に示すガラス
バルブの半球状頭部(A部)及びプレスシール部(C
部)は十分に発色させることができるが、管状胴部(B
部)は十分に発色させることができない。また、ウェッ
ジベース電球のガラスバルブを、口金付き電球と同様
に、CdS−CdSeコロイドで着色されたガラス管
(この状態では十分な着色がなされていない)の成形部
位全体を還元雰囲気下、所定の温度領域(ガラスの軟化
点以上、ガラスの軟化点+100℃以下)で再び溶融
し、金型に入れ、ガラス管の中に空気を吹き付け(又は
金型の中を陰圧にして吸引し)て膨らました後、プレス
シールして製造しようとすると、ガラスバルブの肉厚は
規格通りの薄肉に形成できるが、プレスシール部の肉厚
は不足してJIS規格から外れてしまう。そこで、プレ
スシール部の肉厚がJIS規格から外れないように、従
来のガラス管の肉厚をより厚くして製造しようとする
と、加工に要する時間が長くなるとともに、高価な着色
ガラスを使用している関係で非常に高価なものとなって
しまう。さらに、肉厚が大きいため色彩色度や光束がJ
IS規格外となる虞もある。
【0004】従って、黄橙色に着色された方向指示用の
電球としては、比較的薄肉に製造することができる口金
付き電球、または、無色透明なガラスバルブ表面に塗料
をコーティングしたウェッジベース電球のどちらかを選
択しなければならないのが現状である。しかしながら、
口金付き電球を採用するには、ほとんどの自動車に使用
されているウェッジベース電球用のソケットを口金付き
電球用のソケットに変更しなければならないことにな
り、コスト的にも不利であり、また自動車用電球をウェ
ッジベース化してきた経緯に対しても逆行することにな
る。また、従来の無色透明なガラスバルブのウェッジベ
ース電球を採用して、そのガラスバルブ表面に塗料をコ
ーティングして使用しようとすると、コーティングの塗
布斑やピンホール等の発生を抑えて製造することが困難
であるとともに、塗料が点灯時の温度に耐えきれずに変
色または剥離してしまう虞もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためのもので、ウェッジベース電球用ソケッ
トに対応し、JIS規格を満足する色彩色度に発色した
安価なウェッジベース電球を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために鋭意検討の結果、薄肉に成形されるととも
にコロイドで発色した着色ガラスバルブを採用した上
で、不足するプレスシール部の肉厚を絶縁カラーで確保
することにより、現行規格のウェッジベース電球用ソケ
ットに対応し、JIS規格を満足する色彩色度に発色し
たウェッジベース電球を安価に得られることを見出し、
本発明に到達した。すなわち本発明は、着色ガラスバル
ブと、該着色ガラスバルブ内に収容されたフィラメント
と、先端側で該フィラメントに接続されたリード線を含
み、該リード線の基端側が前記着色ガラスバルブから露
出するようにプレスシールされてなる電球本体と、該電
球本体のプレスシール部を被覆するように取り付けられ
た筒状の絶縁カラーからなるウェッジベース電球であっ
て、前記着色ガラスバルブは、発色化合物または発色元
素含有のガラス管の成形部位全体を還元雰囲気下、所定
の温度領域で加熱溶融し、金型に入れて膨らませること
により形成され、かつ加熱溶融によって生成されたコロ
イドにより発色されてなるウェッジベース電球である。
ここで、加熱溶融温度は、使用されるガラスの軟化点以
上、ガラスの軟化点+100℃以下であるのが好まし
い。尚、発色化合物としてはCdS、CdSとCdSe
の混合物、Cu2O、FeS、 SbS2、Sb23等が
挙げられ、発色元素としてはCu、Ag、Au、S、S
e、P等が挙げられる。また、必要ならばプレスシール
部外壁には凸部が設けられるとともに、絶縁カラー内壁
に該凸部と係合する係合手段が設けられてもよい。さら
に、絶縁カラー内壁には、長手方向に複数の突条部が設
けられていてもよい。この場合、突条部が4〜12本設
けられるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明のウェッジベース電球の斜視図
であり、図2は図1に示す電球本体1の斜視図である。
本発明のウェッジベース電球は、プレスシール部12を
有する着色ガラスバルブ11と、着色ガラスバルブ11
内に収容されたフィラメント13と、先端側がフィラメ
ント13に接続され基端側がプレスシール部12から露
出されたリード線14を含む電球本体1と、プレスシー
ル部12を被覆するように取り付けられた筒状の絶縁カ
ラー2から構成され、着色ガラスバルブ11は、発色化
合物または発色元素含有のガラス管の成形部位全体を還
元雰囲気下、所定の温度領域で加熱溶融し、金型に入れ
て膨らませることにより形成され、かつ加熱溶融によっ
て生成されたコロイドにより発色している。
【0008】着色ガラスバルブ11は、発色化合物また
は発色元素を含むガラス管の成形部位全体を還元雰囲気
下かつ所定の温度領域で加熱溶融し、金型に入れて膨ら
ませることにより形成し、この時の加熱溶融によって生
成されたコロイドにより、所望の色彩色度に発色させた
ものである。この着色ガラスバルブ11頭部及び胴部の
肉厚は、通常0.3mm〜0.6mmである。例えば、
黄橙色の発色化合物としてCdS−CdSe混合物を含
むガラス管を生産し、このガラス管から着色ガラスバル
ブ11を製造する場合、安定なコロイド着色を得るに
は、先ず着色主成分であるCd、Se、Sを、ガラス中
に多く均一に残留させる必要がある。これらの成分は、
元素状態または硫化物の状態では揮発しやすいので、基
礎ガラス組成や使用原料、酸化還元状態を調整する添加
剤などを適切に決定した上で、更に溶融温度、雰囲気を
適切に調整する必要もある。これらの条件を満たすこと
によりガラス中には発色に必要な成分を均一に含ませる
ことが可能であるが、その後のガラスの管成形は、酸化
雰囲気下、900℃〜1000℃位の温度で行われる
為、コロイドが十分成長せず、所望の色彩色度に至るま
で発色していない。そこで、このガラス管の成形部位全
体を還元雰囲気下、所定の温度領域で(ガラスの軟化点
以上、ガラスの軟化点+100℃以下)、所定時間(数
分から数時間)再び溶融し、金型に入れ、ガラス管の中
に空気を吹き付け(又は金型の中を陰圧にして吸引し)
て膨らました後、プレスシールする。これにより、所望
の色彩色度に発色した着色ガラスバルブが得られる。
尚、その他の発色化合物としてはCdS、Cu2O、F
eS、 SbS2、Sb23等が挙げられ、これらの化合
物を含むガラス管からも同様に着色ガラスバルブが得ら
れる。また、化合物コロイドによる着色の他に、元素コ
ロイドによる着色方法もある。使用される発色元素とし
てはCu、Ag、Au、S、Se、P等が挙げられる。
この場合も、基礎ガラス組成や使用原料、酸化還元状態
を調整する添加剤などを適切に決定し、ガラス管を製造
する必要がある。そして、このガラス管を、還元雰囲気
下、所定の温度領域で加熱溶融することにより、元素の
熱的還元をおこし元素ガスを発生させる。この元素ガス
が一定濃度以上に達すると凝集して結晶(コロイド)と
して析出し、発色する。この時、結晶(コロイド)の
数、大きさにより吸収する波長や強度が決まり、着色ガ
ラスバルブの色彩色度が決まる。
【0009】そして、図2は電球本体1の斜視図であっ
て、着色ガラスバルブ11のプレスシール部12には、
製造時に排気管を配置してプレスシールすることにより
形成される半円柱状の排気部122と、凸部121が表
裏一個ずつ設けられている。凸部121は、後述する絶
縁カラー2の内壁に設けられた凹部23と係合して絶縁
カラー2を固定するためのものである。ここで、薄肉の
プレスシール部12には複数の凸部121を設けるのが
困難であるので、凸部121は片面に1個または表裏1
個程度設けられるのが好ましい。また、プレスシール部
12に凹部を設けて絶縁カラー2に凸部を設けるように
することもできるが、このようにするとプレスシール部
12の凹部からリード線14までのガラス肉厚が非常に
薄くなり、クラック、破損、リーク等の可能性があるの
で、本実施例のようにプレスシール部12に凸部121
を設けるのが好ましい。尚、プレスシール時に排気管を
配置せずに排気部122を形成しないよう製造すること
もでき、この場合、プレスシール部12の凸部121以
外は平坦になる。
【0010】着色ガラスバルブ11の内部にはフィラメ
ント13が収容されている。一般に、自動車の方向指示
灯には図1に示すようにフィラメント13が1つ収容さ
れたシングルフィラメントのウェッジベース電球が採用
されており、テール/ストップ灯には図5に示すように
フィラメント13が2つ収容されたダブルフィラメント
のウェッジベース電球が採用されている。そして、フィ
ラメント13にはリード線14の先端側が接続されてお
り、このリード線14の他端側はプレスシール部12の
端部から露出され、図1に示すようにプレスシール部1
2を被覆するように取り付けられた絶縁カラー2に沿っ
て折り曲げられる。ウェッジベース電球がソケット(図
示しない)に装着されたとき、このリード線14が電気
的に接続され、点灯することとなる。
【0011】図3に示すものは、図2に示す着色ガラス
バルブ11のプレスシール部12を被覆するように取り
付けられる筒状の絶縁カラー2である。薄肉に成形され
たプレスシール部12を有するウェッジベース電球では
ソケットに固定できない(JIS規格に満たない)の
で、絶縁カラー2はこの問題を解消する補助アダプター
として機能する。この絶縁カラー2の厚さは、通常0.
3mm〜0.6mm位である。また絶縁カラー2の形成
材料としては、耐熱性を有するものであれば限定するも
のではないが、ナイロン、テフロン、熱硬化性フェノー
ル樹脂等が好ましい。絶縁カラー2の外壁にはウェッジ
ベース電球用ソケット(図示しない)と係合するととも
にリード線14の左右へのずれを防止するための複数の
突起21が表裏同じように設けられている。この複数の
突起21の設けられる位置や形状はJIS規格で決まっ
ており、これにより図1に示すシングルフィラメントの
ウェッジベース電球と図5に示すウェッジベース電球を
区別するようになっている。さらに、絶縁カラー2の端
部にはリード線14を折り曲げやすくするとともにその
位置合わせともなる溝22を設けるのが好ましい。この
溝22は露出されるリード線13の数に合わせて、図1
に示すシングルフィラメントのウェッジベース電球では
2個、図5に示すダブルフィラメントのウェッジベース
電球では4個設けられ、この部分をチェックすることに
より絶縁カラーの組み付け違い(シングルフィラメント
のガラスバルブにダブルフィラメント用絶縁カラーを組
み付ける)を防止することもできる。
【0012】そして図4に示すように、絶縁カラー2の
内壁には、前述のプレスシール部12上に設けられた凸
部121と係合する凹部23と、排気部122の形状に
対応して設けられた半円柱状溝24(絶縁カラー2の外
壁はこの半円柱状溝24に対応して盛り上がっている)
が設けられている。また絶縁カラー2の内壁には、対向
する凹部23の設けられた面に4本ずつ、その他の対向
する面に1本ずつ、合計10本の三角柱状突条部25が
長手方向に設けられている。この突条部25は、プレス
シール部12の平坦面の肉厚及び幅が製品ごとに微妙に
異なることによる絶縁カラー2のぐらつきを防止する手
段として設けられる。ここで、突条部25の高さとして
は0.1〜0.3mm、幅としては0.2〜0.5mm
位が好ましく、この位の高さと幅であれば、プレスシー
ル部12に絶縁カラー2を取り付けたときに、突条部2
5の頂点付近が若干潰れて、強固に固定される。また、
突条部25の形状について特に限定するものではない
が、本実施例に示される三角柱状または半円柱状等に形
成されたものが好ましい。さらに、突条部25の数につ
いても限定するものではないが、4〜12本位が好まし
い。プレスシール部12の肉厚が薄い場合に突条部25
の数が4本未満であると固定が不十分となる虞があり、
プレスシール部12の肉厚が厚い場合に突条部25の数
が12本を越えると取り付けにくくなる虞がある。ぐら
つきを防止する手段としては小突起等でもよいが、図4
に示すように長手方向に突条部25を設けることによ
り、絶縁カラー2内壁をほとんど傷つけることなく成形
金型を引き抜くことができる。すなわち、絶縁カラー2
を容易に一体成形することができるというメリットがあ
る。尚、精度よくプレスシール部12および絶縁カラー
2を成形できれば、突条部25等の固定手段は設けなく
てもよい。
【0013】本発明のウェッジベース電球は、以下のよ
うに製造される。 発色化合物または発色元素を含むガラス管のうち、着
色ガラスバルブ11の成形に必要な部位全体を還元雰囲
気下、所定の温度領域(ガラスの軟化点以上、ガラスの
軟化点+100℃以下)で溶融し、金型に入れ、ガラス
管の中に空気を吹き付け(又は金型の中を陰圧にして吸
引し)膨らます。 ガラス管より、溶融させた部分を切断する。 溶融成形した着色ガラスバルブ11の内部にフィラメ
ント13及びこれに接続されたリード線14の一部を収
納するとともに、その開口部に排気管を配置する。 開口部をプレスシールする。 排気管より排気を行い、着色ガラスバルブ11の内部
を真空にする、または、真空にした後に不活性ガスを注
入する。 排気管の端部を閉じる。 絶縁カラー2を成形し、プレスシール部12にこれを
被覆するように取り付ける。 プレスシール部12の端部から露出されたリード線1
4を絶縁カラー2に沿って折り曲げる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ウェ
ッジベース電球用ソケットを口金付き電球用ソケットに
変更することなく使用できるので、費用の無駄を省くこ
とができる。また、JIS規格を満足する色彩色度に発
色したウェッジベース電球を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェッジベース電球の実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す電球本体1の斜視図である。
【図3】図1に示す絶縁カラー2の説明図である。
【図4】図3に示すA−A線断面図である。
【図5】本発明のウェッジベース電球の他の実施例を示
す斜視図である。
【図6】従来の口金付き電球の正面図である。
【図7】従来のウェッジベース電球の説明図である。
【符号の説明】
1 電球本体 11 着色ガラスバルブ 12 プレスシール部 121 凸部 122 排気部 13 フィラメント 14 リード線 2 絶縁カラー 21 突起 22 溝 23 凹部 24 半円柱状溝 25 突条部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月22日(2001.2.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】そして、図2は電球本体1の斜視図であっ
て、着色ガラスバルブ11のプレスシール部12には、
製造時に排気管を配置してプレスシールすることにより
形成される半円柱状の排気部122と、凸部121が表
裏一個ずつ設けられている。凸部121は、後述する絶
縁カラー2の内壁に設けられた凹部23と係合して絶縁
カラー2を固定するためのものである。ここで、薄肉の
プレスシール部12には複数の凸部121を設けるのが
困難であるので、凸部121は片面に1個または表裏1
個程度設けられるのが好ましい。また、プレスシール部
12に凹部を設けて絶縁カラー2に凸部を設けるように
することもできるが、このようにするとプレスシール部
12の凹部からリード線14までのガラス肉厚が非常に
薄くなり、クラック、破損、リーク等の可能性があるの
で、本実施例のようにプレスシール部12に凸部121
を設けるのが好ましい。尚、プレスシール時に排気部1
22を形成しないよう製造することもでき、この場合、
プレスシール部12の凸部121以外は平坦になる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色ガラスバルブと、該着色ガラスバル
    ブ内に収容されたフィラメントと、先端側で該フィラメ
    ントに接続されたリード線を含み、該リード線の基端側
    が前記着色ガラスバルブから露出するようにプレスシー
    ルされてなる電球本体と、該電球本体のプレスシール部
    を被覆するように取り付けられた筒状の絶縁カラーから
    なるウェッジベース電球であって、前記着色ガラスバル
    ブは、発色化合物または発色元素含有のガラス管の成形
    部位全体を還元雰囲気下、所定の温度領域で加熱溶融
    し、金型に入れて膨らませることにより形成され、かつ
    加熱溶融によって生成されたコロイドにより発色されて
    なるウェッジベース電球。
  2. 【請求項2】 加熱溶融温度が、使用されるガラスの軟
    化点以上、ガラスの軟化点+100℃以下である請求項
    1記載のウェッジベース電球。
  3. 【請求項3】 発色化合物が、CdS、CdSとCdS
    eの混合物、Cu2O、FeS、 SbS2、Sb23
    群から選ばれる一つである請求項1または2に記載のウ
    ェッジベース電球。
  4. 【請求項4】 発色元素がCu、Ag、Au、S、S
    e、Pの群から選ばれる一つである請求項1または2に
    記載のウェッジベース電球。
  5. 【請求項5】 プレスシール部外壁に凸部が設けられる
    とともに、絶縁カラー内壁に該凸部と係合する係合手段
    が設けられてなる請求項1〜4のいずれかに記載のウェ
    ッジベース電球。
  6. 【請求項6】 絶縁カラー内壁には、長手方向に複数の
    突条部が設けられてなる請求項1〜5のいずれかに記載
    のウェッジベース電球。
  7. 【請求項7】 突条部が4〜12本設けられている請求
    項6記載のウェッジベース電球。
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