JP2005011751A - 着色電球および車両用照明装置 - Google Patents

着色電球および車両用照明装置 Download PDF

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康樹 竹松
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/04Joining glass to metal by means of an interlayer
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Abstract

【課題】着色ガラスバルブの入手ならびに加工が容易で、電球の製造時ならびに使用中における経時変化に起因する色度の変化を低減できる、光学特性にも優れた着色電球および車両用照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】組成がSiO、NaO、KO、CaO、Al、B、BaO、LiOを主体とし、これにTiO、MoS、SOのうちの少なくとも一種を含有して形成された着色ガラスバルブ1と、このガラスバルブ1の端部に形成された封着部2と、上記ガラスバルブ1内に封装されたコイル状のフィラメント4とを備えた着色電球L1およびこの電球L1を用いた車両用照明装置9である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンバー色(黄赤色)の発光をなす着色ガラスバルブを用いた着色電球およびこの着色電球を装着した車両用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両の前後部および側面には、車両の発進、路線変更、左折や右折等するときに用いられるターンシグナルランプ装置が設けられている。このターンシグナルランプ装置は、アンバー色(黄赤色)に着色した合成樹脂製の透光性カバー内に無色透明なガラスバルブを有する白熱電球の点滅によってアンバー色(黄赤色)信号を発光するものである。
【0003】
そして、この種装置は、ターンシグナルランプを点滅することによって、後続車のドライバーに自車の進路等の情報を知らせることができる。
【0004】
このターンシグナルランプ装置は夜間、薄暮やトンネル内等周囲が暗い状態では、カバーの色彩のアンバー色(黄赤色)の点滅信号を後続車のドライバーに明瞭に見せることができ、後続車のドライバーへの注意を喚起できる。
【0005】
しかし、このようにカバー自体が着色されていると、このカバーに直接に太陽光等の強い光が入射しているときには内部の電球が点滅してアンバー色(黄赤色)信号を発しても、後続車のドライバーにはよく見えず追突等の事故を起こす寸前にまでいく不安全な状態になることがあった。
【0006】
そこで、この視認性をよくするための手段として装置のカバー自体は透明とし、電球を構成する透明ガラスバルブの表面に着色被膜を形成したり、ガラスバルブ自体に着色ガラスを用いたりして得られた着色電球を装着していた。
【0007】
前者のバルブ表面に着色被膜を形成する手段としては、無機系顔料や有機系顔料からなる塗料をバルブに塗布したり、シリコン系のカラーキャップをバルブに被せることが行われている。
【0008】
しかし、バルブに無機系顔料の塗料を塗布する場合は、CdやPb等が低融点のフリットガラスとともに用いられ、耐熱性はよいが環境衛生上好ましいものではなく現在は使用できない。また、有機系顔料の塗料を塗布する場合は、光透過率が低く明るさや所定の色度が得られ難かった。
【0009】
すなわち、これら被膜は一般的には均一厚さの被膜を形成することが難しく所定の発光特性が得られなかったり、繰り返される点滅による熱的衝撃で、被膜に剥離や亀裂が生じたり、使用中に徐々に変質や変色して色度が規格外れになる等の問題があった。
【0010】
また、キャップの場合は、点灯経過とともに明るさや色特性の低下が大きいとともに、個々のバルブにキャップを被せる手間を要し生産性が悪いという不具合があった。
【0011】
また、後者のガラスバルブ自体を着色することは、色度特性および耐熱性が良いことから基体ガラス材料にCdやPbを添加することにより行われていたが、この着色材料であるCdやPbが上述したように環境衛生上好ましいものではなく、現在は使用されていない。
【0012】
また、このCdやPbに変えてMoO、S、TiO、LaまたはNdを基体ガラス材料に添加して、照明用ランプの着色ガラス球や着色ガラス管が得られることが特許文献1に記載されている。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−104840号公報(第2頁[特許請求の範囲]、第2頁段落[0011]、第3頁段落[0027])
しかし、この特許文献1に記載のガラス球やガラス管は、アンバー色(黄赤色)のものを得るには成形後に400〜620℃で加熱する発色処理が必要で、その処理設備や処理時間を考慮すると生産性が低下する問題がある。
【0014】
また、この発色処理を行った場合、後工程であるマウントとの封止工程やバルブ外面への定格や製造者等表示のマーキング工程においてバルブがバーナ炎等で加熱されると、高温に晒された部分のアンバー色(黄赤色)の着色が熱によって薄れ、甚だしいときには図7に示す電球LのバルブBの封着部S近傍とマーキング部位M近傍が色抜け状態Cとなって、外観上に不具合を生じたり、点灯時に色度が低下する等の不具合を招くことがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、バルブを形成するガラス自体を着色することに着目し、CdやPb等の添加のような環境衛生上の問題もなく、また、特許文献1に記載のような発色処理後の変色(退色)も抑制できる技術を見出したものである。
【0016】
本発明は、ガラスバルブの入手ならびに加工が容易で、電球の製造時ならびに使用中における経時変化に起因する色度の変化を低減できる、光学特性にも優れた着色電球および車両用照明装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の着色電球は、組成がSiO、NaO、KO、CaO、Al、B、BaO、LiOを主体とし、これにTiO、MoS、SOのうちの少なくとも一種を添加して形成された着色ガラスバルブと、このガラスバルブの端部に形成された封着部と、上記ガラスバルブ内に封装されたコイル状のフィラメントとを具備していることを特徴としている。
【0018】
この着色電球は、バルブがSiO酸化ケイ素、NaO酸化ナトリウム、KO酸化カリウム、CaO酸化カルシウム、Al酸化アルミニウム、B酸化ホウ素、BaO酸化バリウム、LiO酸化リチウムを主体とし、これに着色成分としてTiO酸化チタン、MoS硫化モリブデンおよびSO酸化硫黄のうちから少なくとも一種が添加された組成のアンバー色(黄赤色)したガラスから形成され、その端部の封着部にはマウントが気密に封止されている。
【0019】
このガラスはジュメット線等の封着線とのなじみもよく、バルブ端部が直接圧潰される場合にも高い気密性の封止が行える。また、このガラスで排気管やステムを形成しても差支えない。
【0020】
そして、この着色ガラスバルブは、ガラス管あるいは一端側を閉塞したバルブとして発色処理を行わずに耐熱性の高い着色したものが得られ、コスト低減等の生産性を高めることができる。
【0021】
したがって、マウントとの封止作業時やバルブ外表面に捺印された定格等のマークインキの焼付け時に高温加熱されても、バルブの着色が薄くなる変色(退色)が少なく、完成した電球の点灯時に所定色度が低下する等の発光特性や外観品質の低下を防ぐことができる。
【0022】
なお、本発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0023】
バルブを形成するガラス組成は、SiO、NaO、KO、CaO、Al、B、BaO、LiOを主体とする金属酸化物からなるが、その一部が添加されなかったりあるいは他の金属酸化物が少々添加されることは構わない。
【0024】
また、着色剤としては、TiO、MoSおよびSOのうちから選ばれた少なくとも一種を添加することによってガラスがアンバー色(黄赤色)を呈し、その添加量の増減によって色度は変化するので、所望の色度を容易に得ることができる。
【0025】
バルブの形状としては、A形、B形、G形、PS形、R形、S形やT形等殆どのものに適用できる。マウントは、ビードマウント、フレアステムやボタンステムを用いたマウント等を、バルブの開口部に圧潰封止や焼き落し封止により気密封止してあり、この封着部には必要に応じ口金が接合されている。
【0026】
発光源となるフィラメントはタングステン細線をコイル状に巻回したものからなり、両端近傍が内部リード線に溶接や過締め等の手段で継線されていて、全長が長い場合は中間部分がモリブデン線等からなるアンカにより支持されている。
【0027】
また、気密閉塞したバルブ内には、Ar、KrやXe等の不活性ガスまたはNガスが一種ないし複数種封入されていたりあるいは真空雰囲気にしてある。
【0028】
また、着色ガラスバルブの外表面に定格等のマーキングが行われることは必須のものではない。
【0029】
さらに、この着色電球の用途は自動車等の車両のターンシグナルランプ装置に限らず、アンバー色(黄赤色)発光や表示が要求される他の装置あるいは鉄道、船舶、航空施設等の交通用、遊戯機器用、装飾用、事務機器用等の広い分野で使用できる。
【0030】
本発明の請求項2に記載の着色電球は、点灯中の色度が色度図上の「アンバー色(黄赤色)」に規定されたx、y値の範囲内にあることを特徴としている。
【0031】
本発明は、上記請求項1に記載の構成とすることによって、自動車等の方向指示用ランプの色として国際照明委員会(CIE)で定められたxyz表色系の下記色度範囲内にある。
【0032】
すなわち、欧州経済委員会(ECE)および日本工業規格JIS D5500に規定された黄赤(とう(橙)色)の規格である、y値が0.429でx値が0.563〜0.574、y値が0.398でx値が0.597〜0.608の各値点を直線で結んで囲む範囲内とすることができる。
【0033】
また、自動車技術会(SAE)で規定されたアンバー色の規格のy=0.39、y=0.79−0.67x、y=x−0.12とすることができる。
【0034】
本発明の請求項3に記載の車両用照明装置は、請求項1または請求項2に記載の着色電球と、この着色電球に光学的に対向して配設された反射体と、反射体を包囲する器具本体と、器具本体に配設された透明カバーとを具備していることを特徴としている。
【0035】
上記請求項1および2に記載の作用を奏する着色電球が器具本体内等に配設されているので、電球点灯時は所定の色度範囲内にある発光をして、車両のターンシグナルランプ装置等として、寿命中に亘り明るく、また色度の変化が少ない照明装置を提供できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明を適用してなるたとえば車両のターンシグナルランプ装置に用いられるウエッジベース形の定格12V21Wの電球Lの一部断面正面図である。
【0037】
図中、1は透光性気密容器を構成する管形(T形)のアンバー色(黄赤色)をした着色ガラスバルブで、ガラス肉厚が約0.7mm、外径が約10mm、全長が約25mm、封着部を除く部分の長さ約18mmで一端(頂部)側は略半球形状をなし、他端側の端部は圧潰封止した封着部2が形成してある。
【0038】
3,3はこの封着部2内に気密に封止されバルブ1の内外にそれぞれ延出してなるリード線で、バルブ1内部分の内部リード線31,31間にはタングステン細線を巻回したコイル状のフィラメント4が装架してあり、このリード線3,3、フィラメント4およびガラスブリッジ5でビードマウント6を構成している。
【0039】
また、バルブ1外に導出したループ状の外部リード線32,32は相互に接触しないよう封着部2の異なる圧潰面にそれぞれ添設されている。
【0040】
そして、バルブ1内にはアルゴン等の不活性ガスが所定圧封入してある。なお、11は封着部2内を貫通する排気管、21は封着部2の外面に形成された係止用の凹部、7はバルブ1外表面にインキを用い捺印された定格等を表示するマークである。
【0041】
そして、上記着色ガラスバルブ1は、ガラス組成がSiO、NaO、KO、CaO、Al、B、BaO、LiOを主体とし、これに着色剤としてTiO、MoS、SOのうちの少なくとも一種を添加して形成され、ガラス特性はたとえば軟化点が約672℃、歪点が約464℃、徐冷点が約504℃、熱膨脹係数が約95×10−7/℃である。
【0042】
この着色ガラスバルブ1は、上記組成のガラス材料で所定の外径が約10mmのガラス管として成形された後、約24,5mmに切断され一端側を加熱溶融して型内で半球形状に成形してある。そして、このバルブ1の他端側の開口部内にビードマウント6を挿入し、開口部付近のガラスを加熱溶融して内部にリード線3,3の封着線部分を気密に封止している。
【0043】
その後、排気管11を介しバルブ1内を排気し、Ar等を所定圧封入した後、排気管11部分を溶封している。
【0044】
また、この電球L1は、バルブ1が部品のときあるいは排気工程後に、バルブ1の外表面に高温乾燥するインキを用いて定格等の表示を捺印した後、約620℃の温度で捺印部近傍を加熱してインキを焼き付け、その後の取扱や経時による退色を防ぎ、電球交換時等における電球の誤装着を防止するようにしている。
【0045】
そして、上述のように着色電球L1は、バルブ1成形後のマウント6との封止時およびマーキング時にガラスが溶融ないしは軟化する温度に近い高温度の作業工程を経るが、本発明のガラス組成による着色ガラスでは、高温度による熱加工が行われた封着部2付近(図7中のS部分)やマーキング箇所付近(図7中のM部分)におけるアンバー色(黄赤色)が薄くなる変色(退色)現象(図7中のC部分)を従来の着色ガラスより低減できた。
【0046】
すなわち、着色ガラスは、高温度による熱加工が行われた封着部の変色は必然的に大きくなるがこの部分はソケット内や口金内に存在する部分で発光には余り寄与する部分ではない。本発明の着色ガラスでも、封着部2の変色は認められ、また、この封着部2に連続する縮径部において少々の変色(退色)は認められるが従来の着色ガラスよりその変化は小さかった。
【0047】
図2は上記着色電球L1を点灯し、発光色を調べた結果を示す色度図(JISD5500記載のxyz表色系の色度座標xyによる直交座標)である。なお、本発明の電球L1の所定の色度は黄赤[とう(橙)色]部分で、他の白色、淡黄色、赤色は参考である。上記電球L1は点灯経過時間に拘らず図2の黄赤[とう(橙)色](アンバー色)部分の範囲内にあり、十分規定を満足するものであった。
【0048】
なお、この図2の色度図の黄赤[とう(橙)色]部分に規定された範囲は、y値が0.429でx値が0.563〜0.574、y値が0.398でx値が0.597〜0.608の各値点を直線で結んで囲んだ枠内である。
【0049】
したがって、本発明に係わる着色電球L1は日本工業規格JIS D5500等に規定される色度範囲内に、点灯(寿命)中を通じて入る光学特性を備えている。
【0050】
因みに、本発明に関わる上記着色電球L1および従来の着色電球について、封止(排気)作業後▲1▼と、この封止(排気)作業後に高温マーキング作業行った後▲2▼の2回に亘り色度を測定したデータを図3に対比して示す。
【0051】
図3(a)は本発明に関わる上記着色電球L1、(b)は上記従来の着色電球で、横軸はx色度、縦軸はy色度である。
【0052】
図3から明らかなように本発明の着色電球L1は、従来の着色電球に比べて、封止作業後▲1▼と、封止作業後に高温マーキング作業を行った後▲2▼との間における色度のずれ量が各5本の平均でx、yとも±0.001で小差であるのに対して、従来の着色電球の色度のずれ量はxが−0.006〜−0.09、yが+0.002〜+0.03と、大差があった。すなわち、本発明の着色電球L1は熱加工による着色の劣化が少なく、上記▲1▼および▲2▼間において視感での色度の差は認められず、所望の発光特性が得られた。
【0053】
したがって、本発明に関わる着色電球L1は、耐熱性や耐候性に優れ高温雰囲気中での点灯や点滅点灯などの過酷の条件の下でも着色ガラスに変色(退色)がなく、各種の規格や規定を外れない満足のいく色度範囲の発光特性が得られるとともに外観等、品質に優れた着色電球L1を提供できる。
【0054】
また、着色電球L1は図1に示すものに限らず、図4に示す着色電球L2(たとえば定格12V16W)であってもよく、図1に示すものと同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。また、電球L1,L2のバルブ形状は図示の形態のものに限らない。また、封着部2も圧潰して形成したものに限らず、ガラスステムを用いた封止であってもよく、また、封着部2に口金を取着した電球であってもよい。
【0055】
また、図5は本発明実施の形態の車両の一部を示す斜視図、図6は図5中に示された照明装置部分の横断面図である。
【0056】
図中、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。図5において8は車両、81は車両本体、9,9は本体後部トランク82部の対象位置に配設された一対のコンビネーションランプ装置で車両用照明装置を構成している。
【0057】
そして、上記コンビネーションランプ装置9は図6に示すように、たとえば器具本体91は左側からターンシグナルランプ部9A、中央にテールランプ部9B、右側にブレーキランプ部9Cを備え、それぞれは隔壁92で仕切られそれぞれには反射体93,94,95が配設されている。また、これらの外側(後方)に面して、ターンシグナルランプ部9Aには光拡散手段が形成された合成樹脂製の無色透明なカバー96が、テールランプ部9Bからブレーキランプ部9Cにかけては光拡散手段が形成された合成樹脂製の赤色のカバー97が設けられている。
【0058】
また、上記ターンシグナルランプ部9Aの内部には、ウエッジベースソケット98が設けられ、このソケット98内の端子金具に上記着色電球L1のウエッジ形の圧潰封着部2が差込まれ、機械的な保持と電気的な接続がなされている。また、テールランプ部9Bおよびブレーキランプ部9Cも、ウエッジ形等の無口金電球かまたは口金付き電球Lが装着された別個のソケット99,99が設けられている。
【0059】
そして、上記のターンシグナルランプ部9Aについて説明する。ドライバーが例えば左折する等で左側のターンシグナルランプ部9A内の着色電球L1に通じるスイッチをオンすると電球L1は点滅する。この、点灯した電球L1は着色されたガラスバルブ1によって上述したような発光をして直接または光学的に対向して配設された反射体93により反射して前方にある無色透明なカバー96を透過して車両の後方へと放射される。
【0060】
そして、このターンシグナルランプ部9Aは電球L1の消灯時には透明カバー96の無色のままを、また、電球L1点灯時には着色ガラスにより発色したアンバー色(黄赤色)が透明カバー96を透過して放射される。
【0061】
したがって、後続車へは明暗時に拘らず常時視認性のよい適確な色度の光信号を発することができ、追突等の事故を未然に防ぐことができ安全性を向上できる。
【0062】
また、このターンシグナルランプ部は上述したような種々のランプが配設されるコンビネーションランプ装置に設けたものに限らず、単体で設けられていてもよく、配設場所も車両の前後部に限らず左右の側面部であってもよい。
【0063】
また、ランプ部はターンシグナルランプ部に限らず、パーキングランプ部、クリアランスランプ部、サイドマーカランプ部等、アンバー色(黄赤色)の色度を発するランプに適用でき、無色透明のカバーと組合わせて最大の効果を奏することができる。
【0064】
【発明の効果】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、色度をJIS D5500等の各種の規格や規定を外れない満足のいくアンバー色(黄赤色)の色度範囲等の発光特性ならびに外観等、品質に優れるとともに、製造が容易で高い生産性を有する着色電球を提供することができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1および2に記載の着色電球を車両の器具本体内に配設して、JIS D5500等に規定される色度内に安定した特性を呈する車両用照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す着色電球の一部断面正面図である。
【図2】電球を点灯し、発光色を調べた結果を示す色度図(JIS D5500記載のxyz表色系の色度座標xyによる直交座標)である。
【図3】(a)図は本発明に関わる着色電球、(b)図は従来の着色電球を点灯し、発光色を調べた結果を示す色度図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す着色電球の一部断面正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の車両の一部を示す斜視図である。
【図6】図5中に示された照明装置部分の横断面図である。
【図7】従来の着色電球を正面からみた説明図である。
【符号の説明】
L1,L2:着色電球、 1:着色ガラスバルブ、 2:封着部、3:リード線、 4:フィラメント、 6:マウント、 9:車両用照明装置、 91:器具本体、 92:反射体、 96:透明カバー、

Claims (3)

  1. 組成がSiO、NaO、KO、CaO、Al、B、BaO、LiOを主体とし、これにTiO、MoS、SOのうちの少なくとも一種を添加して形成された着色ガラスバルブと;
    このガラスバルブの端部に形成された封着部と;
    上記ガラスバルブ内に封装されたコイル状のフィラメントと;
    を具備していることを特徴とする着色電球。
  2. 点灯中の色度が色度図上の「アンバー色(黄赤色)」に規定されたx、y値の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の着色電球。
  3. 請求項1または請求項2に記載の着色電球と;
    この着色電球に光学的に対向して配設された反射体と;
    反射体を包囲する器具本体と;
    器具本体に配設された透明カバーと;
    を具備していることを特徴とする車両用照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103641302A (zh) * 2013-12-02 2014-03-19 连云港福东正佑照明电器有限公司 一种低羟基低熔点透明石英管及其制备方法

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