JP2001216788A - 不揮発性半導体メモリ装置の消去方式 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置の消去方式

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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御ゲートに印加する電圧を低減する。 【解決手段】本発明による不揮発性半導体メモリ装置の
消去方式は、メモリアレイ部が1以上のブロックに分割
され、各ブロックは、第1の導電型の基板10上に形成
された第2の導電型の第1のウェル11と、第1のウェ
ル上に第1のウェルにより基板から電気的に分離された
状態で形成された第1の導電型を有する第2のウェル1
2と、第2のウェル上に形成されソース14aが共通に
接続されている複数のメモリセルと、を備えた不揮発性
半導体メモリ装置の消去方式である。一括消去に先立っ
て、消去すべきブロック内におけるすべてのメモリセル
の制御ゲート18に第1の電圧を印加し、第2のウェル
には第1の電圧と反対の極性の第2の電圧を印加し、第
1のウェルには第1の電圧と同じ極性の第3の電圧を印
加して、ファウラーノーデハイムトンネル現象により浮
遊ゲート16に電子を注入することで消去前書き込みを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体メ
モリ装置の消去方式に関し、特にチャネルホットエレク
トロンによる書き込み方式を用いる不揮発性半導体メモ
リ装置の消去方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に最も用いられている不揮
発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)として、ETO
X(EPROM Thin Oxide、インテルの登録商標)型不揮発
性半導体メモリがある。特公平6−82841号公報
(先行技術1)にこのタイプの不揮発性半導体メモリが
開示されている。図1を参照しながら、ETOX型不揮
発性半導体メモリのセル構成を説明する。この不揮発性
半導体メモリのセルは、基板10上にソース14aおよ
びドレイン14bが形成され、ソース14aとドレイン
14bの間のチャネル領域14cの上には、トンネル酸
化膜15を介してフローティングゲート(浮遊ゲート)
16が設けられ、さらにその上に、層間絶縁膜17を介
してコントロールゲート(制御ゲート)18が形成され
ている。
【0003】ETOX型不揮発性半導体メモリの動作原
理を以下に説明する。表1は、メモリセルの書き込み、
消去および読み出しの各モードにおいて、コントロール
ゲート18、ソース・ドレイン14および基板10に印
加する電圧を示す。
【0004】
【表1】
【0005】書き込み(プログラム)時において、書き
込みを行うメモリセルに対し、コントロールゲート18
に例えば10Vの電圧を、ソース14aに例えば0Vの
基準電圧を、ドレイン14bには例えば6Vの電圧を印
加する。これにより、チャネル領域14cで1セル当た
り500μAの大電流が流れ、ドレイン14bサイドに
おける電界の高い部分で、チャネルホットエレクトロン
(以下、CHEと呼ぶ)が発生する。CHEは、基本的
にはチャネルを流れる電子で、高電界により発生するエ
ネルギーの高い電子である。CHEがトンネル酸化膜の
エネルギー障壁を飛び越えてフローティングゲート16
に注入されることにより、メモリセルのしきい値が上昇
する。なお、書き込みを行わないメモリセル(非選択メ
モリセル)のドレインは、基準電圧(例えば0V)にし
ておく。上記のように書き込まれたメモリセルは、図2
におけるプログラム状態(a)のように5.5V以上の
しきい値を有する。図2に示されるように、しきい値の
電圧が3.5V以下のメモリセルが消去(イレース)状
態となり、5.5V以上のメモリセルが書き込み(プロ
グラム)状態となる。
【0006】消去(イレース)時においては、コントロ
ールゲート18に例えば−9Vの電圧、ソース14aに
例えば6Vの電圧を印加することで、ソース14aサイ
ドでフローティングゲート16から電子が引き抜かれ、
しきい値が低下する。この場合のしきい値状態は図2の
イレース状態(b)に当たり、消去が行われたメモリセ
ルのしきい値は3.5V以下となる。
【0007】上記のソースサイドで電子を引き抜く際の
動作の状態を図3に示す。図3に示すように、イレース
時には、BTBT(Band To Band Tunneling)電流が流
れる。この電流の流れと同時にホットホールおよびホッ
トエレクトロンが発生する。そのうち、ホットエレクト
ロンはドレインに流れてしまうが、ホットホールは、ト
ンネル酸化膜側へ引かれ、トンネル酸化膜内にトラップ
される。このトラップが信頼性を悪化させると一般的に
言われている。
【0008】上記のように書き込みまたは消去がなされ
たメモリセルの読み出し(リード)は、コントロールゲ
ート18に5Vの電圧を、ドレイン14bに1Vの電圧
を印加し、ソース14aを0Vの電位にすることで行
う。このような電圧条件の下で、メモリセルに記憶され
ているデータが消去状態の場合、メモリセルのしきい値
が3.5V以下であるためメモリセルに電流が流れ、図
示していないがドレインに接続されたセンス回路にて電
流を検出し、消去状態“1”と判定する。メモリセルに
記憶されているデータが書き込み状態の場合、メモリセ
ルのしきい値が5.5V以上であるためメモリセルには
電流は流れず、上記のセンス回路にて書き込み状態
“0”と判定される。
【0009】このような動作原理により、書き込み、消
去、読み出しが行われるが、実際のデバイスでは、消去
はブロック単位、例えば64kBと比較的大きな単位で
行われ、さらに、その消去されるべきブロック内のメモ
リセルのしきい値は、プログラム状態のものもあればイ
レース状態のものもあるため、図4に示すような複雑な
アルゴリズムを用いて消去を行う必要がある(特開平9
−320282号公報)。
【0010】図4に示される消去方法について説明す
る。消去が開始されると、まず、1つのブロック内のす
べてのメモリセルを、通常の書き込み動作(CHEによ
る書き込み方式)により書き込み状態にする(ステップ
S1)。
【0011】次に、ステップS1により書き込まれたメ
モリセルのしきい値が5.5V以上であるかどうかを検
証するプログラムベリファイを、8ビット単位で行う
(ステップS2)。メモリセルのしきい値が5.5V以
上でなければステップS1に戻り書き込みを続ける。一
方、メモリセルのしきい値が5.5V以上となればステ
ップS3に進む。
【0012】ステップS3において、ブロック一括で消
去パルスを印加する。ソースサイドから電子を引き抜き
メモリセルのしきい値を下げることにより、消去が行わ
れる。次に、ステップS4において、ブロック内の全メ
モリセルのしきい値が3.5V以下であるかどうかを検
証するイレースベリファイを行う。メモリセルのしきい
値が3.5V以下でなければステップS3に戻り消去を
続ける。一方、メモリセルのしきい値が3.5V以下と
なれば消去を終了させる。
【0013】図4の消去方法から分かるように、イレー
ス後のしきい値の分布をできるだけタイトに、すなわち
分布の幅を狭くし、かつオーバーイレースセル(しきい
値が0V以下となるセル)をなくすために、まず全ての
セルを書き込み状態にしている。この書き込みは、通常
のプログラム動作により、8個のメモリセルに対して同
時に行なうことができる。1つのメモリセルの書き込み
時間が2μsとすると、この書き込み動作にかかる時間
は以下の通りである。
【0014】2μs×64kB÷8=131ms この時間は、消去の総合時間を600msとすると、そ
の約20%を占めることになる。131msという時間
は5Vの電源を用いる場合の値であり、3Vの電源の場
合になると、消去前書き込み時間は262msとなる。
3Vの電源の場合、消去前書き込み用電圧、例えば、コ
ントロールゲートの印加電圧を電源電圧から昇圧するチ
ャージポンプの能力が低いため、消去前書き込みは4ビ
ット単位でしか行えず、その結果、消去前書き込み時間
がこのように長くなる。低電圧化が進行するにつれて、
この消去前書き込み時間の長さの問題は非常に顕著とな
る。
【0015】また、ステップS2のベリファイについ
て、1セル当り100nsで8ビット単位で行なうの
で、このベリファイに必要な時間は、 100ns×64kB÷8=6.6ms 程度になる。8ビット単位のベリファイなので消費電流
も多い。さらに、ステップS3の消去パルス印加につい
ては、従来の方式によれば、前述したようにBTBT電
流が発生し、比較的大きな電流が流れる。この消去パル
ス印加のトータル時間は300ms程度であり、消費電
流は、1セル当り10nAで64kBでは 10nA×64KB=5.24mA となる。なお、書き込みは、チャネルホットエレクトロ
ンを用いるので、1セル当りの書き込み電流のピーク値
が500uAとなり、非常に多くの電流を消費すること
になる。
【0016】図4の消去方式について、パルス印加のト
ータル時間を短縮する方法として、イレースパルス印加
時のソースに印加する電圧を高くすることが考えられ
る。しかしながら、ソースの電圧を高めるとBTBT電
流が多くなり、トンネル酸化膜にトラップされるホール
が増加し、信頼性が劣化する。したがって、ソースの電
圧はこれ以上高めることができず、そのため消去速度も
これ以上高めることができない。
【0017】以上に示したように、従来のETOX型の
フラッシュメモリにおける主な問題点として、まず
(1)消去速度が遅いということがある。消去パルス印
加前に行なうブロック内の全ビットのプログラム(消去
前の書き込み)に時間がかかり、消去パルス印加の時間
を短縮することができない。その次に、(2)消費電流
が多いということが挙げられる。消去パルス印加前に行
なうブロック内全ビットの消去前書き込みにチャネルホ
ットエレクトロンを用いるので、消費電流が多くなる。
また、消去パルス印加時にBTBT電流が流れるため、
消費電流がさらに多くなる。その他、消去前書き込みの
後のベリファイにおいても、多くの電流が消費される。
【0018】これらの問題を解決する1つの手段とし
て、特開平6−96592号公報(先行技術2)に開示
されている方式がある。この方式によれば、消去前の書
き込みにファウラーノーデハイム(Fowler-Nordheimま
たはFN)トンネル現象を利用し、1回の書き込みで全
メモリセルを書込むようになっている。この方式に用い
られるメモりセルは、図1に示すものと同様である。メ
モリセルの書き込み、消去、消去前書き込みおよび読み
出しの各モードにおいて、コントロールゲート18、ソ
ース・ドレイン14および基板10に印加する電圧を表
2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2から分かるように、消去前の書き込み
時、コントロールゲートには高電圧(18V)を印加し
ている。これにより、ソースサイドとフローティングゲ
ートとの間に高電界が発生し、ソースサイドから電子が
フローティングゲートへ注入される。この方式では、消
去前書き込みにFNトンネル現象を用いることにより、
1セル当たりに消費される電流は10pAと非常に小さ
い。したがって、チャージポンプの能力や1C内の配線
の電流許容値などを考慮しても、1ブロック内の複数の
メモリセルに対して同時に書き込みを行うことが可能で
あり、消去前書き込みに所要な時間を短縮できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術2の方式においては次のような問題点がある。コント
ロールゲートに接続されるワード線に印加される電圧が
18Vと非常に高いことにより、ワード線の出力段のト
ランジスタとして高耐圧用のものを用いる必要がある。
そのため、トランジスタが占める面積が大きくなり、結
果としてそのレイアウト面積が増加してしまう。また、
18Vという電圧は実際の通常動作で用いられる電圧よ
り高いので、この高電圧を生成するために、デバイス内
に設けられる昇圧用チャージポンプがより複雑な構成と
なり、その占める面積も大きくなる。このこともレイア
ウト面積を増加させる。さらに、高い電圧を用いること
で、周辺回路のトランジスタが与えられるストレスが大
きくなり、デバイスの信頼性が劣化するおそれがある。
【0022】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、消去前書き込みに
おいてコントロールゲートに印加する電圧を低減でき
る、不揮発性半導体メモリ装置の消去方式を提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による不揮発性半
導体メモリ装置の消去方式は、電気的に情報の書き込み
および消去が可能であって、ドレイン・ソース、浮遊ゲ
ートおよび制御ゲートを有する電界効果トランジスタに
よりそれぞれ構成される複数のメモリセルがマトリクス
状に配列されている不揮発性半導体メモリ装置の消去方
式であって、該複数のメモリセルは1以上のブロックに
分割され、各ブロックは、第1の導電型の基板上に形成
された第2の導電型の第1のウェルと、該第1のウェル
上に該第1のウェルにより該基板から電気的に分離され
た状態で形成された該第1の導電型を有する第2のウェ
ルと、該第2のウェル上に形成されソースが共通に接続
されている複数のメモリセルと、を備えており、該消去
方式は、ファウラーノーデハイムトンネル現象により該
浮遊ゲートから電子を引き抜くことで、該ブロック内の
すべてのメモリセルに対し一括消去を行うものであり、
該一括消去に先立って、消去すべきブロック内における
すべてのメモリセルの制御ゲートに第1の電圧を印加
し、該第2のウェルには該第1の電圧と反対の極性の第
2の電圧を印加し、該第1のウェルには該第1の電圧と
同じ極性の第3の電圧を印加して、ファウラーノーデハ
イムトンネル現象により該浮遊ゲートに電子を注入する
ことで消去前書き込みを行っており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0024】ある実施形態では、前記第1および第3の
電圧は正の電圧であり、前記第2の電圧は負の電圧であ
り、該第1の電圧は該第3の電圧より高くなっている。
【0025】ある実施形態では、前記一括消去におい
て、前記制御ゲートに負の電圧を、前記ソースには正の
電圧を印加し、ソースサイドから電子を引き抜きしきい
値を下げる。
【0026】ある実施形態では、前記一括消去におい
て、前記制御ゲートに負の電圧を、前記ソースおよび前
記第2のウェルには正の電圧を印加し、ソース−ドレイ
ン間のチャネル領域から電子を引き抜きしきい値を下げ
る。
【0027】ある実施形態では、前記消去前書き込みに
おいて、前記制御ゲートに正の電圧を、前記ソースおよ
び前記第2のウェルには負の電圧を印加し、ソース―ド
レイン間のチャネル領域から前記浮遊ゲートに電子を注
入することによりしきい値を上げる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明による不揮発性半導体メモリ装置の消去方式につい
て説明する。
【0029】まず、本発明に用いられる不揮発性半導体
メモリ装置を説明する。図5はそのメモリアレイ部の1
例の平面構成を示す。
【0030】このメモリアレイ部は、電気的に情報の書
き込みおよび消去が可能な複数のメモリセルMCがマト
リクス状に配列されているメモリセルアレイ50を備え
ている。メモリセルMCは、後で詳細に説明するよう
に、ソース14a/ドレイン14b、フローティングゲ
ート16(図5では不図示)およびコントロールゲート
18を含む電界効果トランジスタによりそれぞれ構成さ
れている。
【0031】図5のメモリアレイ部は、さらに、ワード
線WLを介してメモリセルMCのコントロールゲート1
8に電圧信号を与えるためのワードデコーダ52、およ
びビット線BLを介してメモリセルMCのドレイン14
bに電圧信号を供給するためのコラムデコーダ54を備
えている。この例において、ワード線WL1、WL
2、......、WLmはm本(例えば、m=2048)と
なり、このワード線1本当たりにn個(例えば、n=5
12)のメモリセルMCのコントロールゲート18がつ
ながっている。
【0032】複数のメモリセルMCは1以上のブロック
1、......、ブロックk(k=1、2、3、......)に
分割されており、各ブロックは、ワード線WL
1、......、WLmに接続されている複数個(i×m
個)のメモリセルMCにより構成される。ブロック1の
メモリセルMCについて、メモリセルMCx1(ここで
はx=1〜m)のドレイン14bはビット線BL11に
接続され、メモリセルMCx2のドレイン14bはビッ
ト線BL12に接続される。同様に、メモリセルMCx
iのドレイン14bはビット線BL1iに接続される。
他のブロックのメモリセルMCも、ブロック1と同じ形
でワード線WLおよびビット線BLに接続されている。
なお、図5の例ではビット線BL毎にメモリセルMCを
まとめてブロック分割を行っているが、ワード線WL毎
にメモリセルMCをまとめてブロック分割をしてもよ
く、さらにこの2種類の分割を組み合わせてもよい。
【0033】各ブロック内のメモリセルMCのソース1
4aは、互いに電気的に接続されるように共通ソース線
SL1、......、SLkに繋がっている。共通ソース線
SLは、それぞれの各ブロックに設けられている消去回
路56(1)、......56(k)に接続されている。消
去すべきブロックは入力される消去信号Eにより選択さ
れ、それに対応する消去回路56によりブロック内のメ
モリセルMCのソースに所定の消去電圧が印加され、ブ
ロック内で一括して消去が行われる。なお、消去は1つ
のブロックに対して行ってもよく、複数またはすべての
ブロックに対して行ってもよい。
【0034】ワードデコーダ52には上位アドレス信号
Ay+1〜Az(例えば、z=16)が入力される。ア
ドレス信号がワードデコーダ52によりデコードされる
ことで、所望の一本のワード線WLが選択される。一
方、コラムデコーダ54にはデータ(例えば、8ビット
であればD0〜D7)と下位アドレス信号A0〜Ay
(例えば、y=5)が入力される。コラムデコーダ54
は、下位アドレス信号をデコードすることで所望のビッ
トBLを選択し、書き込み時はデータを選択されたビッ
ト線BLに出力し、読み出し時には選択されたビット線
BLに1Vの電圧を印加する。それと共に、コラムデコ
ーダ54内に設けられているセンス回路(不図示)にて
ビット線BLの電位を検出し、データが読み出される。
また、消去動作時には、コラムデコーダ54の出力をハ
イインピーダンスにすることで、ビット線BLをオープ
ン状態にする。
【0035】以下に、図6を参照しながら、本発明にお
けるメモリセルMCの構成を説明する。図6は図5にお
ける線VI-VIに沿った断面図である。
【0036】メモリセルMCは電界効果トランジスタに
より構成されている。より詳細には図6に示されるよう
に、メモリセルMCは、基板10上にソース14aおよ
びドレイン14bが形成され、ソース14aとドレイン
14bの間のチャネル領域14cの上には、トンネル酸
化膜15を介してフローティングゲート(浮遊ゲート)
16が設けられ、さらにその上に、層間絶縁膜17を介
してコントロールゲート(制御ゲート)18が形成され
ている。複数の上記のようなメモリセルMCが1つのブ
ロックを構成し、それらのソースは互いに電気的に接続
されるように共通に繋がっている。
【0037】1つのブロック内の複数のメモリセルMC
は、基板10上に形成されたp-ウェル12(第2のウ
ェル)に形成され、p-ウェル12は、n−ウェル11
(第1のウェル)により基板10と電気的に分離されて
いる。このような構造を、以下ではトリプルウェル構造
と称する。トリプルウェル構造はブロック毎に形成さ
れ、異なるブロックの間は互いに電気的に絶縁されてい
る。なお、消去を一括に行う1ブロックが第1のウェル
11で取り囲まれた構成となっているが、第1のウェル
11を形成することによるレイアウト面積の増加はそれ
ほど大きくなく、不揮発性半導体メモリ装置全体にとっ
ては特に問題にはならない。
【0038】本発明は、このような、メモリセルMCが
形成されているp-ウェル12(第2のウェル)がn−
ウェル11(第1のウェル)によりp-基板10から電
気的に分離されている構成を利用し、消去前書き込みに
おいて、消去すべきブロック内のメモリセルの制御ゲー
トに第1の電圧(例えば正の電圧)を印加し、第2のウ
ェルには第1の電圧と反対の極性の第2の電圧(例えば
負の電圧)を印加するようにしている。本発明によれ
ば、p−基板10を基準電圧に維持したまま、第2のウ
ェルの電位を下げることができる。このことにより、消
去前書き込み時に制御ゲートに印加される電圧を、従来
の方式に比べて大幅に低減することができる。
【0039】以下に、本発明による不揮発性半導体メモ
リ装置の消去方式を詳細に説明する。
【0040】(第1の実施形態)表3を参照しながら、
図6のメモリセルMCによる書き込み、消去および読み
込みの各モードのセル動作原理を説明する。表3は、メ
モリセルの書き込み、消去、消去前書き込みおよび読み
出しの各モードにおいて、メモリセルMCの各部分に印
加する電圧を示す。
【0041】
【表3】
【0042】書き込み(プログラム)時において、書き
込みを行うメモリセルに対し、コントロールゲート18
に例えば10Vの電圧を、n-ウェル11には例えば3
Vの電圧を、ドレイン14bには例えば6Vの電圧を印
加し、一方、ソース14a、p-ウェル12およびp-基
板10には例えば0Vの基準電圧を印加する。なお、書
き込みを行わないメモリセル(非選択メモリセル)のド
レインは、基準電圧(例えば0V)にしておく。
【0043】このような電圧印加により、チャネル領域
14cで1セル当たり500μAの大電流が流れ、ドレ
イン14bサイドにおける電界の高い部分で、チャネル
ホットエレクトロン(CHE)が発生する。CHEがト
ンネル酸化膜15のエネルギー障壁を飛び越えてフロー
ティングゲート16に注入されることにより、メモリセ
ルのしきい値が上昇する。上記のように書き込まれたメ
モリセルは、図2におけるプログラム状態(a)のよう
に5.5V以上のしきい値を有し、書き込み状態とな
る。
【0044】消去(イレース)時においては、コントロ
ールゲート18に例えば−9Vの電圧、ソース14aに
例えば6Vの電圧を印加し、ドレインはオープン状態に
する。一方、n−ウェル11には例えば3Vの電圧を印
加し、p−ウェル12およびp−基板10は例えば0V
の基準電圧にする。これにより、ソース14aサイドで
ファウラーノーデハイム(Fowler-NordheimまたはFN)
トンネル現象によりフローティングゲート16から電子
が引き抜かれ、しきい値が3.5V以下まで低下し、メ
モリセルが消去状態(図2のイレース状態(b))とな
る。電子が引き抜かれる状態を図12に示す。
【0045】上記のように書き込みまたは消去がなされ
たメモリセルの読み出し(リード)においては、コント
ロールゲート18に5Vの電圧、ドレイン14bに1V
の電圧を印加し、ソース14aを0Vの電位にし、さら
にn−ウェル11には例えば3Vの電圧を印加し、p−
ウェル12およびp−基板10は例えば0Vの基準電圧
にする。このような電圧条件の下で、メモリセルに記憶
されているデータが消去状態の場合、メモリセルのしき
い値が3.5V以下であるためメモリセルに電流が流
れ、図示していないがドレインに接続されたセンス回路
にて電流を検出し、消去状態“1”と判定する。メモリ
セルに記憶されているデータが書き込み状態の場合、メ
モリセルのしきい値が5.5V以上であるためメモリセ
ルには電流は流れず、上記のセンス回路にて書き込み状
態“0”と判定される。
【0046】次に、上記の消去動作の前に行う消去前書
き込みについて、図7を参照しながら説明する。図7は
図6における1メモリセルに対応する部分を示してい
る。
【0047】消去前書き込みが開始されると、コントロ
ールゲート18に例えば12Vの電圧を、ソース14a
およびp−ウェル12には例えば−9Vの電圧を印加
し、ドレイン14bはオープン状態とする。一方、n−
ウェル11は例えば3Vの電位にすることでp−ウェル
12とp−基板10間を電気的に分離し、p−基板10
を基準電圧に維持する。このような電圧条件により、ソ
ースサイドではなく、図7に示されるように、チャネル
領域14cにおいてFNトンネル現象により、電子がフ
ローティングゲート16に注入され、メモリセルのしき
い値が上昇し書き込み状態となる。FNトンネル現象に
よる消去前書き込みを実現するためには、厚さ80〜1
10Åのトンネル酸化膜15を用いる場合、コントロー
ルゲート18と第2のウェル12との電位差は16〜2
1Vにすることが好ましい。例えば、トンネル酸化膜1
5の厚さが110Åのとき、コントロールゲート18の
電圧は12Vにし、第2のウェル12の電圧は−9Vに
すればよい。
【0048】このように、本発明においては、メモリセ
ルにトリプルウェル構造を用い、p−ウェル12とp−
基板10とを電気的に分離することにより、p−基板1
0を基準電圧に維持したまま、p−ウェル10の電位を
下げるようにしている。その結果、消去前書き込み時に
コントロールゲート18に印加される電圧を、先行技術
2の場合の18Vから12Vに低減することができる。
このため、使用されるトランジスタに要求される耐圧レ
ベルを低減でき、素子信頼性を向上することができる。
また、高い印加電圧を使わないことにより、チャージポ
ンプ回路などの周辺回路の負担が低く、消費電力の低減
にもつながる。
【0049】また、コントロールゲート18に印加され
る電圧の低減は、その電圧を生成するための高電圧発生
用チャージポンプのレイアウト面積の低減にもつなが
る。コントロールゲート18に印加されるような高電圧
は、通常、不揮発性半導体メモリの内部のチャージポン
プ回路により電源電圧から昇圧して作られている。チャ
ージポンプ回路は一般的に効率が悪く、レイアウト面積
が大きくなる傾向がある。コントロールゲート18に印
加される電圧が低減されれば、高電圧発生用チャージポ
ンプの必要なレイアウト面積が小さくなり、そのため、
不揮発性半導体メモリチップ全体の面積も縮小できる。
【0050】また、n-ウェル11(第1のウェル)に
よりp-ウェル12(第2のウェル)と基板10とを絶
縁することにより、基板10を基準電位にすることがで
きるため、チャージポンプ回路による各種電圧を安定し
て作り出すことができる。
【0051】さらに、複数のメモリセル(例えば、64
kB)により構成されるブロックに対して、消去すべき
ブロックのみについて消去前の書き込みを行うため、全
ブロックのメモリセルを一旦消去して再度書き込む必要
はなく効率的である。
【0052】以上に説明した消去前書き込みを包含する
消去方式について、図8を参照しながら説明する。図8
は、消去動作のアルゴリズムを示す。
【0053】消去が開始されると、まず、ステップS8
1として、消去すべきブロック内のすべてのメモリセル
を、上述したFNトンネル現象を利用する書き込み動作
により、一括して書き込み状態にする。このステップに
おいて、消去すべきブロックのメモリセルのコントロー
ルゲート18につながる全ワード線WLに例えば12V
の電圧を、ソース14aおよびメモリセルが形成されて
いるp−ウェル12には例えば−9Vの電圧を、n−ウ
ェル11には例えば3Vの電圧を印加し、一方、ドレイ
ン14bはオープン状態とする。この−9Vの電圧は、
消去すべきブロック内のメモリセルのソース14aおよ
びp−ウェル12にのみ印加されており、消去されない
ブロック内のメモリセルのソースおよびp−ウェルには
基準電圧(例えば、0V)が印加されている。なお、消
去前の書き込みにおける電圧の印加時間は、表3に記載
の電圧印加条件では2ms程度である。
【0054】このような電圧印加により、消去すベきブ
ロック内のメモリセルにおいて、ドレインサイドではな
く、チャネル領域から、FNトンネル現象により電子が
フローティングゲート16に注入される。それにより、
メモリセルのしきい値が上昇し、書き込み状態となる。
【0055】次に、ステップS81により書き込まれた
メモリセルのしきい値が5.5V以上であるかどうかを
検証するプログラムベリファイとを、8ビット単位で行
う(ステップS82)。全てのメモリセルのしきい値が
5.5V以上であれば、消去前書き込みを終了しステッ
プS83に進む。もし1ビットでも5.5V以下のセル
が発見されたらその時点で、再度書き込みパルスを印加
し書き込みを行う。このパルス印加の時間は一般的に2
ms程度でよい。状況に応じて2ms以外の他の時間に
設定してもよい。なお、通常は、1回のパルス印加でこ
の消去前書き込みを終了するように設定されている。
【0056】消去前書き込みが終了すると、ステップS
83において、ブロック一括で消去パルスを印加する。
パルス幅は約10ms程度で、パルスの印加回数は約3
0回とする。この消去パルスの印加で、FNトンネル現
象によりソースサイドから電子が引き抜かれ、消去すべ
きブロックのメモリセルのしきい値が3.5V以下とな
る。なお、ここで、パルス幅を小さく刻む理由は、その
つどベリファイを行い、オーバーイレースが生じないよ
うにするためである。
【0057】次に、ステップS84において、消去すべ
きブロック内の全メモリセルのしきい値が3.5V以下
であるかどうかを検証するイレースベリファイを行う。
メモリセルのしきい値が3.5V以下でなければステッ
プS83に戻り消去を続ける。一方、メモリセルのしき
い値が3.5V以下となれば消去を終了させる。
【0058】本発明によれば、上述したコントロールゲ
ート18に印加する電圧の低減(従来の18Vから12
Vまで)という効果以外に、消去前書き込みにおける書
き込み電圧の印加時間の短縮にも顕著な効果が得られ
る。本実施形態において、消去前書き込みにおける書き
込み電圧の印加時間は2ms程度である。これに対し、
ホットエレクトロンを利用する先行技術1の場合は13
1msである(消去すベきブロックが64kBであり、
バイト単位で消去前書き込みが行われる)。先行技術1
に比べて、本発明によれば、消去前書き込みにおける書
き込み電圧の印加時間が約98%、大幅に短縮される。
【0059】2msという短い時間でも、図9に示され
るように、消去すべきブロック内のメモリセルのしきい
値の分布を所望の範囲内にすることができる。図9は、
消去前書き込みにおける、書き込み電圧印加時間に対す
るメモリセルのしきい値の変化を示す。消去前書き込み
を行う前には、ブロック内には当然、書き込み状態のメ
モリセル(しきい値が5.5V以上)および消去状態の
メモリセル(しきい値が3.5V以下)がランダムに存
在している。図9から分かるように、消去状態(四角の
印)であったメモリセルは、2ms程度の消去前書き込
みによりしきい値が5.5V以上に上昇し書き込み状態
となっている。一方、書き込み状態(丸の印)のメモリ
セルは、2ms程度の消去前書き込みにより6V程度ま
での上昇に止まって初期の状態とはほとんど変化してい
ない。図9の結果から、書き込み状態のメモリセルと消
去状態のメモリセルがランダムに存在していても、消去
前の書き込みを上記の電圧印加条件下で2ms程度行う
ことで、消去すべきブロック内のメモリセルのしきい値
の分布は5.5V〜6.5Vの範囲に収まることが分か
る。
【0060】本実施形態はFNトンネル現象を用いてい
るため、消去前書き込みに費やす1セル当たりの消費電
流は約10pA程度であり、ホットエレクトロンを用い
た先行技術1の場合の500μAと比較して、10万倍
以上減少している。これにより、大幅な低消費電力化が
達成できる。
【0061】総括的に言えば、本発明によると、消去前
の書き込み時に必要な最大電圧を低減でき、それにより
トランジスタに要求される耐圧レベルを低減することが
可能となり、その結果、周辺トランジスタ部の信頼性が
向上する。また、消去前書き込み時間を大幅に短縮する
ことにより、消去時間の短縮および消費電流の低減が図
れる。
【0062】(第2の実施形態)以下に、本発明による
不揮発性半導体メモリ装置の消去方式の第2の実施形態
を説明する。
【0063】第1の実施形態では、ソース14aサイド
でファウラーノーデハイム(FN)トンネル現象を利用
し、フローティングゲート16から電子を引き抜くこと
により消去を行っている(図12参照)。これに対し、
本実施形態においては、消去動作は、チャネル領域14
cサイドにおいて、FNトンネル現象を利用し、フロー
ティングゲート16から電子を引き抜くようにしてい
る。このことは、ソース14aとp−ウェル12を同電
位にすることで実現される。本実施形態によれば、消去
時間をさらに短縮できるという効果が得られる。
【0064】本実施形態に用いられるメモリアレイ部お
よびメモリセルの構成はそれぞれ図5および図6に示す
ものと同様である。表4は、本実施形態の、メモリセル
の書き込み、消去、消去前書き込みおよび読み出しの各
モードにおいて、コントロールゲート18、ソース・ド
レイン14、p−ウェル12、n-ウェル11および基
板10に印加する電圧を示す。
【0065】
【表4】
【0066】本実施形態と第1の実施形態との差異は消
去動作にのみあり、それ以外のモード(書き込み、消去
前書き込みおよび読み出し)の動作は第1の実施形態の
場合と同様である。以下に、消去動作について説明す
る。
【0067】消去時において、ソース14a、p−ウェ
ル12およびn−ウェル11には例えば10Vの正の高
電圧を印加する。また、コントロールゲート18に例え
ば−9Vの電圧を印加し、ドレイン14bはオープン状
態にし、p−基板10は例えば0Vの基準電圧にする。
これにより、チャネル領域14cにおいて、FNトンネ
ル現象によりフローティングゲート16から電子が引き
抜かれ、メモリセルのしきい値が3.5V以下まで低下
し、消去状態となる。電子が引き抜かれる状態を図10
に示す。
【0068】以下に、図11を参照しながら、本実施形
態の消去方式を説明する。図11は、消去動作のアルゴ
リズムを示す。
【0069】消去が開始されると、まず、ステップS1
11として、消去すべきブロック内のすべてのメモリセ
ルを、FNトンネル現象を利用する書き込み動作によ
り、一括して書き込み状態にする。このステップにおい
て、消去すべきブロックのメモリセルのコントロールゲ
ート18につながる全ワード線WLに例えば12Vの電
圧を、ソース14aおよびメモリセルが形成されている
p−ウェル12には例えば−9Vの電圧を、n−ウェル
11には例えば3Vの電圧を印加し、一方、ドレイン1
4bはオープン状態とする。この−9Vの電圧は、消去
すべきブロック内のメモリセルのソース14aおよびp
−ウェル12にのみ印加されるもので、消去されないブ
ロック内のメモリセルのソースおよびp−ウェルには基
準電圧(例えば、0V)が印加されている。このような
電圧条件により、消去すベきブロック内のメモリセルに
おいて、チャネル領域14cから、FNトンネル現象に
より電子がフローティングゲート16に注入される。そ
れにより、メモリセルのしきい値が上昇し、書き込み状
態となる。
【0070】次に、ステップS111により書き込まれ
たメモリセルのしきい値が5.5V以上であるかどうか
を検証するプログラムベリファイを、8ビット単位で行
う(ステップS112)。全てのメモリセルのしきい値
が5.5V以上であれば、消去前書き込みを終了しステ
ップS113に進む。もし1ビットでも5.5V以下の
セルが発見されたらその時点で、再度書き込みパルスを
印加し書き込みを行う。
【0071】消去前書き込みが終了すると、ステップS
113において、ブロック一括で消去パルスを印加す
る。パルスは約100μs程度で、パルスの印加回数は
約30回とするので、トータルでの消去パルス幅は3m
s程度となる。この消去パルスの印加で、FNトンネル
現象によりチャネル領域14cで電子がフローティング
ゲート16から引き抜かれ、消去すべきブロックのメモ
リセルのしきい値が3.5V以下となる。
【0072】次に、ステップS114において、消去す
べきブロック内の全メモリセルのしきい値が3.5V以
下であるかどうかを検証するイレースベリファイを行
う。メモリセルのしきい値が3.5V以下でなければス
テップS113に戻り消去を続ける。一方、メモリセル
のしきい値が3.5V以下となれば消去を終了させる。
【0073】本実施形態において、チャネル領域14c
を使ってフローティングゲート16から電子を引き抜く
ので、ソースサイドで電子を引き抜く場合(第1の実施
形態)におけるBTBT電流の発生(図3を参照)はな
い。したがって、本実施形態によれば、比較的に大きな
消去電圧の印加が可能となり、より高速な消去が実現で
きる。本実施形態によれば、第1の実施形態の場合の3
00ms(10ms×30回)という長い消去パルス印
加時間を短縮でき、10ms以下のトータルの消去時間
を実現できる。また、BTBT電流が発生しないことに
より、1セル当たりで消費される電流は10pA程度と
なり、BTBT電流が流れる従来方式での1セル当たり
に消費される電流10nAと比較して、消費電力が大幅
に低減できる。
【0074】本実施形態では、消去前の書き込みにおい
て、特にしきい値の低い消去状態のメモリセルに対し
て、チャネル領域を用いてFNトンネル現象による書き
込みを行っている。その後の消去動作においても、同様
のチャネル領域を用いた消去がなされている。このよう
に、フローテイングゲートにおいて、電子の注入と引き
抜きという双方向のやり取りが行うようになっている。
この双方向の電子のやり取りはメモリセルの信頼性を向
上させるのに役立つといわれている(IElCE Trans.Elec
tron.VolE79-C1996,pp832、“A Novel Programming Meth
od Using a Reverse Polarity Pulse in Flash EEPROM
s”を参照)。このため、第2の実施形態によれば、従
来方式や第1の実施形態の方式に比較して、さらにメモ
リセルの信頼性が向上する可能性が大きい。
【0075】以上のように、本実施形態によると、消去
時間が短縮し、消費電流が低減し、メモリセルの信頼性
が向上する。さらに、第1の実施形態と同様に、消去前
の書き込み時に必要な最大電圧を低減することで、トラ
ンジスタに要求される耐圧レベルを低減でき、周辺トラ
ンジスタ部における素子信頼性の向上が実現できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルをトリプル
ウェル構造の第2のウェル12上に形成し、かつ第2の
ウェル12を第1のウェル11により基板10から絶縁
することにより、コントロールゲートに印加する電圧を
低減する。例えば、第2のウェルを負の電圧にすること
で、メモリセルのコントロールゲート18に印加する正
の電圧を実質的に下げるようにしている。この構成によ
り、ワード線の出力段のトランジスタとして高耐圧用の
ものを使用する必要がなく、出力段トランジスタのレイ
アウト面積を縮小できる。このレイアウト面積の縮小
は、規則性を持った配列でアレイ化されているメモリセ
ルアレイ部をもつ不揮発性半導体メモリ全体の設計を容
易にする。素子動作に用いる印加電圧の低減により、外
部からの電圧を昇圧して高電圧を作るための内蔵のチャ
ージポンプ回路のレイアウト面積の縮小も可能となる。
効率が悪いチャージポンプ回路の占める面積の縮小は、
不揮発性半導体メモリ全体のチップ面積の縮小に大きく
寄与する。なお、素子動作に用いる印加電圧の低減は、
不揮発性半導体メモリの信頼性の向上にもつながる。
【0077】また、消去前の書き込みに、1セルあたり
の消費電流の低い、FNトンネル現象による書き込みを
採用するため、消去前書き込みの高速化および消費電力
の低減が期待できる。なお、1セルあたりの消費電流が
低くなると、書き込みに用いる印加電圧を作るチヤージ
ポンプの負担が軽くなり、ICチップ内の配線の電流許
容値などにも余裕を与えることができる。これにより、
不揮発性半導体メモリ全体の設計が容易になる。
【0078】また、消去前の書き込みにおいて、チャネ
ル領域でのFNトンネル現象を用いるため、チャネルホ
ットエレクトロンの発生を行うための電流消費がなく、
より低い消費電力および、一括書き込みによる消去動作
の高速化が図れる。
【0079】また、第1のウェル11により第2のウェ
ル12と基板10とを絶縁することにより基板を基準電
位に維持することができるため、チャージポンプによる
各種電圧を安定して作り出すことができる。なお、基板
をp−基板に、第1のウェルをn−ウェルに、第2のウ
ェルをp−ウェルにすることで、一般的に市場に出回っ
ているp−基板(ウェハ)を使用することができ、従来
通りのプロセスにて素子を製造でき、製造コストがアッ
プすることはない。
【0080】なお、消去時において、ソースサイドの限
られた領域でFNトンネル現象を発生させる場合は、ソ
ース電圧は比較的低い値にすることができる。一方、消
去を、チャネル領域におけるFNトンネル現象によりフ
ローティングゲートから電子を引き抜くことで行う場合
は、BTBT電流が発生する問題がなく、消費電力の低
減と、高電圧印加による高速化が図れる。さらに、上述
した消去前の書き込みの場合と同様に、電子のやり取り
をフローティングゲートとチャネル領域の間で行うこと
で、メモリセルの信頼性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の不揮発性半導体メモリ装置のセル構造の
断面図。
【図2】不揮発性半導体メモリ装置のメモリセルのしき
い値状態を示す図。
【図3】不揮発性半導体メモリ装置の消去動作を示す
図。
【図4】従来の不揮発性半導体メモリ装置の消去方式の
消去アルゴリズムを示す図。
【図5】本発明に用いられる不揮発性半導体メモリ装置
のメモリアレイ部の平面構成を示す図。
【図6】本発明に用いられる不揮発性半導体メモリ装置
のセル構造の断面図。
【図7】本発明の不揮発性半導体メモリ装置の消去方式
による消去前書き込み動作を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態による不揮発性半導体
メモリ装置の消去方式の消去アルゴリズムを示す図。
【図9】本発明における、消去前書き込みの書き込み電
圧印加時間に対するメモリセルのしきい値の変化を示す
図。
【図10】本発明の第2の実施形態による不揮発性半導
体メモリ装置の消去方式の消去動作を示す図。
【図11】その消去アルゴリズムを示す図。
【図12】本発明の第1の実施形態による不揮発性半導
体メモリ装置の消去方式の消去動作を示す図。
【符号の説明】
10 基板 11 n-ウェル(第1のウェル) 12 p-ウェル(第2のウェル) 14a ソース 14b ドレイン 14c チャネル領域 15 トンネル酸化膜 16 フローティングゲート(浮遊ゲート) 17 層間絶縁膜 18 コントロールゲート(制御ゲート)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に情報の書き込みおよび消去が可
    能であって、ドレイン・ソース、浮遊ゲートおよび制御
    ゲートを有する電界効果トランジスタによりそれぞれ構
    成される複数のメモリセルがマトリクス状に配列されて
    いる不揮発性半導体メモリ装置の消去方式であって、該
    複数のメモリセルは1以上のブロックに分割され、各ブ
    ロックは、第1の導電型の基板上に形成された第2の導
    電型の第1のウェルと、該第1のウェル上に該第1のウ
    ェルにより該基板から電気的に分離された状態で形成さ
    れた該第1の導電型を有する第2のウェルと、該第2の
    ウェル上に形成されソースが共通に接続されている複数
    のメモリセルと、を備えており、 該消去方式は、ファウラーノーデハイムトンネル現象に
    より該浮遊ゲートから電子を引き抜くことで、該ブロッ
    ク内のすべてのメモリセルに対し一括消去を行うもので
    あり、 該一括消去に先立って、消去すべきブロック内における
    すべてのメモリセルの制御ゲートに第1の電圧を印加
    し、該第2のウェルには該第1の電圧と反対の極性の第
    2の電圧を印加し、該第1のウェルには該第1の電圧と
    同じ極性の第3の電圧を印加して、ファウラーノーデハ
    イムトンネル現象により該浮遊ゲートに電子を注入する
    ことで消去前書き込みを行う、不揮発性半導体メモリ装
    置の消去方式。
  2. 【請求項2】 前記第1および第3の電圧は正の電圧で
    あり、前記第2の電圧は負の電圧であり、該第1の電圧
    は該第3の電圧より高くなっている、請求項1に記載の
    不揮発性半導体メモリ装置の消去方式。
  3. 【請求項3】 前記一括消去において、前記制御ゲート
    に負の電圧を、前記ソースには正の電圧を印加し、ソー
    スサイドから電子を引き抜きしきい値を下げる、請求項
    1または2に記載の不揮発性半導体メモリ装置の消去方
    式。
  4. 【請求項4】 前記一括消去において、前記制御ゲート
    に負の電圧を、前記ソースおよび前記第2のウェルには
    正の電圧を印加し、ソース−ドレイン間のチャネル領域
    から電子を引き抜きしきい値を下げる、請求項1または
    2に記載の不揮発性半導体メモリ装置の消去方式。
  5. 【請求項5】 前記消去前書き込みにおいて、前記制御
    ゲートに正の電圧を、前記ソースおよび前記第2のウェ
    ルには負の電圧を印加し、ソース―ドレイン間のチャネ
    ル領域から前記浮遊ゲートに電子を注入することにより
    しきい値を上げる、請求項1または2に記載の不揮発性
    半導体メモリ装置の消去方式。
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