JP2001210712A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001210712A
JP2001210712A JP2000020572A JP2000020572A JP2001210712A JP 2001210712 A JP2001210712 A JP 2001210712A JP 2000020572 A JP2000020572 A JP 2000020572A JP 2000020572 A JP2000020572 A JP 2000020572A JP 2001210712 A JP2001210712 A JP 2001210712A
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film
thin film
titanium
tungsten
contact hole
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JP2000020572A
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Inventor
Kenji Tani
憲治 谷
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窒素アニール等の工程を行うことなく、配線プ
ラグ内の組成を均一にする。 【解決手段】コンタクトホール21の内壁および底面と
絶縁膜上に、TiN−Ti混合薄膜(窒化チタンとチタ
ンとの混合組成の薄膜)3を形成する。この成膜は、純
チタンをターゲットとしたスパッタリング法により、ス
パッタリング雰囲気にアルゴンガスとともに少量の窒素
ガスを導入しながら行う。次に、アルゴンガスに対する
窒素ガスの流量比を上げて同様のスパッタリングを行う
ことにより、窒化チタン膜4を形成する。次に、コンタ
クトホール21内とシリコン酸化膜2の上に、タングス
テン膜5をCVD法により堆積する。シリコン酸化膜2
上のタングステン膜5をエッチバックして、タングステ
ンプラグ(配線プラグ)51を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線プラグの形成
工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体集積回路の高密度化
に伴い、配線についても微細化および多層化が進んでい
る。従来の多層配線構造の半導体装置の製造方法では、
下部配線層の上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜にフォト
リソグラフィー工程およびドライエッチング工程によっ
てコンタクトホールを形成した後、上部配線層をなすア
ルミニウム(Al)合金からなる膜をスパッタリング法
により堆積することで、絶縁膜上への薄膜形成と同時に
コンタクトホール内にもアルミニウム合金を埋め込むこ
とが行われていた。
【0003】しかしながら、微細化が進んでコンタクト
ホールの寸法が著しく小さくなると、通常のスパッタリ
ング法により絶縁膜上への薄膜形成と同時にコンタクト
ホール内にアルミニウム合金を埋める方法では、配線層
間の接続不良が生じやすいという問題がある。そのた
め、近年では、絶縁膜のコンタクトホール内に「配線プ
ラグ」としてタングステン(W)を存在させる工程(配
線プラグ形成工程)を行った後に、その上にアルミニウ
ム合金薄膜を形成することが行われている。
【0004】ここで、配線プラグ形成工程は例えば以下
のようにして行われる。すなわち、コンタクトホールが
形成された絶縁膜上とコンタクトホールの壁面および底
面とに、先ず、タングステンと絶縁膜との密着性を向上
させる密着層として、チタン膜と窒化チタン膜をこの順
に成膜する。この成膜は、純チタンをターゲットとした
スパッタリング法により行い、窒化チタン膜の成膜の際
には、スパッタリング雰囲気に窒素を導入してスパッタ
リングを行う。
【0005】次に、この密着層の上に、WF6 とH2
SiH4 を主たる原料ガスとして用いたCVD法によ
り、タングステン膜を堆積する。その後、プラズマエッ
チング法により絶縁膜上のタングステン膜を除去して、
コンタクトホール内にのみタングステンを残してタング
ステンプラグとする。このようにしてタングステンプラ
グが形成されたウエハを、プラズマエッチング装置から
取り出してスパッタリング装置内に入れ、ウエハ上面の
タングステンプラグを含む面にアルミニウム合金膜およ
び反射防止膜(窒化チタン等)を順次形成し、フォトリ
ソグラフィーおよびエッチングでパターニングすること
により配線層を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、タ
ングステン膜の形成前に、密着層としてチタン膜と窒化
チタン膜をこの順に成膜しているが、コンタクトホール
の底面と壁面との角部には窒化チタンが堆積され難いた
め、この角部にチタン膜が露出した状態となり易い。こ
のような状態になっていると、タングステン膜をCVD
法で堆積させるときに、活性の高いチタンが原料ガスで
あるWF6 と反応して、コンタクトホールの前記角部に
チタンとタングステンの化合物(TiX Y )が成長す
る恐れがある。その結果、タングステンプラグ内の組成
が均一にならないという問題点がある。
【0007】この反応を抑制するために従来は、タング
ステン膜の堆積を行う前にウエハを窒素雰囲気下でアニ
ールすることにより、コンタクトホール内で露出してい
るチタンを窒化することが行われており、手間がかかっ
ている。本発明は、このような従来技術の問題点に着目
してなされたものであり、窒素アニール等の工程を行わ
なくても、配線プラグ内の組成が均一になるようにする
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ウエハ上の絶縁膜にコンタクトホールを
形成し、このコンタクトホールの内壁および底面に、窒
化チタンとチタンとの混合組成である第1の薄膜と、窒
化チタン薄膜もしくは窒化チタンとチタンとの混合組成
の薄膜であって第1の薄膜より電気抵抗が大きい第2の
薄膜を、この順に成膜した後、このコンタクトホール内
にタングステンをCVD法により堆積して配線プラグを
形成する工程を含む半導体装置の製造方法を提供する。
【0009】上記第1の薄膜の成膜は、例えば、純チタ
ンをターゲットとしたスパッタリング法により、スパッ
タリング雰囲気にスパッタリングガスとともに少量の窒
素ガスを導入しながら行うことができる。純チタンをタ
ーゲットとしたスパッタリング法により、スパッタリン
グ雰囲気に窒素ガスを導入しないで形成されたチタン膜
の比抵抗は、例えば90〜100μΩ・cmとなる。こ
のスパッタリングを、スパッタリング雰囲気に窒素ガス
を導入して行うと、窒素ガスの導入量が少ない場合は窒
化チタンとチタンとの混合組成の薄膜が形成されて、こ
の薄膜の比抵抗はチタン膜の値より大きくなる。また、
窒素ガスの導入量が多くなるにつれて、形成される薄膜
中の窒化チタンの含有率が大きくなり、比抵抗値も大き
くなる。窒素ガスの導入量が所定値以上となると、窒化
チタン膜が形成される。
【0010】この方法では、例えば、第1の薄膜として
形成する窒化チタンとチタンとの混合組成の薄膜(以
下、「TiN−Ti混合薄膜」と称する。)の比抵抗を
100〜140μΩ・cmとし、第2の薄膜(例えば、
窒化チタン膜)の比抵抗を160〜200μΩ・cmと
する。第1の薄膜として形成するTiN−Ti混合薄膜
の比抵抗の好ましい範囲は、110〜120μΩ・cm
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第一実施形態の方法を工程
順に説明するための、ウエハの部分断面図である。先
ず、シリコン基板上に所定のプロセスを施すことによ
り、表面に下層配線10を有するウエハ1を形成し、こ
のウエハ1の表面に、シリコン酸化膜(絶縁膜)2を形
成する。次に、このシリコン酸化膜2に対して、レジス
トパターンをマスクとしたドライエッチングを施すこと
により、コンタクトホール21を形成する。図1(a)
はこの状態を示す。ここでは、直径0.6μm、深さ1
2000Åのコンタクトホール21を形成した。
【0012】次に、コンタクトホール21の壁面および
底面(下層配線10の露出面)を含むウエハ全面に、純
チタンをターゲットとしたスパッタリング法により、ス
パッタリング雰囲気に窒素を導入しながら、第1の薄膜
(TiN−Ti混合薄膜)3および第2の薄膜(窒化チ
タン膜)4の成膜をこの順に行う。図1(b)はこの状
態を示す。
【0013】ここで、TiN−Ti混合薄膜3の成膜
は、アルゴンと窒素の流量比をAr:N2 =37:17
にして行った。窒化チタン膜4の成膜は、アルゴンと窒
素の流量比をAr:N2 =34:66にして行った。ス
パッタリング時間は、TiN−Ti混合薄膜3では膜厚
が300Åになり、窒化チタン膜4では膜厚が1000
Åになるようにそれぞれ調節した。
【0014】成膜直後の比抵抗値を測定したところ、T
iN−Ti混合薄膜3は115μΩ・cmであり、窒化
チタン膜4は180μΩ・cmであった。次に、窒化チ
タン膜4の上に、WF6 とH2 とSiH4 を主たる原料
ガスとしたCVD法により、シリコン酸化膜2上での膜
厚が例えば6000Åとなるように、タングステン膜5
を形成する。これにより、コンタクトホール21内とシ
リコン酸化膜2上に、密着層(TiN−Ti混合薄膜3
および窒化チタン膜4)を介してタングステンが堆積さ
れる。図1(c)はこの状態を示す。
【0015】ここで、タングステン膜5形成前のコンタ
クトホール21の底面と壁面には、TiN−Ti混合薄
膜3および窒化チタン膜4が形成されているため、Ti
N−Ti混合薄膜3の代わりにチタン膜が形成されてい
る場合のように、コンタクトホール21の底面と壁面と
の角部Aに、活性の高いチタンが露出する割合が少なく
なる。これにより、タングステン膜5の堆積時に、角部
AでチタンとWF6 との反応が生じ難くなって、TiX
Y の成長が抑制される。したがって、従来の方法のよ
うに窒素アニール等の工程を行わなくても、タングステ
ンプラグ内の組成を均一にすることができる。
【0016】その後、SF6 とArとを主たるエッチン
グガスとする反応性イオンエッチングにより、シリコン
酸化膜2上のタングステン膜5をエッチバックして、コ
ンタクトホール21内のタングステンのみを残す。これ
により、タングステンプラグ51が形成される。図1
(d)はこの状態を示す。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、窒素アニール等の工程を行わなくても、配線プラ
グ内の組成を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の方法を工程順に説明す
るための、ウエハの部分断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 シリコン酸化膜(絶縁膜) 21 コンタクトホール 3 TiN−Ti混合薄膜(第1の薄膜) 4 窒化チタン膜(第2の薄膜) 5 タングステン膜 51 タングステンプラグ(配線プラグ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ上の絶縁膜にコンタクトホールを
    形成し、このコンタクトホールの内壁および底面に、窒
    化チタンとチタンとの混合組成である第1の薄膜と、窒
    化チタン薄膜もしくは窒化チタンとチタンとの混合組成
    の薄膜であって第1の薄膜より電気抵抗が大きい第2の
    薄膜を、この順に成膜した後、このコンタクトホール内
    にタングステンをCVD法により堆積して配線プラグを
    形成する工程を含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の薄膜の比抵抗は100〜140μ
    Ω・cmであり、第2の薄膜の比抵抗は160〜200
    μΩ・cmであることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の製造方法。
JP2000020572A 2000-01-28 2000-01-28 半導体装置の製造方法 Pending JP2001210712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101061633B1 (ko) 2007-09-28 2011-09-01 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 금속막 성막 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101061633B1 (ko) 2007-09-28 2011-09-01 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 금속막 성막 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체

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