JP2001210174A - スイッチ - Google Patents
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- JP2001210174A JP2001210174A JP2000020308A JP2000020308A JP2001210174A JP 2001210174 A JP2001210174 A JP 2001210174A JP 2000020308 A JP2000020308 A JP 2000020308A JP 2000020308 A JP2000020308 A JP 2000020308A JP 2001210174 A JP2001210174 A JP 2001210174A
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- Japan
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- movable contact
- contact
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- switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる回路を所望の時間差で開閉できる小型
スイッチを提供することにある。 【解決手段】 箱形ベース10内に複数の第1,第2接
点機構20,30を並設する。さらに、前記箱形ベース
10内に単一の駆動ブロック40を、前記第1,第2接
点機構20,30を同時に駆動するようにスライド可能
に取り付ける。そして、前記駆動ブロック40に形成し
た第1,第2駆動突部20,30を、各可動接触片2
4,34の反転時期に所望の時間差を生じるように異な
る形状とする。
スイッチを提供することにある。 【解決手段】 箱形ベース10内に複数の第1,第2接
点機構20,30を並設する。さらに、前記箱形ベース
10内に単一の駆動ブロック40を、前記第1,第2接
点機構20,30を同時に駆動するようにスライド可能
に取り付ける。そして、前記駆動ブロック40に形成し
た第1,第2駆動突部20,30を、各可動接触片2
4,34の反転時期に所望の時間差を生じるように異な
る形状とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ、特に、異
なる複数の回路を所望の時間差で開閉できる多極スイッ
チに関する。
なる複数の回路を所望の時間差で開閉できる多極スイッ
チに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、多
極スイッチとしては、例えば、第1極を電源開閉用(A
C)に利用する一方、第2極を動作位置検出用(DC)
に利用するテレビ用2極スイッチがある。このようなス
イッチでは、動作位置検出用回路をオフした後、電源用
回路をオフする必要がある。このため、前述の開閉動作
を実現すべく、電源用スイッチに別個の動作位置検出用
スイッチを付加していた。
極スイッチとしては、例えば、第1極を電源開閉用(A
C)に利用する一方、第2極を動作位置検出用(DC)
に利用するテレビ用2極スイッチがある。このようなス
イッチでは、動作位置検出用回路をオフした後、電源用
回路をオフする必要がある。このため、前述の開閉動作
を実現すべく、電源用スイッチに別個の動作位置検出用
スイッチを付加していた。
【0003】しかし、前述のスイッチでは、組立工程に
おける部品点数が増加するだけでなく、スイッチ全体の
占有体積が2倍になるという問題点がある。
おける部品点数が増加するだけでなく、スイッチ全体の
占有体積が2倍になるという問題点がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、異なる回路
を所望の時間差で開閉できる小型スイッチを提供するこ
とを目的とする。
を所望の時間差で開閉できる小型スイッチを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるスイッチ
は、前記目的を達成すべく、ベースの上面に配置した固
定接点と、前記ベースに立設した可動接点端子と、この
可動接点端子に一端を回動可能に係止した反転バネと、
この反転バネの他端に回動自在に係止され、かつ、前記
固定接点に接離する可動接点を設けた可動接触片と、こ
の可動接触片に一端を回動自在に係止したレバーとから
なる接点機構を、前記可動接触片の両側縁部に圧接し、
かつ、前記レバーの他端に圧接して位置規制する駆動突
部を有するとともに、前記ベースにスライド可能に配置
した駆動ブロックで駆動するスイッチにおいて、前記ベ
ースに並設した複数の前記接点機構を単一の駆動ブロッ
クで駆動可能に配置するとともに、前記駆動ブロックの
駆動突部を、各可動接触片の反転時期に所望の時間差を
生じるように異なる形状とした構成としてある。本発明
によれば、一つのスイッチで異なる回路を時間差を付け
て開閉できるので、組立工程における部品点数が減少
し、生産性が向上するとともに、装置全体を小型化でき
る。また、既存の接点機構を並設して使用できるだけで
なく、駆動突部の形状を必要に応じて設計変更すること
により、時間差を簡単に調整できるスイッチが得られ
る。
は、前記目的を達成すべく、ベースの上面に配置した固
定接点と、前記ベースに立設した可動接点端子と、この
可動接点端子に一端を回動可能に係止した反転バネと、
この反転バネの他端に回動自在に係止され、かつ、前記
固定接点に接離する可動接点を設けた可動接触片と、こ
の可動接触片に一端を回動自在に係止したレバーとから
なる接点機構を、前記可動接触片の両側縁部に圧接し、
かつ、前記レバーの他端に圧接して位置規制する駆動突
部を有するとともに、前記ベースにスライド可能に配置
した駆動ブロックで駆動するスイッチにおいて、前記ベ
ースに並設した複数の前記接点機構を単一の駆動ブロッ
クで駆動可能に配置するとともに、前記駆動ブロックの
駆動突部を、各可動接触片の反転時期に所望の時間差を
生じるように異なる形状とした構成としてある。本発明
によれば、一つのスイッチで異なる回路を時間差を付け
て開閉できるので、組立工程における部品点数が減少
し、生産性が向上するとともに、装置全体を小型化でき
る。また、既存の接点機構を並設して使用できるだけで
なく、駆動突部の形状を必要に応じて設計変更すること
により、時間差を簡単に調整できるスイッチが得られ
る。
【0006】また、前記ベースに並設した複数の前記接
点機構を単一の駆動ブロックで駆動可能に配置するとと
もに、前記可動接触片に係止したレバーを、各可動接触
片の反転時期に所望の時間差を生じるように異なる形状
としてもよい。本発明によれば、前述と同様の効果が得
られるとともに、レバーの形状を変更するだけでよいの
で、設計変更がより一層容易になるという効果がある。
点機構を単一の駆動ブロックで駆動可能に配置するとと
もに、前記可動接触片に係止したレバーを、各可動接触
片の反転時期に所望の時間差を生じるように異なる形状
としてもよい。本発明によれば、前述と同様の効果が得
られるとともに、レバーの形状を変更するだけでよいの
で、設計変更がより一層容易になるという効果がある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にかかるスイッチの実施形
態を図1ないし図7に従って説明する。本実施形態にか
かるスイッチは、テレビの電源用スイッチに適用した場
合であり、大略、箱形ベース10と、この箱形ベース1
0内に並設される第1接点機構20(DC用)および第
2接点機構30(AC用)と、この第1,第2接点機構
20,30を駆動する駆動ブロック40と、シールドカ
バー50とで形成されている。
態を図1ないし図7に従って説明する。本実施形態にか
かるスイッチは、テレビの電源用スイッチに適用した場
合であり、大略、箱形ベース10と、この箱形ベース1
0内に並設される第1接点機構20(DC用)および第
2接点機構30(AC用)と、この第1,第2接点機構
20,30を駆動する駆動ブロック40と、シールドカ
バー50とで形成されている。
【0008】前記箱形ベース10は、その底面を仕切り
壁11で仕切った内部空間に第1,第2接点機構部2
0,30をそれぞれ並設してある。そして、対向する側
面の一方に一対のリブ12,13を突設し、外部に連通
するスライド溝14を形成するとともに、そのスライド
溝14の外方開口側に支持突起15を突設してある。一
方、対向する他方の側面の外側面には、後述するシール
ドカバー50を抜け止めする係合凹部16を形成してあ
る。
壁11で仕切った内部空間に第1,第2接点機構部2
0,30をそれぞれ並設してある。そして、対向する側
面の一方に一対のリブ12,13を突設し、外部に連通
するスライド溝14を形成するとともに、そのスライド
溝14の外方開口側に支持突起15を突設してある。一
方、対向する他方の側面の外側面には、後述するシール
ドカバー50を抜け止めする係合凹部16を形成してあ
る。
【0009】前記第1接点機構20は、固定接点21a
を有し、かつ、前記ベース10の底面に圧入固定した固
定接点端子21と、同様に圧入固定して立設した可動接
点端子22と、この可動接点端子22の切り欠き部22
aに一端を回動可能に係止した略C字形の反転バネ23
と、この反転バネ23の他端に回動可能に係止した可動
接触片24と、この可動接触片24に一端を回動可能に
係止したレバー25とで構成されている。
を有し、かつ、前記ベース10の底面に圧入固定した固
定接点端子21と、同様に圧入固定して立設した可動接
点端子22と、この可動接点端子22の切り欠き部22
aに一端を回動可能に係止した略C字形の反転バネ23
と、この反転バネ23の他端に回動可能に係止した可動
接触片24と、この可動接触片24に一端を回動可能に
係止したレバー25とで構成されている。
【0010】前記可動接触片24は導電性薄板バネを打
ち抜いてプレス加工したものであり、その一端部に可動
接点24aを設けてあるとともに、その中央部に係合用
打抜き孔26を設けてある。この打抜き孔26の一端側
縁部26aには反転バネ23の一端を係止してあるとと
もに、その他端側縁部26bにはレバー25の一端を回
動可能に係止してある。
ち抜いてプレス加工したものであり、その一端部に可動
接点24aを設けてあるとともに、その中央部に係合用
打抜き孔26を設けてある。この打抜き孔26の一端側
縁部26aには反転バネ23の一端を係止してあるとと
もに、その他端側縁部26bにはレバー25の一端を回
動可能に係止してある。
【0011】導電性薄板バネ材からなる前記レバー25
は、一対のアーム部25aを曲げ起こすことにより、側
面略V字形に形成されている。そして、前記アーム部2
5aの自由端25bは後述する駆動ブロック40に位置
規制される。
は、一対のアーム部25aを曲げ起こすことにより、側
面略V字形に形成されている。そして、前記アーム部2
5aの自由端25bは後述する駆動ブロック40に位置
規制される。
【0012】前記第2接点機構30は、固定接点31a
を有し、かつ、前記ベース10の底面に圧入固定した固
定接点端子31と、同様に圧入固定して立設した可動接
点端子32と、この可動接点端子32の切り欠き部32
aに一端を回動可能に係止した略C字形の反転バネ33
と、この反転バネ33の他端に回動可能に係止した可動
接触片34と、この可動接触片34に一端を回動可能に
係止したレバー35とで構成されている。
を有し、かつ、前記ベース10の底面に圧入固定した固
定接点端子31と、同様に圧入固定して立設した可動接
点端子32と、この可動接点端子32の切り欠き部32
aに一端を回動可能に係止した略C字形の反転バネ33
と、この反転バネ33の他端に回動可能に係止した可動
接触片34と、この可動接触片34に一端を回動可能に
係止したレバー35とで構成されている。
【0013】前記可動接触片34は導電性薄板バネを打
ち抜いてプレス加工したものであり、その一端部に可動
接点34aを設けてあるとともに、その中央部に係合用
打抜き孔36を設けてある。この打抜き孔36の一端側
縁部36aには反転バネ33の一端を係止してあるとと
もに、その他端側縁部36bにはレバー35の一端を回
動可能に係止してある。
ち抜いてプレス加工したものであり、その一端部に可動
接点34aを設けてあるとともに、その中央部に係合用
打抜き孔36を設けてある。この打抜き孔36の一端側
縁部36aには反転バネ33の一端を係止してあるとと
もに、その他端側縁部36bにはレバー35の一端を回
動可能に係止してある。
【0014】導電性薄板バネ材からなる前記レバー35
は、一対のアーム部35aを曲げ起こすことにより、側
面略V字形に形成されている。そして、前記アーム部3
5aの自由端35bは後述する駆動ブロック40に位置
規制される。
は、一対のアーム部35aを曲げ起こすことにより、側
面略V字形に形成されている。そして、前記アーム部3
5aの自由端35bは後述する駆動ブロック40に位置
規制される。
【0015】駆動ブロック40は、図1に示すように、
第1,第2接点機構20,30を組み込んだ箱形ベース
10にスライド可能に嵌合する駆動カバー41と、この
駆動カバー41の外側面から突出する駆動用軸部42と
で形成されている。前記駆動カバー41は仕切り壁43
で仕切られており、この仕切り壁43およびこれに対向
する図1の手間側の内側面には1組の第1駆動突部44
a,44bをそれぞれ形成してある。同様に、仕切り壁
43およびこれに対向する図1の奥側の内側面には1組
の第2駆動突部45a,45bをそれぞれ形成してあ
る。ただし、前記第1駆動突部44a,44bと、前記
第2駆動突部45a,45bとは、所望の時間差を付け
て接点を開閉するように異なる形状に形成されている。
一方、前記軸部42の基部に位置する平面略ハート形突
起42aの周囲には、ガイド溝46が形成されている
(図2)。
第1,第2接点機構20,30を組み込んだ箱形ベース
10にスライド可能に嵌合する駆動カバー41と、この
駆動カバー41の外側面から突出する駆動用軸部42と
で形成されている。前記駆動カバー41は仕切り壁43
で仕切られており、この仕切り壁43およびこれに対向
する図1の手間側の内側面には1組の第1駆動突部44
a,44bをそれぞれ形成してある。同様に、仕切り壁
43およびこれに対向する図1の奥側の内側面には1組
の第2駆動突部45a,45bをそれぞれ形成してあ
る。ただし、前記第1駆動突部44a,44bと、前記
第2駆動突部45a,45bとは、所望の時間差を付け
て接点を開閉するように異なる形状に形成されている。
一方、前記軸部42の基部に位置する平面略ハート形突
起42aの周囲には、ガイド溝46が形成されている
(図2)。
【0016】そして、前記箱形ベース10に駆動カバー
40を組み込むと、レバー25のアーム部25aが、前
記駆動カバー40に形成された1組の第1駆動突部44
a,44bの間に位置決めされる。同様に、第2接点機
構30を構成するレバー35のアーム部35aが、前記
駆動カバー40の第2駆動突部45a,45bの間に位
置決めされる。
40を組み込むと、レバー25のアーム部25aが、前
記駆動カバー40に形成された1組の第1駆動突部44
a,44bの間に位置決めされる。同様に、第2接点機
構30を構成するレバー35のアーム部35aが、前記
駆動カバー40の第2駆動突部45a,45bの間に位
置決めされる。
【0017】また、図3(a)に示すように、前記軸部
42内にコイルバネ47を収納することにより、前記箱
形ベース10の支持突起15を介して駆動ブロック40
が外方に付勢されている。さらに、図3(b)に示すよ
うに、略コ字形の位置規制ピン17の一端を、前記駆動
用軸部42の平面略ハート形突起42aの周囲に形成さ
れたガイド溝部46に移動自在に係止するとともに、そ
の他端を前記箱形ベース10の支持突起15に回動可能
に係止してある。
42内にコイルバネ47を収納することにより、前記箱
形ベース10の支持突起15を介して駆動ブロック40
が外方に付勢されている。さらに、図3(b)に示すよ
うに、略コ字形の位置規制ピン17の一端を、前記駆動
用軸部42の平面略ハート形突起42aの周囲に形成さ
れたガイド溝部46に移動自在に係止するとともに、そ
の他端を前記箱形ベース10の支持突起15に回動可能
に係止してある。
【0018】シールドカバー50は、図1に示すよう
に、前記駆動ブロック40を抜け止めするとともに、磁
気シールドするためのものであり、その一端側縁部に一
対のアース端子51,51、その他端側に抜け止め爪部
52を曲げ起こしてある。そして、前記アース端子5
1,51および抜け止め爪部52を、前記ベース10の
リブ12,13および係合凹部16にそれぞれ係合する
ことにより、駆動ブロック40の脱落を防止する。
に、前記駆動ブロック40を抜け止めするとともに、磁
気シールドするためのものであり、その一端側縁部に一
対のアース端子51,51、その他端側に抜け止め爪部
52を曲げ起こしてある。そして、前記アース端子5
1,51および抜け止め爪部52を、前記ベース10の
リブ12,13および係合凹部16にそれぞれ係合する
ことにより、駆動ブロック40の脱落を防止する。
【0019】次に、前述の構成部品からなるスイッチの
動作について説明する。なお、本実施形態では、第1接
点機構20の可動接点24aが固定接点21aに閉成し
た後、所定の時間差で第2接点機構30の可動接点34
aが固定接点31aに閉成する。しかし、第1,2接点
機構20,30は同様な開閉動作を行う。このため、第
1接点機構20の動作を中心に説明した後、第2接点機
構20の動作を簡単に説明する。
動作について説明する。なお、本実施形態では、第1接
点機構20の可動接点24aが固定接点21aに閉成し
た後、所定の時間差で第2接点機構30の可動接点34
aが固定接点31aに閉成する。しかし、第1,2接点
機構20,30は同様な開閉動作を行う。このため、第
1接点機構20の動作を中心に説明した後、第2接点機
構20の動作を簡単に説明する。
【0020】まず、可動接点24aが固定接点21aに
接触していない開放状態である場合、駆動ブロック40
がコイルバネ47のバネ力で外方に付勢され、位置規制
ピン17の一端がガイド溝部46の底部46aに位置し
ている(図2(b))。さらに、図6(a)に示すよう
に、反転バネ23の一端が係止する可動接点端子22の
切欠き部22a(支持点)が、反転バネ23の他端が係
止する可動接触片24の打抜き孔26の一端側縁部26
a(支持点)と、レバー25の一端が係止する前記打抜
き孔26の他端側縁部26b(支持点)とを結ぶ直線よ
りも下方側に位置する。このため、反転バネ23のバネ
力が上方に向いており、可動接点24aが固定接点21
aから開離している。
接触していない開放状態である場合、駆動ブロック40
がコイルバネ47のバネ力で外方に付勢され、位置規制
ピン17の一端がガイド溝部46の底部46aに位置し
ている(図2(b))。さらに、図6(a)に示すよう
に、反転バネ23の一端が係止する可動接点端子22の
切欠き部22a(支持点)が、反転バネ23の他端が係
止する可動接触片24の打抜き孔26の一端側縁部26
a(支持点)と、レバー25の一端が係止する前記打抜
き孔26の他端側縁部26b(支持点)とを結ぶ直線よ
りも下方側に位置する。このため、反転バネ23のバネ
力が上方に向いており、可動接点24aが固定接点21
aから開離している。
【0021】そして、駆動用軸部42をコイルバネ47
のバネ力に抗して押し込むと、位置規制ピン17の一端
がガイド溝部46内の傾斜面46bを登りきって平面部
46cに達した後、一段低い平面部46dに落ち込む。
これにより、第1接点機構20(DC用)の反転バネ2
3が引き延ばされるとともに、レバー25が第1駆動突
部44aに押圧されて回動する。このため、支持点22
aが上昇する一方、支持点26bが下降する。そして、
支持点22aが支持点26aと支持点26bとを結ぶ直
線上に位置して釣り合った後、前記直線よりも前記支持
点22aが上方側に移動した瞬間、反転バネ23のバネ
力により、可動接触片24が支持点26bを中心に下方
側に回動し、可動接点24aが固定接点21aに接触す
る。
のバネ力に抗して押し込むと、位置規制ピン17の一端
がガイド溝部46内の傾斜面46bを登りきって平面部
46cに達した後、一段低い平面部46dに落ち込む。
これにより、第1接点機構20(DC用)の反転バネ2
3が引き延ばされるとともに、レバー25が第1駆動突
部44aに押圧されて回動する。このため、支持点22
aが上昇する一方、支持点26bが下降する。そして、
支持点22aが支持点26aと支持点26bとを結ぶ直
線上に位置して釣り合った後、前記直線よりも前記支持
点22aが上方側に移動した瞬間、反転バネ23のバネ
力により、可動接触片24が支持点26bを中心に下方
側に回動し、可動接点24aが固定接点21aに接触す
る。
【0022】同様に、第2接点機構30(AC用)の反
転バネ33が引き延ばされるとともに、レバー35が第
2駆動突部45aに押圧されながら回動する。このた
め、前述と同様に第2反転バネ33のバネ力により、可
動接触片34が下方側に回動する。しかし、第2駆動突
部45aは第1駆動突部44aと形状が異なっており、
所定の時間差を付けて可動接触片34を回動させる。こ
のため、可動接点24aの動作後に所定の時間差を付け
て第2可動接点34aが第2固定接点31aに接触する
(図7(a))。
転バネ33が引き延ばされるとともに、レバー35が第
2駆動突部45aに押圧されながら回動する。このた
め、前述と同様に第2反転バネ33のバネ力により、可
動接触片34が下方側に回動する。しかし、第2駆動突
部45aは第1駆動突部44aと形状が異なっており、
所定の時間差を付けて可動接触片34を回動させる。こ
のため、可動接点24aの動作後に所定の時間差を付け
て第2可動接点34aが第2固定接点31aに接触する
(図7(a))。
【0023】そして、前記軸部42への押圧力を解除す
ると、コイルバネ47のバネ力で駆動ブロック40が押
し戻され、位置規制ピン17の一端がより一段低い凹部
46eに落ち込んで係止し、元の位置に完全に復帰でき
ない。このため、前記軸部42から手を離しても、可動
接触片24,34が反転せず、接点の閉成状態を保持し
つづける。
ると、コイルバネ47のバネ力で駆動ブロック40が押
し戻され、位置規制ピン17の一端がより一段低い凹部
46eに落ち込んで係止し、元の位置に完全に復帰でき
ない。このため、前記軸部42から手を離しても、可動
接触片24,34が反転せず、接点の閉成状態を保持し
つづける。
【0024】ついで、前記軸部42を、再度、コイルバ
ネ47のバネ力に抗して押し込んだ後、前記軸部42か
ら手を離すと、位置規制ピン17の一端が一段低い隅部
46fに移動した後、傾斜面46gを登って元の底部4
6aに復帰する。このとき、第1駆動突部44aがレバ
ー25を再度押圧して回動させる。そして、反転バネ2
3の支持点22aが、支持点26aと支持点26bとを
結ぶ直線上に位置して釣り合った後、支持点22aが前
記直線よりも上方に移動した瞬間、第1反転バネ23の
バネ力により、可動接触片24が反転する。このため、
可動接点24aが固定接点21aから開離し、元の状態
に復帰する。
ネ47のバネ力に抗して押し込んだ後、前記軸部42か
ら手を離すと、位置規制ピン17の一端が一段低い隅部
46fに移動した後、傾斜面46gを登って元の底部4
6aに復帰する。このとき、第1駆動突部44aがレバ
ー25を再度押圧して回動させる。そして、反転バネ2
3の支持点22aが、支持点26aと支持点26bとを
結ぶ直線上に位置して釣り合った後、支持点22aが前
記直線よりも上方に移動した瞬間、第1反転バネ23の
バネ力により、可動接触片24が反転する。このため、
可動接点24aが固定接点21aから開離し、元の状態
に復帰する。
【0025】同様に、第2駆動突部45aがレバー35
を再度押圧して回動させることにより、前述と同様、反
転バネ33のバネ力により、可動接触片34が可動接触
片24と所定の時間差を付けて反転する。このため、可
動接点34aが固定接点31aから開離し、元の状態に
復帰する。この結果、可動接点24aと所定の時間差を
付けて可動接点34aが固定接点31aから開離する
(図7(b))。
を再度押圧して回動させることにより、前述と同様、反
転バネ33のバネ力により、可動接触片34が可動接触
片24と所定の時間差を付けて反転する。このため、可
動接点34aが固定接点31aから開離し、元の状態に
復帰する。この結果、可動接点24aと所定の時間差を
付けて可動接点34aが固定接点31aから開離する
(図7(b))。
【0026】本実施形態では、駆動ブロックに設けた駆
動突部で可動接触片およびレバーの動作位置を調整する
ことにより、時間差を調整している。このため、必要に
応じ、駆動突部の高さ寸法および/あるいは巾寸法を変
えて調整してもよい。また、図5に示すように、駆動突
部に当接するレバーの先端形状および/あるいはアーム
の突出角度を変更することにより、所望の時間差を生じ
るように調整してもよい。
動突部で可動接触片およびレバーの動作位置を調整する
ことにより、時間差を調整している。このため、必要に
応じ、駆動突部の高さ寸法および/あるいは巾寸法を変
えて調整してもよい。また、図5に示すように、駆動突
部に当接するレバーの先端形状および/あるいはアーム
の突出角度を変更することにより、所望の時間差を生じ
るように調整してもよい。
【0027】さらに、2回路を所定の時間差を付けて開
閉する場合に限らず、3つ以上の接点機構を並設するこ
とにより、3つ以上の異なる回路を所望の時間差で開閉
してもよい。また、位置検出用回路と電源用回路とを開
閉する場合に限らず、複数の同種の回路を開閉する場合
に適用してもよいことは勿論である。
閉する場合に限らず、3つ以上の接点機構を並設するこ
とにより、3つ以上の異なる回路を所望の時間差で開閉
してもよい。また、位置検出用回路と電源用回路とを開
閉する場合に限らず、複数の同種の回路を開閉する場合
に適用してもよいことは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、一つのスイッチで異な
る回路を時間差を付けて開閉できるので、組立工程にお
ける部品点数が少なくなり、生産性が向上するととも
に、装置全体を小型化できるという効果がある。
る回路を時間差を付けて開閉できるので、組立工程にお
ける部品点数が少なくなり、生産性が向上するととも
に、装置全体を小型化できるという効果がある。
【図1】 本発明にかかるスイッチの一実施形態を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】 図1で示した駆動ブロックを示し、図(a)
は拡大平面図、図(b)は部分拡大平面図である。
は拡大平面図、図(b)は部分拡大平面図である。
【図3】 図1の構成部品を組立てたスイッチを示し、
図(a)は部分破断平面図、図(b)は横断面図であ
る。
図(a)は部分破断平面図、図(b)は横断面図であ
る。
【図4】 図1にかかるスイッチの動作を説明するため
の断面図であり、図(a)は横断面図、図(b)は拡大
断面図、図(c)は部分拡大断面図である。
の断面図であり、図(a)は横断面図、図(b)は拡大
断面図、図(c)は部分拡大断面図である。
【図5】 本発明にかかるスイッチの異なる実施形態を
説明するための断面図であり、図(a)は横断面図、図
(b)は拡大断面図である。
説明するための断面図であり、図(a)は横断面図、図
(b)は拡大断面図である。
【図6】 接点機構の動作を説明するための模式図であ
る。
る。
【図7】 第1,第2接点機構の動作を示すタイムチャ
ート図である。
ート図である。
10…箱形ベース、11…仕切り壁、20…第1接点機
構、21…固定接点端子、21a…固定接点、22…可
動接点端子、22a…切欠き部(支持点)、23…反転
バネ、24…可動接触片、24a…可動接点、25…レ
バー、25a…アーム部、25b…自由端、26…打抜
き孔、26a…一端側縁部(支持点)、26b…他端側
縁部(支持点)、30…第2接点機構、31…固定接点
端子、31a…固定接点、32…可動接点端子、32a
…切欠き部(支持点)、33…反転バネ、34…可動接
触片、34a…可動接点、35…レバー、35a…アー
ム部、35b…自由端、36…打抜き孔、36a…一端
側縁部(支持点)、36b…他端側縁部(支持点)、4
0…駆動ブロック、41…駆動カバー、42…軸部、4
3…仕切り壁、44a,44b…第1駆動突部、45
a,45b…第2駆動突部、46…ガイド溝、50…シ
ールドカバー。
構、21…固定接点端子、21a…固定接点、22…可
動接点端子、22a…切欠き部(支持点)、23…反転
バネ、24…可動接触片、24a…可動接点、25…レ
バー、25a…アーム部、25b…自由端、26…打抜
き孔、26a…一端側縁部(支持点)、26b…他端側
縁部(支持点)、30…第2接点機構、31…固定接点
端子、31a…固定接点、32…可動接点端子、32a
…切欠き部(支持点)、33…反転バネ、34…可動接
触片、34a…可動接点、35…レバー、35a…アー
ム部、35b…自由端、36…打抜き孔、36a…一端
側縁部(支持点)、36b…他端側縁部(支持点)、4
0…駆動ブロック、41…駆動カバー、42…軸部、4
3…仕切り壁、44a,44b…第1駆動突部、45
a,45b…第2駆動突部、46…ガイド溝、50…シ
ールドカバー。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベースの上面に配置した固定接点と、前
記ベースに立設した可動接点端子と、この可動接点端子
に一端を回動可能に係止した反転バネと、この反転バネ
の他端に回動自在に係止され、かつ、前記固定接点に接
離する可動接点を設けた可動接触片と、この可動接触片
に一端を回動自在に係止したレバーとからなる接点機構
を、前記可動接触片の両側縁部に圧接し、かつ、前記レ
バーの他端に圧接して位置規制する駆動突部を有すると
ともに、前記ベースにスライド可能に配置した駆動ブロ
ックで駆動するスイッチにおいて、 前記ベースに並設した複数の前記接点機構を単一の駆動
ブロックで駆動可能に配置するとともに、前記駆動ブロ
ックの駆動突部を、各可動接触片の反転時期に所望の時
間差を生じるように異なる形状としたことを特徴するス
イッチ。 - 【請求項2】 ベースの上面に配置した固定接点と、前
記ベースに立設した可動接点端子と、この可動接点端子
に一端を回動可能に係止した反転バネと、この反転バネ
の他端に回動自在に係止され、かつ、前記固定接点に接
離する可動接点を設けた可動接触片と、この可動接触片
に一端を回動自在に係止したレバーとからなる接点機構
を、前記可動接触片の両側縁部に圧接し、かつ、前記レ
バーの他端に圧接して位置規制する駆動突部を有すると
ともに、前記ベースにスライド可能に配置した駆動ブロ
ックで駆動するスイッチにおいて、 前記ベースに並設した複数の前記接点機構を単一の駆動
ブロックで駆動可能に配置するとともに、前記可動接触
片に係止したレバーを、各可動接触片の反転時期に所望
の時間差を生じるように異なる形状としたことを特徴と
するスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020308A JP2001210174A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020308A JP2001210174A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001210174A true JP2001210174A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18546887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020308A Pending JP2001210174A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001210174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021210358A1 (ja) * | 2020-04-17 | 2021-10-21 | 株式会社東海理化電機製作所 | スイッチ装置 |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020308A patent/JP2001210174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021210358A1 (ja) * | 2020-04-17 | 2021-10-21 | 株式会社東海理化電機製作所 | スイッチ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040819 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070626 |