JP2001209914A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド及びその製造方法

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JP2001209914A
JP2001209914A JP2000018412A JP2000018412A JP2001209914A JP 2001209914 A JP2001209914 A JP 2001209914A JP 2000018412 A JP2000018412 A JP 2000018412A JP 2000018412 A JP2000018412 A JP 2000018412A JP 2001209914 A JP2001209914 A JP 2001209914A
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gap insulating
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Tatsuo Ito
辰雄 伊藤
Yasuhiro Iwano
康弘 岩野
Keiichi Furuya
啓一 古谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高記録密度化に伴う短波長の記録信号を再生
するための狭トラック幅化及び狭ギャップ長化された再
生ヘッドにおいて、均一で高精度な膜厚を有する薄膜で
上部ギャップ絶縁部を形成し、且つ、電極リード層と上
部シールド層との良好な絶縁性を確保した薄膜磁気ヘッ
ド及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 GMR素子膜の上に上部ギャップ絶縁膜
を薄膜で積層し、ミリング等の方法で削り取ってGMR
素子を形成すると同時に、GMR素子と一体に上部ギャ
ップ絶縁部を形成し、GMR素子の左右両側にある電極
リード層の上に、上部ギャップ絶縁部よりも膜厚の大き
な上部ギャップ絶縁層を成膜形成することによって、電
極リード層と上部シールド層間の絶縁性を良好に保持し
たまま、再生ギャップ長を小さくすることができ、記録
密度の向上を図ることができる薄膜磁気ヘッドを得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
(HDD装置)等の磁気記録媒体に対して高密度の記録
・再生を行う装置に適用され、特に、上部ギャップ層を
精度良く形成して狭トラック幅、狭再生ギャップ長を実
現し、絶縁性を向上した磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置(HDD装置)
等の磁気記録媒体に対する記録において、処理速度の向
上と記録容量の大容量化の必要性が増してきており、高
記録密度化への取り組みが強化されつつあり、記録トラ
ックの狭トラック化が益々進んできており、従って、隣
接する記録トラック間の距離が一層狭小化してきてい
る。
【0003】以下、従来の薄膜磁気ヘッドについて図面
を用いて説明する。
【0004】図31及び図32は、従来の薄膜磁気ヘッ
ドを示す図であり、図31は斜視概略図、図32は薄膜
磁気ヘッドの磁気記録媒体に対向するヘッド摺動面側か
ら見た正面概略図である。
【0005】例えば、磁気ディスク装置における信号の
磁気記録媒体への記録再生に用いられる薄膜磁気ヘッド
は、図31に示すような所謂MR(GMR)インダクテ
ィブ複合ヘッドと呼ばれているものが多い。
【0006】図31において、パーマロイ、Co系アモ
ルファス磁性膜或いはFe系合金磁性膜等の軟磁性材料
で成膜された下部シールド層311の上にAl23、A
lN或いはSiO2等の非磁性絶縁材料を用いて下部ギ
ャップ絶縁層312が成膜され、更にその上面に磁気抵
抗効果素子(MR素子或いはGMR素子。以下、GMR
素子と言う)313が積層成膜形成され、GMR素子3
13の左右両側端部にCoPt合金等の材料でハードバ
イアス層314が成膜される。ハードバイアス層314
の上面及びGMR素子313の上面と両側面との交線で
ある稜線に接するように、Cu、Cr或いはTa等の材
料を用いて電極リード層315が成膜される。ここで、
電極リード層315はハードバイアス層314の上面及
びGMR素子313の一部の上面にかかるようにして成
膜しても良い。次に、電極リード層315とGMR素子
313の露出した部分の上に、下部ギャップ絶縁層31
2と同様の非磁性絶縁材料を用いて上部ギャップ絶縁層
316を成膜する。更に、上部ギャップ絶縁層316の
上に、下部シールド層311と同じような軟磁性材料を
用いて上部シールド層317を成膜形成し、再生用の磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド310を構成する。
【0007】次に、上部シールド層317の上面に下部
ギャップ絶縁層312と同様の非磁性絶縁材料を用いて
記録ギャップ層325を成膜し、更に記録ギャップ層3
25を介して上部シールド層317に対向し、且つ、他
の部分で上部シールド層317に接している上部磁極3
26を軟磁性材料を用いて成膜形成し、記録ギャップ層
325を介して上部シールド層317と上部磁極326
が対向している部分と上部磁極326が上部シールド層
317に接している部分との間で、上部シールド層31
7と上部磁極326から絶縁材(図示せず)を介して絶
縁された巻線コイル327が設けられて、記録用の誘導
型薄膜磁気ヘッド部320を構成する。ここで、上部シ
ールド層317は再生用磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
部310のシールド機能と記録用誘導型薄膜磁気ヘッド
部320の下部磁極機能とを兼ね備えた機能を有してい
る。
【0008】図32に、薄膜磁気ヘッドの再生ヘッド部
における磁気抵抗効果素子近傍を磁気記録媒体の摺動面
側から見た正面概略図を示すように、下部シールド層3
11の上面に成膜された下部ギャップ絶縁層312の上
に、FeNi系合金膜、パーマロイ、Co、FeCo合
金膜等を材料とするフリー磁性層321、Cu等を材料
とする非磁性導電層322、フリー磁性層321と同様
の材料を材料とする固定磁性層323、FeMn系合金
膜、PtMn系合金膜等の材料である反強磁性層324
が順次積層成膜され、イオンミリング等のエッチング工
程で左右両側端部が傾斜した面を持つように削り取られ
てGMR素子313を形成する。GMR素子313の左
右両側面に接して、左右一対のハードバイアス層314
が形成され、その上に左右一対の電極リード層315が
形成されている。更に、それらの上に上部ギャップ絶縁
層316が成膜され、更にその上に、上部シールド層3
17が形成される。更に、その上に記録ギャップ層32
5が成膜され、その上に上部磁極326が成膜形成され
る。
【0009】巻線コイル327に記録電流が供給される
ことにより、記録用誘導型薄膜磁気ヘッド部320の上
部磁極326と上部シールド層317に記録磁界が発生
し、記録ギャップ層325を介して対向する上部磁極3
26と上部シールド層317との間に漏洩磁束が発生
し、磁気記録媒体に記録信号を記録する。また、信号が
記録された磁気記録媒体に記録された信号の磁界を再生
用磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド部310で再生し、G
MR素子313による抵抗変化に応じた再生信号を電極
リード層315の端子から検出する。
【0010】近年、装置及びそれに伴う薄膜磁気ヘッド
の小型化への強い取り組みが進められ、高記録密度化に
対応して狭トラック記録のための記録トラック幅328
及び狭トラック記録の再生のための再生トラック幅31
8及び短波長の記録信号を再生するための再生ギャップ
長319が益々小さくなってきている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成の薄膜磁気ヘッドの再生ヘッド部において、磁
気記録媒体に狭トラックで、且つ、短波長で記録された
信号を再生するためには、再生トラック幅及び再生ギャ
ップ長を小さくする必要がある。再生ギャップ長は下部
シールド層の上面から上部シールド層の下面までの距離
即ち下部ギャップ絶縁層、GMR素子及び上部ギャップ
絶縁層の夫々の膜厚の和(図17における参照番号17
9)であり、、再生ギャップ長を小さくするためには、
下部ギャップ絶縁層及び上部ギャップ絶縁層の夫々の膜
厚精度が重要になり、特に、従来の構成では、左右の電
極リード層の上面及びGMR素子の上面からなる複雑な
面形状の上に上部ギャップ絶縁層を成膜するために、再
生ギャップ長を構成する部分の上部ギャップ絶縁層の膜
厚は精度良く成膜形成することができないという課題が
あった。また、再生ギャップ長を構成する部分の上部ギ
ャップ絶縁層の膜厚を小さくすることは、GMR素子の
両側にある夫々左右一対のハードバイアス層及び電極リ
ード層が上部シールド層に接近することになり、ハード
バイアス層或いは電極リード層の金属膜がその形成の過
程でバリ等の発生により絶縁性を損なうことになるとい
う課題があった。
【0012】本発明は、上記の課題を解決し、GMR素
子の上に均一で膜厚精度の良好な上部ギャップ絶縁部を
形成し、同時に、再生トラック幅の精度も向上させ、更
に、再生ギャップ長を小さくしても、電極リード層と上
部シールド層との間の絶縁性を向上させた高性能の磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の薄膜磁気ヘッドは、反強磁性層、固定磁性
層、非磁性導電層及びフリー磁性層からなる磁気抵抗効
果素子と、磁気抵抗効果素子の上部に磁気抵抗効果素子
と一体に形成された絶縁材料からなる上部ギャップ絶縁
部と、少なくとも磁気抵抗効果素子を構成するフリー磁
性層の左右両側面の夫々の側面に接する左右一対のハー
ドバイアス層と、ハードバイアス層の上部にあり、且つ
その一部が磁気抵抗効果素子に接している左右一対の電
極リード層と、上部ギャップ絶縁部の左右の夫々の側面
に接し、左右一対の前記電極リード層の上にある左右一
対の上部ギャップ絶縁層とからなるようにした構成を有
している。また、本発明の薄膜磁気ヘッドは、左右一対
の前記電極リード層の上の膜厚が、前記上部ギャップ絶
縁部の膜厚よりも大きな膜厚で形成された上部ギャップ
絶縁層を有するような構成を有している。
【0014】この構成によって、GMR素子の上に、上
部ギャップ絶縁部が積層されて、イオンミリング等のエ
ッチング方法にて削り取られるために、再生トラック幅
はGMR素子のミリング形状により決定することがで
き、精度良く加工され、また、比較的広い面積の平面の
上に上部ギャップ絶縁部が成膜されるために、GMR素
子の上に形成された上部ギャップ絶縁部は膜厚分布が非
常に均一で、且つ、膜厚精度も良好な絶縁膜が得られ
る。また、再生ギャップ長を小さくするために上部ギャ
ップ絶縁部の膜厚を小さくしても、電極リード層の上に
ある上部ギャップ絶縁層の膜厚を大きくすることがで
き、電極リード層と上部シールド層との間で非常に良好
な絶縁性を得ることができる。
【0015】また、本発明の薄膜磁気ヘッドは、反強磁
性層、固定磁性層、非磁性導電層及びフリー磁性層から
なる磁気抵抗効果素子と、少なくとも磁気抵抗効果素子
を構成するフリー磁性層の左右両側面の夫々の側面に接
する左右一対のハードバイアス層と、ハードバイアス層
の上部にあり、且つその一部が磁気抵抗効果素子の側面
に接している左右一対の電極リード層と、左右一対の電
極リード層の上にある左右一対の上部ギャップ絶縁層
と、磁気抵抗効果素子及び左右一対の上部ギャップ絶縁
層の夫々の上を覆うように成膜された上部ギャップ部と
を有し、磁気抵抗効果素子の上にある絶縁部材の膜厚よ
り左右一対の電極リード層の上にある絶縁部材の膜厚が
大きく形成されている構成を有している。
【0016】この構成によって、再生ギャップ長を小さ
くするために上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして
も、電極リード層の上にある上部ギャップ絶縁層の膜厚
を大きくすることができ、電極リード層と上部シールド
層との間で非常に良好な絶縁性を得ることができ、記録
密度の向上を図ることができる。
【0017】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、下部シールド層の上に成膜された下部ギャップ絶縁
層の上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層膜、固定磁性
層膜及び反強磁性層膜を順次積層成膜して磁気抵抗効果
素子膜を形成する第1の工程と、磁気抵抗効果素子膜の
上面を覆うように、上部ギャップ絶縁膜を成膜する第2
の工程と、磁気抵抗効果素子膜を構成するフリー磁性層
膜、非磁性導電層膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜
と、その上部に成膜された前記上部ギャップ絶縁膜を削
り取り、フリー磁性層、非磁性導電層、固定磁性層及び
反強磁性層で構成される磁気抵抗効果素子と、上部ギャ
ップ絶縁部を一体に形成する第3の工程と、下部ギャッ
プ絶縁層の上にあり、且つ、磁気抵抗効果素子を構成す
るフリー磁性層の左右両側面全域に少なくとも接するよ
うにして、磁気抵抗効果素子の両側面全域或いは一部に
接する左右一対のハード層を形成する第4の工程と、左
右一対のハードバイアス層の上にあり、且つ、磁気抵抗
効果素子の左右両側面の一部に接するように左右一対の
電極リード層を形成する第5の工程と、上部ギャップ絶
縁部の左右両側面の夫々の側面に接し、且つ、左右一対
の電極リード層の上に、左右一対の上部ギャップ絶縁層
を形成する第6の工程とを有している。また、本発明の
薄膜磁気ヘッドの製造方法は、下部シールド層の上に成
膜された下部ギャップ絶縁層の上に、反強磁性層膜、固
定磁性層膜、非磁性導電層膜及びフリー磁性層膜を順次
積層成膜して磁気抵抗効果素子膜を形成する第1の工程
と、磁気抵抗効果素子膜を構成する反強磁性層膜、固定
磁性層膜、非磁性導電層膜及びフリー磁性層膜と、その
上部に成膜された上部ギャップ絶縁膜を削り取り、反強
磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及びフリー磁性層で
構成される磁気抵抗効果素子と、上部ギャップ絶縁部を
一体に形成する第3の工程とを有している。また、本発
明の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、左右一対の電極リー
ド層の上面及び上部ギャップ部の上を覆うように、絶縁
材料を用いて上部ギャップ絶縁層膜を成膜した後、上部
ギャップ絶縁部の上面の全部或いは一部が露出するよう
に、上部ギャップ絶縁層膜を削除し、左右一対の上部ギ
ャップ絶縁層を形成する第6の工程を有し、また、上部
ギャップ絶縁部の左右両側面の夫々の側面に接し、且
つ、左右一対の電極リード層の上に上部ギャップ絶縁部
の膜厚よりも大きな膜厚を有するように、左右一対の上
部ギャップ絶縁層を形成する第6の工程を有している。
また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、左右一対
の電極リード層の上面及び上部ギャップ部の上を覆うよ
うに、絶縁材料を用いて上部ギャップ絶縁部の膜厚より
も大きな膜厚で上部ギャップ絶縁層膜を成膜した後、上
部ギャップ絶縁部の上面の全部或いは一部が露出するよ
うに、上部ギャップ絶縁層膜を削除し、左右一対の上部
ギャップ絶縁層を形成する第6の工程を有している。
【0018】この方法によって、比較的面積の広い平面
を有した状態で上部ギャップ絶縁膜がGMR素子の上に
成膜され、エッチング等の方法により削り取られてGM
R素子上に上部ギャップ絶縁部が一体に形成されるた
め、上部ギャップ絶縁部の膜厚分布は非常に均一で、且
つ、高い膜厚精度を有する絶縁部が得られ、結果として
再生ヘッドギャップ長の精度を向上させることができ、
また、再生トラック幅はGMR素子のミリング形状によ
り決定することができ、精度良く加工され、更に、上部
ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして再生ヘッドギャップ
長を小さくしても、電極リード層の上に、上部ギャップ
絶縁部の膜厚より大きな膜厚で上部ギャップ絶縁層を形
成することができるので、電極リード層と上部シールド
層との間の絶縁性は良好な状態を保持することができ、
再生ヘッドギャップ長及び再生トラック幅等の精度の良
好な優れた薄膜磁気ヘッドを作製することができる。
【0019】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、下部シールド層の上に成膜された下部ギャップ絶縁
層の上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層膜、固定磁性
層膜及び反強磁性層膜を順次積層成膜して磁気抵抗効果
素子膜を形成する第1の工程と、磁気抵抗効果素子膜の
上に、キャップ層膜を成膜する第2の工程と、キャップ
層膜の上に、レジストパターンを形成し、フリー磁性層
膜、非磁性導電層膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜
と、その上部に成膜されたキャップ層膜の左右両側部を
削り取り、フリー磁性層、非磁性導電層、固定磁性層及
び反強磁性層からなる磁気抵抗効果素子とキャップ層を
一体に形成する第3の工程と、下部ギャップ絶縁層の上
にあり、且つ、磁気抵抗効果素子を構成するフリー磁性
層の左右両側面全域に少なくとも接するようにして、磁
気抵抗効果素子の両側面全域或いは一部に接する左右一
対のハードバイアス層を形成する第4の工程と、左右一
対のハードバイアス層の上にあり、且つ、磁気抵抗効果
素子の左右両側面の一部に接するように左右一対の電極
リード層を形成する第5の工程と、左右一対の電極リー
ド層の上に、左右一対の上部ギャップ絶縁層を形成する
第6の工程と、左右一対の上部ギャップ絶縁層の上面及
びキャップ層の上面を覆うように、上部ギャップ絶縁部
を成膜する第7の工程とを有している。
【0020】この方法によって、再生ギャップ長を小さ
くするために上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして
も、電極リード層の上にある上部ギャップ絶縁層の膜厚
を大きくすることができ、電極リード層と上部シールド
層との間で非常に良好な絶縁性を得ることができ、高密
度記録に効果のある薄膜磁気ヘッドを作製することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、下部シールド層と上部シールド層との間に絶縁材を
介して磁気抵抗効果素子を有し、磁気抵抗効果素子に接
して設けられたハードバイアス層と、信号電流を流すた
めの電極リード層からなる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッ
ドにおいて、反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及
びフリー磁性層からなる磁気抵抗効果素子と、磁気抵抗
効果素子の上部に磁気抵抗効果素子と一体に形成された
絶縁材料からなる上部ギャップ絶縁部と、少なくとも磁
気抵抗効果素子を構成するフリー磁性層の左右両側面の
夫々の側面に接する左右一対のハードバイアス層と、ハ
ードバイアス層の上部にあり、且つその一部が磁気抵抗
効果素子に接している左右一対の電極リード層と、上部
ギャップ絶縁部の左右の夫々の側面に接し、左右一対の
電極リード層の上にある左右一対の上部ギャップ絶縁層
とからなる構成を有することを特徴としたものであり、
また、本発明の請求項2に記載の発明は、左右一対の電
極リード層の上の膜厚が、上部ギャップ絶縁部の膜厚よ
りも大きな膜厚で形成された上部ギャップ絶縁層を有す
ることを特徴としたものであり、GMR素子の上に、上
部ギャップ絶縁部が積層されて、イオンミリング等のエ
ッチング方法にて削り取られるために、再生トラック幅
はGMR素子のミリング形状により決定することがで
き、精度良く加工され、また、比較的広い面積の平面の
上に上部ギャップ絶縁部が成膜されるために、GMR素
子の上に形成された上部ギャップ絶縁部は膜厚分布が非
常に均一で、且つ、膜厚精度も良好な絶縁膜が得られ
る。また、再生ギャップ長を小さくするために上部ギャ
ップ絶縁部の膜厚を小さくしても、電極リード層の上に
ある上部ギャップ絶縁層の膜厚を大きくすることがで
き、電極リード層と上部シールド層との間で非常に良好
な絶縁性を得ることができるという作用を有している。
【0022】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及びフリー磁性
層からなる磁気抵抗効果素子と、少なくとも磁気抵抗効
果素子を構成するフリー磁性層の左右両側面の夫々の側
面に接する左右一対のハードバイアス層と、ハードバイ
アス層の上部にあり、且つその一部が磁気抵抗効果素子
の側面に接している左右一対の電極リード層と、左右一
対の電極リード層の上にある左右一対の上部ギャップ絶
縁層と、磁気抵抗効果素子及び左右一対の上部ギャップ
絶縁層の夫々の上を覆うように成膜された上部ギャップ
部とを有し、磁気抵抗効果素子の上にある絶縁部材の膜
厚より左右一対の電極リード層の上にある絶縁部材の膜
厚が大きく形成されている構成を有することを特徴とし
たものであり、再生ギャップ長を小さくするために上部
ギャップ絶縁部の膜厚を小さくしても、電極リード層の
上にある上部ギャップ絶縁層の膜厚を大きくすることが
でき、電極リード層と上部シールド層との間で非常に良
好な絶縁性を得ることができ、記録密度の向上を図るこ
とができるという作用を有している。
【0023】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
下部シールド層の上に成膜された下部ギャップ絶縁層の
上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層膜、固定磁性層膜
及び反強磁性層膜を順次積層成膜して磁気抵抗効果素子
膜を形成する第1の工程と、磁気抵抗効果素子膜の上面
を覆うように、上部ギャップ絶縁膜を成膜する第2の工
程と、磁気抵抗効果素子膜を構成するフリー磁性層膜、
非磁性導電層膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜と、そ
の上部に成膜された上部ギャップ絶縁膜を削り取り、フ
リー磁性層、非磁性導電層、固定磁性層及び反強磁性層
で構成される磁気抵抗効果素子と、上部ギャップ絶縁部
を一体に形成する第3の工程と、下部ギャップ絶縁層の
上にあり、且つ、磁気抵抗効果素子を構成するフリー磁
性層の左右両側面全域に少なくとも接するようにして、
磁気抵抗効果素子の両側面全域或いは一部に接する左右
一対のハード層を形成する第4の工程と、左右一対のハ
ードバイアス層の上にあり、且つ、磁気抵抗効果素子の
左右両側面の一部に接するように左右一対の電極リード
層を形成する第5の工程と、上部ギャップ絶縁部の左右
両側面の夫々の側面に接し、且つ、左右一対の前記電極
リード層の上に、左右一対の上部ギャップ絶縁層を形成
する第6の工程とを有することを特徴としたものであ
り、また、本発明の請求項5に記載の発明は、下部シー
ルド層の上に成膜された下部ギャップ絶縁層の上に、反
強磁性層膜、固定磁性層膜、非磁性導電層膜及びフリー
磁性層膜を順次積層成膜して磁気抵抗効果素子膜を形成
する第1の工程と、磁気抵抗効果素子膜を構成する反強
磁性層膜、固定磁性層膜、非磁性導電層膜及びフリー磁
性層膜と、その上部に成膜された上部ギャップ絶縁膜を
削り取り、反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及び
フリー磁性層で構成される磁気抵抗効果素子と、上部ギ
ャップ絶縁部を一体に形成する第3の工程とを有するこ
とを特徴としたものであり、また、本発明の請求項6に
記載の発明は、上部ギャップ絶縁部の左右両側面の夫々
の側面に接し、且つ、左右一対の電極リード層の上に上
部ギャップ絶縁部の膜厚よりも大きな膜厚を有するよう
に、左右一対の上部ギャップ絶縁層を形成する第6の工
程を有することを特徴としたものであり、また、本発明
の請求項7に記載の発明は、左右一対の電極リード層の
上面及び前記上部ギャップ部の上を覆うように、絶縁材
料を用いて上部ギャップ絶縁層膜を成膜した後、上部ギ
ャップ絶縁部の上面の全部或いは一部が露出するよう
に、上部ギャップ絶縁層膜を削除し、左右一対の上部ギ
ャップ絶縁層を形成する第6の工程を有することを特徴
としたものであり、比較的面積の広い平面を有した状態
で上部ギャップ絶縁膜をGMR素子膜の上に成膜するこ
とによって、上部ギャップ絶縁膜の膜厚分布は非常に均
一に成膜することができ、従って、ミリング等のエッチ
ング方法によりGMR素子膜と共に削り取って、GMR
素子と上部ギャップ絶縁部を一体に形成するため、上部
ギャップ絶縁部の膜厚分布は非常に均一で、且つ、高い
膜厚精度を有する絶縁部が得られ、結果として再生ヘッ
ドギャップ長の精度を向上させることができ、また、再
生トラック幅はGMR素子のミリング形状により決定す
ることができるので、精度良く加工することができ、更
に、上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして再生ヘッド
ギャップ長を小さくしても、電極リード層の上に、上部
ギャップ絶縁部の膜厚より大きな膜厚で上部ギャップ絶
縁層を形成することができるので、電極リード層と上部
シールド層との間の絶縁性は良好な状態を保持すること
ができ、再生ヘッドギャップ長及び再生トラック幅等の
精度の良好な優れた薄膜磁気ヘッドを作製することがで
きるという作用を有している。
【0024】また、本発明の請求項9に記載の発明は、
下部シールド層の上に成膜された下部ギャップ絶縁層の
上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層膜、固定磁性層膜
及び反強磁性層膜を順次積層成膜して磁気抵抗効果素子
膜を形成する第1の工程と、磁気抵抗効果素子膜の上
に、キャップ層膜を成膜する第2の工程と、キャップ層
膜の上に、レジストパターンを形成し、フリー磁性層
膜、非磁性導電層膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜
と、その上部に成膜されたキャップ層膜の左右両側部を
削り取り、フリー磁性層、非磁性導電層、固定磁性層及
び反強磁性層からなる磁気抵抗効果素子とキャップ層を
一体に形成する第3の工程と、下部ギャップ絶縁層の上
にあり、且つ、磁気抵抗効果素子を構成するフリー磁性
層の左右両側面全域に少なくとも接するようにして、磁
気抵抗効果素子の両側面全域或いは一部に接する左右一
対のハードバイアス層を形成する第4の工程と、左右一
対のハードバイアス層の上にあり、且つ、磁気抵抗効果
素子の左右両側面の一部に接するように左右一対の電極
リード層を形成する第5の工程と、左右一対の電極リー
ド層の上に、左右一対の上部ギャップ絶縁層を形成する
第6の工程と、左右一対の上部ギャップ絶縁層の上面及
びキャップ層の上面を覆うように、上部ギャップ絶縁部
を成膜する第7の工程とを有することを特徴としたもの
であり、上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして再生ヘ
ッドギャップ長を小さくしても、電極リード層の上に
は、上部ギャップ絶縁部と上部ギャップ絶縁層の2つの
絶縁層により絶縁されているので、電極リード層と上部
シールド層との間の絶縁性は良好な状態を保持すること
ができ、高密度記録に効果のある薄膜磁気ヘッドを作製
することができるという作用を有している。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1を示す磁気抵抗効果型薄膜ヘッドの概略正面図で
あり、磁気記録媒体に対向するヘッド摺動面側から見た
磁気抵抗効果素子近傍を示した図である。
【0027】図1において、パーマロイ、Co系アモル
ファス磁性膜或いはFe系微粒子磁性膜等の軟磁性材料
を素材とする下部シールド層1の上に形成されたAl2
3、AlN或いはSiO2等の非磁性絶縁材料を用いた
下部ギャップ絶縁層2の上に、NiFe系合金膜、C
o、CoFe合金膜等を材料とするフリー磁性層3、C
u等を材料とする非磁性導電層4、フリー磁性層3と同
様の強磁性材料を用いた固定磁性層5及びIrMn、α
Fe24、FeMn系合金膜、PtMn系合金膜等の材
料である反強磁性層6で構成された磁気抵抗効果素子7
(MR素子或いはGMR素子。以下、GMR素子と言
う)が形成されている。GMR素子7の上には下部ギャ
ップ絶縁層2と同様の絶縁材料を用いて上部ギャップ絶
縁部8が形成されている。フリー磁性層3、非磁性導電
層4、固定磁性層5及び反強磁性層6が順次積層成膜さ
れ、更に、その上に上部ギャップ絶縁部8が積層成膜さ
れ、それらの積層膜の両側部がイオンミリング等のエッ
チング方法により、フリー磁性層3まで削り取られて、
傾斜した側面を有する台形状の積層膜部が形成され、フ
リー磁性層3、非磁性導電層4、固定磁性層5及び反強
磁性層からなるGMR素子7とその上に上部ギャップ絶
縁部8が一体に構成される。GMR素子7の両側面の夫
々の側面に接するように下部ギャップ絶縁層2の上に、
CoPt合金等の硬質磁性材料を用いて左右一対のハー
ドバイアス層9が少なくともGMR素子7を構成するフ
リー磁性層3の両側面1001(図1中、太線にて示
す)に接して形成され、更に、その上に、GMR素子7
に少なくとも線接触(図1においては、面接触してい
る)するようにして、Cu、Cr或いはTa等の材料を
用いた左右一対の電極リード層10が形成されている。
左右一対の電極リード層10の上には、上部ギャップ絶
縁部8と同様の絶縁材料を用いて上部ギャップ絶縁部8
の両側面の夫々の側面に接するように、左右一対の上部
ギャップ絶縁層11が形成されている。更に、上部ギャ
ップ絶縁部8及びその左右にある上部ギャップ絶縁層1
1の上に、下部シールド層1と同様の軟磁性材料を用い
た上部シールド層12が形成され、磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッドが形成されている。尚、電極リード層10と
上部シールド層12との絶縁性を向上させるために、電
極リード層10の上にある上部ギャップ絶縁層11の膜
厚は上部ギャップ絶縁部8の膜厚より大きい方が好まし
い。ここで、再生トラック幅13はGMR素子7の最上
部にある反強磁性層6の上面の幅であり、再生ギャップ
長14は下部ギャップ絶縁層2、GMR素子7及び上部
ギャップ絶縁部11の夫々の膜厚の和に等しい。即ち、
再生ギャップ長14は下部シールド層と上部シールド層
の間の距離に等しい。
【0028】また、図2は、本発明の実施の形態1の他
の一例を示す概略図であり、図1と同様に、磁気記録媒
体に対向するヘッド摺動面側から見た磁気抵抗効果素子
近傍を示した図である。
【0029】図2において、パーマロイ、Co系アモル
ファス磁性膜或いはFe系微粒子磁性膜等の軟磁性材料
を素材とする下部シールド層1の上に形成されたAl2
3、AlN或いはSiO2等の非磁性絶縁材料を用いた
下部ギャップ絶縁層2の上に、IrMn、αFe24
FeMn系合金膜、PtMn系合金膜等の材料である反
強磁性層21、NiFe系合金膜、Co、CoFe合金
膜等を材料とする固定磁性層22、Cu等を材料とする
非磁性導電層23及び固定磁性層22と同様の強磁性材
料を材料とするフリー磁性層24で構成されたGMR素
子25が形成されている。GMR素子25の上には下部
ギャップ絶縁層2と同様の絶縁材料を用いて上部ギャッ
プ絶縁部26が形成されている。反強磁性層21、固定
磁性層22、非磁性導電層23及びフリー磁性層24が
順次積層成膜され、更に、その上に上部ギャップ絶縁部
26が積層成膜され、それらの積層膜の両側部がイオン
ミリング等のエッチング方法により、反強磁性層21ま
で削り取られて、傾斜した側面を有する台形状の積層膜
部が形成され、反強磁性層21、固定磁性層22、非磁
性導電層23及びフリー磁性層24からなるGMR素子
25とその上に上部ギャップ絶縁部26が一体に構成さ
れる。GMR素子25の両側面の夫々の側面に接するよ
うに下部ギャップ絶縁層2の上に、CoPt合金等の硬
質磁性材料を用いて左右一対のハードバイアス層27
が、少なくともGMR素子25を構成するフリー磁性層
24の両側面2001(図2中、太線にて示す)に接し
て形成され、更に、その上に、GMR素子25に少なく
とも線接触するようにして、Cu、Cr或いはTa等の
材料を用いた左右一対の電極リード層28が形成されて
いる。左右一対の電極リード層28の上には、上部ギャ
ップ絶縁部26と同様の絶縁材料を用いて上部ギャップ
絶縁部26の両側面の夫々の側面に接するように、左右
一対の上部ギャップ絶縁層29が形成されている。更
に、上部ギャップ絶縁部26及びその左右にある上部ギ
ャップ絶縁層29の上に、下部シールド層1と同様の軟
磁性材料を用いた上部シールド層20が形成され、磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドが形成されている。尚、電極
リード層28と上部シールド層20との絶縁性を向上さ
せるために、電極リード層28の上にある上部ギャップ
絶縁層29の膜厚は上部ギャップ絶縁部26の膜厚より
大きい方が好ましい。ここで、再生トラック幅はGMR
素子25の最上部にあるフリー磁性層24の上面の幅で
あり、再生ギャップ長は下部ギャップ絶縁層2、GMR
素子25及び上部ギャップ絶縁部26の夫々の膜厚の和
に等しい。即ち、上下シールド層間の距離に等しい。
【0030】以上のように本実施の形態1によれば、反
強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及びフリー磁性層
が積層された上に、更に、上部ギャップ部が積層され
て、イオンミリング等のエッチング方法にて削り取られ
るために、再生トラック幅はGMR素子のミリング形状
により決定することができ、精度良く加工され、また、
比較的広い面積の平面の上に上部ギャップ絶縁部が成膜
されるために、GMR素子の上に形成された上部ギャッ
プ絶縁部は膜厚分布が非常に均一で、且つ、膜厚精度も
良好な絶縁膜が得られる。また、再生ギャップ長を小さ
くするために上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして
も、電極リード層の上にある上部ギャップ絶縁層の膜厚
を大きくすることができ、電極リード層と上部シールド
層との絶縁性を向上させることができる。更に、GMR
素子の固定磁性層に磁化の方向を与えるための熱処理等
の時に、GMR素子の上面の錆の発生を防止することが
できるという効果もある。
【0031】(実施の形態2)図3及び図4は、本発明
の実施の形態2を示す磁気抵抗効果型薄膜ヘッドの概略
正面図であり、磁気記録媒体に対向するヘッド摺動面側
から見た磁気抵抗効果素子近傍を示した図である。
【0032】図3において、前述の実施の形態1と同様
に、下部シールド層1の上に形成された下部ギャップ絶
縁層2の上に、フリー磁性層3、非磁性導電層4、固定
磁性層5及び反強磁性層6で構成されたGMR素子7が
成膜され、GMR素子7の上には、GMR素子7の上面
の防錆のために、Ta等を材料とするキャップ層31が
形成されている。フリー磁性層3、非磁性導電層4、固
定磁性層5及び反強磁性層6が順次積層成膜され、更
に、その上にキャップ層31が積層成膜され、それらの
積層膜の両側部がイオンミリング等のエッチング方法に
より削り取られ、傾斜した側面を有する台形状の積層膜
部が形成され、フリー磁性層3、非磁性導電層4、固定
磁性層5及び反強磁性層からなるGMR素子7とその上
にキャップ層31が一体に構成される。GMR素子7の
両側面の夫々の側面に接するように下部ギャップ絶縁層
2の上に、左右一対のハードバイアス層32が少なくと
もGMR素子7を構成するフリー磁性層3の両側面10
01(図3中、太線にて示す)に接して形成され、更
に、その上に、GMR素子7に少なくとも線接触(図3
においては、面接触)するようにして、左右一対の電極
リード層33が形成されている。左右一対の電極リード
層33の上には、絶縁材料を用いて左右一対の上部ギャ
ップ絶縁層34が形成されている。GMR素子7の上に
あるキャップ層31の上面及び左右一対の上部ギャップ
絶縁層34の上面を覆うように、上部ギャップ絶縁層3
4と同様の絶縁材料で上部ギャップ絶縁部35が薄膜で
成膜されている。更に、上部ギャップ絶縁部35の上
に、上部シールド層36が形成され、磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッドが形成されている。
【0033】また、図4は、本発明の実施の形態2の他
の一例を示す概略図であり、図3と同様に、磁気記録媒
体に対向するヘッド摺動面側から見た磁気抵抗効果素子
近傍を示した図である。
【0034】図4において、前述の実施の形態1の他の
一例と同様に、下部シールド層1の上に形成された下部
ギャップ絶縁層2の上に、反強磁性層21、固定磁性層
22、非磁性導電層23及びフリー磁性層24で構成さ
れたGMR素子25が形成されている。GMR素子25
の上には上述の実施の形態と同様にキャップ層41が形
成されている。反強磁性層21、固定磁性層22、非磁
性導電層23及びフリー磁性層24が順次積層成膜さ
れ、更に、その上にキャップ層41が積層成膜され、そ
れらの積層膜の両側部がイオンミリング等のエッチング
方法により削り取られて、傾斜した側面を有する台形状
の積層膜部が形成され、反強磁性層21、固定磁性層2
2、非磁性導電層23及びフリー磁性層24からなるG
MR素子25とその上にキャップ層41が一体に構成さ
れる。GMR素子25の両側面の夫々の側面に接するよ
うに下部ギャップ絶縁層2の上に、左右一対のハードバ
イアス層42が、少なくともGMR素子25を構成する
フリー磁性層24の両側面2001(図4中、太線にて
示す)に接して形成され、更に、その上に、GMR素子
25に少なくとも線接触するようにして、左右一対の電
極リード層43が形成されている。左右一対の電極リー
ド層43の上には、左右一対の上部ギャップ絶縁層44
が形成されている。更に、左右一対の上部ギャップ絶縁
層44の上面及びキャップ層41の上面の上を覆うよう
に、上部ギャップ絶縁層44と同様の絶縁材料を用いて
上部ギャップ絶縁部45が成膜されている。更に、上部
ギャップ絶縁部45の上に、下部シールド層1と同様の
軟磁性材料を用いた上部シールド層46が形成され、磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドが形成されている。
【0035】以上のように本実施の形態2によれば、再
生ギャップ長を小さくするために、上部ギャップ絶縁部
の膜厚を小さくしても、電極リード層の上にある上部ギ
ャップ絶縁層の膜厚を大きくすることができ、電極リー
ド層と上部シールド層との絶縁性を向上させることがで
き、記録密度の向上を図ることができる。
【0036】(実施の形態3)図5〜図18は、本発明
の実施の形態3を示す説明概略図であり、再生用磁気抵
抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造工程を説明するための工
程概要説明図で、磁気記録媒体に対向するヘッド摺動面
の近傍におけるヘッド摺動面と平行な面で切断した断面
図である。以下、図面を用いて再生用磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッドの製造方法について説明する。
【0037】図5(a)に示すように、AlTiC等を
材料とした基板51の上に成膜されたAl23等の非磁
性材料を材料とする非磁性層52の上に、パーマロイ、
Co系アモルファス磁性膜或いはFe系微粒子磁性膜等
の軟磁性材料を素材とする下部シールド層53が成膜さ
れ、更にその上にAl23、AlN或いはSiO2等の
非磁性絶縁材料を用いて下部ギャップ絶縁層54を成膜
する。
【0038】第1の工程として、図5(b)に示すよう
に、下部シールド層53の上面に成膜された下部ギャッ
プ絶縁層54の上に、NiFe系合金膜、Co或いはC
oFe合金膜等を材料としてフリー磁性層膜55を成膜
し、次に、その上にCu等を材料とする非磁性導電層膜
56を成膜する。更に、その上に、フリー磁性層膜55
と同様の材料を用いて固定磁性層膜57を成膜し、更に
固定磁性層膜57の上にIrMn系、αFe23、Ni
O、FeMn系合金膜、NiMn系合金膜或いはPtM
n系合金膜等の材料を用いて反強磁性層膜58を順次積
層成膜して、GMR素子膜59を形成する。
【0039】第2の工程として、図6に示すように、G
MR素子膜59の最上部にある反強磁性層膜58の上を
覆うように、下部ギャップ絶縁層53と同様の材料を用
いて上部ギャップ絶縁膜61を成膜する。
【0040】第3の工程として、図7に示すように、所
定の再生ヘッドギャップ部を形成する部分において、上
部ギャップ絶縁膜61の上に茸型レジスト71を形成し
て、GMR素子膜59を構成するフリー磁性層膜55、
非磁性導電層膜56、固定磁性層膜57及び反強磁性層
膜58と、その上部に成膜された上部ギャップ絶縁膜6
1の左右両側面が傾斜した面になるようにイオンミリン
グ等のエッチング方法により削り取り、フリー磁性層7
2、非磁性導電層73、固定磁性層74及び反強磁性層
75からなるGMR素子76を形成し、その上部に上部
ギャップ絶縁部77を一体に形成する。
【0041】第4の工程として、図8に示すように、第
3の工程において形成した茸型レジスト71を利用し
て、下部ギャップ絶縁層53の上にあり、GMR素子7
6の左右両側面の夫々の側面に接し、且つ、少なくとも
GMR素76を構成するフリー磁性層72の左右両側面
の夫々の側面81(図8中において、太線にて示す)に
接するように、CoPt合金等の硬質磁性材料を用いて
左右一対のハードバイアス層82を形成する。
【0042】第5の工程として、図9に示すように、第
4の工程と同様に茸型レジスト71を利用して、左右一
対のハードバイアス層82の夫々の上に、且つ、GMR
素子76に接するように、Cu、Cr或いはTa等の非
磁性材料を用いて左右一対の電極リード層91を成膜形
成する。
【0043】第6の工程として、図10に示すように、
茸型レジスト71を利用して、左右一対の電極リード層
91の上に、且つ、上部ギャップ絶縁部77の左右両側
面の夫々の側面に接するように上部ギャップ絶縁部77
と同じ或いは同様の絶縁材料を用いて上部ギャップ絶縁
層101を成膜形成する。尚、電極リード層91の上に
ある上部ギャップ絶縁層101の膜厚は、上部ギャップ
絶縁部77の膜厚より大きいのが好ましい。
【0044】次に、図11に示すように、上部ギャップ
絶縁部77及び上部ギャップ絶縁層101の上に、下部
シールド層53と同様の軟磁性材料を用いて上部シール
ド層111を成膜形成して、再生用磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッドを作製する。
【0045】また、本実施の形態の他の一例を以下に記
述する。第1の工程として、図12に示すように、下部
ギャップ絶縁層54の上に、反強磁性層膜121を成膜
し、更に、その上に、固定磁性層膜122を成膜する。
次に、固定磁性層膜122の上に、非磁性導電層膜12
3を成膜する。更に、非磁性導電層膜123の上に、固
定磁性層膜122と同様の材料を用いてフリー磁性層膜
124を成膜し、反強磁性層膜121、固定磁性層膜1
22、非磁性導電層膜123及びフリー磁性層膜124
が薄膜で順次積層成膜されたGMR素子膜125を形成
し、第2の工程として、GMR素子膜125の最上部に
あるフリー磁性層膜124の上を覆うように、上部ギャ
ップ絶縁膜126を成膜する。
【0046】第3の工程として、図13に示すように、
所定の再生ヘッドギャップ部を形成する部分において、
上部ギャップ絶縁膜126の上に茸型レジスト131を
形成して、GMR素子膜125を構成する反強磁性層膜
121、固定磁性層膜122、非磁性導電層膜123及
びフリー磁性層膜124と、その上部にある上部ギャッ
プ絶縁膜126の左右両側面が傾斜した面になるように
イオンミリング等のエッチング方法により削り取り、反
強磁性層132、固定磁性層133、非磁性導電層13
4及びフリー磁性層135からなるGMR素子136と
上部ギャップ絶縁部137を一体に形成する.第4の工
程として、図14に示すように、第3の工程において形
成した茸型レジスト131を利用して、下部ギャップ絶
縁層54の上にあり、GMR素子136の左右両側面の
夫々の側面に接し、且つ、少なくともGMR素子136
を構成するフリー磁性層135の左右両側面の夫々の側
面141(図14中、太線にて示す)に接するように、
左右一対のハードバイアス層142を形成する。
【0047】第5の工程として、図15に示すように、
第4の工程と同様に茸型レジスト131を利用して、左
右一対のハードバイアス層142の夫々の上に、且つ、
GMR素子136に接する(図15においては線接触で
示す)ように、左右一対の電極リード層151を成膜形
成する。
【0048】更に、第6の工程として、図16に示すよ
うに、茸型レジスト131を利用して、左右一対の電極
リード層151の上に、且つ、上部ギャップ絶縁部13
7の左右両側面の夫々の側面に接するように上部ギャッ
プ絶縁部137と同じ或いは同様の絶縁材料を用いて上
部ギャップ絶縁層161を成膜形成する。尚、電極リー
ド層151の上にある上部ギャップ絶縁層161の膜厚
は、上部ギャップ絶縁部137の膜厚より大きいのが好
ましい。
【0049】次に、図示しないが、上部ギャップ絶縁部
137及び上部ギャップ絶縁層161の上に、下部シー
ルド層53と同様の軟磁性材料を用いて上部シールド層
を成膜形成して、再生用磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
を作製する。
【0050】また、本実施の形態の他の例として、第6
の工程において、図17に示すように、上述の第3の工
程にて形成した茸型レジストを削除した後、左右一対の
電極リード層91の上面及び上部ギャップ絶縁部77の
上を覆うように、上部ギャップ絶縁部77と同じ或いは
同様の絶縁材料を用いて上部ギャップ絶縁層膜171を
上部ギャップ絶縁部77の膜厚よりも大きな膜厚で成膜
し、次に、図18に示すように、上部ギャップ絶縁部7
7の上面の全部或いは一部が露出するように、エッチン
グ等の方法により、上部ギャップ絶縁層膜171を削り
取り、上部ギャップ絶縁部77の左右に一対の上部ギャ
ップ絶縁層181を形成しても良い。
【0051】以上のように本実施の形態3によれば、上
部ギャップ絶縁膜は、GMR素子膜の最上部にあるフリ
ー磁性層膜或いは反強磁性層膜の比較的面積の広い平面
を有する上面の上に成膜され、エッチング等の方法によ
り削り取られてGMR素子上に上部ギャップ絶縁部が形
成されるため、上部ギャップ絶縁部の膜厚分布は非常に
均一で、且つ、高い膜厚精度を有する絶縁膜が得られ、
結果として再生ヘッドギャップ長の精度を向上させるこ
とができ、また、再生トラック幅はGMR素子のミリン
グ形状により決定することができので、精度良く加工す
ることができ、更に、上部ギャップ絶縁部の膜厚を小さ
くして再生ヘッドギャップ長を小さくしても、電極リー
ド層の上に、上部ギャップ絶縁部の膜厚より大きな膜厚
で上部ギャップ絶縁層を形成することができるので、電
極リード層と上部シールド層との間の絶縁性は良好な状
態を保持することができ、更に、GMR素子の固定磁性
層に磁化の方向を固定するための熱処理等の時に、GM
R素子の上面に錆が発生するのを防ぐことができ、再生
ヘッドギャップ長及び再生トラック幅等の精度の良好な
優れた薄膜磁気ヘッドを作製することができる。
【0052】(実施の形態4)図19〜図30は、本発
明の実施の形態4を示す説明概略図であり、再生用磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造工程を説明するための
工程概要説明図で、磁気記録媒体に対向するヘッド摺動
面の近傍におけるヘッド摺動面と平行な面で切断した断
面図である。以下、図面を用いて再生用磁気抵抗効果型
薄膜磁気ヘッドの製造方法について説明する。
【0053】第1の工程として、前述の実施の形態3と
同様に、図5(b)に示すように、下部シールド層53
の上面に成膜された下部ギャップ絶縁層54の上に、フ
リー磁性層膜55を成膜し、次に、その上に非磁性導電
層膜56を成膜する。更に、その上に、固定磁性層膜5
7を成膜し、更に固定磁性層膜57の上に反強磁性層膜
58を順次積層成膜して、GMR素子膜59を形成す
る。
【0054】第2の工程として、図19に示すように、
GMR素子膜59の最上部にある反強磁性層膜58の上
を覆うように、Ta等の非磁性材料を用いてキャップ層
膜191を成膜する。
【0055】第3の工程として、図20に示すように、
所定の再生ヘッドギャップ部を形成する部分において、
キャップ層膜191の上に茸型レジスト201を形成し
て、GMR素子膜59を構成するフリー磁性層膜55、
非磁性導電層膜56、固定磁性層膜57及び反強磁性層
膜58と、その上部に成膜されたキャップ層膜191の
左右両側面が傾斜した面になるようにイオンミリング等
のエッチング方法により削り取り、フリー磁性層20
2、非磁性導電層203、固定磁性層204及び反強磁
性層205からなるGMR素子206を形成し、その上
部にキャップ層207を一体に形成する。
【0056】第4の工程として、図21に示すように、
第3の工程において形成した茸型レジスト201を利用
して、下部ギャップ絶縁層53の上にあり、GMR素子
206の左右両側面の夫々の側面に接し、且つ、少なく
ともGMR素206を構成するフリー磁性層202の左
右両側面の夫々の側面211(図21において、太線に
て示す)に接するように、左右一対のハードバイアス層
212を形成する。
【0057】第5の工程として、図22に示すように、
第4の工程と同様に茸型レジスト201を利用して、左
右一対のハードバイアス層212の夫々の上に、且つ、
GMR素子206の左右側面の夫々に接するように、非
磁性材料を用いて左右一対の電極リード層221を成膜
形成する。
【0058】第6の工程として、図23に示すように、
茸型レジスト201を利用して、左右一対の電極リード
層221の上に、絶縁材料を用いて左右一対の上部ギャ
ップ絶縁層231を成膜形成する。
【0059】第7の工程として、図24に示すように、
茸型レジスト201を削除した後、左右一対の上部ギャ
ップ絶縁層231の上面及びキャップ層207の上面を
覆うように、上部ギャップ絶縁層231と同様の絶縁材
料を用いて上部ギャップ絶縁部241を薄膜で成膜す
る。
【0060】次に、図25に示すように、上部ギャップ
絶縁部241の上に、下部シールド層53と同様の軟磁
性材料を用いて上部シールド層251を成膜形成して、
再生用磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを作製する。
【0061】また、本実施の形態の他の一例を以下に記
述する。第1の工程として、図26に示すように、下部
ギャップ絶縁層54の上に、反強磁性層膜261を成膜
し、更に、その上に、固定磁性層膜262を成膜する。
次に、固定磁性層膜262の上に、非磁性導電層膜26
3を成膜する。更に、非磁性導電層膜263の上に、フ
リー磁性層膜264を成膜し、反強磁性層膜261、固
定磁性層膜262、非磁性導電層膜263及びフリー磁
性層膜264が薄膜で順次積層成膜されたGMR素子膜
265を形成し、第2の工程として、GMR素子膜26
5の最上部にあるフリー磁性層膜264の上を覆うよう
に、キャップ層膜266を成膜する。
【0062】第3の工程として、図27に示すように、
所定の再生ヘッドギャップ部を形成する部分において、
キャップ層膜266の上に茸型レジスト271を形成し
て、GMR素子膜265を構成する反強磁性層膜26
1、固定磁性層膜262、非磁性導電層膜263及びフ
リー磁性層膜264と、その上部にあるキャップ層膜2
66の左右両側面が傾斜した面になるようにイオンミリ
ング等のエッチング方法により削り取り、反強磁性層2
72、固定磁性層273、非磁性導電層274及びフリ
ー磁性層275からなるGMR素子276とキャップ層
277を一体に形成する.第4の工程として、図28に
示すように、上述の実施の形態と同様に、少なくともG
MR素子276を構成するフリー磁性層275の左右両
側面の夫々の側面281(図28において、太線にて示
す)に接するように、左右一対のハードバイアス層28
2を形成する。
【0063】第5の工程として、図29に示すように、
上述の実施の形態と同様に、左右一対のハードバイアス
層282の夫々の上に、且つ、GMR素子276に接す
る(図29においては線接触で示す)ように、左右一対
の電極リード層291を成膜形成する。
【0064】第6の工程として、図30に示すように、
上述の実施の形態と同様に、左右一対の電極リード層2
91の夫々の上に、上部ギャップ絶縁層301を成膜形
成し、第7の工程として、上部ギャップ絶縁層301の
上面及びキャップ層277の上面に上部ギャップ絶縁部
302を薄膜で成膜する。
【0065】次に、図示しないが、上部ギャップ絶縁部
302の上に、下部シールド層53と同様の軟磁性材料
を用いて上部シールド層を成膜形成して、再生用磁気抵
抗効果型薄膜磁気ヘッドを作製する。
【0066】以上のように本実施の形態4によれば、上
部ギャップ絶縁部の膜厚を小さくして再生ヘッドギャッ
プ長を小さくしても、電極リード層の上には、上部ギャ
ップ絶縁部と上部ギャップ絶縁層の2つの絶縁層により
絶縁されているので、電極リード層と上部シールド層と
の間の絶縁性は良好な状態を保持することができ、高密
度記録に効果のある薄膜磁気ヘッドを作製することがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、GMR素子を形
成する前に、GMR素子膜の上部に上部ギャップ絶縁膜
を成膜し、GMR素子膜と共に上部ギャップ絶縁膜をイ
オンミリング等のエッチング方法にて削り取って、GM
R素子及び上部ギャップ絶縁部を一体に形成することに
よって、小さな膜厚でも膜厚分布が非常に均一で、且
つ、膜厚精度の良好な上部ギャップ絶縁部が形成でき、
再生ギャップ長の精度の向上を図ることができ、また、
再生トラック幅はGMR素子のミリング形状により決定
することができので、精度良く加工することができ、更
に、再生ギャップ長を小さくするために上部ギャップ絶
縁部の膜厚を小さくしても、電極リード層の上にある上
部ギャップ絶縁層の膜厚を大きくすることができ、電極
リード層と上部シールド層との絶縁度を向上させること
ができるという効果があり、更に、GMR素子の固定磁
性層に磁化の方向を固定するための熱処理等の加工時
に、GMR素子の上面に錆が発生することを防止するこ
とができるという効果もあり、また、そのような優れた
性能を有する薄膜磁気ヘッドを容易に作製することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す薄膜磁気ヘッドの
ヘッド摺動面側から見た概略正面図
【図2】本発明の実施の形態1の他の一例を示す薄膜磁
気ヘッドの概略正面図
【図3】本発明の実施の形態2を示す薄膜磁気ヘッドの
ヘッド摺動面側から見た概略正面図
【図4】本発明の実施の形態2の他の一例を示す薄膜磁
気ヘッドの概略正面図
【図5】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッド
の製造工程の第1の工程を示す概略正面図(ヘッド摺動
面近傍をヘッド摺動面に平行な面で断面にした図)
【図6】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッド
の製造工程の第2の工程を示す概略正面図
【図7】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッド
の製造工程の第3の工程を示す概略正面図
【図8】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッド
の製造工程の第4の工程を示す概略正面図
【図9】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッド
の製造工程の第5の工程を示す概略正面図
【図10】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第6の工程を示す概略正面図
【図11】本発明の実施の形態3における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の他の工程を示す概略正面図
【図12】本発明の実施の形態3の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第1の工程及び第2の工程を
示す概略正面図
【図13】本発明の実施の形態3の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第3の工程を示す概略正面図
【図14】本発明の実施の形態3の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第4の工程を示す概略正面図
【図15】本発明の実施の形態3の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第5の工程を示す概略正面図
【図16】本発明の実施の形態3の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第6の工程を示す概略正面図
【図17】本発明の実施の形態3の他の例における薄膜
磁気ヘッドの製造工程の第6の工程の一部を示す概略正
面図
【図18】本発明の実施の形態3の他の例における薄膜
磁気ヘッドの製造工程の第6の工程の他の一部を示す概
略正面図
【図19】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第2の工程を示す概略正面図
【図20】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第3の工程を示す概略正面図
【図21】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第4の工程を示す概略正面図
【図22】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第5の工程を示す概略正面図
【図23】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第6の工程を示す概略正面図
【図24】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の第7の工程を示す概略正面図
【図25】本発明の実施の形態4における薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の他の工程を示す概略正面図
【図26】本発明の実施の形態4の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第1の工程及び第2の工程を
示す概略正面図
【図27】本発明の実施の形態4の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第3の工程を示す概略正面図
【図28】本発明の実施の形態4の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第4の工程を示す概略正面図
【図29】本発明の実施の形態4の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第5の工程を示す概略正面図
【図30】本発明の実施の形態4の他の一例における薄
膜磁気ヘッドの製造工程の第6の工程及び第7の工程を
示す概略正面図
【図31】従来の薄膜磁気ヘッドを示す斜視図
【図32】従来の薄膜磁気ヘッドを示す正面概略模式図
【符号の説明】
1、53、311 下部シールド層 2、54、312 下部ギャップ絶縁層 3、24、72、135、202、275、321 フ
リー磁性層 4、23、73、134、203、274、322 非
磁性導電層 5、22、74、133、204、273、323 固
定磁性層 6、21、75、132、205、272、324 反
強磁性層 7、25、76、136、206、276、313 磁
気抵抗効果素子(GMR素子) 8、26、35、45、77、137、241、302
上部ギャップ絶縁部 9、27、32、42、82、142、212、28
2、314 ハードバイアス層 10、28、33、43、91、151、221、29
1、315 電極リード層 11、29、34、44、101、161、181、2
31、301、316上部ギャップ絶縁層 12、20、36、46、111、251、317 上
部シールド層 13、318 再生トラック幅 14、319 再生ギャップ長 31、41、207、277 キャップ層 51 基板 52 非磁性層 55、124、264 フリー磁性層膜 56、123、263 非磁性導電層膜 57、122、262 固定磁性層膜 58、121、261 反強磁性層膜 59、125、265 GMR素子膜 61、126 上部ギャップ絶縁膜 71、131、201、271 茸型レジスト 81、141、211、281、1001、2001
側面 171 上部ギャップ絶縁層膜 191、266 キャップ層膜 310 再生用磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド 320 記録用誘導型薄膜磁気ヘッド 325 記録ギャップ層 326 上部磁極 327 巻線コイル 328 記録トラック幅
フロントページの続き (72)発明者 古谷 啓一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D034 BA05 BA08 BA12 BA15 BB08 CA08 DA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シールド層と上部シールド層との間
    に絶縁材を介して磁気抵抗効果素子を有し、前記磁気抵
    抗効果素子に接して設けられたハードバイアス層と、信
    号電流を流すための電極リード層からなる磁気抵抗効果
    型薄膜磁気ヘッドにおいて、 反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層及びフリー磁性
    層からなる磁気抵抗効果素子と、 前記磁気抵抗効果素子の上部に前記磁気抵抗効果素子と
    一体に形成された絶縁材料からなる上部ギャップ絶縁部
    と、 少なくとも前記磁気抵抗効果素子を構成する前記フリー
    磁性層の左右両側面の夫々の側面に接する左右一対のハ
    ードバイアス層と、 前記ハードバイアス層の上部にあり、且つその一部が前
    記磁気抵抗効果素子に接している左右一対の電極リード
    層と、 前記上部ギャップ絶縁部の左右の夫々の側面に接し、左
    右一対の前記電極リード層の上にある左右一対の上部ギ
    ャップ絶縁層と、からなる構成を有することを特徴とす
    る磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 左右一対の前記電極リード層の上の膜厚
    が、前記上部ギャップ絶縁部の膜厚よりも大きな膜厚で
    形成された上部ギャップ絶縁層を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層
    及びフリー磁性層からなる磁気抵抗効果素子と、 少なくとも前記磁気抵抗効果素子を構成する前記フリー
    磁性層の左右両側面の夫々の側面に接する左右一対のハ
    ードバイアス層と、 前記ハードバイアス層の上部にあり、且つその一部が前
    記磁気抵抗効果素子の側面に接している左右一対の電極
    リード層と、 左右一対の前記電極リード層の上にある左右一対の上部
    ギャップ絶縁層と、 前記磁気抵抗効果素子及び左右一対の前記上部ギャップ
    絶縁層の夫々の上を覆うように成膜された上部ギャップ
    部と、 を有し、 前記磁気抵抗効果素子の上にある絶縁部材の膜厚より左
    右一対の前記電極リード層の上にある絶縁部材の膜厚が
    大きく形成されている構成を有することを特徴とする薄
    膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 下部シールド層の上に成膜された下部ギ
    ャップ絶縁層の上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層
    膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜を順次積層成膜して
    磁気抵抗効果素子膜を形成する第1の工程と、 前記磁気抵抗効果素子膜の上面を覆うように、上部ギャ
    ップ絶縁膜を成膜する第2の工程と、 前記磁気抵抗効果素子膜を構成する前記フリー磁性層
    膜、前記非磁性導電層膜、前記固定磁性層膜及び前記反
    強磁性層膜と、その上部に成膜された前記上部ギャップ
    絶縁膜を削り取り、フリー磁性層、非磁性導電層、固定
    磁性層及び反強磁性層で構成される磁気抵抗効果素子
    と、上部ギャップ絶縁部を一体に形成する第3の工程
    と、 前記下部ギャップ絶縁層の上にあり、且つ、前記磁気抵
    抗効果素子を構成する前記フリー磁性層の左右両側面全
    域に少なくとも接するようにして、前記磁気抵抗効果素
    子の両側面全域或いは一部に接する左右一対のハードバ
    イアス層を形成する第4の工程と、 左右一対の前記ハードバイアス層の上にあり、且つ、前
    記磁気抵抗効果素子の左右両側面の一部に接するように
    左右一対の電極リード層を形成する第5の工程と、 前記上部ギャップ絶縁部の左右両側面の夫々の側面に接
    し、且つ、左右一対の前記電極リード層の上に、左右一
    対の上部ギャップ絶縁層を形成する第6の工程と、を有
    することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 下部シールド層の上に成膜された下部ギ
    ャップ絶縁層の上に、反強磁性層膜、固定磁性層膜、非
    磁性導電層膜及びフリー磁性層膜を順次積層成膜して磁
    気抵抗効果素子膜を形成する第1の工程と、 前記磁気抵抗効果素子膜を構成する前記反強磁性層膜、
    前記固定磁性層膜、前記非磁性導電層膜及び前記フリー
    磁性層膜と、その上部に成膜された前記上部ギャップ絶
    縁膜を削り取り、反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電
    層及びフリー磁性層で構成される磁気抵抗効果素子と、
    上部ギャップ絶縁部を一体に形成する第3の工程と、を
    有することを特徴とする請求項4に記載の薄膜磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記上部ギャップ絶縁部の左右両側面の
    夫々の側面に接し、且つ、左右一対の前記電極リード層
    の上に前記上部ギャップ絶縁部の膜厚よりも大きな膜厚
    を有するように、左右一対の上部ギャップ絶縁層を形成
    する第6の工程を有することを特徴とする請求項4或い
    は請求項5のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 左右一対の前記電極リード層の上面及び
    前記上部ギャップ部の上を覆うように、絶縁材料を用い
    て上部ギャップ絶縁層膜を成膜した後、前記上部ギャッ
    プ絶縁部の上面の全部或いは一部が露出するように、前
    記上部ギャップ絶縁層膜を削除し、左右一対の上部ギャ
    ップ絶縁層を形成する第6の工程を有することを特徴と
    する請求項4或いは請求項5のいずれかに記載の薄膜磁
    気ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 左右一対の前記電極リード層の上面及び
    前記上部ギャップ部の上を覆うように、絶縁材料を用い
    て前記上部ギャップ絶縁部の膜厚よりも大きな膜厚で上
    部ギャップ絶縁層膜を成膜した後、前記上部ギャップ絶
    縁部の上面の全部或いは一部が露出するように、前記上
    部ギャップ絶縁層膜を削除し、左右一対の上部ギャップ
    絶縁層を形成する第6の工程を有することを特徴とする
    請求項4、請求項5或いは請求項7のいずれかに記載の
    薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 下部シールド層の上に成膜された下部ギ
    ャップ絶縁層の上に、フリー磁性層膜、非磁性導電層
    膜、固定磁性層膜及び反強磁性層膜を順次積層成膜して
    磁気抵抗効果素子膜を形成する第1の工程と、 前記磁気抵抗効果素子膜の上に、キャップ層膜を成膜す
    る第2の工程と、 前記キャップ層膜の上に、レジストパターンを形成し、
    前記フリー磁性層膜、前記非磁性導電層膜、前記固定磁
    性層膜及び前記反強磁性層膜と、その上部に成膜された
    前記キャップ層膜の左右両側部を削り取り、フリー磁性
    層、非磁性導電層、固定磁性層及び反強磁性層からなる
    磁気抵抗効果素子とキャップ層を一体に形成する第3の
    工程と、 前記下部ギャップ絶縁層の上にあり、且つ、前記磁気抵
    抗効果素子を構成する前記フリー磁性層の左右両側面全
    域に少なくとも接するようにして、前記磁気抵抗効果素
    子の両側面全域或いは一部に接する左右一対のハードバ
    イアス層を形成する第4の工程と、 左右一対の前記ハードバイアス層の上にあり、且つ、前
    記磁気抵抗効果素子の左右両側面の一部に接するように
    左右一対の電極リード層を形成する第5の工程と、 左右一対の前記電極リード層の上に、左右一対の上部ギ
    ャップ絶縁層を形成する第6の工程と、 左右一対の前記上部ギャップ絶縁層の上面及び前記キャ
    ップ層の上面を覆うように、上部ギャップ絶縁部を成膜
    する第7の工程と、を有することを特徴とする薄膜磁気
    ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 下部シールド層の上に成膜された下部
    ギャップ絶縁層の上に、反強磁性層膜、固定磁性層膜、
    非磁性導電層膜及びフリー磁性層膜を順次積層成膜して
    磁気抵抗効果素子膜を形成する第1の工程と、 前記キャップ層膜の上に、レジストを形成し、前記反強
    磁性層膜、前記固定磁性層膜、前記非磁性導電層膜及び
    前記フリー磁性層膜と、その上部に成膜された前記キャ
    ップ層膜の左右両側部を削り取り、反強磁性層、固定磁
    性層、非磁性導電層及びフリー磁性層からなる磁気抵抗
    効果素子とキャップ層を一体に形成する第3の工程と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の薄膜磁気ヘ
    ッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080029727A (ko) * 2006-09-28 2008-04-03 후지쯔 가부시끼가이샤 자기 헤드 및 그 제조 방법

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