JP2001209892A - 通報システム - Google Patents

通報システム

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JP2001209892A
JP2001209892A JP2000018083A JP2000018083A JP2001209892A JP 2001209892 A JP2001209892 A JP 2001209892A JP 2000018083 A JP2000018083 A JP 2000018083A JP 2000018083 A JP2000018083 A JP 2000018083A JP 2001209892 A JP2001209892 A JP 2001209892A
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gps
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JP2000018083A
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English (en)
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Toshiro Mise
敏朗 三瀬
Kiyotaka Takehara
清隆 竹原
Akira Oya
晃 大矢
Kazuhiro Honda
和博 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末が屋内にあってGPS衛星からの電波
の受信状態が悪い場合や、受信できない場合でもセンタ
ー装置側へ携帯端末の位置データを通報することができ
る通報システムを提供することにある。 【解決手段】携帯端末4の位置記憶部6には予め常時行
く場所の緯度、経度或いは住所、建物等の位置データを
予め位置記憶部6に登録しておく。操作入力部7の位置
キーは記憶される位置データと1対1で対応し、携帯者
は緊急通報時に、現在居る場所に対応する位置キーを選
択して操作する。この操作によりCPU部11の制御の
下で操作された位置キーに対応した位置データが位置記
憶部6より呼び出され、携帯無線通信部9を通じて当該
携帯端末4の識別データを含む通報データ及びGPS衛
星5からGPS受信部8で受信して取り込んだGPSデ
ータとともに位置データがセンター装置3に送信され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型GPS測位
システムを用いた通報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】緊急通報や、人の動きを監視するシステ
ムとして分散型GPS測位システムを用いた通報システ
ムがある。
【0003】このシステムは図18に示すように公衆回
線や専用回線のような回線網1を介して無線通信ネット
ワークの無線通信基地局2と接続されたサービスセンタ
ーのセンター装置3と、携帯端末4と、測位のために利
用するGPS衛星5とで構成され、携帯端末4には携帯
者が操作する通報用キーが設けられおり、この通報用キ
ーが操作されると、携帯端末4はGPS衛星5から送信
されているGPSデータを取り込んで無線通信基地局2
へ当該携帯端末4を識別する識別データを含む通報デー
タと共に送信し、無線通信基地局2は回線網1を通じて
センター装置3に識別データを含む通報データ及びGP
Sデータを送る。
【0004】センター装置3は送られてきた通報データ
により当該携帯端末4を特定するとともに、GPSデー
タから測位演算を行って当該携帯端末4の位置を求めて
その位置を例えば表示する。これにより当該携帯端末4
の携帯者から緊急の呼び出しがあったと判断すると同時
にその通報場所を知ることで、通報場所への出動手配な
どをサービスセンター側行うのである。
【0005】このように分散型GPS測位システムを用
いた通報システムでは、GPS衛星5からのGPSデー
タを受信する携帯端末4においては測位演算を行わず、
センター装置3側で演算処理を行うことで携帯端末4側
での処理を軽減することができるようになっている。
【0006】尚携帯端末4はPDC、PHS、MCA、
CDPD、AMPS、CDMA、GSM等の公衆無線通
信ネットワークに用いる移動体通信端末を構成するもの
で、、携帯電話に組み込まれたり、あるいはMCA無線
等の端末に組み込まれるか、夫々のネットワークを利用
する単機能の端末として構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な通報システムでは、GPS衛星5からのGPSデータ
を携帯端末4で取り込んで、センター装置3側へ転送す
るだけであるので、携帯端末4がGPS衛星5からの電
波を受信できない場所、例えば屋内にある場合、通報用
キーが操作されてもGPSデータがセンター装置3側へ
は転送されず、そのため当該携帯端末4の位置がセンタ
ー装置3側では把握できないという問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、携帯端末が屋内にあって
GPS衛星からの電波の受信状態が悪い場合や、受信で
きない場合でもセンター装置側へ携帯端末の位置データ
を通報することができる通報システムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、G
PS衛星からのGPSデータを受信するGPS受信部
と、通報用のキーが操作されるとGPS衛星からGPS
データを受信して該GPSデータ及び通報データを無線
通信ネットワーク側へ送信する手段を備えた携帯端末
と、携帯端末から送信されるGPSデータを無線通信ネ
ットワークを通じて受け取り、携帯端末の位置をGPS
データより計算して求めるとともに、無線通信ネットワ
ークを通じて通報データが受信されると、当該携帯端末
側で通報があったことを検知するセンター装置とで構成
された通報システムにおいて、上記携帯端末には、行き
先に対応する位置データを予め複数の行き先に対応して
登録する位置記憶部を備え、通報用のキーの操作時に、
GPS衛星からの電波が受信ができない場合には登録さ
れている位置データの内選択されている位置データを携
帯端末から無線通信ネットワークを通じてセンター装置
へ送信させることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記携帯端末に各位置データ毎に対応した位置デ
ータ選択用キーを通報用のキーとして備えていることを
特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記位置データの選択を通報用のキーとは別に設
けた選択キーの操作によって行うことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、上記センター装置に、携帯端末か
らの位置データが示す位置と、無線通信ネットワークの
無線通信基地局情報が示す基地局ゾーンとを比較して、
位置がゾーン内に無い場合には携帯端末に対して選択さ
れている位置データの再選択を無線通信ネットワークを
通じて知らせる機能を備えて成ることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明では、請求項1乃至4の何
れかの発明において、携帯端末には定期的にGPS衛星
からGPSデータを受信してセンター装置側へ送信する
機能を備えるとともに、GPS衛星から衛星データを受
信できる状態で通報用のキーが操作されたときに、携帯
端末よりセンター装置に通報データ、GPSデータ及び
位置データを送信し、受信できない状態では位置データ
を送信する機能を備え、上記センター装置には、定期的
に携帯端末から送られてくるGPSデータから測位演算
して求めた位置データ及びその時間を記録する取得手段
と、GPS衛星からの電波が受信できる状態の携帯端末
から通報時に送られてくるGPSデータから測位演算し
て求めた位置と位置データとにより示される位置とが一
致するか否かを判断し、不一致時にはGPSデータによ
り位置を、一致時には位置データにより示される位置を
携帯端末の位置を採用し、GPS衛星からの電波が受信
できない状態の携帯端末から位置データのみが送られて
くる場合には当該位置データが示す場所が取得手段で記
録した最も最近の位置データ及び時間に基づいて、物理
的に移動可能か不可かを判断し、可能な場合には位置デ
ータの位置を携帯端末の位置とし、不可の場合には携帯
端末へ選択位置データの変更の指示を送信する手段を備
えたことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明では、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、上記携帯端末には、現在の位置を設定する常時
位置認識部と、該常時位置認識部で設定される位置の設
定頻度を記憶する優先順位記憶部と、常時位置認識部に
設定されている位置を表示する表示部とを備えるととも
に、表示部で表示する位置を操作時に優先順位記憶部に
記憶されている設定頻度の大きい位置に変更表示させる
送りキーとを備え、通報用のキーの操作時にGPS衛星
からの電波が受信ができない場合には表示部で表示され
ている位置の位置データを通報データとともに携帯端末
から無線通信ネットワークを通じてセンター装置側へ送
信させることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明では、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、公共の場所に、該場所毎の位置と場所名とを示
す位置データを常時無線信号として発信する位置発信装
置を設置し、上記携帯端末には上記位置発信装置からの
無線信号を受信する受信部と、通報用のキーが操作され
たときに、GPS衛星からの電波が受信できない状態で
且つ位置発信装置からの無線信号が受信できている場合
には、上記位置発信装置からの位置データを通報データ
と共に送信する機能とを備えたことを特徴とする通報シ
ステム。
【0016】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、上記携帯端末に、上記位置発信装置からの無線信
号を定期的に受信検出し、受信できた場合にはその位置
と時間を記録する位置過去記憶手段を備え、通報用のキ
ーが操作されたときにGPS衛星からの電波が受信でき
ない状態で且つ位置発信装置からの無線信号が受信でき
ない場合に、位置過去記憶手段に記憶している記憶デー
タをセンター装置へ送信する機能とを備えて成ることを
特徴とする。
【0017】請求項9の発明では、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く順
番に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設定
部で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、経
度等の位置データ及び当該位置でのGPS電波の受信
可、不可を行く順番に記憶する行き先記憶部と、行き先
記憶部で記憶されている位置データを操作により順次呼
び出して呼び出した位置データに対応する位置を現在位
置と設定する位置シフトキーと、通報用のキーが操作さ
れたときに現在位置がGPS衛星からの電波が受信でき
ない位置の場合に、現在位置の位置データを通報データ
とともにセンター装置へ送信する機能とを備えて成るこ
とを特徴とする。
【0018】請求項10の発明では、GPS衛星からの
GPSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキー
が操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して
該GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク
側へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送
信されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて
受け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して
求めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デ
ータが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこ
とを検知するセンター装置とで構成された通報システム
において、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く
順番に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設
定部で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、
経度等の位置データ、当該位置に対応する到着・出発時
間及び当該位置でのGPS電波の受信可、不可を行く順
番に記憶する行き先記憶部と、通報用のキーが操作され
たときに現在位置がGPS衛星からの電波が受信できな
い位置の場合に、現在時刻に行き先記憶部で記憶されて
いる到着・出発時間が最も近い位置の位置データを現在
位置の位置データとして通報データとともにセンター装
置へ送信する機能とを備えて成ることを特徴とする。
【0019】請求項11の発明では、GPS衛星からの
GPSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキー
が操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して
該GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク
側へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送
信されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて
受け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して
求めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デ
ータが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこ
とを検知するセンター装置とで構成された通報システム
において、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く
順番に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設
定部で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、
経度等の位置データ及び当該位置でのGPS電波の受信
可、不可を行く順番に記憶する行き先記憶部と、通報用
のキーが操作されたときに現在位置がGPS衛星からの
電波が受信できない位置の場合に、行き先記憶部で記憶
されているデータを全て通報データとともにセンター装
置へ送信する機能とを備え、センター装置では送られて
きたデータに基づいて携帯端末の位置を推定することを
特徴とする。
【0020】請求項12の発明では、GPS衛星からの
GPSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキー
が操作されるとGPS衛星からのGPSデータを受信し
て該GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワー
ク側へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から
送信されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じ
て受け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算し
て求めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報
データが受信されると、当該携帯端末側で通報があった
ことを検知するセンター装置とで構成された通報システ
ムにおいて、携帯端末に、GPS衛星からの電波が受信
不可の場所に入る前に操作する位置認識キーと、位置認
識キーが押されたときにGPS衛星から受信したGPS
データをセンター装置側に位置認識キーの操作によるこ
とを示すデータとともに送信する手段と、センター装置
側から送られきた位置データに基づいて受信不可を記録
する行き先記憶部と、GPS衛星からの電波を受信でき
ない状態の通報用のキーの操作時に行き先記憶部に記録
された位置データを通報データと共にセンター装置側に
送信する機能とを備え、センター装置側には位置認識キ
ーの操作に伴うGPSデータが受信されるとGPSデー
タより測位演算してその演算により求めた位置データを
携帯端末へ送信する手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0022】(実施形態1)上述したように携帯端末4
が屋内に存在する場合、GPS衛星5からの電波を受信
できないため、GPSデータをセンター装置3側へ送る
ことができず、携帯端末4の位置把握ができないという
問題があるが本実施形態では、携帯端末4に図1に示す
ように位置記憶部6を設け、この位置記憶部6に、携帯
者が常時行く場所に対応した緯度、経度、住所、建物名
等を位置データとして記憶させるとともに、図2に示す
ように位置データと1対1で対応させた位置キーS1…
を操作入力部7に設け、緊急通報時に現在の位置に対応
する位置キーをS1…から選択操作することで、位置デ
ータを識別データを含む通報データとともにセンター装
置3側に送信できるようになっている。
【0023】携帯端末4の構成を更に説明すると、GP
S衛星5からの電波を受信してGPSデータを取り込む
機能GPS受信部8と、無線通信ネットワークの無線通
信基地局2との間で送受信を行う携帯無線通信部9と、
操作入力部7と、位置記憶部6と、表示部10と、各部
7〜10にバス12を通じて接続され、携帯端末4の制
御処理を担うCPU部11と、各部に電力を供給するた
めの電源、例えば充電池(図示せず)とで構成される。
図3は携帯端末4の斜視図を示しており、正面の上側に
は液晶表示パネルからなる表示部10を、またその下方
には操作入力部7を夫々設け、上部にはGPS/携帯無
線兼用のアンテナ13を突出させてある。ここで操作入
力部7には図2に示すように6つの位置データに対応し
た6つの位置キーS1〜S6を設けてある。尚操作入力
部7にはデータ入力などのキー等も備えているが図では
省略している。
【0024】而して本実施携帯の携帯端末4を使用する
に当たっては携帯者が常時行く場所の緯度、経度或いは
住所、建物等の位置データを予め位置記憶部6に登録し
ておく。この場合位置データと位置キーS1〜S6とが
1対1で対応設定され、携帯者は例えば位置名を位置キ
ーS1〜S6のキートップ等に記入して、どの位置キー
がどの場所に対応するかが分かるようにする。
【0025】携帯者は緊急通報時に、現在居る場所に対
応する位置キーをS1〜S6から選択して操作する。
【0026】この操作によりCPU部11の制御の下で
操作された位置キーに対応した位置データが位置記憶部
6より呼び出され、携帯無線通信部9を通じて当該携帯
端末4の識別データを含む通報データ及びGPS衛星5
からGPS受信部8で受信して取り込んだGPSデータ
とともに位置データが無線通信基地局2と回線網1とを
通じてセンター装置3に送信される。
【0027】センター装置3ではGPSデータに基づく
測位演算を行って位置を求めるとともに、送られてきた
位置データとで当該携帯端末4の場所を把握し、緊急通
報に対応した対処を行う。
【0028】ここで携帯端末4がGPS衛星5からの電
波を受けられず、携帯端末4からGPSデータが送信さ
れない場合には、センター位置3では位置データに基づ
いて位置把握を行うことができる。つまりGPS衛星5
の電波を受けることができない状態に携帯端末4があっ
ても、位置データを送ることができるため、センター装
置3側では緊急通報に対処することができる。
【0029】尚位置データの選択は上記実施形態では夫
々に位置データに1対1で対応して設けた位置キーS1
〜S6の操作により行うようになっているが、図4に示
すように操作入力部7に位置データを位置記憶部6から
順次呼び出すためのアップキーSU、ダウンキーSDを
設け、携帯者は緊急通報時にこのアップキーSU、ダウ
ンキーSDの操作によって位置データを順次読み出し、
この読み出した位置データの内容を表示部10により確
認して現在位置に対応する位置データが表示されたとき
に位置キーSを操作することで、選択された位置データ
が通報データ及びGPSデータに付加されて送信される
ようにしても良い。
【0030】(実施形態2)上記実施形態1のセンター
装置3は携帯端末4から送られてくる位置データ及びG
PSデータに基づいて携帯端末4の位置を把握するよう
になっているが、本実施形態では、センター装置3に図
5に示すように位置データで示される位置が、無線通信
基地局2の基地局データで示されるゾーンと一致するか
否かを判断するソーン・建物位置比較部30を備え、C
PU31の制御の下で次のような処理を行うようになっ
ている。
【0031】つまり携帯端末4から識別データを含む通
報データ及び位置データ(GPSデータ)が無線通信基
地局2及び回線網1を介してセンター装置3に送られる
際に、基地局データが送られ、この基地局データに含ま
れるゾーンと、位置データが示す位置とが一致するか否
かをゾーン・建物位置比較部30で比較して、一致して
いない場合には、つまり位置データが示す位置がゾーン
内に無い場合にはCPU31の制御の下センター装置3
は回線網1、無線通信ネットワークの無線通信基地局2
を通じて携帯端末4に位置の再設定を依頼するメッセー
ジを送る。
【0032】携帯端末4では携帯無線通信部9を通じて
メッセージを受信すると表示部10にメッセージを表示
して携帯者に再設定が要求されていることを知らせる。
携帯者はこのメッセージを見て、再度現在の位置を確認
した上で、正しい位置を選択して位置キーを操作し、再
度位置データをセンター装置3側へ送る。
【0033】これにより操作ミスが無くなり、サービス
センター側から支援者が支援に向かうことが可能とな
る。
【0034】尚センター装置3以外は実施形態1と同じ
であるので、携帯端末4の構成、及びシステム全体の構
成は図示しない。 (実施形態3)実施形態1では通報時に携帯端末4がG
PS衛星5の電波を受けられる場合、位置データととも
に受信したGPSデータをセンター装置3側に送り、セ
ンター装置3ではGPSデータに基づく測位演算を行っ
て位置を求めるとともに、送られてきた位置データとで
当該携帯端末4の場所を把握し、緊急通報に対応した対
処を行うようになっているが、本実施形態のセンター装
置3では図6に示すように位置データに示される位置
と、GPSデータに基づく測位演算により求めた位置と
を比較するGPS・建物位置比較部32を設け、位置デ
ータに示される位置とGPSデータより求めた位置とが
不一致か否かをCPU31の制御の下で比較判断し、不
一致の場合にはGPSデータにより求めた位置を支援者
を向かわせる位置と判断し、一致する場合には位置デー
タに基づく位置を採用して支援者を向かわせる位置と判
断する。
【0035】一方携帯端末4に、定期的にGPS衛星5
からの電波を受信して取り込んだGPSデータをセンタ
ー装置3側へ送信する定期送信機能を持たせるととも
に、センター装置13側に定期的に送られてくるGPS
データ及びその受信した時刻データを更新記憶する定期
的位置取得部33を備え、通報時に携帯端末4がGPS
衛星5からの電波が受信できず、GPSデータをセンタ
ー装置3側に送信できない場合、センター装置3では、
定期的位置取得部33に記憶している最も最近のGPS
データによる位置と、時刻データとに基づいて、携帯端
末4から送られてきた位置データの示す位置が物理的に
移動可能な位置か否かをCPU31により判断し、可能
な場合には位置データが示す位置を携帯端末4の位置と
判断して支援者を送るための処理を行う。一方不可能と
判断した場合には、CPU31の制御の下センター装置
3は回線網1、無線通信ネットワークの無線通信基地局
2を通じて携帯端末4に位置の再設定を依頼するメッセ
ージを送る。
【0036】携帯端末4では携帯無線通信部9を通じて
メッセージを受信すると表示部10にメッセージを表示
して携帯者に再設定が要求されていることを知らせる。
携帯者はこのメッセージを見て、再度現在の位置を確認
した上で、正しい位置を選択して位置キーを操作し、再
度位置データをセンター装置3側へ送る。
【0037】これにより操作ミスが無くなり、センター
側から支援者が支援に向かうことが可能となる。
【0038】尚センター装置3以外は実施形態1と同じ
であるので、携帯端末4の構成、及びシステム全体の構
成は図示しない。 (実施形態4)本実施形態は携帯端末4に図7に示すよ
うに現在の位置を設定する常時位置認識部14と、該常
時位置認識部14で設定される位置の設定頻度を記憶す
る優先順位記憶部15とを付加し、常時位置認識部14
に設定されている位置を表示部10で表示させるように
なっている。また図8に示すように操作入力部7には表
示部10で表示されている位置を、操作時に優先順位記
憶部15に記憶されている設定頻度の大きい位置に変更
表示させる送りキーとしてアップキーSUとダウンキー
SDとを備え、通報用の位置キーSの操作時に表示部1
0で表示されている位置の位置データを通報データ及び
GPSデータとともにセンター装置3側へ送信させるよ
うになっている。常時位置認識部14で設定される位置
の位置データは位置記憶部6に格納され、アップキーS
U或いはダウンキーSDの操作時に優先順位記憶部15
で記憶されている優先順に沿って読み出されるようにな
っている。
【0039】尚携帯端末4のその他の構成及びセンター
装置3側の構成は実施形態1に準ずるため図示しない。
【0040】而して本実施形態では、位置キーSを操作
すれば現在の位置データが呼び出されて、通報データ及
びGPSデータ(受信可能な場合)とともに無線通信基
地局2,回線網1を通じてセンター装置3側へ送信され
る。あるいは表示部10で表示されている位置が現在位
置と異なる場合にはアップキーSU或いはダウンキーS
Dを操作することで、優先順位記憶部15で記憶されて
いる設定頻度の高い位置から順に位置データを読み出さ
せる。そして表示部10で表示された位置が現在の位置
と合致した時点で位置キーSを操作すれば、当該位置デ
ータが通報データ及びGPSデータ(受信可能な場合)
とともに無線通信基地局2,回線網1を通じてセンター
装置3側へ送信されることになる。
【0041】本実施形態では、現在位置或いは優先順位
に基づいた位置データが選択できるので、携帯者が緊急
通報を行う場合に、位置データ選択の操作時間を短くす
ることができ、結果緊急時の操作を簡略化できる。 (実施形態5)本実施形態は図9に示すように公共の場
所(建物)に、該場所(建物)毎の位置と場所名とを示
す位置データを常時無線信号として発信する位置発信装
置40を設置するシステムであり、携帯端末4は図10
に示すように上記位置発信装置40からの無線信号を受
信する簡易位置情報受信部16と、操作入力部7の通報
用の位置キーが操作されたときにGPS衛星5からの電
波が受信できない状態で且つ位置発信装置40からの無
線信号が受信できている場合に、CPU部11の制御の
下で上記位置発信装置40からの位置データを通報デー
タと共に、センター装置3へ送信するようになってい
る。
【0042】その他の構成は実施形態1と略同じである
ので、図9,図10において実施形態1と同じ構成には
同じ符号を付して説明は省略する。勿論実施形態2〜4
に組み併せても良い。
【0043】而して本実施形態では、操作入力部7の通
報用の位置キーが操作されたときにGPS衛星5からの
電波が受信できず且つ位置発信装置40からの無線信号
が受信できない場合には位置データ、通報データを携帯
端末4よりセンター装置3側へ送信する。更にGPS衛
星5からの電波が受信できない状態で且つ位置発信装置
40からの無線信号が受信できている場合に、CPU部
11の制御の下で上記位置発信装置40からの位置デー
タを通報データと共に、センター装置3へ送信する。
【0044】このようにして何れの場合においてもセン
ター装置3側で携帯端末4の位置を把握することがで
き、支援者をその位置に確実に向かわせることができ
る。 (実施形態6)本実施形態は実施形態5と同様に位置発
信装置40をシステム(図10参照)に組み込んだもの
であって、携帯端末4は図11に示すように位置発信装
置40からの無線信号を定期的に受信検出する簡易位置
情報受信部16と、簡易位置情報受信部16で位置発信
装置40からの無線信号が受信できた場合にその位置と
時間を記録する位置過去記憶部41とを備え、操作入力
部7の通報用の位置キーが操作されたときにGPS衛星
5からの電波が受信できない状態で且つ位置発信装置4
0からの無線信号が受信できない場合に、過去位置記憶
部41に記憶している記憶データをセンター装置3側へ
送信するようになっている。
【0045】その他の構成は実施形態1と略同じである
ので、図11において実施形態1と同じ構成には同じ符
号を付して説明は省略する。
【0046】而して本実施形態では、操作入力部7の通
報用の位置キーが操作されたときにGPS衛星5からの
電波が受信できず且つ位置発信装置40からの無線信号
が受信できない場合には位置データ、通報データ及び位
置過去記憶部41に記憶されている記憶データを携帯端
末4よりセンター装置3側へ送信する。
【0047】この場合位置データにより携帯端末4の位
置を把握する際に、記憶データから携帯者の行動を推測
して支援に行く場所の特定し、スムーズな支援を可能と
している。
【0048】更にGPS衛星5からの電波が受信できな
い状態で且つ位置発信装置40からの無線信号が受信で
きている場合に、CPU部11の制御の下で上記位置発
信装置40からの位置データを通報データと共に、セン
ター装置3へ送信する。
【0049】このようにして何れの場合においてもセン
ター装置3側で携帯端末4の位置を把握することがで
き、支援者をその位置に確実に向かわせることができ
る。
【0050】(実施形態7)本実施形態は、携帯端末4
に、図12に示すように行き先の位置データを行く順番
に設定するスケジュール設定部42と、入力キー等から
なるスケジュール設定部42で設定される行き先の位置
の住所、場所名、緯度、経度等の位置データ及び当該位
置でのGPS電波の受信可、不可を行く順番に記憶する
行き先記憶部43とを備えるとともに、操作入力部7に
行き先記憶部43で記憶されている位置データを順次呼
び出して呼び出した位置データに対応する位置を現在位
置として設定する位置シフトキーS0を図13に示すよ
うに設けたものである。スケジュール設定部42はCP
U部11の制御の下で外部のパソコン等からスケジュー
ルデータを受け付ける手段であっても良く、また操作入
力部7のキーを利用してデータを入力する手段であって
も良く、また両者による設定を可能としたものでも良
い。
【0051】その他の構成は実施形態1と略同じである
ので、図12において実施形態1と同じ構成には同じ符
号を付して説明は省略する。
【0052】而して携帯者は外出する前にスケジュール
設定部42により、行動計画(行き先の緯度、経度、住
所、建物名等の位置データを行く順番に設定)及び夫々
の位置でのGPS衛星5からの電波の受信の不可・可を
入力して行き先記憶部43に記録させておく。そして外
出時に所定の場所に到着したときに、位置シフトキーS
0を操作すると、CPU部11の制御の下で、行き先記
憶部43に記憶させている位置データ群からスケジュー
ルに沿って現在位置の位置データを呼び出し、表示部1
0により表示させる。
【0053】次に携帯者が通報用のキーを操作した場
合、携帯端末4は通報データとともに表示中の現在の位
置データが、無線通信基地局2、回線網1を介してセン
ター装置3へ送信される。
【0054】そして現在位置がGPS衛星5からの電波
が受信できる場合には、受信したGPSデータも同時に
送信されることになる。GPS衛星からの電波が受信で
きない位置の場合であっても現在位置の位置データが送
信されるためセンター装置3側では当該携帯端末3の位
置を把握することができ、スムーズな支援を可能とす
る。尚GPS衛星からの電波が受信できる位置の場合に
は現在位置の位置データを送らなくても勿論良い。
【0055】(実施形態8)本実施形態は行き先記憶部
43に上述した位置データ及びGPS電波の受信可、不
可以外に夫々の位置に対応する到着・出発時間を記憶さ
せ、この到着・出発時間に対応して時計部44を図14
に示すように携帯端末4に付設し、この時計部44の計
時と、到着・出発時間との比較をCPU部11によって
行い、現在時刻の位置を自動的に判定するようになって
いる点に特徴を有し、実施形態7における位置シフトキ
ーを廃している。その他の構成は実施形態7と同じであ
る。
【0056】而して携帯者は外出する前にスケジュール
設定部42により、行動計画(行き先の緯度、経度、住
所、建物名等の位置データを行く順番に設定)及び夫々
の位置でのGPS衛星5からの電波の受信の不可・可並
びにその位置への到着時刻及び出発時刻を入力して行き
先記憶部43に記録させておく。
【0057】次に携帯者が通報用のキーを操作した場
合、携帯端末4は通報データとともに時計部44が計時
する現在時刻から推定される位置データが行き先記憶部
43より読み出されて、無線通信基地局2、回線網1を
介してセンター装置3へ送信される。
【0058】そして現在位置がGPS衛星5からの電波
が受信できる場合には、受信したGPSデータも同時に
送信されることになる。GPS衛星からの電波が受信で
きない位置の場合であっても現在位置の位置データが送
信されるためセンター装置3側では当該携帯端末3の位
置を把握することができ、スムーズな支援を可能とす
る。尚GPS衛星からの電波が受信できる位置の場合に
は現在位置の位置データを送らなくても勿論良い。
【0059】(実施形態9)上記実施形態7ではGPS
衛星5からの電波が受信できない位置の把握は携帯端末
4から送られてくる現在位置の位置データに基づいて行
うようになっているが、本実施形態は行き先記憶部43
に記憶させている行動計画の全てのデータを通報時にセ
ンター装置3へ送信する点で実施形態7と相違するもの
である。図15は本実施形態の携帯端末4の構成を示し
ており、本実施形態の携帯端末4の構成は行動計画の全
てのデータを通報時に送る動作及び位置シフトキーを廃
した以外は実施形態7と同じ構成となっている。
【0060】而して携帯者は外出する前にスケジュール
設定部42により、行動計画(行き先の緯度、経度、住
所、建物名等の位置データを行く順番に設定)及び夫々
の位置でのGPS衛星5からの電波の受信の不可・可を
入力して行き先記憶部43に記録させておく。
【0061】次に携帯者が通報用のキーを操作した場
合、携帯端末4は通報データとともに行動計画の全ての
データが行き先記憶部43より読み出されて、無線通信
基地局2、回線網1を介してセンター装置3へ送信され
る。
【0062】そして現在位置がGPS衛星5からの電波
が受信できる場合には、受信したGPSデータが送信さ
れることになる。GPS衛星からの電波が受信できない
位置の場合にはセンター装置3側では受信した行動計画
の全てのデータに基づいて携帯者の位置を推定すること
によりスムーズな支援を可能とする。
【0063】(実施形態10)上記実施形態1〜10で
は位置データや位置データを含む行動計画を携帯端末4
側に予め登録し、そのデータを通報時にセンター装置3
側へ送信することで、GPS衛星5の電波を受信できな
い場所の位置をセンター装置3側で把握することを可能
としているが、本実施形態では、出発前に予め登録せず
GPS衛星5の電波を受信できない場所の位置に入る前
に位置データを記憶させる構成としたものである。
【0064】つまり本実施形態では携帯端末4に図16
に示すように行き先記憶部46と、位置設定部47とを
備えるとともに、操作入力部7に位置認識キーを備え、
一方センター装置3には図17に示すように正常時位置
認識部34を設け、次のような処理動作を行うようにし
てある。
【0065】つまり、携帯端末4の携帯者がGPS電波
が受信できない建物、地下街などに入る場合、入る前に
操作入力部7に設けた位置認識キーを操作すると、CP
U部11の制御の下で、携帯端末4はその時点でGPS
衛星5からGPSデータを受信してGPSデータと位置
認識キーの操作を示すデータを携帯端末4の識別データ
とともに、無線通信基地局2,回線網1を通じてセンタ
ー装置3側へ送信する。センター装置3のCPU31で
は送られてきたGPSデータが位置認識キーによるもと
の判断し、正常時位置認識部34によって当該GPSデ
ータにより測位演算してその位置を認識し、演算によっ
て求めた位置データを回線網1、無線通信基地局2を介
して携帯端末4へ送信する。この携帯端末4では、セン
ター装置3から送られきた位置データを表示部11で表
示する。携帯者は位置設定部47によりこれらから入ろ
うとする建物或いは地下街等の位置との差分(例えば表
示位置から何メータ離れている等)を補正する。この補
正された位置データはCPU部11の制御の下で行き先
記憶部46に記録される。
【0066】従って、携帯者が操作入力部7の通報用の
キーを操作して緊急通報を行った時にGPS衛星5から
のGPS電波を受信できない状態であれば、行き先記憶
部46で記録されている位置データが通報データととも
に、無線通信基地局2,回線網1を介してセンター装置
3へ送信される。
【0067】これによりセンター装置3側ではGPSデ
ータが送られない場合には位置データにより携帯端末4
の位置を把握することができ、スムーズに支援に向かう
ことが可能となる。
【0068】勿論GPSデータが携帯端末4で受信でき
る状態で通報用のキーが操作された場合にはGPSデー
タが通報データとともに携帯端末4からセンター装置3
側へ送信される。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明は、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、上記携帯端末には、行き先に対応する位置デー
タを予め複数の行き先に対応して登録する位置記憶部を
備え、通報用のキーの操作時に、GPS衛星からの電波
が受信ができない場合には登録されている位置データの
内選択されている位置データを携帯端末から無線通信ネ
ットワークを通じてセンター装置へ送信させるので、G
PS衛星からの電波を受信できない状態にあっても携帯
端末から送信される位置データにより通報場所をセンタ
ー装置側で把握することができ、速やかに支援に向かう
等の対処がとれるという効果がある。
【0070】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記携帯端末に各位置データ毎に対応した位置デー
タ選択用キーを通報用のキーとして備えているので、携
帯者が現在位置に対応する位置データ選択用キーを操作
するだけで通報ができるため、緊急通報操作が容易であ
る。
【0071】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記位置データの選択を通報用のキーとは別に設け
た選択キーの操作によって行うので、キーの数を減らす
ことができる上に多数の位置データに対応できる。
【0072】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
かの発明において、上記センター装置に、携帯端末から
の位置データが示す位置と、無線通信ネットワークの無
線通信基地局情報が示す基地局ゾーンとを比較して、位
置がゾーン内に無い場合には携帯端末に対して選択され
ている位置データの再選択を無線通信ネットワークを通
じて知らせる機能を備えているので、選択された位置デ
ータが間違っていることを通報者である携帯者に知らせ
て操作ミスを無くし、正しい通報場所をセンター装置側
で把握でき、その結果支援等の対処が確実にできる。
【0073】請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れ
かの発明において、携帯端末には定期的にGPS衛星か
らGPSデータを受信してセンター装置側へ送信する機
能を備えるとともに、GPS衛星から衛星データを受信
できる状態で通報用のキーが操作されたときに、携帯端
末よりセンター装置に通報データ、GPSデータ及び位
置データを送信し、受信できない状態では位置データを
送信する機能を備え、上記センター装置には、定期的に
携帯端末から送られてくるGPSデータから測位演算し
て求めた位置データ及びその時間を記録する取得手段
と、GPS衛星からの電波が受信できる状態の携帯端末
から通報時に送られてくるGPSデータから測位演算し
て求めた位置と位置データとにより示される位置とが一
致するか否かを判断し、不一致時にはGPSデータによ
り位置を、一致時には位置データにより示される位置を
携帯端末の位置を採用し、GPS衛星からの電波が受信
できない状態の携帯端末から位置データのみが送られて
くる場合には当該位置データが示す場所が取得手段で記
録した最も最近の位置データ及び時間に基づいて、物理
的に移動可能か不可かを判断し、可能な場合には位置デ
ータの位置を携帯端末の位置とし、不可の場合には携帯
端末へ選択位置データの変更の指示を送信する手段を備
えたので、緊急通報時の携帯端末の位置をGPS電波の
受信の可能、不可に拘わらずセンター装置側で正しく認
識することができる。
【0074】請求項6の発明は、GPS衛星からのGP
Sデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが操
作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該G
PSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側へ
送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信さ
れるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受け
取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求め
るとともに、無線通信ネットワークを通じて通報データ
が受信されると、当該携帯端末側で通報があったことを
検知するセンター装置とで構成された通報システムにお
いて、上記携帯端末には、現在の位置を設定する常時位
置認識部と、該常時位置認識部で設定される位置の設定
頻度を記憶する優先順位記憶部と、常時位置認識部に設
定されている位置を表示する表示部とを備えるととも
に、表示部で表示する位置を操作時に優先順位記憶部に
記憶されている設定頻度の大きい位置に変更表示させる
送りキーとを備え、通報用のキーの操作時にGPS衛星
からの電波が受信ができない場合には表示部で表示され
ている位置の位置データを通報データとともに携帯端末
から無線通信ネットワークを通じてセンター装置側へ送
信させるので、通報時に位置データの選択を行うための
選択時間の短縮を図り、緊急時の操作を簡略できる。
【0075】請求項7の発明は、GPS衛星からのGP
Sデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが操
作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該G
PSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側へ
送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信さ
れるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受け
取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求め
るとともに、無線通信ネットワークを通じて通報データ
が受信されると、当該携帯端末側で通報があったことを
検知するセンター装置とで構成された通報システムにお
いて、公共の場所に、該場所毎の位置と場所名とを示す
位置データを常時無線信号として発信する位置発信装置
を設置し、上記携帯端末には上記位置発信装置からの無
線信号を受信する受信部と、通報用のキーが操作された
ときに、GPS衛星からの電波が受信できない状態で且
つ位置発信装置からの無線信号が受信できている場合に
は、上記位置発信装置からの位置データを通報データと
共に送信する機能とを備えたので、自動的にGPS衛星
の電波が受信できない場所にあっても位置データを自動
的に携帯端末側で拾得でき、そのため位置データの登録
などの煩わしがなくなる。
【0076】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、上記携帯端末に、上記位置発信装置からの無線信号
を定期的に受信検出し、受信できた場合にはその位置と
時間を記録する位置過去記憶手段を備え、通報用のキー
が操作されたときにGPS衛星からの電波が受信できな
い状態で且つ位置発信装置からの無線信号が受信できな
い場合に、位置過去記憶手段に記憶している記憶データ
をセンター装置へ送信する機能とを備えてあるので、請
求項7の効果に加えて、位置データが収納できない場所
からの通報であっても過去位置記憶部の記憶データに基
づいてセンター装置側で携帯者の行動を推測して、その
場所を特定することが可能となり、スムーズな支援を行
うことができる。
【0077】請求項9の発明は、GPS衛星からのGP
Sデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが操
作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該G
PSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側へ
送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信さ
れるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受け
取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求め
るとともに、無線通信ネットワークを通じて通報データ
が受信されると、当該携帯端末側で通報があったことを
検知するセンター装置とで構成された通報システムにお
いて、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く順番
に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設定部
で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、経度
等の位置データ及び当該位置でのGPS電波の受信可、
不可を行く順番に記憶する行き先記憶部と、行き先記憶
部で記憶されている位置データを操作により順次呼び出
して呼び出した位置データに対応する位置を現在位置と
設定する位置シフトキーと、通報用のキーが操作された
ときに現在位置がGPS衛星からの電波が受信できない
位置の場合に、現在位置の位置データを通報データとと
もにセンター装置へ送信する機能とを備えているので、
自動的にGPS衛星の電波が受信できない場所での位置
データの取得ができ、緊急通報時に位置データの選択等
の操作が不要となる。
【0078】請求項10の発明は、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く順
番に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設定
部で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、経
度等の位置データ、当該位置に対応する到着・出発時間
及び当該位置でのGPS電波の受信可、不可を行く順番
に記憶する行き先記憶部と、通報用のキーが操作された
ときに現在位置がGPS衛星からの電波が受信できない
位置の場合に、現在時刻に行き先記憶部で記憶されてい
る到着・出発時間が最も近い位置の位置データを現在位
置の位置データとして通報データとともにセンター装置
へ送信する機能とを備えているので、緊急通報時にGP
S衛星の電波が受信できない状態にあっても、自動的に
当該場所の位置データを取得できてセンター装置側へ送
信することができ、結果センター装置側でスムーズな支
援が行える。
【0079】請求項11の発明は、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からGPSデータを受信して該
GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク側
へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送信
されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて受
け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して求
めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デー
タが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこと
を検知するセンター装置とで構成された通報システムに
おいて、上記携帯端末に、行き先の位置データを行く順
番に設定するスケジュール設定部と、スケジュール設定
部で設定される行き先の位置の住所、場所名、緯度、経
度等の位置データ及び当該位置でのGPS電波の受信
可、不可を行く順番に記憶する行き先記憶部と、通報用
のキーが操作されたときに現在位置がGPS衛星からの
電波が受信できない位置の場合に、行き先記憶部で記憶
されているデータを全て通報データとともにセンター装
置へ送信する機能とを備え、センター装置では送られて
きたデータに基づいて携帯端末の位置を推定するので、
緊急通報時にGPS衛星からの電波が受信できない状態
にあっても、携帯端末から行動計画の全てのデータがセ
ンター装置側に送られるため、携帯者の行動から携帯端
末の位置を特定でき、スムーズな支援が行える。
【0080】請求項12の発明は、GPS衛星からのG
PSデータを受信するGPS受信部と、通報用のキーが
操作されるとGPS衛星からのGPSデータを受信して
該GPSデータ及び通報データを無線通信ネットワーク
側へ送信する手段を備えた携帯端末と、携帯端末から送
信されるGPSデータを無線通信ネットワークを通じて
受け取り、携帯端末の位置をGPSデータより計算して
求めるとともに、無線通信ネットワークを通じて通報デ
ータが受信されると、当該携帯端末側で通報があったこ
とを検知するセンター装置とで構成された通報システム
において、携帯端末に、GPS衛星からの電波が受信不
可の場所に入る前に操作する位置認識キーと、位置認識
キーが押されたときにGPS衛星から受信したGPSデ
ータをセンター装置側に位置認識キーの操作によること
を示すデータとともに送信する手段と、センター装置側
から送られきた位置データに基づいて受信不可を記録す
る行き先記憶部と、GPS衛星からの電波を受信できな
い状態の通報用のキーの操作時に行き先記憶部に記録さ
れた位置データを通報データと共にセンター装置側に送
信する機能とを備え、センター装置側には位置認識キー
の操作に伴うGPSデータが受信されるとGPSデータ
より測位演算してその演算により求めた位置データを携
帯端末へ送信する手段を備えたので、緊急通報時にGP
S衛星からの電波が受信できない状態にあっても、携帯
端末から位置データがセンター装置側に送られるため、
スムーズな支援が行え、しかも外出前などに予め位置デ
ータを登録設定する必要がない。ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に用いる携帯端末の構成図
である。
【図2】同上に用いる携帯端末の操作入力部の説明図で
ある。
【図3】同上に用いる携帯端末の斜視図である。
【図4】同上に用いる携帯端末の操作入力部の別の例の
説明図である。
【図5】本発明の実施形態2に用いるセンター装置の要
部の構成図である。
【図6】本発明の実施形態3に用いるセンター装置の要
部の構成図である。
【図7】本発明の実施形態4に用いる携帯端末の構成図
である。
【図8】同上に用いる携帯端末の操作入力部の説明図で
ある。
【図9】同上に用いる通報システムの全体構成図であ
る。
【図10】本発明の実施形態5に用いる携帯端末の構成
図である。
【図11】本発明の実施形態6に用いる携帯端末の構成
図である。
【図12】本発明の実施形態7に用いる携帯端末の構成
図である。
【図13】同上に用いる携帯端末の操作入力部の説明図
である。
【図14】本発明の実施形態8に用いる携帯端末の構成
図である。
【図15】本発明の実施形態9に用いる携帯端末の構成
図である。
【図16】本発明の実施形態10に用いる携帯端末の構
成図である。
【図17】同上に用いるセンター装置の要部の構成図で
ある。
【図18】分散型GPS測位システムを用いた通報シス
テムの全体構成図である。
【符号の説明】
4 携帯端末 6 位置記憶部部 7 操作入力部 8 GPS受信部 9 携帯無線通信部 10 表示部 11 CPU部 12 バス
フロントページの続き (72)発明者 大矢 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 本田 和博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GPS衛星からのGPSデータを受信する
    GPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS衛
    星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通報
    データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備え
    た携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータを
    無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の位
    置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線通
    信ネットワークを通じて通報データが受信されると、当
    該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター装
    置とで構成された通報システムにおいて、上記携帯端末
    には、行き先に対応する位置データを予め複数の行き先
    に対応して登録する位置記憶部を備え、通報用のキーの
    操作時に、GPS衛星からの電波が受信ができない場合
    には登録されている位置データの内選択されている位置
    データを携帯端末から無線通信ネットワークを通じてセ
    ンター装置へ送信させることを特徴とする通報システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記携帯端末に各位置データ毎に対応した
    位置データ選択用キーを通報用のキーとして備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の通報システム。
  3. 【請求項3】上記位置データの選択を通報用のキーとは
    別に設けた選択キーの操作によって行うことを特徴とす
    る請求項1記載の通報システム。
  4. 【請求項4】上記センター装置に、携帯端末からの位置
    データが示す位置と、無線通信ネットワークの無線通信
    基地局情報が示す基地局ゾーンとを比較して、位置がゾ
    ーン内に無い場合には携帯端末に対して選択されている
    位置データの再選択を無線通信ネットワークを通じて知
    らせる機能を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか記載の通報システム。
  5. 【請求項5】携帯端末には定期的にGPS衛星からGP
    Sデータを受信してセンター装置側へ送信する機能を備
    えるとともに、GPS衛星から衛星データを受信できる
    状態で通報用のキーが操作されたときに、携帯端末より
    センター装置に通報データ、GPSデータ及び位置デー
    タを送信し、受信できない状態では位置データを送信す
    る機能を備え、上記センター装置には、定期的に携帯端
    末から送られてくるGPSデータから測位演算して求め
    た位置データ及びその時間を記録する取得手段と、GP
    S衛星からの電波が受信できる状態の携帯端末から通報
    時に送られてくるGPSデータから測位演算して求めた
    位置と位置データとにより示される位置とが一致するか
    否かを判断し、不一致時にはGPSデータにより位置
    を、一致時には位置データにより示される位置を携帯端
    末の位置を採用し、GPS衛星からの電波が受信できな
    い状態の携帯端末から位置データのみが送られてくる場
    合には当該位置データが示す場所が取得手段で記録した
    最も最近の位置データ及び時間に基づいて、物理的に移
    動可能か不可かを判断し、可能な場合には位置データの
    位置を携帯端末の位置とし、不可の場合には携帯端末へ
    選択位置データの変更の指示を送信する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の通報シス
    テム。
  6. 【請求項6】GPS衛星からのGPSデータを受信する
    GPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS衛
    星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通報
    データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備え
    た携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータを
    無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の位
    置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線通
    信ネットワークを通じて通報データが受信されると、当
    該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター装
    置とで構成された通報システムにおいて、上記携帯端末
    には、現在の位置を設定する常時位置認識部と、該常時
    位置認識部で設定される位置の設定頻度を記憶する優先
    順位記憶部と、常時位置認識部に設定されている位置を
    表示する表示部とを備えるとともに、表示部で表示する
    位置を操作時に優先順位記憶部に記憶されている設定頻
    度の大きい位置に変更表示させる送りキーとを備え、通
    報用のキーの操作時にGPS衛星からの電波が受信がで
    きない場合には表示部で表示されている位置の位置デー
    タを通報データとともに携帯端末から無線通信ネットワ
    ークを通じてセンター装置側へ送信させることを特徴と
    する通報システム。
  7. 【請求項7】GPS衛星からのGPSデータを受信する
    GPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS衛
    星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通報
    データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備え
    た携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータを
    無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の位
    置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線通
    信ネットワークを通じて通報データが受信されると、当
    該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター装
    置とで構成された通報システムにおいて、公共の場所
    に、該場所毎の位置と場所名とを示す位置データを常時
    無線信号として発信する位置発信装置を設置し、上記携
    帯端末には上記位置発信装置からの無線信号を受信する
    受信部と、通報用のキーが操作されたときに、GPS衛
    星からの電波が受信できない状態で且つ位置発信装置か
    らの無線信号が受信できている場合には、上記位置発信
    装置からの位置データを通報データと共に送信する機能
    とを備えたことを特徴とする通報システム。
  8. 【請求項8】上記携帯端末に、上記位置発信装置からの
    無線信号を定期的に受信検出し、受信できた場合にはそ
    の位置と時間を記録する位置過去記憶手段を備え、通報
    用のキーが操作されたときにGPS衛星からの電波が受
    信できない状態で且つ位置発信装置からの無線信号が受
    信できない場合に、位置過去記憶手段に記憶している記
    憶データをセンター装置へ送信する機能とを備えて成る
    ことを特徴とする請求項7記載の通報システム。
  9. 【請求項9】GPS衛星からのGPSデータを受信する
    GPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS衛
    星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通報
    データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備え
    た携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータを
    無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の位
    置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線通
    信ネットワークを通じて通報データが受信されると、当
    該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター装
    置とで構成された通報システムにおいて、上記携帯端末
    に、行き先の位置データを行く順番に設定するスケジュ
    ール設定部と、スケジュール設定部で設定される行き先
    の位置の住所、場所名、緯度、経度等の位置データ及び
    当該位置でのGPS電波の受信可、不可を行く順番に記
    憶する行き先記憶部と、行き先記憶部で記憶されている
    位置データを操作により順次呼び出して呼び出した位置
    データに対応する位置を現在位置と設定する位置シフト
    キーと、通報用のキーが操作されたときに現在位置がG
    PS衛星からの電波が受信できない位置の場合に、現在
    位置の位置データを通報データとともにセンター装置へ
    送信する機能とを備えて成ることを特徴とする通報シス
    テム。
  10. 【請求項10】GPS衛星からのGPSデータを受信す
    るGPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS
    衛星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通
    報データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備
    えた携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータ
    を無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の
    位置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線
    通信ネットワークを通じて通報データが受信されると、
    当該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター
    装置とで構成された通報システムにおいて、上記携帯端
    末に、行き先の位置データを行く順番に設定するスケジ
    ュール設定部と、スケジュール設定部で設定される行き
    先の位置の住所、場所名、緯度、経度等の位置データ、
    当該位置に対応する到着・出発時間及び当該位置でのG
    PS電波の受信可、不可を行く順番に記憶する行き先記
    憶部と、通報用のキーが操作されたときに現在位置がG
    PS衛星からの電波が受信できない位置の場合に、現在
    時刻に行き先記憶部で記憶されている到着・出発時間が
    最も近い位置の位置データを現在位置の位置データとし
    て通報データとともにセンター装置へ送信する機能とを
    備えて成ることを特徴とする通報システム。
  11. 【請求項11】GPS衛星からのGPSデータを受信す
    るGPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS
    衛星からGPSデータを受信して該GPSデータ及び通
    報データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を備
    えた携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデータ
    を無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末の
    位置をGPSデータより計算して求めるとともに、無線
    通信ネットワークを通じて通報データが受信されると、
    当該携帯端末側で通報があったことを検知するセンター
    装置とで構成された通報システムにおいて、上記携帯端
    末に、行き先の位置データを行く順番に設定するスケジ
    ュール設定部と、スケジュール設定部で設定される行き
    先の位置の住所、場所名、緯度、経度等の位置データ及
    び当該位置でのGPS電波の受信可、不可を行く順番に
    記憶する行き先記憶部と、通報用のキーが操作されたと
    きに現在位置がGPS衛星からの電波が受信できない位
    置の場合に、行き先記憶部で記憶されているデータを全
    て通報データとともにセンター装置へ送信する機能とを
    備え、センター装置では送られてきたデータに基づいて
    携帯端末の位置を推定することを特徴とする通報システ
    ム。
  12. 【請求項12】GPS衛星からのGPSデータを受信す
    るGPS受信部と、通報用のキーが操作されるとGPS
    衛星からのGPSデータを受信して該GPSデータ及び
    通報データを無線通信ネットワーク側へ送信する手段を
    備えた携帯端末と、携帯端末から送信されるGPSデー
    タを無線通信ネットワークを通じて受け取り、携帯端末
    の位置をGPSデータより計算して求めるとともに、無
    線通信ネットワークを通じて通報データが受信される
    と、当該携帯端末側で通報があったことを検知するセン
    ター装置とで構成された通報システムにおいて、携帯端
    末に、GPS衛星からの電波が受信不可の場所に入る前
    に操作する位置認識キーと、位置認識キーが押されたと
    きにGPS衛星から受信したGPSデータをセンター装
    置側に位置認識キーの操作によることを示すデータとと
    もに送信する手段と、センター装置側から送られきた位
    置データに基づいて受信不可を記録する行き先記憶部
    と、GPS衛星からの電波を受信できない状態の通報用
    のキーの操作時に行き先記憶部に記録された位置データ
    を通報データと共にセンター装置側に送信する機能とを
    備え、センター装置側には位置認識キーの操作に伴うG
    PSデータが受信されるとGPSデータより測位演算し
    てその演算により求めた位置データを携帯端末へ送信す
    る手段を備えたことを特徴とする通報システム。
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