JP2001209525A - 三角関数生成装置 - Google Patents

三角関数生成装置

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JP2001209525A
JP2001209525A JP2000019575A JP2000019575A JP2001209525A JP 2001209525 A JP2001209525 A JP 2001209525A JP 2000019575 A JP2000019575 A JP 2000019575A JP 2000019575 A JP2000019575 A JP 2000019575A JP 2001209525 A JP2001209525 A JP 2001209525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号処理で用いる小規模な三角関
数生成装置を提供する。 【解決手段】 角度入力θに対応する特定のアドレスへ
変換するアドレス生成装置100と、アドレス生成装置100
の出力を入力とするcos/sin関数に近似した近似関数を
生成するcos/sin近似関数生成装置200/300と、アドレス
生成装置100の出力を入力としcos/sin近似関数生成装置
200/300で生成された近似関数とcos関数/sin関数との誤
差を記憶したcos/sin誤差記憶装置250/350と、cos/sin
近似関数生成装置200/300の出力とcos/sin誤差記憶装置
250/350の出力を加算する加算装置400/450と、角度入力
θにより制御されるデータ入れ替え装置500と、角度入
力θにより制御される符号反転制御装置600/650を備
え、符号反転制御装置600/650の出力を出力データとす
る三角関数生成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号処
理で用いる三角関数生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の発展に伴い、通信分
野や画像処理分野における処理は、従来のアナログ信号
処理からディジタル信号処理へと移行してきている。そ
の中でも、ディジタル放送受信用の復調器を構成する自
動周波数制御装置や、位相誤差除去装置など、信号の座
標回転処理を必要とするもの、また画像処理における座
標軸変換や、図形の座標回転処理等、三角関数を必要と
する処理は多い。そこで、実用化のためには、これらの
三角関数生成装置を小規模化し、低コスト化をはかるこ
とが重要な課題となっている。
【0003】三角関数生成装置の一例として、特開平8-
292201号公報に記載されたものが知られている。該公報
記載の三角関数生成装置では、象現によってROMの読み
出し方を制御するためのアドレス入力反転制御回路と、
1象現分の関数データを記憶させたROMと、ROMから読み
出したデータをcos関数データとするか、もしくはsin関
数データとするかを選択するsin,cos分離回路と、を備
える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、関数値の精度を上げるに従い関数データ
を記憶させておくためのROMの回路規模が増大し、それ
に伴い消費電力も増大するという問題点を有していた。
さらに、cos関数とsin関数を同時に求める必要がある場
合は、それぞれに対応するROMを用意する必要があるた
め、さらに回路規模が増大するという問題を有してい
た。
【0005】そこで、本発明は、容易に演算器で生成で
きる直線関数、もしくは折れ線関数により、cos関数とs
in関数を近似し、その近似誤差分のみをROMに記憶する
ことにより、記憶しておくべき関数データの絶対値を縮
小することができる点に新たに着目し、ROMに必要とさ
れるビット幅を縮小することで回路規模の縮小を実現で
きる三角関数生成装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】さらに、cos関数またはsin関数のどちらか
一方だけでなく、cos関数とsin関数を同時に生成する必
要がある場合でも、0〜π/4の角度の範囲のcos関数の
誤差分と、sin関数の誤差分とをともに記憶するだけで
実現できる三角関数生成装置を提供することを目的とし
ている。このように、本発明は、上記問題点に鑑み、そ
の目的は、小規模な三角関数生成装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明(請求項1)にかかる三角関数生成装置は、
nを0から7までの整数とし、任意の角度入力θに対し
て、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
範囲内で一意に決まる特定のアドレスを生成するアドレ
ス生成装置と、前記アドレス生成装置の出力を入力と
し、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
範囲のcos関数に近似した近似関数を生成するcos近似関
数生成装置と、前記アドレス生成装置の出力を入力と
し、前記cos近似関数生成装置で生成される近似関数とc
os関数との誤差を、(n・π/4)〜((n+1)・π/
4)ラジアンの範囲で記憶しており、上記入力に対応し
て上記誤差を出力するcos誤差記憶装置と、前記アドレ
ス生成装置の出力を入力とし、(n・π/4)〜((n
+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似した近
似関数を生成するsin近似関数生成装置と、前記アドレ
ス生成装置の出力を入力とし、前記sin近似関数生成装
置で生成された近似関数とsin関数との誤差を、(n・
π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲で記憶
しており、上記入力に対応して上記誤差を出力するsin
誤差記憶装置と、前記cos近似関数生成装置の出力と、
前記cos誤差記憶装置の出力とを加算する第1の加算装置
と、前記sin近似関数生成装置の出力と、前記sin誤差記
憶装置の出力とを加算する第2の加算装置と、、前記第1
の加算装置の出力と、前記第2の加算装置の出力とを入
力とし、そのいずれの出力を出力するかを、前記角度入
力θとcos関数/sin関数選択信号によって制御するデー
タ選択装置と、上記データ選択装置の出力の、符号反転
制御を行う符号反転制御装置とを備えた、ことを特徴と
するものである。
【0008】本発明(請求項2)にかかる三角関数生成装
置は、nを0から7までの整数とし、任意の角度入力θ
に対して、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジ
アンの範囲内で一意に決まる特定のアドレスを生成する
アドレス生成装置と、前記アドレス生成装置の出力を入
力とし、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジア
ンの範囲のcos関数に近似した近似関数を生成するcos近
似関数生成装置と、前記アドレス生成装置の出力を入力
とし、前記cos近似関数生成装置で生成された近似関数
とcos関数との誤差を、(n・π/4)〜((n+1)・
π/4)ラジアンの範囲で記憶しており、上記入力に対
応して上記誤差を出力するcos誤差記憶装置と、前記ア
ドレス生成装置の出力を入力とし、(n・π/4)〜
((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似
した近似関数を生成するsin近似関数生成装置と、前記
アドレス生成装置の出力を入力とし、前記sin近似関数
生成装置で生成された近似関数とsin関数との誤差を、
(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲
で記憶しており、上記入力に対応して上記誤差を出力す
るsin誤差記憶装置と、前記cos近似関数生成装置の出力
と、前記cos誤差記憶装置の出力とを加算する第1の加算
装置と、前記sin近似関数生成装置の出力と、前記sin誤
差記憶装置の出力とを加算する第2の加算装置と、前記
第1の加算装置の出力と、前記第1の加算装置の出力と、
前記第2の加算装置の出力とを入力とし、そのいずれの
出力を出力するかを、前記角度入力θとcos関数/sin関
数選択信号によって制御するデータ選択装置と、上記デ
ータ選択装置の出力の、符号反転制御を行う符号反転制
御装置とを備えた、ことを特徴とするものである。
【0009】本発明(請求項3)にかかる三角関数生成装
置は、請求項1または請求項2記載の三角関数生成装置に
おいて、前記cos近似関数生成装置を、(n・π/4)〜
((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数に近似
した直線関数を生成するcos近似直線関数生成装置で実
現してなる、ものである。
【0010】本発明(請求項4)にかかる三角関数生成装
置は 請求項1または請求項2記載の三角関数生成装置に
おいて、前記cos近似関数生成装置を、(n・π/4)〜
((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数に近似
した2本以上の線分で構成された折れ線関数を生成する
cos近似折れ線関数生成装置で実現してなる、ものであ
る。
【0011】本発明(請求項5)にかかる三角関数生成装
置は、請求項1または請求項2記載の三角関数生成装置に
おいて、前記sin近似関数生成装置を、(n・π/4)〜
((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似
した直線関数を生成するsin近似直線関数生成装置で実
現してなる、ものである。
【0012】本発明(請求項6)にかかる三角関数生成装
置は、請求項1または請求項2記載の三角関数生成装置に
おいて、前記sin近似関数生成装置を、(n・π/4)〜
((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似
した2本以上の線分で構成された折れ線関数を生成する
sin近似折れ線関数生成装置で実現してなる、ものであ
る。
【0013】本発明は、上記した構成によって、cos/si
n関数を、cos/sin近似関数生成装置の出力と、近似によ
り発生した誤差分のみを記憶するcos/sin誤差記憶装置
の出力との加算で実現することにより、記憶しておくべ
き関数データの絶対値を縮小することができ、関数デー
タの記憶のために必要とされる記憶装置の回路規模を削
減することとなる。
【0014】また、本発明は、上記した構成によって、
cos/sin近似関数を1つの近似直線関数もしくは、2本
以上の線分で構成された近似折れ線関数で構成すること
により、簡単な構成の演算器で、cos/sin近似関数生成
装置を実現することができ、近似関数生成装置の回路規
模を削減することとなる。
【0015】さらに、本発明は、上記した構成によっ
て、cos関数またはsin関数のどちらか一方だけでなく、
cos関数とsin関数を同時に生成する必要がある場合で
も、0〜π/4の角度の範囲のcos関数の誤差分と、sin関
数の誤差分とを記憶した誤差記憶装置を、それぞれ1つ
用いるだけで、時分割多重の必要なく実現することがで
きることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態による三
角関数生成装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による三角関数生成装置の構成図である。図1におい
て、100は入力データである角度θに対して、0〜π/4ラ
ジアンの範囲において対応するアドレスを生成するアド
レス生成装置、200はアドレス生成装置100の出力である
アドレスを入力として、0〜π/4ラジアンの範囲におい
てcos関数に近似した直線関数を生成するcos近似直線関
数生成装置、250はアドレス生成装置100の出力であるア
ドレスを入力として、0〜π/4ラジアンの範囲においてc
os関数とcos近似直線関数との誤差成分を格納するcos誤
差記憶装置、300はアドレス生成装置100の出力であるア
ドレスを入力として、0〜π/4ラジアンの範囲においてs
in関数に近似した直線関数を生成するsin近似直線関数
生成装置、350はアドレス生成装置100の出力であるアド
レスを入力として、0〜π/4ラジアンの範囲においてsin
関数とsin近似直線関数との誤差成分を格納するsin誤差
記憶装置、400はcos近似直線関数生成装置200の出力
と、cos誤差記憶装置250の出力とを加算する加算装置、
450はsin近似直線関数生成装置300の出力とsin誤差記憶
装置350の出力を加算する加算装置、500は加算装置400
の出力と、加算装置450の出力とを入力として、それら
を角度入力θによって入れ替え制御するデータ入れ替え
装置、600はデータ入れ替え装置500のcos関数側出力を
入力として、角度入力θによって符号の反転制御を行う
符号反転制御装置、650はデータ入れ替え装置500のsin
関数側出力を入力として、角度入力θによって符号の反
転制御を行う符号反転制御装置、700はデータ入れ替え
装置500と、符号反転制御装置600と、符号反転制御装置
650とによって構成されるデータ入れ替え符号反転制御
装置である。
【0018】以上のように構成された本実施の形態1の
三角関数生成装置について、図1および図2を用いて動作
について説明する。入力された角度θは、アドレス生成
装置100へ入力される。アドレス生成装置100では、上記
入力された任意の角度θを、これに対応する、読み出す
べき0〜π/4ラジアンの範囲を表すアドレスに変換す
る。
【0019】cos近似直線関数生成装置200は、このアド
レスにおけるcos関数を近似するcos近似直線関数値を演
算し、出力する。cos誤差記憶装置250は、このアドレス
におけるcos関数値と、cos近似直線関数の誤差分とを読
み出し、出力する。加算装置400は、cos近似直線関数生
成装置200の出力であるcos近似直線関数値と、cos誤差
記憶装置250の出力である誤差分とを加算することによ
り、正確なcos関数値を演算し、出力する。
【0020】また、sin近似直線関数生成装置300は、こ
のアドレスにおけるsin関数を近似するsin近似直線関数
値を演算し、出力する。sin誤差記憶装置350は、このア
ドレスにおけるsin関数値と、sin近似直線関数の誤差分
とを読み出し、出力する。加算装置450は、sin近似直線
関数生成装置300の出力であるsin近似直線関数値と、si
n誤差記憶装置350の出力である誤差分とを加算すること
により、正確なsin関数値を演算し、出力する。
【0021】データ入れ替え装置500は、入力された角
度θによって、加算装置400の出力と、加算装置450の出
力のそれぞれを、それぞれcos関数側出力と、sin関数側
出力のいずれへ出力するかを選択する。符号反転制御装
置600は、入力された角度θによって、データ入れ替え
装置500のcos関数側出力の、符号の反転制御を行い、co
s関数値として出力する。符号反転制御装置650は、入力
された角度θによって、データ入れ替え装置500のsin関
数側出力の、符号の反転制御を行い、sin関数値として
出力する。
【0022】つまり、上記cos近似直線関数生成装置20
0、cos誤差記憶装置250、sin近似直線関数生成装置30
0、sin誤差記憶装置350、加算装置400、及び加算装置45
0によって、0〜π/4ラジアンの範囲のcos関数値と、sin
関数値とを演算し、アドレス生成装置100、データ入れ
替え装置500、符号反転制御装置600、及び符号反転制御
装置650によって、0〜π/4ラジアンの範囲のcos関数値
と、sin関数値とから、任意の角度θにおけるcos関数値
と、sin関数値とを演算する。
【0023】図2に、cos/sin関数と近似直線関数の例を
示す。cos近似直線関数は、cos関数に少なくとも1つの
接点をもち、cos関数誤差分の絶対値の最大値が小さく
なるように、傾きや切片を選択する。同様に、sin近似
直線関数は、sin関数に少なくとも1つの接点をもち、si
n関数誤差分の絶対値の最大値が小さくなるように、傾
きや切片を選択する。このようにすることで、cos誤差
記憶装置、およびsin誤差記憶装置の回路規模を最小に
することができる。
【0024】以上のように、本実施の形態1によれば、
近似関数値を生成するcos/sin近似直線関数生成装置200
/300と、近似関数による誤差分を記憶するcos/sin誤差
記憶装置250/350とを設け、それぞれの出力を加算装置4
00/450で加算することにより、cos/sin関数生成装置に
おける、関数データ記憶装置の回路規模を縮小すること
ができる。さらに、cos関数と、sin関数とを同時に出力
する場合、0〜π/4ラジアンの範囲のcos関数と、sin関
数とを同時に演算できることで、記憶装置のアドレスと
しては、従来の1/2にすることができ、三角関数生成装
置の回路規模を縮小することができる。
【0025】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実施
の形態による三角関数生成装置の構成図である。図3に
おいて、100は入力データである角度θに対し、0〜π/4
ラジアンの範囲において、対応するアドレスを生成する
アドレス生成装置、210はアドレス生成装置100の出力で
あるアドレスを入力として、0〜π/4ラジアンの範囲に
おいて、cos関数に近似した折れ線関数を生成するcos近
似折れ線関数生成装置、250はアドレス生成装置100の出
力であるアドレスを入力として、0〜π/4ラジアンの範
囲において、cos関数とcos近似折れ線関数との誤差成分
を格納するcos誤差記憶装置、310はアドレス生成装置10
0の出力であるアドレスを入力として、0〜π/4ラジアン
の範囲においてsin関数に近似した折れ線関数を生成す
るsin近似折れ線関数生成装置、350はアドレス生成装置
100の出力であるアドレスを入力として、0〜π/4ラジア
ンの範囲において、sin関数とsin近似折れ線関数との誤
差成分を格納するsin誤差記憶装置、400はcos近似折れ
線関数生成装置210の出力と、cos誤差記憶装置250の出
力とを加算する加算装置、450はsin近似折れ線関数生成
装置310の出力と、sin誤差記憶装置350の出力とを加算
する加算装置、510は加算装置400の出力と、加算装置45
0の出力とを入力として、それらを角度入力θと、cos関
数/sin関数選択信号とによって選択制御するデータ選択
装置、610はデータ選択装置510の出力を入力として、角
度入力θと、cos関数/sin関数選択信号とによって、符
号の反転制御を行う符号反転制御装置、710はデータ選
択装置510と、符号反転制御装置610とによって構成され
るデータ選択制御装置である。
【0026】以上のように構成された三角関数生成装置
について、以下、図3と図4を用いて動作を説明する。入
力された角度θは、アドレス生成装置100へ入力され
る。アドレス生成装置100では、任意の角度θを、これ
に対応する、読み出すべき0〜π/4ラジアンの範囲を表
すアドレスに変換する。
【0027】cos近似折れ線関数生成装置210は、このア
ドレスにおけるcos関数を近似するcos近似折れ線関数値
を演算し、出力する。cos誤差記憶装置250は、このアド
レスにおけるcos関数値と、cos近似折れ線関数との誤差
分を読み出し、出力する。
【0028】加算装置400は、cos近似折れ線関数生成装
置210の出力であるcos近似折れ線関数値と、cos誤差記
憶装置250の出力である誤差分とを加算することによ
り、正確なcos関数値を演算し、出力する。また、sin近
似折れ線関数生成装置310は、このアドレスにおけるsin
関数を近似するsin近似折れ線関数値を演算し、出力す
る。また、sin誤差記憶装置350は、このアドレスにおけ
るsin関数値と、sin近似折れ線関数の誤差分とを読み出
し、出力する。加算装置450は、sin近似折れ線関数生成
装置310の出力であるsin近似折れ線関数値と、sin誤差
記憶装置350の出力である誤差分とを加算することによ
り、正確なsin関数値を演算し、出力する。
【0029】データ選択装置510は、入力された角度θ
と、cos関数/sin関数選択信号とによって、加算装置400
の出力と、加算装置450の出力とを選択し、出力する。
符号反転制御装置610は、データ選択装置510の出力を入
力とし、入力された角度θと、cos関数/sin関数選択信
号とによって、符号の反転制御を行い、出力する。
【0030】つまり、cos近似折れ線関数生成装置210、
cos誤差記憶装置250、sin近似折れ線関数生成装置310、
sin誤差記憶装置350、加算装置400、加算装置450によっ
て0〜π/4ラジアンの範囲のcos関数値と、sin関数値と
を演算し、アドレス生成装置100、データ選択装置510、
符号反転制御装置610によって、0〜π/4ラジアンの範囲
のcos関数値、もしくはsin関数値から、任意の角度θに
おけるcos関数値、もしくはsin関数値を演算する。
【0031】図4に、cos/sin関数と近似折れ線関数の例
を示す。cos近似折れ線関数を構成する複数の線分は、
それぞれcos関数に少なくとも1つの接点をもち、cos関
数誤差分の絶対値の最大値が小さくなるように各線分を
選択する。同様に、sin近似折れ線関数を構成する複数
の線分はそれぞれsin関数に少なくとも1つの接点をも
ち、sin関数誤差分の絶対値の最大値が小さくなるよう
に各線分を選択する。このようにすることで、cos誤差
記憶装置、およびsin誤差記憶装置の回路規模を最小に
することができる。
【0032】以上のように本実施の形態2によれば、近
似関数値を生成するcos/sin近似折れ線関数生成装置210
/310と、近似関数による誤差分を記憶するcos/sin誤差
記憶装置250/350とを設け、それぞれの出力を加算装置4
00/450で加算することにより、cos/sin関数生成装置に
おける関数データ記憶装置の回路規模を、近似の精度が
上がった分だけ、実施の形態1に比べて縮小することが
できる。なお、上記実施の形態1, 2においては、cos誤
差記憶装置と、sin誤差記憶装置とをROMを用いて構成し
たが、これらは、RAMもしくはレジスタを用いて構成し
てもよい。
【0033】また、上記実施の形態2において、cos近似
関数生成装置と、sin近似関数生成装置とを、それぞれ
2本の線分で構成された折れ線関数としたが、この2本
の線分の接続は、接続点において連続でなくてもよい。
さらに、3本以上の線分で構成されている場合も、同様
に線分の接続点において連続でなくてもよい。
【0034】また、上記実施の形態1, 2において、cos
近似関数生成装置と、sin近似関数生成装置とを用いた
構成としたが、cos近似関数と、sin近似関数とを共に生
成することができ、かつその出力を選択信号によって切
り替えて時分割多重化を行ない、出力する1つの近似関
数生成装置を有する構成としてもよい。
【0035】また、上記実施の形態1, 2において、cos
近似関数生成装置とsin近似関数生成装置に用いた近似
関数の折れ線の数は、それぞれ同じ数で構成したが、co
s近似関数と、sin近似関数とが、異なる折れ線の数で構
成された近似関数を用いてもよい。
【0036】また、上記実施の形態1, 2において、cos
近似関数生成装置を直線関数、もしくは折れ線関数で近
似したが、近似関数として1−θ2/2を用いてもよい。
【0037】また、上記実施の形態1において、データ
入れ替え装置の後に、符号反転制御装置を配置したが、
両者の配置は、これを逆に入れ替えてもよい。
【0038】また、上記実施の形態2において、データ
選択装置の後に、符号反転制御装置を配置したが、両者
の配置は、これを逆に入れ替えてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる三角関数発
生装置によれば、アドレス生成装置と、cos関数に近似
した近似関数を生成するcos近似関数生成装置と、cos誤
差記憶装置と、sin関数に近似した近似関数を生成するs
in近似関数生成装置と、sin誤差記憶装置と、cos近似関
数生成装置の出力とcos誤差記憶装置の出力とを加算す
る第1の加算装置と、sin近似関数生成装置の出力とsin
誤差記憶装置の出力とを加算する第2の加算装置とを備
えたものとしたので、記憶しておくべき関数データの絶
対値を縮小することができ、関数データの記憶のために
必要とされる記憶装置の回路規模を削減することができ
る効果が得られる。
【0040】また、本発明にかかる三角関数発生装置に
よれば、cos/sin近似関数を1つの近似直線関数、もし
くは2本以上の線分で構成された近似折れ線関数で構成
することにより、簡単な構成の演算器で、cos/sin近似
関数生成装置を実現することができ、近似関数生成装置
の回路規模を削減することができる。
【0041】さらに、本発明にかかる三角関数発生装置
によれば、cos関数またはsin関数のどちらか一方だけで
なく、cos関数とsin関数とを同時に生成する必要がある
場合でも、0〜π/4の角度の範囲のcos関数の誤差分、
あるいはsin関数の誤差分を記憶した誤差記憶装置をそ
れぞれ1つ用いるだけで、時分割多重の必要なく、装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による三角関数生成装置
の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における近似関数の例で
ある。
【図3】本発明の実施の形態2による三角関数生成装置
の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2における近似関数の例で
ある。
【符号の説明】
100 アドレス生成装置 200 cos近似直線関数生成装置 210 cos近似折れ線関数生成装置 250 cos誤差記憶装置 300 sin近似直線関数生成装置 310 sin近似折れ線関数生成装置 350 sin誤差記憶装置 400、450 加算装置 500 データ入れ替え装置 510 データ選択装置 600、610、650 符号反転制御装置 700 データ入れ替え制御装置 710 データ選択制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nを0から7までの整数とし、任意の角
    度入力θに対して、(n・π/4)〜((n+1)・π/
    4)ラジアンの範囲内で一意に決まる特定のアドレスを
    生成するアドレス生成装置と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、(n・π/
    4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数
    に近似した近似関数を生成するcos近似関数生成装置
    と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、前記cos近似
    関数生成装置で生成される近似関数とcos関数との誤差
    を、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
    範囲で記憶しており、上記入力に対応して上記誤差を出
    力するcos誤差記憶装置と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、(n・π/
    4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数
    に近似した近似関数を生成するsin近似関数生成装置
    と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、前記sin近似
    関数生成装置で生成された近似関数とsin関数との誤差
    を、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
    範囲で記憶しており、上記入力に対応して上記誤差を出
    力するsin誤差記憶装置と、 前記cos近似関数生成装置の出力と、前記cos誤差記憶装
    置の出力とを加算する第1の加算装置と、 前記sin近似関数生成装置の出力と、前記sin誤差記憶装
    置の出力とを加算する第2の加算装置と、 前記第1の加算装置の出力と前記第2の加算装置の出力と
    を入力とし、上記第1,第2の加算装置の出力をそれぞれc
    os関数側出力,sin関数側出力に出力する状態と、上記第
    1, 第2の加算装置の出力をそれぞれsin関数側出力, cos
    関数側出力に出力する状態とを、切り替えるデータ入れ
    替え制御装置と、 上記データ入れ替え制御装置の各々の出力の、符号反転
    制御を行う第1,第2の符号反転制御装置とを備えた、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
  2. 【請求項2】 nを0から7までの整数とし、任意の角
    度入力θに対して、(n・π/4)〜((n+1)・π/
    4)ラジアンの範囲内で一意に決まる特定のアドレスを
    生成するアドレス生成装置と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、(n・π/
    4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数
    に近似した近似関数を生成するcos近似関数生成装置
    と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、前記cos近似
    関数生成装置で生成された近似関数とcos関数との誤差
    を、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
    範囲で記憶しており、上記入力に対応して上記誤差を出
    力するcos誤差記憶装置と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、(n・π/
    4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数
    に近似した近似関数を生成するsin近似関数生成装置
    と、 前記アドレス生成装置の出力を入力とし、前記sin近似
    関数生成装置で生成された近似関数とsin関数との誤差
    を、(n・π/4)〜((n+1)・π/4)ラジアンの
    範囲で記憶しており、上記入力に対応して上記誤差を出
    力するsin誤差記憶装置と、 前記cos近似関数生成装置の出力と、前記cos誤差記憶装
    置の出力とを加算する第1の加算装置と、 前記sin近似関数生成装置の出力と、前記sin誤差記憶装
    置の出力とを加算する第2の加算装置と、 前記第1の加算装置の出力と、前記第2の加算装置の出力
    とを入力とし、そのいずれの出力を出力するかを、前記
    角度入力θとcos関数/sin関数選択信号によって制御す
    るデータ選択装置と、 上記データ選択装置の出力の、符号反転制御を行う符号
    反転制御装置とを備えた、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の三角関数生
    成装置において、 前記cos近似関数生成装置を、(n・π/4)〜((n+
    1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数に近似した直線
    関数を生成するcos近似直線関数生成装置で実現してな
    る、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の三角関数生
    成装置において、 前記cos近似関数生成装置を、(n・π/4)〜((n+
    1)・π/4)ラジアンの範囲のcos関数に近似した2本
    以上の線分で構成された折れ線関数を生成するcos近似
    折れ線関数生成装置で実現してなる、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の三角関数生
    成装置において、 前記sin近似関数生成装置を、(n・π/4)〜((n+
    1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似した直線
    関数を生成するsin近似直線関数生成装置で実現してな
    る、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の三角関数生
    成装置において、 前記sin近似関数生成装置を、(n・π/4)〜((n+
    1)・π/4)ラジアンの範囲のsin関数に近似した2本
    以上の線分で構成された折れ線関数を生成するsin近似
    折れ線関数生成装置で実現してなる、 ことを特徴とする三角関数生成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506638A (ja) * 2012-01-18 2015-03-02 クアルコム,インコーポレイテッド 高精度sin−cos波および周波数発生器、ならびに関連システムおよび方法
CN111831257A (zh) * 2020-06-29 2020-10-27 湖南毂梁微电子有限公司 一种用于计算正弦或余弦函数的实现方法及装置
JP2021009555A (ja) * 2019-07-01 2021-01-28 ラピスセミコンダクタ株式会社 三角関数演算装置

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JP7262028B2 (ja) 2019-07-01 2023-04-21 ラピスセミコンダクタ株式会社 三角関数演算装置
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