JP2001208232A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2001208232A
JP2001208232A JP2000017440A JP2000017440A JP2001208232A JP 2001208232 A JP2001208232 A JP 2001208232A JP 2000017440 A JP2000017440 A JP 2000017440A JP 2000017440 A JP2000017440 A JP 2000017440A JP 2001208232 A JP2001208232 A JP 2001208232A
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JP
Japan
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yoke
valve
resin
plunger
connector
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JP2000017440A
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English (en)
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Koichi Kitaura
幸一 北浦
Shigeki Niimi
繁樹 新実
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを下げる。 【解決手段】 電磁石部30のボビン32とコネクタ3
8とを別体とする。コネクタ38には、プランジャー3
6の復帰行程端を規定する当接面38dを設ける。この
当接面38dを形成する部分38Bの樹脂は、耐摩耗性
を持つ樹脂、例えば金属粉末入り樹脂として、当接面3
8dの耐摩耗性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、油圧回路
の作動油の流れ方向や流量等を制御するために使用され
る電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁弁としては、例えば
特開平11−118062号公報に記載されたものがあ
る。この従来装置においては、電磁石部を構成する電気
コイルを巻回する樹脂性のボビンとコネクタとが一体に
形成されている。また、電磁石部を構成するプランジャ
の軸心部位に固定したシャフトにワッシャを固定し、弁
部の弁体復帰用スプリングの力によるプランジャの行程
端を、ワッシャとシャフト用ベアリングとの当接により
規定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置は、ボビンとコネクタとを一体成形しているの
で、コネクタの位置、あるいは向き、若しくは形状だけ
が異なる多種の電磁弁を低コストで製造するには不向き
である上、ワッシャを使用して弁体復帰用スプリングの
力によるプランジャの行程端を規定しているため、低コ
スト化には不向きであると言う問題がある。
【0004】この出願の発明は、上記問題を解消した電
磁弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、請求
項1に記載したように、弁部と、この弁部の弁体に弁体
復帰用スプリングの力と対抗する推力を加える電磁石部
とからなる電磁弁において、前記電磁石部が、導電線が
樹脂製のボビンに巻回されて成る円筒状の電気コイル
と、この電気コイルを内周側に収容する円筒状の磁性材
製のケースと、前記電気コイルの軸方向両端および内周
側に位置して前記ケースと共同して磁気回路を形成する
磁性材製のヨークと、前記ヨークの内周側に配設されて
前記電気コイルへの通電時に前記ヨークとの間に発生す
る軸方向の磁気吸引力によって駆動され前記推力を出力
する磁性材製のプランジャと、前記ボビンおよび前記ヨ
ークとは別体でかつ前記ケースの一端部内に挿入され固
定される端部を有した樹脂製のコネクタとからなり、前
記コネクタは、前記プランジャの端面と対向し前記弁体
復帰用スプリングの力による前記プランジャの行程端を
規定する当接面を有しており、この当接面を形成する部
分のみが耐摩耗性を持つ樹脂にて形成されていることを
特徴とする電磁弁である。
【0006】上記の耐摩耗性を持つ樹脂は、例えば金属
粉末入り樹脂である。
【0007】かかる電磁弁は、コネクタがボビンとは別
体であるため、コネクタの位置、あるいは向き、若しく
は形状だけが異なる多種の電磁弁を製造する場合、多種
のコネクタを準備すれば足りる。従って、多種の電磁弁
の組立ラインを共通化でき、製造コストを低く抑制する
上で好都合である。また、弁体復帰用スプリングの力に
よるプランジャの行程端を、コネクタが有する当接面で
あって且つ耐摩耗性を持つ樹脂にて形成した部分によっ
て形成される当接面により規定しており、従来装置のよ
うなワッシャを用いる必要がない上、コネクタの大部分
を安価に樹脂で形成できるため、製造コストを低く抑制
する上で好都合である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この出願の発明に係る電
磁弁の構成を示す断面図であり、図2は図1の電磁石部
の拡大図である。図1及び図2に示すように、電磁弁1
0は、スプール弁型の弁部20と比例型の電磁石部30
とで構成されている。
【0009】弁部20は、スリーブ状の弁ハウジング2
1と、この弁ハウジング21内に摺動自在に嵌合され
た、弁体としてのスプール22と、このスプール22を
電磁石部30側へ付勢する弁体復帰用スプリング23と
で構成されている。弁ハウジング21は、油圧源(図示
省略)からの圧油の入口21aと、油圧アクチュエータ
(図示省略)への圧油の出口21bおよび21cと、び
リザーバ(図示省略)への圧油の排出口21dと、リザ
ーバへの連通口21eを有している。スプール22は、
筒状の樹脂製ベース部材22aと、金属製のランド部材
22b、22c、22d、22eと、鋼球22fとをイ
ンサート成形法により一体にしてなるものであり、ラン
ド部材22bとランド部材22cとの間の環状通路、ラ
ンド部材22dとランド部材22eとの間の環状通路お
よびランド部材22eの右側の室はベース部材22aの
内部通路により出口21dに常時連通している。
【0010】電磁石部30は、図1および図2に示すよ
うに、磁性材である金属からなる円筒状のケース31
と、非磁性材である樹脂からなるボビン32と、導電線
をボビン32に巻回して成る電気コイル33と、ボビン
32の左側からボビン32の左方部分の内径側にかけて
存在する、磁性材である金属からなるフロントヨーク3
4と、ボビン32の右側からボビン32の右方部分の内
径側にかけて存在する、磁性材である金属からなるリヤ
ヨーク35と、リヤヨーク35の内周側に位置する、磁
性材である金属からなる可動なプランジャー36と、こ
のプランジャー36に一体的に結合された、非磁性材で
ある金属からなるシャフト37と、電気絶縁材である樹
脂からなるコネクタ38とを有している。プランジャー
36とシャフト37の一体化物は、ヨーク34、35の
内周側に固定されたブッシュ39、40により摺動自在
に支持されている。プランジャー36の外周にはプラン
ジャー36の両端側を連通させる溝36aが形成されて
いる。
【0011】ボビン32とヨーク34、35はインサー
ト成形法により一体にされているものであり、リヤヨー
ク35の右端部には電気コイル33を形成する導電線の
両端を電気的に接続する一対の端子35aが設けられて
いる(図1及び図2には一方の端子35aのみが示され
ている)。リヤヨーク35と各端子35aとの間の電気
的絶縁は、ボビン32の樹脂材料からなる皮膜がリヤヨ
ーク35と各端子35aとの間に介在することにより達
成されている。
【0012】コネクタ38は、ケース31の右端開口部
内に挿入しかつケース31にかしめ部31aを形成する
ことによってケース31に固定される端部38aを有し
ている。コネクタ38の端部38aの小径部38bの外
周とケース31の内周との間の環状スペース41にはシ
ールリング42が配設される。このシールリング42
は、コネクタ38の端部38aの小径部38bの外周と
ケース31の内周とに圧接し、ケース31とコネクタ3
8の嵌合部の隙間を通って外部の水が浸入したり、作動
油が外部へ漏出することを防止する。
【0013】コネクタ38の内部には、リヤヨーク35
の一対の端子35aとそれぞれ電気的に接続する一対の
端子38cが、コネクタ38に対してシールされた状態
で設けられている(図1及び図2には一方の端子38c
のみが示されている)。端子35aは、端子38cを差
し込むことで電気的な接続関係が確立するように構成さ
れている。
【0014】弁ハウジング21の右端部はケース31の
左端開口部内へ挿入しかつケース31にかしめ部31b
を形成することによって固定される。弁ハウジング21
の右端部の小径部21fの外周とケース21の内周との
間の環状スペース43にはシールリング44が配設され
る。このシールリング44は、弁ハウジング21の小径
部21fの外周とケース31の内周とに圧接し、ケース
31と弁ハウジング21の嵌合部の隙間を通って外部の
水が浸入したり、作動油が外部へ漏出することを防止す
る。
【0015】更に、コネクタ38には、プランジャー3
6の反スプール側の端面と対向する当接面38dが形成
されている。この当接面38dの耐摩耗性を確保すると
ともにコネクタ38の材料費を低く抑制するため、当接
面38dを形成する部分38Bはコネクタ38の大部分
を形成する部分38Aを形成する樹脂とは材質が異なる
樹脂により形成されている。具体的には、部分38Aの
樹脂は一般的にコネクタ用樹脂として使用されているP
BTであり、部分38Bの樹脂の組成はPb(鉛)フリ
ーハンダが45体積%、PBT(ポリブチレンテレフタ
レート)が40体積%、Cu(銅)粉末が15体積%で
ある。部分38Aの樹脂の曲げ弾性係数が2200MP
aであるのに対し、部分38Bの樹脂の曲げ弾性係数は
19500MPaである。部分38Bは部分38Aと一
体に形成されている。
【0016】図1及び図2の状態は、電磁石部30の電
気コイル33に通電しない状態を示しており、弁体復帰
用スプリング23によりスプール22およびプランジャ
ー36が、スプール22の鋼球22fとシャフト37が
互いに当接しかつプランジャー36の反スプール側端が
コネクタ38の当接面38dに当接した位置に保持され
る。図1においては出口21cは排出口21dから遮断
されかつ入口21aに連通され、また出口21bは入口
21aから遮断されかつ排出口21dに連通される。
【0017】電磁石部30の電気コイル33に通電する
と、磁束がリヤヨーク35からプランジャー36を経て
フロントヨーク34へと流れ、磁気吸引力によってプラ
ンジャー36が左方向へ吸引され、シャフト37に左方
向の推力が発生し、プランジャー36、シャフト37お
よびスプール22が図1で左方向へ、シャフト37の推
力とスプリング23の力とがバランスする位置まで摺動
する。シャフト37の推力は電気コイル33に通電する
電流値に比例するので、電気コイル33の電流値を増大
させることによってプランジャー36、シャフト37お
よびスプール22が図1で左方向へ移動する。スプール
22が図1で左方向へ摺動するのに伴い、先ずは入口2
1aと出口21cとの間の通路面積が漸減すると同時に
出口21bと排出口21dとの間の通路面積が漸減し、
ついには出口21b、21cのそれぞれが入口21aお
よび排出口21dから遮断された状態となる。プランジ
ャー36、シャフト37およびスプール22が図1で左
方向へ移動すると、入口21aと出口21bとが連通す
ると共に出口21cと排出口21dが連通し、その後入
口21aと出口21bとの間の通路面積が漸増すると共
に出口21cと排出口21dの間の通路面積が漸増す
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
に係る電磁弁は、コネクタがボビンとは別体であるた
め、コネクタの位置、あるいは向き、若しくは形状だけ
が異なる多種の電磁弁を製造する場合、多種のコネクタ
を準備すれば足りる。従って、多種の電磁弁の組立ライ
ンを共通化でき、製造コストを低く抑制する上で好都合
である。また、弁体復帰用スプリングの力によるプラン
ジャの行程端を、コネクタが有する当接面であって且つ
耐摩耗性を持つ樹脂にて形成した部分によって形成され
る当接面により規定しており、従来装置のようなワッシ
ャを用いる必要がない上、コネクタの大部分を安価に樹
脂で形成できるため、製造コストを低く抑制する上で好
都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に係る電磁弁の構成を示す断面
図である。
【図2】図1の一部の拡大図である。
【符号の説明】
10・・・電磁弁 20・・・弁部 21・・・弁ハウジング 21f・・・弁ハウジングの小径部 22・・・弁体 23・・・弁体復帰用スプリング 30・・・電磁石部 31・・・ケース 32・・・ボビン 33・・・電気コイル 34・・・フロントヨーク 35・・・リヤヨーク 36・・・プランジャー 37…シャフト 38・・・コネクタ 38d・・・当接面 38B・・・金属粉末入り樹脂からなる部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁部と、この弁部の弁体に弁体復帰用ス
    プリングの力と対抗する推力を加える電磁石部とからな
    る電磁弁において、 前記電磁石部が、導電線が樹脂製のボビンに巻回されて
    成る円筒状の電気コイルと、この電気コイルを内周側に
    収容する円筒状の磁性材製のケースと、前記電気コイル
    の軸方向両端および内周側に位置して前記ケースと共同
    して磁気回路を形成する磁性材製のヨークと、前記ヨー
    クの内周側に配設されて前記電気コイルへの通電時に前
    記ヨークとの間に発生する軸方向の磁気吸引力によって
    駆動され前記推力を出力する磁性材製のプランジャと、
    前記ボビンおよび前記ヨークとは別体でかつ前記ケース
    の一端部内に挿入され固定される端部を有した樹脂製の
    コネクタとからなり、 前記コネクタは、前記プランジャの端面と対向し前記弁
    体復帰用スプリングの力による前記プランジャの行程端
    を規定する当接面を有しており、この当接面を形成する
    部分のみが耐摩耗性を持つ樹脂にて形成されていること
    を特徴とする電磁弁。
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Cited By (2)

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