JP2001207625A - 二重床構造 - Google Patents

二重床構造

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JP2001207625A
JP2001207625A JP2000017340A JP2000017340A JP2001207625A JP 2001207625 A JP2001207625 A JP 2001207625A JP 2000017340 A JP2000017340 A JP 2000017340A JP 2000017340 A JP2000017340 A JP 2000017340A JP 2001207625 A JP2001207625 A JP 2001207625A
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JP
Japan
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flat plate
floor
plate
floor structure
double
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JP2000017340A
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English (en)
Inventor
Morio Hayashi
守男 林
Yasuyuki Fukashiro
靖之 深代
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りにくい床板と、狂いの少ない雄実と雌実
を形成し、正確に連続配置していくことのできる二重床
構造を提供する。 【解決手段】 駆体床5の上に支持脚4を介して床板6
を設置する二重床構造において、床板6は3枚の平板を
積み重ねたものとし、中段の平板7をずらして端部に雄
実2と雌実3を形成し、雄実2と雌実3の結合で連続配
置を行ったことを特徴とする二重床構造1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆体床の上に支持
脚を介して床板を設置する二重床構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示す様に二重床構造の
床板6は1枚の平板からなり、切削によって端部に雄実
2と雌実3を形成し、雄実2と雌実3を結合することに
よって連続配置を行っている。
【0003】したがって、実結合することで位置合わせ
が容易となり、簡単に施工することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、単層構造の為に床板6が反りやす
いという問題があった。又、雄実2と雌実3の形成の為
に切削の手間が必要となり、切削の際には狂いが生じや
すいという問題があった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、反りにくい床板と、狂い
の少ない雄実と雌実を形成し、正確に連続配置していく
ことのできる二重床構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の二重床構造にあっては、駆体床の上に支持
脚を介して床板を設置する二重床構造において、床板は
3枚の平板を積み重ねたものとし、中段の平板をずらし
て端部に雄実と雌実を形成し、雄実と雌実の結合で連続
配置を行ってなることを特徴としている。
【0007】これにより、反りにくい床板と、狂いの少
ない雄実と雌実を形成し、正確に連続配置していく二重
床構造とすることができる。床板は3枚の複層構造とし
ている為に反りにくい。各平板は各々の別の動きをし、
全ての平板が同じ方向に動く可能性が低い為に反りにく
くなる。
【0008】又、中段の平板をずらして雄実と雌実を形
成する為に、実加工が容易で且つ正確に行える。平らな
木口面を直接切削して雄実と雌実を形成するよりも、雄
実と雌実が概寸出来上がってる状態のものを切削する方
が容易で、且つ正確に加工できる。
【0009】一般的な二重床構造は、駆体床に直接床板
を貼っていく直貼構造よりも、支持脚を有する分施工誤
差が生じやすい。本発明は施工誤差が大きくなりがちな
二重床構造に、反りにくい床板と正確な雄実と雌実を同
時に与えており、これにより二重床構造の最大の弱点を
克服している。
【0010】そして、上記二重床構造は、中段の平板と
下段の平板を、上段の平板より平面寸法において小さく
してなることが好ましい。
【0011】この場合、見栄えの良いものとすることが
できる。上段の平板は3枚の平板の中で一番大きい。一
番大きい上段の平板が、隣の床板の上段の平板に当接す
ることでお互いの位置関係が決まってくる。その際、中
段の平板と下段の平板は上段の平板よりも小さいので、
その分隙間が生じる。この隙間が床板の反り防止に役立
つ。床板が反る場合、完全に嵌合させてしまうと反りエ
ネルギーの逃げ場がなくなり、床板の当接部に変形が生
じることになる。本発明は中段の平板と下段の平板を小
さくすることで反りエネルギーの逃げ場を形成し、床板
同士の当接部が膨れ上がるのを防ぎ、良質な意匠とする
ことができる。
【0012】そして、上記二重床構造は、隣接する各平
板の主たる繊維方向が、交差するように配してなること
が好ましい。
【0013】この場合、床板が一層反りにくくなり正確
さが増す。平板の反りは主たる繊維方向に応じて起こ
る。この為、主たる繊維方向を交差するようにして配す
ることで反りにくいものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の請求項
1乃至3全てに対応する一実施の形態を示し、図1は本
発明の一実施の形態の二重床構造1を示す概略構成図で
ある。図2は同二重床構造1を示す断面図である。図3
は同二重床構造1を示す平面図である。図4は同二重床
構造1の雄実2と雌実3の結合状態を示す断面詳細図で
ある。図5は同二重床構造1の支持脚4を示す断面図で
ある。
【0015】この実施の形態の二重床構造1は、駆体床
5の上に支持脚4を介して床板6を設置する二重床構造
において、床板6は3枚の平板を積み重ねたものとし、
中段の平板7をずらして端部に雄実2と雌実3を形成
し、雄実2と雌実3の結合で連続配置を行ってなる。
【0016】又、該実施の形態の二重床構造1において
は、中段の平板7と下段の平板8を、上段の平板9より
平面寸法において小さくしてもいる。
【0017】又、該実施の形態の二重床構造1において
は、隣接する各平板の主たる繊維方向が、交差するよう
に配してもいる。
【0018】図1、2において、床板6は木質の平板3
枚からなり四隅を支持脚4で支持される。3枚の平板は
上から上段の平板9、中段の平板7、下段の平板8と
し、中段の平板7を対角方向にずらして積み重ねること
で雄実2と雌実3を形成する。対角方向にずらしたこと
で雄実2と雌実3が向かい合う位置に2組形成されるこ
とになる。これにより、連続して配置していく際に方向
の制約がなくなり都合が良い。対角方向でなく床板6の
一辺と平行にずらした場合は一方向にしか雄実と雌実の
組合わせが形成されない為に方向に制約が生じる。本実
施の形態では、対角にずらしたことにより2方向に雄実
2と雌実3の組合わせを形成し、結合方向の制約がない
二重床構造1とすることができる。
【0019】図3、4において、上段の平板9の上縁部
10には面取りを設けている。これにより連続配置の際
の見栄えを良くすることができる。面取りを施すことな
く上段の平板9を突き合わせてゆくと、微少な狂いが生
じた際にたいへん目立つこととなる。本実施の形態にお
いては、そのような狂いが生じても上段の平板9に設け
た面取りによって見栄えのよい二重床構造1とすること
ができる。
【0020】又、中段の平板7を上段の平板9よりも小
さくし、且つその端部に外向きの丸みを設けている。こ
れにより結合の際に、結合し合う中段の平板7同士で隙
間11を形成することができる。隙間11は1.5ミリ
程度としている。この隙間11は、中段の平板7が加工
誤差の為に設計寸法より大きく仕上がってしまった際の
逃げとして機能すると同時に、雌実3にゴミ等が付着し
て雌実3の有効内寸がが小さくなってしまった際の逃げ
としても機能する。つまり、実による嵌合の誤差を吸収
することができる。
【0021】加えて、本実施の形態の平板は木質である
為、木質であるがゆえに生じる平板の伸縮を吸収する機
能を併せ持つ。
【0022】又、下段の平板8も中段の平板7と同様に
上段の平板9よりも小さくしている。これによって機能
する作用効果も中段の平板7の作用効果と同じものとな
る。
【0023】又、下段の平板8は中段の平板7よりも小
さくしてもいる。
【0024】上段の平板9は厚み8ミリ、幅887ミ
リ、長さ887ミリとする。中段の平板7は厚み8ミ
リ、幅882ミリから885ミリの間、長さ882ミリ
から885ミリの間とする。下段の平板8は厚み8ミ
リ、幅882ミリから885ミリの間、長さ882ミリ
から885ミリの間とする。
【0025】又、各平板は、上段の平板9に平行合板、
中段の平板7にクロス合板、下段の平板8に平行合板を
用いてもよい。平行合板、クロス合板共に台板と表面板
からなる。平行合板の主たる繊維方向は表面板の繊維方
向が台板の繊維方向に沿ったものとし、クロス合板の主
たる繊維方向は表面板の繊維方向が台板の繊維方向と直
交したものとする。ここでは平行合板、クロス合板、平
行合板を積層させることで反りを防いでいる。反りは主
たる繊維方向に応じた向きに反るものなので、主たる繊
維方向の向きを交互に設けて積み重ねることは効果的で
ある。
【0026】又、各平板は、上段の平板9にクロス合
板、中段の平板7に平行合板、下段の平板8にクロス合
板を用いても良い。
【0027】図5においては支持脚4を示す。支持脚4
はネジ機構によるアジャスターを備え、床板6上側から
ドライバーで13ネジを回すことで高さを調節する。支
持脚4は床板6に設けた貫通孔12に納められる為、本
実施の形態のように各平板を平行合板もしくはクロス合
板とすることで貫通孔12のバリの発生を抑えることが
できる。
【0028】したがって、以上説明した二重床構造によ
ると、反りにくい床板6と、狂いの少ない雄実2と雌実
3を形成し、正確に連続配置していく二重床構造1とす
ることができる。床板6は3枚の複層構造としている為
に反りにくい。各平板は各々の別の動きをし、全ての平
板が同じ方向に動く可能性が低い為に反りにくくなる。
【0029】又、中段の平板7をずらして雄実2と雌実
3を形成する為に、実加工が容易で且つ正確に行える。
平らな木口面を直接切削して雄実2と雌実3を形成する
よりも、雄実2と雌実3が概寸出来上がってる状態のも
のを切削する方が容易で、且つ正確に加工できる。
【0030】一般的な二重床構造は、駆体床5に直接床
板6を貼っていく直貼構造よりも、支持脚4を有する分
施工誤差が生じやすい。本発明は施工誤差が大きくなり
がちな二重床構造に、反りにくい床板6と正確な雄実2
と雌実3を同時に与えており、これにより二重床構造の
最大の弱点を克服している。
【0031】又、見栄えの良いものとすることができ
る。上段の平板9は3枚の平板の中で一番大きい。一番
大きい上段の平板9が、隣の床板6の上段の平板9に当
接することでお互いの位置関係が決まってくる。その
際、中段の平板7と下段の平板8は上段の平板9よりも
小さいので、その分隙間11が生じる。この隙間11が
床板6の反り防止に役立つ。床板6が反る場合、完全に
嵌合させてしまうと反りエネルギーの逃げ場がなくな
り、床板6の当接部に変形が生じることになる。本発明
は中段の平板7と下段の平板8を小さくすることで反り
エネルギーの逃げ場を形成し、床板6同士の当接部が膨
れ上がるのを防ぎ、良質な意匠とすることができる。
【0032】又、床板6が一層反りにくくなり正確さが
増す。平板の反りは主たる繊維方向に応じて起こる。こ
の為、主たる繊維方向を交差するようにして配すること
で反りにくいものとすることができる。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、反りにくい床板と、狂いの少ない実を形成し、正確
に連続配置していく二重床構造とすることができる。
【0034】そして、請求項2記載の発明によれば、床
板同士の当接部の膨れを防ぎ、見栄えの良いものとする
ことができる。
【0035】そして、請求項3記載の発明によれば、床
板が更に反りにくくなり正確さが増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である二重床構造を示す
斜視図である。
【図2】同二重床構造を示す平面図である。
【図3】同二重床構造を示す断面図である。
【図4】同二重床構造を示す断面図詳細図である。
【図5】同二重床構造の支持脚を示す断面図詳細図であ
る。
【図6】本発明の従来例である二重床構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 二重床構造 2 雄実 3 雌実 4 支持脚 5 駆体床 6 床板 7 中段の平板 8 下段の平板 9 上段の平板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆体床の上に支持脚を介して床板を設置
    する二重床構造において、床板は3枚の平板を積み重ね
    たものとし、中段の平板をずらして端部に雄実と雌実を
    形成し、雄実と雌実の結合で連続配置を行ったことを特
    徴とする二重床構造。
  2. 【請求項2】 中段の平板と下段の平板を、上段の平板
    より平面寸法において小さくしたことを特徴とする請求
    項1記載の二重床構造。
  3. 【請求項3】 隣接する各平板の主たる繊維方向が、交
    差するように配したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項2記載の二重床構造。
JP2000017340A 2000-01-26 2000-01-26 二重床構造 Pending JP2001207625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180062A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Artrock:Kk タイルパネル
CN110924622A (zh) * 2019-12-30 2020-03-27 浙江华汇装饰工程股份有限公司 一种免钉安装的带龙骨地板系统的安装方法
JP2020097877A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社井村木工場 床下地材、床形成部材、床構造及び床構造の施工方法

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