JP2001207324A - ゴデット - Google Patents

ゴデット

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JP2001207324A
JP2001207324A JP2000377690A JP2000377690A JP2001207324A JP 2001207324 A JP2001207324 A JP 2001207324A JP 2000377690 A JP2000377690 A JP 2000377690A JP 2000377690 A JP2000377690 A JP 2000377690A JP 2001207324 A JP2001207324 A JP 2001207324A
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godet
bearing
actuator
preload
axial
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JP2000377690A
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English (en)
Inventor
Diter Cenker
ツェンカー ディーター
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Oerlikon Barmag AG
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Barmag AG
Barmag Barmer Maschinenfabrik AG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D10/00Physical treatment of artificial filaments or the like during manufacture, i.e. during a continuous production process before the filaments have been collected
    • D01D10/04Supporting filaments or the like during their treatment
    • D01D10/0436Supporting filaments or the like during their treatment while in continuous movement
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/22Stretching or tensioning, shrinking or relaxing, e.g. by use of overfeed and underfeed apparatus, or preventing stretch
    • D02J1/225Mechanical characteristics of stretching apparatus
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/005Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass by contact with at least one rotating roll
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2340/00Apparatus for treating textiles
    • F16C2340/24Godet rolls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の軸受けプレロードの、適切な運転点
からのずれが回避されるようにする。 【解決手段】 軸方向の軸受けプレロードを調整するた
めの手段がアクチュエータ6を有しており、該アクチュ
エータ6によって、軸受けプレロードが、両転がり軸受
け4.1,4.2の間で運転中に調整可能であるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融紡糸された糸
を搬送するか、延伸するかまたは熱処理するためのゴデ
ットであって、糸が案内されるゴデット外套と、駆動可
能な駆動軸とが設けられており、該駆動軸が、ゴデット
外套に結合されていて、少なくとも2つの転がり軸受け
を用いて支持体内で回転可能に支承されており、さら
に、軸方向の軸受けプレロードを両転がり軸受けの間で
調整するための手段が設けられている形式のものに関す
る。さらに、本発明は、支承部の、軸方向の軸受けプレ
ロードを調整するように、当該ゴデットを運転する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】紡績産業においてゴデットは、溶融紡糸
された糸を延伸しかつ熱処理するために使用される。た
とえばドイツ連邦共和国特許出願公開第3701077
号明細書に基づき、ゴデットの外套が、ケーシング内に
設けられた転がり軸受けに回転可能に支承された軸に結
合されていることが公知である。また、転がり軸受けが
軸方向で予負荷もしくはプレロードをかけられることも
知られている。これは、剛性的なプレロード装置によっ
てまたは圧縮ばねを用いて行われる。この場合、ばねを
用いてプレロードをかけられた支承部は、熱による軸方
向の長さ変化に基づく軸方向のプレロードの過度な増大
が回避されるという利点を有している。
【0003】通常、ゴデットには個別駆動装置が装備さ
れている。この場合、ゴデットと駆動装置とは共通の軸
に沿って配置されている。特に高速紡績においては、ゴ
デットの直径に関連して、10000rpmの回転数ま
たは14000rpmの回転数さえ発生する。
【0004】この場合、ゴデットは、転がり軸受けを用
いて片持ち式に支承される。この場合、高い回転数に加
えて付加的にゴデットが加熱された場合には、熱負荷が
支承部の耐用年数に不都合に作用する。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1973
3239号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第07
70719号明細書に基づき、より高い軸受け耐用年数
を理論的に期待させる磁気的な支承部もしくはハイブリ
ッド支承部を備えたゴデットが公知であるにもかかわら
ず、このゴデットは、支承部の複雑性がより高いことに
基づき今まで定着することができなかった。
【0006】高速の転がり軸受けにおいては特に、転動
路に沿って転動する転動体の経過プロセスのために、軸
方向のプレロードの数値が非常に重要となる。しかし、
転動体に作用する外部負荷と、回転数に関連した遠心力
と、部分的なジャイロモーメントとが変化する場合およ
び温度変化時に、軸方向のプレロードが適切な運転点で
常に維持されることを保証することができない。軸方向
の軸受けプレロードが適切な運転点からずれることによ
って、軸受け耐用年数が短縮してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ゴデ
ットの転がり支承部を改良して、軸方向の軸受けプレロ
ードの、適切な運転点からのずれが回避されるようにす
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、軸方向の軸受けプレロードを調整
するための手段がアクチュエータを有しており、該アク
チュエータによって、軸受けプレロードが、両転がり軸
受けの間で運転中に調整可能であるようにした。さら
に、前記課題を解決するために本発明の方法では、軸方
向の軸受けプレロードの調整を運転中に支承部の運転状
態に関連して行うようにした。
【0009】
【発明の効果】このような解決手段によって、支承部の
軸方向のプレロードが、最適な運転点またはその付近に
常にガイドされる。これによって、一方では軸受け耐用
年数を延長させることが可能となり、他方では軸受け
の、許容され得る回転数を増大させることが可能とな
る。
【0010】このためには、ゴデットの軸方向の力伝達
経路の内部にアクチュエータ(調整部材)が設けられて
いる。このアクチュエータは、予め設定された調整値に
関連して軸方向の軸受けプレロードに影響を与える。ア
クチュエータが、支承部の、回転しない側に取り付けら
れていて、アクチュエータの長さ変化または力変化によ
って直接にまたは弾性的な中間片を介して支承部の外レ
ースに作用すると有利である。軸方向での軸の安定性を
保証するために、有利には、一方の軸受けの外レースが
ケーシングに直接支持されており、他方の軸受けの外レ
ースが、場合によっては中間片を使用してアクチュエー
タに支持されている。
【0011】本発明による構成では、アクチュエータが
押圧力を軸受けに加えるようになっている。軸受けレー
スに力を逆方向でも加えることができるように、本発明
の変化形では、ゴデットがばねを有しており、このばね
が、アクチュエータに抗して軸受けレースに作用するよ
うになっている。
【0012】アクチュエータとして、ハイドロリック式
のまたはニューマチック式の調整部材が可能である。こ
の場合の調整値は、調整部材を負荷する圧力である。ま
た、電磁式にまたは電動モータによって操作される調整
部材も可能である。この場合の調整値は、印加される電
圧、電流もしくは電動モータによって操作される調整部
材における特定の期間のパルス列である。
【0013】有利な構成では、アクチュエータとして圧
電結晶または圧電セラミックスが使用される。圧電結晶
および圧電セラミックスはその特別な結晶構造に基づ
き、電圧の印加時に電界の影響を受けて変形する特性を
有している。この効果は、適切なクランプを維持したま
ま力を加えるために使用することができる。
【0014】圧電結晶および圧電セラミックスと比較可
能であるものは磁気ひずみ材料である。この場合、「磁
気ひずみ」とは、磁界内での強磁性材料の長さ変化のこ
とである。今日入手可能な材料では、1.5‰〜2‰ま
での範囲の伸長を獲得することができる。
【0015】調整したい軸方向のプレロードの数値は支
承部の各運転状態から得られるので、有利には、軸受け
プレロードは運転状態に関連して調整される。この運転
状態は、たとえば半径方向の軸受け負荷、温度および回
転数のような種々異なるプロセス特性値に関連してい
る。目下の軸受けプレロード検出するために、有利な構
成では、軸方向の軸受けプレロードを測定するためのセ
ンサが設けられている。
【0016】さらに有利な構成では、回転数センサ、温
度センサまたは駆動装置の、検出される電気的な出力の
ための電流センサのような、プロセスデータを検出する
ための複数のセンサが設けられている。
【0017】特に有利な構成では、ゴデットが、軸受け
プレロードをセンサの測定値に関連して制御するための
制御装置または調整するための調整装置を有している。
このためには、制御装置もしくは調整装置が前記センサ
とアクチュエータとに接続されている。
【0018】本発明によるゴデットは、軸方向の軸受け
プレロードをゴデットの運転中にかつゴデットの運転状
態に関連して調整するような方法で運転される。この場
合、ゴデットの運転状態はセンサの測定値に基づき検出
される。これは、直接測定された軸方向の軸受けプレロ
ードであってもよいし、数学的なモデルを用いて別の測
定値から間接的に検出された軸方向の軸受けプレロード
であってもよい。
【0019】軸受けプレロードを間接的に検出するため
には、ゴデット外套の回転数が特に適している。また、
半径方向の軸受け負荷を表す特性値が、軸受け形状を考
慮しつつ、電気的に測定された出力に基づき検出されて
もよい。軸受け温度は、支承部の近傍に設けられた測定
センサによって容易に検出することもできるし、半径方
向の軸受け負荷と、調整された軸方向のプレロードと、
回転数とから算出され得る軸受け損失出力を使用してな
らびに加熱されたゴデットにおいて調整される温度を使
用して間接的に推測することもできる。
【0020】こうして検出された軸方向のプレロード力
は制御回路の内部で、軸方向のプレロード力がコンスタ
ントに維持されるようにアクチュエータを制御するため
に使用される。
【0021】本発明の特に有利な改良形では、制御回路
の目標値が、プロセス特性値に関連して支承部に適合さ
れる。したがって、たとえば半径方向の軸受け負荷が僅
かであるかまたは軸受け温度が上昇した場合に軸方向の
プレロード力の目標値が低下すると有利である。軸受け
温度が上昇したと同時に生ぜしめられるプレロードの低
下は、支承部の熱的な過負荷を有効に阻止することがで
き、これによって、軸受け耐用年数を延長させることが
できる。
【0022】これとは異なり、グリース潤滑の場合に
は、軸方向のプレロードを意識的に増大させることによ
って、軸受け温度を上昇させることができる。これによ
って、グリースが軟化し、ひいてはしばしば困難にしか
使用できないグリースデポットもしくはグリースカップ
から転動路付近に潤滑オイルを解放することができる。
これによって、運転時間の、付加的な延長を達成するこ
とができる。
【0023】本発明の別の改良形では、いずれにしても
獲得されたプロセス特性値が、アクチュエータの機能な
らびに制御部の機能に固有診断を施すために使用され
る。このためには、獲得された信号が互いに比較され、
そして、妥当性チェックされる。たとえば、温度センサ
が故障していて、誤った数値を供給した場合には誤差が
発生し得る。誤差が認知されると、調整器は、ゴデット
支承部の、ミスのない運転を可能にする軸方向力が生ぜ
しめられるように制御される。軸方向のプレロードが、
アクチュエータを備えていない従来の支承部の場合に生
ぜしめられる数値に相当するように、アクチュエータが
調整されると有利である。さらに、アクチュエータがエ
ネルギを有していない場合に、ゴデット支承部の、ミス
のない運転を可能にするプレロード力が生ぜしめられる
ように、アクチュエータが設定されていると有利であ
る。この場合には、システムのエラーが検出されたとき
に、アクチュエータが簡単にオフに切り換えられれば十
分である。
【0024】本発明の改良形では、固有診断が、ゴデッ
トユニットの診断に拡張される。このためには、振動の
発生が、プロセス特性値の一時的な変化に基づき認知さ
れる。これは、たとえばゴデットユニットの共振運転点
(Resonanz−Betriebspunkt)の
場合である。この状態が認知された後、軸方向のプレロ
ードは、共振運転点を離れるように変化する。さらに、
支承部の故障は、極端なプロセスパラメータに基づき認
知することができ、オペレータまたは上位のプロセス制
御システムに報知することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0026】図1には、溶融紡糸された糸を延伸しかつ
熱処理するための、個別駆動装置を備えた本発明による
ゴデットユニットが示してある。ゴデット外套1と駆動
装置2とは共通の駆動軸3に沿って配置されている。こ
の駆動軸3は、軸受け4.1,4.2を用いて軸受けケ
ーシング5内で回転可能に支承されている。この場合、
この支承部は、ゴデットから見て、片持ち式の支承部を
成している。一般的に、2つのアンギュラ玉軸受けがO
状に配置されて使用される。この場合、両軸受け4.
1,4.2の内レースは両側で、駆動軸3としてのゴデ
ット軸に軸方向で位置決めされている。両軸受け4.
1,4.2の外レースは、それぞれ片側でのみかつ互い
に逆方向で、段部5.1,5.2によってケーシング5
に軸方向で位置決めされている。このような形式の位置
決めによって、軸方向の予負荷もしくはプレロードを両
軸受け4.1,4.2に加えることができる。このため
には、少なくとも一方の軸受け4.1と、ケーシング5
との間にアクチュエータ6が設けられている。このアク
チュエータ6が軸方向で伸長することによって、プレロ
ード力が増大するようになっている。
【0027】図2には、軸方向のプレロードに影響を与
えるための、本発明によるアクチュエータ6の使用事例
が示してある。このためには、図1に示した軸受け4.
1の組込み状態が拡大されて詳しく図示してある。軸受
け4.1の、回転する軸受けレース4.1.2は、軸段
部3.1と管3.2とによって駆動軸3に沿って軸方向
で位置決めされている。軸受け4.1の、位置固定され
たもしくは据え付けられた軸受けレース4.1.1は、
ケーシング5の段部5.1に軸方向片側で支持されてい
る。軸受け4.2(図示せず)も同様に軸方向で位置決
めされているが、しかし、ケーシング5の段部5.2で
の軸方向の位置決めは、図1ですでに説明したように逆
方向で行われている。
【0028】段部5.1と軸受けレース4.1.1との
間にはアクチュエータ6が設けられている。このアクチ
ュエータ6は、伸長時に軸受け4.1,4.2を軸方向
で互いに緊定する。
【0029】この領域では、アクチュエータ6は、管状
のスペーサ5.3を介して軸受けレース4.1.1に作
用する。スペーサ5.3は、理想的な剛性を有する管で
あってよい。しかし、スペーサ5.3は、意識的に軸方
向で弾性的に形成されていてもよいし、完全に省略され
てもよい。それぞれの構成は、使用されるアクチュエー
タタイプの要求から得られる。
【0030】アクチュエータ6は制御装置7によって制
御される。制御装置7は、回転数検出部10.1と、温
度検出部10.2と、軸受け負荷検出部10.3とから
のデータをプロセスデータ検出部10を介して受け取
る。この場合、個々のデータは直接測定されるかまたは
数学的なモデルを用いて別のプロセス値につき算出され
る。次いで、前記プロセスデータに基づき、制御装置7
でアクチュエータ6のための調整値が検出される。この
場合、アクチュエータ6は環状に形成されていてよい。
しかし、全周にわたって複数のアクチュエータを分配す
ることも可能である。また、調整距離を増大させる意味
で、2つまたはそれ以上のアクチュエータを相前後して
配置することも可能である。
【0031】図示の組込み状態ではアクチュエータ6
は、押圧力しか軸受けレース4.1.1に加えることが
できない。軸受けレース4.1.1とケーシング5との
間の摩擦力が著しく高く設定されている場合に、軸受け
4.1の軸方向のプレロード力の十分な負荷軽減を達成
するために、アクチュエータ6とは反対の側に、単数ま
たは複数のばね5.4を設けることができる。このばね
5.4は、アクチュエータ6に抗して作用しかつ軸受け
レース4.1.1をアクチュエータ6とは反対の側から
負荷する。
【0032】図2に示した組込み位置では、アクチュエ
ータ力の増大がプレロード力の増大を生ぜしめる。これ
に対して、ばね5.4はプレロード力を減少させる。し
かし、アクチュエータ6とばね5.4とを交換して配置
することも可能であり、これによって、ばね5.4がプ
レロード力を形成しかつアクチュエータ6がプレロード
力を減少させる。
【0033】図2に対して図3では、アクチュエータ6
と軸受け4.1との間の力伝達経路内にセンサ8が設け
られている。このセンサ8は、軸方向のプレロードの実
際値を測定し、調整器9.1に供給する。この調整器
9.1は測定値を目標値と比較し、ずれが生じた場合に
アクチュエータ6を制御する。目標値として、不変の調
整値が使用されてもよい。しかし、目標値を、回転数検
出部10.1と、温度検出部10.2と、軸受け負荷検
出部10.3とからプロセスデータ検出部10を介して
得られる目下のプロセスデータに関連して、目標値発生
器9.2を用いて調整することも可能である。
【0034】図4.1〜図4.3には、アクチュエータ
6の種々異なる実施例が示してある。図4.1には、圧
電結晶としての変化実施例が示してある。アクチュエー
タ6は固有の結晶6.1から成っている。この結晶6.
1はその結晶構造に基づき、電界が印加された場合に結
晶6.1の幅を変化させる特性を有している。このため
には、固有の圧電結晶6.1に導電性の接触接続部6.
2が設けられており、この接触接続部6.2に供給線路
6.3が接続されている。圧電結晶6.1を外部環境に
よる影響に対して保護するために絶縁部6.4が設けら
れている。
【0035】図4.2には、ハイドロリック式またはニ
ューマチック式に運転されるアクチュエータ6が示して
ある。ここでは、アクチュエータ6は、二重壁から成る
環状の波形管またはベローズ6.5から形成されてい
る。このベローズ6.5は、圧力媒体6.6による負荷
時にその大きさを変化させる。
【0036】図4.3には、電動モータによって運転さ
れるアクチュエータ6が示してある。電動モータによっ
て運転されるねじ山付きスピンドルユニット6.9は屈
曲レバー6.8に作用し、これによって、スピンドルの
進出時に接触プレート6.7が互いに逆方向で押圧され
るようになっている。
【0037】図5には、アクチュエータ6と、センサ8
と、調整器9.1と、目標値発生器9.2と、プロセス
データ検出部10とから成る制御回路に重畳された診断
ユニット11が示してある。このためには、個々の成分
の入力信号と出力信号とが診断ユニット11に供給され
る。これらの信号には、診断ユニット11の内部で妥当
性チェックが施される。このチェックの結果は誤差処理
ユニット12に供給される。この誤差処理ユニット12
は、誤差が生じた場合に、アクチュエータ6が、予め設
定された状態を占めるように目標値発生器9.2に影響
を与える。診断ユニット11の別の役割は、ゴデット支
承部で発生した振動を認知しかつ目標値の変更によって
排除する点にある。診断ユニット11によって認知され
た故障は引き続き報知ユニット14に転送される。
【0038】付加的なブロックとして、一時的なプレロ
ード増大部13が設けられている。このプレロード増大
部13は、上昇した軸受け温度を短時間にわたって強制
的に獲得するために、周期的な間隔を置いて目標値発生
器9.2を用いて一時的に軸方向のプレロードの目標値
を増大させる。この介入(Eingriff)も診断ユ
ニット11に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】個別駆動装置を備えた本発明によるゴデットユ
ニットを示す図である。
【図2】アクチュエータが使用されているゴデットユニ
ットの支承部の詳細と、アクチュエータに所属する制御
部とを示す図である。
【図3】アクチュエータとセンサとが使用されているゴ
デットユニットの支承部の詳細と、アクチュエータとセ
ンサとに所属する制御部とを示す図である。
【図4.1】圧電結晶として形成されたアクチュエータ
を示す図である。
【図4.2】ニューマチック式またはハイドロリック式
に運転される調整部材として形成されたアクチュエータ
を示す図である。
【図4.3】電動モータによって運転される調整部材と
して形成されたアクチュエータを示す図である。
【図5】アクチュエータと、センサと、図3に示した制
御部とに、診断ユニットと、一時的にプレロードを増大
させるためのユニットとが使用されている概略的な回路
図である。
【符号の説明】
1 ゴデット外套、 2 駆動装置、 3 駆動軸、
3.1 軸段部、 3.2 管、 4.1,4.2 軸
受け、 4.1.1,4.1.2 軸受けレース、 5
軸受けケーシング、 5.1,5.2 段部、 5.
3 スペーサ、5.4 ばね、 6 アクチュエータ、
6.1 結晶または圧電結晶、 6.2 接触接続
部、 6.3 供給線路、 6.4 絶縁部、 6.5
ベローズ、 6.6 圧力媒体、 6.7 接触プレ
ート、 6.8 屈曲レバー、6.9 ねじ山付きスピ
ンドルユニット、 7 制御装置、 8 センサ、
9.1 調整器、 9.2 目標値発生器、 10 プ
ロセスデータ検出部、 10.1 回転数検出部、 1
0.2 温度検出部、 10.3 軸受け負荷検出部、
11 診断ユニット、 12 誤差処理ユニット、
13 プレロード増大部、 14 報知ユニット

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融紡糸された糸を搬送するか、延伸す
    るかまたは熱処理するためのゴデットであって、糸が案
    内されるゴデット外套(1)と、駆動可能な駆動軸
    (3)とが設けられており、該駆動軸(3)が、ゴデッ
    ト外套(1)に結合されていて、少なくとも2つの転が
    り軸受け(4.1,4.2)を用いて支持体(5)内で
    回転可能に支承されており、さらに、軸方向の軸受けプ
    レロードを両転がり軸受け(4.1,4.2)の間で調
    整するための手段が設けられている形式のものにおい
    て、軸方向の軸受けプレロードを調整するための手段が
    アクチュエータ(6)を有しており、該アクチュエータ
    (6)によって、軸受けプレロードが、両転がり軸受け
    (4.1,4.2)の間で運転中に調整可能であること
    を特徴とする、ゴデット。
  2. 【請求項2】 アクチュエータ(6)が支持体(5)に
    配置されている、請求項1記載のゴデット。
  3. 【請求項3】 アクチュエータ(6)が、軸方向の力を
    両転がり軸受け(4.1,4.2)のうちの一方の、位
    置固定されたレース(4.1.1)に加えるようになっ
    ている、請求項2記載のゴデット。
  4. 【請求項4】 アクチュエータ(6)に抗してばね
    (5.4)が作用している、請求項3記載のゴデット。
  5. 【請求項5】 アクチュエータ(6)が、ハイドロリッ
    ク式にまたはニューマチック式に操作される調整部材で
    ある、請求項1から4までのいずれか1項記載のゴデッ
    ト。
  6. 【請求項6】 アクチュエータ(6)が、電磁式にまた
    は電動モータによって操作される調整部材である、請求
    項1から4までのいずれか1項記載のゴデット。
  7. 【請求項7】 アクチュエータ(6)が、圧電式にまた
    は磁気ひずみ式に作用する調整部材である、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載のゴデット。
  8. 【請求項8】 両転がり軸受け(4.1,4.2)の間
    で作用する軸方向の軸受けプレロードを測定するための
    センサ(8)が設けられている、請求項1から7までの
    いずれか1項記載のゴデット。
  9. 【請求項9】 プロセスデータを検出するための複数の
    手段(10.1,10.2,10.3)が設けられてい
    る、請求項1から8までのいずれか1項記載のゴデッ
    ト。
  10. 【請求項10】 軸方向の軸受けプレロードを制御する
    ための制御装置(7)または軸方向の軸受けプレロード
    を調整するための調整装置(9)が設けられている、請
    求項1から9までのいずれか1項記載のゴデット。
  11. 【請求項11】 支承部の、軸方向の軸受けプレロード
    を調整するように、請求項1から10までのいずれか1
    項記載のゴデットを運転する方法において、軸方向の軸
    受けプレロードの調整を運転中に支承部の運転状態に関
    連して行うことを特徴とする、ゴデットを運転する方
    法。
  12. 【請求項12】 支承部の運転状態をプロセスデータに
    基づき検出する、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 支承部における軸方向の軸受けプレロ
    ードをコンスタントに維持する、請求項11または12
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 軸受けプレロードの目標値をプロセス
    データに関連して調整する、請求項11から13までの
    いずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 軸方向の軸受けプレロードを軸受け温
    度または軸受け負荷に関連して調整する、請求項13記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 ゴデットの運転中に、上昇した軸受け
    温度が発生するように、軸方向の軸受けプレロードを平
    均値を用いて一時的に短時間にわたって増大させる、請
    求項11から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 測定装置と、調整装置と、制御装置と
    に、運転中に機能チェックを施す、請求項11から16
    までのいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 機能故障時に、軸方向の軸受けプレロ
    ードを不変の数値に調整する、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 測定装置と、調整装置と、制御装置と
    を振動の認知のために使用し、振動の発生時に軸方向の
    軸受けプレロードを変化させる、請求項11から18ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 発生した機能故障または振動を上位の
    プロセス制御システムまたはオペレータに報知する、請
    求項17から19までのいずれか1項記載の方法。
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