JP2000512383A - リニア駆動装置に作用する作動力を検出及び評価するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 リニア駆動装置に作用する作動力を検出及び評価するための装置を単純に構成し、高い精度を以て機能的に作動するように形成するために、リニア駆動装置の摺動部分を支持している定置の軸受け部分に作用する作動力が、磁気ひずみパワーセンサによって検出されて電子的に評価される。

Description

【発明の詳細な説明】 リニア駆動装置に作用する作動力を 検出及び評価するための装置 本発明は請求項１の上位概念に記載の、リニア駆動装置に作用する作動力、特 に引張力及び／又は押圧力を検出及び評価するための装置に関する。 本発明の課題は、このような装置を単純に構成し、機能的に申し分無くしかも 高い精度を以て作動するようにすることである。 この課題は、請求項１の特徴部に記載の構成によって解決される。 本発明の有利な構成は請求項２に記載されている。複数の磁気ひずみセンサを このように組み合わせて配置することによって、長手方向軸線に対して直交する 方向に生じる力を計測することができ、この力は、例えばスピンドル駆動装置と して形成されたリニア駆動装置の確実な運転を、特に損なうものである。 本発明による装置は、特に電動式に駆動されるリニア駆動装置の制御及び／又 は調整にも適している。 磁気ひずみパワーセンサ（ｐｏｗｅｒ ｓｅｎｓｏｒ）は自体公知なので、こ こでの詳しい説明は不要である。 以下に、本発明の一実施例を単一の図面に基づき詳 しく説明する。 第１図には、リニア駆動装置の例として、スピンドル駆動装置の断面図が概略 的に示されている。 このスピンドル駆動装置は、プラネット・ローラスピンドル駆動装置である。 このプラネット・ローラスピンドル駆動装置では、ねじ山付きロッド１が回動す ることなく、スピンドルナット２によって複数のプラネットローラ３を介して駆 動される。スピンドルナット２は、定置の電動駆動モータ４の回転子の組込み構 成部材である。 スピンドル駆動装置の定置のケーシング５内では、電動モータ４の回転子がス ピンドルナット２と共に、複数の転がり軸受け６に支承されている。これらの転 がり軸受け６の軸受外輪はそれぞれ伝動装置ケーシング５に、ほぼ相対回動不能 で長手方向シフト可能に支承されている。ねじ山付きロッド１が図示の矢印の方 向でシフトする際には、伝動装置ケーシング５に支持されている軸受外輪に、ね じ山付きロッド１の長手方向で反力が生じる。この反力は、それぞれ少なくとも １つの磁気ひずみパワーセンサ７によって検出される。これらの磁気ひずみパワ ーセンサ７は、図面では転がり軸受け６の各外輪と、半径方向のストッパとの間 で、スピンドル駆動装置ケーシング５の内部に、軸方向で作動力を検出するため に取り付けられている。 これらのパワーセンサの検出された信号は、電子的 に評価されて、スピンドル駆動装置を制御及び／又は調整するために使用される 。 このようにして、スピンドル駆動装置を停止させるか又は該スピンドル駆動装 置のトルクを減少させて、スピンドル駆動装置を作動力過負荷から防護すること が可能である。 更に、このパワーセンサを介して、スピンドル駆動装置によって作動力を大き さに関して調整して伝達することが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．リニア駆動装置に作用する作動力を検出及び評価するための装置において 、 作動力が、リニア駆動装置の摺動部分（１）の、少なくとも１つの定置の軸受 け部分（６）に作用して、この軸受け部分において、該軸受け部分（６）を作動 力に抗して支持する磁気ひずみパワーセンサ（７）によって検出及び評価される ようになっていることを特徴とする、リニア駆動装置に作用する作動力を検出及 び評価するための装置。 ２．複数のパワーセンサ（７）が、横方向負荷を検出するために定置の軸受け 部分（６）の周方向にわたって分配されて設けられている、請求項１記載の装置 。 ３．リニア駆動装置が、磁気ひずみパワーセンサの信号に関連して制御及び／ 調整されるようになっている、請求項１又は２記載の装置。