JP2001206547A - 粉粒体空気輸送システム - Google Patents

粉粒体空気輸送システム

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JP2001206547A JP2001069057A JP2001069057A JP2001206547A JP 2001206547 A JP2001206547 A JP 2001206547A JP 2001069057 A JP2001069057 A JP 2001069057A JP 2001069057 A JP2001069057 A JP 2001069057A JP 2001206547 A JP2001206547 A JP 2001206547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの供給源から複数箇所に粉粒体を空気輸送
する空気輸送システムにおいて、従来のシステムに比し
て、部品点数が少ない、構成が簡単、設備のコストが低
い、必要スペースが小さい、制御が容易、必要な輸送能
力が少ない等、各種の優れた特性を有する粉粒体空気輸
送システムを提供する。 【解決手段】粉粒体の供給源と、空気遮蔽機能を持つ粉
粒体排出手段を有する複数の粉粒体貯留タンクと、前記
供給源および全ての粉粒体貯留タンクを直列に接続した
粉粒体の空気輸送経路と、前記空気輸送経路において粉
粒体を空気輸送する輸送手段とを有することにより、前
記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の空気輸送
の技術分野に属し、詳しくは、1つの供給源から複数箇
所に粉粒体を供給する粉粒体空気輸送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、製パン工場におけるモルダやプ
ルファ等の各工程(装置)への、パン生地付着防止用の
小麦粉(いわゆる打粉)の供給等において、1つの供給
源から複数位置の捕集タンクに粉粒体を空気輸送し、か
つ、捕集タンクからの排気に含まれる粉粒体を供給源に
戻す、閉回路を構成する粉粒体の空気輸送システムが利
用されている。図3に、このような空気輸送システムの
典型的な一例の概念図を示す。
【0003】図3に示される空気輸送システム100
は、基本的に、粉粒体の供給源となる供給タンク102
および此処から粉粒体を切り出すスクリューフィーダ1
04と、粉粒体の供給先となる各位置に配置される捕集
タンクとしてのサイクロン106(106a〜106
e)と、バッグフィルタを有する捕集手段108と、ル
ーツブロワ110と、メイン配管112とを有して構成
される。
【0004】メイン配管112は、スクリューフィーダ
104と捕集手段108とを連結しており、ルーツブロ
ワ110が捕集手段108を介してメイン配管112を
吸引することにより、スクリューフィーダ104から捕
集手段108に至る粉粒体の空気輸送手段が構成され
る。また、捕集手段108の下端排出口には、ロータリ
ーバルブ114が配置される。捕集手段108におい
て、バッグフィルタによって捕集された粉粒体は、ロー
タリーバルブ114の駆動によって、例えば自由落下で
供給タンク102に投入される。これにより、供給タン
ク102から粉粒体を供給して、かつ、サイクロン10
6で捕集されなかった粉粒体を供給タンク102に戻す
閉回路が構成される。
【0005】図3に示されるように、各サイクロン10
6の空気流の導入口は、メイン配管112に設置される
分岐弁116(116a〜116d)からの分岐管に接
続され、他方、輸送空気流の排出口は、最下流のサイク
ロン106eより下流においてメイン配管112からの
分岐管に接続される。すなわち、各サイクロン106
は、メイン配管112から枝分かれするようにして、並
列に配置される。
【0006】このような空気輸送システム100におい
ては、対応する分岐弁116によってメイン配管112
と輸送先のサイクロン106とを接続することで、輸送
ラインを切り換えて、スクリューフィーダ104から捕
集手段108に至る空気輸送経路に、粉粒体を供給する
サイクロン106を組み込む。この状態で、ルーツブロ
ワ110およびスクリューフィーダ104を駆動して、
粉粒体を空気輸送することによって、目的とするサイク
ロン106に粉粒体を捕集/貯留させ、ロータリーバル
ブ118から排出する。
【0007】従来より、1つの供給源から複数の場所に
粉粒体を供給するシステムにおいては、このように、サ
イクロン106(供給先)は、メイン配管112(メイ
ンとなる配管)から分岐した状態で、並列で接続、設置
される。そのため、配管が複雑で、しかも、部品点数が
多くなってしまい、大きな設置スペース(特に、高さ方
向)が必要な上に、設備のコストが高くなってしまう。
しかも、粉粒体を供給する際には、目的とするサイクロ
ン106(供給先)に応じて分岐弁116を駆動して、
ラインの切り換えを行う必要があり、制御が複雑になっ
てしまう。
【0008】また、前述のように、空気輸送システム1
00は、分岐弁116で輸送ラインを切り換えて、目的
とするサイクロン106に粉粒体を供給するものであ
り、また、それが故に、複数のサイクロン106に同時
に粉粒体を供給することはできない。そのため、サイク
ロン106の数が多い場合に、ライン切り換え等を考慮
すると、全てのサイクロン106に過不足無く粉粒体を
供給するためには、消費される量の150%〜200%
の供給能力が必要となり、ランニングコストやエネルギ
消費の点でも無駄が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、1つの供給源
から複数の供給先に粉粒体を空気輸送する粉粒体の空気
輸送システムにおいて、メイン配管から分岐して並列で
供給先を接続し、分岐弁でライン切換を行って目的供給
先に粉粒体を輸送する従来のシステムに比して、部品点
数が少ない、構成が簡単、設備のコストが低い、小さい
スペースでも容易に設置できる、制御が容易、必要な輸
送能力が少なくランニングコストやエネルギ消費が少な
い等、各種の優れた特性を有する粉粒体空気輸送システ
ムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、粉粒体の供給源と、空気遮蔽機能を持つ
粉粒体排出手段を有する複数の粉粒体貯留タンクと、前
記供給源および全ての粉粒体貯留タンクを直列に接続し
た粉粒体の空気輸送経路と、前記空気輸送経路において
粉粒体を空気輸送する輸送手段とを有することを特徴と
する粉粒体空気輸送システムを提供する。
【0011】このような本発明の粉粒体空気輸送システ
ムにおいて、前記粉粒体貯留タンクがサイクロン形式の
貯留タンクであるのが好ましく、また、前記空気輸送経
路の最下流の粉粒体貯留タンクよりも下流に輸送空気流
中に含まれる粉粒体を捕集する捕集手段が配置され、か
つ、この捕集手段が捕集した粉粒体を前記供給源に戻す
手段を有するのが好ましく、また、規定量の粉粒体が収
容されているか否か検出するセンサが、全ての前記粉粒
体貯留タンクに配置されており、各センサによる検出に
応じて、粉粒体の収容量が前記規定量以下となった粉粒
体貯留タンクが1つ検出された時点で前記輸送手段の駆
動を開始し、その後、全ての粉粒体貯留タンクの粉粒体
の収容量が前記規定量以上になったことが検出された時
点で前記輸送手段の駆動を停止するのが好ましく、さら
に、前記粉粒体貯留タンクの粉粒体排出手段が、粉粒体
の定量切り出し機能を有するのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粉粒体空気輸送シ
ステムについて、添付の図面に示される好適実施例を基
に、詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の粉粒体空気輸送システムの
一例の概念図を示す。図示例の粉粒体空気輸送システム
10(以下、輸送システム10とする)は、基本的に、
粉粒体の供給源となる供給タンク12およびスクリュー
フィーダ14と、5つの粉粒体貯留タンク16(以下、
貯留タンク16(16a〜16e)とする)と、バッグ
フィルタを有する粉粒体の捕集手段18と、ルーツブロ
ワ20と、輸送ライン22とを有して構成される。各貯
留タンク16の下端の排出口には、ロータリーバルブ2
4(24a〜24e)が配置され、また、捕集手段18
の下端の排出口にはロータリーバルブ26が配置され
る。
【0014】図示例においては、輸送ライン22が、ス
クリューフィーダ14〜全ての貯留タンク16〜捕集手
段18を直列で一筆書き的に接続して、粉粒体の空気輸
送経路が形成される。また、輸送ライン22の捕集手段
18と逆側の端部は、空気流を発生するための空気導入
部28となっている。
【0015】供給タンク12は、各貯留タンク16(供
給先)に供給する粉粒体を収容するものである。スクリ
ューフィーダ14も公知のもので、供給タンク12に収
容された粉粒体を定量切り出しして、輸送ライン22に
供給する。なお、スクリューフィーダ14は、後述する
制御手段32によって、駆動を制御される。本発明の輸
送システム10においては、貯留タンク16に粉粒体を
供給する際には、スクリューフィーダ14は、少なくと
も、最も粉粒体消費量が多い貯留タンク16における消
費量よりも多量の粉粒体を切り出す。
【0016】輸送ライン22において、スクリューフィ
ーダ14の輸送方向下流(以下、単に下流とする)に
は、5つの貯留タンク16が接続される。輸送ライン2
2は、スクリューフィーダ14から最上流の貯留タンク
16aの導入口34に接続され、この貯留タンク16b
の排気口36(図2参照)から、次(下流)の貯留タン
ク16bの導入口34に接続され、この貯留タンク16
bの排気口36から、次の貯留タンク16cの導入口3
4に接続され、……と、5つの貯留タンク16を直列に
接続している。本発明の輸送システム10は、このよう
に、1本の輸送ラインで複数の貯留タンク16を直列に
接続して、空気輸送によって、上流側の貯留タンク16
から、順次、粉粒体を充填していく。この点に関して
は、後に詳述する。
【0017】図2に、貯留タンク16の概略図を示す。
なお、図2において、(A)は平面図、(B)は側面図
である。図示例においては、貯留タンク16は、いわゆ
る接線型のサイクロンとなっており、下方に向かって漸
次縮径する略円筒形状を有し、導入口34は接線方向に
粉粒体を含む空気流を導入し、排気口36はタンクの上
方において軸線方向から半径方向に向かって空気流を排
出するように形成される。
【0018】粉粒体を含む空気流は、導入口34から接
線方向に導入され貯留タンク36内部で旋回して排気口
36から排出され、輸送ライン22によって次の貯留タ
ンク36(最下流の貯留タンク36eでは捕集手段1
8)に導入される。この旋回の際に、粉粒体が遠心力で
分離されて壁面から落下して、貯留される。また、貯留
タンク16に収容される粉粒体の量が限界容量(満タ
ン)となると、粉粒体を含む空気流は、この貯留タンク
16はそのまま素通り(スルー)して、次の貯留タンク
16に導入される。
【0019】前述のように、貯留タンク16の下端の排
出口38には、ロータリーバルブ24が配置されてい
る。貯留タンク16に収容された粉粒体は、ロータリー
バルブ24が駆動することによって、略定量で切り出さ
れて排出され、所定の部位に供給される。なお、必要に
応じて、貯留タンク16(ロータリーバルブ24)はか
ら排出した粉粒体を、スクリューフィーダ等によって目
的位置に搬送してもよい。
【0020】貯留タンク16(サイクロン)の形状は、
図示例に限定されないのはもちろんであり、圧損が小さ
く、かつ、捕集性能が良好な形状を、輸送する粉粒体、
輸送量、システムの設備規模、輸送先の数等に応じて、
適宜決定すればよい。また、貯留タンク16の排出口3
8に配置される排出手段も、空気遮蔽性(エアシール
性)を有するものであれば、各種のものが利用可能であ
る。なお、輸送された粉粒体の目的位置への安定供給等
を考慮すると、ロータリーバルブ24やダブルダンパ等
の定量切り出し機能を有するものが好ましい。
【0021】本発明の輸送システム10において、貯留
タンク16は、図2に示されるようなサイクロン形式に
限定はされず、フィルタを用いないものであれば、各種
の構成の粉粒体の捕集タンクが利用可能である。例え
ば、いわゆるレシーバ、バッフル、ルーバー式、旋回式
等の粉粒体捕集タンクも好適に利用可能である。しかし
ながら、後述するが、本発明においては、貯留タンク1
6で空気流から粉粒体を分離/収容すると共に、貯留タ
ンク16が限界まで粉粒体を収容した際には、粉粒体を
含む空気流がこの貯留タンク16を素通りすることによ
り、下流の貯留タンク16に、順次、粉粒体を輸送す
る。従って、貯留タンク16内においても、粉粒体の輸
送に十分な空気流が確保できる構成が好ましく、その点
で、図示例のようなサイクロン形式の貯留タンクが好ま
しい。
【0022】各貯留タンク16には、規定量の粉粒体が
収容されているか否かを検出するセンサ30(30a〜
30e)が配置される。なお、センサ30は公知の粉粒
体の検出センサを用いればよい。このセンサ30による
検出結果は、制御手段32に供給される。制御手段32
は、センサ30による検出結果に応じて、スクリューフ
ィーダ14の駆動を制御するものである。具体的には、
貯留タンク16の内、1つでも粉粒体の量が規定量を下
回った時点でスクリューフィーダ14の駆動を開始し、
全貯留タンク16の粉粒体収容量が規定量以上になった
時点で、スクリューフィーダ14の駆動を停止する。こ
の点については、後に詳述する。
【0023】センサ30によって検出する収容粉粒体の
規定量は、貯留タンク16の限界容量よりも、若干、下
方に設定する。ここで、この規定量が少ない(限界容量
のとの差が大きい)と、全貯留タンク16に規定量の粉
粒体を収容するのにかかる時間が多くなり、逆に、規定
量が多い(同差が小さい)と、スクリューフィーダ14
の駆動/停止頻度が多くなる。従って、この規定量は、
貯留タンク16の容量、輸送先(貯留タンク16)の
数、空気輸送能力等に応じて、適宜決定すればよい。
【0024】なお、貯留タンク16に収容する粉粒体量
やスクリューフィーダ14の駆動の制御は、このような
規定量の粉粒体が収納されているか否かを検出する方法
に限定はされず、各種の方法が利用可能である。例え
ば、上限レベルと下限レベルを設定して、それぞれに検
出センサを配置して制御を行ってもよく、また、後述す
る捕集手段18に至る粉粒体の量で、全ての貯留タンク
16が粉粒体で満たされたことを判定してもよい。
【0025】輸送ライン22は、最も下流の貯留タンク
16eの排出口から、捕集手段18に導入口に接続され
る。捕集手段18は、例えば、バグフィルタを用いた粉
粒体捕集タンクで、貯留タンク16で分離(捕集)され
なかった粉粒体を空気流から分離/捕集する、粉粒体の
空気輸送システムに利用される公知のものである。
【0026】捕集手段18の下端の排出口には、ロータ
リーバルブ26が配置されており、捕集手段18に収容
された粉粒体を、略定量で切り出して排出する。ここ
で、輸送システム10においては、ロータリーバルブ2
6から排出された粉粒体が、自由落下して供給タンク1
2に投入されるように構成される。図示例においては、
これにより、粉粒体が供給タンク12から出発して、供
給タンク12に戻る、閉回路を構成している。なお、ロ
ータリーバルブ26から供給タンク12に粉粒体を投入
する方法は、自由落下に限定はされず、各種のフィーダ
を利用してもよく、コンベアを利用してもよく、シュー
タを利用してもよい。
【0027】ルーツブロワ20は、捕集手段18内を、
バッグフィルタに対して輸送ライン22の接続空間と逆
の空間から排気することで、輸送ライン22を吸引す
る。これにより、スクリューフィーダ14から貯留タン
ク16を経て捕集手段18に至る空気流を発生して、輸
送ライン22における粉粒体の空気輸送を行う。
【0028】以下、輸送システム10の作用を説明する
ことにより、本発明について、より詳細に説明する。
【0029】図示例の輸送システム10においては、シ
ステムが稼働している状態では、基本的に、ルーツブロ
ワ20、各貯留タンク16のロータリバルブ24、およ
び捕集手段18のロータリーバルブ26は、常時、駆動
している。なお、本発明はこれに限定はされず、これら
の各部位は、指示入力や定められたタイミングに応じて
駆動してもよいのは、もちろんである。このような状態
から、各貯留タンク16のセンサ30によって、貯留タ
ンク16の内の1つでも、収容する粉粒体の量が規定量
以下になったことが検出され、その信号が制御手段32
に送られると、制御手段32がスクリューフィーダ14
の駆動を開始する。
【0030】スクリューフィーダ14によって切り出さ
れた粉粒体は、輸送ライン22に投入され、ルーツブロ
ワ20が発生する空気流で輸送されて、まず、最上流の
貯留タンク16aに導入される。粉粒体は、貯留タンク
16aにおいて、空気流から分離されて、捕集/収容さ
れる。貯留タンク16aが限界容量まで粉粒体を収容し
た状態になると、粉粒体は、これ以上、貯留タンク16
aには捕集されなくなる。すなわち、限界容量まで粉粒
体を収容した貯留タンク16aでは粉粒体が突き上げる
状態となってしまうため、空気流から粉粒体を分離する
ことができず、粉粒体を含む空気流は、そのまま素通り
して、次の貯留タンク16bに流入して、この貯留タン
ク16bに粉粒体が捕集/収容される。この捕集タンク
16bの限界容量まで粉粒体が収容されると、同様に、
空気流は、貯留タンク16bをそのまま素通りして、次
の貯留タンク16cに流入して、ここに粉粒体が捕集/
収容され、貯留タンク16cが限界容量となり、同様に
……と、5つの貯留タンク16全てに、粉粒体が供給さ
れる。
【0031】このようにして、各貯留タンク16のセン
サ30によって、全貯留タンク16に収容される粉粒体
の量が規定量以上になったことが検出され、制御手段3
2に送られると、制御手段32は、スクリューフィーダ
14の駆動を停止する。前述のように、貯留タンク16
のロータリーバルブ24は、常時駆動しているので、貯
留タンク16に収容された粉粒体は、常時切り出され、
収容量は減少している。従って、経時によって、再度、
1つでも収容量が規定量以下の貯留タンクが検出された
ら、制御手段32は、スクリューフィーダ14の駆動を
開始して、粉粒体の輸送/供給を行う。
【0032】また、貯留タンク16で捕集されなかった
粉粒体は、捕集手段18のバッグフィルタで捕集され、
ロータリーバルブ26によって切り出されて、逐次、供
給タンク12に戻される。
【0033】このような本発明の輸送システムによれ
ば、1箇所から複数箇所に粉粒体を輸送するシステムに
おいて、メイン配管からの分岐管や分岐弁、分岐弁の操
作手段等が不要で、従来のシステムに比して、大幅に、
部品点数の低減、配管や構成の簡略化、設備コストの低
減等を図ることができる。また、分岐弁によるライン切
換等も不要であるので、制御も大幅に簡略化できる。さ
らに、部品点数減や配管の簡略化に加え、貯留タンク1
6を直列接続することにより、設置スペース(特に高さ
方向)も大幅に少なくてすむ。さらに、本発明の輸送シ
ステム10によれば、ライン切換が不要であるので、大
きな供給能力(スクリューフィーダ14の切り出し量)
は不要であり、供給先で使用される量の110%〜12
0%程度の供給能力で十分であるので、ランニングコス
トやエネルギ消費の点でも有利である。
【0034】図示例の輸送システム10は、5つの貯留
タンク16を有するが、本発明は、これに限定はされ
ず、貯留タンク16は、4個以下でも6個以上でもよ
い。また、各貯留タンク16は、基本的に、粉粒体の消
費位置に配置されるものであるが、前述のように、本発
明の輸送システム10においては、上流側の貯留タンク
16から、順次、粉粒体が供給される。従って、粉粒体
の消費量が多い位置(工程等)に対応する貯留タンク1
6を上流にするのが好ましく、また、粉粒体の消費量が
多い位置に対応する貯留タンク16は、容量を大きくし
てもよく、また、消費量に応じて前記規定量を変えても
よい。
【0035】図示例の輸送システム10においては、吸
引(陰圧)によって粉粒体を空気輸送したが、本発明
は、これに限定はされず、圧送(陽圧)式の空気輸送で
あってもよい。この際においては、圧送式の空気輸送
は、ルーツブロワを基端側に設け、スクリューフィーダ
の代わりにロータリーフィーダを用いて粉粒体を供給
し、必要に応じて末端(捕集手段18)に補助の吸引用
ブロワを配置する、公知の方法で実現すればよい。ま
た、圧送式の空気輸送輸送を利用する場合には、粉粒体
のスムーズな排出を行うために、貯留タンク16の排出
部は逆テーパ形状とするのが好ましい。
【0036】以上、本発明の粉粒体空気輸送システムに
ついて、詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の用紙を逸脱しない範囲において、各
種の変更や改良を行ってもよいのは、もちろんである。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
粉粒体空気輸送システムは、1つの供給源から複数の供
給先に粉粒体を空気輸送するシステムにおいて、従来の
システムに比して、部品点数が少ない、構成が簡単、設
備のコストが低い、小さいスペースでも容易に設置でき
る、制御が容易、必要な輸送能力が少なくランニングコ
ストやエネルギ消費が少ない等、各種の優れた特性を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粉粒体空気輸送システムの一例の概
念図である。
【図2】 本発明の粉粒体空気輸送システムに用いられ
る貯留タンクの一例の概略図であって、(A)は平面
図、(B)は側面図である。
【図3】 従来の粉粒体空気輸送システムの一例の概念
図である。
【符号の説明】
10,100 (粉粒体空気)輸送システム 12,102 供給タンク 14,104 スクリューフィーダ 16 貯留タンク 18,108 捕集手段 20,110 ルーツブロワ 22 輸送ライン 24,26,114,118 ロータリーバルブ 28 空気導入部 30 センサ 32 制御手段 34 導入口 36 排気口 38 排出口 112 メイン配管 106 サイクロン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体の供給源と、 空気遮蔽機能を持つ粉粒体排出手段を有する複数の粉粒
    体貯留タンクと、 前記供給源および全ての粉粒体貯留タンクを直列に接続
    した粉粒体の空気輸送経路と、 前記空気輸送経路において粉粒体を空気輸送する輸送手
    段とを有することを特徴とする粉粒体空気輸送システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記粉粒体貯留タンクがサイクロン形式の
    貯留タンクである請求項1に記載の粉粒体空気輸送シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記空気輸送経路の最下流の粉粒体貯留タ
    ンクよりも下流に輸送空気流中に含まれる粉粒体を捕集
    する捕集手段が配置され、かつ、この捕集手段が捕集し
    た粉粒体を前記供給源に戻す手段を有する請求項1また
    は2に記載の粉粒体空気輸送システム。
  4. 【請求項4】規定量の粉粒体が収容されているか否か検
    出するセンサが、全ての前記粉粒体貯留タンクに配置さ
    れており、 各センサによる検出に応じて、粉粒体の収容量が前記規
    定量以下となった粉粒体貯留タンクが1つ検出された時
    点で前記輸送手段の駆動を開始し、その後、全ての粉粒
    体貯留タンクの粉粒体の収容量が前記規定量以上になっ
    たことが検出された時点で前記輸送手段の駆動を停止す
    る請求項1〜3のいずれかに記載の粉粒体空気輸送シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記粉粒体貯留タンクの粉粒体排出手段
    が、粉粒体の定量切り出し機能を有する請求項1〜4の
    いずれかに記載の粉粒体空気輸送システム。
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