JPH11334875A - 粉粒体の移送装置 - Google Patents

粉粒体の移送装置

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JPH11334875A
JPH11334875A JP13956598A JP13956598A JPH11334875A JP H11334875 A JPH11334875 A JP H11334875A JP 13956598 A JP13956598 A JP 13956598A JP 13956598 A JP13956598 A JP 13956598A JP H11334875 A JPH11334875 A JP H11334875A
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JP
Japan
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granular material
transfer pipe
transfer
pressure
rotary feeder
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Pending
Application number
JP13956598A
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English (en)
Inventor
Masaru Kondo
勝 近藤
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Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体を複数の移送先へ安定して移送するこ
とが可能であり、かつ、粉粒体の移送能力をフルに活用
して効率的な移送ができる粉粒体の移送装置を提供す
る。 【解決手段】 粉粒体2が貯蔵されているサイロ1か
ら、サイロ本体下部排出口に設けたロータリーフィーダ
ー3により粉粒体2を移送配管4内に送り出し、移送配
管4内に送り出された粉粒体2を、ルーツブロアー5に
よって供給される気体で移送する粉粒体2の移送装置に
おいて、移送配管4内の気体流量と圧力を検出し、その
検出値によりロータリーフィーダー3の回転数を制御す
る制御装置8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂の原料や
製品等の粉粒体を気力移送する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂やその製品を製造する際に、粉
末原料及び合成樹脂ペレット等の粉粒体をいったんサイ
ロに貯蔵し、その後、必要に応じて後工程に移送する作
業が行われる。このような場合、サイロに貯蔵された粉
粒体をサイロ本体下部排出口に設けたロータリーフィー
ダーで移送配管内に送り出し、ルーツブロアーによって
供給される気体で後工程に移送する装置が広く利用され
ている。
【0003】この装置を用いる場合、ルーツブロアーの
焼き付きと移送配管内の閉塞を防止する目的で、移送配
管内の圧力を検出し、検出した移送配管内の圧力が上限
圧力設定値を超えると、ルーツブロアーを停止させると
同時にロータリーフィーダーを停止させるインターロッ
クを設けるのが一般的である。
【0004】しかしながら、移送配管内の気体流速が高
すぎると必要以上の動力エネルギーを使用したり、圧力
損失の増大によりロータリーフィーダー等からの気体の
リーク量が増加して無駄(非効率)となる。一方、移送
配管内の気体流速が低すぎると、粉粒体が移送配管中で
沈降堆積して移送配管内が閉塞してしまう。また、移送
時の移送配管内の圧力が高いと、ロータリーフィーダー
等からの気体のリーク量が増加して効率的な運転ができ
ないとか、気体のリーク量の変動が大きくなるので安定
した運転ができないという問題が生じる。これらの問題
の発生を防止するため、粉粒体を移送する場合、一般的
に移送配管内が最適の気体流速と圧力になるように配慮
して行われる。
【0005】粉粒体を気力移送する場合、移送配管中で
の粉粒体の沈降堆積を防止するために、移送配管内の気
体流速は粉粒体の沈降速度より大きくする必要がある。
粉粒体の沈降速度は粉粒体と気体の種類によって変動
し、最適気体流速はこれらの種類によってほぼ決定され
る。
【0006】移送配管内の圧力は装置上の要素以外に、
移送対象物である粉粒体と移送媒体である気体の重量混
合比とに関係し、例えば、重量混合比が高くなれば、粉
粒体の移送に必要な気体の流速を得るために移送配管内
の圧力を上げなければならないが、移送配管内への粉粒
体の送り出し量を調節して重量混合比を変更することで
最適な圧力値に調整することができる。
【0007】さらに具体的には、例えば移送先までの距
離が現行の移送距離よりも長くなった場合、移送配管中
での圧力損失が増加し、移送配管内の圧力は高くなる。
このことにより、移送配管内の気体は圧縮されるので気
体流速は低下する。移送配管内の気体流速が粉粒体の沈
降速度以下となれば、移送配管内で粉粒体が沈降堆積
し、移送配管内が閉塞される。このような場合には、移
送配管内への粉粒体の送り出し量を減少させ、移送対象
物である粉粒体と移送媒体である気体との重量混合比を
小さくすることにより移送配管内の圧力を減少させ、最
適圧力を維持することができる。
【0008】しかしながら、実際に現場に据え付けられ
た装置では、切替バルブ等により移送先の切替え変更が
頻繁に行われる。したがって、例えば、移送先の切替え
変更により移送配管が現行よりも長くなり、圧力損失が
大きくなっても、ロータリーフィーダーの回転数が固定
されているため粉粒体の移送配管内への送り出し量は調
節されず、移送配管内の圧力が移送配管閉塞防止のため
に設けた上限圧力設定値を超え、ルーツブロアーとロー
タリーフィーダーがインターロックにより停止し、正常
な運転ができないという問題があった。また、逆に、移
送先までの距離が現行よりも短くなった場合には、移送
能力が十分に発揮されず効率的な運転ができないという
問題があった。
【0009】このように移送先までの距離が現行と変わ
る場合には、その都度ロータリーフィーダーの回転伝達
装置を入れ替えてロータリーフィーダーの回転数を変更
し、移送配管内の圧力を最適に設定する方法が考えられ
るが、複数の貯蔵サイロを有し、複数の移送先への移送
を頻繁に切り替えて行なう場合、ローターリーフィーダ
ーの回転伝達装置の入れ替えに多大な労力を必要とし、
実質的な対応は不可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、粉粒体を複数の移送先へ安定的に移送するこ
とが可能であり、粉粒体の移送能力をフルに活用するこ
とのできる粉粒体の移送装置を提供することを技術的な
課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、移送配管内の気
体流量と圧力を検出し、その検出値によりロータリーフ
ィーダーの回転数を制御すれば、粉粒体の安定した移送
や粉粒体の移送能力をフルに活用できることを見い出し
て本発明に到達した。
【0012】すなわち、本発明は、粉粒体が貯蔵されて
いるサイロから、サイロ本体下部排出口に設けたロータ
リーフィーダーにより粉粒体を移送配管内に送り出し、
移送配管内に送り出された粉粒体を、ルーツブロアーに
よって供給される気体で移送する粉粒体の移送装置にお
いて、移送配管内の気体流量と圧力を検出し、その検出
値によりロータリーフィーダーの回転数を制御する制御
装置を設けたことを特徴とする粉粒体の移送装置を要旨
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の粉粒体の移送装置の一実施
態様を示す概略図である。図1において、1は粉粒体貯
蔵用のサイロ本体、2は粉粒体(移送対象物)3はロー
タリーフィーダー、4は移送配管、5はルーツブロア
ー、6は圧力検出器、7は気体流量検出器、8は制御装
置を示す。
【0014】本発明の粉粒体の移送装置を用いて粉粒体
を移送する際して、粉粒体2は、サイロ本体1からサイ
ロ本体1の下部排出口に設けられたロータリーフィーダ
ー3により移送配管4内に送り出される。移送配管4内
に送り出された粉粒体2は、ルーツブロアー5から供給
された気体により後工程に移送される。粉粒体2が後工
程に移送される際には、移送配管4内の圧力が圧力検出
器6により、また、気体流量が気体流量検出器7により
それぞれ検出され、その結果が制御装置8に取り込まれ
る。
【0015】制御装置8では、まず取り込まれた移送配
管4内の圧力と気体流量が規定値と比較、判断される。
この時、移送配管4内の圧力が規定値よりも高い場合
は、ロータリーフィーダー3の回転数を移送配管4内の
圧力が規定値になるまで下げていく。もし、ロータリー
フィーダー3の回転を止めても、移送配管4内の圧力が
規定値まで下がらない場合は、移送配管内に閉塞が発生
したと判断し、ルーツブロアー5を停止させる。
【0016】一方、移送配管4内の圧力が規定値よりも
低い場合には、移送配管4内の圧力が規定値に達するま
でロータリーフィーダー3の回転数を上げていく。しか
し、ロータリーフィーダー3の回転数を上げても、移送
配管4内の圧力が変化しない時は、ロータリーフィーダ
ー3からの気体のリーク量が増加したためにサイロ本体
1に貯蔵されている粉粒体2の排出不良が発生している
と判断し、ロータリーフィーダー3とルーツブロアー5
を停止させる。
【0017】また、制御装置8に取り込んだ移送配管内
の気体流量は大気圧力に換算後、規定値と比較し、ロー
タリーフィーダー3からの気体のリーク量の異常増大等
が発生していないかどうかを判断する。
【0018】上述したような状況により、ロータリーフ
ィーダー3及びルーツブロアー5が停止した場合は、制
御装置8に適切な異常警報を発令する機能を持たせるこ
とが好ましい。
【0019】
【作用】本発明においては、移送配管内の圧力と気体流
量を検出し、その検出値によりロータリーフィーダーの
回転数を制御するので、移送配管内の圧力及び気体流速
が最適に保たれることにより粉粒体の安定した移送が可
能となり、かつ、粉粒体の移送能力をフルに活用するこ
とができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0021】実施例1〜2 図1に示した装置で、円筒部の直径5mのサイロ本体1
にポリエチレンテレフタレートチップ50tを入れ、移
送配管の長さが50m先(実施例1)の後工程場及び移
送配管の長さが75m(実施例2)の後工程場まで移送
を行った。チップの移送を連続して1時間行ったとこ
ろ、移送配管内の圧力は移送配管閉塞防止のために設け
た上限圧力設定値(0.4MPa) を超えず、順調な移送が行
われた。この時、装置の移送能力は、実施例1では33
60kg/時間であり、実施例2では1512kg/時
間であった。また、ロータリーフィーダー3の回転数
は、7.5〜16.0rpmの範囲で制御された。
【0022】比較例1〜2 実施例1、2おいて、ロータリーフィーダー3の回転数
制御を行うことなくチップの移送を行った。この時、ロ
ータリーフィーダー3の回転数を比較例1、比較例2と
もに10.0rpmとした。その結果、比較例1では1時間
の移送が順調に行われたが、装置の移送能力は2016
kg/時間であり、60%の能力しか発揮できなかっ
た。一方、比較例2では、移送配管内の圧力が移送配管
閉塞防止のために設けた上限圧力設定値を超え、ルーツ
ブロアー5とロータリーフィーダー3がインターロック
により停止した。
【0023】
【発明の効果】本発明の粉粒体の移送装置を使用すれ
ば、複数の移送先へ粉粒体を安定的に移送することがで
き、かつ、粉粒体の移送能力をフルに活用して効率的な
移送をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の移送装置の一実施態様を示す
概略説明図である。
【符号の説明】
1.粉粒体貯蔵用のサイロ本体 2.粉粒体 3.ロータリーフィーダー 4.移送配管 5.ルーツブロアー 6.圧力検出器 7.気体流量検出器 8.制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体が貯蔵されているサイロから、サ
    イロ本体下部排出口に設けたロータリーフィーダーによ
    り粉粒体を移送配管内に送り出し、移送配管内に送り出
    された粉粒体を、ルーツブロアーによって供給される気
    体で移送する粉粒体の移送装置において、移送配管内の
    気体流量と圧力を検出し、その検出値によりロータリー
    フィーダーの回転数を制御する制御装置を設けたことを
    特徴とする粉粒体の移送装置。
JP13956598A 1998-05-21 1998-05-21 粉粒体の移送装置 Pending JPH11334875A (ja)

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JP13956598A JPH11334875A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 粉粒体の移送装置

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JP13956598A JPH11334875A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 粉粒体の移送装置

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JPH11334875A true JPH11334875A (ja) 1999-12-07

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ID=15248236

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JP13956598A Pending JPH11334875A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 粉粒体の移送装置

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JP (1) JPH11334875A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206547A (ja) * 2001-03-12 2001-07-31 Nisshin Engineering Co Ltd 粉粒体空気輸送システム
JP2005189057A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nisshin Flour Milling Inc 粉粒体の定量輸送方法
JP2014144844A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Ube Ind Ltd ダスト搬送装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206547A (ja) * 2001-03-12 2001-07-31 Nisshin Engineering Co Ltd 粉粒体空気輸送システム
JP2005189057A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nisshin Flour Milling Inc 粉粒体の定量輸送方法
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