JP2001206415A - キャップ - Google Patents
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- JP2001206415A JP2001206415A JP2000012896A JP2000012896A JP2001206415A JP 2001206415 A JP2001206415 A JP 2001206415A JP 2000012896 A JP2000012896 A JP 2000012896A JP 2000012896 A JP2000012896 A JP 2000012896A JP 2001206415 A JP2001206415 A JP 2001206415A
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Abstract
破損を改善させたキャップを得る。 【解決手段】 キャップ10は、キャップ本体16の上
面を覆う蓋34が、弾性変形可能な一対のヒンジ32に
よりキャップ本体16に連結されている。蓋34内側の
ヒンジ32寄りには、ヒンジ32に対応させて所定の間
隔で一対の壁部40を蓋34の開閉方向に沿ってほぼ平
行に延出させ、キャップ本体16上面には一対の溝部4
2を形成して、蓋34を閉じたときに壁部40が溝部4
2に係合するようにする。これにより、蓋34に横方向
や捻り方向の外力が加わっても、蓋34の外側に位置す
るヒンジ32を中心とた回転モーメントが蓋34内側の
壁部40及び溝部42の係合部分による抵抗力で小さく
されるため、ヒンジ32に掛かる力も弱められる。
Description
けられるキャップに関する。
器の口部に嵌められるキャップとしては、調味料の漏れ
出し防止用蓋をヒンジによってキャップ本体に連結させ
た構造が知られている。このようなキャップは一般に軟
質の合成樹脂製とされ、蓋を開けたとき、キャップ本体
から外された蓋は弾性変形可能なヒンジに支持されて紛
失等しないようになっている。また蓋を閉じるときは、
ヒンジの変形に倣わせて蓋をキャップ本体上面に被せら
れるために操作性も良好である。
は、通常は強度や屈曲性等の条件を満たす太さ(肉
厚)、形状とされているが、物性上の強度不足等を補う
種々の提案も成されている。
例では、容器等の口部に取付けられるキャップ100
は、頂部に注出口102が設けられた筒体のキャップ本
体104と、キャップ本体104に一対のヒンジ106
によって連結された蓋108とで構成されており、キャ
ップ本体104と蓋108との間には、開いた状態にあ
る蓋108をその位置に保持し、且つ、蓋108をキャ
ップ本体104に被せるときに開閉動作範囲の所定位置
から蓋108をキャップ本体104側へ付勢させる弾性
片110も架設されている。
ップ本体104に被せられている蓋108を完全に閉じ
るには、蓋108の周縁部108A内側をキャップ本体
104の上面に形成された蓋係合段部104Aに嵌合さ
せるよう押し込むことで、蓋108をキャップ本体10
4にロックできるようになっており、これによって、キ
ャップ本体104の上面はほぼ密閉され、同時に注出口
102も塞がれて、調味料の漏れ出しや異物の進入など
が防止されている。
キャップ本体104のヒンジ106近傍に段部112を
設け、蓋108には、周縁部108Aのヒンジ106近
傍部分を一部切り欠いた係合部114を形成して、蓋1
08を閉じたときに係合部114が段部112に嵌り込
むようになっており、これによって、キャップ本体10
4に対する蓋108の横方向へのずれを阻止する構造と
なっている。
キャップ100では、図11に示すように、蓋108が
キャップ本体104に完全にロックしていない状態で横
方向から強い外力(図中矢印F)を受けたような場合、
ヒンジ106を中心とした回転方向の力が段部112に
嵌り込んでいる係合部114に及んで係合部114は撓
み、さらにはヒンジ106にも捻り方向の力が作用し
て、最悪は破断する恐れがある(図ではヒンジ106が
一部破断した状態を示している)。
ップ100を容器に締め込んで取付ける際に同様の捻り
力が蓋108を介してヒンジ106に加わるため、やは
り破断の危険性がある。
付近が床面に叩きつけられるような場合は、その強い押
圧力(衝撃力)でヒンジ106同士が離れる方向(図中
矢印A方向)に広げられるため、ここでも破損に至るこ
とが懸念される。
捻り力等によって生じるヒンジの破損を改善させたキャ
ップを提供することを課題とする。
は、容器の口部に取付けられ口部を密封する本体部と、
前記本体部の上面に設けられ、前記容器の内容物を注出
する注出口と、前記注出口とともに前記本体部の上面を
覆う蓋部と、前記蓋部の外側に設けられ、蓋部を前記本
体部に開閉可能に連結するヒンジ部と、前記蓋部の内側
に設けられた係合部と、前記本体部の上面に設けられ、
前記蓋部が閉じた状態で前記係合部が係合する被係合部
と、を有することを特徴としている。
部の上面を覆うための蓋部を閉めると、蓋部内側の係合
部が本体部上面の被係合部に係合する。
向(横方向)、あるいは捻り方向等の外力が加わった場
合、係合部分がその外力に対する抵抗力を発生させるこ
とになるが、係合部分は蓋部の内側に設けられているた
めに、蓋部外側に位置するヒンジ部を中心とした回転モ
ーメントは小さくされ、よってヒンジ部に作用する力
(捻り力)も小さくなる。したがって、捻り力等が蓋に
加わって生じるヒンジの破損が改善できる。
のキャップにおいて、前記蓋部を前記本体部側に付勢す
る付勢手段を有し、前記蓋部が前記本体部側に付勢され
た状態で、前記係合部は前記被係合部に係合することを
特徴としている。
段によって本体部側に付勢された状態のときに、係合部
は被係合部に係合するため、例えば、蓋部を本体部に嵌
合させてロックする構造のキャップにおいても、ロック
していない付勢状態の蓋部に外力が加わった際、係合部
分での抵抗力によってヒンジ部に掛かる負荷が低減され
る。
て閉じるものではなく、付勢手段によって本体部側に付
勢させるのみで閉じた状態とする構造においても、同様
に、蓋部の捻り等で加わるヒンジ部への力が係合部分に
よって押さえられる。
求項2に記載のキャップにおいて、前記ヒンジ部は一対
の弾性部材とされ、前記係合部は、前記一対の弾性部材
に対応し、且つ、前記蓋部の開閉方向と略平行に設けら
れた一対の係合壁で構成され、前記被係合部は、前記一
対の係合壁が係合する係合溝とされていることを特徴と
している。
対の弾性部材からなり、係合部は、その一対の弾性部材
に対応して設けられた一対の係合壁で構成されている。
また、この一対の係合壁が係合する被係合部は係合溝と
されているため、一対の係合壁と係合溝との係合によ
り、蓋部に加わる外力への抵抗力が生じることになる。
すなわち一対の弾性部材に直接大きな押圧力が加わった
場合、弾性部材同士は離れる方向へ変形しようとする
が、各弾性部材に対応する係合壁が係合溝と係合してい
るため、その引き離し力(押圧力)に対して大きな抵抗
力が生じる。よって、一対の弾性部材からなるヒンジ部
の容器落下等による破損が改善できる。
設けられているため、蓋部の開閉動作を妨げることな
く、係合溝とのスムーズな係合が可能となる。
施の形態を説明する。
明の第1の実施形態に係るキャップが示されている。キ
ャップ10は合成樹脂からなる成型品であり、容器12
の口部14(図2)に取付けられる筒状のキャップ本体
16を備えている。このキャップ本体16の内周面に
は、雌溝18が形成されており、口部14に形成された
雄溝20と螺合して、口部14を密封している。
り部22を残して蓋係合段部24が凸設しており、蓋係
合段部24の中央には筒部26が形成されている。この
筒部26からはノズル状の注出口28が斜め上方へ突出
して、筒部26の上部には押圧部30が設けられてい
る。
示すように、注出口28の基部側に繋がる先端部分30
Aが筒部26よりも薄肉に形成されている。この先端部
分30Aは、注出口28の基部側が最も薄く(最薄部
O)、そこから徐々に肉厚を厚くするテーパー状とされ
て、所定の肉厚で略円筒形状とされたボタン部30Bに
繋がっている。
後端部分30Cは、断面視にて略階段状(略Z字状)と
された段形状とされており、この段形状部分全域も筒部
26及びボタン部30Bより相対的に薄肉とされてい
る。
方向へ押すと、図4に示すように、押圧部30は先端部
分30Aの最薄部Oを支点として段形状の後端部分30
Cが図示のように屈曲変形し、後方側が下方へと沈み込
む。この押圧部30の変形によって容器内部は加圧さ
れ、このときに注出口28を下方へ向けて容器12を傾
けておけば、キャップ10側へ移動した調味料が注出口
28から注出される。
と、押圧部30は後端部分30Cの弾性力により元の状
態に復帰して(図3)、次の注出操作が可能となる。ま
たこのときは、注出口28内に溜まった調味料が容器1
2内に吸い戻されるため液だれし難い。
たように後方側を下方へ沈み込ませる構成であるため、
動作がボタン部30Bを押す指先の動きにフィットし
て、操作性が良く、後端部分30Cを薄肉の段形状とし
ていることで、屈曲性や復元性も良好である。さらに、
段形状としたことで押圧部30の変位量が大きくでき、
1回の押圧操作による調味料の注出量を多くできるた
め、適量を数回の注出操作によって得るラー油において
好適である。なお、ここでのボタン部30Bは大径とさ
れて、指で押し易くなっている。
ャップ本体16の側端部には、薄肉とされて弾性変形が
可能な一対のヒンジ32が所定間隔を置いて形成されて
おり(図5参照)、ヒンジ32間には、後述する弾性片
38が設けられている。このヒンジ32に円盤状の蓋3
4が連結されて、ヒンジ32はこの蓋34の外側に配置
されており、これによって蓋34は、図6及び図7に示
すように、ヒンジ32を介してキャップ本体16の上面
を開放(図中実線)及び閉塞(図中二点鎖線)できるよ
うになっている。
寸法より少し小さく形成されて、閉塞時に蓋係合段部2
4に押し込んで嵌合させてロックできるようになってお
り、ヒンジ32と対向する蓋外周縁には、開閉操作時に
指を引っ掛けるための鍔部36が突設されている。
34及びキャップ本体16の一部(ヒンジ32の間)を
切り抜いて形成された前述の弾性片38が架設されてい
る。弾性片38は、薄板状で長手方向(蓋34の開閉方
向)の略中間部が略直角に屈曲し、蓋34の開閉動作に
伴って両端が引き離され(または戻され)て弾性変形す
る構造であり、これによって、蓋34に付勢力を生じさ
せるようになっている。
中間点が、弾性片38の両端が引き離されて変形量が最
も大きくなるところで、その中間点を境とした両方向へ
の移動では弾性片38両端が徐々に戻されるようになっ
ている。したがって、蓋34は、開いた状態ではその位
置に保持され(図8の実線位置)、キャップ本体16に
被せられた状態では(図8の二点鎖線位置)キャップ本
体16側へ付勢される構成である。
ヒンジ32に対応して所定の間隔で設けられた一対の壁
部40が、蓋34の開閉方向に沿ってほぼ平行に延出し
ており、キャップ本体16上面のヒンジ32寄りには、
一対の溝部42が形成されて、蓋34が閉じめられたと
きに、壁部40が溝部42に係合するようになってい
る。
僅かに小さくされて、係合状態でほぼガタがないように
されており、蓋34が完全に閉じた状態、及び、蓋34
がキャップ本体16に被せられた付勢状態のときに、溝
部42に係合できる高さとされている。
作用を説明する。
蓋34を、キャップ本体16の蓋係合段部24に嵌合さ
せて完全に閉めると、蓋34の周縁部34Aが掛り部2
2に当接してキャップ本体16上面はほぼ密閉された状
態となり、注出口28は蓋34の壁面34Bに塞がれ
て、液漏れが防止される。そしてこの状態では、蓋34
の内側に設けられた壁部40がキャップ本体16の上面
に設けられた溝部42に係合している。
力が加わわると、壁部40及び溝部42の係合部分によ
って外力に対する抵抗力が生じ、また係合部分が蓋34
の内側に設けられていることで、蓋34の外側に位置す
るヒンジ32を中心とした回転モーメントは小さくされ
て、ヒンジ32に掛かる力は弱められる。これにより、
蓋34を捻った場合等に起こるヒンジ32の破損が改善
される。
が直接押圧され、一対のヒンジ32が離れようとする変
形は(図5の矢印A方向)、ヒンジ32の変形方向と直
交する向きに設けられた壁部40と溝部42との係合に
よって抑制される。したがって、容器落下等によるヒン
ジ32の破損も改善される。
向とほぼ平行に設けたため、壁部40は溝部42にスム
ーズに嵌り込め、蓋34の開閉動作を妨げることもな
い。
38によってキャップ本体16側に付勢された状態でも
(図8)、壁部40は溝部42に係合しているため、蓋
34を介してヒンジ32に掛かる負荷は、係合部分での
抵抗力によって低減され、ここでもヒンジ32の破損防
止効果が得られる。
実施の形態に限定するものではなく、ヒンジの数や形状
等に応じて変更可能である。
実施形態について説明する。この第2の実施形態では、
上記第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じであるた
め、同一構成部品については同一符合を付し、その構成
の説明を省略する。
キャップのヒンジ部近傍の拡大図がが示されている。
側に、ヒンジ32に対応して所定間隔で一対の凸部52
が形成されており、キャップ本体16上面には、蓋34
が閉められたときに凸部52が嵌合する一対の凹部54
が形成されている。
状とされており、ここでも、凸部52は、大きさが凹部
54よりも僅かに小さくされて、ほぼガタがない嵌合状
態となるようにされており、蓋34が完全に閉じた状態
に加えて蓋34がキャップ本体16に被せられた付勢状
態でも、凹部54に入り込める高さとなっている。
外に、容器の落下によって蓋34の鍔部36が押圧され
るなど、蓋34にヒンジ32の反対側(図中矢印B方
向)から外力が加えられたような場合でも、凸部52と
凹部54との嵌合によって、ヒンジ32に掛かる負荷は
低減され、ヒンジ32の破損防止効果が得られる。
の配置数も、ヒンジ形状等に合わせて適宜変更できるも
のである。
採用することも可能である。
で、蓋の捻れ等によって起こるヒンジの破損が改善でき
る。
開いた状態の斜視図である。
に取付けられた状態の断面図である。
部の拡大断面図である。
部が押された状態の拡大断面図である。
ジ近傍を拡大した平面図である。
て、蓋の開閉状態を説明する注出口側から視た断面図で
ある。
て、蓋の開閉状態を説明するヒンジ側から視た概略部分
断面図である。
て、蓋の付勢状態を説明する注出口側から視た断面図で
ある。
ジ近傍を拡大した斜視図である。
視図でる。
子を説明する斜視図でる。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器の口部に取付けられ口部を密封する
本体部と、 前記本体部の上面に設けられ、前記容器の内容物を注出
する注出口と、 前記注出口とともに前記本体部の上面を覆う蓋部と、 前記蓋部の外側に設けられ、蓋部を前記本体部に開閉可
能に連結するヒンジ部と、 前記蓋部の内側に設けられた係合部と、 前記本体部の上面に設けられ、前記蓋部が閉じた状態で
前記係合部が係合する被係合部と、 を有することを特徴とするキャップ。 - 【請求項2】 前記蓋部を前記本体部側に付勢する付勢
手段を有し、前記蓋部が前記本体部側に付勢された状態
で、前記係合部は前記被係合部に係合することを特徴と
する請求項1に記載のキャップ。 - 【請求項3】 前記ヒンジ部は一対の弾性部材とされ、
前記係合部は、前記一対の弾性部材に対応し、且つ、前
記蓋部の開閉方向と略平行に設けられた一対の係合壁で
構成され、前記被係合部は、前記一対の係合壁が係合す
る係合溝とされていることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載のキャップ。
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2000
- 2000-01-21 JP JP2000012896A patent/JP4471047B2/ja not_active Expired - Fee Related
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