JP2007261660A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャップ1は、蓋体5の胴部8の内周面に一対の係合突部25、25を設け、キャップ本体4の上壁部14に蓋体5に設けた一対の係合突部25、25が係合される一対の係合溝部17、17を設けて構成されている。これにより、蓋体5がキャップ本体4に冠着されると、蓋体5の一対の係合突部25、25がキャップ本体4の一対の係合溝部17、17に係合されて、相互の回転移動が規制されるので、キャップ本体4を容器の口部に螺着する際、蓋体5だけが機械設備にチャックされて、キャップ1が高速に回転された場合でも、蓋体5に作用する回転方向の荷重はスムーズにキャップ本体4に伝達され、ヒンジ6に作用する回転方向の荷重が低減される。
【選択図】図1
Description
そこで、上述のキャップを容器の口部に螺着させる際には、キャップの螺着作業を効率的に行うために、容器の口部に被せられるキャップを高速回転させる機械設備でチャックすると共に、キャップを高速で所定方向に回転させて容器の口部に螺着していた。
この作業を詳述すると、蓋体がキャップ本体に冠着されると、そのキャップの外周面からヒンジが突出するため、機械設備のチャック部でキャップ本体の外周面をチャックすることができず、蓋体の外周面だけをチャックして、キャップを高速で回転させて、キャップを容器の口部に螺着していた。
さらに、キャップが容器の口部に螺着された状態で、容器がキャップ側から落下し、蓋体に衝撃が与えられると、蓋体がキャップ本体に対して位置ずれを起こして、ヒンジ等を破損させる虞があった。
さらに、キャップが容器の口部に螺着された状態で、容器がキャップ側から落下すると、蓋体に衝撃が与えられ、蓋体がキャップ本体に対して位置ずれを起こし、ヒンジ等を破損させる虞があった。
このように構成することにより、蓋体がキャップ本体に冠着されると、蓋体の係合突部又は係合溝部がキャップ本体の係合溝部又は係合突部に係合して、相互の回転移動が規制されるので、蓋体がキャップ本体に冠着された状態のキャップを容器の口部に螺着する際、蓋体だけが機械設備にチャックされ、キャップが高速で回転された場合でも、蓋体の回転方向の荷重がスムーズにキャップ本体に伝達される。また、キャップが容器の口部に螺着された状態で、容器がキャップ側から落下して、蓋体に衝撃が与えられても、少なくとも、蓋体がキャップ本体に対して回転方向に位置ずれを起こすことはない。しかも、キャップを容器の口部に螺着する際に、蓋体又はキャップ本体を機械設備でチャックする際、キャップのチャック位置が限定されることがない。
このように構成することにより、蓋体がキャップ本体に冠着された際、蓋体及びキャップ本体相互の回転移動を規制する力を安定して保持することが可能となる。
このように構成することにより、蓋体の剛性が向上されると共に、蓋体に作用する回転方向の荷重は係合突部を経由して、スムーズにキャップ本体の係合溝部に伝達されて、キャップ本体が回転される。
さらに、キャップが容器の口部に螺着された状態で、容器がキャップ側から落下して、蓋体に衝撃が与えられても、少なくとも、蓋体はキャップ本体に対して回転方向に位置ずれを起こすことはなく、ヒンジ等に作用する荷重を低減することができる。
しかも、蓋体がキャップ本体に冠着された状態におけるキャップは、そのキャップ本体の胴部の外周面を含む同一周面から外方に突設される部位がないので、蓋体又はキャップ本体を機械設備でチャックする際に、そのチャック位置が限定されることなく、効果的である。
本発明の実施の形態に係るキャップ1は、チューブ等の容器2の口部3に螺着されるものであって、容器2の口部3に螺着される略円筒状のキャップ本体4と、該キャップ本体4にヒンジ6を介して連結される蓋体5とから構成されている。
胴部8のヒンジ6側とは反対側の外周面に、周方向の所定範囲で、上下方向略中間部から上端に亘って、凹部8aが形成されている。この凹部8aの深さは、図4に示す、蓋体5がキャップ本体4に冠着された状態で、蓋体5に設けた指掛部23aを使用者が容易に指で引っ掛けることが可能な適宜の深さに設定されている。
螺着壁部11の内周面には、容器2の口部3に螺着される螺子部10が形成されている。この螺着壁部11の高さは、胴部8の高さより低く設定されている。また、吐出壁部13の内部には、容器2内の内容物の吐出通路12が設けられており、この吐出壁部13が容器2の口部3内に挿入されるようになる。
さらに、上壁部14の上部外周面と胴部8の上端外周面との間には、段差部16が周設されている。このキャップ本体4の上壁部14の外周面には、段差部16と同一平面上に一対の係合溝部17、17がキャップ本体4の径方向、すなわちキャップ本体4の中心に向う放射方向に対向して形成されている。これらの係合溝部17、17は、上面視で略矩形状に形成され、その深さH(図3参照)は、略1mm程度に設定されることが望ましい。
閉塞壁部21の中心は、キャップ本体4の吐出口部15に合わせて、蓋体5の中心から径方向に所定距離ずれた位置に偏心されており、閉塞壁部21の高さは、胴部23の高さよりも高く設定されている。
壁部22は、閉塞壁部21と略同心状に突設されており、壁部22の高さは、胴部23の高さよりも若干低く設定されている。
また、図1に示すように、蓋体5の胴部23の内周面には、キャップ本体4に設けた一対の係合溝部17、17に合わせて、一対の係合突部25、25が蓋体5の径方向、すなわち蓋体5の中心に向う放射方向に対向して突設されている。また、これら一対の係合突部25、25は、図3に示すように、水平壁部(天井部)20の下面から胴部23の内周面に沿って延設される板状体である。
屈伸自在バンド30は、所定の板厚を有し屈伸自在であり、蓋体5を開いた状態では、図2に示すように、下方に突出するように折り曲げられた形態となる。
一方、屈曲自在バンド30は、蓋体5がキャップ本体4に冠着された状態では、図4に示すように、その一端側がキャップ本体4の胴部8の一部を構成すると共に、その他端側が蓋体5の胴部23及び水平壁部20の一部を構成する形態となる。
薄膜ヒンジ31は、図1及び図2に示すように、薄膜状に形成され、キャップ本体4と蓋体5との間の略中央の位置で折り曲げ自在であり、その一端がキャップ本体4の胴部8の上端に接続されると共に、その他端が蓋体5の胴部23の上端に接続されている。
このように、蓋体5がキャップ本体4に冠着された状態におけるキャップ1は、キャップ本体4の胴部8の外周面を含む同一周面から外方に突設される部位がない形態となる。
また、本発明の実施の形態に係るキャップ1では、キャップ本体4に一対の係合溝部17、17を、蓋体5に一対の係合突部25、25を設けているが、一対の係合突部25、25をキャップ本体4に、一対の係合溝部17、17を蓋体5に設けてもよい。
2 容器
3 口部
4 キャップ本体
5 蓋体
6 ヒンジ
8 胴部
17 係合溝部
20 水平壁部(天井部)
25 係合突部
Claims (3)
- 容器の口部に螺着される略円筒状のキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジを介して連結される蓋体とからなるキャップであって、
前記蓋体の胴部の内周面に係合突部又は係合溝部を設けると共に、前記キャップ本体に、前記蓋体に設けた前記係合突部又は係合溝部に係合される係合溝部又は係合突部を設けて、前記蓋体が前記キャップ本体に冠着された状態におけるキャップは、そのキャップ本体の胴部の外周面を含む同一周面から外方に突設される部位がないことを特徴とするキャップ。 - 前記蓋体に設けられた係合突部又は係合溝部、及び前記キャップ本体に設けられた係合溝部又は係合突部のそれぞれは、前記蓋体及び前記キャップ本体それぞれの中心に向う放射方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 前記蓋体には係合突部が設けられ、該係合突部は、前記蓋体の天井部から前記胴部の内周面に沿って延設された板状体であることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006092056A JP2007261660A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2006092056A JP2007261660A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007261660A true JP2007261660A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38635047
Family Applications (1)
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JP2006092056A Pending JP2007261660A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007261660A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013184726A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Kureha Corp | トグル構造を備えるキャップ |
JP2018140809A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社吉野工業所 | ねじ付きヒンジキャップ |
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JPH1072053A (ja) * | 1996-08-28 | 1998-03-17 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋部付キャップ |
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-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006092056A patent/JP2007261660A/ja active Pending
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