JP2017088192A - ヒンジキャップ - Google Patents

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【課題】構造簡便で閉蓋時の蓋部回転防止ヒンジキャップ。【解決手段】キャップ本体部12と、ヒンジ部13により接続される蓋部15を有するヒンジキャップ11で、キャップ本体部12の外周縁部23のヒンジ部13側に隣接配置される本体部側凸部51、52と、これらの間に形成される本体部側凹部53とから成る第1の係合部と、蓋部15の蓋筒体部25のヒンジ部13側に隣接配置される蓋部側凹部56、57と、これらの間に形成される蓋部側凸部55とを含む第2の係合部が設けられ、閉蓋時に第1、第2の係合部が係合する。【選択図】図4

Description

本発明は、ボトル型容器等の口部に取付けられるキャップ本体部と、このキャップ本体部にヒンジ部を介して開閉可能に接続される蓋部とを有するヒンジキャップに関する。
マヨネーズ、トマトケチャップ等の内容物を収容するボトル型容器等の口部に取付けられるヒンジキャップは、内容物を注出する注出口を備え、ボトル型容器等の口部に螺着されるキャップ本体部と、該キャップ本体部に対してヒンジ部により開閉可能に接合され、注出口を嵌め込んで封止する栓部を備える蓋部とで構成される。前述したヒンジキャップは、例えば、ボトル型容器からマヨネーズ等の内容物を注出する際は、キャップ本体部に係合された蓋部を開き、ボトル型容器の注出口を下に向けてマヨネーズ等の内容物を注出することができる。このようなヒンジキャップを使用することで、不使用時には蓋部を閉じ、栓部によりキャップ本体部の注出口を封止し、使用時には蓋部を開き、栓部による封止を解除して内容物を容易に注出できるので、簡便な構造であり、かつ使い勝手の良いボトル型容器等のヒンジキャップとして広く使用されている。
ところで、生産ラインにおけるボトル型容器へのヒンジキャップ取付けでは、ヒンジキャップを把持した装置が、ライン上のボトル型容器の口部へヒンジキャップ本体部を回転させて螺着させているが、誤ってキャップ本体部の替わりに蓋部のみを回転させてヒンジ部を破損させる場合がある。また、ヒンジキャップ本体部を回転させて容器に螺着させた後にヒンジキャップ本体部の上部に位置する蓋部を回転させ、ヒンジ部を破損させる場合がある。さらに、消費者が初回使用時、ボトル型容器の口部の先端を封印したシール材を剥がすために、ヒンジキャップを回転させてボトル型容器から取り外す必要があるが、このとき誤って蓋部を回転させてヒンジ部を破損してしまうことがある。ヒンジ部の破損により蓋部がキャップ本体部から離脱すると、ヒンジ部を利用した蓋部の開閉ができず使い勝手が悪くなり、さらには蓋部の紛失という事態も起こり、内容物の保存が困難となる場合がある。
上記のようなヒンジ部の破損を防止するために、閉蓋時における蓋部の回転を防止する構造のヒンジキャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のヒンジキャップは、キャップ本体部に周方向に沿った壁面となる一対の本体側リブを設け、閉蓋時に本体側リブ間に係合するリブを蓋部に設けることで、蓋部の回転を抑え、ヒンジ部の破損を防止するものである。
特開2010−58797号公報
上記特許文献1に記載のヒンジキャップによれば、キャップ本体部と蓋部とに相互に係合するリブを設けることで、閉蓋時の蓋部の回転を抑え、ヒンジ部の破損を防止することができるが、キャップ本体部に設けた一対の本体側リブが、周方向に向けて形成された壁部であり、係合する蓋部リブと併せてヒンジキャップ全体に占める割合が過大となる構造となっており、使用樹脂量が多く、また、前記本体側リブと係合する蓋部リブが蓋部の周囲枠部に段差を設けて形成される等、複雑な構造となっており、製造面、コスト面でも問題がある。
本発明は、構造が簡便で、かつ低コストで製造できる、閉蓋時の蓋部の回転動作を有効に防止できるヒンジキャップの提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るヒンジキャップは、容器の口部に取付けられるキャップ本体部と、該キャップ本体部にヒンジ部を介して開閉可能に接続される蓋部とを有するヒンジキャップであって、前記キャップ本体部の外周縁部及び前記蓋部の蓋筒体部の何れか一方に、該一方の径方向に突き出た、前記一方の周方向に隣接配置される第1の凸部及び第2の凸部と、前記第1の凸部と前記第2の凸部との間で前記一方の径方向に開くように形成される凹部とを含む第1の係合部と、前記キャップ本体部の外周縁部及び前記蓋部の蓋筒体部の他方に、該他方の径方向に開いた、前記他方の周方向に隣接配置される第1の凹部及び第2の凹部と、前記第1の凹部と前記第2の凹部との間で前記他方の径方向に突き出るように形成される凸部とを含む第2の係合部と、がそれぞれ設けられ、前記蓋部の閉蓋時に前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合する構成となる。
このような構成によれば、閉蓋時の蓋部の回転動作を抑え、ヒンジ部の破損を防止することができ、簡便な構造で、閉蓋時の蓋部の回転防止可能でコスト低減可能なヒンジキャップを提供することができる。
本発明に係るヒンジキャップにおいて、前記閉蓋時に、前記第1の凸部と前記第1の凹部、前記第2の凸部と前記第2の凹部及び前記第1の係合部の凹部と前記第2の係合部の凸部とがそれぞれ係合する構成とすることができる。
このような構成によれば、ヒンジキャップの閉蓋時における蓋部の回転を的確に抑え、ヒンジ部の破損を防止することができる。
本発明に係るヒンジキャップにおいて、前記第1の係合部は前記キャップ本体部の外周縁部の前記ヒンジ部側に設けられ、前記第2の係合部は前記蓋部の蓋筒体部の前記ヒンジ部側に設けられる構成とすることができる。
このような構成によれば、第1の係合部及び第2の係合部はヒンジ部に近接することから、係合が確実に行われ、閉蓋時における蓋部の回転を的確に抑え、ヒンジ部の破損を防止することができる。
本発明に係るヒンジキャップにおいて、前記第1の係合部及び前記第2の係合部は、それぞれ前記ヒンジ部の軸方向に沿って設けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、ヒンジキャップの閉蓋時において、第1の係合部と第2の係合部との係合が確実になされ、ヒンジ部の破損を防止することができる。
本発明に係るヒンジキャップにおいて、前記第1の係合部における第1の凸部及び第2の凸部は、前記ヒンジ部側に向けて上向きの傾斜面を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、閉蓋時の蓋部の回転をより効果的に抑えるとともに、閉蓋直前あるいは開蓋開始時の蓋部捩れを防止でき、第1の凸部及び第2の凸部のサイズを縮小することができ、コンパクト化を図ることができる。また、ヒンジキャップの原材料の使用量を抑え、コストを低減することができる。
本発明に係るヒンジキャップにおいて、前記キャップ本体部のキャップ天板部には、前記キャップ本体部の中心に対して偏心した前記ヒンジ部と反対側の位置に前記容器から内容物を注出する注出口が設けられ、前記蓋部の蓋天板部には係合により前記注出口を塞ぐ栓部が設けられる構成とすることができる。
このような構成によれば、閉蓋時においては、係合する第1の係合部及び第2の係合部と共に、注出口及び栓部により蓋部の回転を抑え、ヒンジ部の破損を防止することができる。
本発明に係るヒンジキャップによれば、閉蓋時の蓋部の回転動作を抑え、ヒンジ部の破損を有効に防止することができる。さらに、ヒンジキャップの閉蓋時の係合部が、キャップ本体部の外周縁部と蓋部の蓋筒体部とに設けられるので、閉蓋時の蓋部の回転防止を有効かつ簡便な構造とすることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るヒンジキャップの開蓋時の平面図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、図1のB−B線断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るヒンジキャップの開蓋時の一の方向から見た斜視図(その1)である。 図5は、本発明の実施の形態に係るヒンジキャップの開蓋時の他の方向から見た斜視図(その2)である。 図6は、本発明の実施の形態に係るヒンジキャップの閉蓋時の断面図である。 図7は、図6のC部拡大図である。 図8は、図6のD−D線断面図である。 図9は、図8のE部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係るヒンジキャップは、図1乃至図5(開蓋時のヒンジキャップ)に示すように構成される。
図1乃至図5に示すように、ヒンジキャップ11は、例えば、マヨネーズ、トマトケチャップ等の内容物が充填、密封されたボトル型容器10(図3において鎖線で示す。)の口部10aの外周に形成される螺旋溝10bに、螺合により取り付けるキャップ本体部12と、キャップ本体部12にヒンジ部13を介して開閉可能に接続される蓋部15とを有する。キャップ本体部12に対して蓋部15をヒンジ部13により回動させることで、ヒンジキャップ11を開閉蓋状態とすることができる。
キャップ本体部12は、ボトル型容器10の口部10aの外周に形成される螺旋溝10bと螺合する螺旋溝16が内周面に形成されている円筒状のキャップ筒体部17と、キャップ筒体部17のヒンジ部13が接続される側の開口部を、環状の段差18を設けて係合するキャップ天板部19とを有する。キャップ天板部19には、キャップ本体部12に螺着された容器10内の内容物を注出するために、キャップ天板部19の中心から偏心したヒンジ部と反対側の位置に、上方に向けて突き出した円筒状の注出口21が設けられている。キャップ筒体部17のヒンジ部13と接続される側の端部には、キャップ天板部19の段差18により、断面がL字形状で環状の外周縁部23が形成されている。外周縁部23には、後述するように、閉蓋状態のときに蓋部15の下端が係合する。さらに、外周縁部23の一部には、ヒンジ部13と接続される、先端部が突き出たキャップ本体部側接続部35が形成されている。
キャップ本体部12とヒンジ部13を介して接続される蓋部15は、円筒状の蓋筒体部25と、蓋天板部26とを有する。蓋天板部26の内側には、ヒンジキャップ11の閉蓋時においてキャップ本体部12の注出口21の外側に係合する円筒形状の栓部28が設けられている。蓋筒体部25の一部には、ヒンジ部13と接続される、先端部が突き出た蓋側接続部31が形成されており、さらに、蓋側接続部31と反対側の対称位置には、外側に向けて突き出た円弧形状の突出部32が形成されている。ヒンジキャップ11が閉蓋状態にあるとき、この突出部32を指で押し上げて、蓋部15を回動させることで容易に開蓋状態とすることができる。逆に、ヒンジキャップ11が開蓋状態にあるとき、ヒンジ部13を介した蓋部15の回動によりキャップ本体部12を閉蓋すると、可撓性の栓部28が弾性変形して注出口21と係合し、注出口21を嵌め込んで封止状態とすることができる(図6参照)。栓部28が注出口21を係合により嵌め込んで封止した閉蓋状態のとき、蓋筒体部25の下端はキャップ本体部12の外周縁部23に当接又は近接する位置に維持される。
キャップ本体部12と蓋部15とを回動可能に接続するヒンジ部13は、キャップ本体部12の外周縁部23の一部が方形状に突き出たキャップ本体部側接続部35と、蓋部15を構成する蓋筒体部25の一部が方形状に突き出た蓋側接続部31とを接続するセンターヒンジ36と、センターヒンジ36の左右にそれぞれ設けられ、蓋筒体部25とキャップ筒体部17とを接続する一対のサイドヒンジ37a、37bとで構成される。サイドヒンジ37a、37bは、蓋部15の開閉動作中の中間位置で、引き延ばされた状態となるため、回動中の蓋部15の位置に応じて戻る力が働き、ヒンジキャップ11の閉状態又は開状態となる何れかの方向に付勢する力を蓋部15に作用する働きを有するものである。これにより、例えば、開蓋状態として注出口21から内容物を注出しているときに、意図しない蓋部15の閉蓋動作を抑えることができる。センターヒンジ36及びサイドヒンジ37a、37bがヒンジ部13を構成する。
キャップ本体部12の外周縁部23のキャップ本体部側接続部35側には、センターヒンジ36側に向けて突き出た本体部側凸部51、52(第1の凸部及び第2の凸部)が、センターヒンジ36の軸方向に所定間隔を設けて隣接形成されており、さらに本体部側凸部51、52の間には、センターヒンジ36側に向けて開く本体部側凹部53が形成されている。また、蓋部15の蓋筒体部25の蓋側接続部31側には、センターヒンジ36と反対側に向けて突き出た、リブ形状の蓋部側凸部55と、蓋部側凸部55の両側にセンターヒンジ36と反対側に向けて開口する蓋部側凹部56、57(第1の凹部及び第2の凹部)とが形成されている。蓋部側凹部56、57は、蓋部側凸部55を間においてセンターヒンジ36の軸方向に隣接配置されている。本体部側凸部51、52及び本体部側凹部53が第1の係合部を構成し、蓋部側凹部56、57及び蓋部側凸部55が第2の係合部を構成する。第1の係合部(本体部側凸部51、52及び本体部側凹部53)及び第2の係合部(蓋部側凹部56、57及び蓋部側凸部55)は、それぞれセンターヒンジ36の軸方向(ヒンジ部の軸方向)に沿って設けられていることが好ましい。
本体部側凸部51、52は、センターヒンジ36側に向けて上向きの傾斜面を有する。具体的には、本体部側凸部51、52の上面がセンターヒンジ36側に向けて上昇するように傾斜している(図3、図6、図7参照)。本実施形態に係るヒンジキャップ11では、高さ方向に突き出ていることで閉蓋直前あるいは開蓋開始直後に、開蓋角度が小さいときにおける蓋捩れ防止の効果がある。更に、本体部側凸部51、52の上面のセンターヒンジ36側が高くなるように傾斜を設けることで、蓋部15の回転軸(注出口)から遠く離れた位置が高くなり、同じ樹脂量の直方体形状と比較すると、開蓋開始時、閉蓋直前においても蓋回転における抵抗が増大するので、蓋部15の回転を効果的に防止することができる。本体部側凸部51、52の上記した傾斜面の傾斜角度は水平面に対し45°±20°が好適である。上記範囲よりも傾斜角度が小さいと開蓋開始時、閉蓋直前における捩れ防止等の効果が減少し、上記範囲を超えると、傾斜面先端の強度が減少するので好ましくない。閉蓋時に第1の係合部と第2の係合部が係合するが、具体的には、第1の係合部の本体部側凸部51、52と、第2の係合部の蓋部側凹部56、57とが係合し、第1の係合部の本体部側凹部53と第2の係合部の蓋部側凸部55とが係合する。上記凸部51、52、55と凹部56、57、53とは、僅少の隙間で係合するが、上記凸部51、52、55及び凹部56、57、53はそれぞれ係合可能であればよい。また上記凸部51、52、55及び凹部56、57、53の側面の角度は、ヒンジ部13の中心軸方向に対する直角方向から±10度程度の傾斜範囲内が、蓋部15の回転防止可能として好ましく、中心軸方向に対して直角(即ちヒンジ部の中心軸方向に対する直角方向から0度)であることがより好ましい。
ヒンジキャップ11は、キャップ本体部12及び蓋部15の両方とも、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン樹脂により形成されるが、これに限定するものではない。使用条件等を考慮し、上記以外の適切な合成樹脂で形成することも可能である。
次に上記構成のヒンジキャップ11の動作について、上記図1乃至図5に加え、ヒンジキャップ11の閉蓋状態を示す図6乃至図9を参照して説明する。
図1乃至図5に示す開蓋状態から、蓋部15の蓋筒体部25の下端を外周縁部23に当接又は近接する位置まで、ヒンジ部13を介して蓋部15をキャップ本体部12側に回動させると、蓋天板部26に設けた栓部28が、キャップ天板部19に設けた注出口21に嵌合して、注出口21が封止され、容器10内からの内容物の流出が抑えられる。
上記した蓋部15の回動によりヒンジキャップ11が閉蓋状態になると同時に、キャップ本体部12に設けた第1の係合部の本体部側凸部51、52が、蓋部15に設けた第2の係合部の蓋部側凹部56、57と係合し、さらに第2の係合部の蓋部側凸部55と第1の係合部の本体部側凹部53とが係合する(図8、図9参照)。このように、第1の係合部と第2の係合部とで、それぞれ凸部と凹部とでそれぞれ係合するので、閉蓋状態時に誤って蓋部15を回転させる力が作用したときでも、蓋部15の回転を抑えることができ、ヒンジ部13の破損を防止することができる。なお、キャップ本体部12の注出口21と蓋部15の栓部28とがヒンジキャップ11の中心から偏心したヒンジ部と反対側の位置で係合することも、蓋部15の回転を抑えることに二次的に寄与していると考えられる(図6参照)。
ボトル型容器10の内容物を注出するために、ヒンジキャップ11を閉蓋状態から開蓋状態にする際、通常、蓋筒体部25の突出部32を指で押し上げ、蓋部15とキャップ本体部12との係合を解除し、ヒンジ部13を介して所定位置まで蓋部15を回動させるが、誤って突出部32を横方向に動かし、蓋部15を横方向に回転させる力を加えて蓋部を回転させてヒンジ部を破損させる恐れがある。しかしながら、本実施形態においては、上述したように、キャップ本体部12に設けた第1の係合部の本体部側凸部51、52が、蓋部15に設けた第2の係合部の蓋部側凹部56、57と係合し、さらに第2の係合部の蓋部側凸部55と第1の係合部の本体部側凹部53とが係合するので(図8、図9参照)、上記した開蓋時の蓋部15の回転を抑え、ヒンジ部13の破損を防止することができる。このような第1の係合部及び第2の係合部の凸部、凹部は、コンパクトなサイズで、かつ簡便な構造であるから、製造コストを抑えたヒンジキャップとして提供することができる。
なお、ヒンジキャップ11を設けたボトル型容器10の使用前は、ボトル型容器10内に収容される内容物の品質保持のために、口部10aの先端はアルミ箔等で封印されている。使用に際しては、このアルミ箔等を取り除くために、ボトル型容器10からヒンジキャップ11を回転させて取り外すが、誤って、蓋部15のみを回転させてしまう場合がある。このような場合も、上述したように、閉蓋時には第1の係合部及び第2の係合部の凸部と凹部とがそれぞれ係合しているので、蓋部15の横方向の回転を有効に抑え、ヒンジ部の破損を防止することができる。このように、本実施形態のヒンジキャップ11によれば、上述した製造ラインでの蓋部の回転によるヒンジ部の破損のほか、使用者による使用時における閉蓋時の蓋部の回転を防止して、ヒンジ部の破損を有効に防止することができる。
11 ヒンジキャップ
12 キャップ本体部
13 ヒンジ部
15 蓋部
17 キャップ筒体部
18 段差
19 キャップ天板部
21 注出口
23 外周縁部
25 蓋筒体部
26 蓋天板部
28 栓部
31 蓋側接続部
35 キャップ本体部側接続部
36 センターヒンジ
37a、37b サイドヒンジ
51 本体部側凸部(第1の凸部)
52 本体部側凸部(第2の凸部)
53 本体部側凹部
55 蓋部側凸部
56 蓋部側凹部(第1の凹部)
57 蓋部側凹部(第2の凹部)

Claims (6)

  1. 容器の口部に取付けられるキャップ本体部と、該キャップ本体部にヒンジ部を介して開閉可能に接続される蓋部とを有するヒンジキャップであって、
    前記キャップ本体部の外周縁部及び前記蓋部の蓋筒体部の何れか一方に、該一方の径方向に突き出た、前記一方の周方向に隣接配置される第1の凸部及び第2の凸部と、前記第1の凸部と前記第2の凸部との間で前記一方の径方向に開くように形成される凹部とを含む第1の係合部と、
    前記キャップ本体部の外周縁部及び前記蓋部の蓋筒体部の他方に、該他方の径方向に開いた、前記他方の周方向に隣接配置される第1の凹部及び第2の凹部と、前記第1の凹部と前記第2の凹部との間で前記他方の径方向に突き出るように形成される凸部とを含む第2の係合部と、がそれぞれ設けられ、
    前記蓋部の閉蓋時に前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合するヒンジキャップ。
  2. 前記閉蓋時に、前記第1の凸部と前記第1の凹部、前記第2の凸部と前記第2の凹部及び前記第1の係合部の凹部と前記第2の係合部の凸部とがそれぞれ係合する請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記第1の係合部は前記キャップ本体部の外周縁部の前記ヒンジ部側に設けられ、前記第2の係合部は前記蓋部の蓋筒体部の前記ヒンジ部側に設けられる請求項1又は2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部は、それぞれ前記ヒンジ部の軸方向に沿って設けられている請求項3に記載のヒンジキャップ。
  5. 前記第1の係合部における第1の凸部及び第2の凸部は、前記ヒンジ部側に向けて上向きの傾斜面を有する請求項3又は4に記載のヒンジキャップ。
  6. 前記キャップ本体部のキャップ天板部には、前記キャップ本体部の中心に対して偏心した前記ヒンジ部と反対側の位置に前記容器から内容物を注出する注出口が設けられ、前記蓋部の蓋天板部には係合により前記注出口を塞ぐ栓部が設けられる請求項1乃至5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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