JP2001206015A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001206015A
JP2001206015A JP2000015692A JP2000015692A JP2001206015A JP 2001206015 A JP2001206015 A JP 2001206015A JP 2000015692 A JP2000015692 A JP 2000015692A JP 2000015692 A JP2000015692 A JP 2000015692A JP 2001206015 A JP2001206015 A JP 2001206015A
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groove
tread
sub
tire
range
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Akira Tanaka
明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の故障を伴わずに、トレッドゴムの長寿命
使用条件下で、耐偏摩耗性に優れる空気入りタイヤを提
供する。 【解決手段】 トレッドゴム両側領域に1本宛の周方向
ショルダ主溝とその外側でトレッド部の踏面端縁近傍に
位置する1本宛の細い周方向副溝とを有し、ショルダ主
溝は溝底から溝中に突出し踏面からの段下がり表面をも
つ周方向突起を有し、副溝は、溝深さ方向で見て開口部
から途中までが直状形状を有し、途中から溝底までがタ
イヤ赤道面に向かい屈折する屈折形状を有し、トレッド
ゴムは、100 ℃、周波数50Hz、動的ひずみ2%で、新品
タイヤ時の損失正接が0.20〜0.25の範囲内にあり、老化
試験後の損失正接が0.15〜0.25の範囲内にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイ
ヤ、より詳細にはトラック及びバスなどの比較的重荷重
車両の使途に供する空気入りラジアルタイヤに関し、特
に、トレッドゴム1mm摩耗当り10000km以上走
行の長寿命を示す使用条件下でのトレッドゴムの耐偏摩
耗性を大幅に向上させる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トレッドゴム1mm摩耗当り10000
km以上走行の長寿命を示す使用条件のトラックユーザ
又はバスユーザでは、方向性をもつトレッドパターンを
備えるタイヤを嫌う傾向が強く、そのため、トレッドパ
ターンには複数本の周方向主溝によるリブパターンが主
体とならざるを得ない。
【0003】リブパターンはウエット性能が不十分であ
るから、この性能を補うため、長いサイプ(スリット)
の多用や、周方向主溝から分岐する短い枝溝の多用が不
可避である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなト
レッドパターンをもつタイヤを長期間にわたり使用する
と、トレッド部両側領域、特にショルダ部と呼ばれる領
域のトレッドゴムに著しい偏摩耗が発生する。そこで、
この偏摩耗改善手段として、周方向主溝中に偏摩耗犠牲
部と呼ばれる周方向突起を設け、走行中に周方向突起に
ブレーキ力を発生させ、結局、周方向突起に偏摩耗を代
替わりさせる手段が実用化されるようになった。
【0005】上記の改善手段は、周方向主溝縁部から生
じる偏摩耗改善に有効ではあるが、トレッド部の踏面端
縁近傍からスタートする偏摩耗を改善するまでには至ら
ない。そこで、踏面端縁近傍に比較的幅狭の周方向副溝
を設け、この副溝の外側を偏摩耗犠牲部として見捨て、
副溝から内方のトレッドゴムの偏摩耗発生を副溝でくい
止める手段が提案され実用化されている。この副溝は別
名デフェンスグルーブと呼ばれるようになった。
【0006】デフェンスグルーブによる偏摩耗犠牲を嫌
うユーザのために、デフェンスグルーブに代わる手段と
して、トレッド部の踏面端縁直下のバットレス部に、タ
イヤ内方に切り込むサイドグルーブも提案され、実用化
されている。
【0007】しかし、デフェンスグルーブは、大きなサ
イドフォースを受けると、デフェンスグルーブの外側の
リブの剛性が低いため、縁部が早期に摩耗するエッジウ
エアと呼ばれる偏摩耗が発生する。その一方、サイドグ
ルーブはタイヤの使用初期から末期まで溝底に大きな繰
り返しひずみの作用を受けるためオゾンクラックが発生
し、ゴム欠けなどの故障が生じることがある。
【0008】従って、この発明の請求項1〜7に記載し
た発明は、特に、トレッドゴム1mm摩耗当り1000
0km以上走行の長寿命を示す使用条件のユーザに受入
れられるトレッドパターンを有し、他の故障を伴わず、
偏摩耗の発生度合いを少なくとも従来の1/2以下とす
る耐偏摩耗性に優れる空気入りタイヤを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載した発明は、トレッド部
と、その両側に連なる一対のサイドウォール部及び一対
のビード部とを有し、これら各部を補強する1プライ以
上のラジアルカーカスを備え、トレッド部のトレッドゴ
ム両側領域それぞれに、1本宛の周方向ショルダ主溝
と、該主溝の外側でトレッド部の踏面端縁近傍に位置す
る1本宛の細い周方向副溝とを有する空気入りタイヤに
おいて、上記ショルダ主溝は、その溝底から溝中に突出
し、トレッド部の踏面からの段下がり表面をもつ周方向
突起を有し、上記副溝は、溝深さ方向で見て、開口部か
ら途中までにわたる間が直状形状を有し、途中から溝底
までにわたる間がタイヤ赤道面に向かい屈折する屈折形
状を有し、トレッドゴムは、100℃、周波数50H
z、動的ひずみ2%にて、(1)新品タイヤ時の損失正
接が0.20〜0.25の範囲内にあり、(2)老化試
験後の損失正接が0.15〜0.25の範囲内にある、
ただし、老化試験条件は、(a)ノーマルオーブン法に
基づく空気加熱老化試験、(b)老化温度:100±1
℃、(c)老化時間:1日(24時間)である、損失正
接(tan δ) 特性を有することを特徴とする空気入りタ
イヤである。
【0010】請求項1に記載した発明に関し、請求項2
に記載した発明のように、ショルダ主溝は直状溝であ
り、周方向突起の踏面からの段下がり代は、ショルダ主
溝深さの0.5〜50%の範囲内にある。これに対応さ
せ、請求項3に記載した発明のように、副溝は直状溝で
ある。
【0011】請求項1〜3に記載した発明に関し、請求
項4に記載した発明のように、副溝は、ショルダ主溝深
さの0.1〜1.0倍の範囲内の溝深さを有し、請求項
1〜4に記載した発明に関し、請求項5に記載した発明
のように、副溝は、溝内側壁面でみて、副溝深さの0.
1〜0.9倍の範囲内の屈折長さを有する。
【0012】また、請求項1〜5に記載した発明に関
し、請求項6に記載した発明のように、副溝の溝深さ方
向直状形状部分は、0.5〜5.0mmの範囲内の溝幅
を有し、請求項1〜6に記載した発明に関し、請求項7
に記載した発明のように、副溝の屈折形状部分は、副溝
の溝深さの0.2〜0.8倍の範囲内の深さを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図5に基づき説明する。図1は、この発明の空気入
りタイヤの左半断面図であり、図2は、図1に示す空気
入りタイヤの踏面展開図であり、図3は、図1及び図2
に示すショルダ主溝の拡大断面図であり、図4は、図1
及び図2に示す副溝の拡大断面図であり、図5は、この
発明のトレッドゴムの老化時間(走行距離)とtan δと
の関係を示す線図である。
【0014】図1において、空気入りタイヤ(以下タイ
ヤという)1は、トレッド部2と、その両側に連なる一
対のサイドウォール部(片側のみ示す)3及び一対のビ
ード部(片側のみ示す)4とを有し、これら各部2〜4
をビード部4内に埋設したビードコア5相互間にわたり
補強する1プライ以上、図示例は1プライのラジアルカ
ーカス6と、またラジアルカーカス6の外周でトレッド
部2を強化するベルト7とを備える。なお、図1に示す
タイヤ1は、トラック及びバス用チューブレスタイヤで
ある。
【0015】また、図1及び図2を合わせ参照し、タイ
ヤ1は、トレッド部2のトレッドゴム8両側領域SRそ
れぞれに、1本宛の周方向ショルダ主溝10と、この主
溝10の外側でトレッド部2の踏面2t 端縁TE近傍に
位置する1本宛の細い周方向副溝11とを有する。ここ
に両側領域SRとは、図2に示す踏面展開幅Wを3等分
したとき、幅(1/3)Wの中央領域CRを挟む両側の
(1/3)Wに相当する幅SRの領域を指す。なお、こ
のタイヤ1は、中央領域CRにも2本の周方向直状主溝
13を備える。
【0016】図1〜図3において、ショルダ主溝10
は、その溝底から溝中に突出する周方向突起10p を有
する。周方向突起10p は、トレッド部2の踏面2t か
らの段下がり表面10p Sをもつというのが第一の特徴
である。。
【0017】図1、図2及び図4において、副溝11
は、その溝深さ方向で見て、踏面2tへの開口部から途
中までにわたる間が直状形状を有する。すなわち、図4
において、溝深さH11A までが直状溝部分11A であ
る。また、副溝11は、途中から溝底までにわたる間が
タイヤ赤道面E(図1参照)に向かい屈折する屈折形状
を有する。すなわち、溝深さH11A から溝深さH11B ま
でがタイヤ赤道面Eに向かう屈折溝部分11B であると
いうのが第二の特徴である。
【0018】ここに、トレッドゴム8は、100℃、周
波数50Hz、動的ひずみ2%にて以下に述べる損失正
接tan δ特性を有するものとする。すなわち、(1)新
品タイヤ時の損失正接が0.20〜0.25の範囲内に
あり、(2)老化試験後の損失正接が0.15〜0.2
5の範囲内にある、ただし、老化試験条件は、(a)ノ
ーマルオーブン法に基づく空気加熱老化試験、(b)老
化温度:100±1℃、(c)老化時間:1日(24時
間)である。
【0019】上記のトレッドゴム8は、下記の配合例に
より実現することができる。天然ゴム50重量部、溶液
重合SBR50重量部、ゴム合計100重量部。ISA
Fクラス又はSAFクラスのカーボンブラック45〜6
5重量部。好適にはSAFカーボンブラック50重量部
前後。
【0020】要するにトレッドゴム8は、新品のタイヤ
1で大きな値の損失正接tan δを有し、トレッドゴム8
の1mm摩耗当り10000km以上走行の長寿命を示
す使用条件の下、タイヤ1の走行に伴う高温度、例えば
100℃前後の高温度下で長期間、長距離走行しても、
損失正接tan δの値の低下率が従来のトレッドゴムのそ
れに比し極めて小さい特徴を有するということが第三の
特徴である。
【0021】このトレッドゴム8の一実施例のtan δと
走行距離(km)との関係を、従来の代表トレッドゴム
X、Yとの対比で、線図として図5に示す。従来のトレ
ッドゴムX(一点鎖線で示す)は新品タイヤのとき大き
なtan δの値をもつが、走行が進むにつれてtan δの値
は急激に低下する。また、従来のトレッドゴムY(破線
で示す)は走行の進展に対しtan δの値の落ち込みは小
さいが、新品タイヤのときからtan δの値が小さい。こ
れらに対し、実施例のトレッドゴム8は、実線で示すよ
うに、新品タイヤのときから大きなtan δの値をもち、
しかも相当な長距離走行してもtan δの値の落ち込みが
少ない特徴を有する。
【0022】以上述べた第一の特徴から第三の特徴まで
の組合わせにより、下記の効果を奏する。すなわち、ま
ず、タイヤ1の荷重負荷転動中に、ショルダ主溝10が
その溝中に備える周方向突起10p に不可避的にブレー
キング力が発生し、このブレーキング力が、ショルダ主
溝10の溝縁部分に発生するブレーキング力の肩代わり
をなす。その結果、周方向突起10p が偏摩耗犠牲部と
して働き、ショルダ主溝10の溝縁部分の偏摩耗発生を
抑制する。
【0023】次に、コーナリング時に踏面2t 端近傍に
大きなサイドフォースが作用するとき、副溝11の屈折
溝部分11B がサイドフォースを吸収する。その結果、
副溝11と踏面2t の端縁TEとの間のショルダリブの
接地圧が、従来の溝深さ方向に直状の副溝(デフェンス
グルーブ)を設ける場合に比し、より一層低減するの
で、ショルダリブのエッジウエアが大幅に軽減される。
【0024】また、屈折溝部分11B の終端(溝底)
は、トレッドゴム8内部に存在し、しかも、ひずみが小
さい位置に存在するのでオゾンクラックの影響を受け難
い。よって、クラック故障のうれいは全くない。また、
ショルダ主溝10及び副溝11は双方ともに周方向溝で
あり、無方向性トレッドパターンであるから、ユーザに
好意を以て受入れられる。
【0025】しかし、ショルダ主溝10の溝縁部分の偏
摩耗発生が抑制され、かつ、ショルダリブの摩耗が軽減
されるとはいえ、これだけでは耐偏摩耗性向上度合いが
不十分であるところ、前述したトレッドゴム8を適用す
ることにより、タイヤ1の使用開始時期からトレッドゴ
ム8の摩耗寿命完了までにわたり、大きな損失正接tan
δを保持させることで十分な耐偏摩耗性を得ることがで
きる。
【0026】なぜなら、トレッドゴム8への入力は比較
的小さく、従ってトレッドゴムの摩耗寿命が長い使用条
件下では、損失正接tan δの値が大きいほど摩耗エネル
ギを損失エネルギ、すなわち熱エネルギに転換する度合
いが大きくなるからである。
【0027】以下、ショルダ主溝10及び副溝11の詳
細について述べる。まず、図2及び図3を参照し、ショ
ルダ主溝10はトレッド部2周方向に直状に延びる溝で
あり、周方向突起10p を両側から挟む溝部10C、1
0Dを有する。周方向突起10p の段下がり表面10p
Sと踏面2t との間の段下がり代dは、ショルダ主溝1
0の溝深さH10の0.5〜50%の範囲内とするのが適
合する。
【0028】次に、図2及び図4を参照し、副溝11
は、ショルダ主溝10と平行に周方向に直状に延びる溝
であり、ショルダ主溝10の溝深さH10(mm)の0.
1〜1.0倍の範囲内の溝深さH11(mm)を有する。
また、副溝11は、その溝内側壁面で見て、副溝11の
溝深さH11の0.1〜0.9倍の範囲内の屈折長さL
(mm)を有する。
【0029】また、副溝11の溝深さH11方向の直状溝
部分11A は、0.5〜5.0mmの範囲内の溝幅wを
有する。そして、副溝11の屈折溝部分11B は、溝深
さH 11の0.2〜0.8倍の範囲内の深さH11B (m
m)を有する。副溝11の直状溝部分11A の深さH
11A (mm)と屈折溝部分11B の深さH11B (mm)
との和が副溝11の溝深さH11(mm)である。
【0030】以上述べたショルダ主溝10と副溝11と
の詳細構成は、トレッドゴム8への入力が比較的マイル
ドな使用条件、例えば、トラクタートレーラのヘッドの
前輪軸及びトレーラ軸での使用で、トレッドゴム8の損
失正接tan δ特性を活かし、偏摩耗の発生抑制に貢献す
る。
【0031】
【実施例】トラック及びバス用ラジアルプライタイヤ
で、サイズが295/75R22.5であり、構成は図
1〜図4に従う。カーカス6は、ゴム被覆スチールコー
ドの1プライであり、ベルト7は4層のゴム被覆スチー
ルコード交差層からなる。トレッドゴム8には、図5に
示す実施例ゴムを適用した。
【0032】ショルダ主溝10は下記諸元を有する。 溝幅:18.5mm、溝深さH10:12.4mm、 周方向突起10p の段下がり代:2.3mm。 副溝11は下記諸元を有する。 直状溝部分11A の溝幅w:2.5mm、溝深さH11
12.4mm、 直状溝部分11A の深さH11A :4.3mm、 屈折溝部分11B の深さH11B :8.1mm、 屈折長さL:5.8mm。
【0033】これに対し、図5に符号Xで示す従来トレ
ッドゴムを適用し、開口端から溝底に至るまで直状溝の
副溝を備える他は実施例に合わせた従来例タイヤを準備
した。実施例タイヤと従来例タイヤとを、内圧が720
kPaで、負荷荷重が27440Nであり、トレッドゴ
ム1mm摩耗当りの走行距離がほぼ20000kmの長
寿命タイヤユーザのトラクタ前輪(操舵輪)に装着し、
10万km走行時点で、両者の耐偏摩耗性をチェックし
た。
【0034】その結果、実施例タイヤの偏摩耗は、従来
例タイヤの偏摩耗の1/2以下に低減し、外見上ほとん
ど偏摩耗とは見分けられないほどであった。また、トレ
ッドゴム8の完全摩耗まで、副溝11に起因する故障は
全く見出されなかった。
【0035】
【発明の効果】この発明の請求項1〜7に記載した発明
によれば、トレッドゴム1mm摩耗当り10000km
以上走行の長寿命を示す使用条件下で、ユーザに受入れ
られる無方向性パターンを有し、耐偏摩耗性に優れ、溝
による故障のうれいが全くない空気入りタイヤを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の空気入りタイヤの左半断面図であ
る。
【図2】 図1に示す空気入りタイヤの踏面展開図であ
る。
【図3】 図1及び図2に示すショルダ主溝の拡大断面
図である。
【図4】 図1及び図2に示す副溝の拡大断面図であ
る。
【図5】 この発明のトレッドゴムの老化時間とtan δ
との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 空気入りタイヤ 2 トレッド部 2t 踏面 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 ラジアルカーカス 7 ベルト 10 ショルダ主溝 10p 周方向突起 10p S 周方向突起の表面 10C、10D 周方向突起を挟む溝部 11 副溝 11A 副溝の溝深さ方向直状溝部分 11B 副溝の屈折溝部分 E タイヤ赤道面 TE 踏面端縁 SR トレッドゴム両側領域 CR トレッドゴム中央領域 d 周方向突起の段下がり代 w 副溝の直状溝幅 H10 ショルダ主溝深さ H11 副溝深さ H11A 副溝の直状溝部分深さ H11B 副溝の屈折溝部分深さ L 屈折溝部分の屈折長さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部と、その両側に連なる一対の
    サイドウォール部及び一対のビード部とを有し、これら
    各部を補強する1プライ以上のラジアルカーカスを備
    え、トレッド部のトレッドゴム両側領域それぞれに、1
    本宛の周方向ショルダ主溝と、該主溝の外側でトレッド
    部の踏面端縁近傍に位置する1本宛の細い周方向副溝と
    を有する空気入りタイヤにおいて、 上記ショルダ主溝は、その溝底から溝中に突出し、トレ
    ッド部の踏面からの段下がり表面をもつ周方向突起を有
    し、 上記副溝は、溝深さ方向で見て、開口部から途中までに
    わたる間が直状形状を有し、途中から溝底までにわたる
    間がタイヤ赤道面に向かい屈折する屈折形状を有し、 トレッドゴムは、100℃、周波数50Hz、動的ひず
    み2%にて、 (1)新品タイヤ時の損失正接が0.20〜0.25の
    範囲内にあり、 (2)老化試験後の損失正接が0.15〜0.25の範
    囲内にある、 ただし、老化試験条件は、 (a)ノーマルオーブン法に基づく空気加熱老化試験、 (b)老化温度:100±1℃、 (c)老化時間:1日(24時間)である、 損失正接(tan δ) 特性を有することを特徴とする空気
    入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 ショルダ主溝は直状溝であり、周方向突
    起の踏面からの段下がり代は、ショルダ主溝深さの0.
    5〜50%の範囲内にある請求項1に記載したタイヤ。
  3. 【請求項3】 副溝は直状溝である請求項1に記載した
    タイヤ。
  4. 【請求項4】 副溝は、ショルダ主溝深さの0.1〜
    1.0倍の範囲内の溝深さを有する請求項1〜3のいず
    れか一項に記載したタイヤ。
  5. 【請求項5】 副溝は、溝内側壁面でみて、副溝深さの
    0.1〜0.9倍の範囲内の屈折長さを有する請求項1
    〜4のいずれか一項に記載したタイヤ。
  6. 【請求項6】 副溝の溝深さ方向直状形状部分は、0.
    5〜5.0mmの範囲内の溝幅を有する請求項1〜5の
    いずれか一項に記載したタイヤ。
  7. 【請求項7】 副溝の屈折形状部分は、副溝の溝深さの
    0.2〜0.8倍の範囲内の深さを有する請求項1〜6
    のいずれか一項に記載したタイヤ。
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