JP2001205422A - 生砂主型の崩壊方法およびその装置 - Google Patents

生砂主型の崩壊方法およびその装置

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JP2001205422A
JP2001205422A JP2000019753A JP2000019753A JP2001205422A JP 2001205422 A JP2001205422 A JP 2001205422A JP 2000019753 A JP2000019753 A JP 2000019753A JP 2000019753 A JP2000019753 A JP 2000019753A JP 2001205422 A JP2001205422 A JP 2001205422A
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main mold
green sand
sand main
casting material
mold
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JP2000019753A
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Shigeaki Yamamoto
茂昭 山本
Kuniyasu Mori
邦保 森
Ryoji Kanayama
良治 金山
Hisashi Harada
久 原田
Hiroaki Tokita
博明 時田
Kazuo Sugimoto
和男 杉本
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生砂主型における溶湯の熱影響をほとんど受け
ていない部分を適確かつ容易に崩壊させることができる
ようにする。 【解決手段】鋳込み直後の生砂主型を気密に包囲する工
程と、生砂主型を気密に包囲する構造体の内部を吸引減
圧して負圧状態にすることにより、生砂主型における溶
湯の熱影響を受けていない部分を崩壊する工程と、を含
むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生砂主型(以後主
型と略称する)を崩壊する方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来技術と課題】従来、主型の処理方法として、特許
第2575713号公報に開示されているように、主型
を、溶湯の熱影響を受けて鋳物素材に付着している部分
と、溶湯の熱影響を受けていない部分とに分け、それぞ
れの部分を別々の方法で処理するようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の主型の処理方法においては、主型における溶湯の熱影
響を受けていない部分を適確かつ容易に崩壊させること
ができる方法がまだなく、この種の業界から、主型にお
ける溶湯の熱影響を受けていない部分を適確かつ容易に
崩壊させることができる方法の出現が要請されていた。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、主型における溶湯の熱影響を受けてい
ない部分を適確かつ容易に崩壊させることができる主型
の崩壊方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の主型の崩壊方法は、鋳込み直後の生砂主
型を気密に包囲する工程と、この生砂主型を気密に包囲
する構造体の内部を吸引減圧して負圧状態にすることに
より、前記生砂主型における溶湯の熱影響を受けていな
い部分を崩壊する工程と、を含むことを特徴とする。
【0006】一般に、主型における鋳物素材の周囲に
は、鋳物素材の熱で加熱されて他の個所よりも高温であ
るとともに水分が多量に集まった層いわゆる水分凝縮層
が形成されており、この水分凝縮層は強度が弱い。とこ
ろで、請求項1においては、鋳込み直後の主型を気密に
包囲し、この気密に包囲する構造体の内部を急激に吸引
減圧して負圧状態にすると、水分の沸騰点が下がるた
め、鋳物素材の熱で加熱された高温状態の水分が沸騰す
る。これにより、主型においては、熱影響を受けていな
い部分が、水分凝縮層を境目にして容易に崩壊されるこ
とになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、鋳込み直後と
は、溶湯が凝固し水分凝縮層の水分が鋳物素材の熱で加
熱されて高温状態なり沸騰することができる時点であ
る。また、気密に包囲する構造体の内部の負圧度は、水
分凝縮層の水分を含む主型全体の水分の沸騰点を下げて
この水分を沸騰させ、これにより、溶湯の熱影響を受け
ていない部分を崩壊させることが可能な高さにする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面に基づき詳細に
説明する。本発明である主型の崩壊方法を適用した装置
は、図1に示すように、鋳込み後の鋳枠無しの主型を気
密に包囲する気密包囲手段1と、気密包囲手段1で画成
された空間の内部を吸引減圧して負圧状態にする吸引手
段2と、前記主型において溶湯の熱影響を受けて鋳物素
材に付着している部分から熱影響を受けていない部分を
分離する分離手段3と、前記主型における前記鋳物素材
への付着部分を前記鋳物素材から分離する付着部分分離
手段4と、前記主型における被分離部分および前記鋳物
素材への付着部分をそれぞれ別個の砂処理手段に送り込
む移送手段5と、で構成してある。
【0009】そして、前記気密包囲手段1は、図1に示
すように、上向きのシリンダ6により昇降可能に構成さ
れた箱状のトレイ7と、このトレイ7の真上に固定配設
された逆置箱状のカバー8とで構成してある。そして、
前記カバー8の下端にはシール部材9が埋設してある。
【0010】また、前記カバー8には前記吸引手段2が
連通接続してあり、前記吸引手段2は、前記カバー8に
順に装着された開閉弁10と、導管11と、真空源12
とで構成してある。
【0011】また、前記分離手段3は、前記トレイ7内
に左右方向へ向けて並べて設けられ複数の帯板材で構成
されかつ主型を載せる主型載せ部材13と、トレイ7お
よび主型載せ部材13を時計回り方向へ回動させて生砂
の被分離部分が滑降する角度まで傾動させる傾斜機構1
4と、トレイ7・主型載せ部材13等を包囲する回収シ
ュート15とで構成してある。
【0012】また、前記付着部分離手段4は、鋳物素材
取り出し装置としての機能も備えていて、左右動可能、
昇降可能および水平回転可能に構成されたフォーク部材
16と、フォーク部材16を左右動、昇降および水平回
転させる駆動機構(図示せず)と、前記フォーク部材1
6の下方に配設された回収シュート17とで構成してあ
る。
【0013】また、前記移送手段4は、前記回収シュー
ト15・17の下方に配設された2台のベルトコンベヤ
18・19で構成してある。
【0014】次に、このように構成した装置の作用につ
いて説明する。鋳造ラインの冷却ライン上を流れている
鋳込み後の上下主型21を分離手段3の主型載せ部材1
3上に押し出し、続いて、気密包囲手段1のシリンダ6
を伸長作動して上下主型21の載った主型載せ部材13
等を上昇させ、シール部材9をトレイ7に当接させて、
上下主型21をトレイ7とカバー8とで気密に包囲す
る。
【0015】ところで、一般に、上下主型21内の鋳物
素材22の周囲には、鋳物素材22の熱で加熱されて上
下主型21の他の個所よりも高温であるとともに水分が
多量に集まった層(水分凝縮層)が形成されており、こ
の水分凝縮層は強度が弱い。このため、吸引手段2の開
閉弁10を開き、トレイ7とカバー8とで画成する気密
状態の空間から急激に吸引減圧してその空間を負圧状態
にすると、水分凝縮層の水分を含む上下主型21全体の
水分の沸騰点が下がってこの水分が沸騰し、この結果、
上下主型21における溶湯の熱影響を受けていない部分
が崩壊する。
【0016】次いで、開閉弁10を閉じた後、カバー8
に付設された図示しない大気圧復帰バルブを開放してカ
バー8等内を大気圧に復帰させ、続いて、シリンダ6を
収縮作動してトレイ7、上下主型21・鋳物素材22等
を下降させる。次いで、付着部分離手段4の駆動機構を
駆動してフォーク部材16を左方へ移動させ、フォーク
部材16を鋳物素材22の下に進入させ、続いて、駆動
機構を駆動してフォーク部材16を上昇させ鋳物素材2
2を主型載せ部材13から持ち上げる。これにより、上
下主型21は、溶湯の熱影響を受けていない部分が鋳物
素材22から崩れ落ちるとともに、主型における溶湯の
熱影響を受けて鋳物素材に付着している部分から分離さ
れることとなる。
【0017】次いで、傾斜機構14を駆動してトレイ7
および主型載せ部材13を傾動させて、トレイ7および
主型載せ部材13上に堆積した上下主型21における分
離された溶湯の熱影響を受けていない部分すなわち被分
離部分である主型片を、回収シュート15上に排出した
後移送手段4のベルトコンベヤ18に送り込む。なお、
中子は、水分の沸騰による崩壊が生じないため、鋳物素
材22内に残留していて主型片に混入することはない。
次いで、駆動機構を駆動して、主型における溶湯の熱影
響を受けた部分が付着している鋳物素材22をフォーク
部材16により右方へ移動させ、続いて、フォーク部材
16を介してその鋳物素材22を上下動させて、主型に
おける鋳物素材22に付着している部分を振り落とす。
振り落とされた主型片は回収シュート17を介して移送
手段4のベルトコンベヤ19に送り込まれる。
【0018】なお、中子を用いた場合には、フォーク部
材16を介して鋳物素材22を上下動させて、鋳物素材
22に付着している主型片を振り落とした際に、中子の
幅木が落下することがあるが、移送手段5の後にスクリ
ーンなどを設けることによりその中子の幅木を容易に分
離することができる。また、鋳物素材22内に鋳ぐるま
れた中子は、鋳物素材22に付着している主型片を振り
落とした後も鋳物素材22内に留まる。
【0019】なお、上記の実施例では、鋳込み直後の主
型は、上下鋳枠内から抜き出されて枠無し状態である
が、これに限定されるものではなく、鋳枠付きでも同様
の作用効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
の発明は、鋳込み直後の生砂主型を気密に包囲する工程
と、この生砂主型を気密に包囲する構造体の内部を吸引
減圧して負圧状態にすることにより、前記生砂主型にお
ける溶湯の熱影響を受けていない部分を崩壊する工程
と、を含むから、主型における溶湯の熱影響を受けてい
ない部分を適確かつ容易に崩壊させることができるなど
の優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 気密包囲手段 2 吸引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 久 愛知県豊川市穂ノ原3−1 新東工業株式 会社豊川製作所内 (72)発明者 時田 博明 愛知県豊川市穂ノ原3−1 新東工業株式 会社豊川製作所内 (72)発明者 杉本 和男 愛知県豊川市穂ノ原3−1 新東工業株式 会社豊川製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生砂主型を崩壊する方法であって、鋳込み
    直後の生砂主型を気密に包囲する工程と、この生砂主型
    を気密に包囲する構造体の内部を吸引減圧して負圧状態
    にすることにより、前記生砂主型における溶湯の熱影響
    を受けていない部分を崩壊する工程と、を含むことを特
    徴とする生砂主型の崩壊方法。
  2. 【請求項2】生砂主型を崩壊する装置であって、鋳込み
    直後の生砂主型を気密に包囲する気密包囲手段と、この
    生砂主型を気密に包囲する構造体の内部を吸引減圧して
    負圧状態にする吸引手段と、を備えたことを特徴とする
    生砂主型の崩壊装置。
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KR1020017012446A KR20010113871A (ko) 2000-01-28 2001-01-24 생사 주형으로부터 주형 재료와 주형 생사를 붕괴하고분리시키는 방법 및 장치
PCT/JP2001/000444 WO2001054845A1 (fr) 2000-01-28 2001-01-24 Procede et dispositif permettant l'affaissement et la separation du materiau de moulage et du sable vert du moule en sable vert
BR0104248-3A BR0104248A (pt) 2000-01-28 2001-01-24 Método e mecanismo para colapsar moldes de areia glauconìtica e separar material de modelação e areia glauconìtica
CN01800143A CN1362901A (zh) 2000-01-28 2001-01-24 破碎湿砂铸型以及分离造型材料和湿砂的方法和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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