JP2001204422A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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JP2001204422A
JP2001204422A JP2000013821A JP2000013821A JP2001204422A JP 2001204422 A JP2001204422 A JP 2001204422A JP 2000013821 A JP2000013821 A JP 2000013821A JP 2000013821 A JP2000013821 A JP 2000013821A JP 2001204422 A JP2001204422 A JP 2001204422A
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health food
rice
roasting
beans
pulverizing
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English (en)
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Keiichi Morishita
下 敬 一 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄米等、殻の付いていない穀類又は豆類に比
べて、栄養成分、健康増進効果に優れていると共に、芳
香性に富み且つ美味な健康食品を提供する。 【解決手段】 籾米等、殻の付いた穀類又は豆類の一方
又は両方を蒸す工程と、蒸したものを乾燥する工程と、
乾燥したものを焙煎する工程と、焙煎したものを粉末化
する工程とを経て製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀類または豆類を
原料とした健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】このような穀類等を原料とした健康食品
としては、従来、玄米が良く知られている。この玄米
は、籾殻を除いたものであり、胚芽が残っている分、胚
芽を除かれた精白米に比べて栄養分に富んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この玄米に
あっても、栄養成分、健康増進効果には限度がある。本
発明者は、籾殻が付いた米(以下、籾米と称する)には
玄米には無い目に良い等、優れた健康増進効果を奏する
という知見を得た。ところが、籾米は、籾殻が付いてい
るために、人が食するときに美味とはいえず、食品には
あまり適さないと考えられている。
【0004】本発明の目的は、玄米等、殻の付いていな
い穀類または豆類に比べて、栄養成分、健康増進効果に
優れていると共に、芳香性に富み且つ美味な健康食品を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この目的を
達成するため研究を重ね、次のような本発明の健康食品
を創案した。本発明の健康食品は、殻の付いた穀類また
は豆類の一方又は両方を蒸す工程と、この蒸したものを
乾燥する工程と、この乾燥したものを焙煎する工程と、
この焙煎したものを粉末化する工程とを経て製造され
る。
【0006】また、本発明の健康食品では、焙煎は、セ
ラミックス製の窯、あるいはセラミックスを収容した非
セラミックス製の窯を用いて実施される。
【0007】さらに、本発明の健康食品では、粉末化す
る工程は、微粉化工程と、この微粉化工程の後の造粒工
程とからなり、焙煎後、超短波および/または極超短波
を照射して微粉化する。
【0008】さらにまた、本発明の健康食品では、粉末
化する工程は、微粉化工程と、この微粉化工程の後の造
粒工程とからなり、微粉化工程の前処理として、材料に
向けてイオン照射し、微粉化を促進する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の健康食品の実施形
態を説明する。本発明の健康食品の一実施形態は、籾米
を蒸す工程と、この蒸したものを乾燥する工程と、この
乾燥したものを焙煎する工程と、この焙煎したものを粉
末化する工程とにより製造される。
【0010】ここで、籾米を蒸す工程は、β澱粉をα
化、すなわちβ澱粉のミゼルを分解して人の消化酵素の
作用を受けやすくすることにより、籾米の消化吸収を容
易にするためのものである。この籾米を蒸す工程の一例
を挙げると、籾米を約8時間、水に浸した後、温度95
℃〜100℃で2時間、蒸して行われる。蒸したものを
乾燥する工程の一例を挙げると、温度60℃〜70℃で
約10時間、適宜方法により乾燥することにより行われ
る。
【0011】この蒸し工程、乾燥工程が済んだ後、焙煎
工程に処される。焙煎する工程の一例を挙げると、鉄窯
の中に材料とセラミックスの粒を入れ、温度170℃〜
180℃で約20分間、焙煎することにより行われる。
窯を密閉状態にして焙煎すれば、材料の香りを逃がさず
にそのままに保ち、風味豊かに焙煎される。
【0012】焙煎したものを粉末化する工程は、例え
ば、微粉化工程と、その後の造粒化工程とからなる。微
粉化工程の一例を挙げると、微粉化の前処理として、材
料にイオン照射を行い、微粉化を促進する方法がある。
前記イオン照射の後、微粉化する。微粉化としては、材
料に、超短波照射器により超短波(例えば波長6m)お
よび/または極超短波照射器により極超短波(例えば波
長12cmm)を照射し、微粉化すれば、機械的な力を
加えて微粉化する場合(高温となる)に比べて、常温で
加圧のない自然な状態下で微粉化するので、製品の酸化
が抑えられ、一層美味とできる。この超短波や極超短波
の照射と併せて機械的による微粉化方法を用いてもよ
い。
【0013】造粒化工程の一例を挙げると、流動槽造粒
の他、押し出し造粒、スプレードライ造粒等の方法があ
る。
【0014】なお、籾米の製造方法の工程として超短波
や極超短波を照射する工程を省略したもの、イオン照射
を省略したもの等も本発明に該当し、また各工程の具体
的内容は、上述したものに限定されず、適宜に変更可能
である。
【0015】この粉末は、そのまま食してもよく、水や
湯等の液体に溶かして食してもよく、その他、各人の好
みにより適宜の仕方で食することができる。
【0016】上述した方法により籾米から製造された健
康食品と、玄米を焙煎した従来の健康食品とのそれぞれ
の栄養成分を分析した結果を比較したものを次の表1に
示すものとする。
【0017】
【表1】
【0018】これから、本実施形態の籾米から製造され
た健康食品は、エネルギー、蛋白質、脂質、糖質、ナト
リウム、食物繊維、灰分、リン、鉄、カルシウム、カリ
ウム、マグネシウム、フィチン酸、銅、亜鉛、マンガ
ン、ケイ素等の栄養素を有していることがわかった。
【0019】そして、本実施形態の籾米から製造された
健康食品は、玄米から製造された健康食品に比べて、特
に、食物繊維、鉄、フィチン酸、ケイ素等の成分量が顕
著に多く、特にケイ素の量が顕著に多いことがわかっ
た。食物繊維は腸の中の有用微生物の繁殖を助け、鉄は
造血原料となり、フィチン酸は有害物質を体外に排出
し、またケイ素は新陳代謝に不可欠である等の作用を持
っている。籾米から製造された健康食品は、前記のよう
にケイ素の成分量が顕著に多いことから、新陳代謝促進
効果に特に優れていることが理解できる。すなわち、本
実施形態の籾米から製造された健康食品は、玄米から製
造された健康食品の栄養成分を全て含有しつつ、さらに
玄米に比べて量的に大幅に超える栄養成分を含有するこ
とが明らかとなった。
【0020】また、この健康食品は、籾米を焙煎するこ
とにより炭化しているので、体の中に入ると、人体に好
ましくない生理的異物を吸着して人体の外に排出するこ
とにより、健康に資する効果も奏する。
【0021】上述した実施形態では、セラミックスを収
容した鉄等の非セラミックス製の窯を用いて焙煎してい
るが、セラミックス製の窯を用いて焙煎しても、遠赤外
線による同様の効果を奏する。
【0022】上述した実施形態では、籾殻が付いた穀物
籾として米を例に挙げているが、ヒエ、アワ、ハトムギ
等の穀物を原料としてもよい。また、穀物類の他に、鞘
が付いたアズキ等の豆類としてもよい。このように殻が
付いた穀物、鞘が付いた豆類にあっては、その籾殻や鞘
等の殻に含まれた成分により、上述した籾米と同様の優
れた効果が期待できる。
【0023】また、二種以上の穀物の混合物、二種以上
の豆類の混合物、あるいは適宜の穀物類と豆類との混合
物等としてもよい。このような混合物とすると、各穀物
や豆類の特有の栄養成分が補完的に働き合うので、健康
増進効果が一層高まる。ここで、混合にあたっては、個
々人の体質に応じて最適となるように特別に配分しても
よく、或いは平均的な体質を有する人を想定し、一律に
配分するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明の健康食品による
と、次のような効果を奏する。請求項1の健康食品によ
ると、殻の付いた穀類または豆類の一方又は両方を焙
煎、粉末化等して製造されたので、玄米等、殻の付いて
いない穀類または豆類に比べて栄養成分、健康増進効果
に優れていると共に、芳香性に富み且つ美味な理想的な
ものとすることができる。
【0025】請求項2の健康食品によると、焙煎時にセ
ラミックスから遠赤外線が放射されるので、一層、芳香
性に富み且つ美味なものとすることができる。
【0026】請求項3の健康食品によると、超短波およ
び/または極超短波を照射し、常温で、機械的な力を加
えずに、微粉化するので、製品の酸化を抑え、一層美味
とできる。
【0027】請求項4の健康食品によると、微粉化前に
イオン照射するので、微粉化を促進できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23P 1/06 A23P 1/06 4B048 Fターム(参考) 4B018 LE02 MD49 MD57 ME11 MF04 MF06 MF07 MF08 MF14 4B020 LB27 LB30 LC05 LG01 LG09 LP05 LP08 LP20 LP25 4B021 LA44 LP06 LW09 4B023 LC09 LE30 LP08 LP13 LP14 LP20 4B035 LC06 LC09 LE01 LG33 LG34 LP03 LP06 LP17 LP24 LP36 LP59 4B048 PE01 PS02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殻の付いた穀類または豆類の一方又は両
    方を蒸す工程と、この蒸したものを乾燥する工程と、こ
    の乾燥したものを焙煎する工程と、この焙煎したものを
    粉末化する工程とを経て製造されたことを特徴とする健
    康食品。
  2. 【請求項2】 前記焙煎は、セラミックス製の窯、ある
    いはセラミックスを収容した非セラミックス製の窯を用
    いて実施されることを特徴とする請求項1に記載の健康
    食品。
  3. 【請求項3】 前記粉末化する工程は、微粉化工程と、
    この微粉化工程の後の造粒工程とからなり、 前記焙煎後、焙煎したものに超短波および/または極超
    短波を照射して微粉化することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の健康食品。
  4. 【請求項4】 前記微粉化工程の前処理として、材料に
    向けてイオン照射することを特徴とする請求項3に記載
    の健康食品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010531645A (ja) * 2007-07-02 2010-09-30 ビューラー バルト アクチエンゲゼルシャフト 個別の食料製品を焙煎しかつ表面低温殺菌するための方法
WO2012029486A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 国立大学法人新潟大学 穀類加工食品およびその製造方法
JP2019146532A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社東洋新薬 飲食用組成物

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