JP2001204214A - 苗移植機の苗植付装置 - Google Patents
苗移植機の苗植付装置Info
- Publication number
- JP2001204214A JP2001204214A JP2000014798A JP2000014798A JP2001204214A JP 2001204214 A JP2001204214 A JP 2001204214A JP 2000014798 A JP2000014798 A JP 2000014798A JP 2000014798 A JP2000014798 A JP 2000014798A JP 2001204214 A JP2001204214 A JP 2001204214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- seedling
- output shaft
- transmission case
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
植付伝動ケ−スは、一部に開口部を有した箱型のケ−ス
で構成されたものであり、そして、その一部の開口部に
蓋を設けた程度のものであった。そのため、ケ−ス内へ
の伝動機構の組み込みや取外しに手間を要し、分解・組
立作業の能率低下を招いていた。本発明は、かかる問題
点を解消することにあり、メンテナンスの容易化、部品
点数の低減及び軽量化を図らんとするものである。 【解決手段】 本発明は、1株分の苗を切取って土中に
植込む植込杆を有した苗植付装置12への伝動機構を内
装する植付伝動ケ−ス22であって、該伝動ケ−スから
左右両側方に突出して左右の植込杆11,11を回転駆
動するように設けた出力軸23を分岐点として上下に分
割すると共に、これら上下の割ケ−スを前記出力軸23
を挟んで抱き合わせるように構成してあることを特徴と
する。
Description
付装置に関し、特に、苗植付装置への伝動機構を内装す
る植付伝動ケ−スの構造に関するもので、農業機械の技
術分野に属する。
部に開口部を有した箱型のケ−スで構成されたものであ
り、そして、その一部の開口部に蓋を設けた程度のもの
であった。
ケ−ス内への伝動機構の組み込みや取外しに手間を要
し、分解・組立作業の能率低下を招いていた。本発明
は、かかる問題点を解消することにあり、メンテナンス
の容易化、部品点数の低減及び軽量化を図らんとするも
のである。
解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、
本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、
1株分の苗を切取って土中に植込む植込杆11を有した
苗植付装置12への伝動機構を内装する植付伝動ケ−ス
22であって、該伝動ケ−スから左右両側方に突出して
左右の植込杆11,11を駆動するように設けた出力軸
23を分岐点として上下に分割すると共に、これら上下
の割ケ−ス22a,22bを前記出力軸23を挟んで抱
き合わせるように構成してあることを特徴とする。これ
によれば、上側の割ケ−スを取り外すことによって伝動
機構部が大きく露出されることになり、メンテナンスを
容易に行なうことができる。しかも、出力軸にベベルギ
ヤ等を組付けてからケ−スで挟むように抱き合わせるた
め、従来のように出力軸をケ−スから抜き差しする必要
がなく、分解、組立てが容易となる。また、部品点数も
削減され軽量化が図れる。
体的手段は、前記第1の具体的手段に加えて、前記植込
杆11を駆動するためのクランクア−ム25を前記出力
軸23と一体構成としてあることを特徴とする。これに
よって、前記第1の具体的手段の効果に加えて、より部
品点数の低減化と軽量化を図ることができる。
−スを植込杆駆動用の出力軸部から上下に分割し、そし
て、この上下の割ケ−スを出力軸を挟んで抱き合わせる
ように構成してあるので、伝動機構部のメンテナンスが
容易であるばかりでなく、分解、組立ても容易で、作業
の能率化を図ることができる。また、スナップリング等
の廃止など部品点数が少なくて済み、軽量化することも
できるようになった。
説明する。図1及び図2は、4条植田植機を示すもので
あり、車体1の前後には走行車輪としての左右一対の前
輪2,2及び後輪3,3が架設されている。車体上前部
に操作ボックス4及びステアリングハンドル5等を有す
る操縦装置がステップ6上に設置され、車体後方部には
昇降可能な苗植付部7が装備されている。操縦装置の後
側に運転席8が設置され、運転席の下側に田植機の各部
に動力を伝達するエンジン9が搭載されている。
ク10、1株分の苗を切取って土中に植込む植込杆11
を有する2条植用の苗植付装置12、苗植付面を整地す
るフロ−ト13等からなる。車体側のエンジンからの動
力により植付入力軸14が駆動し、ベベルギヤ15を介
して左右横方向に延出する植付駆動軸16を回転駆動す
る構成である。
17の両端からベベルケ−ス18,18を介して後方へ
延出する2本の丸パイプからなる縦伝動ケ−ス19,1
9を突設している。ベベルケ−ス18,18にはベベル
ギヤ20,20を、縦伝動ケ−ス19,19には縦伝動
軸21,21を内装している。
の伝動機構を内装するものであって、該植付伝動ケ−ス
から左右両側方に突出して左右の植込杆11,11を回
転駆動可能に架設する出力軸23を分岐点として上下に
分割してあると共に、これら上下の割ケ−ス22a,2
2bを前記出力軸23を挟んで抱き合わせるようにし、
ボルト22c等で締付固定する構成である。前記植込杆
11への出力軸23は、前記縦伝動軸21からベベルギ
ヤ機構24を介して回転駆動すべく連動構成している。
付装置であり、前記出力軸23により回転駆動するクラ
ンクア−ム25と植付伝動ケ−ス22後端部の軸26周
りに揺動する揺動ア−ム27とに枢着された植込杆11
によって苗載タンク10内の苗を苗取り口から1株分づ
つ切取って土中に植込んでいく構成である。
クア−ム25,25及びア−ム軸25a,25aを、図
4に示すように一体型構造とすることにより、これらを
一つの部品として使用できるようにし、部品点数の低減
化及び軽量化を図るようにしている。
前記植付伝動ケ−ス22と同様に上18aと下18bと
に分割できる構成であり、そして、ベベルケ−ス18側
に突起28(図6参照)を設け、縦伝動ケ−ス19側に
は前記突起28が嵌入する係合溝又は係合穴29を設け
てあり、上下のケ−ス18a,18bで縦伝動ケ−ス1
9を挟み込むことで、突起28と係合穴29を嵌合さ
せ、ボルト30により締付固定するように構成してい
る。
る縦伝動ケ−スの取り付けに際し、フランジを使用しな
くてもよいので、部品点数を削減することができる。植
付駆動ケ−ス17外端のフランジ部材31には前記ベベ
ルケ−ス18を装着支持するようにしてあり、そして、
このフランジ部材31とベベルケ−ス18の外側面に固
着して支持するフランジ部材32との間にわたっては、
苗取り量調節用の回動ア−ム33と植付深さ調節用の上
下揺動ア−ム34の回動支点軸35、36を架設してあ
る。かかる構成によれば、それぞれの回動支点軸を支持
するための専用支持部材が不要になることで、部品点数
の削減及び軽量化を図ることができる。
量調節レバ−37の操作により回動ア−ム33が回動支
点軸35を中心に回動することで、苗載タンク10のス
ライド板38が該苗載タンクの傾斜方向に沿って移動す
るようになっており、このスライド板38の移動と共
に、苗載タンク10を移動させて、苗植付装置12の苗
の掻き取り量を調節できるようにしている。
レバ−の操作により、上下揺動ア−ム34を回動支点軸
35を中心に上下動させることで、フロ−ト13が苗植
付装置12に対して上下に変位し、圃場に対する植付深
さを調節するようになっている。
かる実施例では、図8(イ)に示すように断面円形の丸
パイプで構成しているが、図8(ロ)に示す如く、断面
ア−チ状に折り曲げたプレ−トによって縦伝動軸21,
21を覆うように構成するものあってもよい。このア−
チ状伝動ケ−スによれば、これが鉄板であることと下向
き開放であることによって、より軽量化することができ
る。なお、このア−チ状伝動ケ−スが下側開放であって
も下方に対応位置するフロ−トでカバ−することができ
るので、泥土などの飛散による影響も受けることが少な
い。
マット状苗を収納載置して車体1を走行し、苗植付部7
を牽引しながら各部を回転駆動する。すると、苗植付部
7は、下部のフロ−ト13で土壌表面に支持されて滑走
されながら、左右往復移動する苗載タンク10から植込
杆11が一株分づつの苗を分割して土壌表面に植付けて
行く。このようにして、一行程の走行で4条列の苗植付
け作業が行われる。
発明の実施例(図9(A))では、植付入力軸14から
入力される横方向の植付駆動軸16と、前後方向の左右
2本の縦伝動軸21,21とからなる苗植付装置12へ
の伝動経路がコの字型に配設されてあるのに対し、別実
施例1(図9(B))では、植付入力軸14から苗植付
装置12への伝動経路をV字型に配設したものである。
苗植付装置12への出力軸23に伝達するのに、本発明
の実施例(図9(A))では、ベベルギヤa1.a2.a
3.a4.a5.a6.a7.a8.a9.a10の10個のベ
ベルギヤを要するのに対し、別実施例1(図9(B))
では、ベベルギヤb1〜b7の7個のベベルギヤで済み、
しかも、1本の軸(植付駆動軸16)を廃止することも
できて、部品点数を大幅に減少することができる。
明する。田植機には、苗植付作業時において苗が欠植
(欠株)のないように正確に植えられているかどうかを
検知する装置が具備されていると便利であり、特に多条
植乗用田植機においては効果的である。
たものであるが、かかる本案実施例では、図10に示す
ように、欠株を検知する欠株検知センサ(例えば赤外線
を利用した光電式センサ)39を苗植付条列の複数条
(実施例では3条)をまたぐように斜めに配置(検知ラ
インを斜めに設ける。)する。即ち、欠株検知センサ3
9は、投光部39aから受光部39bに発する赤外線検
知ラインKが横方向斜めになるように配置する。
の時は、赤外線検知ラインを通過する間隔は一定である
が、(ロ)欠株有りの時には、赤外線検知ラインを通過
する間隔は一定ではない。このようにセンサで検知され
る間隔の変化で欠株を判断するので、赤外線検知ライン
を斜めに設けることで、複数条の欠株検知を同時に行な
うことができ、1条毎にセンサを設ける必要がなく、安
価で軽量な欠株.検知システムが実現できる。
ムは、6条植田植機に適用される。
クス 5 ステアリングハンドル 6 ステップ 7 苗植付部 8 運転席 9 エンジン 10 苗載タン
ク 11 植込杆 12 苗植付
装置 13 フロ−ト 14 植付入
力軸 15 ベベルギヤ 16 植付駆
動軸 17 植付駆動ケ−ス 18 ベベル
ケ−ス 19 縦伝動ケ−ス 20 ベベル
ギヤ 21 縦伝動軸 22 植付伝
動ケ−ス 23 出力軸 24 ベベル
ギヤ機構 25 クランクア−ム
Claims (2)
- 【請求項1】 1株分の苗を切取って土中に植込む植込
杆を有した苗植付装置への伝動機構を内装する植付伝動
ケ−スであって、該伝動ケ−スから左右両側方に突出し
て左右の植込杆を駆動するように設けた出力軸を分岐点
として上下に分割すると共に、これら上下の割ケ−スを
前記出力軸を挟んで抱き合わせるように構成してあるこ
とを特徴とする苗移植機の苗植付装置。 - 【請求項2】 前記植込杆を駆動するためのクランクア
−ムを前記出力軸と一体構成としてあることを特徴とす
る請求項1記載の苗移植機の苗植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000014798A JP4543241B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000014798A JP4543241B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 田植機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001204214A true JP2001204214A (ja) | 2001-07-31 |
JP2001204214A5 JP2001204214A5 (ja) | 2008-01-17 |
JP4543241B2 JP4543241B2 (ja) | 2010-09-15 |
Family
ID=18542196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000014798A Expired - Fee Related JP4543241B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4543241B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662024U (ja) * | 1980-07-10 | 1981-05-26 | ||
JPH02261307A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-24 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 乗用田植機における植付部伝動構造 |
JPH09275733A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機における苗掻取り量調節装置 |
JPH10136732A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機におけるレバーガイドの取付構造 |
-
2000
- 2000-01-24 JP JP2000014798A patent/JP4543241B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662024U (ja) * | 1980-07-10 | 1981-05-26 | ||
JPH02261307A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-24 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 乗用田植機における植付部伝動構造 |
JPH09275733A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機における苗掻取り量調節装置 |
JPH10136732A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機におけるレバーガイドの取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4543241B2 (ja) | 2010-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008099575A (ja) | 水田除草兼用溝切り機 | |
JP4130951B2 (ja) | 田植機装着式直播装置 | |
JP2001204214A (ja) | 苗移植機の苗植付装置 | |
JP2000139120A (ja) | 移植機 | |
JPH0126175Y2 (ja) | ||
JPH09224427A (ja) | 歩行型不耕起植付機 | |
JP2001213368A (ja) | 走行体の前輪取付構造 | |
JPH0510568Y2 (ja) | ||
JP2003102219A (ja) | 移植機 | |
JP2011062163A (ja) | 農作業機の整地装置 | |
JPH051222Y2 (ja) | ||
JP2000083415A (ja) | 野菜移植機 | |
JP3388994B2 (ja) | 移植機 | |
JPH044806A (ja) | 農用走行車体 | |
JP4648821B2 (ja) | 自走式一人乗用型種いも植付機 | |
JP5276544B2 (ja) | 水田作業車 | |
JPH0789775B2 (ja) | 施肥装置付移植機 | |
JP3264848B2 (ja) | 移植機における植付部構造 | |
JP2000217406A (ja) | 移植機の覆土装置 | |
JP2002165507A (ja) | 奇数条植えの苗移植機 | |
JPH07284306A (ja) | 乗用型移植機 | |
JPH06339305A (ja) | 接地型連続集合鉢体苗移植機 | |
JP2571035B2 (ja) | 施肥装置付移植機 | |
JP2011030438A (ja) | 水田作業車 | |
JPS62190016A (ja) | 施肥装置付移植機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100601 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100614 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4543241 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |