JP2001201688A - 露光装置及び方法並びに照明装置及び方法 - Google Patents

露光装置及び方法並びに照明装置及び方法

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JP2001201688A
JP2001201688A JP2000369736A JP2000369736A JP2001201688A JP 2001201688 A JP2001201688 A JP 2001201688A JP 2000369736 A JP2000369736 A JP 2000369736A JP 2000369736 A JP2000369736 A JP 2000369736A JP 2001201688 A JP2001201688 A JP 2001201688A
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exposure
light
projection optical
optical system
illumination
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JP2000369736A
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Masaji Tanaka
正司 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光領域が大きな場合でも、スループットを
低下させずに、良好な結像性能のもとで回路パターンを
転写できる露光装置を提供すること。 【解決手段】 第1の物体と第2の物体とを移動させつ
つ第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光装
置は、第1の物体の等倍の正立像を第2の物体上に形成
する第1及び第2の投影光学系を有する。第1及び第2
の投影光学系は、少なくとも像側がテレセントリックで
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の物体と第2
の物体とを移動させつつ露光を行なう走査型の投影露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワープロ、パソコン、テレビ等の
表示素子として、液晶表示パネルが多用されるようにな
った。液晶表示パネルは、ガラス基板上に透明薄膜電極
をフォトリソグラフィの手法で所望の形状にパターンニ
ングして作られる。このリソグラフィのための装置とし
て、マスク上に形成された原画パターンを投影光学系を
介してガラス基板上のフォトレジスト層に露光するミラ
ープロジェクションタイプのアライナーが使われてい
る。このようなアライナーとしては、例えば図14(a),
(b) に示すものが知られている。図14(a) は、従来の
アライナーの構成を示す斜視図であり、図14(b) は、
アライナーの投影光学系のレンズ断面図である。
【0003】図14(a) において、図示なき照明光学系
によりマスク71cが円弧状の照野72aにて照明され
る。この照野72aの像72bは、図14(b) に示す如
く、台形ミラー73の反射面73aにて光路が90°偏
向され、凹面鏡74及び凸面鏡75を介して、再び凹面
鏡74にて反射される。凹面鏡74からの光は、台形ミ
ラー73の反射面73bにて光路が90°偏向され、プ
レート76上にマスク71cの像を形成する。そして、
このアライナーにおいては、プレート76とマスク71
cとを走査露光する、即ち図中X方向に沿って移動させ
つつ露光を行なうことで、マスク71c上の回路パター
ンをプレート76上に転写していた。
【0004】最近、液晶表示パネルの大型化が望まれて
いる。それに伴い、上述の如きアライナーにおいても、
露光領域の拡大が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き投影露光装
置において、露光領域を拡大させるためには、露光領域
を分割して露光していた。具体的には、図14(a) に示
す如く、プレート76上を領域76a,76b,76
c,76dに4分割して、まず、マスク71aと領域7
6aとを走査露光して、領域76a上にマスク71aの
回路パターンを転写する。次に、マスク71aをマスク
71bに交換すると共に、投影光学系の露光領域と領域
76bとが重なるように、プレート76を図中XY平面
内でステップ的に移動させる。そして、マスク71bと
プレート76とを走査露光して、マスク71bの回路パ
ターンを領域76b上に転写する。以下同様に、マスク
71c、71dの回路パターンをそれぞれ領域76c、
76dに転写していた。
【0006】このように、分割して露光を行なう場合に
は、多数回の露光を行なうため、スループット(単位時
間当たり露光できる基板の量)の低下を招いていた。さ
らに、分割露光の場合には、隣合う露光領域間の継ぎ精
度を高める必要がある。このため、投影露光装置におい
ては、投影光学系の倍率誤差を0に近づける必要がある
と共に、アライメント精度の大幅な向上が要求され、装
置のコスト高を招くという問題点がある。
【0007】また、大きな露光領域を一括して転写する
ために、投影光学系の大型化を図ることが考えられる。
しかしながら、投影光学系の大型化を図るためには、大
型な光学素子を非常に高精度に製作する必要があり、製
作コストの増大と装置の大型化とを招く問題点がある。
また、投影光学系の大型化により収差も増大する問題点
がある。
【0008】そこで、本発明は、露光領域が大きな場合
でも、スループットを低下させずに、良好な結像性能の
もとで回路パターンを転写できる露光装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1による露光装置は、以下の構成を
有する。例えば図1に示す如く、第1の物体と第2の物
体とを移動させつつ第1の物体の像を第2の物体上へ投
影露光する露光装置は、第1の物体の等倍の正立像を第
2の物体上に形成する第1及び第2の投影光学系を有す
る。そして、第1及び第2の投影光学系は、少なくとも
像側がテレセントリックで構成される。
【0010】ここで、本発明において、正立像とは、上
下左右の横倍率が正となる像のことを指す。本発明の請
求項2にかかる発明では、請求項1の構成において、前
記第1及び第2の投影光学系は、光の入射側に凹面を向
けたレンズ面と、同じく光の入射側に凹面を向けた反射
面とを有するダイソン型光学系であることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項3にかかる発明では、請求
項1または2の構成において、前記第1及び第2の投影
光学系は、第1部分光学系と第2部分光学系とを有し、
前記第2部分光学系は、前記第1部分光学系が形成する
物体の1次像からの光によって2次像を形成することを
特徴とする。
【0012】本発明の請求項4にかかる発明では、請求
項3の構成において、前記第1及び第2部分光学系は、
それぞれ光の入射側に凹面を向けた第1及び第2の反射
面を有し、該第1及び第2の反射面は、同一方向に凹面
を向けるように配置されることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5にかかる発明では、請求
項3または4の構成において、前記第1部分光学系によ
る前記1次像が形成される位置には、視野絞りが配置さ
れることを特徴とする。本発明の請求項6にかかる発明
では、請求項5の構成において、前記視野絞りは、略台
形状の開口部を有し、該開口部によって定まる露光領域
の移動方向における長さの和は、前記移動方向と直交す
る方向において常に等しくなる如く規定されることを特
徴とする。
【0014】本発明の請求項7にかかる発明では、請求
項1〜6の何れか一項の構成において、前記第1及び第
2の投影光学系は、レンズと、凹面反射面とを有するこ
とを特徴とする。本発明の請求項8にかかる発明では、
請求項7の構成において、前記レンズと前記凹面反射面
との間は空間であることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9にかかる発明では、請求
項1の構成において、前記第1及び第2の投影光学系は
凹面反射面を有することを特徴とする。本発明の請求項
10にかかる発明では、請求項9の構成において、前記
第1の投影光学系は第1凹面反射面を有し、前記第2の
投影光学系は第2凹面反射面を有し、前記第1及び第2
凹面反射面は凹面が互いに向かい合うように配置される
ことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項11にかかる発明では、請
求項10鋸雨声において、前記第1の投影光学系は第3
凹面反射面を有し、前記第2の投影光学系は第4凹面反
射面を有し、前記第1及び前記第3凹面反射面は同一方
向に凹面を向けるように配置され、前記第2及び第4反
射面は同一方向に凹面を向けるように配置されることを
特徴とする。
【0017】本発明の請求項12にかかる発明では、請
求項9の構成において、前記第1及び第2の投影光学系
は、前記第1の物体からの光を偏向させて前記凹面反射
面へ向ける第1偏向部材と、前記凹面反射面で反射され
た光を偏向させる第2偏向部材とを有することを特徴と
する。
【0018】本発明の請求項13にかかる発明では、請
求項12の構成において、前記第1及び第2の投影光学
系は、前記凹面反射面とは異なる別の凹面反射面と、前
記第2偏向部材からの光を偏向させて前記別の凹面反射
面へ向ける第3偏向部材と、前記別の凹面反射面で反射
された光を偏向させる第4偏向部材とを有することを特
徴とする。
【0019】本発明の請求項14にかかる発明では、請
求項13の構成において、前記第1及び第2の投影光学
系は、前記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に前
記第1物体の中間像を形成することを特徴とする。本発
明の請求項15にかかる発明では、請求項14の構成に
おいて、前記第1及び第2の投影光学系は、前記第2偏
向部材と前記第3偏向部材との間に配置された視野絞り
を有することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項16にかかる発明では、請
求項13〜15の何れか一項の構成において、前記凹面
反射面と前記別の凹面反射面とは同一方向に凹面を向け
るように配置されることを特徴とする。本発明の請求項
17にかかる発明では、請求項1の構成において、前記
第1の物体の等倍の正立像を前記第2の物体上に形成す
る第3の投影光学系をさらに有し、前記第3の投影光学
系は、少なくとも像側がテレセントリックで構成される
ことを特徴とする。
【0021】本発明の請求項18にかかる発明では、請
求項17の構成において、前記第3の投影光学系は、第
1部分光学系と第2部分光学系とを有し、前記第2部分
光学系は、前記第1部分光学系が形成する物体の1次像
からの光によって2次像を形成することを特徴とする。
【0022】本発明の請求項19にかかる発明では、請
求項18の構成において、前記第1及び第2部分光学系
は、それぞれ光の入射側に凹面を向けた第1及び第2の
反射面を有し、該第1及び第2の反射面は、同一方向に
凹面を向けるように配置されることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項20にかかる発明では、請
求項18または19鋸雨声において、前記第1部分光学
系による前記1次像が形成される位置には、視野絞りが
配置されることを特徴とする。本発明の請求項21にか
かる発明では、請求項17の構成において、前記第1、
第2及び第3の投影光学系は凹面反射面を有することを
特徴とする。
【0024】本発明の請求項22にかかる発明では、請
求項21の構成において、前記第1の投影光学系は第1
凹面反射面を有し、前記第2の投影光学系は第2凹面反
射面を有し、前記第3の投影光学系は第3凹面反射面を
有し、前記第1及び第2凹面反射面は凹面が互いに向か
い合うように配置され、前記第1及び第3凹面反射面は
同一方向に凹面を向けるように配置されることを特徴と
する。
【0025】本発明の請求項23にかかる発明では、請
求項22の構成において、前記第1の投影光学系は第4
凹面反射面を有し、前記第2の投影光学系は第5凹面反
射面を有し、前記第3の投影光学系は第6凹面反射面を
有し、前記第1及び前記第4凹面反射面は同一方向に凹
面を向けるように配置され、前記第2及び第5反射面は
同一方向に凹面を向けるように配置され、前記第3及び
第6反射面は同一方向に凹面を向けるように配置される
ことを特徴とする。
【0026】本発明の請求項24にかかる発明では、請
求項21の構成において、前記第1、第2及び第3の投
影光学系は、前記第1の物体からの光を偏向させて前記
凹面反射面へ向ける第1偏向部材と、前記凹面反射面で
反射された光を偏向させる第2偏向部材とを有すること
を特徴とする。
【0027】本発明の請求項25にかかる発明では、請
求項24の構成において、前記第1、第2及び第3の投
影光学系は、前記凹面反射面とは異なる別の凹面反射面
と、前記第2偏向部材からの光を偏向させて前記別の凹
面反射面へ向ける第3偏向部材と、前記別の凹面反射面
で反射された光を偏向させる第4偏向部材とを有するこ
とを特徴とする。
【0028】本発明の請求項26にかかる発明では、請
求項25の構成において、前記第1、第2及び第3の投
影光学系は、前記第2偏向部材と前記第3偏向部材との
間に前記第1物体の中間像を形成することを特徴とす
る。本発明の請求項27にかかる発明では、請求項26
の構成において、前記第1、第2及び第3の投影光学系
は、前記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に配置
された視野絞りを有することを特徴とする。
【0029】本発明の請求項28にかかる発明では、請
求項25〜27の何れか一項の構成において、前記凹面
反射面と前記別の凹面反射面とは同一方向に凹面を向け
るように配置されることを特徴とする。本発明の請求項
29にかかる発明では、請求項28の構成において、前
記第1の投影光学系中の前記凹面反射面と前記第2の投
影光学系中の前記凹面反射面とは凹面が互いに向かい合
うように配置され、前記第1の投影光学系中の前記凹面
反射面と前記第3の投影光学系中の前記凹面反射面とは
同一方向に凹面を向けるように配置されることを特徴と
する。
【0030】本発明の請求項30にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に第1の露光領域を形成する第1投影光学系
と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上
に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域を形成
する第2投影光学系と;を有し、前記第1及び第2の投
影光学系は少なくとも像側がテレセントリックで構成さ
れる。
【0031】本発明の請求項31にかかる発明では、請
求項30の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、非走査方向に並んで配置されることを特徴とする。
本発明の請求項32にかかる発明では、請求項30の構
成において、前記第1及び第2の露光領域は、非走査方
向において異なる位置に配置されることを特徴とする。
【0032】本発明の請求項33にかかる発明では、請
求項32の構成において、前記第1物体からの光に基づ
いて、前記第2物体上に前記第1及び第2の露光領域と
は異なる第3の露光領域を形成し、少なくとも像側がテ
レセントリックで構成される第3の投影光学系をさらに
有し、前記第3の露光領域は前記第1の露光領域とは前
記走査方向において異なる位置に配置されることを特徴
とする。
【0033】本発明の請求項34にかかる発明では、請
求項33の構成において、前記第1の露光領域と前記第
2の露光領域とは非走査方向において間隔をもって配置
されることを特徴とする。本発明の請求項35にかかる
発明では、請求項34の構成において、前記第3の露光
領域は前記第1及び第2の露光領域の前記間隔の間を走
査できるように位置決めされることを特徴とする。
【0034】本発明の請求項36にかかる発明では、請
求項30の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、前記走査方向において異なる位置に配置されること
を特徴とする。本発明の請求項37にかかる発明では、
請求項36の構成において、前記第1物体からの光に基
づいて、前記第2物体上に前記第1及び第2の露光領域
とは異なる第3の露光領域を形成し、少なくとも像側が
テレセントリックで構成される第3の投影光学系をさら
に有し、前記第3の露光領域は前記第2の露光領域とは
前記走査方向において異なる位置に配置されることを特
徴とする。
【0035】本発明の請求項38にかかる発明では、請
求項37の構成において、前記第1、第2及び第3の露
光領域は台形形状であり、前記第2の露光領域の前記台
形の短辺は前記第3の露光領域側へ向けられており、前
記第3の露光領域の前記台形の短辺は前記第2の露光領
域側へ向けられていることを特徴とする。
【0036】本発明の請求項39にかかる発明では、請
求項36の構成において、前記第1、第2及び第3の露
光領域は台形形状であり、前記第1の露光領域の前記台
形の短辺は前記第2の露光領域側へ向けられており、前
記第2の露光領域の前記台形の短辺は前記第1の露光領
域側へ向けられていることを特徴とする。
【0037】本発明の請求項40にかかる発明では、請
求項30〜37の何れか一項の構成において、前記第
1、第2及び第3の露光領域は、台形形状または六角形
形状であることを特徴とする。本発明の請求項41にか
かる発明は、第1の物体と第2の物体とを走査方向に沿
って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体上へ
投影露光する露光装置であって、前記第1物体からの光
に基づいて、前記第2物体上に台形形状の第1の露光領
域を形成する第1投影光学系と;前記第1物体からの光
に基づいて、前記第2物体上の前記第1の露光領域とは
異なる位置に台形形状の第2の露光領域を形成する第2
投影光学系と;を有する。
【0038】本発明の請求項42にかかる発明では、請
求項41の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、非走査方向に並んで配置されることを特徴とする。
本発明の請求項43にかかる発明では、請求項41の構
成において、前記第1及び第2の露光領域は、非走査方
向において異なる位置に配置されることを特徴とする。
【0039】本発明の請求項44にかかる発明では、請
求項43の構成において、前記第1物体からの光に基づ
いて、前記第2物体上の前記第1及び第2の露光領域と
は異なる位置に台形形状の第3の露光領域を形成する第
3の投影光学系をさらに有し、前記第3の露光領域は前
記第1の露光領域とは前記走査方向において異なる位置
に配置されることを特徴とする。
【0040】本発明の請求項45にかかる発明では、請
求項44の構成において、前記第1の露光領域と前記第
2の露光領域とは非走査方向において間隔をもって配置
されることを特徴とする。本発明の請求項46にかかる
発明では、請求項45の構成において、前記第3の露光
領域は前記第1及び第2の露光領域の前記間隔の間を走
査できるように位置決めされることを特徴とする。
【0041】本発明の請求項47にかかる発明では、請
求項41の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、前記走査方向において異なる位置に配置されること
を特徴とする。本発明の請求項48にかかる発明では、
請求項47の構成において、前記第1物体からの光に基
づいて、前記第2物体上の前記第1及び第2の露光領域
とは異なる位置に第3の露光領域を形成する第3の投影
光学系をさらに有し、前記第3の露光領域は前記第2の
露光領域とは前記走査方向において異なる位置に配置さ
れることを特徴とする。
【0042】本発明の請求項49にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、台形形状の第1の視野領域を有する第1
投影光学系と;台形形状の第2の視野領域を有する第2
投影光学系と;を有し、前記第1の視野領域の台形の短
辺は、前記第1投影光学系が有する最大視野領域の円弧
側に向けられており、前記第2の視野領域の台形の短辺
は、前記第2投影光学系が有する最大視野領域の円弧側
に向けられている。
【0043】本発明の請求項50にかかる発明では、請
求項49の露光装置において、前記第1及び第2投影光
学系が有する前記最大視野領域は半円状であることを特
徴とする請求項49記載の露光装置。本発明の請求項5
1にかかる発明は、第1の物体と第2の物体とを走査方
向に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物
体上へ投影露光する露光装置であって、前記第1物体か
らの光に基づいて、前記第2物体上に第1の露光領域を
形成する第1投影光学系と;前記第1物体からの光に基
づいて、前記第2物体上に前記第1の露光領域とは異な
る第2の露光領域を形成する第2投影光学系と;前記第
1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1
及び第2の露光領域とは異なる第3の露光領域を形成す
る第3投影光学系と;を有し、前記第1、第2及び第3
の投影光学系は少なくとも像側がテレセントリックで構
成される。
【0044】本発明の請求項52にかかる発明では、請
求項51の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、非走査方向において異なる位置に配置されることを
特徴とする。本発明の請求項53にかかる発明では、請
求項52の構成において、前記第3の露光領域は、前記
走査方向において前記第1及び第2の露光領域と異なる
位置に配置されることを特徴とする。
【0045】本発明の請求項54にかかる発明では、請
求項52または53の構成において、前記第1の露光領
域と前記第2の露光領域とは非走査方向において間隔を
もって配置され、前記第3の露光領域は前記第1及び第
2の露光領域の前記間隔の間を走査できるように位置決
めされることを特徴とする。
【0046】本発明の請求項55にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に第1の露光領域を形成する第1投影光学系
と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上
に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域を形成
する第2投影光学系と;を有し、前記第1及び第2投影
光学系は少なくとも像側テレセントリックに構成され、
前記第1及び第2の露光領域の前記走査方向における幅
の和は、前記走査方向と直交する走査直交方向において
一定である。
【0047】本発明の請求項56にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に第1の露光領域を形成する第1投影光学系
と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上
に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域を形成
する第2投影光学系と;を有し、前記第1及び第2投影
光学系の光軸は、前記第1の物体の面内方向と平行であ
る。
【0048】本発明の請求項57にかかる発明では、請
求項56の構成において、前記第1及び第2投影光学系
は前記第1の物体上の第1及び第2視野領域を有し、前
記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の視野領域の
前記走査方向と直交する方向の幅をφFとし、前記第1
及び第2投影光学系の光軸間距離をKとするとき、 2φF>K を満足することを特徴とする。
【0049】本発明の請求項58にかかる発明では、請
求項56または57の構成において、前記第1及び第2
投影光学系は前記第1の物体上の第1及び第2視野領域
を有し、前記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の
視野領域の前記走査方向と直交する方向の幅をφF
し、前記第1及び第2投影光学系の外径の最大値をφD
とするとき、 φF>φD/2 を満足することを特徴とする。
【0050】本発明の請求項59にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に第1の露光領域を形成する第1投影光学系
と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上
に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域を形成
する第2投影光学系と;を有し、前記第1及び第2投影
光学系は前記第1の物体上の第1及び第2視野領域を有
し、前記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の視野
領域の前記走査方向と直交する方向の幅をφFとし、前
記第1及び第2投影光学系の外径の最大値をφDとする
とき、 φF>φD/2 を満足する。
【0051】本発明の請求項60にかかる発明は、第1
の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移動させつつ
前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露光する露光
装置であって、前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に第1の露光領域を形成する第1投影光学系
と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上
に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域を形成
する第2投影光学系と;を有し、前記第1及び第2投影
光学系は前記第1の物体上の第1及び第2視野領域を有
し、前記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の視野
領域の前記走査方向と直交する方向の幅をφFとし、前
記第1及び第2投影光学系の光軸間距離をKとすると
き、 2φF>K を満足する。
【0052】本発明の請求項61にかかる発明では、請
求項59または60の構成において、前記第1及び第2
投影光学系は少なくとも像側テレセントリックで構成さ
れることを特徴とする。本発明の請求項62にかかる発
明は、第1の物体と第2の物体とを走査方向に沿って移
動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体上へ投影露
光する露光装置であって、前記第1物体からの光に基づ
いて、前記第2物体上に第1の露光領域を形成する第1
投影光学系と;前記第1物体からの光に基づいて、前記
第2物体上に前記第1の露光領域とは異なる第2の露光
領域を形成する第2投影光学系と;を有し、前記第1及
び第2投影光学系は少なくとも像側テレセントリックで
構成され、かつダハ面を有する。
【0053】本発明の請求項63にかかる発明は、マス
クと感光性基板とを走査方向に沿って移動させつつ前記
マスクの像を前記感光性基板上へ投影露光する露光装置
であって、前記マスク上の第1視野領域からの光に基づ
いて、前記感光性基板上に第1の露光領域を形成する第
1の投影光学系と;前記マスク上の第2視野領域からの
光に基づいて、前記感光性基板上に前記第1の露光領域
とは異なる第2の露光領域を形成する第2の投影光学系
と;を備え、前記第1視野領域は前記マスク上の回路パ
ターン領域の縁と一致する辺を有する。
【0054】本発明の請求項64にかかる発明は、第1
物体の像を第2物体上へ投影露光する露光方法であっ
て、像側テレセントリックな光束に基づいて前記第1物
体の正立像を第1の露光領域上に形成する第1工程と;
前記像側テレセントリックな光束とは異なる別の像側テ
レセントリックな光束に基づいて前記第1物体の正立像
を前記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域上に形
成する第2工程と;前記第1物体と前記第2物体とを走
査方向に沿って移動させる第3工程と;を有する。
【0055】本発明の請求項65にかかる発明では、請
求項64の構成において、前記第1及び第2工程は、凹
面反射鏡で光を反射させる補助工程を有することを特徴
とする。本発明の請求項66にかかる発明では、請求項
64の構成において、前記第1及び第2工程は、それぞ
れ前記第1物体の中間像を形成する補助工程を有するこ
とを特徴とする。
【0056】本発明の請求項67にかかる発明では、請
求項66の構成において、前記第1及び第2工程は、そ
れぞれ前記中間像から2次像を形成する補助工程を有す
ることを特徴とする。本発明の請求項68にかかる発明
では、請求項67の構成において、前記第1及び第2工
程は、それぞれ凹面反射鏡で光を反射させて前記中間像
へ導く補助工程と、凹面反射鏡で光を反射させて前記2
次像へ導く補助工程とを有することを特徴とする。
【0057】本発明の請求項69にかかる発明では、請
求項67〜68の何れか一項の構成において、前記第1
及び第2工程は、それぞれ視野絞りに光を通す補助工程
を有することを特徴とする。本発明の請求項70にかか
る発明では、請求項65の構成において、前記第1工程
中の前記凹面反射鏡で光を反射させる補助工程と、前記
第2工程中の前記凹面反射鏡で光を反射させる補助工程
とでは、互いに反対側へ光を反射させることを特徴とす
る。
【0058】本発明の請求項71にかかる発明では、請
求項65の構成において、前記第1及び第2工程は、そ
れぞれレンズに光を通過する補助工程を有することを特
徴とする。本発明の請求項72にかかる発明では、請求
項65の構成において、前記第1及び第2工程は、第1
凹面反射鏡で光を反射させる第1補助工程と、第1補助
工程の後に前記第1物体の中間像を形成する第2補助工
程と、第2補助工程の後に第2凹面反射鏡で光を反射さ
せる第3補助工程とをそれぞれ有することを特徴とす
る。
【0059】本発明の請求項73にかかる発明では、請
求項72の構成において、前記第1及び第2工程は、前
記第1物体からの光を前記第1凹面反射鏡へ向けて偏向
させる第4補助工程と、前記第1凹面反射鏡からの光を
前記中間像へ向けて偏向させる第5補助工程と、前記中
間像からの光を前記第2凹面反射鏡へ向けて偏向させる
第6補助工程と、前記第2凹面反射鏡からの光を前記第
2物体へ向けて偏向させる第7補助工程とをそれぞれ有
することを特徴とする。
【0060】本発明の請求項74にかかる発明では、請
求項73の構成において、前記第1及び第2工程は、前
記第4補助工程にて偏向された光を第1レンズに導いた
後に前記第1凹面反射鏡へ導く第8補助工程と、前記第
1凹面反射鏡にて反射された光を前記第1レンズに導く
第9補助工程と、前記第6補助工程にて偏向された光を
第2レンズに導いた後に前記第2凹面反射鏡へ導く第1
0補助工程と、前記第2凹面反射鏡にて反射された光を
前記第2レンズに導く第10補助工程とをさらに有する
ことを特徴とする。
【0061】本発明の請求項75にかかる発明では、請
求項73または74の構成において、前記第1工程中の
前記第4補助工程での光の偏向する方向と、前記第2工
程中の前記第4補助工程での光の偏向する方向は逆向き
であることを特徴とする。本発明の請求項76にかかる
発明では、請求項73〜75の何れか一項の構成におい
て、前記第1工程中の前記第6補助工程での光の偏向す
る方向と、前記第2工程中の前記第6補助工程での光の
偏向する方向とは逆向きであることを特徴とする。
【0062】本発明の請求項77にかかる発明では、請
求項65の構成において、前記第1及び第2工程は、第
1凹面反射鏡で光を反射させる第1補助工程と、第2凹
面反射鏡で光を反射させる第2補助工程とを有すること
を特徴とする。本発明の請求項78にかかる発明では、
請求項77の構成において、前記第1補助工程での光の
反射方向と前記第2補助工程での光の反射方向とは同一
方向であることを特徴とする。
【0063】本発明の請求項79にかかる発明では、請
求項78の構成において、前記第1工程中の前記第1補
助工程での光の反射方向と、前記第2工程中の前記第1
補助工程での光の反射方向とは逆向きであることを特徴
とする。本発明の請求項80にかかる発明では、請求項
65の構成において、前記第1及び第2工程は、前記第
1物体からの光を前記凹面反射鏡へ偏向させる偏向補助
工程をさらに有し、前記第1工程中の偏向補助工程での
光の偏向方向と、前記第2工程中の偏向補助工程での光
の偏向方向とは逆向きであることを特徴とする。
【0064】本発明の請求項81にかかる発明では、請
求項64の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、走査方向と直交する方向において一部重複すること
を特徴とする。本発明の請求項82にかかる発明では、
請求項64の構成において、像側テレセントリックな光
束に基づいて前記第1物体の正立像を前記第1及び第2
の露光領域とは異なる第3の露光領域上に形成する第4
工程をさらに有することを特徴とする。
【0065】本発明の請求項83にかかる発明では、請
求項64の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、非走査方向に沿って並んで配置されることを特徴と
する。本発明の請求項84にかかる発明では、請求項6
4の構成において、前記第1及び第2の露光領域は、非
走査方向において異なる位置に配置されることを特徴と
する。
【0066】本発明の請求項85にかかる発明では、請
求項84の構成において、像側テレセントリックな光束
に基づいて前記第1物体の正立像を前記第1及び第2の
露光領域とは異なる第3の露光領域上に形成する第4工
程をさらに有することを特徴とする。
【0067】本発明の請求項86にかかる発明では、請
求項85の構成において、前記第3の露光領域は、前記
走査方向において前記第1の露光領域とは異なる位置に
配置されることを特徴とする。本発明の請求項87にか
かる発明では、請求項86の構成において、前記第1及
び第3の露光領域は、前記非走査方向で間隔を持つよう
に配置されることを特徴とする。
【0068】本発明の請求項88にかかる発明では、請
求項64の構成において、前記第1及び第2の露光領域
は、前記走査方向において異なる位置に配置されること
を特徴とする。本発明の請求項89にかかる発明では、
請求項88の構成において、像側テレセントリックな光
束に基づいて前記第1物体の正立像を前記第1及び第2
の露光領域とは異なる第3の露光領域上に形成する第4
工程をさらに有することを特徴とする。
【0069】本発明の請求項90にかかる発明では、請
求項89の構成において、前記第3の露光領域は、前記
走査方向において前記第2の露光領域とは異なる位置に
配置されることを特徴とする。本発明の請求項91にか
かる発明では、請求項64〜90の何れか一項の構成に
おいて、前記第1及び第2の露光領域は、台形形状また
は六角形形状であることを特徴とする。
【0070】本発明の請求項92にかかる発明は、第1
物体の像を第2物体上へ投影露光する露光方法であっ
て、請求項1〜63の何れか一項記載の露光装置を用い
て前記第2物体上に前記第1物体の像を形成しつつ前記
第1及び第2物体を移動させる。
【0071】本発明の請求項93にかかる発明では、請
求項64〜92の何れか一項の構成において、前記第1
物体と前記第2物体とを移動させつつ前記第1物体の像
を一回の露光で第2物体上へ転写することを特徴とす
る。本発明の請求項94にかかる発明は、第1物体上の
パターンを第2物体へ転写する露光装置に組合せられ
て、前記第1物体を照明する照明装置であって、照明光
を供給する光源と;該光源からの照明光を複数の照明光
に分岐する照明分岐手段と;該照明分岐手段によって分
岐された前記複数の照明光を、前記第1物体上の複数の
照明領域へそれぞれ導く導光手段と;を備える。
【0072】本発明の請求項95にかかる発明では、請
求項94の構成において、前記光源とは異なる別の光源
をさらに備え、該別の光源からの照明光は前記照明分岐
手段へ導かれることを特徴とする。本発明の請求項96
にかかる発明では、請求項95の構成において、前記照
明分岐手段は、複数の入射端からの光を複数の射出端へ
導くライトガイドを有することを特徴とする。
【0073】本発明の請求項97にかかる発明では、請
求項94の構成において、前記照明分岐手段は、入射端
からの光を複数の射出端へ導くライトガイドを有するこ
とを特徴とする。本発明の請求項98にかかる発明で
は、請求項96または97の構成において、前記ライト
ガイドは、ランダムに束ねられた光ファイバを有するこ
とを特徴とする。
【0074】本発明の請求項99にかかる発明では、請
求項94〜98の何れか一項の構成において、前記第1
物体上の前記複数の照明領域は台形形状であることを特
徴とする。本発明の請求項100にかかる発明では、請
求項94〜99の何れか一項の構成において、前記第1
物体と共役に配置された照明視野絞りを有することを特
徴とする。
【0075】本発明の請求項101にかかる発明では、
請求項94〜100の何れか一項の構成において、第1
物体と第2物体とを走査方向に沿って移動させつつ前記
第1物体上のパターンを前記第2物体へ転写する露光装
置に組合せられることを特徴とする。
【0076】本発明の請求項102にかかる発明では、
請求項101の構成において、前記複数の照明領域は、
第1の照明領域と該第1の照明領域とは異なる第2の照
明領域とを備え、前記第1及び第2の照明領域は前記走
査方向において異なる位置に形成されることを特徴とす
る。
【0077】本発明の請求項103にかかる発明では、
請求項102の構成において、前記複数の照明領域は、
前記第1及び第2の照明領域とは異なる第3の照明領域
を備え、該第3の照明領域は前記走査方向において前記
第2の照明領域とは異なる位置に形成されることを特徴
とする。
【0078】本発明の請求項104にかかる発明では、
請求項101の構成において、前記複数の照明領域は、
第1の照明領域と該第1の照明領域とは異なる第2の照
明領域とを備え、前記第1及び第2の照明領域は非走査
方向において異なる位置に形成されることを特徴とす
る。
【0079】本発明の請求項105にかかる発明では、
請求項104の構成において、前記複数の照明領域は、
前記第1及び第2の照明領域とは異なる第3の照明領域
を備え、該第3の照明領域は前記走査方向において前記
第1及び第2の照明領域とは異なる位置に形成されるこ
とを特徴とする。
【0080】本発明の請求項106にかかる発明では、
請求項94〜105の何れか一項の構成において、前記
第1物体の像を第2物体上に形成する複数の投影光学系
を備える露光装置と組合せられることを特徴とする。本
発明の請求項107にかかる発明では、請求項106の
構成において、前記複数の投影光学系は前記第1物体上
に複数の視野領域を有し、前記複数の照明領域は前記複
数の視野領域と相似であることを特徴とする。
【0081】本発明の請求項108にかかる発明では、
請求項107の構成において、前記複数の投影光学系は
視野絞りを有しないことを特徴とする。本発明の請求項
109にかかる発明は、所定のパターンが形成されたマ
スクを照明する照明方法において、光源から照明光を供
給し、該光源からの前記照明光を複数の照明光に分岐
し、該分岐された複数の照明光を前記マスク上の複数の
照明領域へそれぞれ導くことを特徴とする。
【0082】本発明の請求項110にかかる発明では、
請求項109の構成において、前記光源とは異なる別の
光源からの照明光を供給し、前記光源及び前記別の光源
からの前記照明光を複数の照明光に分岐することを特徴
とする。本発明の請求項111にかかる発明では、請求
項110の構成において、前記照明光を前記複数の照明
光に分岐する際に、複数の入射端からの光を複数の射出
端へ導くライトガイドを用いることを特徴とする。
【0083】本発明の請求項112にかかる発明では、
請求項109の構成において、前記照明光を前記複数の
照明光に分岐する際に、入射端からの光を複数の射出端
へ導くライトガイドを用いることを特徴とする。本発明
の請求項113にかかる発明では、請求項111または
112の構成において、前記ライトガイドとして、ラン
ダムに束ねられた光ファイバを用いることを特徴とす
る。
【0084】本発明の請求項114にかかる発明では、
請求項109〜113の何れか一項の構成において、前
記第1物体上に複数の台形形状の照明領域を形成するこ
とを特徴とする。本発明の請求項115にかかる発明で
は、請求項109〜114の何れか一項の構成におい
て、前記第1物体と共役に配置された照明視野絞りに光
を導く工程を有することを特徴とする。
【0085】本発明の請求項116にかかる発明では、
請求項109の構成において、前記複数の照明領域は、
前記パターンが形成される前記第1物体上の領域の縁に
一致する辺を有する第1の照明領域を有することを特徴
とする。本発明の請求項117にかかる発明では、請求
項116の構成において、前記複数の照明領域は、前記
第1の照明領域とは異なる第2の照明領域を有し、前記
第2の照明領域は、台形形状または六角形形状であるこ
とを特徴とする。
【0086】本発明の請求項118にかかる発明は、前
記第1物体上のパターンを前記第2物体へ転写する露光
方法であって、請求項109〜117の何れか一項記載
の照明方法を用いて前記第1物体上の複数の照明領域内
を照明することを特徴とする。
【0087】本発明の請求項119にかかる発明は、第
1物体と第2物体とを走査方向に沿って移動させつつ前
記第1物体上のパターンを前記第2物体へ転写する露光
方法であって、請求項109〜117の何れか一項記載
の照明方法を用いて前記第1物体上の複数の照明領域内
を照明することを特徴とする。
【0088】本発明の請求項120にかかる発明では、
請求項118または119の構成において、前記第1物
体上のパターンの像を前記第2物体上に形成することを
特徴とする。本発明の請求項121にかかる発明では、
請求項118または119の構成において、前記第1物
体上のパターンの像を第2物体上の複数の領域に形成す
ることを特徴とする。
【0089】本発明の請求項122にかかる発明は、所
定のパターンが形成されたマスクを照明する照明方法で
あって、請求項94〜108の何れか一項記載の照明装
置を用いて前記マスク上に前記複数の照明領域を形成す
ることを特徴とする。
【0090】
【発明の実施の形態】上述の如き本発明による露光装置
においては、複数の投影光学系を組み合わせる構成であ
るため、個々の投影光学系の露光領域を大きくすること
なく、大きな露光領域を得ることができる。従って、投
影光学系が小型化されるため、高精度な投影光学系を容
易に製造することができる。また、投影光学系を構成す
る各光学部材が小型であるため、絶対的な収差量の発生
が減少する。従って、良好な光学性能のもとで走査露光
が実現できる。
【0091】また、本発明による露光装置では、大きな
露光領域を一回の露光で得ることができるため、スルー
プットが高い利点がある。以下、図面を参照して本発明
による実施例を説明する。図1は、本発明による露光装
置の斜視図である。なお、図1では、所定の回路パター
ンが設けられたマスク8と、ガラス基板上にレジストが
塗布されたプレート9とが搬送される方向(走査方向)
をX軸、マスク8の平面内でX軸と直交する方向をY
軸、マスク8の法線方向をZ軸とした座標系をとってい
る。
【0092】図1において、照明光学系10による露光
光は、図中XY平面内のマスク8を均一に照明する。こ
の照明光学系10としては、例えば図2に示す如き構成
のものが好適である。図2は、図1に示す照明光学系1
0の具体的な構成の一例を示す図である。図2におい
て、楕円鏡102の内部には、例えばg線(435nm) 、あ
るいはi線(365nm) の露光光を供給する水銀ランプ等の
光源が設けられており、この光源からの露光光は、楕円
鏡102により集光され、ライトガイド103の入射端
に光源像を形成する。ライトガイド103は、その射出
端103a、103bに均一な光強度分布の2次光源面
を形成する。尚、ライトガイド103は、ランダムに束
ねられた光ファイバーで構成されることが望ましい。
【0093】ライトガイド103から射出した光束は、
リレーレンズ104a、104bをそれぞれ介して、フ
ライアイレンズ105a、105bに達する。これらの
フライアイレンズ105a、105bの射出面側には、
複数の2次光源が形成される。複数の2次光源からの光
は、2次光源形成位置に前側焦点が位置するように設け
られたコンデンサレンズ106a、106bを介して、
矩形状の開口部107a、107bを有する視野絞り1
07を均一に照明する。視野絞り107を介した露光光
は、それぞれレンズ108a、108bを介して、ミラ
ー109a、109bによって光路が90°偏向され、
レンズ110a、110bに達する。ここで、レンズ1
08a、110aとレンズ108b、110bとは、視
野絞り107とマスク8とを共役にするリレー光学系で
あり、レンズ110a、110bを介した露光光は、視
野絞り107の開口部107a、107bの像である照
明領域111a、111bを形成する。
【0094】尚、視野絞り107の開口部107a,1
07bの形状は、矩形状に限ることはない。この照明領
域の形状としては、投影光学系の視野の形状に可能な限
り相似であることが望ましい。また、図2においては、
説明を簡単にするために、照明領域111c〜111g
を形成する照明光学系は、その光軸のみを示している。
なお、図2では図示省略されているが、ライトガイド1
03の射出端は、照明領域の数に対応して設けられてお
り、これらの照明領域111c〜111gには、図示省
略したライトガイド103の射出端からの露光光が供給
される。
【0095】また、図2に示すように、1つの光源では
光量不足になる場合、図3に示すような構成を適用して
も良い。図3は、照明光学系の変形例の要部を模式的に
示す図であって、水銀ランプ等の光源201a〜201
cからの露光光は、楕円鏡202a〜202cにより集
光され、光源像を形成する。そして、この光源像形成位
置に入射端が位置するようにライトガイド203が設け
られており、ライトガイド203を介した露光光は、複
数の射出端203a〜203eに均一な光強度分布の2
次光源面を形成する。このライトガイド203も図2の
ライトガイド103と同じく光ファイバーをランダムに
束ねて構成されることが望ましい。射出端203a〜2
03eからマスク8に至るまでの光路は、図2に示す照
明光学系と同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0096】なお、上述の如き複数の照明領域111a
〜111gを形成する複数の照明光学系の代わりに、走
査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に延びた一
つの矩形状の領域でマスク8を照明する照明光学系を適
用しても良い。このような光学系としては、Y方向に延
びた棒状の光源を用いたものが考えられる。さて、マス
ク8の下方には、複数の投影光学系2a〜2gが配置さ
れている。以下、図4を参照して投影光学系2a〜2g
について説明する。なお、投影光学系2a〜2gは、そ
れぞれ同じ構成を有するため、説明を簡単にするために
投影光学系2aのみについて述べる。
【0097】図4は、投影光学系2aのレンズ構成図で
あり、この投影光学系2aは、2組のダイソン型光学系
を組み合わせた構成である。図4において、投影光学系
2aは、第1部分光学系21〜24と、視野絞り25
と、第2部分光学系26〜29とから構成されており、
これらの第1及び第2部分光学系は、それぞれダイソン
型光学系を変形したものである。
【0098】第1部分光学系は、マスク8面に対して4
5°の傾斜で配置された反射面を持つ直角プリズム21
と、マスク8の面内方向に沿った光軸を有し、凸面を直
角プリズム21の反対側に向けた平凸レンズ成分22
と、全体としてメニスカス形状であって凹面を平凸レン
ズ成分22側に向けた反射面を有するレンズ成分23
と、直角プリズム21の反射面と直交しかつマスク8面
に対して45°の傾斜で配置された反射面を持つ直角プ
リズム24とを有する。
【0099】そして、マスク8を介した照明光学系から
の光は、直角プリズム21によって光路が90°偏向さ
れ、直角プリズム21に接合された平凸レンズ成分22
に入射する。このレンズ成分22には、平凸レンズ成分
22とは異なる硝材にて構成されたレンズ成分23が接
合されており、直角プリズム21からの光は、レンズ成
分22、23の接合面22aにて屈折し、反射膜が蒸着
された反射面23aに達する。反射面23aで反射され
た光は、接合面22aで屈折され、レンズ成分22に接
合された直角プリズム24に達する。レンズ成分22か
らの光は、直角プリズム24により光路が90°偏向さ
れて、この直角プリズム24の射出面側に、マスク8の
1次像を形成する。ここで、第1部分光学系21〜24
が形成するマスク8の1次像は、X方向(光軸方向)の
横倍率が正であり、かつY方向の横倍率が負となる等倍
像である。
【0100】1次像からの光は、第2部分光学系26〜
29を介して、マスク8の2次像をプレート9上に形成
する。なお、第2部分光学系の構成は、第1部分光学系
と同一であるため説明を省略する。この第2部分光学系
26〜29は、第1部分光学系と同じく、X方向が正か
つY方向が負となる横倍率の等倍像を形成する。よっ
て、プレート9上に形成される2次像は、マスク8の等
倍の正立像(上下左右方向の横倍率が正となる像)とな
る。ここで、投影光学系2a(第1及び第2部分光学
系)は、両側テレセントリック光学系である。
【0101】なお、上述の第1及び第2部分光学系は、
反射面23a,28aが共に同じ向きとなるように構成
されている。これにより、投影光学系全体の小型化を図
ることができる。本実施例による第1及び第2部分光学
系は、平凸レンズ成分22,27と、反射面23a,2
8aとの間の光路中を硝材で埋める構成となっている。
これにより、平凸レンズ成分22,27と反射面23
a,28aとの偏心が生じない利点がある。
【0102】また、図5に示すように、第1及び第2部
分光学系は、平凸レンズ成分22,27と反射面23
a,28aとの間を空気とする、いわゆるダイソン型光
学系そのものの構成でも良い。なお、このようなダイソ
ン型光学系に関しては、J.O.S.A.vol.49 (1959年発行)
のP713〜P716に詳述されている。さて、本実施例におい
ては、第1部分光学系が形成する1次像の位置に、視野
絞り25を配置している。視野絞り25は、例えば図6
(a) に示す如き台形状の開口部を有する。この視野絞り
25により、プレート9上の露光領域が台形状に規定さ
れる。ここで、図6(b) に破線で示すように、本実施例
におけるダイソン型光学系において、レンズ成分22、
23、27、28の断面(YZ平面)形状が円形である
ため、取り得る最大の視野の領域がほぼ半円形状とな
る。このとき、視野絞り25にて規定される台形状の視
野領域8aは、一対の平行辺のうちの短辺が半円状の領
域(最大の視野の領域)の円弧側を向くことが好まし
い。これにより、ダイソン型光学系の取り得る最大の視
野領域に対して、視野領域の走査方向(X方向)の幅を
最大とすることができ、走査速度を向上させることが可
能となる。
【0103】また、視野絞り25としては、図6(c) に
示すように、六角形状の開口部を有する構成であっても
良い。このとき、図6(d) に示す如く、六角形状の開口
部の大きさは、図中破線で示される最大視野領域の範囲
内となる。なお、図6(b) 及び図6(d) に破線にて示す
最大視野領域は、第1及び第2部分光学系をケラれなく
通過する軸外光束のうち、最も外側を通過する光束がマ
スク8上で通過する点を囲む領域である。
【0104】図1に戻って、投影光学系2a〜2gの配
置について説明する。図1においては、投影光学系2a
〜2gは、投影光学系内の視野絞りによって規定される
視野領域8a〜8gを有している。これらの視野領域8
a〜8gの像は、プレート9上の露光領域9a〜9g上
に等倍の正立像として形成される。ここで、投影光学系
2a〜2dは、視野領域8a〜8dが図中Y方向に沿っ
て配列されるように設けられている。また、投影光学系
2e〜2gは、図中X方向で視野領域8a〜8dとは異
なる位置に、視野領域8e〜8gがY方向に沿って配列
されるように設けられている。このとき、投影光学系2
a〜2dと、投影光学系2e〜2gとは、それぞれが有
する直角プリズム同士が極近傍に位置するように設けら
れる。なお、X方向において、視野領域8a〜8dと視
野領域8e〜8gとの間隔を広げるように投影光学系2
a〜2gを配置しても構わないが、このときには、走査
露光を行なうための走査量(マスク8とプレート9の移
動量)が増し、スループットの低下を招くため好ましく
ない。
【0105】プレート9上には、投影光学系2a〜2d
によって、図中Y方向に沿って配列された露光領域9a
〜9dが形成され、投影光学系2e〜2gによって、露
光領域9a〜9dとは異なる位置にY方向に沿って配列
された露光領域9e〜9gが形成される。これらの露光
領域9a〜9gは、視野領域8a〜8dの等倍の正立像
である。
【0106】ここで、マスク8は図示なきマスクステー
ジ上に載置されており、プレート9は、プレートステー
ジ60上に載置されている。ここで、マスクステージと
プレートステージとは、図中X方向に同期して移動す
る。これにより、プレート9上には、照明光学系10に
より照明されたマスク8の像が逐次転写され、所謂走査
露光が行なわれる。マスク8の移動により、視野領域8
a〜8gによるマスク8の全面の走査が完了すると、プ
レート9上の全面に渡ってマスク8の像が転写される。
【0107】プレートステージ60上には、Y軸に沿っ
た反射面を有する反射部材61と、X軸に沿った反射面
を有する反射部材62とが設けられている。また、露光
装置本体側には、干渉計として、例えばHe−Ne(633
nm) 等のレーザ光を供給するレーザ光源63、レーザ光
源63からのレーザ光をX方向測定用のレーザ光とY方
向測定用のレーザ光とに分割するビームスプリッタ6
4、ビームスプリッタ64からのレーザ光を反射部材6
1へ投射するためのプリズム65及びビームスプリッタ
64からのレーザ光を反射部材62上の2点へ投射する
ためのプリズム66、67が設けられている。これによ
り、ステージのX方向の位置、Y方向の位置及びXY平
面内での回転を検出することができる。なお、図1にお
いては、反射部材61、62にて反射されたレーザ光と
参照用レーザ光とを干渉させた後に検出する検出系につ
いて図示省略している。
【0108】次に、図7を参照して本実施例による視野
領域の配置について説明する。図7は、投影光学系2a
〜2gによる視野領域8a〜8gと、マスク8との平面
的な位置関係を示す図である。図7において、マスク8
上には、回路パターンPAが形成されており、この回路
パターンPAの領域を囲むように遮光部LSAが設けら
れている。図2に示される照明光学系は、図中破線にて
囲まれる照明領域111a〜111gを均一に照明す
る。この照明領域111a〜111g内には、前述の視
野領域8a〜8gが配列されている。これらの視野領域
8a〜8gは、投影光学系2a〜2g内の視野絞りによ
り、その形状がほぼ台形状となる。ここで、視野領域8
a〜8dの上辺(一対の平行な辺のうちの短辺)と、視
野領域8e〜8gの上辺(一対の平行な辺のうちの短
辺)とが対向するように配列されている。ここで、遮光
部LSAに沿った視野領域8a及び8dの形状は、遮光
部LSA側の斜辺(一対の平行な辺以外の辺)が回路パ
ターンPAの領域の縁と一致するように規定される。な
お、視野領域8a及び8dがマスク8の遮光部LSAと
重なるような形状でも良い。
【0109】本実施例においては、投影光学系2a〜2
gが両側テレセントリック光学系であるため、XY平面
内において、投影光学系2a〜2gが占める領域が、そ
れぞれ視野領域8a〜8gの占める領域よりも大きくな
る。従って、視野領域8a〜8dの配列は、それぞれの
領域8a〜8dの間で間隔を持つように構成せざるを得
ない。この場合、視野領域8a〜8dのみを用いて走査
露光を行なうならば、視野領域8a〜8dの間のマスク
8上の領域をプレート9上に投影転写することができな
い。そこで、本実施例においては、視野領域8a〜8d
の間の領域について走査露光を行なうために、投影光学
系2e〜2gによって視野領域8e〜8gを設けるよう
に構成している。
【0110】このとき、走査方向(X方向)に沿った視
野領域8a〜8g(または露光領域9a〜9g)の幅の
総和が、どのY方向の位置においても常に一定となるこ
とが望ましい。以下、図8を参照して説明する。図8
(a),(b) は、プレート9上のY方向に関する露光量の分
布を示すものであり、縦軸に露光量E、横軸にプレート
9のY方向の位置をとっている。図8(a)において、プ
レート9上には、台形状の露光領域9a〜9gのそれぞ
れに対応する露光量分布90a〜90gが得られる。こ
こで、走査露光するにあたって、露光領域9a〜9gの
X方向の幅の和が一定となるように規定されているた
め、露光領域9a〜9gの重なる領域に関しては常に同
じ露光量となる。例えば、露光領域9aに対応する露光
量分布90aと、露光領域9eに対応する露光量分布9
0eとの重なる領域に関しては、露光領域9aのX方向
の幅と露光領域9eのX方向の幅との和が一定であるた
め、この重なる領域の露光量の和は、重ならない領域の
露光量と同じ露光量となる。従って、プレート9上に
は、全面にわたって均一な露光量分布91が得られるこ
とになる。なお、上述の説明では、露光領域が台形状で
ある場合について説明しているが、均一な露光量分布を
得るための露光領域の組合せは、台形状に限られない。
例えば、図6(c) に示す如き視野絞り25によって、六
角形状の露光領域が複数形成される場合、各露光領域の
走査方向の幅が常に一定となるように、各露光領域を規
定する。これにより、プレート9上の全面にわたって均
一な露光量分布を得ることができる。
【0111】次に、図9を参照して、本実施例における
投影光学系の望ましき配置関係について説明する。図9
は、投影光学系の配置を説明するための平面図であり、
投影光学系D1,D2,D3 をマスク8側(物体側)から見
た状態を示す。図9において、投影光学系D1 は、平凸
レンズ成分L1 と凹面鏡M1 とから構成され、投影光学
系D2 は、平凸レンズ成分L2 と凹面鏡M2 とから構成
され、投影光学系D3は、平凸レンズ成分L3 と凹面鏡
M3 とから構成される。ここで、各投影光学系D1,D2,
D3 の構成は、共に同じである。なお、図9では、説明
を簡単にするために、各投影光学系D1,D2,D3 の光路
は、物体から凹面鏡(反射鏡)M1,M2,M3 へ向かう光
路のみを示し、光路をZ方向に偏向させる直角プリズム
は図示省略している。
【0112】さて、投影光学系D1 の取り得る最大の視
野領域のY方向の幅をφF1、投影光学系D2 の取り得る
最大の視野領域のY方向の幅をφF2、投影光学系D3 の
取り得る最大の視野領域のY方向の幅をφF3とする。こ
れらの視野領域のY方向の幅φF1〜φF3は、それぞれ図
6(b),(d) に破線で示す最大視野領域の半径方向の長さ
に対応する。
【0113】このとき、Y方向に隣接して配置された投
影光学系D1,D3 の光軸間距離をKとすると、
【0114】
【数1】 φF1/2+φF2+φF3/2>K …(1) を満足することが望ましい。ここで、φF1=φF2=φF3
=φF (ただし、φF :各投影光学系の取り得る最大の
視野領域のY方向の幅)とすると、上記(1)式は、以
下の如く書換えることができる。
【0115】
【数2】 2φF >K …(2) すなわち、各投影光学系の取り得る最大の視野領域のY
方向の幅は、各投影光学系のY方向における光軸間距離
の半分以上であることが望ましい。ここで、各投影光学
系の配置が上記(1)式または(2)式の範囲から外れ
る場合には、各視野領域がY方向で重ならない恐れがあ
るため好ましくない。
【0116】また、平凸レンズ成分L1 〜L3 の直径
(Y方向の長さ)をφL1〜φL3、凹面鏡M1 〜M3 の直
径(Y方向の長さ)をφM1〜φM3とし、これらの直径の
なかで大きい方の直径(即ち、投影光学系D1,D2,D3
の外径の最大値)をφD1〜φD3とする。ここで、各投影
光学系D1,D2,D3 の構成が共に同じであるため、
【0117】
【数3】 φL1=φL2=φL3、 φM1=φM2=φM3、 φD1=φD2=φD3=φD 、 がそれぞれ成立する。このとき、各投影光学系の取り得
る最大の視野領域のY方向の幅をφF とすると、
【0118】
【数4】 φF >φD /2 …(4) を満足することが望ましい。ここで、各投影光学系D1
〜D3 が上記(4)式を満足しない、即ち、各投影光学
系の取り得る最大の視野領域のY方向の幅φF が各投影
光学系の外径の最大値φD の半分以上でない場合には、
Y方向に隣接して配置された投影光学系D1,D3 が互い
に干渉する恐れがあるため好ましくない。尚、投影光学
系の外径の最大値が光路を90°偏向させる直角プリズ
ムにより定まるときには、上記外径の最大値φD を直角
プリズムのY方向の長さとすれば良い。また、上記
(1)式〜(4)式の関係は、ダイソン型光学系に限る
ことなく、オフナー型光学系にも適用できる。
【0119】さて、上述の実施例では、投影光学系とし
て2組の光学系を組み合わせているが、その代わりに、
図10及び図11に示す光学系を適用しても良い。図1
0は、ダイソン型光学系の直角プリズムの代わりに、ダ
ハ面を持つ直角ダハプリズム34を適用したものであ
る。図10において、直角プリズム31、平凸レンズ成
分32及び反射面33aを持つレンズ成分33は、それ
ぞれ図4に示す直角プリズム21、平凸レンズ成分22
及びレンズ成分23と同一の機能を有するため、ここで
は説明を省略する。2組の直角プリズムを有するダイソ
ン型光学系では、光軸に沿った方向の横倍率が正とな
り、かつ光軸直交方向(物体面及び像面に沿った方向)
の横倍率が負となる像を形成する。図10の如き直角ダ
ハプリズム34を有するダイソン型光学系では、ダハ面
によって、物体面及び像面内での光軸直交方向(紙面垂
直方向)の像向きが逆転するため、光軸に沿った方向
(X方向)及び物体面及び像面内での光軸直交方向(Y
方向)の横倍率が共に正となる正立像を形成できる。
【0120】図11は、光路を折り返すための反射面を
設けたダイソン型光学系の一例のレンズ構成図である。
図11において、マスク8からの光は、光の入射方向
(Z軸方向)に対して45°に斜設された半反射面41
aによって、光路が90°偏向されて、平凸レンズ成分
42に入射する。なお、図11に示す平凸レンズ成分4
2及び平凸レンズ成分42に接合されるレンズ成分43
は、それぞれ図4の平凸レンズ成分22及びレンズ成分
23と同一の機能を有する。
【0121】そして、平凸レンズ成分42に入射した光
は、反射面43aにて反射され、再び平凸レンズ成分4
2を介して、平凸レンズ成分42の射出側にマスク8の
1次像を形成する。この1次像形成位置には、反射面4
1bが設けられている。ここで、半反射面41aと反射
面41bとは、反射部材41に設けられている。そし
て、反射面41b上の1次像からの光は、もとの光路を
逆進して、平凸レンズ成分42及びレンズ成分43を介
した後、半反射面41aを透過する。半反射面41aの
透過方向には、光線の入射方向(透過方向)に対して1
12.5°で斜設された反射面44aと、この反射面4
4aに対して45°で斜設された反射面44bとを有す
る反射部材44が設けられている。ここで、反射面44
a,44bがペンタプリズムの機能を有するため、この
反射部材44に入射した光は、反射面44a,44bで
の反射により、光路が90°偏向される。
【0122】反射面44a,44bで反射された光は、
反射部材44の射出側にマスク8の2次像を形成する。
ここで、この2次像は、等倍の正立像となる。なお、図
11においては、マスク8から反射面41bまでの光路
長と、反射面41bからプレート9までの光路長とが等
しくなるように構成している。ここで、図11に示す投
影光学系においては、反射面41bの形状が視野絞りの
形状となる。例えば、YZ平面内で短辺が紙面上側とな
る台形状の反射面41bである場合には、視野領域及び
露光領域は、XY平面で紙面右側に短辺が位置する台形
状の領域となる。なお、図11の投影光学系において、
平凸レンズ成分42及びレンズ成分43の光軸近傍を通
過する光束は、反射面41bに達しないため結像に寄与
しない。しかしながら、半反射面41aから反射面43
aへ向かう光路と反射面41bから反射面43aへ向か
う光路とが混じることを避けるため、平凸レンズ成分4
2及びレンズ成分43の光軸上及びその近傍を通過する
光束を用いることは少ない。従って、図11のように、
平凸レンズ成分42及びレンズ成分43の光軸近傍を通
過する光束が遮光されていても、実用上何ら差し支えは
ない。
【0123】なお、図10及び図11に示す投影光学系
において、物体側と像側とを逆転させる構成であっても
良いことはいうまでもない。上述の如き図11に示す投
影光学系では、ペンタプリズムと同様の機能を持つ2つ
の反射面44a,44bを適用していたが、その代わり
に、図12に示す如く、光路折り返し用の反射面を2枚
の反射面で構成しても良い。図12において、図11の
投影光学系と異なる箇所は、Y方向(紙面垂直方向)に
沿った稜線を持つダハ面を構成する2つの反射面51
b,51cを光路折り返し用の反射面41bの代わりに
設け、プレート9の面に対して45に斜設された反射面
54aを2つの反射面44a,44bの代わりに設けた
点である。なお、図12において、平凸レンズ成分52
及び反射面53aを持つレンズ成分53は、それぞれ図
11の平凸レンズ成分42及びレンズ成分43と同一の
機能を有する。
【0124】図12において、マスク8からの光は、半
反射面51aにて光路が90°偏向され、平凸レンズ成
分52及びレンズ成分53を介して反射面51b,51
cに達し、マスク8の1次像を形成する。この1次像
は、反射面51b,51cによりその上下が逆転され、
再び平凸レンズ成分52及びレンズ成分53を介して、
半反射面51aを透過する。半反射面51aを透過した
光は、反射面54aにて光路が90°偏向され、反射部
材54から射出し、マスク8の2次像を形成する。ここ
で、この2次像は、等倍の正立像となる。
【0125】また、上記実施例では、等倍の正立像を得
る投影光学系として、平凸レンズ成分と凹面鏡とを持つ
ダイソン型光学系を適用しているが、投影光学系として
はダイソン型光学系に限られることはない。例えば、図
13に示すように、凹面鏡、凸面鏡及び凹面鏡が順に配
列されたオフナー型光学系を適用することもできる。図
13は、第1及び第2部分光学系として図14(b) に示
すオフナー型光学系を適用したものであり、説明を簡単
にするために、図14(b) に示す部材と同一の機能を有
する部材には、同じ符号を付してある。なお、図13に
おいて、第1部分光学系が形成するマスク8の1次像形
成位置には、円弧形状の開口部を有する視野絞り25が
設けられている。このような2組のオフナー型光学系に
よっても、両側(物体側及び像側)がテレセントリック
であり、物体の等倍の正立像を形成する投影光学系を得
ることができる。
【0126】以上から、等倍の正立像を得る投影光学系
としては、種々の構成を取り得ることが分かる。なお、
図10に示す如き中間像(1次像)を形成しない投影光
学系や、図12に示す如き中間像形成位置に視野絞りを
配置できない光学系においては、照明光学系による照明
領域の形状を所望の視野領域の形状と相似となるように
すれば良い。例えば、図2の照明光学系の視野絞り10
7の開口部107a,107bの形状を台形状とすれ
ば、台形状の照明領域を得ることができる。
【0127】このように、本実施例による露光装置によ
れば、複数の投影光学系によって、走査方向と直交する
幅が広い露光領域を形成しているため、個々の投影光学
系を大型化することなく、露光領域の大画面化に対応で
きる。ここで、本実施例では、投影光学系の大型化を招
かないため、比例拡大による収差の増大を防止できる利
点がある。
【0128】また、本実施例では、画面を継ぐことな
く、一回の露光で大画面の露光が実行できるため、スル
ープットの向上が図れる利点や画面の継ぎ目が無くなる
利点がある。
【0129】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、露光領域
が大きな場合でも、スループットを低下させずに、回路
パターンを転写できる露光装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による露光装置に適用される照明光学系
の一例を示す斜視図である。
【図3】照明光学系の変形例を模式的に示す図である。
【図4】本発明による露光装置に適用される投影光学系
のレンズ構成図である。
【図5】投影光学系の変形例を示すレンズ構成図であ
る。
【図6】視野絞りの形状の説明するための平面図であ
る。
【図7】投影光学系による視野領域とマスクとの平面的
な位置関係を示す図である。
【図8】プレート上の露光量分布を示す図である。
【図9】複数の投影光学系の配置関係を説明するための
平面図である。
【図10】投影光学系の変形例を示すレンズ構成図であ
る。
【図11】投影光学系の変形例を示すレンズ構成図であ
る。
【図12】投影光学系の変形例を示すレンズ構成図であ
る。
【図13】投影光学系としてオフナー型光学系を適用し
た場合のレンズ構成図である。
【図14】従来の露光装置の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2a〜2g…投影光学系、 8…マスク、 9…プレー
ト、10…照明光学系、

Claims (122)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の物体と第2の物体とを移動させつ
    つ前記第1の物体の像を前記第2の物体上へ投影露光す
    る露光装置において、 前記第1の物体の等倍の正立像を前記第2の物体上に形
    成する第1及び第2の投影光学系を有し、 前記第1及び第2の投影光学系は、少なくとも像側がテ
    レセントリックで構成されることを特徴とする露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の投影光学系は、光の
    入射側に凹面を向けたレンズ面と、同じく光の入射側に
    凹面を向けた反射面とを有するダイソン型光学系である
    ことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の投影光学系は、第1
    部分光学系と第2部分光学系とを有し、前記第2部分光
    学系は、前記第1部分光学系が形成する物体の1次像か
    らの光によって2次像を形成することを特徴とする請求
    項1または2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2部分光学系は、それぞ
    れ光の入射側に凹面を向けた第1及び第2の反射面を有
    し、該第1及び第2の反射面は、同一方向に凹面を向け
    るように配置されることを特徴とする請求項3記載の露
    光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1部分光学系による前記1次像が
    形成される位置には、視野絞りが配置されることを特徴
    とする請求項3または4記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記視野絞りは、略台形状の開口部を有
    し、該開口部によって定まる露光領域の移動方向におけ
    る長さの和は、前記移動方向と直交する方向において常
    に等しくなる如く規定されることを特徴とする請求項5
    記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の投影光学系は、レン
    ズと、凹面反射面とを有することを特徴とする請求項1
    〜6の何れか一項記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズと前記凹面反射面との間は空
    間であることを特徴とする請求項7記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の投影光学系は凹面反
    射面を有することを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1の投影光学系は第1凹面反射
    面を有し、前記第2の投影光学系は第2凹面反射面を有
    し、前記第1及び第2凹面反射面は凹面が互いに向かい
    合うように配置されることを特徴とする請求項9記載の
    露光装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の投影光学系は第3凹面反射
    面を有し、前記第2の投影光学系は第4凹面反射面を有
    し、前記第1及び前記第3凹面反射面は同一方向に凹面
    を向けるように配置され、前記第2及び第4反射面は同
    一方向に凹面を向けるように配置されることを特徴とす
    る請求項10記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の投影光学系は、前
    記第1の物体からの光を偏向させて前記凹面反射面へ向
    ける第1偏向部材と、前記凹面反射面で反射された光を
    偏向させる第2偏向部材とを有することを特徴とする請
    求項9記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の投影光学系は、前
    記凹面反射面とは異なる別の凹面反射面と、前記第2偏
    向部材からの光を偏向させて前記別の凹面反射面へ向け
    る第3偏向部材と、前記別の凹面反射面で反射された光
    を偏向させる第4偏向部材とを有することを特徴とする
    請求項12記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2の投影光学系は、前
    記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に前記第1物
    体の中間像を形成することを特徴とする請求項13記載
    の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2の投影光学系は、前
    記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に配置された
    視野絞りを有することを特徴とする請求項14記載の露
    光装置。
  16. 【請求項16】 前記凹面反射面と前記別の凹面反射面
    とは同一方向に凹面を向けるように配置されることを特
    徴とする請求項13〜15の何れか一項に記載の露光装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第1の物体の等倍の正立像を前記
    第2の物体上に形成する第3の投影光学系をさらに有
    し、 前記第3の投影光学系は、少なくとも像側がテレセント
    リックで構成されることを特徴とする請求項1記載の露
    光装置。
  18. 【請求項18】 前記第3の投影光学系は、第1部分光
    学系と第2部分光学系とを有し、前記第2部分光学系
    は、前記第1部分光学系が形成する物体の1次像からの
    光によって2次像を形成することを特徴とする請求項1
    7記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2部分光学系は、それ
    ぞれ光の入射側に凹面を向けた第1及び第2の反射面を
    有し、該第1及び第2の反射面は、同一方向に凹面を向
    けるように配置されることを特徴とする請求項18記載
    の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記第1部分光学系による前記1次像
    が形成される位置には、視野絞りが配置されることを特
    徴とする請求項18または19記載の露光装置。
  21. 【請求項21】 前記第1、第2及び第3の投影光学系
    は凹面反射面を有することを特徴とする請求項17記載
    の露光装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の投影光学系は第1凹面反射
    面を有し、前記第2の投影光学系は第2凹面反射面を有
    し、前記第3の投影光学系は第3凹面反射面を有し、 前記第1及び第2凹面反射面は凹面が互いに向かい合う
    ように配置され、 前記第1及び第3凹面反射面は同一方向に凹面を向ける
    ように配置されることを特徴とする請求項21記載の露
    光装置。
  23. 【請求項23】 前記第1の投影光学系は第4凹面反射
    面を有し、前記第2の投影光学系は第5凹面反射面を有
    し、前記第3の投影光学系は第6凹面反射面を有し、 前記第1及び前記第4凹面反射面は同一方向に凹面を向
    けるように配置され、前記第2及び第5反射面は同一方
    向に凹面を向けるように配置され、前記第3及び第6反
    射面は同一方向に凹面を向けるように配置されることを
    特徴とする請求項22記載の露光装置。
  24. 【請求項24】 前記第1、第2及び第3の投影光学系
    は、前記第1の物体からの光を偏向させて前記凹面反射
    面へ向ける第1偏向部材と、前記凹面反射面で反射され
    た光を偏向させる第2偏向部材とを有することを特徴と
    する請求項21記載の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記第1、第2及び第3の投影光学系
    は、前記凹面反射面とは異なる別の凹面反射面と、前記
    第2偏向部材からの光を偏向させて前記別の凹面反射面
    へ向ける第3偏向部材と、前記別の凹面反射面で反射さ
    れた光を偏向させる第4偏向部材とを有することを特徴
    とする請求項24記載の露光装置。
  26. 【請求項26】 前記第1、第2及び第3の投影光学系
    は、前記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に前記
    第1物体の中間像を形成することを特徴とする請求項2
    5記載の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記第1、第2及び第3の投影光学系
    は、前記第2偏向部材と前記第3偏向部材との間に配置
    された視野絞りを有することを特徴とする請求項26記
    載の露光装置。
  28. 【請求項28】 前記凹面反射面と前記別の凹面反射面
    とは同一方向に凹面を向けるように配置されることを特
    徴とする請求項25〜27の何れか一項に記載の露光装
    置。
  29. 【請求項29】 前記第1の投影光学系中の前記凹面反
    射面と前記第2の投影光学系中の前記凹面反射面とは凹
    面が互いに向かい合うように配置され、前記第1の投影
    光学系中の前記凹面反射面と前記第3の投影光学系中の
    前記凹面反射面とは同一方向に凹面を向けるように配置
    されることを特徴とする請求項28記載の露光装置。
  30. 【請求項30】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2の投影光学系は少なくとも像側がテレ
    セントリックで構成されることを特徴とする露光装置。
  31. 【請求項31】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向に並んで配置されることを特徴とする請求項30
    記載の露光装置。
  32. 【請求項32】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向において異なる位置に配置されることを特徴とす
    る請求項30記載の露光装置。
  33. 【請求項33】 前記第1物体からの光に基づいて、前
    記第2物体上に前記第1及び第2の露光領域とは異なる
    第3の露光領域を形成し、少なくとも像側がテレセント
    リックで構成される第3の投影光学系をさらに有し、 前記第3の露光領域は前記第1の露光領域とは前記走査
    方向において異なる位置に配置されることを特徴とする
    請求項32記載の露光装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の露光領域と前記第2の露光
    領域とは非走査方向において間隔をもって配置されるこ
    とを特徴とする請求項33記載の露光装置。
  35. 【請求項35】 前記第3の露光領域は前記第1及び第
    2の露光領域の前記間隔の間を走査できるように位置決
    めされることを特徴とする請求項34記載の露光装置。
  36. 【請求項36】 前記第1及び第2の露光領域は、前記
    走査方向において異なる位置に配置されることを特徴と
    する請求項30記載の露光装置。
  37. 【請求項37】 前記第1物体からの光に基づいて、前
    記第2物体上に前記第1及び第2の露光領域とは異なる
    第3の露光領域を形成し、少なくとも像側がテレセント
    リックで構成される第3の投影光学系をさらに有し、 前記第3の露光領域は前記第2の露光領域とは前記走査
    方向において異なる位置に配置されることを特徴とする
    請求項36記載の露光装置。
  38. 【請求項38】 前記第1、第2及び第3の露光領域は
    台形形状であり、前記第2の露光領域の前記台形の短辺
    は前記第3の露光領域側へ向けられており、前記第3の
    露光領域の前記台形の短辺は前記第2の露光領域側へ向
    けられていることを特徴とする請求項37記載の露光装
    置。
  39. 【請求項39】 前記第1、第2及び第3の露光領域は
    台形形状であり、前記第1の露光領域の前記台形の短辺
    は前記第2の露光領域側へ向けられており、前記第2の
    露光領域の前記台形の短辺は前記第1の露光領域側へ向
    けられていることを特徴とする請求項36記載の露光装
    置。
  40. 【請求項40】 前記第1、第2及び第3の露光領域
    は、台形形状または六角形形状であることを特徴とする
    請求項30〜37の何れか一項記載の露光装置。
  41. 【請求項41】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に台
    形形状の第1の露光領域を形成する第1投影光学系と;
    前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上の前
    記第1の露光領域とは異なる位置に台形形状の第2の露
    光領域を形成する第2投影光学系と;を有することを特
    徴とする露光装置。
  42. 【請求項42】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向に並んで配置されることを特徴とする請求項41
    記載の露光装置。
  43. 【請求項43】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向において異なる位置に配置されることを特徴とす
    る請求項41記載の露光装置。
  44. 【請求項44】 前記第1物体からの光に基づいて、前
    記第2物体上の前記第1及び第2の露光領域とは異なる
    位置に台形形状の第3の露光領域を形成する第3の投影
    光学系をさらに有し、 前記第3の露光領域は前記第1の露光領域とは前記走査
    方向において異なる位置に配置されることを特徴とする
    請求項43記載の露光装置。
  45. 【請求項45】 前記第1の露光領域と前記第2の露光
    領域とは非走査方向において間隔をもって配置されるこ
    とを特徴とする請求項44記載の露光装置。
  46. 【請求項46】 前記第3の露光領域は前記第1及び第
    2の露光領域の前記間隔の間を走査できるように位置決
    めされることを特徴とする請求項45記載の露光装置。
  47. 【請求項47】 前記第1及び第2の露光領域は、前記
    走査方向において異なる位置に配置されることを特徴と
    する請求項41記載の露光装置。
  48. 【請求項48】 前記第1物体からの光に基づいて、前
    記第2物体上の前記第1及び第2の露光領域とは異なる
    位置に第3の露光領域を形成する第3の投影光学系をさ
    らに有し、 前記第3の露光領域は前記第2の露光領域とは前記走査
    方向において異なる位置に配置されることを特徴とする
    請求項47記載の露光装置。
  49. 【請求項49】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 台形形状の第1の視野領域を有する第1投影光学系と;
    台形形状の第2の視野領域を有する第2投影光学系と;
    を有し、 前記第1の視野領域の台形の短辺は、前記第1投影光学
    系が有する最大視野領域の円弧側に向けられており、 前記第2の視野領域の台形の短辺は、前記第2投影光学
    系が有する最大視野領域の円弧側に向けられていること
    を特徴とする露光装置。
  50. 【請求項50】 前記第1及び第2投影光学系が有する
    前記最大視野領域は半円状であることを特徴とする請求
    項49記載の露光装置。
  51. 【請求項51】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物
    体上に前記第1及び第2の露光領域とは異なる第3の露
    光領域を形成する第3投影光学系と;を有し、 前記第1、第2及び第3の投影光学系は少なくとも像側
    がテレセントリックで構成されることを特徴とする露光
    装置。
  52. 【請求項52】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向において異なる位置に配置されることを特徴とす
    る請求項51記載の露光装置。
  53. 【請求項53】 前記第3の露光領域は、前記走査方向
    において前記第1及び第2の露光領域と異なる位置に配
    置されることを特徴とする請求項52記載の露光装置。
  54. 【請求項54】 前記第1の露光領域と前記第2の露光
    領域とは非走査方向において間隔をもって配置され、 前記第3の露光領域は前記第1及び第2の露光領域の前
    記間隔の間を走査できるように位置決めされることを特
    徴とする請求項52または53記載の露光装置。
  55. 【請求項55】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2投影光学系は少なくとも像側テレセン
    トリックに構成され、 前記第1及び第2の露光領域の前記走査方向における幅
    の和は、前記走査方向と直交する走査直交方向において
    一定であることを特徴とする露光装置。
  56. 【請求項56】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2投影光学系の光軸は、前記第1の物体
    の面内方向と平行であることを特徴とする露光装置。
  57. 【請求項57】 前記第1及び第2投影光学系は前記第
    1の物体上の第1及び第2視野領域を有し、 前記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の視野領域
    の前記走査方向と直交する方向の幅をφFとし、前記第
    1及び第2投影光学系の光軸間距離をKとするとき、 2φF>K を満足することを特徴とする請求項56記載の露光装
    置。
  58. 【請求項58】 前記第1及び第2投影光学系は前記第
    1の物体上の第1及び第2視野領域を有し、 前記第1及び第2投影光学系の取り得る最大の視野領域
    の前記走査方向と直交する方向の幅をφFとし、前記第
    1及び第2投影光学系の外径の最大値をφDとすると
    き、 φF>φD/2 を満足することを特徴とする請求項56または57記載
    の露光装置。
  59. 【請求項59】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2投影光学系は前記第1の物体上の第1
    及び第2視野領域を有し、前記第1及び第2投影光学系
    の取り得る最大の視野領域の前記走査方向と直交する方
    向の幅をφFとし、前記第1及び第2投影光学系の外径
    の最大値をφDとするとき、 φF>φD/2 を満足することを特徴とする露光装置。
  60. 【請求項60】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2投影光学系は前記第1の物体上の第1
    及び第2視野領域を有し、前記第1及び第2投影光学系
    の取り得る最大の視野領域の前記走査方向と直交する方
    向の幅をφFとし、前記第1及び第2投影光学系の光軸
    間距離をKとするとき、 2φF>K を満足することを特徴とする露光装置。
  61. 【請求項61】 前記第1及び第2投影光学系は少なく
    とも像側テレセントリックで構成されることを特徴とす
    る請求項59または60記載の露光装置。
  62. 【請求項62】 第1の物体と第2の物体とを走査方向
    に沿って移動させつつ前記第1の物体の像を第2の物体
    上へ投影露光する露光装置において、 前記第1物体からの光に基づいて、前記第2物体上に第
    1の露光領域を形成する第1投影光学系と;前記第1物
    体からの光に基づいて、前記第2物体上に前記第1の露
    光領域とは異なる第2の露光領域を形成する第2投影光
    学系と;を有し、 前記第1及び第2投影光学系は少なくとも像側テレセン
    トリックで構成され、かつダハ面を有することを特徴と
    する露光装置。
  63. 【請求項63】 マスクと感光性基板とを走査方向に沿
    って移動させつつ前記マスクの像を前記感光性基板上へ
    投影露光する露光装置において、 前記マスク上の第1視野領域からの光に基づいて、前記
    感光性基板上に第1の露光領域を形成する第1の投影光
    学系と;前記マスク上の第2視野領域からの光に基づい
    て、前記感光性基板上に前記第1の露光領域とは異なる
    第2の露光領域を形成する第2の投影光学系と;を備
    え、 前記第1視野領域は前記マスク上の回路パターン領域の
    縁と一致する辺を有することを特徴とする露光装置。
  64. 【請求項64】 第1物体の像を第2物体上へ投影露光
    する露光方法において、 像側テレセントリックな光束に基づいて前記第1物体の
    正立像を第1の露光領域上に形成する第1工程と;前記
    像側テレセントリックな光束とは異なる別の像側テレセ
    ントリックな光束に基づいて前記第1物体の正立像を前
    記第1の露光領域とは異なる第2の露光領域上に形成す
    る第2工程と;前記第1物体と前記第2物体とを走査方
    向に沿って移動させる第3工程と;を有することを特徴
    とする露光方法。
  65. 【請求項65】 前記第1及び第2工程は、凹面反射鏡
    で光を反射させる補助工程を有することを特徴とする請
    求項64記載の露光方法。
  66. 【請求項66】 前記第1及び第2工程は、それぞれ前
    記第1物体の中間像を形成する補助工程を有することを
    特徴とする請求項64記載の露光方法。
  67. 【請求項67】 前記第1及び第2工程は、それぞれ前
    記中間像から2次像を形成する補助工程を有することを
    特徴とする請求項66記載の露光方法。
  68. 【請求項68】 前記第1及び第2工程は、それぞれ凹
    面反射鏡で光を反射させて前記中間像へ導く補助工程
    と、凹面反射鏡で光を反射させて前記2次像へ導く補助
    工程とを有することを特徴とする請求項67記載の露光
    方法。
  69. 【請求項69】 前記第1及び第2工程は、それぞれ視
    野絞りに光を通す補助工程を有することを特徴とする請
    求項67〜68の何れか一項に記載の露光方法。
  70. 【請求項70】 前記第1工程中の前記凹面反射鏡で光
    を反射させる補助工程と、前記第2工程中の前記凹面反
    射鏡で光を反射させる補助工程とでは、互いに反対側へ
    光を反射させることを特徴とする請求項65記載の露光
    方法。
  71. 【請求項71】 前記第1及び第2工程は、それぞれレ
    ンズに光を通過する補助工程を有することを特徴とする
    請求項65記載の露光方法。
  72. 【請求項72】 前記第1及び第2工程は、第1凹面反
    射鏡で光を反射させる第1補助工程と、第1補助工程の
    後に前記第1物体の中間像を形成する第2補助工程と、
    第2補助工程の後に第2凹面反射鏡で光を反射させる第
    3補助工程とをそれぞれ有することを特徴とする請求項
    65記載の露光方法。
  73. 【請求項73】 前記第1及び第2工程は、前記第1物
    体からの光を前記第1凹面反射鏡へ向けて偏向させる第
    4補助工程と、前記第1凹面反射鏡からの光を前記中間
    像へ向けて偏向させる第5補助工程と、前記中間像から
    の光を前記第2凹面反射鏡へ向けて偏向させる第6補助
    工程と、前記第2凹面反射鏡からの光を前記第2物体へ
    向けて偏向させる第7補助工程とをそれぞれ有すること
    を特徴とする請求項72記載の露光方法。
  74. 【請求項74】 前記第1及び第2工程は、前記第4補
    助工程にて偏向された光を第1レンズに導いた後に前記
    第1凹面反射鏡へ導く第8補助工程と、前記第1凹面反
    射鏡にて反射された光を前記第1レンズに導く第9補助
    工程と、前記第6補助工程にて偏向された光を第2レン
    ズに導いた後に前記第2凹面反射鏡へ導く第10補助工
    程と、前記第2凹面反射鏡にて反射された光を前記第2
    レンズに導く第10補助工程とをさらに有することを特
    徴とする請求項73記載の露光方法。
  75. 【請求項75】 前記第1工程中の前記第4補助工程で
    の光の偏向する方向と、前記第2工程中の前記第4補助
    工程での光の偏向する方向は逆向きであることを特徴と
    する請求項73または74記載の露光方法。
  76. 【請求項76】 前記第1工程中の前記第6補助工程で
    の光の偏向する方向と、前記第2工程中の前記第6補助
    工程での光の偏向する方向とは逆向きであることを特徴
    とする請求項73〜75の何れか一項記載の露光方法。
  77. 【請求項77】 前記第1及び第2工程は、第1凹面反
    射鏡で光を反射させる第1補助工程と、第2凹面反射鏡
    で光を反射させる第2補助工程とを有することを特徴と
    する請求項65記載の露光方法。
  78. 【請求項78】 前記第1補助工程での光の反射方向と
    前記第2補助工程での光の反射方向とは同一方向である
    ことを特徴とする請求項77記載の露光方法。
  79. 【請求項79】 前記第1工程中の前記第1補助工程で
    の光の反射方向と、前記第2工程中の前記第1補助工程
    での光の反射方向とは逆向きであることを特徴とする請
    求項78記載の露光方法。
  80. 【請求項80】 前記第1及び第2工程は、前記第1物
    体からの光を前記凹面反射鏡へ偏向させる偏向補助工程
    をさらに有し、 前記第1工程中の偏向補助工程での光の偏向方向と、前
    記第2工程中の偏向補助工程での光の偏向方向とは逆向
    きであることを特徴とする請求項65記載の露光方法。
  81. 【請求項81】 前記第1及び第2の露光領域は、走査
    方向と直交する方向において一部重複することを特徴と
    する請求項64記載の露光方法。
  82. 【請求項82】 像側テレセントリックな光束に基づい
    て前記第1物体の正立像を前記第1及び第2の露光領域
    とは異なる第3の露光領域上に形成する第4工程をさら
    に有することを特徴とする請求項64記載の露光方法。
  83. 【請求項83】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向に沿って並んで配置されることを特徴とする請求
    項64記載の露光方法。
  84. 【請求項84】 前記第1及び第2の露光領域は、非走
    査方向において異なる位置に配置されることを特徴とす
    る請求項64記載の露光方法。
  85. 【請求項85】 像側テレセントリックな光束に基づい
    て前記第1物体の正立像を前記第1及び第2の露光領域
    とは異なる第3の露光領域上に形成する第4工程をさら
    に有することを特徴とする請求項84記載の露光方法。
  86. 【請求項86】 前記第3の露光領域は、前記走査方向
    において前記第1の露光領域とは異なる位置に配置され
    ることを特徴とする請求項85記載の露光方法。
  87. 【請求項87】 前記第1及び第3の露光領域は、前記
    非走査方向で間隔を持つように配置されることを特徴と
    する請求項86記載の露光方法。
  88. 【請求項88】 前記第1及び第2の露光領域は、前記
    走査方向において異なる位置に配置されることを特徴と
    する請求項64記載の露光方法。
  89. 【請求項89】 像側テレセントリックな光束に基づい
    て前記第1物体の正立像を前記第1及び第2の露光領域
    とは異なる第3の露光領域上に形成する第4工程をさら
    に有することを特徴とする請求項88記載の露光方法。
  90. 【請求項90】 前記第3の露光領域は、前記走査方向
    において前記第2の露光領域とは異なる位置に配置され
    ることを特徴とする請求項89記載の露光方法。
  91. 【請求項91】 前記第1及び第2の露光領域は、台形
    形状または六角形形状であることを特徴とする請求項6
    4〜90の何れか一項に記載の露光方法。
  92. 【請求項92】 第1物体の像を第2物体上へ投影露光
    する露光方法において、 請求項1〜63の何れか一項記載の露光装置を用いて前
    記第2物体上に前記第1物体の像を形成しつつ前記第1
    及び第2物体を移動させることを特徴とする露光方法。
  93. 【請求項93】 前記第1物体と前記第2物体とを移動
    させつつ前記第1物体の像を一回の露光で第2物体上へ
    転写することを特徴とする請求項64〜92の何れか一
    項記載の露光方法。
  94. 【請求項94】 第1物体上のパターンを第2物体へ転
    写する露光装置に組合せられて、前記第1物体を照明す
    る照明装置において、 照明光を供給する光源と;該光源からの照明光を複数の
    照明光に分岐する照明分岐手段と;該照明分岐手段によ
    って分岐された前記複数の照明光を、前記第1物体上の
    複数の照明領域へそれぞれ導く導光手段と;を備えるこ
    とを特徴とする照明装置。
  95. 【請求項95】 前記光源とは異なる別の光源をさらに
    備え、 該別の光源からの照明光は前記照明分岐手段へ導かれる
    ことを特徴とする請求項94記載の照明装置。
  96. 【請求項96】 前記照明分岐手段は、複数の入射端か
    らの光を複数の射出端へ導くライトガイドを有すること
    を特徴とする請求項95記載の照明装置。
  97. 【請求項97】 前記照明分岐手段は、入射端からの光
    を複数の射出端へ導くライトガイドを有することを特徴
    とする請求項94記載の照明装置。
  98. 【請求項98】 前記ライトガイドは、ランダムに束ね
    られた光ファイバを有することを特徴とする請求項96
    または97記載の照明装置。
  99. 【請求項99】 前記第1物体上の前記複数の照明領域
    は台形形状であることを特徴とする請求項94〜98の
    何れか一項記載の照明装置。
  100. 【請求項100】 前記第1物体と共役に配置された照
    明視野絞りを有することを特徴とする請求項94〜99
    の何れか一項記載の照明装置。
  101. 【請求項101】 第1物体と第2物体とを走査方向に
    沿って移動させつつ前記第1物体上のパターンを前記第
    2物体へ転写する露光装置に組合せられることを特徴と
    する請求項94〜100の何れか一項記載の照明装置。
  102. 【請求項102】 前記複数の照明領域は、第1の照明
    領域と該第1の照明領域とは異なる第2の照明領域とを
    備え、 前記第1及び第2の照明領域は前記走査方向において異
    なる位置に形成されることを特徴とする請求項101記
    載の照明装置。
  103. 【請求項103】 前記複数の照明領域は、前記第1及
    び第2の照明領域とは異なる第3の照明領域を備え、 該第3の照明領域は前記走査方向において前記第2の照
    明領域とは異なる位置に形成されることを特徴とする請
    求項102記載の照明装置。
  104. 【請求項104】 前記複数の照明領域は、第1の照明
    領域と該第1の照明領域とは異なる第2の照明領域とを
    備え、 前記第1及び第2の照明領域は非走査方向において異な
    る位置に形成されることを特徴とする請求項101記載
    の照明装置。
  105. 【請求項105】 前記複数の照明領域は、前記第1及
    び第2の照明領域とは異なる第3の照明領域を備え、 該第3の照明領域は前記走査方向において前記第1及び
    第2の照明領域とは異なる位置に形成されることを特徴
    とする請求項104記載の照明装置。
  106. 【請求項106】 前記第1物体の像を第2物体上に形
    成する複数の投影光学系を備える露光装置と組合せられ
    ることを特徴とする請求項94〜105の何れか一項記
    載の照明装置。
  107. 【請求項107】 前記複数の投影光学系は前記第1物
    体上に複数の視野領域を有し、 前記複数の照明領域は前記複数の視野領域と相似である
    ことを特徴とする請求項106記載の照明装置。
  108. 【請求項108】 前記複数の投影光学系は視野絞りを
    有しないことを特徴とする請求項107記載の照明装
    置。
  109. 【請求項109】 所定のパターンが形成されたマスク
    を照明する照明方法において、 光源から照明光を供給し、 該光源からの前記照明光を複数の照明光に分岐し、 該分岐された複数の照明光を前記マスク上の複数の照明
    領域へそれぞれ導くことを特徴とする照明方法。
  110. 【請求項110】 前記光源とは異なる別の光源からの
    照明光を供給し、 前記光源及び前記別の光源からの前記照明光を複数の照
    明光に分岐することを特徴とする請求項109記載の照
    明方法。
  111. 【請求項111】 前記照明光を前記複数の照明光に分
    岐する際に、複数の入射端からの光を複数の射出端へ導
    くライトガイドを用いることを特徴とする請求項110
    記載の照明方法。
  112. 【請求項112】 前記照明光を前記複数の照明光に分
    岐する際に、入射端からの光を複数の射出端へ導くライ
    トガイドを用いることを特徴とする請求項109記載の
    照明方法。
  113. 【請求項113】 前記ライトガイドとして、ランダム
    に束ねられた光ファイバを用いることを特徴とする請求
    項111または112記載の照明方法。
  114. 【請求項114】 前記第1物体上に複数の台形形状の
    照明領域を形成することを特徴とする請求項109〜1
    13の何れか一項記載の照明方法。
  115. 【請求項115】 前記第1物体と共役に配置された照
    明視野絞りに光を導く工程を有することを特徴とする請
    求項109〜114の何れか一項記載の照明方法。
  116. 【請求項116】 前記複数の照明領域は、前記パター
    ンが形成される前記第1物体上の領域の縁に一致する辺
    を有する第1の照明領域を有することを特徴とする請求
    項109記載の照明方法。
  117. 【請求項117】 前記複数の照明領域は、前記第1の
    照明領域とは異なる第2の照明領域を有し、 前記第2の照明領域は、台形形状または六角形形状であ
    ることを特徴とする請求項116記載の照明方法。
  118. 【請求項118】 前記第1物体上のパターンを前記第
    2物体へ転写する露光方法において、請求項109〜1
    17の何れか一項記載の照明方法を用いて前記第1物体
    上の複数の照明領域内を照明することを特徴とする露光
    方法。
  119. 【請求項119】 第1物体と第2物体とを走査方向に
    沿って移動させつつ前記第1物体上のパターンを前記第
    2物体へ転写する露光方法において、請求項109〜1
    17の何れか一項記載の照明方法を用いて前記第1物体
    上の複数の照明領域内を照明することを特徴とする露光
    方法。
  120. 【請求項120】 前記第1物体上のパターンの像を前
    記第2物体上に形成することを特徴とする請求項118
    または119記載の露光方法。
  121. 【請求項121】 前記第1物体上のパターンの像を第
    2物体上の複数の領域に形成することを特徴とする請求
    項118または119記載の露光方法。
  122. 【請求項122】 所定のパターンが形成されたマスク
    を照明する照明方法において、 請求項94〜108の何れか一項記載の照明装置を用い
    て前記マスク上に前記複数の照明領域を形成することを
    特徴とする照明方法。
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