JP2001201418A - 静電容量型半導体圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

静電容量型半導体圧力センサ及びその製造方法

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JP2001201418A
JP2001201418A JP2000013569A JP2000013569A JP2001201418A JP 2001201418 A JP2001201418 A JP 2001201418A JP 2000013569 A JP2000013569 A JP 2000013569A JP 2000013569 A JP2000013569 A JP 2000013569A JP 2001201418 A JP2001201418 A JP 2001201418A
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electrode
glass substrate
metal wire
main surface
diaphragm
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Application number
JP2000013569A
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English (en)
Inventor
Sumio Akai
澄夫 赤井
Hiroshi Saito
宏 齊藤
Kazunari Kuzuhara
一功 葛原
Takashi Saijo
隆司 西條
Shigenari Takami
茂成 高見
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装面積が小さく、信頼性の高い静電容量型
半導体圧力センサ及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 変位電極3に所定の間隔で対向して配置
された固定電極4を有するガラス基板5とを有して、変
位電極3と固定電極4間の静電容量の変化により圧力を
検出する静電容量型半導体圧力センサにおいて、ガラス
基板5が、主表面に対して略直交方向、かつ第1主表面
と第2主表面に端部が露出する1本又は複数本の金属線
10を有する金属線入りガラス基板5であり、金属線1
0の一方の端部と固定電極4とを接続したことを特徴す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極間隔の変動に
ともなう静電容量の変化により圧力を検出する静電容量
型半導体圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の静電容量型半導体圧力センサを図
5に示す。半導体基板1には、異方性エッチングにより
肉薄構造のダイヤフラム2が形成され、ダイヤフラム2
には、絶縁層(図示せず)を介して変位電極3が形成さ
れるとともにこの変位電極3に電気的接続される配線6
が形成されている。また、ガラス基板5の表面には、固
定電極4と、固定電極4に電気的接続された配線7b
と、別の配線7aが形成されている。そして、半導体基
板1の変位電極3とガラス基板5の固定電極4とが対向
するように位置を合せて半導体基板1とガラス基板5と
が陽極接合されている。ここで、変位電極3と、ガラス
基板5に設けられた配線7aとが配線6により電気的接
続がなされる。圧力を受けると(図では上部より)ダイ
ヤフラム2が撓み変位電極3と固定電極4間のギャップ
の変化により、静電容量が変化する。この静電容量変化
の電気信号は、配線7a,7bに出力され、この電気信
号により圧力を検出する。このとき、配線7a及び7b
の端部にはワイヤ8によるワイヤボンディングがなされ
て電気信号が外部回路(図示せず)に出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力検
出のための電気信号を外部回路に出力するために、ワイ
ヤボンド用の配線7a,7bをガラス基板5上に設けな
ければならず、実装面積が大きくなる。また、ワイヤボ
ンドされた箇所は、信頼性を確保するため別途樹脂封止
等により保護する必要があった。
【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、実装面積が小さく、信頼
性の高い静電容量型半導体圧力センサ及びその製造方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、凹部形成による薄肉構造の
ダイヤフラムを有し、該ダイヤフラムに絶縁層を介して
変位電極を設けた半導体基板と、前記変位電極に所定の
間隔で対向して配置された固定電極を有するガラス基板
とを有して、前記変位電極と前記固定電極間の静電容量
の変化により圧力を検出する静電容量型半導体圧力セン
サにおいて、前記ガラス基板が、主表面に対して略直交
方向、かつ第1主表面と第2主表面に端部が露出する1
本又は複数本の金属線を有する金属線入りガラス基板で
あり、前記金属線の一方の端部と前記固定電極とを接続
したことを特徴するものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の静
電容量型圧力センサにおいて、前記ダイヤフラムの凹部
側内部に変位電極を有し、該変位電極と接触し、前記凹
部の裏側の主表面に貫通する金属部を有することを特徴
とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の静
電容量型半導体圧力センサにおいて、前記変位電極と、
前記金属線入りガラス基板の前記固定電極に接続した金
属線とは別の金属線とを接続したことを特徴とするもの
である。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の静
電容量型圧力センサの製造方法において、シリコン基板
にダイヤフラムを形成し、該ダイヤフラムの凹部に絶縁
層を形成し、次に前記凹部の絶縁層上に変位電極を形成
し、該変位電極と接触して前記凹部の裏側の主表面に貫
通する金属部を形成し、別の工程で、金属線入りガラス
基板の金属線の一方の端部に固定電極を形成し、前記変
位電極と前記固定電極が対向するように位置を合せて、
前記シリコン基板と前記金属線入りガラス基板とを陽極
接合するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項3記載の静
電容量型半導体圧力センサの製造方法において、シリコ
ン基板にダイヤフラムを形成し、該ダイヤフラムの凹部
の裏側の主表面に絶縁層を形成し、次に前記絶縁層上に
変位電極を形成するとともに、該変位電極を形成した側
の前記シリコン基板表面上に前記変位電極のリードパタ
ーンを形成し、別の工程で、金属線入りガラス基板の金
属線の一方の端部に固定電極を形成するとともに、該固
定電極を形成した側の前記金属線入りガラス基板表面上
で、別の金属線の端部に金属電極を形成し、前記変位電
極と前記固定電極が対向するように位置を合せるととも
に、前記リードパターンと前記金属電極とが接触するよ
うに、前記シリコン基板と前記金属線入りガラス基板と
を陽極接合するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
静電容量型半導体圧力センサ及びその製造方法について
図1乃至図4にもとづき説明する。尚、半導体基板1及
びガラス基板5において、図における上側の面を上主表
面、下側の面を下主表面と称することとする。
【0011】図1は本発明の第1の実施の形態の静電容
量型半導体圧力センサを示すための断面図である。半導
体基板(シリコン基板)1には、肉薄構造のダイヤフラ
ム2が形成され、ダイヤフラム2の凹部には、絶縁層
(シリコン酸化膜9)を介して変位電極3が形成されて
いる。ここで、変位電極3の部位において半導体基板1
を貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔の内部周辺に
はシリコン酸化膜11が形成されている。そして、半導
体基板1の変位電極3が形成された反対の主表面(すな
わちダイヤフラム2の凹部の裏側の主表面(上主表
面))及び貫通孔には、シリコン酸化膜9及び11を介
して配線12が形成され、この配線12と変位電極3と
が電気的接続されている。また、ガラス基板5にはガラ
ス基板5の主表面を貫通し、両主表面に端部が露出する
金属線10が埋設され、その一方の端部(ガラス基板5
の上主表面)に固定電極4が形成されている。尚、固定
電極4は金属線10の端部にメタライズ層13を介して
形成されている。さらにもう一方の金属線10の端部
(ガラス基板5の下主表面)にはバンプ14が形成され
ている。ここで、変位電極3と固定電極4とが対向する
ように半導体基板1とガラス基板5とが陽極接合されて
いる。
【0012】図中上部より圧力を受けると、ダイヤフラ
ム2が撓み変位電極3と固定電極4間のギャップの変化
により、静電容量が変化する。この静電容量変化の電気
信号は、配線12及び金属線10に出力され、この電気
信号により圧力を検出する。ここで、ガラス基板5は外
部回路である配線基板(図示せず)上に搭載され、バン
プ14が融解されて、配線基板上の配線と電気的接続が
なされる。つまり対面実装(フリップフロップ実装)が
なされる。
【0013】このように、半導体基板1に形成されたダ
イヤフラム2の凹部側内部に変位電極3を形成し、この
変位電極3と接続される配線12を設けて、さらに、ガ
ラス基板5が、主表面に対して略直交方向、かつ第1主
表面と第2主表面に端部が露出する金属線10を有し、
金属線10の一方の端部に固定電極4を形成して、固定
電極4と配線基板との電気的接続をガラス基板5の下主
表面で行えるようにしたので、固定電極4側において、
対面実装が行え、ワイヤボンディング箇所が削減でき、
実装も容易で実装面積を少なくでき、また信頼性を向上
させることができるという効果を奏する。
【0014】図2は本発明の第2の実施の形態の静電容
量型半導体圧力センサを示すための断面図である。半導
体基板(シリコン基板)1には、肉薄構造のダイヤフラ
ム2が形成され、ダイヤフラム2の凹部の裏側主表面
に、絶縁層(シリコン酸化膜9)を介して変位電極3が
形成されている。尚、ここで絶縁層9のダイヤフラム2
の部位において、微小の凹部をが形成され、そこに変位
電極3が形成されている。そしてさらに、この変位電極
3に電気的接続される配線3a(リードパターン)が形
成されている。また、ガラス基板5には、ガラス基板5
の主表面を貫通し、両主表面に端部が露出する金属線1
0a及び10bが埋設され、先ず、金属線10aの一方
の端部(ガラス基板5の上主表面)に固定電極4が形成
されている。尚、固定電極4は金属線10aの端部にメ
タライズ層13を介して形成されている。さらに金属線
10aのもう一方の端部(ガラス基板5の下主表面)に
はバンプ14が形成されている。次に、金属線10bの
一方の端部(ガラス基板5の上主表面)には、金属電極
19bが、メタライズ層13を介して形成されている。
また、金属線10bのもう一方の端部(ガラス基板5の
下主表面)にはバンプ14が形成されている。
【0015】ここで、変位電極3と固定電極4とが対向
するように、かつ、半導体基板1の配線3aとガラス基
板5側の金属電極19bとが接触して電気的接合がなさ
れるように、半導体基板1とガラス基板5とが陽極接合
されている。図中上部より圧力を受けると、ダイヤフラ
ム2が撓み変位電極3と固定電極4間のギャップの変化
により、静電容量が変化する。この静電容量変化の電気
信号は、金属線10b及び金属線10aに出力され、こ
の電気信号により圧力を検出する。ここで、ガラス基板
5は配線基板(図示せず)上に搭載され、バンプ14が
融解されて、配線基板上の配線と電気的接続がなされ
る。つまり対面実装がなされる。
【0016】ここで、半導体基板1の端部において変位
電極3及び配線3aと同時に形成されたアルミパッド1
8a、また、ガラス基板5の端部において固定電極4及
び金属電極19bと同時に形成された金属層19c、さ
らにメタライズ層13は、陽極接合において半導体基板
1とガラス基板5とのスペーサの役割を果たす。
【0017】このように、半導体基板1に形成されたダ
イヤフラム2の部位に変位電極3を形成し、さらに、ガ
ラス基板5が、主表面に対して略直交方向、かつ第1主
表面と第2主表面に端部が露出する金属線10a及び1
0bを有し、金属線10aに電気的接続される固定電極
4を形成するとともに、ガラス基板5の金属線10b
に、半導体基板1の変位電極3を電気的接続するように
して、変位電極3及び固定電極4における配線基板との
電気的接続を金属線10a,10bを通してガラス基板
5の下主表面で行えるようにしたので、配線基板に対面
実装を行うことができ、変位電極3と固定電極4の両者
においてワイヤボンディングが不要で、実装も容易であ
るとともに実装面積を少なくでき、より信頼性を向上さ
せることができるという効果を奏する。
【0018】図3は、本発明の第3の実施の形態とし
て、静電容量型半導体圧力センサの実装構造の第1の製
造方法を示すものである。(単結晶)シリコン基板1
(半導体基板1)を熱酸化することにより、シリコン基
板1の図中において、上主表面と下主表面にシリコン酸
化膜9を形成する。続いて化学的気層成長法(以下CV
D法と称する)により、シリコン酸化膜9の表面にシリ
コン窒化膜15を形成する。続いて、下主表面のシリコ
ン窒化膜15に、レジスト16を塗布し、所定の形状に
パターニングした後、そのパターンにしたがって、シリ
コン窒化膜15とシリコン酸化膜9をエッチング除去す
る(a)。
【0019】次に、エッチングでパターン形成されたシ
リコン窒化膜15をマスクとして、約80℃の水酸化カ
リウム水溶液で、異方性エッチングすることにより、ダ
イヤフラム2を形成する。そして、ダイヤフラム2形成
後、シリコン酸化膜9、シリコン窒化膜15を除去する
(b)。
【0020】次に熱酸化により、シリコン基板1の両主
表面にシリコン酸化膜9を形成した後、下主表面側に、
スパッタリング法によりアルミ層17を形成する。続い
て、レジスト16を下主表面側に塗布して、ダイヤフラ
ム2の凹部にレジスト16が残るようにパターニングす
る(c)。次に、レジスト16のパターンによりアルミ
層17をエッチング除去し、その後、レジスト16を除
去して、変位電極3を形成する(d)。
【0021】次に、シリコン基板1の上主表面にレジス
ト16を塗布し、所定の形状にパターニングした後
(e)、シリコン酸化膜9とシリコン基板1をエッチン
グすることにより、変位電極3へ貫通孔を形成する。続
いて、先に形成した変位電極3への貫通孔の内部周辺
に、シリコン酸化膜11をCVD法により堆積し形成す
る。続いてスパッタリング法により、シリコン基板1と
貫通孔にアルミ層を形成した後、レジスト(図示せず)
によるパターニングとエッチングにより、配線12を形
成する。
【0022】次に、台座となる金属線入りガラス基板5
の加工工程について説明する。モリブデン(融点261
0℃)やタングステン(融点3387℃)のような金属
は、融点がガラスの溶融温度(約1500〜1600
℃)よりもはるかに高く化学的にも安定なことから、溶
融ガラスにモリブデン等のワイヤ(金属線)を埋め込
み、徐冷し、スライスした後に研磨することにより、ガ
ラスの表面と裏面とを貫通するような金属線10を埋め
込んだガラス基板5を形成することができる(a)。
尚、このようなワイヤ入りガラスとしてHOYA社商標
SD2ガラスを用いて、金属線入りガラス基板5を形成
することができる。
【0023】この金属線入りガラス基板5の上主表面に
スパッタリング法により、メタライズ層を形成した後、
金属線10とコンタクトをとるような形状にパターニン
グしてメタライズ層13を形成する。続いて、メッキ法
により、メタライズ層13上に固定電極4を形成する
(g)。
【0024】次に変位電極3と固定電極4が対向するよ
うに、シリコン基板1とガラス基板5とを陽極接合す
る。陽極接合は、例えば真空雰囲気で300℃以上の温
度と600V以上の直流電圧を印可することにより行わ
れる。その後、ガラス基板5の下主表面にニッケル/金
メッキした後、バンプ(例えば金)14を形成する
(h)。そして、ダイシングを行い、第1の実施の形態
に相当する静電容量型半導体加速度センサを製造するこ
とができる。
【0025】図4は、本発明の第4の実施の形態とし
て、静電容量型半導体圧力センサの実装構造の第2の製
造方法を示すものである。シリコン基板1を熱酸化する
ことにより、シリコン基板1の上主表面と下主表面にシ
リコン酸化膜9を形成する(a)。続いてCVD法によ
り、シリコン酸化膜9の表面にシリコン窒化膜15を形
成し、、下主表面のシリコン窒化膜15に、レジスト
(図示せず)を塗布し、所定の形状にパターニングした
後、そのパターンにしたがって、シリコン窒化膜15と
シリコン酸化膜9をエッチング除去する。次に、エッチ
ングでパターン形成されたシリコン窒化膜15をマスク
として、約80℃の水酸化カリウム水溶液で、異方性エ
ッチングすることにより、ダイヤフラム2を形成する
(b)。そして、ダイヤフラム2形成後、シリコン酸化
膜9、シリコン窒化膜15を除去する(c)。
【0026】次に熱酸化により、シリコン基板1の両主
表面にシリコン酸化膜9を形成した後、上主表面におい
て、レジスト16を塗布し、ダイヤフラム2の部位を除
くようにパターニングを行う。このレジストパターンに
もとづいてシリコン酸化膜9をエッチングする。このと
きのエッチングはシリコン基板1の主表面に到達しない
ように途中で停止するようにして、ダイヤフラム2の部
位にシリコン酸化膜9の凹部を形成するようにする
(d)。
【0027】次に、スパッタリング法によりアルミ層1
8を形成する。続いて、レジスト16を上主表面に塗布
して、前工程で形成したシリコン酸化膜9の凹部及び、
該凹部の周辺部の所定の箇所にレジスト16が残るよう
にパターニングする(e)。次に、レジスト16のパタ
ーンによりアルミ層18をエッチング除去し、その後、
レジスト16を除去して、変位電極3を及び変位電極3
のリード線となる配線3aを形成するとともに、アルミ
パッド18aを形成する(f)。
【0028】次に、台座となる金属線入りガラス基板5
の加工工程について説明する。金属線入りガラス基板5
の形成については、第3の実施形態で示した第1の製造
方法と同様であるが、金属線10を金属線10aと10
bの2種の形態で活用する。
【0029】金属線入りガラス基板5の図中の上主表面
にスパッタリング法により、メタライズ層13を形成し
た後、金属線10a及び金属線10bの各々において、
金属線10a及び10bとコンタクトをとるような形状
にパターニングしてメタライズ層13a,13bを形成
する。また、同時に金属線10a,10bの周辺部位に
メタライズ層13cを形成する。続いて、メッキ法によ
り、メタライズ層13a上に金属層19a(固定電極
4)を形成するとともに、メタライズ層13b上に金属
層(金属電極)19bを形成する。また、メタライズ層
13cには金属層19cを形成する(g)。
【0030】次に変位電極3と固定電極4が対向するよ
うに、かつ、配線3aと金属層19bとが接触して電気
的接続がなされるようにして、シリコン基板1とガラス
基板5とを陽極接合するここで、アルミパッド18a、
メタライズ層13c、金属層19cは陽極接合において
スペーサの役割を果たす。その後、ガラス基板5の下主
表面にニッケル/金メッキした後、バンプ(例えば金)
14を形成する(h)。そして、ダイシングを行い、第
2の実施の形態に相当する静電容量型半導体加速度セン
サを製造することができる。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の発
明によれば、凹部形成による薄肉構造のダイヤフラムを
有し、該ダイヤフラムに絶縁層を介して変位電極を設け
た半導体基板と、前記変位電極に所定の間隔で対向して
配置された固定電極を有するガラス基板とを有して、前
記変位電極と前記固定電極間の静電容量の変化により圧
力を検出する静電容量型半導体圧力センサにおいて、前
記ガラス基板が、主表面に対して略直交方向、かつ第1
主表面と第2主表面に端部が露出する1本又は複数本の
金属線を有する金属線入りガラス基板であり、前記金属
線の一方の端部と前記固定電極とを接続するようにした
ので、外部回路と固定電極との電気的接続がガラス基板
下主表面で行うことができ、実装面積が小さく、信頼性
の高い静電容量型半導体圧力センサを提供することがで
きた。
【0032】請求項2記載の発明においては、前記ダイ
ヤフラムの凹部側内部に変位電極を有し、該変位電極と
接触し、前記凹部の裏側の主表面に貫通する金属部を有
するようにしたので、容易に変位電極と外部回路との電
気的接続を行うことができるという効果を奏する。
【0033】請求項3記載の発明においては、前記変位
電極と、前記金属線入りガラス基板の前記固定電極に接
続した金属線とは別の金属線とを接続するようにしたの
で、固定電極と同様に、外部回路と変位電極との電気的
接続がガラス基板下主表面で行うことができ、より実装
面積を小さく、またより信頼性を向上させることができ
るという効果を奏する。
【0034】請求項4記載の発明においては、シリコン
基板にダイヤフラムを形成し、該ダイヤフラムの凹部に
絶縁層を形成し、次に前記凹部の絶縁層上に変位電極を
形成し、該変位電極と接触して前記凹部の裏側の主表面
に貫通する金属部を形成し、別の工程で、金属線入りガ
ラス基板の金属線の一方の端部に固定電極を形成し、前
記変位電極と前記固定電極が対向するように位置を合せ
て、前記シリコン基板と前記金属線入りガラス基板とを
陽極接合するようにしたので、実装面積が小さく、信頼
性の高い静電容量型半導体圧力センサを製造することが
できるという効果を奏する。
【0035】請求項5記載の発明においては、シリコン
基板にダイヤフラムを形成し、該ダイヤフラムの凹部の
裏側の主表面に絶縁層を形成し、次に前記絶縁層上に変
位電極を形成するとともに、該変位電極を形成した側の
前記シリコン基板表面上に前記変位電極のリードパター
ンを形成し、別の工程で、金属線入りガラス基板の金属
線の一方の端部に固定電極を形成するとともに、該固定
電極を形成した側の前記金属線入りガラス基板表面上
で、別の金属線の端部に金属電極を形成し、前記変位電
極と前記固定電極が対向するように位置を合せるととも
に、前記リードパターンと前記金属電極とが接触するよ
うに、前記シリコン基板と前記金属線入りガラス基板と
を陽極接合するようにしたので、より実装面積が小さ
く、信頼性の高い静電容量型半導体圧力センサを製造す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態として第1の製造法
の工程を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態として第2の製造法
の工程を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(シリコン基板) 2 ダイヤフラム 3 変位電極 4 固定電極 5 ガラス基板 8 (ボンディング)ワイヤ 9 シリコン酸化膜(絶縁層) 10 金属線 11 シリコン酸化膜(絶縁層) 12 アルミ配線 13 メタライズ層 14 バンプ 15 シリコン窒化膜 16 レジスト 17 アルミ層 18 アルミ層 19 金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葛原 一功 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西條 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 高見 茂成 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 DD07 EE25 FF43 GG01 GG12 4M112 AA01 BA07 CA02 CA11 CA15 CA16 DA04 DA06 DA09 DA11 DA18 EA02 EA06 EA07 EA11 GA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部形成による薄肉構造のダイヤフラム
    を有し、該ダイヤフラムに絶縁層を介して変位電極を設
    けた半導体基板と、前記変位電極に所定の間隔で対向し
    て配置された固定電極を有するガラス基板とを有して、
    前記変位電極と前記固定電極間の静電容量の変化により
    圧力を検出する静電容量型半導体圧力センサにおいて、 前記ガラス基板が、主表面に対して略直交方向、かつ第
    1主表面と第2主表面に端部が露出する1本又は複数本
    の金属線を有する金属線入りガラス基板であり、前記金
    属線の一方の端部と前記固定電極とを接続したことを特
    徴する静電容量型半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤフラムの凹部側内部に変位電
    極を有し、該変位電極と接触し、前記凹部の裏側の主表
    面に貫通する金属部を有することを特徴とする請求項1
    記載の静電容量型半導体圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記変位電極と、前記金属線入りガラス
    基板の前記固定電極に接続した金属線とは別の金属線と
    を接続したことを特徴とする請求項1記載の静電容量型
    半導体圧力センサ。
  4. 【請求項4】 シリコン基板にダイヤフラムを形成し、
    該ダイヤフラムの凹部に絶縁層を形成し、次に前記凹部
    の絶縁層上に変位電極を形成し、該変位電極と接触して
    前記凹部の裏側の主表面に貫通する金属部を形成し、別
    の工程で、金属線入りガラス基板の金属線の一方の端部
    に固定電極を形成し、前記変位電極と前記固定電極が対
    向するように位置を合せて、前記シリコン基板と前記金
    属線入りガラス基板とを陽極接合するようにしたことを
    特徴とする請求項2記載の静電容量型半導体圧力センサ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板にダイヤフラムを形成し、
    該ダイヤフラムの凹部の裏側の主表面に絶縁層を形成
    し、次に前記絶縁層上に変位電極を形成するとともに、
    該変位電極を形成した側の前記シリコン基板表面上に前
    記変位電極のリードパターンを形成し、別の工程で、金
    属線入りガラス基板の金属線の一方の端部に固定電極を
    形成するとともに、該固定電極を形成した側の前記金属
    線入りガラス基板表面上で、別の金属線の端部に金属電
    極を形成し、前記変位電極と前記固定電極が対向するよ
    うに位置を合せるとともに、前記リードパターンと前記
    金属電極とが接触するように、前記シリコン基板と前記
    金属線入りガラス基板とを陽極接合するようにしたこと
    を特徴とする請求項3記載の静電容量型半導体圧力セン
    サの製造方法。
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