JP2001199695A - フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置 - Google Patents
フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置Info
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- JP2001199695A JP2001199695A JP2000004333A JP2000004333A JP2001199695A JP 2001199695 A JP2001199695 A JP 2001199695A JP 2000004333 A JP2000004333 A JP 2000004333A JP 2000004333 A JP2000004333 A JP 2000004333A JP 2001199695 A JP2001199695 A JP 2001199695A
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Abstract
適格な制御を行うことで、操作性の向上をはかる。 【解決手段】 油圧ポンプ2と、油圧ポンプ2を駆動す
るポンプモータ3とを備え、油圧ポンプ2より吐出する
作動油の流量を規制して所望の流量をリフトシリンダ4
に供給する比例電磁弁5を備えると共に、リフトレバー
7のレバー操作量に基づいた指令出力値を算出し、算出
した指令出力値を比例電磁弁5に出力して比例電磁弁5
の作動を制御するコントローラ6を備えたフォークリフ
トトラックの荷役用シリンダの制御装置において、コン
トローラ6では、レバー操作量と指令出力値との関係を
示す関係データを変化率を異ならせて複数記憶し、この
記憶した変化率の異なった複数の関係データの中から、
リフトレバー7のレバー操作速度に応じて所望の関係デ
ータを選択し、この選択した関係データによってリフト
レバー7のレバー操作量に基づいた指令出力値を算出す
る。
Description
ラックにおいて、フォークを昇降動するリフトシリンダ
やマストを傾動するチルトシリンダ、その他のアタッチ
メント用のシリンダ等の荷役用シリンダを制御する制御
装置に関する。
作業機を装着しており、この作業機としては、車体の前
部にチルトシリンダにより前後傾動自在となるマストを
備え、このマストに沿ってリフトシリンダ及びチェーン
により昇降動自在となるリフトブラケットを備え、この
リフトブラケットにフォークを備えた構成となる。
フトトラックにおいて、例えば、荷役用シリンダである
リフトシリンダの制御装置としては、図1に示すよう
に、油圧タンク1の作動油を吐出する油圧ポンプ2と、
この油圧ポンプ2を駆動するポンプモータ3を備え、油
圧ポンプ2より吐出する作動油の流量を規制して所望の
流量をリフトシリンダ4に供給する比例電磁弁5を備え
ている。
に基づいてソレノイドAとソレノイドBによりスプール
を動かして、上昇位置U、停止位置N、下降位置Dにお
いて移動するようになり、作動油の流れる方向とバルブ
開度変更による作動油の流量を変更して、リフトシリン
ダ4における上昇、停止、下降の作動を行うようにな
る。
体に搭載したコントローラ6に接続しており、このコン
トローラ6より指令出力値を受けて制御されている。こ
のコントローラ6においては車体の運転室に設置した操
作レバーであるリフトレバー7に接続し、このリフトレ
バー7のレバー操作量を入力し、この入力したレバー操
作量に基づいた指令出力値を算出し、算出した指令出力
値をソレノイドAあるいはソレノイドBに出力して比例
電磁弁5の作動を制御する。
に基づいた指令出力値の算出は、まず、当該コントロー
ラにおいて、図2に示すレバー操作量と指令出力値との
関係を示す関係データである演算式を予め記憶してお
く。そして、入力したリフトレバー7のレバー操作量に
基づいて記憶した演算式により指令出力値を算出するよ
うになっている。
リフトトラックの荷役用シリンダであるリフトシリンダ
の制御装置にあっては、リフトレバーを操作すると、ま
ず、コントローラにおいて演算式により指令出力値が算
出され、これが比例電磁弁に出力され、そして、パイロ
ットの比例減圧弁が作動してからメインのスプールが作
動し、所望のバルブ開度となり、作動油がリフトシリン
ダに流れるようになるといった過程となり、操作レバー
であるリフトレバーを操作してから実際にリフトシリン
ダが作動してフォークが動くまでに時間がかかる、すな
わち、応答性が悪いといった問題があった。
を挿入する時、瞬間的にリフトレバーを急操作して、フ
ォークを短時間に短距離移動させる微動作業を行う場
合、図3に示すように、リフトレバーを瞬間的に急操作
しても、応答性の悪さにより所望のバルブ開度となる前
にリフトレバーを戻してしまうため、リフトシリンダに
おける作動量が小さい、あるいは作動しないといった問
題が発生していた。
において記憶されたレバー操作量と指令出力値との関係
を示す関係データである演算式を高めに設定して、これ
により算出される指令出力値を高くすることで、図5に
示すように、前述の微動作業を行う場合のリフトシリン
ダにおける作動を確実に行えるようにすることもできる
が、このようなコントローラにおける高めの演算式の設
定であると、今度は通常の操作による作業を行う場合、
リフトレバーを操作するとすぐに指令出力値が最大値と
なる、すなわちレバー操作量の変化領域が小さくなり、
これにより速度コントロールできる操作範囲が非常に狭
くなるおそれがあり、僅かな操作でリフトシリンダが急
作動がおこるといった問題が発生し、操作性が非常に悪
いといったことがあった。本発明は、これらの問題を解
消することを、その課題としている。
吐出する油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動するポン
プモータとを備え、油圧ポンプより吐出する作動油の流
量を規制して所望の流量を作業機における荷役用シリン
ダに供給する比例電磁弁を備えると共に、操作レバーの
レバー操作量に基づいた指令出力値を算出し、算出した
指令出力値を比例電磁弁に出力して比例電磁弁の作動を
制御するコントローラを備えたフォークリフトトラック
の荷役用シリンダの制御装置において、前記コントロー
ラでは、レバー操作量と指令出力値との関係を示す関係
データを変化率を異ならせて複数記憶し、この記憶した
変化率の異なった複数の関係データの中から、操作レバ
ーのレバー操作速度に応じて所望の関係データを選択
し、この選択した関係データによって操作レバーのレバ
ー操作量に基づいた指令出力値を算出するようにする。
コントローラでは、記憶した変化率の異なった複数の関
係データの中から、基準関係データを1つ決め、操作レ
バーのレバー操作速度に応じて所望の関係データを選択
し、この選択した関係データによって操作レバーのレバ
ー操作量に基づいた指令出力値を算出すると共に、操作
レバーを操作してその操作量の変化量が所定値以下とな
った場合は、所定時間経過後に、前記基準関係データに
よって操作レバーのレバー操作量に基づいた指令出力値
を算出するようにする。
コントローラでは、操作レバーのレバー操作量が増加す
る加速時は、記憶した変化率の異なった複数の関係デー
タの中から、操作レバーのレバー操作速度に応じて所望
の関係データを選択し、この選択した関係データによっ
て操作レバーのレバー操作量に基づいた指令出力値を算
出すると共に、操作レバーのレバー操作量が減少する減
速時は、加速時から減速時へ切り替わった時点でのデー
タに基づいて設定した減速時のレバー操作量と指令出力
値との関係を示す関係データによって操作レバーのレバ
ー操作量に基づいた指令出力値を算出するようにする。
いて、作業機における負荷を検出する負荷検出手段を備
えると共に、前記コントローラでは、レバー操作量と指
令出力値との関係を示す関係データを、負荷検出手段で
検出した負荷に応じて可変するようにする。
作速度に応じて比例電磁弁に出力する指令出力値を変更
することで、操作レバーを急操作または普通操作または
ゆっくり操作した際、それぞれの操作において適格な制
御を行うことができる。
てその操作量の変化量が所定値以下となった場合は、所
定時間経過後に、基準関係データによって操作レバーの
レバー操作量に基づいた指令出力値を算出することで、
操作レバーのレバー操作速度に関係なく、基準関係デー
タを用いた指令出力値が比例電磁弁に出力されるので、
操作レバーを保持状態とした時、常に同じフィーリング
で荷役用シリンダを作動することができる。
操作量が減少する減速時において、加速時から減速時へ
切り替わった時点でのデータに基づいて設定した減速時
のレバー操作量と指令出力値との関係を示す関係データ
によって指令出力値を算出するようにしたことで、操作
レバーの減速時にレバー操作量に応じてすぐに指令出力
値を追従させることができ、操作レバーにおける減速時
のフィーリングを良好にすることができる。
した負荷に応じて可変するようにしたことで、負荷に影
響されるのをなくすことができる。
ックの荷役用シリンダの制御装置の第一の実施の形態に
ついて説明する。車体の前部にチルトシリンダにより前
後傾動自在となるマストを備え、このマストに沿ってリ
フトシリンダ及びチェーンにより昇降動自在となるリフ
トブラケットを備え、このリフトブラケットにフォーク
を備えた構成となる作業機を装着したフォークリフトト
ラックにおいて、荷役用シリンダの一種であるリフトシ
リンダの制御装置としては、従来と同様、図1に示すよ
うに、油圧タンク1の作動油を吐出する油圧ポンプ2
と、この油圧ポンプ2を駆動するポンプモータ3を備
え、油圧ポンプ2より吐出する作動油の流量を規制して
所望の流量をリフトシリンダ4に供給する比例電磁弁5
を備えている。
に基づいてソレノイドAとソレノイドBによりスプール
を動かして、リフトシリンダ4のボトム4a側に作動油
を供給するようになる上昇位置U、作動油の流れを遮断
するようになる停止位置N、リフトシリンダ4のボトム
4a側より作動油を油圧タンク1に流すようになる下降
位置Dにおいて移動するようになり、作動油の流れる方
向とバルブ開度変更による作動油の流量を変更して、リ
フトシリンダ4における上昇、停止、下降の作動を行う
ようになる。
体に搭載したコントローラ6に接続しており、このコン
トローラ6より電流出力値を受けて制御されている。こ
のコントローラ6においては車体の運転室に設置した操
作レバーであるリフトレバー7に装着しているレバー検
出手段であるポテンショメータ8に接続し、このポテン
ショメータ8よりリフトレバー7の操作量を入力し、こ
の入力したレバー操作量に基づいた指令出力値を算出
し、算出した指令出力値をレノイドAあるいはソレノイ
ドBに出力して比例電磁弁5の作動を制御する。
に基づいた指令出力値の算出は、当該コントローラ6に
おいて、予め記憶するレバー操作量と指令出力値との関
係を示す関係データである演算式を、変化率を異ならせ
た複数記憶しておく。この記憶した複数の演算式として
は、例えば、図6(a)に示すレバー操作量の変化に対
して指令出力値の変化を大きくした変化率が大きくなる
急パターンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す
演算式と、図6(b)に示すレバー操作量の変化に対し
て指令出力値の変化を普通にした変化率が普通となる中
パターンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演
算式と、図6(c)に示すレバー操作量の変化に対して
指令出力値の変化を小さくした変化率が小さくなる緩パ
ターンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演算
式の3つのパターンの演算式である。そして、操作レバ
ーであるリフトレバー7が操作され、リフトレバー7の
中立域(ニュートラ)から制御域に移行した時点で、ポ
テンショメータ8より入力したデータからリフトレバー
7のレバー操作速度を検出し、このレバー操作速度を3
つのレベル(急,中,緩)で判別する。そして、レバー
操作速度が急と判別すると急パターンの演算式を、レバ
ー操作速度が中と判別すると中パターンの演算式を、レ
バー操作速度が緩と判別すると緩パターンの演算式をそ
れぞれ選択するようにして、リフトレバー7のレバー操
作速度に応じて、急・中・緩パターンの演算式の中から
所望の演算式を選択する。そして、選択した演算式を用
いて入力したリフトレバー7のレバー操作量に基づいた
指令出力値を算出するようになる。
内にフォークを挿入する時、瞬間的にリフトレバー7を
急操作して、フォークを短時間に短距離移動させる微動
作業を行う場合、コントローラ6においては、リフトレ
バー7を瞬間的に急操作すると、レバー操作速度が急と
判別し、急パターンの演算式を用いて高めの指令出力値
を算出し、この指令出力値により比例電磁弁5が作動す
るようになり、高めの指令出力値により比例電磁弁5に
おいて短時間で所望のバルブ開度とすることができ、リ
フトシリンダ4を確実に作動して、微動作業を行うこと
ができる。
て、フォークを徐々に移動させる作業を行う場合、コン
トローラ6においては、リフトレバー7をゆっくり操作
すると、レバー操作速度が緩と判別し、緩パターンの演
算式を用いて低めの指令出力値を算出し、この指令出力
値により比例電磁弁5が作動するようになり、低めの指
令出力値によりリフトレバー7を操作する際のレバー操
作量の変化に対して指令出力値がすぐに最大値となるの
をなくし、すなわちレバー操作量の変化領域を大きくし
て、速度コントロールできる操作範囲を広げることがで
きる。
に応じて比例電磁弁5へ出力する指令出力値を変更する
ことで、リフトレバー7を瞬間的に急操作するとフォー
クを短時間に短距離移動させる微動作業を行うことがで
き、また、リフトレバー7を普通操作すると通常の作業
を行うことができ、さらに、リフトレバー7をゆっくり
操作すると速度をコントロール6しながらの作業を行う
ことができ、各種の作業を極めて容易に行うことができ
るようになる。
形例として、コントローラ6におけるレバー操作量に基
づいた指令出力値の算出を別の手段で行うようにする。
これは、コントローラ6において、変化率を異ならせた
レバー操作量と指令出力値との関係を示す演算式を複数
記憶する代わりに、図7に示す基本となるレバー操作量
と指令出力値との関係を示す基本演算式を記憶し、さら
に、図8に示すように、レバー操作速度と単位時間当た
りの指令出力値増加量との関係を示す演算式を記憶す
る。なお、図7に示すように、基本となるレバー操作量
と指令出力値との関係を示す基本演算式は、レバー操作
速度が緩い状態のときに、レバー操作量が最大(100
%)で指令出力値が最大値となるように設定している。
そして、リフトレバー7が操作され、リフトレバー7の
中立域(ニュートラ)から制御域に移行した時点で、ポ
テンショメータ8より入力したデータからリフトレバー
7のレバー操作速度を検出し、このレバー操作速度より
レバー操作速度と単位時間当たりの指令出力値増加量と
の関係を示す演算式を用いて指令出力値増加量を算出す
る。そして、この算出した指令出力値増加量を、レバー
操作量と指令出力値との関係を示す基本演算式により算
出した指令出力値に加算することで、最終の指令出力値
を算出する。そして、これを制御周期毎に繰り返して行
うようにする。これによっても、リフトレバー7のレバ
ー操作速度に応じて作業を行うことができ、各種の作業
を極めて容易に行うことができる。
バー操作量と指令出力値との関係を示す関係データとし
て、演算式を記憶しているが、これに限定されるもにで
はなく、マップ等を用いてもよい。
他の変形例として、コントローラ6において、前述した
実施の形態と同様、レバー操作量と指令出力値との関係
を示す関係データである演算式にあって、急パターンの
レバー操作量と指令出力値との関係を示す演算式と、中
パターンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演
算式と、緩パターンのレバー操作量と指令出力値との関
係を示す演算式の3つのパターンの演算式を記憶してお
き、この中から、リフトレバー7のレバー操作速度に応
じて所望の演算式を選択し、この選択した演算式を用い
て入力したリフトレバー7のレバー操作量に基づいた指
令出力値を算出するようになる。
パターンと中パターンと緩パターンのレバー操作量と指
令出力値との関係を示す3つのパターンの演算式の中か
ら、変化率が一番小さくなる演算式である緩パターンの
レバー操作量と指令出力値との関係を示す演算式を基準
関係データである基準演算式とし、これを予め設定す
る。そして、リフトレバー7を操作してその操作量の変
化量が所定値以下、すなわちリフトレバー7を保持状態
(リフトレバー7をある位置で保持する状態)とした場
合は、リフトレバー7を操作してから所定時間T経過後
に、前記の急パターンと中パターンと緩パターンのレバ
ー操作量と指令出力値との関係を示す3つのパターンの
演算式の中から、リフトレバー7のレバー操作速度に応
じて所望の演算式を選択するのではなく、予め設定した
レバー操作量と指令出力値との関係を示す基準演算式を
用いて入力したリフトレバー7のレバー操作量に基づい
た指令出力値を算出するようになる。
時間Tとしては、リフトレバー7を操作した際、比例電
磁弁5における作動油の流量がリフトレバー7のレバー
操作量に応じた流量の例えば95%程度となる時間と
し、これを実験等により予め求めておく。また、前記基
準演算式を用いて入力したリフトレバー7のレバー操作
量に基づいた指令出力値に移行する際は、指令出力値を
フィルタ処理あるいは一定量加減算を行なうことで、シ
ョック等の発生のないスムーズな移行を行なうようにし
ている。
た時は、リフトレバー7を操作してから所定時間T経過
後に、基準演算式によってリフトレバー7のレバー操作
量に基づいた指令出力値を算出することで、リフトレバ
ー7のレバー操作速度に関係なく、基準演算式を用いた
指令出力値が比例電磁弁5に出力されるので、常に同じ
フィーリングでリフトシリンダ4を作動することができ
る。
クの荷役用シリンダの制御装置の第二の実施の形態につ
いて説明する。リフトシリンダの制御装置としては、前
述した実施の形態と同様となるが、コントローラ6にお
けるレバー操作量に基づいた指令出力値の算出におい
て、以下の点で異なる。
レバー7を作動してレバー操作量を増加する加速時は、
前述した実施の形態と同様、レバー操作量と指令出力値
との関係を示す関係データである演算式にあって、急パ
ターンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演算
式と、中パターンのレバー操作量と指令出力値との関係
を示す演算式と、緩パターンのレバー操作量と指令出力
値との関係を示す演算式の3つのパターンの演算式を記
憶しておき、この中から、リフトレバー7のレバー操作
速度に応じて所望の演算式を選択し、この選択した演算
式を用いて入力したリフトレバー7のレバー操作量に基
づいた指令出力値を算出するようになる。
量を減少する減速時は、加速時における指令出力値の算
出方法と異なり、図9に示すように、リフトレバー7が
加速時から減速時へ切り替わった時点でのレバー操作量
と指令出力値とをデータ(A点)として記憶し、この記
憶したレバー操作量と指令出力値と、予め決定してある
初期指令出力値(S点)とを結んで、減速時のレバー操
作量と指令出力値との関係を示す関係データである演算
式を設定し、この設定した減速時のレバー操作量と指令
出力値との関係を示す演算式を用いて入力したリフトレ
バー7のレバー操作量に基づいた指令出力値を算出する
ようになる。
の形態と同様にリフトレバー7のレバー操作速度に応じ
て比例電磁弁5へ出力する指令出力値を変更すること
で、リフトレバー7を瞬間的に急操作するとフォークを
短時間に短距離移動させる微動作業を行うことができ、
また、リフトレバー7を普通操作すると通常の作業を行
うことができ、さらに、リフトレバー7をゆっくり操作
すると速度をコントロールしながらの作業を行うことが
でき、各種の作業を極めて容易に行うことができるよう
になる。
時においては、指令出力値の算出方法をリフトレバー7
を作動する操作の加速時と異ならして、リフトレバー7
が加速時から減速時へ切り替わった時点でのデータに基
づいて設定した減速時のレバー操作量と指令出力値との
関係を示す演算式によって指令出力値を算出すること
で、例えば、リフトレバー7を急操作したままにして指
令出力値が最大値となった状態で、リフトレバー7を戻
した時(減速時)、戻し操作の開始当初に指令出力値が
最大値のままになるのを防いで、リフトレバー7のレバ
ー操作量に応じてすぐに指令出力値が追従する(下が
る)ようになり、リフトレバー7における減速時のフィ
ーリングを良好なものにすることができる。
クの荷役用シリンダの制御装置の第三の実施の形態につ
いて説明する。リフトシリンダの制御装置としては、前
述した第一または第二の実施の形態と略同様となるが、
以下の点で若干異なる。つまり、図10に示すように、
前述した各実施の形態のおいて、さらに、リフトシリン
ダ4の負荷すなわち作業機における負荷を検出する負荷
検出手段をリフトシリンダ4の近傍に備える。この負荷
検出手段としては圧力センサー9であり、この圧力セン
サー9によりリフトシリンダ4にかかる圧力を検出する
ことで負荷を検出する。そして、この圧力センサー9も
コントローラ6に接続し、検出した負荷をコントローラ
6に入力する。
記憶する変化率を異ならせた複数のレバー操作量と指令
出力値との関係を示す関係データである演算式を、図1
1(a)あるいは図11(b)あるいは図11(c)の
ように、検出した負荷に応じて変更するようにする。こ
れにより、リフトレバー7を操作する際に負荷に影響さ
れることなく常に最適なフィーリングでの操作を行うこ
とができる。
して説明した指令出力値増加量を基本演算式により算出
した指令出力値に加算して最終の指令出力値を算出する
方式のものにおいては、レバー操作速度と単位時間当た
りの指令出力値増加量との関係を示す演算式を、図12
のように、検出した負荷に応じて変更するようにするこ
とで、やはり、負荷に影響されることなく常に最適なフ
ィーリングでの操作を行うことができる。
いては、リフトシリンダの制御装置として説明している
が、これに限定されるものではなく、マストを傾動する
チルトシリンダやその他のアタッチメント用のシリンダ
等の制御装置としても良い。
例電磁弁に出力する指令出力値を変更することで、操作
レバーを急操作または普通操作またはゆっくり操作した
際、それぞれの操作において適格な制御を行うことがで
き、各種の作業を極めて容易に行うことができ、操作性
の向上をはかる。
変化量が所定値以下となった場合は、所定時間経過後
に、基準関係データによって操作レバーのレバー操作量
に基づいた指令出力値を算出することで、操作レバーの
レバー操作速度に関係なく、基準関係データを用いた指
令出力値が比例電磁弁に出力されるので、操作レバーを
保持状態とした時、常に同じフィーリングで荷役用シリ
ンダを作動することができる。
る減速時において、加速時から減速時へ切り替わった時
点でのデータに基づいて設定した減速時のレバー操作量
と指令出力値との関係を示す関係データによって指令出
力値を算出するようにしたことで、操作レバーの減速時
にレバー操作量に応じてすぐに指令出力値を追従させる
ことができ、操作レバーにおける減速時のフィーリング
を良好にする。
て可変するようにしたことで、負荷に影響されるのをな
くすことができ、これにより、常に同じフィーリングで
の操作を行うことで、操作性の向上をはかる。
御装置における構成図である。
作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表である。
作量と指令出力値との関係を示す関係データの図表であ
る。
ンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の
図表である。 (b)コントローラにおいて記憶した中パターンのレバ
ー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表であ
る。 (c)コントローラにおいて記憶した緩パターンのレバ
ー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表であ
る。
指令出力値との関係を示す基本演算式の図表である。
と単位時間当たりの指令出力値増加量との関係を示す演
算式の図表である。
ー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表であ
る。
制御装置における他の構成図である。
ーンのレバー操作量と指令出力値との関係を示す演算式
の図表である。 (b)コントローラにおいて記憶した中パターンのレバ
ー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表であ
る。 (c)コントローラにおいて記憶した緩パターンのレバ
ー操作量と指令出力値との関係を示す演算式の図表であ
る。
度と単位時間当たりの指令出力値増加量との関係を示す
演算式の図表である。
4…リフトシリンダ、4a…ボトム、5…比例電磁弁、
6…コントローラ、7…リフトレバー、8…ポテンショ
メータ、9…圧力センサー。
Claims (4)
- 【請求項1】 作業油を吐出する油圧ポンプ2と、この
油圧ポンプ2を駆動するポンプモータ3とを備え、油圧
ポンプ2より吐出する作動油の流量を規制して所望の流
量を作業機における荷役用シリンダに供給する比例電磁
弁5を備えると共に、操作レバーのレバー操作量に基づ
いた指令出力値を算出し、算出した指令出力値を比例電
磁弁5に出力して比例電磁弁5の作動を制御するコント
ローラ6を備えたフォークリフトトラックの荷役用シリ
ンダの制御装置において、 前記コントローラ6では、レバー操作量と指令出力値と
の関係を示す関係データを変化率を異ならせて複数記憶
し、この記憶した変化率の異なった複数の関係データの
中から、操作レバーのレバー操作速度に応じて所望の関
係データを選択し、この選択した関係データによって操
作レバーのレバー操作量に基づいた指令出力値を算出す
るようにしたことを特徴とするフォークリフトトラック
の荷役用シリンダの制御装置。 - 【請求項2】 前記コントローラ6では、記憶した変化
率の異なった複数の関係データの中から、基準関係デー
タを1つ決め、操作レバーのレバー操作速度に応じて所
望の関係データを選択し、この選択した関係データによ
って操作レバーのレバー操作量に基づいた指令出力値を
算出すると共に、操作レバーを操作してその操作量の変
化量が所定値以下となった場合は、所定時間経過後に、
前記基準関係データによって操作レバーのレバー操作量
に基づいた指令出力値を算出するようにしたことを特徴
とする請求項1記載のフォークリフトトラックの荷役用
シリンダの制御装置。 - 【請求項3】 前記コントローラ6では、操作レバーの
レバー操作量が増加する加速時は、記憶した変化率の異
なった複数の関係データの中から、操作レバーのレバー
操作速度に応じて所望の関係データを選択し、この選択
した関係データによって操作レバーのレバー操作量に基
づいた指令出力値を算出すると共に、操作レバーのレバ
ー操作量が減少する減速時は、加速時から減速時へ切り
替わった時点でのデータに基づいて設定した減速時のレ
バー操作量と指令出力値との関係を示す関係データによ
って操作レバーのレバー操作量に基づいた指令出力値を
算出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のフ
ォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置。 - 【請求項4】 作業機における負荷を検出する負荷検出
手段を備えると共に、前記コントローラ6では、レバー
操作量と指令出力値との関係を示す関係データを、負荷
検出手段で検出した負荷に応じて可変するようにしたこ
とを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3
記載のフォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004333A JP3777565B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置 |
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JP2009274777A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Toyota Industries Corp | フォークリフトの荷役回生装置 |
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