JP2001198623A - プレスブレーキにおけるラム速度監視方法およびこのラム速度監視方法を用いたプレスブレーキ - Google Patents

プレスブレーキにおけるラム速度監視方法およびこのラム速度監視方法を用いたプレスブレーキ

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JP2001198623A
JP2001198623A JP2000008314A JP2000008314A JP2001198623A JP 2001198623 A JP2001198623 A JP 2001198623A JP 2000008314 A JP2000008314 A JP 2000008314A JP 2000008314 A JP2000008314 A JP 2000008314A JP 2001198623 A JP2001198623 A JP 2001198623A
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Masataka Sato
眞孝 佐藤
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業の安全性を確保することのできるプレス
ブレーキにおけるラム速度監視方法およびこのラム速度
監視方法を用いたプレスブレーキを提供する。 【解決手段】 一方では、ラム位置検出手段11により
ラム5Uの上下位置を直接検出し、この検出された位置
の変化から第一速度演算部65が第一のラム移動速度を
求める。同時に、ラム5Uを上下移動させる油圧シリン
ダ13L、13Rに双方向流体ポンプ31から供給され
る作動油の量を求めるためにサーボモータ39の回転数
をサーボモータ回転数検出手段40により求め、このサ
ーボモータ39の回転数から第二速度演算部67がラム
5Uの上下移動速度求める。第一のラム速度と第二のラ
ム速度を比較部69が比較して、所定量以上差がある場
合には、判断部71が異常が発生していると判断して直
ちにサーボモータ39を停止させて加工を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、双方向流体ポン
プにより油圧シリンダを上下移動させてラムを上下移動
させるプレスブレーキにおけるラム速度監視方法および
このラム速度監視方法を用いたプレスブレーキに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5には、従来のプレスブレーキにおけ
る油圧回路が示されている。この油圧回路では、例えば
上部テーブルなどのラム101を移動させる油圧シリン
ダ103の上シリンダ室105Uおよび下シリンダ室1
05Lが各々配管107、109により切換え弁111
に接続されている。
【0003】この切換え弁111は、配管113により
モータ115で回転される油圧ポンプ117を介してオ
イルタンク119に接続されると共に、配管121によ
り直接オイルタンク119に接続されている。また、切
換え弁111は、NC装置123からの制御信号をアン
プ125で増幅して制御されており、切換え弁111の
移動状態(すなわち開度)は位置センサ127により検
出されてNC装置123にフィードバックされてサーボ
系を構成している。
【0004】前記ラム101の上下移動を検出するラム
センサ129が設けられており、このラムセンサ129
はNC装置123に接続されている。
【0005】従って、NC装置123からの制御信号を
アンプ125で増幅して切換え弁111に送って、油圧
シリンダ103の上昇、停止、下降を切り替え、ラム1
01の上昇、停止、下降を行う。すなわち、切換え弁1
11が図5に示されている位置においては、油圧ポンプ
117からの作動油は切換え弁111を経て、配管12
1により直接オイルタンク119に戻るので、油圧シリ
ンダ103およびラム101は停止している。
【0006】また、切換え弁111を図5中右方向へ移
動させると、油圧ポンプ117からの作動油は配管10
9を経て油圧シリンダ103の下シリンダ室105Lに
供給され、上シリンダ室105Uの作動油は配管10
7、121を経てオイルタンク119に戻されるので、
ラム101は上昇する。この時のラム101の上昇速度
は、油圧ポンプ117からの吐出量すなわち切換え弁1
11の開度に従う。
【0007】また、切換え弁111を図5中左方向へ移
動させると、油圧ポンプ117からの作動油は配管10
7を経て油圧シリンダ103の上シリンダ室105Uに
供給され、下シリンダ室105Lの作動油は配管10
9、121を経てオイルタンク119に戻されるので、
ラム101は下降する。この時のラム101の下降速度
は、油圧ポンプ117からの吐出量すなわち切換え弁1
11の開度に従う。
【0008】なお、ラム101の上昇および下降の状態
はラムセンサ129により検出されてNC装置123に
送られており、この検出信号に基づいてNC装置123
はラム101の位置を監視している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、図6に示されているように、
切換え弁111の開度と油圧シリンダ103への供給流
量がリニアな関係にないため、切換え弁111の開度で
は速度覧視はできない。そのため、ラム速度の監視はラ
ムセンサ129のみで行っている。よってラムセンサ1
29が故障すると、ラム速度の補償ができないという問
題がある。
【0010】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、作業の安全
性を確保することのできるプレスブレーキにおけるラム
速度監視方法およびこのラム速度監視方法を用いたプレ
スブレーキを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のプレスブレーキにおけるラ
ム速度監視方法は、双方向流体ポンプの回転方向にした
がって上下移動される油圧シリンダによりラムを上下移
動させて曲げ加工を行うプレスブレーキにおけるラム移
動速度監視方法において、前記ラムの位置をラム位置検
出手段により直接検出してラム位置の変化から第一のラ
ム移動速度を求め、同時に前記双方向流体ポンプを回転
駆動するサーボモータの回転数を検出してこの回転数か
ら双方向流体ポンプが吐出する作動油の量を算出し前記
ラムを移動させる油圧シリンダの移動速度から第二のラ
ム移動速度を算出し、前記第一のラム移動速度と前記第
二のラム移動速度を比較して、所定量以上速度が異なる
場合には異常が発生していると判断して直ちに加工を停
止すべく前記サーボモータを制御すること、を特徴とす
るものである。
【0012】従って、一方では、ラムの上下位置を直接
検出し、この検出された位置の変化から第一のラム移動
速度を求め、他方では、双方向流体ポンプがラムを上下
移動させる油圧シリンダに供給する作動油の量をサーボ
モータの回転数から演算して第二のラム移動速度を求
め、異なる経路から求めた二つのラム移動速度を比較し
て、所定量以上の差がある場合には、異常が発生してい
るとして直ちにサーボモータを停止させて加工を中止す
る。
【0013】請求項2による発明のプレスブレーキは、
双方向流体ポンプの回転方向にしたがって上下移動され
る油圧シリンダによりラムを上下移動させて曲げ加工を
行うプレスブレーキであって、前記ラムの上下位置を検
出するラム位置検出手段と、前記双方向流体ポンプを回
転駆動するサーボモータの回転数を検出するサーボモー
タ回転数検出手段と、前記サーボモータを制御する制御
装置と、を備え、前記制御装置が、前記ラム位置検出手
段からの位置信号に基づいて第一のラム移動速度を算出
する第一速度演算部と、前記サーボモータ回転数検出手
段からの信号に基づいて第二のラム移動速度を算出する
第二速度演算部と、前記第一のラム移動速度と前記第二
のラム移動速度を比較する比較部と、この比較部による
比較の結果前記両ラム移動速度が所定量以上異なる場合
には異常が発生しているとして前記サーボモータを停止
すべく指令する判断部と、を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0014】従って、一方では、ラム位置検出手段によ
りラムの上下位置を直接検出し、この検出された位置の
変化から第一速度演算部が第一のラム移動速度を求め
る。同時に、ラムを上下移動させる油圧シリンダに双方
向流体ポンプから供給される作動油の量を求めるために
サーボモータの回転数をサーボモータ回転数検出手段に
より検出し、このサーボモータの回転数から第二速度演
算部がラムの上下移動速度求める。第一のラム速度と第
二のラム速度を比較部が比較して、所定量以上差がある
場合には、判断部が異常が発生していると判断して直ち
にサーボモータを停止させて加工を中止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図3および図4には、この発明に係るプレ
スブレーキ1の全体が示されている。このプレスブレー
キ1では、左右に立設された側板3L、3Rを有し、こ
の側板3L、3Rの上部前端面にラムとしての上部テー
ブル5Uを上下移動自在に有すると共に、側板3L、3
Rの下部前面に下部テーブル5Lを備えている。
【0017】上部テーブル5Uの下端部には、複数の中
間板7を介してパンチPが交換自在に設けられている。
また、下部テーブル5Lの上端部に設けられているダイ
ホルダ9には、ダイDが交換自在に設けられている。
【0018】なお、上部テーブル5Uの高さ位置を測定
するためのラム位置検出手段としてリニアスケール11
が設けられており、パンチPの高さからダイDとの間隔
を求めて、曲げ加工が終了したか否かや、曲げ角度の検
出や、安全確保等を行っている。
【0019】左右の側板3L、3Rの上部前面には油圧
シリンダ13L、13Rが各々設けられており、この油
圧シリンダ13L、13Rのピストン15L、15Rに
装着されているピストンロッド17L、17Rの先端
(下端)に前述の上部テーブル5Uが取り付けられてい
る。
【0020】次に、図1を参照して、油圧シリンダ13
L、13Rに対する油圧回路について説明する。なお、
左右の油圧シリンダ13L、13Rに対して、まったく
同様の油圧回路が設けられているので、以下においては
右側の油圧シリンダ13Rおよび油圧回路について説明
することとする。
【0021】ラムである上部テーブル5Uを上下移動さ
せる油圧シリンダ13Rの上シリンダ室19Uは、配管
21によりプレフィル弁23に接続され、さらに配管2
5によりオイルタンク27に接続されている。
【0022】また、前記上シリンダ室19Uは、配管2
9により双方向に回転可能な双方向流体ポンプとしての
双方向ピストンポンプ31の一方の側に接続されてい
る。配管29には途中で配管33が接続されており、チ
ェック弁35およびサクションフィルタ37を介してオ
イルタンク27に接続されている。
【0023】なお、双方向流体ポンプ31は、制御装置
としてのNC装置18により制御されるサーボモータと
してのACサーボモータ39により回転駆動される。こ
のACサーボモータ39にはサーボモータ回転数検出手
段としてのエンコーダ40が取り付けられており、回転
状態が検出されてNC装置18に伝達されるようになっ
ている。
【0024】一方、油圧シリンダ13Rの下シリンダ室
19Lには、配管41が接続されており、カウンタバラ
ンス弁43と電磁ポペットバルブであるシーケンス切換
え弁45が並列に設けられている。これらカウンタバラ
ンス弁43とシーケンス切換え弁45は、配管47によ
り前述の双方向ピストンポンプ31の他方の側に接続さ
れている。また、配管47には途中において配管49が
接続されており、この配管49はチェック弁51および
サクションフィルタ53を介してオイルタンク27に接
続されている。
【0025】また、前記配管41と前記配管29との間
には、絞り弁55および高圧優先型シャトル弁57が設
けられている。この高圧優先型シャトル弁57の排出側
には配管59が接続されており、この配管59にはリリ
ーフ弁61が設けられ、さらにオイルタンク27に接続
されている配管63が設けられている。
【0026】前述のACサーボモータ39を制御するN
C装置18では、リニアスケール11からの単位時間に
対するラム位置信号の変化からラム移動速度を算出する
第一速度演算部65と、ACサーボモータ39に取り付
けられているエンコーダ40からの信号により双方向ピ
ストンポンプ31の回転数を算出してラム移動速度を算
出する第二速度演算部67を有している。
【0027】第二速度演算部67では、図2に示されて
いるように、双方向ピストンポンプ31により供給され
る作動油の流量が双方向ピストンポンプ31の回転数に
比例することから、単位時間に供給される作動油の流量
を算出してラム移動速度を算出する。
【0028】第一速度演算部65および第二速度演算部
67は比較部69に接続されており、この比較部69に
おいて別個に算出されたラム移動速度を比較し、例えば
両ラム移動速度の差が予め設定されている許容値よりも
大きい場合には判断部71が異常ありと判断して、AC
サーボモータ39に停止信号を発して加工を停止する。
【0029】上記構成により、上シリンダ室19Uおよ
び下シリンダ室19Lに作動油が充填され双方向ピスト
ンポンプ31が停止してピストン19Rが上死点にある
状態から、上部テーブル5Uの自重および油圧シリンダ
13Rにより上部テーブル5Uを急速下降させる場合に
は、シーケンス切換え弁45を切り換えて配管41と配
管47を連通せしめると共に、ACサーボモータ39に
より双方向ピストンポンプ31を回転させる。
【0030】この時の上部テーブル5Uの位置はリニア
スケール11により計測されてNC装置18の第一速度
演算部65に送られ、上部テーブル5Uの移動速度が算
出されている。同時に、双方向ピストンポンプ31を回
転させるACサーボモータ39の回転をエンコーダ40
がNC装置18の第二速度演算部67に伝え、第二速度
演算部67が双方向ピストンポンプ31により油圧シリ
ンダ13Rの上シリンダ室19Uに供給される作動油の
量からピストン15Rの移動速度、すなわち上部テーブ
ル5Uの移動速度を算出する。
【0031】このようにして得られた二つの上部テーブ
ル5Uの移動速度を比較部69が比較して、所定量以上
異なる場合には、判断部71は異常が発生しているとし
て、ACサーボモータ39を停止させて、上部テーブル
5Uの移動を停止する。
【0032】さらに下降して曲げ加工を行う場合には、
シーケンス切換え弁45を図1に示されている状態に
し、下シリンダ室19Lからの作動油は配管41、カウ
ンタバランス弁43および配管47を通って双方向ピス
トンポンプ31に戻り、さらに配管29から油圧シリン
ダ13Rの上シリンダ室19Uに供給される。これによ
り、ピストン19Rが下降して上部テーブル5Uが下降
し、曲げ加工を行う。
【0033】この場合においても、急速下降の場合と同
様にして上部テーブル5Uの移動速度を二つの異なる経
路から求め、所定量以上異なる場合には、加工を直ちに
停止させる。
【0034】なお、ピストン19Rの下面側の断面積が
上面側に比べて小さいことから、上シリンダ室19Uに
注入される作動油の量に比べて、下シリンダ室19Lか
ら双方向ピストンポンプ31に戻る作動油の量が少ない
ため、チェック弁51を介してオイルタンク27から作
動油が補充される。
【0035】一方、油圧シリンダ13Rを反転させて上
部テーブル5Uを上昇させる場合には、反転指令により
ACサーボモータ39を前述の場合と反対方向に回転さ
せて双方向ピストンポンプ31を逆転させ、ピストン1
9Rが下がった状態の上シリンダ室19Uからの作動油
を、配管29、双方向ピストンポンプ31、配管47、
切換え弁45、配管41等を通って下シリンダ室19L
に供給する。これにより、ピストン19Rが上昇して上
部テーブル5Uが上昇し始める。
【0036】この場合においても、急速下降や曲げ加工
の場合と同様にして上部テーブル5Uの移動速度を二つ
の異なる経路から求め、所定量以上異なる場合には、加
工を直ちに停止させる。
【0037】なお、下シリンダ室19Lに注入される作
動油の圧力が所定値よりも高くなると、パイロット信号
73によりプレフィル弁23が開き、上シリンダ室19
Uからプレフィル弁23を通ってオイルタンク27に送
られる。
【0038】以上の結果から、一方では、ラムである上
部テーブル5Uの移動速度を上部テーブル5Uの位置を
直接検出してこの位置の変化から求め、他方では、双方
向ピストンポンプ31によって上部テーブル5Uを上下
移動させる油圧シリンダ13Rの上シリンダ室19Uま
たは下シリンダ室19Lに供給される作動油の量からラ
ム移動速度を求めて、両ラム移動速度を比較して異常と
判断された場合には直ちに加工を停止するので、仮に一
方のラム移動速度監視手段が故障しても、他方のラム移
動速度監視手段が作用して作業の安全性を確保すること
ができる。
【0039】また、加工プログラムのソフト的に暴走し
ても、直ちにこれを検出することができ、作業の安全性
を保持することができる。
【0040】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の発明に実施の形態においては、上部テーブル5Uを上
下移動させるプレスブレーキ1について説明したが、下
部テーブル5Lを上下移動させるプレスブレーキでもま
ったく同様である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるプレスブレーキにおけるラム速度監視方法では、一
方では、ラムの上下位置を直接検出し、この検出された
位置の変化から第一のラム移動速度を求め、他方では、
双方向流体ポンプがラムを上下移動させる油圧シリンダ
に供給する作動油の量をサーボモータの回転数から演算
して第二のラム移動速度を求め、異なる経路から求めた
二つのラム移動速度を比較して、所定量以上の差がある
場合には、異常が発生しているとして直ちにサーボモー
タを停止させて加工を中止するので、仮に一方の経路に
おいて正確なラム移動速度が求められない場合でも、作
業の安全性を確保することができる。
【0042】請求項2の発明によるプレスブレーキで
は、一方では、ラム位置検出手段によりラムの上下位置
を直接検出し、この検出された位置の変化から第一速度
演算部が第一のラム移動速度を求める。同時に、ラムを
上下移動させる油圧シリンダに双方向流体ポンプから供
給される作動油の量を求めるためにサーボモータの回転
数をサーボモータ回転数検出手段により求め、このサー
ボモータの回転数から第二速度演算部がラムの上下移動
速度を求める。このようにして、異なる経路から求めた
二つのラム移動速度である第一のラム速度と第二のラム
速度を比較部が比較して、所定量以上差がある場合に
は、判断部が異常が発生していると判断して直ちにサー
ボモータを停止させて加工を中止するので、仮に一方の
経路において正確なラム移動速度が求められない場合で
も、作業の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプレスブレーキの油圧回路図お
よびNC装置の構成をしめすブロック図である。
【図2】サーボモータの回転数とラム移動速度との関係
を示すグラフである。
【図3】この発明に係るプレスブレーキの全体を示す正
面図である。
【図4】図3中IV方向から見た側面図である。
【図5】従来のプレスブレーキの油圧回路である。
【図6】従来のプレスブレーキにおける切換え弁の開度
と供給される作動油量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ 5U 上部テーブル(ラム) 11 リニアスケール(ラム位置検出手段) 13L、13R 油圧シリンダ 18 NC装置 31 双方向ピストンポンプ(双方向流体ポンプ) 39 ACサーボモータ(サーボモータ) 40 エンコーダ(サーボモータ回転数検出手段) 65 第一速度演算部 67 第二速度演算部 69 比較部 71 判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 FA01 FA05 FA06 FA09 LA03 LA14 LA17 4E089 AA09 AA10 CA04 DA02 GA02 GB01 GC10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向流体ポンプの回転方向にしたがっ
    て上下移動される油圧シリンダによりラムを上下移動さ
    せて曲げ加工を行うプレスブレーキにおけるラム移動速
    度監視方法において、前記ラムの位置をラム位置検出手
    段により直接検出してラム位置の変化から第一のラム移
    動速度を求め、同時に前記双方向流体ポンプを回転駆動
    するサーボモータの回転数を検出してこの回転数から双
    方向流体ポンプが吐出する作動油の量を算出し前記ラム
    を移動させる油圧シリンダの移動速度から第二のラム移
    動速度を算出し、前記第一のラム移動速度と前記第二の
    ラム移動速度を比較して、所定量以上速度が異なる場合
    には異常が発生していると判断して直ちに加工を停止す
    べく前記サーボモータを制御すること、を特徴とするプ
    レスブレーキにおけるラム速度監視方法。
  2. 【請求項2】 双方向流体ポンプの回転方向にしたがっ
    て上下移動される油圧シリンダによりラムを上下移動さ
    せて曲げ加工を行うプレスブレーキであって、前記ラム
    の上下位置を検出するラム位置検出手段と、前記双方向
    流体ポンプを回転駆動するサーボモータの回転数を検出
    するサーボモータ回転数検出手段と、前記サーボモータ
    を制御する制御装置と、を備え、この制御装置が、前記
    ラム位置検出手段からの位置信号に基づいて第一のラム
    移動速度を算出する第一速度演算部と、前記サーボモー
    タ回転数検出手段からの信号に基づいて第二のラム移動
    速度を算出する第二速度演算部と、前記第一のラム移動
    速度と前記第二のラム移動速度を比較する比較部と、こ
    の比較部による比較の結果前記両ラム移動速度が所定量
    以上異なる場合には異常が発生しているとして前記サー
    ボモータを停止すべく指令する判断部と、を備えてなる
    ことを特徴とするプレスブレーキ。
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Cited By (3)

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