JPH08108223A - 油圧式パンチプレス - Google Patents

油圧式パンチプレス

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JPH08108223A
JPH08108223A JP27044294A JP27044294A JPH08108223A JP H08108223 A JPH08108223 A JP H08108223A JP 27044294 A JP27044294 A JP 27044294A JP 27044294 A JP27044294 A JP 27044294A JP H08108223 A JPH08108223 A JP H08108223A
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JP
Japan
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punch
hydraulic
work
pressure
ram
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Application number
JP27044294A
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English (en)
Inventor
Takami Miyamoto
隆美 宮本
Atsushi Nakagawa
篤 中川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音や振動の低下が図れ、かつポンプやその
駆動モータを小型化できてコスト低下が図れるようにす
る。 【構成】 2連ポンプ20を構成する各個別ポンプ2
1,22に各々接続された高圧小流量回路11および低
圧大流量回路12を設ける。ラム1を昇降させる油圧シ
リンダ2に、前記両回路11,12を選択的に連通させ
る切換弁28を設ける。この構成において、ラム1の高
さに応じて、パンチ4がワークWに当たる直前位置pで
低圧大流量回路12から高圧小流量回路12へ切換弁2
8により流路を切り換えさせる高さ対応油圧切換手段3
2を設ける。この手段32は電気的制御手段で構成さ
れ、加工プログラム35やNCメモリに登録されている
板厚情報とラム1の現在位置情報とから前記直前位置p
の判定を行うものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
ス等の油圧式パンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】油圧式パ
ンチプレスはストローク速度が可変であり、サイクルタ
イムの短縮等のため、一般にパンチがワークに近づくと
きや、抜け出すときは高速とされ、実際にワークを打ち
抜く間は低速とされる。このような制御を行うにつき、
油圧ポンプとして、ワーク打ち抜き時には小流量で良い
が、高圧の油圧供給が行えるものが要求され、その他の
ときは低圧で十分であるが、大流量のものが要求され
る。その結果、高圧で大流量のポンプが要求されること
になる。ポンプ能力は、圧力と流量の積で一般に決定さ
れるが、ポンプ特性として、高圧小流量に適したもの
と、低圧大流量に適したものとがあり、適正な特性のも
のを使用しなければ効率が著しく低下する。したがっ
て、前記のようなストローク速度可変の制御を行う場
合、結局は高圧で大流量のポンプが必要となる。このよ
うな高圧で大流量のポンプは大型で高価であり、またポ
ンプ駆動用のモータも大型で大出力のものが必要とな
り、これらのためパンチプレスがコスト高になる。
【0003】このような問題点を解消するものとして、
高圧小流量のポンプと低圧大流量のポンプとを有する2
連ポンプを用いたものが提案されている。これによれば
小型化が図れてコスト低下が図れる。しかし、従来の2
連ポンプを用いたものは、ラムで駆動されるパンチがワ
ークに当たった後に、シリンダ室の圧力増加を検出して
使用ポンプを高圧小流量側へ切り換えるように制御して
おり、そのためパンチがワークに当たるときは、高速状
態となる。したがって衝突音が大きく、また振動も大き
いという問題点が残る。油圧式パンチプレスは、機械式
プレスに比べると騒音が小さいが、それでもかなりの騒
音が発生する。そのため、近隣に住居のある地域では夜
間の運転が条例等によって規制されることがある。
【0004】この発明の目的は、騒音や振動の低下が図
れ、かつポンプやその駆動モータを小型化できてコスト
低下が図れる油圧式パンチプレスを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この油圧式パンチプレ
スは、2連ポンプ(20)を構成する各個別ポンプ(2
1),(22)に各々接続された高圧小流量回路(1
1)および低圧大流量回路(12)を設け、パンチ
(4)を昇降させる油圧シリンダ(2)に、前記両回路
(11),(12)を選択的に連通させる流路切換手段
(28)を設けた構成を前提とする。この構成におい
て、パンチ(4)がワーク(W)に当たる直前位置
(p)で前記低圧大流量回路(12)から高圧小流量回
路(11)へ前記流路切換手段(28)の連通方向を切
り換える高さ対応油圧切換手段(32)を設けたもので
ある。上記構成において、高さ対応油圧切換手段(3
2)は、例えばワーク(W)の表面位置情報(s)とパ
ンチ(4)の昇降位置情報(a)とに応じて、ワーク
(W)に当たる直前位置(p)に達したことを判定する
ものとする。前記の表面位置情報(s)は、加工プログ
ラム(35)やNC装置のメモリに設定された板厚デー
タであっても良く、またワーク表面を検出するセンサの
データであっても良い。また、複数種類のワーク(W)
の板厚を記憶する板厚記憶手段(33)を設け、高さ対
応油圧切換手段(32)を、板厚記憶手段(33)から
選択された板厚情報である表面位置情報(s)に応じ
て、パンチ(4)がワーク(W)に当たる直前位置
(p)に達したことを判定するものとしても良い。
【0006】
【作用】パンチ(4)をワーク(W)に向けて下降させ
るときは、低圧大流量回路(12)からの油圧供給によ
り、パンチ(4)は高速で下降する。パンチ(4)がワ
ーク(W)に当たる直前位置(p)まで下降すると、高
さ対応油圧切換手段(32)の指令による流路切換手段
(28)の切り換えによって、高圧小流量回路(11)
からの油圧供給に切り換えられる。そのため、パンチ
(4)は低速でワーク(W)に当たることになり、パン
チ衝突時の騒音や振動が低下する。また、高圧小流量で
あるため、ワーク(W)の打ち抜きに必要な圧力が小出
力のポンプ駆動用モータ(27)で得られる。さらに、
2連ポンプ(20)を使用するため、2台の個別ポンプ
(21),(22)に高圧小流量のものと低圧大流量の
ものとを各々使用することにより、1台の高圧大流量の
ポンプを使用する場合に比べて全体として小型で低コス
トのポンプで済む。高さ対応油圧切換手段(32)によ
るワーク接触直前位置(p)の判定を、ワーク(W)の
表面位置情報(s)とパンチ(4)の昇降位置情報
(a)とに応じて行う場合は、ワーク(W)に対するパ
ンチ(4)の高さが簡単に分かり、油圧の高低の切り換
えが適正に行える。複数のワーク(W)の複数種類の板
厚を記憶する板厚記憶手段(33)を設け、その板厚情
報に応じて、パンチ(4)がワーク(W)に当たる直前
位置(p)であることを判定するようにした場合は、厚
みの種々異なるワーク(W)に対して、直前位置(p)
で油圧を切り換える制御を適正に行うことができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。図2はこの油圧式パンチプレスの破断側
面図である。この油圧式パンチプレスは、ラム1を昇降
駆動する油圧シリンダ2を、C字状のパンチフレーム3
の上フレーム部に設置したタレットパンチプレスからな
る。上下のタレット5,7は、パンチフレーム3の上フ
レーム部および下フレーム部に各々設置され、互いに同
期して割出回転させられる。上タレット5には、ラム1
で昇降駆動される上金型である複数のパンチ4が円周方
向に並べて設置され、下タレット7には下金型である複
数のダイ6が各パンチと対応して設置されている。パン
チフレーム3の前方には、テーブル8上の板状のワーク
Wをワークホルダ9で把持して前後左右に送るワーク送
り装置10が設けられている。
【0008】図1は、油圧シリンダ2の油圧回路および
その制御系を示すブロック図である。この油圧回路は、
高圧小流量回路11と低圧大流量回路12とを、その供
給端で1本の供給側配管13に接続したものである。こ
の供給側配管13と戻り側配管14とを、シリンダスト
ローク位置および速度制御用の制御弁15を介して油圧
シリンダ2の上側および下側のシリンダ室2A,2Bに
2本の配管16,17で各々接続してある。制御弁15
には4ポート3位置の油圧サーボバルブを持ちいている
が、電磁比例制御弁等を用いても良い。また、制御弁1
5は油圧シリンダ2に内蔵されたものであっても良い。
前記の高圧小流量回路11および低圧大流量回路12
は、2連ポンプ20の各個別ポンプ21,22に接続し
た配管23,24およびこれらの配管23,24の途中
に接続したアキュームレータ25,26等で構成され
る。2連ポンプ20は、一つのポンプ駆動モータ27に
二つの個別ポンプ21,22を連結したものであり、高
圧小流量回路11側の個別ポンプ21は高圧小流量のポ
ンプで、低圧大流量回路12側の個別ポンプ22は低圧
大流量のポンプで各々構成されている。
【0009】高圧小流量回路11のアキュームレータ2
5よりも下手側位置には、高圧小流量回路11と低圧大
流量回路12とを選択的に油圧シリンダ2側へ連通させ
る流路切換手段である切換弁28が設けられている。切
換弁28には4ポート3位置の電磁切換弁を用い、その
2ポートのみを使用しているが、2ポート2位置の電磁
切換弁を用いても良い。また、低圧大流量回路12のア
キュームレータ26より下手側位置には、高圧小流量回
路11からの作動油の流入を阻止する逆止弁29が介在
させてある。
【0010】前記制御弁15および切換弁28は、制御
装置30に設けられたラム軸制御手段31および高さ対
応油圧切換手段32から送られる制御信号で各々制御さ
れる。制御装置30は、CPUやメモリ等を含むマイク
ロコンピュータとその制御プログラムで主に構成される
が、集積回路等で構成しても良い。ラム軸制御手段31
は、速度パターン設定手段31aに設定された速度パタ
ーンで油圧シリンダ2のラム位置およびストローク速度
を制御するように、制御弁15に駆動信号を出力するも
のである。このラム軸制御手段31は、油圧シリンダ2
に付設されたストローク位置検出器37から得られるラ
ム位置情報aに応じてフィードバック制御を行う手段を
備えており、制御弁15とラム軸制御手段31とでサー
ボ機構を構成する。速度パターン設定手段31aに設定
する速度パターンは、例えば図1(B)の(a) に速度曲
線vを示すように、ラム1の上死点等の上端設定位置T
から、ワークWの板厚に対応する打抜範囲tの直前位置
(すなわちパンチ4がワークWに接触する少し手前位
置)pまでは高速に、この直前位置pから下死点Bまで
は低速に下降し、下死点Bから上端設定位置Tまでは高
速に上昇するように設定してある。速度パターン設定手
段31aは、速度パターンを固定的に設定したものであ
っても良く、また打抜範囲tに応じて速度パターンを変
更するものとしても良い。
【0011】高さ対応油圧切換手段32は、ワーク表面
位置情報sとストローク位置検出器37から得られるラ
ム位置情報aとに応じて、パンチ4がワークWに当たる
直前位置pまで下降したことを判定し、ラム1を直前位
置pまでは低圧で、その後は高速で動作させるように切
換弁28に制御信号を出力する手段である。詳しくは、
高さ対応油圧切換手段32は、ラム1の上端設定位置T
から打抜範囲tの直前位置pまでは高圧小流量回路11
を閉じ、直前位置pから打抜範囲tの脱出位置qまでは
高圧小流量回路11を開き、前記の脱出位置qから上端
設定位置Tまでは再度高圧小流量回路11を閉じるよう
に切換弁28に制御信号を出力する。脱出位置qは、打
抜範囲tから下方に脱する位置であれば良く、必ずしも
下死点Bでなくても良い。打抜範囲tは、高さ対応油圧
切換手段32に設けられた打抜時ラム高さ演算手段32
aで演算される。この演算手段32aは、板厚情報記憶
手段33に登録されている板厚情報であるワーク表面位
置情報sと、使用金型情報記憶手段34に登録されてい
る使用金型情報とから、パンチ4がワークWを打ち抜く
ラム高さ範囲である打抜範囲tを演算する。なお、パン
チ4の昇降位置は、ラム位置情報aから得られるため、
高さ対応油圧切換手段32は、パンチ4がワークWに当
たる直前位置pに達したことなどを、ラム位置情報aか
ら間接的に判定することになる。
【0012】板厚記憶手段33および使用金型記憶手段
34は、各々加工プログラム35における板厚記述部お
よび使用金型記述部であっても良く、また数値制御装置
のメモリにおける板厚登録部および使用金型登録部であ
っても良い。使用金型情報を打抜範囲tの演算に使用す
るのは、パンチ4の種類によってパンチ4の上下長さが
異なり、これに伴いラム1のストローク位置を補正して
パンチするためである。使用金型情報は、加工プログラ
ム35には一般に工具番号で記述されているが、工具番
号と対応するパンチ4の長さまたはラム位置の補正量が
NC装置のメモリに登録されており、そのパンチ長さま
たはラム位置補正量を、使用金型情報として打抜範囲演
算手段32aによる打抜範囲tの演算が行われる。ま
た、板厚記憶手段33がNC装置のメモリである場合
は、通常は複数種類の板厚t1,t2…の情報が登録さ
れており、その中から加工時に選択された板厚情報が打
抜範囲演算手段32aによる板厚情報として使用され
る。板厚記憶手段33が加工プログラム35の板厚記述
部である場合は、板厚値の異なる複数の加工プログラム
が35が準備されることで、複数のワークWの板厚を記
憶する板厚記憶手段33が構成さることになる。
【0013】上記構成の動作を説明する。ラム1が上昇
端設定位置T(図1(B)(a))から下降するときは、切
換弁28が閉じ状態にあり、低圧大流量回路12から制
御弁15を介して油圧シリンダ2に作動油が供給され
る。したがって、油圧シリンダ2は低圧で大流量の油圧
が供給され、高速で下降する。ラム1の予め設定した速
度曲線vに沿う正確な速度制御は、サーボバルブからな
る制御弁15で行われる。低圧大流量回路12からの油
圧供給の間、高圧小流量回路11のポンプ21も作動し
ているが、このポンプ21の吐出油はアキュームレータ
25に蓄えられる。
【0014】ラム1が、打抜範囲tの直前位置pに達す
ると、高さ対応油圧切換手段32の指令で切換弁28が
開き、高圧小流量回路11から制御弁15を介して油圧
シリダ2に作動油が供給される。したがって、油圧シリ
ンダ2は高圧小流量の油圧が供給され、低速であるが、
ワークWの打ち抜きに十分な油圧が与えられることにな
る。なお、このときに高圧小流量回路11の圧油が低圧
大流量回路12へ配管23,24の合流部から戻ろうと
するが、この圧油は逆止弁29で阻止される。そのため
低圧大流量回路12は出口が閉じ状態となり、ポンプ2
2の吐出油はアキュームレータ26に蓄えられることに
なる。ラム1が打抜範囲tを脱して所定の脱出位置qに
達すると、高さ対応油圧切換手段32の指令で切換弁2
8が閉じられ、再度低圧大流量回路12から油圧供給さ
れることになる。そのため、ラム1は再度高速で動作し
て上昇端設定位置Tまで戻る。
【0015】この油圧式パンチプレスによると、このよ
うにワークWの打ち抜き時とそれ以外のときとで、それ
ぞれ高圧小流量回路11と低圧大流量回路12とに切り
換えて油圧供給するので、1台の高圧大流量のポンプを
使用する場合に比べてポンプ全体が小型化され、またポ
ンプ駆動モータ27も小型で小出力のもので済み、コス
ト低下が図れる。また、ワークWにパンチ4が当たる直
前に高圧小流量に切り換えて低速とするので、パンチ4
とワークWとの衝撃が緩和されて騒音および振動が低下
する。前記の低圧大流量から高圧小流量への切り換え
は、ワーク表面位置情報sとラム位置情報aとで直前位
置pであることを判定して行うので、切り換えが簡単な
制御で正確に行える。また、使用金型情報を加味して直
前位置pの判定を行うので、高さの異なるパンチ4を使
用する場合にも正確なタイミングで切り換えが行える。
さらに、板厚記憶手段33は複数種類の板厚を記憶し、
加工時の板厚を選択して打抜範囲tを算出するようにし
たので、厚みの種々異なるワークWに対して、直前高さ
で油圧を切り換える制御を適正に行うことができる。板
厚が厚くなると、打ち抜きに必要な圧力が高くなるが、
その場合は打ち抜き時のラム速度を薄板の場合に比べて
低下させるようにラム速度曲線vを設定しておくことで
対処できる。
【0016】図3はこの発明の他の実施例を示す。この
例は、ワーク表面位置情報付与手段として、テーブル8
上のワークWの表面高さを検出する表面高さ検出センサ
36を設けたものである。表面高さ検出センサ36は、
例えば光干渉測長器等の無接触の距離センサ等で構成さ
れ、パンチフレーム3の上フレーム部等にそのセンサヘ
ッド部36aが取付けられる。この構成の場合、高さ対
応油圧切換手段32は、図1の打抜範囲演算手段32a
は設けずに、直接に表面高さ検出センサ36から得られ
る表面位置情報sとストローク位置検出器37から得ら
れるラム位置情報aとを比較して打抜範囲tの直前位置
pであることを判定し、切換弁28に制御信号を出力す
るものとする。また、ラム軸制御手段31も、表面高さ
検出センサ36から得られる表面位置情報sに応じて速
度パターンを変えるものとする。その他の構成は、図1
の実施例と同じである。この構成の場合、加工プログラ
ムを変えずに種々の板厚のワークWを供給しても、その
板厚に応じた適正な打抜直前位置pで油圧の切り換えが
行える。
【0017】
【発明の効果】この発明の油圧式パンチプレスは、2連
ポンプを構成する各個別ポンプに各々接続された高圧小
流量回路および低圧大流量回路を設け、パンチを昇降さ
せる油圧シリンダに、前記両回路を選択的に連通させる
流路切換手段を設け、パンチがワークに当たる直前位置
で前記低圧大流量回路から高圧小流量回路へ前記流路切
換手段の連通方向を切り換える高さ対応油圧切換手段を
設けたため、騒音や振動の低下が図れ、しかも1台の高
圧大流量のポンプを使用する場合に比べて小型で低コス
トのポンプおよびそのポンプ駆動モータで済む。請求項
2の発明の場合は、高さ対応油圧切換手段が、ワークの
表面位置情報とパンチの昇降位置情報とに応じて、パン
チがワークに当たる直前位置に達したことを判定するも
のであるため、油圧の高低の切り換えが良好に行える。
請求項3の発明の場合は、複数のワークの板厚を記憶す
る板厚記憶手段を設け、選択された板厚情報に応じて、
パンチがワークに当たる直前位置に達したことを判定す
るようにしたため、各種の板厚のワークを加工する場合
に、直前高さで油圧を切り換える制御を適正に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる油圧式パンチプレ
スの油圧回路および制御系の概念構成を示す説明図であ
る。
【図2】同パンチプレスの側面図である。
【図3】この発明の他の実施例にかかる油圧式パンチプ
レスの油圧回路および制御系の概念構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…ラム、2…油圧シリンダ、3…パンチフレーム、4
…パンチ、5…上タレット、6…ダイ、8…テーブル、
11…高圧小流量回路、12…低圧大流量回路、15…
制御弁、20…2連ポンプ、21,22…個別ポンプ、
25,26…アキュームレータ、28…切換弁(流路切
換手段)、30…制御装置、31…ラム軸制御手段、3
2…高さ対応油圧切換手段、32a…打抜範囲演算手
段、33…板厚記憶手段、34…使用金型情報記憶手
段、36…表面高さ検出センサ、a…ラム位置情報、p
…直前位置、s…ワーク表面位置情報、t…打抜範囲

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2連ポンプを構成する各個別ポンプに各
    々接続された高圧小流量回路および低圧大流量回路を設
    け、パンチを昇降させる油圧シリンダに、前記両回路を
    選択的に連通させる流路切換手段を設け、パンチがワー
    クに当たる直前位置で前記低圧大流量回路から高圧小流
    量回路へ前記流路切換手段の連通方向を切り換える高さ
    対応油圧切換手段を設けた油圧式パンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記高さ対応油圧切換手段を、ワークの
    表面位置情報とパンチの昇降位置情報とに応じて、パン
    チがワークに当たる直前位置に達したことを判定するも
    のとした請求項1記載の油圧式パンチプレス。
  3. 【請求項3】 複数種類のワークの板厚を記憶する板厚
    記憶手段を設け、前記高さ対応油圧切換手段を、前記板
    厚記憶手段から選択された板厚情報に応じて、パンチが
    ワークに当たる直前位置に達したことを判定するものと
    した請求項1または請求項2記載の油圧式パンチプレ
    ス。
JP27044294A 1994-10-06 1994-10-06 油圧式パンチプレス Pending JPH08108223A (ja)

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