JPH0866799A - 油圧式パンチプレス - Google Patents

油圧式パンチプレス

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JPH0866799A
JPH0866799A JP23048594A JP23048594A JPH0866799A JP H0866799 A JPH0866799 A JP H0866799A JP 23048594 A JP23048594 A JP 23048594A JP 23048594 A JP23048594 A JP 23048594A JP H0866799 A JPH0866799 A JP H0866799A
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JP
Japan
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piston
speed
hydraulic
punch
leading member
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JP23048594A
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Inventor
Takami Miyamoto
隆美 宮本
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/16Control arrangements for fluid-driven presses
    • B30B15/161Control arrangements for fluid-driven presses controlling the ram speed and ram pressure, e.g. fast approach speed at low pressure, low pressing speed at high pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボモータによるパンチ速度の制御が可能
で、パンチストロークの途中における速度変化を精度良
く行うことができ、静音化と高速パンチとが実現できる
ものとする。 【構成】 タレット式の油圧式パンチプレスにおいて、
サーボモータ20で昇降駆動される先導部材19を設け
る。この先導部材19に追随してピストン22を昇降さ
せる油圧シリンダ18を設ける。油圧シリンダ18は、
先導部材19のピストン22に対する相対変位でピスト
ン22の両側のシリンダ室への油路を切換える油路切換
手段30を内蔵したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
ス等に応用され、サーボモータでラム位置を制御する静
音、高速パンチが可能な油圧式パンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】パンチプレスによる加工では、パンチ工
具のワークとの接触時,打ち抜き時の衝撃音や、その際
のパンチフレームの歪みによる発生音等で大きな騒音が
生じる。騒音を小さくするには、パンチ速度を低下させ
れば良いが、単に速度低下させるだけでは、加工時間が
長くなってしまう。このため、油圧式パンチプレスで
は、ワークを打ち抜く過程におけるストローク速度を可
変にし、大きな騒音の発生区間となるパンチ工具のワー
ク接触区間の速度を遅くするように制御するものが種々
提案されている。この速度制御は油圧サーボバルブ等に
より行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧サーボバルブを使
用すると、比較的応答性に優れた制御が行えるが、前記
のようなパンチストロークの途中で速度変化させるよう
な制御を行うには、応答性が今一つ不十分であり、スト
ローク途中の速度変化位置を精度良く制御することが難
しい。そのため、実際にはパンチ工具がワークに接触し
た後に速度低下したり、接触する位置よりもかなり上方
で速度低下したりし、十分な騒音防止と高速パンチとが
達成されていない。特に、タレットパンチプレス等で
は、多種のパンチ工具がタレットに設置されて交換使用
されるが、個々の工具の長さや、加工種類の違い等によ
り、パンチ工具毎に適正な速度変化位置が異なることが
あり、このような工具毎に異なる制御を油圧サーボバル
ブで精度良く行うには無理がある。また、パンチ工具が
ワークに接する位置はワークの板厚によっても異なり、
そのため板厚に応じて速度変化位置を変えることが望ま
しいが、微妙な制御となるため、油圧サーボバルブによ
る制御では実現が難しい。油圧シリンダに代えてサーボ
モータを使用すれば高精度な速度制御が可能となるが、
サーボモータではパンチ加工を行うには出力不足であ
る。
【0004】この発明の目的は、パンチストロークの途
中における速度変化を精度良く行うことができて、種々
異なるパンチ工具を使用しながら、静音化と高速パンチ
とが実現できる油圧式パンチプレスを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチプレス
は、金型割出機構を備えた油圧式パンチプレスにおい
て、サーボモータで昇降駆動される先導部材を設け、こ
の先導部材に追随してピストンを昇降させる油圧シリン
ダを設けたものである。前記油圧シリンダは、前記先導
部材のピストンに対する相対変位でピストンの両側のシ
リンダ室への油路を切換える油路切換手段を内蔵したも
のとする。金型割出機構は、複数のパンチ工具を保持し
て各パンチ工具をラム位置に割出すものであり、例えば
タレットとこのタレットを割出回転させる割出回転装置
とで構成される。上記構成において、パンチ工具の昇降
ストロークのうち、パンチ工具がワークに接触する下降
区間では低速に、他の区間では高速に昇降するように前
記サーボモータを速度制御する制御手段を設けることが
好ましい。
【0006】
【作用】この構成によると、サーボモータで先導部材を
昇降させることにより、先導部材に追随して油圧シリン
ダのピストンが昇降する。この場合に、油圧シリンダの
油路切換手段は、先導部材がピストンに対する中立位置
からずれることにより、例えばずれ方向と反対側のシリ
ンダ室が油圧源側に連通するように油路を開く。そのた
め、ピストンは先導部材に追随して移動する。いわば、
先導部材の動きが油圧で増力されてピストンの動きとな
る。このように先導部材の動きに追随してピストンが昇
降するため、応答が早く、かつ確実な応答が得られる。
したがって、サーボモータでピストンの位置および速度
が制御され、かつ油圧で打ち抜きに必要な加圧力が得ら
れることになる。そのため、パンチストロークの途中に
おける速度変化を精度良く行わせることができ、金型割
出機構で交換して使用される工具毎に異なる昇降制御を
行う場合も、工具に応じた昇降位置で精度良く速度変化
を行わせることが可能となる。これにより、種々の工具
を使用する場合にも、静音化と高速パンチとが実現でき
る。
【0007】金型割出機構がタレット式のものである場
合、多数のパンチ工具が使用されることになるが、これ
ら各パンチ工具の種類に応じた昇降制御もサーボモータ
の制御で効果的に行え、静音化,高速パンチが実現でき
る。サーボモータの速度制御手段により、パンチ工具が
ワークに接触する下降区間では低速に、他の区間では高
速に昇降するように制御する場合は、大きな騒音の発生
し易い区間において低速動作による騒音低下が図られ、
騒音の小さな区間では高速動作でパンチ時間の短縮が得
られることになる。このような制御が、サーボモータに
よる油圧シリンダの高精度な制御によって目標どおりに
行える。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。この実施例はタレットパンチプレスに適
用した例である。まず全体構成を説明する。フレーム1
に上下のタレット2,2がタレット軸14を介して設置
され、フレーム1の上部に設けられた油圧シリンダ18
により、ラム位置Pでタレット2のパンチ工具15およ
びダイ16によるパンチ加工が行われる。油圧シリンダ
18はラム17に連結され、ラム17を介してパンチ工
具15を昇降させる。ラム17は、フレーム1にガイド
部材(図示せず)を介して昇降自在に支持されている。
油圧シリンダ18は、後に図4と共に説明するように、
サーボモータ20で昇降位置の制御が可能なものであ
る。上下のタレット2,2は、フレーム1に設けた割出
回転装置(図示せず)で割出回転させられる。タレット
2と前記割出回転装置とで金型割出機構37が構成され
る。
【0009】図2のように、テーブル3は中央の固定テ
ーブル3aと両側のスライドテーブル3bとからなり、
両側のスライドテーブル3bは、キャリッジ4と一体に
固定されてベッド5のレール6上をキャリッジ4と共に
前後方向(Y軸方向)に進退する。キャリッジ4には左
右方向(X軸方向)に進退自在にクロススライド7が搭
載され、クロススライド7に設けられた複数のワークホ
ルダ8により、テーブル3上の板状のワークWが把持さ
れる。キャリッジ4の進退駆動は、ベッド5に設置した
Y軸サーボモータ9と送りねじ11とで行われ、クロス
スライド7の進退駆動は、キャリッジ4に設置したX軸
サーボモータ10と送りねじ12とで行われる。これら
X軸サーボモータ10およびY軸サーボモータ9等で板
材送り手段13が構成される。
【0010】図4は、油圧シリンダ18を示す拡大断面
図である。この油圧シリンダ18は、例えば実公昭58
−10004号公報に示された電気油圧パルスシリンダ
と同様な構成のものである。この油圧シリンダ18は、
サーボモータ20で昇降駆動される先導部材19を設
け、この先導部材19に追随してピストン22を昇降さ
せるものであり、その追随動作を行わせるための油路切
換手段30を内蔵している。油路切換手段30は、先導
部材19をスプールとする方向切換弁として構成され、
先導部材19の外周には軸方向に離れて2本の環状の油
溝19a,19bが形成されている。
【0011】シリンダ本体21の内部には中空のロッド
22a付きのピストン22を収納し、ピストンロッド2
2aをシリンダ本体21の下端より移動可能に突出させ
てアクチュエータとして使用できるようにしてある。シ
リンダ本体21の上端には、中空軸状の送りねじ23の
上端を軸受24およびシール装置(図示せず)を介して
回転のみ自在に貫通状態に支持し、その下端を前記ピス
トン22およびピストンロッド22aの中に挿入してあ
る。送りねじ23の下端は、シール用の嵌合部材23a
によりピストンロッド22aの内壁に対して摺動できる
ように支持される。前記先導部材19は、送りねじ23
の外周に螺合させ、先導部材19の上端に設けてある回
り止めピン31を軸方向にのみ移動できるようピストン
22の内径面の溝部32に係合させてある。送りねじ2
3はボールねじとしても良い。送りねじ23の上端には
プーリ25を設け、サーボモータ20の出力プーリ26
との間にベルト27を掛装してある。
【0012】シリンダ本体21には、ピストン22の下
側のシリンダ室21yに通じる供給油口28と、送りね
じ23の中空部で形成される油路dに送りねじ23の上
端近傍部で連通する戻り油口29とが設けてある。ピス
トン22には、その下側シリンダ室21yと先導部材1
9の上側の油溝19bとを連通させる油路aを設け、か
つピストン22の上側のシリンダ室21xと先導部材1
9の両油溝19a,19bとを連通させる油路bを設け
てある。油路bの開口は、ピストン22に対して先導部
材19が中立位置にあるときに、先導部材19の上下の
油溝19a,19b間の外径面部分で閉じられ、中立位
置からずれると、片方の油溝19a,19bに連通する
位置および大きさに形成してある。また、ピストンロッ
ド22a内には、先導部材19の下側の油溝19aから
内部空間の底部に開通する油路cが形成してあり、油路
cは送りねじ23の中空部で形成される油路dの下端に
連通する。なお、ピストン22の下面yと上面xとの面
積の割合は、y≒1/2 xとしてある。
【0013】この構成の油圧シリンダ18は次のように
動作する。サーボモータ20により送りねじ23を回転
させると、回り止めピン31でピストン22に対して回
り止めされている先導部材19は、送りねじ23の回転
に伴って下降または上昇する。いま、図示の中立状態か
ら、先導部材19が下側へ移動すると、先導部材19と
ピストン22との位置のずれにより、先導部材19の上
側の油溝19bがピストン22内の油路bに連通する。
そのため、油路a,bを介してピストン22の上下のシ
リンダ室21x,21yが連通し、供給油口28から常
に下側シリンダ室21yに作用している高圧油が、上側
シリンダ室21xに入ることになる。この際ピストン2
2の上面xは下面yよりも大きくなっているため、上側
シリンダ室21xに高圧油が入ると、ピストン22の両
面の圧力バランスが崩れてピストン22は下方へ変位さ
せられる。ピストン22が下方に変位すると、先導部材
19に対してピストン22は中立位置に戻ることにな
り、先導部材19の上下の油溝19a,19bは閉じら
れ、ピストン22は停止する。
【0014】サーボモータ20を逆転させて送りねじ2
3を逆方向に回転させると、先導部材19は上側へ変位
し、先導部材19の下側の油溝19aがピストン22内
の油路bに開通する。そのため、上側シリンダ室21x
の圧油は、油路b,cよりピストンロッド22a内に導
かれ、さらに低圧側の送りねじ23内の油路dを通って
戻り油口29に導かれる。そのため、常にピストン22
の下面y側に作用している供給油圧との圧力差によりピ
ストン22は上側に変位して先導部材19とピストン2
2との相対位置は中立位置に戻る。先導部材19を移動
させ続けた場合は、ピストン22もこれに追随して移動
し続ける。
【0015】このように、先導部材19とピストン22
の間で油路が開閉されることにより、先導部材19に追
随してピストン22が昇降する。そのため応答が早く、
かつ確実な応答が得られる。したがって、ピストン位置
のフィードバックを掛けることなく、精度良く制御が行
える。先導部材19を送りねじ23とサーボモータ20
で移動させる場合は、サーボモータ20の回転角がピス
トン22の位置と正確に対応し、サーボモータ20のフ
ィードバックを掛けるだけで、正確なピストン位置の制
御が行える。なお、サーボモータ20はパルスモータで
あっても良く、その場合オープンループであっても比較
的精度の良い制御が行える。
【0016】つぎに、図1と共に制御系の構成を説明す
る。制御装置40はパンチプレスの全体を制御する手段
であり、コンピュータ式の数値制御装置と、プログラマ
ブルコントローラと、各軸のサーボコントローラとを備
える。制御装置40の一部で、上位制御手段41、ラム
軸制御手段42、板厚情報記憶手段45、および工具情
報記憶手段46が構成される。上位制御手段41は加工
プログラムを解読して各軸の駆動指令やシーケンス制御
指令を出力する手段であり、ラム軸制御手段42に1パ
ンチ毎のパンチ動作を行わせる指令を与える機能も果た
す。ラム軸制御手段42は、油圧シリンダ18の制御用
のサーボモータ20を制御するラム軸サーボコントロー
ラで主に構成され、かつ前記プログラマブルコントロー
ラ等に設けられてラム軸サーボコントローラの速度パラ
メータを変更する手段を備える。ラム軸制御手段42
は、位置制御手段43および速度制御手段44を有し、
油圧シリンダ18の位置検出器33で得られる検出値に
より位置制御手段43で位置フィードバック制御を行う
と共に、サーボモータ20に付設されたパルスコーダ2
0aの検出値で、速度制御手段44により速度フィード
バック制御を行う。位置検出器33はピストンロッド2
2aのストローク位置を検出するロッド位置センサ等か
らなる。位置検出器33はラム17の位置を検出するも
のであっても良い。
【0017】速度制御手段44は、速度ループゲイン等
の速度パラメータを可変としてあり、この例では1スト
ロークのパンチ動作に対して、図3(A)に速度曲線を
実線で示すように、パンチ工具がワークWに接触する下
降区間tでは低速Vbで、他の区間では高速Vaで昇降
するように2つの速度パラメータを設定してある。な
お、低速の区間の下端は下死点Bとしてあり、実際の低
速の区間はt′となっている。高速Vaから低速Vbに
切り換える位置Qは予め設定しておき、油圧シリンダ1
8の位置検出器33から得られる位置データと切換位置
Qとを比較して、切換位置Qまで下降すると低速Vbに
切り換える。この切換位置Qは、速度制御手段44に設
けた切換位置演算手段により、板厚情報記憶手段45に
設定された板厚情報と、工具情報記憶手段46に設定さ
れた工具情報とから適正位置を演算し、その演算された
位置に変更可能としてある。板厚情報記憶手段45およ
び工具情報記憶手段46は、加工プログラムに設定され
た板厚情報および工具情報を記憶するメモリ領域等から
なる。低速Vbから高速Vaに切り換える位置は下死点
Bとしてある。
【0018】この構成の油圧式パンチプレスによると、
サーボモータ20で先導部材19を昇降させることによ
り、先導部材19に追随して油圧シリンダ18のピスト
ン22が昇降する。この場合に、ピストン22は前記の
ように先導部材19に応答性良く、かつ正確に応答して
追随する。したがって、サーボモータ20でピストン2
2の位置および速度が制御され、かつ油圧で打ち抜きに
必要な加圧力が得られることになる。すなわち、油圧シ
リンダ18はサーボモータ20の倍力機構あるいは力増
幅機構となる。そのため、図3(A)のようにパンチス
トロークの途中で速度変化させる場合にも、速度変化位
置Qでの速度切換を正確に行える。同図の破線は速度一
定制御の場合であるが、これに比べて前記のように速度
切換を精度良く行うと、同じサイクルタイムでも、実際
に打ち抜くときの速度を大きく低下させることができ
る。速度変化位置Qがパンチ工具15の種類やワークW
の板厚によって変更される場合にも、その変更した位置
Qに応じて精度良く速度切換が行える。したがって、タ
レットパンチプレスにおいて、種々異なるパンチ工具1
5が使用され、またワークWの板厚が種々異なる場合に
も、正確にワークWに接する手前でパンチ速度を低速と
し、静音化と高速パンチとが実現できる。この実施例で
は、高速と低速の切換タイミングを位置検出器33によ
るピストン位置の検出値と予め板厚情報あるいは工具情
報により演算した切換位置Qと比較して得ているが、そ
のため切換タイミングを確実に判定できる。
【0019】図5はこの発明の他の実施例を示す。この
例は、前記実施例において、油圧シリンダ18の供給油
口28に接続する油圧回路を、高圧小流量回路48と低
圧大流量回路49とに切換弁57で切り換え可能とした
ものである。高圧小流量回路48は、高圧小流量に適し
た特性の油圧ポンプ50とアキュームレータ52とを有
し、低圧大流量回路49は低圧大流量に適した特性のポ
ンプ51とアキュームレータ53とで構成される。切換
弁57は電磁弁からなり、制御装置40に設けた油圧切
換手段47の指令で切換駆動される。油圧切換手段47
は、図3(B)に示すように高速パンチ動作時には低圧
側の油圧回路49に、低速動作時には高圧側の油圧回路
48に切り換えるものであり、油圧シリンダ18の位置
検出器33の検出値を監視して設定位置になると切換指
令を出力する。この油圧切換位置Qaも、速度制御手段
44の速度切換位置Qと同様に、板厚情報や工具情報に
応じて変更可能としてある。その他の構成は前記実施例
と同じである。ストローク速度が大きく変化する制御を
大加圧力の必要な油圧式パンチプレスで行う場合、1台
の油圧ポンプでは高圧で大容量のものが必要となり、油
圧系が大がかりで高価なものとなるが、この実施例のよ
うにパンチ速度に応じて高圧小流量回路48と低圧大流
量回路49とに切り換えるようにした場合、油圧系が小
さくて低コストのもので済む。
【0020】図6はこの発明のさらに他の実施例の平面
図を示す。この例は、金型割出機構60として、前記の
タレット式のものに代えて、工具ホルダ61を無端に連
結したチェーン状のホルダ連結体63と、その回動駆動
装置62と、工具交換アーム64とで構成したものであ
る。工具交換アーム64は、旋回動作により、工具ホル
ダ61と油圧シリンダ18のラムとの間でパンチ工具の
交換を行うものである。油圧シリンダ18は、図4の構
成のものであるが、この実施例では2台並設されてい
る。このような金型割出機構60を有するパンチプレス
においても、多数の種類のパンチ工具が交換して使用さ
れるため、サーボモータで精度良く制御される油圧シリ
ンダ18の使用による静音、高速パンチの効果が大き
い。
【0021】なお、前記各実施例では油圧シリンダとし
て図4の構成のものを使用したが、油圧シリンダはこれ
に限らず、先導部材に追随してピストンを昇降させるも
のであって、そのようなピストン動作が行われるよう
に、先導部材のピストンに対する相対変位でピストンの
両側のシリンダ室への油路を切り換える油路切換手段を
内蔵したものであれば良い。
【0022】
【発明の効果】この発明の油圧式パンチプレスは、金型
割出機構を備えた油圧式パンチプレスにおいて、サーボ
モータで昇降駆動される先導部材を設け、この先導部材
に追随してピストンを昇降させる油圧シリンダを設けた
ものであるため、サーボモータによる高精度な制御が打
ち抜きに必要な加圧力の得られる油圧シリンダで実現で
き、種々異なるパンチ工具が使用される場合にも、パン
チストロークの途中における速度変化を精度良く行わせ
ることができて、静音化と高速パンチとに優れたものと
なる。特に、金型割出機構としてタレットを使用する場
合に、このようなサーボモータと油圧シリンダとの組み
合わせによる静音化,高速パンチが効果的となる。ま
た、サーボモータの速度制御手段として、パンチ工具が
ワークに接触する下降区間では低速に、他の区間では高
速に昇降するように制御する手段を設けることで、前記
の静音化と高速パンチとが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる油圧式パンチプレ
スの破断側面図と制御系のブロク図とを示す概念構成図
である。
【図2】同油圧式パンチプレスの平面図である。
【図3】同油圧式パンチプレスのパンチ速度曲線と他の
実施例における油圧切換タイミングの説明図である。
【図4】油圧シリンダの拡大断面図である。
【図5】この発明の他の実施例にかかる油圧式パンチプ
レスの破断側面図、制御系のブロック図、および油圧回
路を示す概念構成図である。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…フレーム、2…タレット、3…テーブル、13…ワ
ーク送り機構、15…パンチ工具、17…ラム、18…
油圧シリンダ、19…先導部材、19a,19b…油
溝、20…ラム軸のサーボモータ、21x,21y…シ
リンダ室、22…ピストン、23…送りねじ、28…供
給油口、29…戻り油口、30…油路切換手段、33…
位置検出器、37…金型割出機構、42…ラム軸制御手
段、44…速度制御手段、60…金型割出機構、61…
工具ホルダ、a〜d…油路、t…下降区間、P…ラム位
置、Q…速度切換位置、W…ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパンチ工具を保持して各パンチ工
    具をラム位置に割出す金型割出機構を備えたパンチプレ
    スにおいて、サーボモータで昇降駆動される先導部材を
    設け、この先導部材に追随してピストンを昇降させる油
    圧シリンダを設け、この油圧シリンダは、前記先導部材
    のピストンに対する相対変位でピストンの両側のシリン
    ダ室への油路を切り換える油路切換手段を内蔵した油圧
    式パンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記金型割出機構が、タレットとこのタ
    レットを割出回転させる割出回転装置とでなる請求項1
    記載の油圧式パンチプレス。
  3. 【請求項3】 油圧シリンダによるパンチ工具の昇降ス
    トロークのうち、パンチ工具がワークに接触する下降区
    間では低速に、他の区間では高速に昇降するように前記
    サーボモータを速度制御する制御手段を設けた請求項1
    または請求項2記載の油圧式パンチプレス。
JP23048594A 1994-08-30 1994-08-30 油圧式パンチプレス Pending JPH0866799A (ja)

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JP23048594A JPH0866799A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 油圧式パンチプレス

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