JP2002213401A - 油圧制御装置および粉末成形機 - Google Patents

油圧制御装置および粉末成形機

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JP2002213401A
JP2002213401A JP2001006812A JP2001006812A JP2002213401A JP 2002213401 A JP2002213401 A JP 2002213401A JP 2001006812 A JP2001006812 A JP 2001006812A JP 2001006812 A JP2001006812 A JP 2001006812A JP 2002213401 A JP2002213401 A JP 2002213401A
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rod
side cylinder
port
hydraulic
servo valve
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Toshiyuki Fukuhara
俊之 福原
Satoshi Ohashi
聡 大橋
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で高速性能、高精度を有する油圧制御装
置および生産性に優れ、高品質の成形品を製造できる粉
末成形機を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ3とヘッド側シリンダ部10
が連通され、ロッド側シリンダ部11と油圧タンク9が
サーボ弁2を介して連通された高速前進モードと、油圧
ポンプ3とロッド側シリンダ部11が連通され、ヘッド
側シリンダ部10と油圧タンク9がサーボ弁2を介して
連通された高速後退モードの少なくとも一つのモード
と、油圧ポンプ3とヘッド側シリンダ部10がサーボ弁
2を介して連通され、ロッド側シリンダ部11と油圧タ
ンク9がサーボ弁2を介して連通された通常モードが設
けられ、通常モードと他のモードを相互に切り替える切
替手段5〜8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧制御装置および
粉末成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】大きな力が必要な機械には油圧で駆動す
る油圧機器が一般的に使用される。油圧機器を使用した
機械として油圧駆動型の粉末成形機がある。この粉末成
形機で粉末成形を行う動作には、金型へ粉末を充填す
る、上型がダイス直前まで下降する、上下型で圧縮成形
する、成形品をダイスから抜き出す、上型が上昇する動
作がある。以上の動作を繰り返すことにより連続成形で
きる。これらの動作で上型のみに着目すると、下降―成
形―上昇 を繰り返す動作となる。
【0003】図5は一般的な油圧駆動型のCNC成形機
(コンピュータ制御NC成形機)における油圧制御装置
の説明図である。油圧制御装置には、油圧シリンダ10
1、サーボ弁102、油圧ポンプ103、油圧タンク1
04、コントローラ105、リニアセンサ106が設け
られている。油圧シリンダ101にはロッド108が連
結されたピストン107が設けられている。油圧シリン
ダ101内でピストン107のロッド108側がロッド
側シリンダ部110、その反対側がヘッド側シリンダ部
109となっている。
【0004】サーボ弁102は四方弁で、4つのポート
すなわちPポート102P(供給ポート)、Rポート1
02R(戻りポート)、Aポート102A(制御ポー
ト)、Bポート102B(制御ポート)が設けられてい
る。Pポート102Pは油圧ポンプ103と、Rポート
102Rは油圧タンク104と、Aポート102Aはロ
ッド側シリンダ部110のロッド側ポート110aと、
Bポート102Bはヘッド側シリンダ部109のヘッド
側ポート109aと、それぞれの油圧管路を介して連結
されている。リニアセンサ106はロッド108の位置
を検出するセンサである。コントローラ105は、リニ
アセンサ106の情報に基づいてサーボ弁102などを
制御している。
【0005】ロッド108を前進させるときは、コント
ローラ105の指示によりサーボ弁102を制御して、
Pポート102PとAポート102Aが連通し、かつB
ポート102BとRポート102Rが連通した状態にす
る。油圧ポンプ103からヘッド側シリンダ部109に
油が送り込まれロッド108を前進させる。ロッド10
8の前進によりロッド側シリンダ部110中の油が油圧
タンク104に送り出される。
【0006】一方、ロッド108を後退させるときは、
コントローラ105の指示によりサーボ弁102を制御
して、Pポート102PとBポート102Bが連通し、
かつAポート102AとRポート102Rが連通した状
態にする。油圧ポンプ103からロッド側シリンダ部1
10に油が送り込まれロッド108を後退させる。ロッ
ド108の後退によりヘッド側シリンダ部109中の油
が油圧タンク104に送り出される。
【0007】以上の動作を、リニアセンサ106により
ロッド108の位置検出と連動させて制御し、ロッド1
08先端に連結された粉末成形機の成形パンチを高精度
に制御している。
【0008】この構成で生産性向上のために成形サイク
ルの高速化を行うためには、成形シリンダに送り込む油
量が多く必要になる。そのためには油量を制御している
サーボ弁を大流量タイプにしなければならない。一方、
上記構成で大流量タイプのサーボ弁を使用すると、成形
パンチの位置決め精度など成形機として精度の性能が悪
くなる問題点がある。
【0009】従来技術1として、特開平5−52202
号公報には、高速動作用の大流量タイプのサーボ弁と、
低速動作だが高精度の小流量タイプのサーボ弁を並列に
設けた油圧式サーボ装置が開示されている。
【0010】従来技術2として、特開平9−29190
5号公報には、中位点に所定のオーバーラップ域を設け
た流量特性を有する大制御流量の大容量サーボ弁と、ゼ
ロラップの流量特性を有する小制御流量の小容量サーボ
弁を並列に設けた油圧式サーボ制御装置が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1、従来技術2のいずれも、成形パンチごとに高価な
サーボ弁が2つも必要であるので、コストアップする問
題点があった。
【0012】本発明は上記課題を解決したもので、安価
で高速性能、高精度を有する油圧制御装置および生産性
に優れ、高品質の成形品を製造できる粉末成形機を提供
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、油圧シリン
ダ中に往復動可能に配設されたピストンと、該ピストン
と連結されたロッドと、前記油圧シリンダの、前記ピス
トンより前記ロッド側であるロッド側シリンダ部と、前
記油圧シリンダの、前記ピストンより前記ロッド側と反
対側であるヘッド側シリンダ部とが設けられた油圧シリ
ンダを制御する油圧制御装置であって、前記ロッド側シ
リンダ部または前記ヘッド側シリンダ部に油を送出する
油圧ポンプと、前記ロッド側シリンダ部または前記ヘッ
ド側シリンダ部から排出された油を貯蔵する油圧タンク
と、前記ロッド側シリンダ部または前記ヘッド側シリン
ダ部への油流量を制御するサーボ弁が設けられ、前記油
圧ポンプと前記ヘッド側シリンダ部が連通され、前記ロ
ッド側シリンダ部と前記油圧タンクが前記サーボ弁を介
して連通された高速前進モードと、前記油圧ポンプと前
記ロッド側シリンダ部が連通され、前記ヘッド側シリン
ダ部と前記油圧タンクが前記サーボ弁を介して連通され
た高速後退モードの少なくとも一つのモードと、前記油
圧ポンプと前記ヘッド側シリンダ部が前記サーボ弁を介
して連通され、前記ロッド側シリンダ部と前記油圧タン
クが前記サーボ弁を介して連通された通常モードが設け
られ、該通常モードと他のモードを相互に切り替える切
替手段が設けられていることを特徴とする油圧制御装置
である。
【0014】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0015】高速前進モード、高速後退モードにおいて
は油圧ポンプとヘッド側シリンダまたはロッド側シリン
ダがサーボ弁を介さずに直接連通され、かつロッド側シ
リンダまたはヘッド側シリンダと油圧タンクをサーボ弁
内の二つの流路を介して連通されているので、油の流量
を増加し、かつサーボ弁で流量制御できる。これにより
ロッドを高速に前進または後退させることができる。
【0016】通常モードでは油圧ポンプとヘッド側シリ
ンダ部およびロッド側シリンダ部と油圧タンクがそれぞ
れサーボ弁を介して連通されているので、油の流量は比
較的少量でサーボ弁で精密に制御でき、ロッドを高精度
に前進または後退させることができる。
【0017】切替手段により高速前進モード、高速後退
モードと通常モードを相互に切り替えることができるの
で、精密な制御を必要とするときは通常モードに切り替
え、それ以外の時は高速前進モードまたは高速後退モー
ドに切り替えることができる。この結果、高精度と高速
性能を有する油圧制御装置が実現でき、そのサイクルタ
イムが短くできる。また切替手段はサーボ弁に比べて安
価であり、サーボ弁を1つしか使用せずに高速前進モー
ド、高速後退モードと通常モードを実現できるので、安
価な油圧制御装置が実現できる。
【0018】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、請求項1記載の油圧制御装置
のロッドに連結された成形パンチが設けられてることを
特徴とする粉末成形機である。
【0019】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0020】すなわち、粉末に成形パンチが当たったの
になど高精度が必要なときには通常モードで、その他の
時は高速前進モードまたは高速後退モードで成形パンチ
を移動できるので、成形サイクルタイムを短く、生産性
に優れ、かつた高品質の粉末成形品を製造できる粉末成
形機を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明者は、一つのサーボ弁を使
用して、油圧シリンダを比較的低速で動作させ精密に制
御する通常モードと、油圧シリンダを高速で動作させる
高速モードとを切り替える切替手段を設け、高速モード
時に油圧シリンダからの戻り分の油をサーボ弁のAポー
トとPポートおよびBポートとRポートを接続すること
により油の通過抵抗を減少させるという技術的思想に到
達した。
【0022】本発明の実施例を粉末成形機の油圧制御装
置で説明する。図1は実施例の油圧制御装置のシステム
図である。本油圧制御装置は、油圧シリンダ1、サーボ
弁2、切替弁5〜8、油圧ポンプ3、油圧タンク9、リ
ニアセンサ4などから構成されている。切替弁5〜8は
本実施例における切替手段である。
【0023】油圧シリンダ1にはロッド13が連結され
たピストン12が設けられている。ロッド13の先端部
13aは粉末成形機の成形ポンチとなっている。油圧シ
リンダ1においてピストン12のロッド13側がロッド
側シリンダ部11、その反対側がヘッド側シリンダ部1
0となっている。
【0024】サーボ弁2は四方弁で、4つのポートすな
わちPポート2P(供給ポート)、Rポート2R(戻り
ポート)、Aポート2A(制御ポート)、Bポート2B
(制御ポート)が設けられている。切替弁5〜7も四方
弁で、4つのポートすなわちPポート5P〜7P、Rポ
ート5R〜7R、Aポート5A〜7A、Bポート5B〜
7Bがそれぞれ設けられている。切替弁6はBポートは
常に封鎖されている。切替弁8は二方弁でポート8a、
8bを備えている。
【0025】油圧ポンプ3は切替弁6および切替弁5を
介してヘッド側シリンダ部10のヘッド側ポート10a
に油圧管路で連結されている。詳細には、油圧ポンプ3
と切替弁6のPポート6P、切替弁6のAポート6Aと
切替弁5のPポート5P、切替弁5のAポート5Aとヘ
ッド側ポート10aがそれぞれの油圧管路で連結されて
いる。油圧ポンプ3は切替弁8の一方のポート8aにも
連結されている。
【0026】切替弁8の他方のポート8bは、サーボ弁
2のPポート2Pおよび切替弁7のPポート7Pと連結
されている。サーボ弁2のAポート2Aは切替弁6のR
ポート6Rと連結され、サーボ弁2のBポート2Bは切
替弁5のRポート5Rと連結されている。一方、切替弁
7のAポート7Aは切替弁5のRポート5Rと連結さ
れ、切替弁7のBポート7Bは切替弁6のRポート6R
と連結されている。サーボ弁2のRポート2R、切替弁
7ののRポート7Rはともに油圧タンク9と連結されて
いる。
【0027】切替弁5のBポート5Bはロッド側シリン
ダ部11のロッド側ポート11aと連結されている。リ
ニアセンサ4はロッド13の位置を検出するセンサであ
る。リニアセンサ4の情報などに基づいて、サーボ弁
2、油圧ポンプ3、切替弁5〜8が図示しないコントロ
ーラにより制御されている。
【0028】油圧制御装置の動作について説明する。本
油圧制御装置は3つの動作モードすなわち通常モード、
高速前進モード、高速後退モードを持っている。各動作
モード時に切替弁5〜8が表1に示す切替弁位置になる
ように制御される。
【0029】
【表1】 通常モードすなわち比較的低速でロッド13を前進また
は後退させるモードでは、Aポート5AとPポート5
P、Bポート5BとRポート5R、Aポート6AとRポ
ート6R、ポート8aとポート8bが連通され、切替弁
7がOFF状態にされている。図2は通常モードの連結
状態を説明する説明図で、図1から切替弁5〜8を省略
して描いたものである。通常モードは、図5と同じ連結
状態となり従来技術で示したように、ロッド13の前進
後退を制御する。
【0030】高速前進モードすなわち高速でロッド13
を前進させるモードでは、Aポート5AとPポート5
P、Bポート5BとRポート5R、Aポート6AとPポ
ート6P、Aポート7AとPポート7P、Bポート7B
とRポート7Rが連通され、切替弁8がOFF状態にさ
れ、かつサーボ弁2もAポート2AとPポート2P、B
ポート2BとRポート2Rが連通されている。
【0031】図3は高速前進モードの連結状態を説明す
る説明図で、図1から切替弁5〜8を省略して描いたも
のである。油圧ポンプ3は、サーボ弁2を介さず直接ヘ
ッド側シリンダ部10のヘッド側ポート10aに連結さ
れた状態である。一方、ロッド側シリンダ部11のロッ
ド側ポート11aはサーボ弁2のAポート2AとBポー
ト2Bに連結された状態である。またサーボ弁2のPポ
ート2PとRポート2Rは、ともに油圧タンク9に連結
された状態である。このときサーボ弁2の内部で、Aポ
ート2AとPポート2P、Bポート2BとRポート2R
が連通した状態に制御されている。
【0032】油圧ポンプ3からヘッド側シリンダ部10
に油が送り込まれロッド13を前進させる。ロッド13
の前進によりロッド側シリンダ部11中の油は、サーボ
弁2を介して油圧タンク9に送り出される。サーボ弁2
の内部で、油はAポート2AからPポート2PへとBポ
ート2BからRポート2Rへの2つの経路を通って流れ
る。
【0033】このためサーボ弁2中での油の通流流路断
面積が2倍になり、それにより通過抵抗が半分になるの
で、図2の接続に比べて油の流量を約3倍に増加させる
ことができた。油圧ポンプ3とヘッド側シリンダ部10
が直接連結されており、こちらの経路も油の流量を増加
できる。これらによりロッド13を高速に前進させるこ
とができる。サーボ弁2により油の流量を制御している
ので、ロッド13の前進速度を制御することができる。
【0034】高速後退モードすなわち高速でロッド13
を後退させるモードでは、Aポート5AとRポート5
R、Bポート5BとPポート5P、Aポート6AとPポ
ート6P、Aポート7AとPポート7P、Bポート7B
とRポート7Rが連通され、切替弁8がOFF状態にさ
れ、かつサーボ弁2もAポート2AとPポート2P、B
ポート2BとRポート2Rが連通されている。
【0035】図4は高速後退モードの連結状態を説明す
る説明図で、図1から切替弁5〜8を省略して描いたも
のである。油圧ポンプ3は、サーボ弁2を介さず直接ロ
ッド側シリンダ部11のロッド側ポート11aに連結さ
れた状態である。一方、ヘッド側シリンダ部10のヘッ
ド側ポート10aはサーボ弁2のAポート2AとBポー
ト2Bに連結された状態である。またサーボ弁2のPポ
ート2PとRポート2Rは、ともに油圧タンク9に連結
された状態である。このときサーボ弁2の内部で、Aポ
ート2AとPポート2P、Bポート2BとRポート2R
が連通した状態に制御されている。
【0036】油圧ポンプ3からロッド側シリンダ部11
に油が送り込まれロッド13を後退させる。ロッド13
の後退によりヘッド側シリンダ部10中の油は、サーボ
弁2を介して油圧タンク9に送り出される。サーボ弁2
の内部で、油はAポート2AからPポート2PへとBポ
ート2BからRポート2Rへの2つの経路を通って流れ
る。
【0037】このため、高速前進モードと同様に、サー
ボ弁2中での油の通流流路断面積が2倍になり、それに
より通過抵抗が半分になるので、図2の接続に比べて油
の流量を約3倍に増加させることができた。油圧ポンプ
3とロッド側シリンダ部11が直接連結されており、こ
ちらの経路も油の流量を増加できる。これらによりロッ
ド13を高速に後退させることができる。サーボ弁2に
より油の流量を制御しているので、ロッド13の後退速
度を制御することができる。
【0038】以上説明したように、本油圧制御装置は比
較的小型のサーボ弁1つを用いて、ロッドを精密に前進
後退させる通常モードと、ロッドを高速に前進または後
退させる高速前進モード、高速後退モードを併せ持つこ
とができる。このため高速性能を有する油圧制御装置が
実現でき、そのサイクルタイムが短くできる。また高精
度に制御可能な油圧制御装置を実現できる。切替弁は安
価であり、高価なサーボ弁は1つしか使用していないの
で安価な油圧制御装置が実現できる。
【0039】本実施例は、上記の油圧制御装置により成
形パンチを制御した粉末成形機であるが、成形のサイク
ルタイムを短くできるので、生産性に優れた粉末成形機
を提供できる。また成形パンチを正確に制御できるの
で、高品質の粉末成形品を製造できる粉末成形機を提供
できる。
【0040】なお、実施例では、高速前進モードと高速
後退モードを有しているが、必要に応じて高速前進モー
ド、高速後退モードのいずれかと通常モードを併せ持つ
油圧制御装置とすることもできる。また実施例では、四
方弁の切替弁を4つ、二方弁の切替弁を1つ使用して切
替手段を実現しているが、特にこれに限定させず、様々
な切替手段や切替弁を適用して実現することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は、油圧シリンダ
中に往復動可能に配設されたピストンと、該ピストンと
連結されたロッドと、前記油圧シリンダの、前記ピスト
ンより前記ロッド側であるロッド側シリンダ部と、前記
油圧シリンダの、前記ピストンより前記ロッド側と反対
側であるヘッド側シリンダ部とが設けられた油圧シリン
ダを制御する油圧制御装置であって、前記ロッド側シリ
ンダ部または前記ヘッド側シリンダ部に油を送出する油
圧ポンプと、前記ロッド側シリンダ部または前記ヘッド
側シリンダ部から排出された油を貯蔵する油圧タンク
と、前記ロッド側シリンダ部または前記ヘッド側シリン
ダ部への油流量を制御するサーボ弁が設けられ、前記油
圧ポンプと前記ヘッド側シリンダ部が連通され、前記ロ
ッド側シリンダ部と前記油圧タンクが前記サーボ弁を介
して連通された高速前進モードと、前記油圧ポンプと前
記ロッド側シリンダ部が連通され、前記ヘッド側シリン
ダ部と前記油圧タンクが前記サーボ弁を介して連通され
た高速後退モードの少なくとも一つのモードと、前記油
圧ポンプと前記ヘッド側シリンダ部が前記サーボ弁を介
して連通され、前記ロッド側シリンダ部と前記油圧タン
クが前記サーボ弁を介して連通された通常モードが設け
られ、該通常モードと他のモードを相互に切り替える切
替手段が設けられていることを特徴とする油圧制御装置
およびこの油圧制御装置のであるので、安価で高速性
能、高精度を有する油圧制御装置および生産性に優れ、
高品質の成形品を製造できる粉末成形機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の油圧制御装置のシステム図
【図2】通常モードの連結状態を説明する説明図
【図3】高速前進モードの連結状態を説明する説明図
【図4】高速後退モードの連結状態を説明する説明図
【図5】一般的な油圧駆動型のCNC成形機(コンピュ
ータ制御NC成形機)における油圧制御装置の説明図
【符号の説明】
1…油圧シリンダ 2…サーボ弁 3…油圧ポンプ 5〜8…切替弁(切替手段) 9…油圧タンク 10…ヘッド側シリンダ部 11…ロッド側シリンダ部 12…ピストン 13…ロッド 13a…成形パンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダ中に往復動可能に配設され
    たピストンと、該ピストンと連結されたロッドと、前記
    油圧シリンダの、前記ピストンより前記ロッド側である
    ロッド側シリンダ部と、前記油圧シリンダの、前記ピス
    トンより前記ロッド側と反対側であるヘッド側シリンダ
    部とが設けられた油圧シリンダを制御する油圧制御装置
    であって、前記ロッド側シリンダ部または前記ヘッド側
    シリンダ部に油を送出する油圧ポンプと、前記ロッド側
    シリンダ部または前記ヘッド側シリンダ部から排出され
    た油を貯蔵する油圧タンクと、前記ロッド側シリンダ部
    または前記ヘッド側シリンダ部への油流量を制御するサ
    ーボ弁が設けられ、前記油圧ポンプと前記ヘッド側シリ
    ンダ部が連通され、前記ロッド側シリンダ部と前記油圧
    タンクが前記サーボ弁を介して連通された高速前進モー
    ドと、前記油圧ポンプと前記ロッド側シリンダ部が連通
    され、前記ヘッド側シリンダ部と前記油圧タンクが前記
    サーボ弁を介して連通された高速後退モードの少なくと
    も一つのモードと、前記油圧ポンプと前記ヘッド側シリ
    ンダ部が前記サーボ弁を介して連通され、前記ロッド側
    シリンダ部と前記油圧タンクが前記サーボ弁を介して連
    通された通常モードが設けられ、該通常モードと他のモ
    ードを相互に切り替える切替手段が設けられていること
    を特徴とする油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧制御装置のロッドに
    連結された成形パンチが設けられてることを特徴とする
    粉末成形機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100443294C (zh) * 2006-12-21 2008-12-17 武汉科技大学 用于粉末精密成型液压机的比例控制液压系统

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CN100443294C (zh) * 2006-12-21 2008-12-17 武汉科技大学 用于粉末精密成型液压机的比例控制液压系统

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