JP2003094197A - プレス機械および同プレス機械を用いたプレス加工方法 - Google Patents

プレス機械および同プレス機械を用いたプレス加工方法

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JP2003094197A
JP2003094197A JP2001290139A JP2001290139A JP2003094197A JP 2003094197 A JP2003094197 A JP 2003094197A JP 2001290139 A JP2001290139 A JP 2001290139A JP 2001290139 A JP2001290139 A JP 2001290139A JP 2003094197 A JP2003094197 A JP 2003094197A
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press machine
punching
slide
ram
hydraulic cylinder
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Norio Takehara
徳郎 竹原
Tetsuya Anzai
哲也 安西
Nobutaka Arima
宜孝 有馬
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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    • B30B1/266Drive systems for the cam, eccentric or crank axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工内容に応じて最適なスライド運動曲線が
設定できる油圧駆動方式と、定格出力の小さいモータ
(電動機)で大きな加工力を得ることができるACサー
ボモータを用いたメカニカル駆動方式とを複合した新規
なプレス機械および同プレス機械を用いたプレス加工方
法の提供。 【解決手段】 フライホイール33を備えたクランクシ
ャフト19の回転により駆動されるスライド駆動機構2
0を設け、該スライド駆動機構20の直下に油圧駆動の
ラム駆動機構22を設け、該ラム駆動機構に前記スライ
ド機構のスライド41の加圧力を伝達または遮断可能な
クラッチ機能を設けたことを特徴とするプレス機械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス機械および同
プレス機械を用いたプレス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレスのスライド(ラムと呼ぶこともあ
る)の駆動方式には、メカニカル方式と油圧駆動方式の
二つの方式がある。
【0003】メカニカル方式は、モータ(電動機)でフ
ライホイールを回転させて、このフライホイールに蓄積
した回転エネルギーでプレス加工を行うものである。フ
ライホイールの回転エネルギーを利用するメカニカル方
式は、定格出力の小さいモータで大きな加工力を得るこ
とができ、また駆動機構が比較的にシンプルで低価格で
あるなどの利点がある。
【0004】一方、油圧駆動方式はサーボバルブを使用
してスライドの速度制御を行うことが多い。サーボバル
ブに代えて比例電磁弁が用いられることもあるが、応答
性および流量制御の特性の点においてサーボバルブ方式
よりもその制御精度が劣っている。サーボバルブを使用
した油圧駆動方式では、スライドの速度パターンを加工
内容に応じて任意に設定できるため、パンチング加工時
の低騒音化、成形加工部品の高精度加工などに大いに効
果が認められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のメカニカル方式
はスライドの移動速度パターンは一定であり、加工内容
に応じて変更することはできないなどの欠点がある。
【0006】スライドの移動速度パターンを変更する手
段として、駆動軸の回転運動をリンク機構を介してスラ
イドに伝達するリンクモーションプレスも提案されてい
るが、これもスライドの下死点近傍での速度パターンを
一部変更することはできるものの正弦曲線を基本とした
動作であるため、加工内容に応じて最適な運動曲線に設
定できるものではない。
【0007】一方、油圧駆動方式は油圧ポンプを常時稼
働させておく必要があり、また油圧ポンプを駆動するモ
ータは使用する油圧の最大圧力およびするスライドの使
用最高速度が得られるような出力性能を有している必要
がある(通常、電動機お出力は「最大圧力×スライドの
最高速度」の値と一次式の関係がある)。
【0008】したがって、投入動力の観点からは油圧駆
動方式は合理的(あるいは経済的)であるとは言えな
い。さらに、圧油を扱うために配管系統が複雑になる、
油漏れや作動油へのゴミの混入などに対する配慮が必要
であり、また作動油の冷却手段も必要などの欠点もあ
る。
【0009】近年、上述のメカニカル方式および油圧駆
動方式とも、電動サーボドライブ方式が採用されるよう
になった。メカニカル方式の電動サーボドライブ方式
は、駆動源にACサーボモータを用い、このACサーボ
モータの主軸の回転をスライドの昇降動作に変換してプ
レス動作を行うものでメカニカル方式のひとつではある
が、前述のフライホイールに蓄積した回転エネルギーを
使用してプレス加工を行う方式ではない。
【0010】しかし、電動サーボドライブ方式は基本的
にサーボモータの出力トルクが打抜き力(スライドの推
力)に直接関与する機構となるため、従来のメカニカル
方式に比べて数段大きな出力を有するモータが必要とな
る。
【0011】また、この方式ではサーボモータの回転角
度を制御することにより、スライドの昇降速度パターン
を変更することは可能ではあるが、油圧駆動方式ほど任
意に変更できるものではない。
【0012】本発明は上述の如き問題を解決するために
なされたものであり、本発明の課題は加工内容に応じて
最適なスライド運動曲線が設定できる油圧駆動方式と、
定格出力の小さいモータ(電動機)で大きな加圧力を得
ることができるACサーボモータを用いたメカニカル駆
動方式とを複合した新規なプレス機械および同プレス機
械を用いたプレス加工方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する手
段として請求項1に記載のプレス機械は、フライホイー
ルを備えたクランクシャフトの回転により駆動されるス
ライド駆動機構を設け、該スライド駆動機構の直下に油
圧駆動のラム駆動機構を設け、該ラム駆動機構に前記ス
ライド機構のスライド加圧力を伝達または遮断可能なク
ラッチ機能を設けたことを要旨とするものである。
【0014】請求項2に記載のプレス機械は、請求項1
に記載のプレス機械において、前記スライド駆動機構の
直下に中間ラムシリンダを上下動可能に設け、該中間ラ
ムシリンダの上部に前記クラッチ機能を有する連結ロッ
ドを備えた第1油圧シリンダを設け、該第1油圧シリン
ダの下部にパンチ上部を押圧自在のラムロッド有する第
2油圧シリンダを設けたことを要旨とするものである。
【0015】請求項3に記載のプレス機械は、請求項2
に記載のプレス機械において、前記フライホイール回転
駆動モータがサーボモータであることを要旨とするもの
である。
【0016】請求項4に記載のプレス機械は、請求項3
に記載のプレス機械において、打抜き加工に必要な打抜
きエネルギーを算出する打抜きエネルギー算出手段と、
この打抜きエネルギーにほぼ等しい回転エネルギーを保
有するフライホイール回転数を算出するフライホイール
回転数算出手段と、少なくとも材質別の剪断応力および
金型番号に対応する切断周長を入力したデータベースと
をNC装置に内蔵し、該NC装置によって前記サーボモ
ータの回転数を制御することを要旨とするものである。
【0017】請求項5に記載のプレス加工方法は、請求
項3に記載のプレス機械において、打抜き加工に必要な
打抜きエネルギーを算出する打抜きエネルギー算出手段
と、この打抜きエネルギーにほぼ等しい回転エネルギー
を保有するフライホイール回転数を算出するフライホイ
ール回転数算出手段と、少なくとも材質別の剪断応力お
よび金型番号に対応する切断周長を入力したデータベー
スとをNC装置に内蔵し、入力された加工サイズおよび
材質データに基づき前記サーボモータの回転数が算出し
た回転数になったとき、パンチングまたはニブリング加
工を行うことを要旨とするものである。
【0018】請求項6に記載のプレス加工方法は、請求
項5に記載のプレス加工方法において、パンチが被加工
材に食い込んだ瞬間から破断直後までの行程における前
記ラムロッドの下降速度を減速することにより打抜き騒
音を大幅に低減させることを要旨とするものである。
【0019】請求項7に記載のプレス加工方法は、請求
項1、請求項2または請求項3に記載のプレス機械にお
いて、前記スライド駆動機構と前記ラム駆動機構の間の
連結を遮断し、スライドの動作と第2油圧シリンダの動
作とを無関係とし、第2油圧シリンダのラムロッドの上
下ストロークを制御してワーク表面にマーキングを行う
ことを要旨とするものである。
【0020】請求項8に記載のプレス機械は、請求項2
または請求項3に記載のプレス機械において、クラッチ
機能を有する前記第1油圧シリンダが連結ロッドを有す
る電磁アクチュエータであることを要旨とするものであ
る。
【0021】請求項9に記載のプレス機械は、請求項2
または請求項3に記載のプレス機械において、前記第2
油圧シリンダのラムロッドがリニアモータ駆動のねじか
らなること要旨とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
よって説明する。
【0023】図1は、本発明に係わるプレス機械につい
てタレットパンチプレス1を例にした説明図である。
【0024】タレットパンチプレス1は下部フレーム3
の両側に立設したサイドフレーム5,7に上部フレーム
9の両側を一体的に結合した、いわゆる門型フレームを
有している。
【0025】上部フレーム9の下部には、多数のパンチ
組立体(上型)10を複数個(実施例では3個)の同心
円の金型軌道(内側、中央、外側の軌道またはトラッ
ク)上に適宜な間隔を置いて着脱可能に装着した円盤状
の上部タレット11が回転可能に設けてある。
【0026】また、下部フレーム3の上部には、上部タ
レット11と若干の距離を置いて対向するほぼ同径の下
部タレット13が回転可能に設けてある。この下部タレ
ット13上には、前記パンチ組立体(上型)10と対を
成す多数のダイ(下型)14が前記パンチ組立体(上
型)10を配置した金型軌道と同一の同心円の金型軌道
(内側、中央、外側)上に着脱可能に装着してある。
【0027】上述の上部タレット11および下部タレッ
ト13の回転軸は同軸に設けてあり、この上部タレット
11と下部タレット13は図示省略の駆動手段によって
同方向へ同期回転可能に設けてある。
【0028】そして、多数のパンチ組立体(上型)10
とダイ(下型)14のセットの中から所望する上下金型
セット(10,14)を後述の加工中心16へ回転割り
出しできるように設けてある 。
【0029】また、タレットパンチプレス1には、板状
のワークWを把持するワーククランプ装置15を備えた
ワーク位置決め装置17が設けてあり、このワーク位置
決め装置17は後述するNC装置79の制御の下に、X
軸方向とY軸方向(図1において紙面に直交する方向と
左右方向)へ移動位置決め可能に設けてある。
【0030】上述のワーク位置決め装置17により、ワ
ークWの加工部を加工中心16に割り出したパンチ組立
体(上型)10とダイ(下型)14の間に位置決めする
ことができる。
【0031】次に、金型加圧機構について図1および図
2にを参照しながら説明する。
【0032】図2に示すように、金型加圧機構はメカニ
カル方式で駆動されるスライド駆動機構20と、このス
ライド駆動機構20の直下に設けたラム駆動機構22と
からなっている。
【0033】始めにスライド駆動機構20について説明
する。
【0034】前述の上部フレーム9は前後(図2におい
て左右方向)に離隔した2枚の上部フレーム9f、9rか
らなっている。この上部フレーム9のほぼ中央部(図1
において左右方向の中央部)の前記加工中心16には、
上部フレーム9(f,r)を前後方向に貫通して水平に延伸
するクランクシャフト19が上部フレーム9(f,r)に固
定した軸受け21(f,r)に回転自在に軸支してある。
【0035】また、クランクシャフト19のほぼ中央部
には偏心量eの偏心部23が設けてあり、この偏心部2
3の両側を軸支する軸受け21(f,r)が上部フレーム9
(f,r)にそれぞれ設けてある。
【0036】なお、軸受け21(f,r)を設けた部分の上
部フレーム9(f,r)には、上部フレーム9(f,r)をサンド
イッチするように補強部材25、27が接合してある。
【0037】クランクシャフト19の両端部は、上部フ
レーム9(f,r)の外方に突出しており、この両端部のそ
れぞれには、フライホイール33(f,r)がクランクシャ
フト19にキー29およびナット31などの固定手段に
より固定してある。
【0038】フライホイール33fを回転駆動するため
のサーボモータ35が上部フレーム9fに設けてある。
このサーボモータ35の出力軸に設けた駆動プーリ37
とフライホイール33fとの間には、Vベルトまたは歯
付きベルトの如き回転伝達用ベルト39が卷回してあ
る。
【0039】前述の上部フレーム9fと9rの間の空間部
で前記クランクシャフト19の下方位置には、スライド
41を前記加工中心16を軸心に上下方向にガイドする
ためのスライドガイド43が設けてある。このスライド
ガイド43は前記補強部材25の下面に複数のボルト4
5によって一体的に固定してある。また、スライド41
はクランクシャフト19の偏心部23に回動可能に係合
するコネクチングロッド47と連結ピン49で連結して
ある。
【0040】上記構成のスライド駆動機構20におい
て、サーボモータ35を回転駆動すれば、フライホイー
ル33(f、r)と共にクランクシャフト19が回転し、ク
ランクシャフト19の偏心部23に係合するコネクチン
グロッド47によって、スライド41がスライドガイド
43にガイドされて偏心量(e)の2倍のストロークを
上下動することになる。
【0041】次いで、ラム駆動機構22について説明す
る。
【0042】上述のスライド41の下方には、中間ラム
シリンダ51を複数のリフトスプリング53を介して上
下動可能に支持するシリンダ支持体55が設けてある。
中間ラムシリンダ51には、上下に分割した第1油圧シ
リンダ57と小径の第2油圧シリンダ59とが同軸に設
けてある。
【0043】第1油圧シリンダ57には中間ラムシリン
ダ51の上方へ突出する連結ロッド61を備えた第1ピ
ストン63が設けてある。一方、第1油圧シリンダ57
の下に同軸に設けた第2油圧シリンダ59には、中間ラ
ムシリンダ51の下方へ突出する小径のラムロッド65
を備えた第2ピストン67が設けてある。
【0044】前述のシリンダ支持体55は、Y軸方向へ
水平に延伸させて設けた一対のガイドレール69に移動
自在に設けてあり、このガイドレール69は前記スライ
ドガイド43の下面にボルト71などの固定手段により
固定した一対のサポートブラケット73に固定してあ
る。図1に示すように、上述のシリンダ支持体55は前
記上部フレーム9の下面に設けた軌道切換へシリンダ7
5のピストンロッド77に連結してある。
【0045】したがって、軌道切換へシリンダ75を適
宜制御することにより、前記ラムロッド65の下端部を
パンチ組立体(上型)10が配置された3個の軌道(内
側、中央、外側)上のいずれかの軌道のパンチ組立体
(上型)10直上へ移動位置決めすることができる。
【0046】前述の軌道切換へシリンダ75には、例え
ば、2個のシリンダを直列に結合した構成ものを使用し
ても構わない。
【0047】なお、ラム駆動機構22においては、例え
ば、前述のスライド41が下死点前数十ミリの位置まで
下降したとき、前記第1ピストン63を上昇端に移動さ
せると連結ロッド61の上端とスライド41の下面とが
当接可能に設けてある。
【0048】また、上述の如く連結ロッド61の上端と
スライド41の下面とが当接した状態で第2ピストン6
7を下降端に移動させたとき、ラムロッド65の下端部
とパンチ組立体(上型)10の頭部との間に若干の間隙
ができるように設けてある。
【0049】次に、図3を参照しながら金型加圧機構の
制御システムについて説明する。
【0050】前記クランクシャフト19の一端部には、
クランクシャフト19の回転角度または回転数を検出す
るためのロータリーエンコーダの如き回転角度検出手段
78が設けてあり、この回転角度検出手段78からの回
転角度信号がNC装置79に入力されるようになってい
る。
【0051】前記NC装置79は、材質別の剪断応力τ
および金型番号Tに対応する金型の切断周長lからなる
内蔵のデータベースと、図示省略の入力手段から入力さ
れたワークWの材質と板厚tから、例えば、打抜き加工
では、打抜き加工に必要な打抜きエネルギー(または加
工エネルギー)EをNC装置79に内蔵する打抜きエネ
ルギー(または加工エネルギー)算出手段(プログラ
ム)で演算して求め、この打抜きエネルギー(または加
工エネルギー)Eにほぼ等しい回転エネルギーを保有す
るフライホイールの回転数Nを同様にNC装置79に内
蔵するフライホイールの回転数算出手段(プログラム)
で演算して求める。
【0052】上述の如くして求めたフライホイールの回
転数Nを基にして、NC装置79からサーボモータ35
の回転数を制御する回転指令がサーボアンプ81を介し
てサーボモータ35に与えられるように設けてある。な
お、実際には一回の打抜き加工で減少するフライホイー
ルの速度減少率を10%程度または10%以下になるよ
うにするのが普通である。
【0053】またNC装置79は、油圧源82から流れ
る圧油の方向をダブルソレノイド形の方向切換弁83を
切換指令で制御して、前記中間ラムシリンダ51に設け
た第1油圧シリンダ57の第1ピストン63を上昇位置
または下降位置に移動させることができる。
【0054】実施例では、A-Pポートブロック、B-T
ポートオープンのダブルソレノイド・スプリングセンタ
ー形3位置方向切換弁83のPポートを管路84を介し
て油圧源82に接続すると共に、Aポートを第1油圧シ
リンダ57のピストン側油室58に管路86を介して接
続してある。また管路86には第1油圧シリンダ57の
ピストン側油室58からの油の流出を防止するパイロッ
トチェックバルブ85が設けてある。なお、このパイロ
ットチェックバルブ85のパイロット圧力はBポートか
らとっている。
【0055】したがって、第1油圧シリンダ57の第1
ピストン63を上昇端に移動した状態において、第1ピ
ストン63の連結ロッド61が前記スライド41に押圧
された場合、第1油圧シリンダ57のピストン側油室5
8からの油はパイロットチェックバルブ85で確実にそ
の流出を阻止され、前記ピストンロッドを61は中間ラ
ムシリンダ51と一体的に下降することになる。
【0056】前記第1ピストン63を下降させるときに
は、PポートとBポートが連通する位置へ方向切換弁8
3を切り換えれば、油圧源82からの圧油はBポートか
ら管路88を介して第1油圧シリンダ57のロッド側油
室60に流入すると共に、第1油圧シリンダ57のピス
トン側油室58の油は、パイロットチェックバルブ85
が開くので、管路86、パイロットチェックバルブ8
5、方向切換弁83のA-Tポート、管路90を経てタ
ンクTへ戻る。
【0057】また、前記第2油圧シリンダ59のラムロ
ッド65の上下方向の位置(Z軸座標)を制御するサー
ボ弁87が設けてある。
【0058】上述のサーボ弁87は、サーボ弁87のP
ポートを管路91を介して前記圧力源82へ接続すると
共に、Aポートを第2油圧シリンダ59のロッド側油室
92に管路93を介して接続してある。また、サーボ弁
87のBポートは第2油圧シリンダ59のピストン側油
室94に管路95を介して接続すると共に圧力スイッチ
89に接続してある。なお、Tポートは前記戻り管路9
0を介してタンクTへ接続してある。
【0059】上述のラムロッド65の上下方向の位置
(Z軸座標)は、公知の位置検出センサー97で検出さ
れ、ピストン変位量(Z軸座標)として前記NC装置7
9にフィードバックされるように設けてある。
【0060】したがって、ラムロッド65の上下方向の
位置(Z軸座標)は、前記NC装置79からの変位指令
によって制御されるサーボ弁87で流量制御された圧油
によって、任意の位置へかつ任意の速度で移動位置決め
可能である。
【0061】また、前記軌道切換へシリンダ75が2個
のシリンダを直列に結合した構成である場合には、例え
ば、2個の方向切換弁からなる軌道切換回路99に対す
る前記NC装置79からの軌道切換指令によって、前記
中間ラムシリンダ51の軸心を、換言すればラムロッド
65の下端部を、指定した上金型配置軌道(内側、中
央、外側)の上方へ移動位置決めすることができる。
【0062】次に、パンチングまたはニブリング加工を
行う場合の動作について、図4を参照しながら説明す
る。
【0063】始めに加工準備として、サーボモータ35
を低速回転で運転する共に第1ピストン63を下降端に
下げておく(ステップS1、ステップS2)。次いで、
加工開始になると(ステップS3)、加工プログラムか
ら金型番号を示すTコードを抽出する(ステップS
4)。
【0064】抽出したTコードに対応して軌道切換指令
が軌道切換回路99に出力され、軌道切換へシリンダ7
5が作動し、抽出したTコードを有する金型(上型)1
0が配置された上部タレットの金型軌道上方へ中間ラム
シリンダ51を位置決めする(ステップS5)。
【0065】次に、フライホイール33(f,r)の回転数
は、選択した金型を用いた加工に必要かつ十分なエネル
ギーを有する計算で求めた回転数になっているかをチェ
ックする(ステップS6)。
【0066】もし、回転数が不足している場合には、サ
ーボモータ35の回転数を適宜に増加させ(ステップS
8)、再度計算で求めた回転数になっているかをチェッ
クする(ステップS6)。
【0067】フライホイール33(f,r)の回転数が計算
で求めた回転数になったら、ワークWの加工部位を加工
中心16に割り出された上下金型間に位置決めする(ス
テップS7,ステップS9)。
【0068】位置決めが完了した時点で、回転角度検出
手段78からのZ相信号を検出したか否かをチェックす
る(ステップS10)。実施例ではスライド41が上死
点位置に来たときクランクシャフト19の回転角度を検
出する前記回転角度検出手段78から出力するように設
定してある。
【0069】Z相信号を検出したら、NC装置79は方
向切換弁83に第1ピストン63を上昇位置にする切換
指令を出力して、第1ピストン63を上昇端へ移動させ
る(ステップS11)。
【0070】次いで、パンチング加工またはニブリング
加工を実行する(ステップS12)。
【0071】上述のパンチング加工工程を詳細に説明す
ると、スライド41が上死点位置から下降行程に移行
し、スライド41の下面が前記第1ピストン63の連結
ロッド61の上端に接触した時点から第1ピストン63
が押し下げられる。
【0072】第1ピストン63を有する第1油圧シリン
ダ57のピストン側油室58の油は流出をロックされて
いるので、中間ラムシリンダ51が第1ピストン63と
一体的に下降することになる。
【0073】上述の如く、中間ラムシリンダ51が下降
するとき、第1油圧シリンダ57の下に同軸に設けた第
2油圧シリンダ59の小径のラムロッド65は、下降端
に位置決め保持された状態で中間ラムシリンダ51と共
にに下降する。
【0074】したがって、中間ラムシリンダ51が下降
することにより、ラムロッド65も同時に下降し、ラム
ロッド65の下方に位置決めされているパンチ10を押
圧することによりパンチング加工が行われる。
【0075】上述のスライド41の位置が下死点を過ぎ
て上昇行程になったのを確認したら、第1ピストン63
を下降させる(ステップS13、ステップS14)。ま
た、スライド41の上昇につれて、中間ラムシリンダ5
1もリフトスプリング53によって上方へ戻され、スラ
イド41の下面とピストンロッドを61の先端が離れた
時点で元の位置へ復帰する。
【0076】次に、加工プログラムにおける全加工が終
了したか否かを判断(ステップS15)し、次の加工が
あるときはステップS4に戻り、全加工が終了となるま
でステップS4からステップS15までの行程を繰返し
実行する。なお、ニブリング加工も上述のパンチング加
工と同様である。
【0077】次に、低騒音モードでのパンチング加工動
作について、図5、図6を参照しながら説明する。
【0078】低騒音モードは、パンチング加工におい
て、パンチが被加工材に食い込んだ瞬間から破断直後ま
での行程におけるラムロッド65の下降速度を減速する
ことにより、打抜き騒音を大幅に低減させることを目的
としている。
【0079】図6に示す如く、低騒音モードにおける行
程曲線は、クランクプレスの行程曲線である正弦曲線
(2点鎖線)と、油圧ピストン(第2ピストン67)の
動作とを複合することにより低騒音モードの行程曲線
(実線部分)を実現している。
【0080】すなわち、A-D'-G間はクランクプレス
のスライドの行程曲線を示しており正弦曲線となってい
る。始めにスライド41がA点(上死点)から下降を開
始し、B点において、パンチがラムロッド65に接触す
るとスライド41と同時に正弦曲線に沿って下降を開始
し、C点でパンチ先端がワーク(材料)Wに接触し、こ
こから打抜き行程が開始される。
【0081】C-D間は油圧ピストン(第2ピストン6
7)を作動させてパンチの下降速度を減速させ、打抜き
行程の最終点のD点で、油圧ピストン(第2ピストン6
7)の下降速度を増速させて抜きカスをダイ14から下
方へ払い出し、油圧ピストン(第2ピストン67)の下
死点のE点に至り、パンチはE-F間はスライド41と
共に上昇行程に入り、F点において、パンチとラムロッ
ド65とが離れてスライド41だけがG点(上死点)に
戻る。
【0082】次に図4および図5を参照しながら低騒音
モードにおけるパンチング動作について説明する。
【0083】始めに、低騒音モードの動作においてステ
ップS1からステップS9までの行程は前述の図4で説
明した通常のパンチング動作と同一であるので説明を省
略する。
【0084】ステップS9に続いて、第2ピストン67
を下降端へ移動(ステップS10)させてZ相信号の検
出を待ち(ステップS11)、Z相信号(上死点位置)
を検出したら、第1ピストン63を上昇端へ移動させる
(ステップS12)。
【0085】スライド41の下面が第1油圧シリンダ5
7の連結ロッド61上端に接触した時点から中間ラムシ
リンダ51が押し下げられ、中間ラムシリンダ51が下
降させられると同時に第2油圧シリンダ59のラムロッ
ド65も同時に下降し、ラムロッド65がパンチ頭部に
当接してパンチが下降を開始をする。
【0086】パンチの先端がワーク(材料)Wに接触す
ると、第2油圧シリンダ59のピストン側油室94内の
圧力が上昇する。ピストン側油室94内の圧力上昇が設
定圧力になったか否かを圧力スイッチ89で検出する
(ステップS13)。
【0087】圧力スイッチ89の圧力上昇(設定圧力
値)を検出(ON)したら、検出後直ちに、第2油圧シ
リンダ59のラムロッド65を指定した速度で上昇位置
決め制御を開始する(ステップS14)。すなわち、こ
のときの上昇位置決め制御は、前述の行程曲線の説明に
おけるC-D間(抜き行程)の曲線になるように制御さ
れるように設けてある。
【0088】このとき、スライド41自体は正弦曲線動
作を行うが、ラムロッド65が上昇動作を行うため、こ
れらの動作を複合させると曲線C-Dのように減速され
た行程曲線が得られる。このときラムロッド65位置検
出に位置検出センサー97からの位置フィードバック信
号(ピストン変位量)を用いている。
【0089】打抜き行程においてワーク(材料)Wが破
断すると、第2油圧シリンダ59のピストン側油室94
内の圧力が急激に設定圧力以下に低下し、圧力スイッチ
89がOFFとなる。この圧力スイッチ89のOFF信
号を検出したら(ステップS15)、直ちに第2油圧シ
リンダ59の小径のラムロッド65を高速度で下降さ
せ、ダイ(下型)14から抜きカスの払い出しを行う。
(ステップS16)。
【0090】以後スライド41の上昇するに連れて、中
間ラムシリンダ51も上昇する。スライド41の上死点
復帰を検出したら(ステップS17)、第1油圧シリン
ダ57の連結ロッド61を下降(ステップS18)さ
せ、スライド41と中間ラムシリンダ51間の結合を切
り離して一行程が終了する。
【0091】次いで、加工プログラムにおける全加工が
終了したか否かを判断(ステップS19)し、次の加工
があるときはステップS4に戻り、全加工が終了となる
までステップS4からステップS19の行程を繰返し実
行する。
【0092】次に図7を参照しながらマーキング動作に
ついて説明する。
【0093】マーキング動作は、第1油圧シリンダ57
の連結ロッド61を下降端に移動して固定保持(ステッ
プS1)した状態で、第2油圧シリンダ59の小径のラ
ムロッド65をサーボ弁87を制御して上下動させてワ
ーク(材料)W表面にマーキングを行うものであり、ス
ライド41の動作とは無関係に行うものである。
【0094】なお、第2油圧シリンダ59およびラムロ
ッド65は小径であるので、高速での移動が容易であ
る。
【0095】始めに、連結ロッド61を下降端に移動し
て固定保持(ステップS1)すると同時に、第2油圧シ
リンダ59のラムロッド65を上昇端位置に移動させ
(ステップS2)、ワーク(材料)Wの位置決めを行う
(ステップS3)。
【0096】ワーク(材料)Wの位置決めが完了(ステ
ップS4)したら、第2油圧シリンダ59のラムロッド
65を下降(ステップS5)させてパンチ10を押圧
し、パンチ10の先端でワーク(材料W)表面にマーキ
ング加工を行う。
【0097】圧力スイッチ89の圧力上昇(設定圧力
値)を検出(ON)したら、直ちに第2油圧シリンダ5
9のラムロッド65を上昇させる。次いで、次のマーキ
ング加工プログラムが有るか否かをチェックし(ステッ
プS8)、次のマーキング加工プログラムが有るときは
ステップS3に戻り、全マーキング加工プログラムが終
了するまでステップS3からステップS8までを繰返し
実行し、次のマーキングプログラムが無ければ終了とす
る。
【0098】なお、圧力スイッチ89の設定圧力値を適
宜な圧力に設定することによりマーキングの深さまたは
濃淡を調節することが可能である。
【0099】前述の第1油圧シリンダ57における連結
ロッド61の上下動は、スライド41と中間ラムシリン
ダ51とを連結または遮断するクラッチの役割を果たす
ものといえる。すなわち、スライド41の加圧力をラム
駆動機構に伝達または遮断することが可能である。この
クラッチ機能部を電磁アクチュエータに置換することも
可能である。
【0100】上述のクラッチ機能部を電磁アクチュエー
タ100に置換した例を図8を参照しながら説明する。
【0101】第1油圧シリンダ57内底部に、上側がN
極、下側がS極の永久磁石101が固定してある。この
永久磁石101のN極の上部には、このN極に対面する
電磁石を備えた可動子103が上下動可能に設けてあ
る。この可動子103の上部は前記第1油圧シリンダ5
7から突出したロッド部105が形成してある。また、
前記電磁石のコイル107は励磁極性を切換可能な励磁
回路109に接続してある。
【0102】なお、前記図2において説明した部品と同
一の部品には同一の参照符号を付しその説明を省略す
る。
【0103】上記構成の電磁アクチュエータ100にお
いて、可動子103の電磁石が永久磁石に対面する側の
極性がN極になるように前記NC装置79から励磁回路
109に極性切換信号を送り、可動子103の電磁石の
極性を切り換えれば、可動子103は磁気による反発力
で上昇し、電磁石の極性をこの逆にすれば下降すること
になり、前述の油圧ピストン機構と同様な機能を持たせ
ることができる。
【0104】前述の第2油圧シリンダ59のラムロッド
65の駆動手段を油圧シリンダ駆動方式をやめてねじ方
式に置換することもできる。
【0105】図9、図10には、ラムロッド65の駆動
手段をリニアモータ駆動のねじ方式にした例を示してあ
る。
【0106】図9、図10に示す如く、軸心を中心とす
る回転を公知の手段で規制したラムロッド121が前記
中間ラムシリンダ51の下方に上下動可能に設けてあ
る。
【0107】このラムロッド121の上部に設けた雄ね
じ部121aには、外周に歯車124を設けたナット1
23が螺合してあり、このナット123は前記中間ラム
シリンダ51のシリンダに一体的に固定したハウジング
部材125に設けた軸受け127に回転可能に、かつ上
下動を規制した状態に設けてある。
【0108】上述のハウジング部材125には、水平方
向に延伸するリニアモータの励磁コイル126を有する
固定子(一次側)129が設けてあり、この固定子12
9に対面するように永久磁石131を設けた可動子13
3が前記ハウジング部材125に水平方向に延伸させて
設けたガイドレール135に移動自在に設けてある。ま
た、可動子133には前記歯車124に係合するラック
137が設けてある。
【0109】上記構成において、リニアモータ固定子1
29の励磁コイル126に対して前記NC装置79から
適宜な位置決め指令を出力することにより、可動子13
3を移動位置決めすれば、この可動子133に設けたラ
ック137に係合する歯車124を備えたナット123
が回転し、このナット123に螺合するラムロッド12
1が上下動して指定した位置に位置決めすることができ
る。
【0110】
【発明の効果】請求項1〜請求項4または請求項8、請
求項9のプレス機械によれば、フライホイール効果によ
る投入エネルギーの効率化と、油圧駆動のラム(ラムロ
ッド)駆動制御の柔軟性とを組み合わせることにより、
プレス加工の内容に最適なラム(ラムロッドまたはパン
チ)の移動制御を実現できる。その結果、投入エネルギ
ーの低減、パンチング加工の低騒音化、高精度または高
品位なプレス加工を行うことができる。
【0111】請求項5のプレス加工方法によれば、上述
の請求項1〜請求項4と同様な効果を有したパンチング
またはニブリング加工を行うことができる。特に請求項
6のプレス加工方法によれば、油圧プレスとほぼ同等な
低騒音でのパンチング加工を行うことができる。
【0112】請求項7のプレス加工方法によれば、小径
の第2油圧シリンダを使用するため高速でのマーキング
加工を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるタレットパンチプレスプレスの
正面図。
【図2】図1のII-II線に沿った断面の説明図。
【図3】本発明に係わる金型加圧機構の制御システムの
説明図。
【図4】本発明に係わるプレス機械を用いたプレス加工
(パンチングまたはニブリング加工)方法の動作説明
図。
【図5】低騒音モードでのパンチング加工動作について
の説明図。
【図6】低騒音モードにおけるパンチの行程曲線の説明
図。
【図7】マーキング動作についての説明図。
【図8】本発明に係わる金型加圧機構のクラッチ機能部
を電磁アクチュエータに置換した例の説明図。
【図9】本発明に係わるプレス機械のラム部をリニアモ
ータ駆動のねじ方式にした例の説明図。
【図10】図9のA−A線に沿った断面の説明図。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 3 下部フレーム 5,7 サイドフレーム 9(f,r) 上部フレーム 10 パンチ組立体(上型) 11 上部タレット 13 下部タレット 14 ダイ(下型) 15 ワーククランプ装置 16 加工中心 17 ワーク位置決め装置 19 クランクシャフト 20 スライド駆動機構 21(f,r) 軸受け 22 ラム駆動機構 23 偏心部 25,27 補強部材 29 キー 31 ナット 33(f,r) フライホイール 35 サーボモータ 37 駆動プーリ 39 回転伝達用ベルト 41 スライド 43 スライドガイド 45 ボルト 47 コネクチングロッド 49 連結ピン 51 中間ラムシリンダ 53 リフトスプリング 55 シリンダ支持体 57 第1油圧シリンダ 58 ピストン側油室 59 第2油圧シリンダ 60 ロッド側油室 61 連結ロッド 63 第1ピストン 65 ラムロッド 67 第2ピストン 69 ガイドレール 71 ボルト 73 サポートブラケット 75 軌道切換へシリンダ 77 ピストンロッド 79 NC装置 81 サーボアンプ 82 油圧源 83 方向切換弁 84,86,88,90,91,93,95 管路 85 パイロットチェックバルブ 87 サーボ弁 89 圧力スイッチ 92 ロッド側油室 94 ピストン側油室 97 位置検出センサー 99 軌道切換回路 100 電磁アクチュエータ 101 永久磁石 103 可動子 105 ロッド部 107 コイル 109 励磁回路 121 ラムロッド 121a 雄ねじ部 123 ナット 124 歯車 125 ハウジング部材 127 軸受け 129 固定子 131 永久磁石 133 可動子 135 ガイドレール 137 ラック W ワーク(板材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 宜孝 神奈川県秦野市南が丘3−4−1 Fターム(参考) 4E048 MA09 4E089 EA01 EB02 EC01 EE02 EE04 4E090 AB01 BA02 BB01 BB03 BB06 CA01 CC01 EB01 HA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイールを備えたクランクシャフ
    トの回転により駆動されるスライド駆動機構を設け、該
    スライド駆動機構の直下に油圧駆動のラム駆動機構を設
    け、該ラム駆動機構に前記スライド機構のスライド加圧
    力を伝達または遮断可能なクラッチ機能を設けたことを
    特徴とするプレス機械。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレス機械において、
    前記スライド駆動機構の直下に中間ラムシリンダを上下
    動可能に設け、該中間ラムシリンダの上部に前記クラッ
    チ機能を有する連結ロッドを備えた第1油圧シリンダを
    設け、該第1油圧シリンダの下部にパンチ上部を押圧自
    在のラムロッド有する第2油圧シリンダを設けたことを
    特徴とするプレス機械。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプレス機械において、
    前記フライホイール回転駆動モータがサーボモータであ
    ることを特徴とするプレス機械。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプレス機械において、
    打抜き加工に必要な打抜きエネルギーを算出する打抜き
    エネルギー算出手段と、この打抜きエネルギーにほぼ等
    しい回転エネルギーを保有するフライホイール回転数を
    算出するフライホイール回転数算出手段と、少なくとも
    材質別の剪断応力および金型番号に対応する切断周長を
    入力したデータベースとをNC装置に内蔵し、該NC装
    置によって前記サーボモータの回転数を制御することを
    特徴とするプレス機械。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のプレス機械において、
    打抜き加工に必要な打抜きエネルギーを算出する打抜き
    エネルギー算出手段と、この打抜きエネルギーにほぼ等
    しい回転エネルギーを保有するフライホイール回転数を
    算出するフライホイール回転数算出手段と、少なくとも
    材質別の剪断応力および金型番号に対応する切断周長を
    入力したデータベースとをNC装置に内蔵し、入力され
    た加工サイズおよび材質データに基づき前記サーボモー
    タの回転数が算出した回転数になったとき、パンチング
    またはニブリング加工を行うことを特徴とするプレス加
    工方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプレス加工方法におい
    て、パンチが被加工材に食い込んだ瞬間から破断直後ま
    での行程における前記ラムロッドの下降速度を減速する
    ことにより打抜き騒音を大幅に低減させることを特徴と
    するプレス加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2または請求項3に記
    載のプレス機械において、前記スライド駆動機構と前記
    ラム駆動機構の間の連結を遮断し、スライドの動作と第
    2油圧シリンダの動作とを無関係とし、第2油圧シリン
    ダのラムロッドの上下ストロークを制御してワーク表面
    にマーキングを行うことを特徴とするプレス加工方法。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項3に記載のプレス
    機械において、クラッチ機能を有する前記第1油圧シリ
    ンダが連結ロッドを有する電磁アクチュエータであるこ
    とを特徴とするプレス機械。
  9. 【請求項9】 請求項2または請求項3に記載のプレス
    機械において、前記第2油圧シリンダのラムロッドがリ
    ニアモータ駆動のねじからなることを特徴とするプレス
    機械。
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