JP3725377B2 - 複動油圧プレス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの材料の複数箇所を、数種の塑性加工により加工することができる型に用いる複動油圧プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、特開平10−263888において開示されている複動油圧プレスを挙げることができる。
従来複動油圧プレスにおいては、アウタスライド内に多数のインナスライド駆動シリンダを設け、また、インナスライドの位置検出値に基づいて、夫々のインナスライド駆動シリンダに供給する油の流量を制御することにより、インナスライドの速度、位置及び平行度を制御できるようになっている。そして、アウタスライドは第一成形を行い、インナスライドは加圧力伝達手段であるプッシュピンを介して第二成形を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来複動油圧プレスでは、インナスライドの速度、位置及び平行度を制御する場合、夫々のインナスライド駆動シリンダに供給する油の流量を別個に制御するため、インナスライド駆動シリンダ相互のロッド位置にずれが生じ易くなり、結果としてインナスライドの制御が難しくなる。また、インナスライド駆動シリンダは、アウタスライド内に多数設けられている。このため、アウタスライド内のスペースを大きくする必要があり、その結果、機械の小型化が困難となっている。
【0004】
さらに、従来複動油圧プレスでは、打ち抜き加工時にアウタスライドまたはインナスライドが下死点より更に下降する現象、いわゆるブレークスルー現象への対策が施されていない。ゆえに、従来複動油圧プレスで打ち抜き加工を行うと、ブレークスルー現象による騒音や振動が発生し、その結果、製品精度や環境に悪影響を及ぼすことになる。またさらに、プッシュピンはアウタスライド下面に設けられた摺動部材により昇降自在に支持されているが、アウタスライド下面板は取外すことができない。このため、型の変更に伴うプッシュピンの交換作業は、非常に煩雑となる。
【0005】
本発明の目的は、型変更に伴うプッシュピンの変更作業が容易である複動油圧プレスを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、構造部材の小型化によりコストの低減を図るとともに、インナスライドの速度、位置及び平行度の制御を容易にかつ高精度に行うことができる複動油圧プレスを提供することにある。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、打ち抜き加工時に生じるブレークスルー現象を低減させた複動油圧プレスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数のスライドが夫々別の駆動源を有する複動油圧プレス機械において、コラムに設けられたアウタスライドガイドにより昇降自在にガイドされるアウタスライドと、前記アウタスライド内に設けられたインナスライドガイドにより昇降自在にガイドされるインナスライドと、クラウン部に設けられ、ロッドの先端を前記アウタスライドと連結し、前記アウタスライドを駆動するアウタスライド駆動シリンダと、前記アウタスライド内に設けられ、ロッドの先端を前記インナスライドと連結し、前記インナスライドを駆動するインナスライド駆動シリンダと、前記アウタスライド及び前記インナスライドを前後または左右方向に貫通し、両端にピニオンが設けられ、前記インナスライドに設けられた軸受により支持され、前記インナスライドの前後または左右の速度と位置を等しく、平行度を維持するエコライズシャフトと、前記アウタスライドに設けられるラックに前記ピニオンが噛合することを特徴とする複動油圧プレス。
【0009】
かかる発明では、アウタスライドと、アウタスライド内に設けられたインナスライドは、夫々別個の駆動源を有することにより、1つの材料に対して種々の塑性 加工を行うことができる。
【0010】
請求項2の発明は、前記アウタスライド駆動シリンダ及び前記インナスライド駆動シリンダは複数設けられるとともに、前記アウタスライドの位置を検出する複数のアウタスライド位置検出装置と、前記アウタスライド位置検出装置で検出した検出値と既設定値を基に前記アウタスライド駆動シリンダに供給する流量を制御することで、前記アウタスライドの速度、位置及び平行度を維持するように制御するアウタスライド制御装置と、前記インナスライドの位置を検出する複数のインナスライド位置検出装置と、前記インナスライド位置検出装置で検出した検出値と既設定値を基に前記インナスライド駆動シリンダに供給する流量を制御することで、前記インナスライドの速度、位置及び平行度を維持するように制御するインナスライド制御装置と、を更に有することを特徴とする、請求項1の複動油圧プレスである。
【0011】
かかる発明では、アウタスライド駆動シリンダを複数設け、アウタスライド位置検出装置で検出した値と既設定値に基いて、夫々のシリンダへ供給する油の流量を制御することで、アウタスライドの速度、位置及び平行度を制御できる。また、アウタスライド内にインナスライド駆動シリンダを複数設け、夫々のシリンダへ供給する油の流量を制御することで、インナスライドの速度、位置を制御するとともに平行度を維持することができる。
【0012】
請求項3の発明は、プッシュピンを具備し、金型に合った形状を持ち、前記アウタスライド下面に着脱可能に設けられ、前記アウタスライド下面から着脱による交換で種々の金型に対応するダイプレートと、前記ダイプレートに設けられた摺動部材により昇降自在に支持され、鍔部とダイプレート上面間のスプリングによりインナスライドの下面と当接するよう上方に付勢され、インナスライドとともに下降するプッシュピンと、を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2の複動油圧プレス。
【0013】
請求項1の発明は、アウタスライド及びインナスライドを貫通し、インナスライドに設けられた軸受により支持されるエコライズシャフトを通し、そのエコライズシャフトの両端にピニオンを設け、アウタスライドに前記ピニオンと噛合するラックを設けた。例えば、前後にエコライズシャフトを貫通させた場合は、インナスライド前後の速度及び位置は同期され、その結果、インナスライド前後の平行度を維持することができる。
【0014】
また、インナスライドの平行度を機械構造部材で維持することができるので、インナスライド駆動シリンダの数を削減することができる。
【0015】
例えば、請求項2の発明により、左右の平行度はインナスライド駆動シリンダにより制御し、前後の平行度は、請求項1の発明により、エコライズシャフトによる機械構造部材で維持することができる。その場合、必要なインナスライド駆動シリンダは2基となる。よって、インナスライド駆動シリンダの数が3基以上ある場合と比べると、制御対象が少なくて済むため、格段に制御性が向上する。また、インナスライド駆動シリンダの数を減らすと、アウタスライドを小型化でき、よって機械全体の小型化を図ることができる。
【0016】
請求項4の発明は、前記インナスライド下方に設けられ、前記ダンパシリンダに結合する油圧回路に絞り弁が設けられる前記ダンパシリンダと、を更に有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のうちいづれか1項の複動油圧プレスである。
【0017】
かかる発明では、インナスライド下面に当接しながら下降する前記ダンパシリンダを設けた。このとき、油圧回路中の絞り弁で前記ダンパシリンダから流出する油量を制限しているため、前記ダンパシリンダ内は高圧となる。よって、インナスライドで打ち抜き加工を行い、ブレークスルー現象が生じた場合においても、インナスライドの急激な下 降を低減することができる。よって、作業環境や製品精度の向上が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2において、複動プレス機械30はクラウン1、コラム2、ベッド3からなるフレーム構造を有する。ベッド3上にボルスタ7が設けられ、ボルスタ7と対抗して複動スライド18が設けられている。複動スライド18はアウタスライド4とインナスライド6を具備している。
【0019】
アウタスライド4はコラム2に設けられたアウタスライドガイド19により昇降自在に支持されている。一方、クラウン1にはアウタスライド駆動シリンダ8が設けられている。アウタスライド駆動シリンダ8のロッド8aはアウタスライド4に連結されている。
【0020】
アウタスライド4の内部には、インナスライドガイド20により昇降自在に支持されるインナスライド6が設けられている。一方、アウタスライド4の内部に設けられたインナスライド駆動シリンダ9のロッド9aはインナスライド6に連結されている。
【0021】
また、コラム2には、アウタスライド4の位置を検出するアウタスライド位置検出装置14が設けられている。一方、アウタスライド4の内部には、インナスライド6の位置を検出するインナスライド位置検出装置15が設けられている。検出する測定値は、相対位置又は絶対位置の何れでもよい。なお、アウタスライド位置検出装置14及びインナスライド位置検出装置15には、リニアスケールが利用されている。
【0022】
アウタスライド4の下面には、ダイプレート5が着脱可能に設けられている。さらに、ダイプレート5には摺動部材21に昇降自在に支持されるプッシュピン13が設けられている。プッシュピン13の鍔部13aとダイプレート5間にはスプリング22が設けられている。プッシュピン13には、スプリング力により上方に力が加えられている。従って、プッシュピン13の上面は、インナスライド6の下面と当接している。ゆえに、インナスライド6が下降するとプッシュピン13もともに下降する。このようにして、プッシュピン13はインナスライド6の加圧力を伝達する。
【0023】
なお、ダイプレート5はプッシュピン13を付随して着脱できる。つまり、型交換を行った際にプッシュピン13の位置や本数が変更される場合、変更を予定するプッシュピン13を配した別のダイプレート5をあらかじめ用意しておくことで、より迅速な型交換を行うことができる。
【0024】
一方、アウタスライド4及びインナスライド6を共に前後を貫通するように、左右夫々にエコライズシャフト16が設けられている。エコライズシャフト16はインナスライド6に設けられた軸受17により支持される。エコライズシャフト16の両端にはピニオン11が設けられ、アウタスライド4に設けられたラック12と噛合する。
【0025】
次に、図3に本実施例における複動油圧プレスの油圧回路図を示す。
アウタスライド駆動回路50において、モータ52を動力源に持ちタンク53を有する可変容量形油圧ポンプ51は、アウタスライド駆動シリンダ8との間に閉回路を構成する。アウタスライド駆動シリンダ8の上部油室8bには、急速上昇下降を行う場合に油を排出又は流入するパイロットチェッキ弁54が設けられている。なお、排出された油はタンク53に戻される。
【0026】
インナスライド駆動回路60において、モータ62を動力源に持ちタンク63を有する可変容量形油圧ポンプ61と、インナスライド駆動シリンダ9の間には、流量制御弁64が設けられている。
【0027】
ここで、アウタスライド4及びインナスライド6の動作について説明する。
アウタスライド4を下降させる場合は、可変容量形油圧ポンプ51により上部油室8bに油を流入させる。このとき、下部油室8cの油は可変容量形油圧ポンプ51に流れ込み、そのまま可変容量形油圧ポンプ51により付勢された後、再度上部油室8bに流入する。
【0028】
また、アウタスライド4の速度、位置及び左右の平行度はフィードバック制御されている。すなわち、アウタスライド位置検出器14により検出した値に基き、図示しないアウタスライド制御装置にあらかじめ設定したアウタスライド4の速度、位置及び左右の平行度を目標値として、可変容量形油圧ポンプ51の流量を制御する。ここで、可変容量形油圧ポンプ51がアウタスライド駆動シリンダ8夫々に設けられているため、アウタスライド駆動シリンダ8を個々に制御することができる。よって、アウタスライド4の速度及び位置だけではなく、左右の平行度についても制御することが可能となる。
【0029】
アウタスライド4を上昇させる場合は、可変容量形油圧ポンプ51により下部油室8cに油を流入させる。ここで、アウタスライド4を急速上昇させる場合は、パイロットチェッキ弁54を開放し、上部油室8bの排出油量を増加させる。
【0030】
インナスライド6の上下動は、可変容量形油圧ポンプ61の圧油を流量制御弁64で切り替えることで行う。一方、インナスライド6の速度、位置及び平行度はフィードバック制御される。すなわち、インナスライド位置検出器15により検出した値に基き、図示しないインナスライド制御装置にあらかじめ設定したインナスライド6の速度、位置及び平行度を目標値として、流量制御弁64を切り替え制御する。また、流量制御弁64がインナスライド駆動シリンダ夫々に設けら れているため、インナスライド6の速度及び位置だけではなく、左右の平行度についても制御することが可能となる。
【0031】
また、インナスライド6が上昇及び下降する場合、ラック12と噛合するピニオン11が回動するとともにエコライズシャフトが回動する。このため、インナスライド6の前後の位置及び速度が同期される。よって、前後の平行度が維持される。
【0032】
さらに、インナスライド6が下降すると、プッシュピン13が下方へ押し出される。すると、プッシュピン13の下端は図示しない型内の、例えばパンチと当接し、材料を加工することができる。このように、プッシュピン13を介してインナスライド6の加圧力を伝達することができる。インナスライド6が上昇すると、スプリング22の反力によりプッシュピン13は上昇する。
【0033】
また図1において、複動プレス機械30には、ダンパシリンダ10が設けられている。ダンパシリンダ10のロッド10aの先端はインナスライド6の下面と当接している。ダンパシリンダ10には、図3に示すように、ダンパ回路70が接続されている。ダンパ回路70には、圧力検出器65、絞り弁71、オイルタンク73、及びダンパシリンダ10の使用を切り替える切り換え弁72が設けられている。
【0034】
インナスライド6が上死点にあるとき、ダンパシリンダ10の下部油室10bには油が充填されている。インナスライド6が下降すると、ロッド10aも共に下降する。このとき、下部油室10bは絞り弁によりある一定の圧力が保たれている。ここで、インナスライド6がブレークスルー現象により急激に下降する場合、ロッド10aも急激に下降しようとする。しかし、絞り弁71により下部油室10bからの排出が制限されるため、下部油室10bに高圧がかかる。よって、ロッド10aは下部油室10bにより高圧で支持されるので、インナスライド6の急激な下降が阻止され、ブレークスルー現象の発生が抑制される。
【0035】
ここで、本実施例では、アウタスライド位置検出装置14及びインナスライド位置検出装置15でリニアスケールを利用したが、他のセンサを用いることも可能である。
【0036】
また、本実施例では、可変容量形油圧ポンプ51の流量を制御することによりアウタスライド4を制御しているが、インナスライド駆動回路60のように、流量制御弁を用いて制御してもよい。すなわち、流量制御によりアウタスライド駆動シリンダ8を制御できる油圧回路であれば、その構成は問わない。インナスライド駆動回路60においても同様である。
【0037】
さらに、本実施例では、エコライズシャフト16、ピニオン11、ラック12を主な構成とする、平行度維持のための機械構造部材を前後に渡したが、左右に渡した場合においても同様に、左右の平行度を維持するという効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0038】
請求項1の発明では、かかる発明による複動油圧プレスにより、1つの材料に対して種々の塑性加工を行う型を利用することができる。また、エコライズシャフト、ピニオン、ラックを主な構成要素とする機械構造部材を設けることにより、インナスライドの前後、または左右方向の平行度を維持することができる。
【0039】
請求項2の発明では、アウタスライド位置検出装置で検出した値と既設定値に基いて、夫々のシリンダへ供給する油の流量を制御することで、アウタスライドの速度、位置及び左右の平行度を制御できる。また、インナスライド駆動シリンダへ供給する油の流量を制御することで、インナスライドの速度、位置を制御するとともに平行度を制御することができる。
【0040】
請求項3の発明では、アウタスライド下面に設けられ、プッシュピンを具備したダイプレートを脱着可能とした。従って、型交換にともなってプッシュピンの位置、本数が変更される 場合は、あらかじめ用意した別の、プッシュピンを具備し、金型に合った形状を持ったダイプレートを交換すればよい。また、型に合わせてダイプレートの形状を変更することで、種々の型に対応することができる。
【0041】
請求項4の発明では、ダンパシリンダを設けたことにより、ブレークスルー現象を抑制することができる。よって、作業環境や製品精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複動油圧プレス機械の正面図
【図2】本発明の複動油圧プレス機械のI―I断面図
【図3】本発明の複動油圧プレス機械の油圧回路図
【符号の説明】
1はクラウン、2はコラム、3はベッド、4はアウタスライド、5はダイプレート、6はインナスライド、7はボルスタ、8はアウタスライド駆動シリンダ、8aはロッド、8bは上部油室、8cは下部油室、9はインナスライド駆動シリンダ、9aはロッド、10はダンパシリンダ、10aはロッド、11はピニオン、12はラック、13はプッシュピン、14はアウタスライド位置検出装置、15はインナスライド位置検出装置、16はエコライズシャフト、17は軸受、18は複動スライド、19アウタスライドガイド、20はインナスライドガイド、21はプッシュピン13aは鍔部、22は摺動部材、23はスプリング、30は複動プレス機械、50はアウタスライド駆動回路、51は可変容量形油圧ポンプ、52はモータ、53はタンク、54はパイロットチェッキ弁、60はインナスライド駆動回路、61は可変容量形油圧ポンプ、62はモータ、63はタンク、64流量制御弁、65は圧力検出器、70はダンパ回路、71は絞り弁、72は切り換え弁、73はオイルタンクである。
以上
Claims (4)
- 複数のスライドが夫々別の駆動源を有する複動油圧プレス機械において、コラム(2)に設けられたアウタスライドガイド(19)により昇降自在にガイドされるアウタスライド(4)と、前記アウタスライド(4)内に設けられたインナスライドガイド(20)により昇降自在にガイドされるインナスライド(6)と、クラウン(1)部に設けられ、ロッド(8a)の先端を前記アウタスライド(4)と連結し、前記アウタスライド(4)を駆動するアウタスライド駆動シリンダ(8)と、前記アウタスライド(4)内に設けられ、ロッド(9a)の先端を前記インナスライド(6)と連結し、前記インナスライド(6)を駆動するインナスライド駆動シリンダ(9)と、前記アウタスライド(4)及び前記インナスライド(6)を前後または左右方向に貫通し、両端にピニオン(11)が設けられ、前記インナスライド(6)に設けられた軸受(17)により支持され、前記インナスライド(20)の前後または左右の速度と位置を等しく、平行度を維持するエコライズシャフト(16)と、前記アウタスライド(4)に設けられるラック(12)に前記ピニオン(11)が噛合することを特徴とする複動油圧プレス。
- 前記アウタスライド駆動シリンダ(8)及び前記インナスライド駆動シリンダ(9)は複数設けられるとともに、前記アウタスライド(4)の位置を検出する複数のアウタスライド位置検出装置(14)と、前記アウタスライド位置検出装置(14)で検出した検出値と既設定値を基に前記アウタスライド駆動シリンダ(8)に供給する流量を制御することで、前記アウタスライド(4)の速度、位置及び平行度を維持するように制御するアウタスライド制御装置と、前記インナスライド(6)の位置を検出する複数のインナスライド位置検出装置(15)と、前記インナスライド位置検出装置(15)で検出した検出値と既設定値を基に前記インナスライド駆動シリンダ(9)に供給する流量を制御することで、前記インナスライド(6)の速度、位置及び平行度を維持するように制御するインナスライド制御装置と、を更に有することを特徴とする、請求項1の複動油圧プレス。
- プッシュピン(13)を具備し、金型に合った形状を持ち、前記アウタスライド(4)下面に着脱可能に設けられ、前記アウタスライド(4)下面から着脱による交換で種々の金型に対応するダイプレート(5)と、前記ダイプレート(5)に設けられた摺動部材(22)により昇降自在に支持され、鍔部(13a)とダイプレート(5)上面間のスプリング(23)によりインナスライド(6)の下面と当接するよう上方に付勢され、インナスライド(6)とともに下降するプッシュピン(13)と、を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2の複動油圧プレス。
- 前記インナスライド(6)下方に設けられ、ダンパシリンダ(10)に結合する油圧回路に絞り弁(71)が設けられる前記ダンパシリンダ(10)と、を更に有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のうちいずれか1項の複動油圧プレス。
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