JP2001197526A

JP2001197526A - 試験装置

Info

Publication number: JP2001197526A
Application number: JP2000005655A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Kishida; 剛岸田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2000-01-14
Filing date: 2000-01-14
Publication date: 2001-07-19

Abstract

(57)【要約】【課題】ビデオ信号の表示結果の確認を目視にて行う
場合、微細なドットレベルのズレや輝度の僅かな違いを
判断することは非常に困難であり、表示の確認方法に問
題があった。【解決手段】被試験体のビデオ信号を書き込み用カウ
ンターにより各フレーム毎に番号付けを行って記憶器に
保管し、基準信号発生器の基準ビデオ信号を書き込み用
カウンターにより各フレーム毎に番号付けを行って記憶
器に保管し、記憶器に保管されたビデオ信号及び基準ビ
デオ信号を読み出し用カウンターの値に従い読み出し器
により順次読み出し、ビデオ出力と基準ビデオ出力を２
つの色の入力としてカラー表示装置にて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオ信号を表
示して確認する試験装置の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】テレビモニタへの画像を表示するための
ＥＩＡＳｔａｎｄａｒｄＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＰ
ｅｒｆｏｒｍａｎｃｅＳｔａｎｄａｒｄｓ−Ｍｏｎｏ
ｃｈｒｏｍｅＴｅｌｅｖｉｓｉｏｎＳｔｕｄｉｏ
ＦａｃｉｌｉｔｉｅｓＲＳ−１７０にて規定されてい
るビデオ信号を発生するためのビデオ信号発生器が正常
に動作していることを確認するための試験は、ビデオ信
号発生器より発生されたビデオ信号を実際にテレビモニ
タへ表示し、表示された画像に問題がないことを確認す
ることにより行われる。

【０００３】図３は、生成されたビデオ信号が正常であ
ることを確認するための従来の試験装置を示すものであ
り、１はビデオ信号出力を確認されるビデオ信号発生器
である被試験体、２は被試験体１より出力されるビデオ
信号、３は常に正常なビデオ信号を出力する基準信号発
生器、４は基準信号発生器より出力される基準ビデオ信
号、５はビデオ信号２及び基準ビデオ信号４を表示する
表示装置、６は表示装置５の表示を確認する作業者であ
る。

【０００４】従来の試験装置は上記のように構成され、
例えば被試験体１より出力されたビデオ信号２は、表示
装置５により画像として表示される。基準信号発生器３
は被試験体１が正常な場合出力すべき信号を出力し、出
力された基準ビデオ信号４は表示装置５により画像とし
て表示される。作業者６は、表示装置５のビデオ信号２
の画像表示と、基準ビデオ信号４の表示を比較し、ビデ
オ信号２の表示が基準ビデオ信号４の表示と同じであれ
ば、被試験体１が正常であると判断し、ビデオ信号２の
表示が基準ビデオ信号４の表示に違いがある場合、異常
と判断する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の試
験装置では、作業者６が目視にてビデオ信号２と基準ビ
デオ信号４を比較するため、微細なドットレベルのズレ
や輝度の僅かな違いを判断することは非常に困難であ
り、これらの確認を行うためには多くの時間が必要であ
り試験効率が大幅に低下していた。また、目視による確
認では見落とし等の人為的な誤りが発生し易く、短時間
にて精度良く試験する装置が待望されていた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】第一の発明においては、
被試験体のビデオ信号を書き込み用カウンターにより各
フレーム毎に番号付けを行って記憶器に保管し、基準信
号発生器の基準ビデオ信号を書き込み用カウンターによ
各フレーム毎に番号付けを行って記憶器に保管し、記憶
器に保管されたビデオ信号及び基準ビデオ信号を読み出
し用カウンターの値に従い読み出し器により順次読み出
し、ビデオ出力と基準ビデオ出力を２つの色の入力とし
てカラー表示装置にて表示するものである。

【０００７】また、第二の発明においては、被試験体及
び基準信号発生器の赤、緑、青の三色のビデオ信号を各
々記憶器に保管し、読み出し器により順次読み出し三色
を別々のカラー表示装置にて表示するものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
実施の形態１を示すもので、１〜４，６は上記従来装置
と全く同一のものである。７はビデオ信号２を画面毎に
保管する記憶器、８は記憶器７の保管のための番号をカ
ウントするための書き込み用カウンター、９は書き込み
用カウンター８にてカウントされる画像番号、１０は基
準ビデオ信号４を画面毎に保管する記憶器、１１は記憶
器１０の保管のための番号をカウントするための書き込
み用カウンター、１２は書き込み用カウンター１１にて
カウントされる画像番号、１３は記憶器７及び記憶器１
０から読み出す画面番号をカウントする読み出し用カウ
ンター、１４は読み出し用カウンターにてカウントされ
る画像番号、１５は画像番号１４に従い記憶器７より読
み出されるビデオ信号、１６は画像番号１４に従い記憶
器１０より読み出される基準ビデオ信号、１７はビデオ
信号１５及び基準ビデオ信号１６を読み出す読み出し
器、１８は読み出し器１７に読み出されたビデオ信号、
１９は読み出し器１７に読み出された基準ビデオ信号、
２０は赤緑青のビデオ入力からカラー画像を表示するカ
ラー表示装置である。

【０００９】上記のように構成された試験装置において
は、被試験体１より出力されたビデオ信号２は、書き込
み用カウンター８にてカウントされる画像番号９に従い
記憶器７に保管される。また、基準信号発生器３より出
力された基準ビデオ信号４は、書き込み用カウンター１
１にてカウントされる画像番号１２に従い記憶器１０に
保管される。そして、読み出し用カウンター１２にてカ
ウントされる画像番号１４に従い読み出し器１７は記憶
器７及び記憶器１０より保管されたビデオ信号１５及び
基準ビデオ信号１６を読み出し、カラー表示装置２０の
異なる２つの色の入力（赤と青、青と緑又は緑と赤）に
ビデオ信号１８と基準ビデオ信号１９を各々入力する。
この時、カラー表示装置２０に入力されるビデオ信号１
８と基準ビデオ信号１９は、画面番号毎に同期のとれた
ものとなるため、被試験体１が正常な場合、ビデオ信号
１８と基準ビデオ信号１９は同じ信号となる。カラー表
示装置２０の異なる２つの色の入力に同等のビデオ信号
が入力された場合、カラー表示装置２０には、２つの色
が合成された色が表示される。もし、被試験体１に異常
がある場合、ビデオ信号１８には基準ビデオ信号１９と
異なる部分が発生し、その異常な信号に対応した部分の
みカラー表示装置２０に表示された色が変化する。作業
者６はこの色の変化を確認することにより、被試験体１
からのビデオ信号２が、基準信号発生器３の基準ビデオ
信号４と同じであるか判定することが可能となり、上記
判定結果より被試験体１が正常であるかの判定を行うこ
とができる。

【００１０】実施の形態２．図２はこの発明の実施の形
態２を示すもので、１，３，６，２０は上記従来装置と
全く同一のものである。２１は被試験体１からの赤ビデ
オ信号、２２は被試験体１からの緑ビデオ信号、２３は
被試験体１からの青ビデオ信号、２４は基準信号発生器
３からの赤基準ビデオ信号、２５は基準信号発生器３か
らの緑基準ビデオ信号、２６は基準信号発生器３からの
基準青ビデオ信号、２７は図１中の点線で囲まれた部分
を示す同期部である。

【００１１】上記のように構成された試験装置において
は、被試験体１からのカラービデオ信号出力を赤ビデオ
信号２１、緑ビデオ信号２２及び青ビデオ信号２３に分
離して各々のビデオ信号を基準信号発生器３からの赤基
準ビデオ信号２４、緑基準ビデオ信号２５及び青基準ビ
デオ信号２６に対して同期部２７にて画面毎に同期のと
れた信号としてカラー表示装置２０に赤ビデオ信号２
１、緑ビデオ信号２２及び青ビデオ信号２３別々に表示
する。作業者６は、各色毎の被試験体１からのビデオ信
号と基準信号発生器３からの基準ビデオ信号のカラー表
示装置２０に表示された色を確認することにより、カラ
ービデオ信号を発生する被試験体においても試験を行う
ことができる。

【００１２】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１３】画面番号毎に記憶器に保管された、被試験
体のビデオ信号と基準信号発生器のビデオ信号を同期を
とりながら読み出し、上記同期のとれた２つのビデオ信
号をカラー表示装置にて別々の色の入力信号として表示
することにより、被試験体のビデオ信号出力と基準信号
発生器からの基準ビデオ信号との相違点を色の違いとし
て表示することができる。

【００１４】また、被試験体の赤ビデオ信号、緑ビデオ
信号及び青ビデオ信号を別々に基準信号発生器の赤基準
ビデオ信号、緑基準ビデオ信号及び青基準ビデオ信号に
対して表示することにより、カラービデオ信号に対して
も基準ビデオ信号との相違点を色の違いとして表示する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１を示すブロック図で
ある。

【図２】この発明の実施の形態２を示すブロック図で
ある。

【図３】従来の試験装置を示すブロック図である。

【符号の説明】

１被試験体、２ビデオ信号、３基準信号発生器、
４基準ビデオ信号、５表示装置、６作業者、７
記憶器、８書き込み用カウンター、９画像番号、１
０記憶器、１１書き込み用カウンター、１２画像
番号、１３読み出し用カウンター、１４画像番号、
１５ビデオ信号、１６基準ビデオ信号、１７読み
出し器、１８ビデオ信号、１９基準ビデオ信号、２
０カラー表示装置、２１赤ビデオ信号、２２緑ビ
デオ信号、２３青ビデオ信号、２４赤ビデオ信号、
２５緑ビデオ信号、２６青ビデオ信号、２７同期
部。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被試験体からのビデオ信号を記憶する第
１の記憶器と、上記ビデオ信号を上記第１の記憶器へ記
憶するための画像番号をカウントする書き込み用カウン
ターと、基準信号発生器からの基準ビデオ信号を記憶す
る第２の記憶器と、上記基準ビデオ信号を上記第２の記
憶器へ記憶するための画像番号をカウントする書き込み
用カウンターと、上記第１、第２の記憶器に記憶された
ビデオ信号と基準ビデオ信号を読み出す読み出し器と、
読み出すための画像番号をカウントするための読み出し
用カウンターと、上記読み出し器にて読み出されたビデ
オ信号と基準ビデオ信号を各々別々の色ビデオ入力へ入
力して画像表示を行う画像表示部とを備えたことを特徴
とする試験装置。
【請求項２】被試験体からの赤ビデオ信号、緑ビデオ
信号、青ビデオ信号に対して、各々基準信号発生器から
の赤基準ビデオ信号、緑基準ビデオ信号、青基準ビデオ
信号を画像表示部にて表示することを特徴とする請求項
１記載の試験装置。