JPS5922268B2

JPS5922268B2 - 文字や図形等のパタ−ン照合装置

Info

Publication number: JPS5922268B2
Application number: JP51073663A
Authority: JP
Inventors: 正範長田; 太郎渡辺
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1976-06-21
Filing date: 1976-06-21
Publication date: 1984-05-25
Also published as: JPS52155922A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、紙面上の文字や図形等のパターンと記憶パ
ターンとを重ね合わせて照合する文字や図形等のパター
ン照合装置に関する。

従来のパターン照合装置は、紙面上の文字や図形等のパ
ターンと記憶パターンとを照合するのにいずれか一方の
パターンを白黒反転させて他方に重ね合わせて表示する
ものであつた。

そして、照合者は、表示を見て白色部分がないかどうか
によつて両パターンが一致するかどうかを見ていた。こ
れによれば、わずかの白色部分を′見落とす可能性があ
つた。しかも、１回の反転では太さの異なる文字や図形
等を異なるものとして検出することができない場合が発
生するので、先に白黒反転しなかつた方のパターンを反
転して他方に重ね合わせるという２回の反転が必要であ
つた。この発明は、２回の白黒反転をする必要がなく、
しかも両パターンの相違部分の見落しの可能性が少ない
文字や図形等のパターン照合装置を提供することを目的
とする。

この目的を達成するため、この発明においては、テレビ
カメラから得られる映像信号と記憶手段から読出した基
準映像信号とを重ね合わせるように位置合わせをした後
目視判別できる所定の時間ごとにブラウン管に交互に供
給するようにしている。

したがつて、両映像（パターン）の異なる部分のみがち
らちらし、すぐに相違点が目視でき、相違点の見落しが
少ない。以下、この発明の一実施例である印鑑照合装置
について、図面を参照して説明する。

第１図および第２図は、印鑑照合装置のブロック図であ
る。１〜３は、それぞれ窓口装置、制御装置、コア記憶
装置である。

窓口装置１には、テレビカメラ１１が設けられていて、
台１２の所定位置に置かれた用紙の所定位置に押されて
いる印影を撮影するようになつている。１３は、３点ス
イッチで、窓口装置１を使用しないときには中央に保持
され、窓口装置１を使用して印影を記憶装置３に記憶（
登録）するときには上に倒され、記憶装置３に記憶され
ている印影（映像）を基準として台１２上に置かれた印
影が基本印影と一致するかどうかの印鑑照合を行なうと
きには下に倒される。

１４は、キー入力装置で、印鑑登録あるいは印鑑照合時
に操作される。

１５は、登録印鑑の映像（基準映像）と被照合印鑑の映
像とを重ね合わせて表示するためのブラウン管である。

１６〜１８は、テレビカメラ１１で撮影した映像を水平
方向および垂直方向に移動させたり、回転させたりして
位置を合わせるためのダイヤルである。

１９は、映像の位置合わせ時に操作されるスイツチであ
る。

印鑑登録を行なう場合には、まず、登録する印影を押し
た紙を台１２上に置き、スイツチ１３を上に倒し、キー
入力装置１４を介して口座番号を入力する。入力された
口座番号は、制御装置２内の図示しないレジスタに一時
ストアされる。口座番号がスイアされると、制御装置２
は、テレビカメラ１１を駆動する。テレビカメラ１１は
、台１２上に置かれた用紙上の印影を撮影する。撮影さ
れた映像は、たとえば、白色を「１］、黒色を「Ｏ］と
したデイジタル信号に変換され、制御装置２内の図示し
ないバツフアレジスタに一時ストアされる。次に制御装
置２は、レジスタにストアされている口座番号で記憶装
置３のアドレスを指定してバツフアレジスタにストアさ
れている映像信号を記憶装置３に記憶させる。

これによつて、印鑑登録を終了する。なお、バツフアレ
ジスタの記憶容量および記憶装置３の一口座当りの記憶
容量は、テレビカメラで撮影する画面の水平方向の絵素
の数と垂直方向の絵素の数との積すなわち一画面の絵素
の数に等しい容量が必要である。印鑑照合を行なう場合
には、印影を押した紙を台１２上に置き、スイツチ１３
を下に倒し、キー入力装置１４を介して口座番号を入力
する。

入力された口座番号は、制御装置２内の図示しないレジ
スタに一時ストアされる。口座番号がストアされると、
制御装置２は、ストアされた口座番号で記憶装置３をア
クセスしてレジスタ２１に基準映像信号を読出す。レジ
スタ２１の記憶容量は、記憶装置３の一口座当りの容量
に等しく、一画面分の記憶容量に該当する。制御装置２
は、基準映像信号をレジスタ２１にセツトした後、発振
器２２を駆動する。発振器２２は、高速度で発振してパ
ルスを走査回路２３およびカウンタ２４に供給する。

走査回路２３は、発振器２２からのパルスを受信し、テ
レビカメラ１１あるいはレジスタ２１の記憶出力を走査
するとともに、受像装置２０内のブラウン管１５上の結
像位置を指定する信号を出す。テレビカメラ１１が走査
回路２３によつて走査される場合には、発振器２２から
１パルスを出すごとに１絵素が選択され、たとえばその
絵素が印影の部分に該当しておればテレビカメラ１１か
ら１０」が送出され、該当していなければテレビカメラ
１１から信号「１」が送出される。テレビカメラ１１に
よる印影の撮影とブラウン管１５上への表示とは、走査
回路２３によつて同期がとられ、各絵素が対応してブラ
ウン管１５上に表示される。レジスタ２１の記憶出力が
走査される場合には、発振器２２が１パルスを出すごと
に１ビツトずつレジスタ２１から信号が送出され、同様
に受像装置２０に供給され、ブラウン管１５上に基準映
像が表示される。記憶装置３から読出した基準映像とテ
レビカメラ１１で撮影した映像とを重ねるための位置合
わせは、種々の方法で行なうことができる。

たとえば、用紙上の押印位置および台１２上に用紙を置
く位置を厳密に規定しておいたり、自動的に映像信号と
基準信号との特徴（たとえばテレビカメラ１１およびレ
ジスタ２１から出る最初の「Ｏ」信号の時間差）を検出
してレジスタ２１の記憶値をシフトしたりすることによ
つて位置合わせを行なうことができる。ここでは、基準
映像とテレビカメラ１１で撮影した映像とをブラウン管
１５上に表示し、ダイヤル１６，１７，１８の操作によ
つて映像位置を変更し、基準映像に重ね合わせることと
する。このため、スイツチ１９が操作され、信号Ａが出
される。信号Ａはオア回路２５を介してゲート回路２６
を開き、オア回路２７を介してゲート回路２８を開く。
これによつて、テレビカメラ１１およびレジスタ２１が
走査回路２３によつて走査され、テレビカメラ１１およ
びレジスタ２１の出力信号がオア回路２９を介して受像
装置２０に供給され、映像および基準映像が同時にブラ
ウン管１５上に表示されるようになる。位置合わせが終
了すると、スイツチ１９がもとの状態にもどされ、信号
Ａが出なくなり、カウンタ２４およびＴフリツプフロツ
プ３０からなる切替手段によつてブラウン管１５上の表
示が制御されるようになる。

カウンタ２４は、発振器２２からのパルスを所定の個数
（一画面の絵素の数の１５〜３０倍程度）を計数するご
とに１パルスを出し、Ｔフリツプフロツプ３０のＴ入力
端子に供給する。Ｔフリツプフロツプ３０は、ＴＯ入力
端子が正電源に接続されているため、Ｔ入力端子にパル
スを受けるごとに出力を反転し、オア回路２５を介して
ゲート回路２６を開いたり、オア回路２７を介してゲー
ト回路２８を開いたりする。ゲート回路２６あるいは２
８が開いている間に、走査回路２３はテレビカメラ１１
あるいはレジスタ２１の記憶値を１５〜３０．回位繰り
返えして走査する。したがつて、基準映像信号および映
像信号がレジスタ２１およびテレビカメラ１１からオア
回路２９を介して一定時間（０，２５〜０．５秒程度）
ごとに交互に受像装置２０に供給され、登録印影および
被照合印影が交互にブラウン管１５上に表示される。ブ
ラウン管１５上の印影が静止していれば、登録印影と被
照合印影とが一致することを意味し、印影部分にちらつ
きがあればその部分が相違することになる。以上の実施
例において、基準映像と撮影した映像とを重ね合わせる
のに白を白、黒を黒に重ね合わせているが、記憶装置３
に基準映像を白黒反転した状態で記憶しておき、撮影し
た映像の白を基準映像の黒に重ね、映像の黒を基準映像
の白に重ねても、相違点がちらつきとなつて表われるの
で、相違点を見落す可能性が低くなる。

また、以上の実施例では、記憶装置３としてコア記憶装
置を用いているが、ビデオテープおよびビデオテープレ
コーダ、あるいはビデオデイスクおよびビデオデイスク
レコーダであつてもよい。

マイクロフイルムおよび映写機であつてもよい。この場
合、マイクロフイルムの映写機の前に別のテレビカメラ
を設置し、走査回路２３によつてマイクロフイルム像を
走査するようにしてもよい。以上詳細に説明したように
、この発明に係る文字や図面等のパターン照合装置によ
れば、基準映像と被照合映像とがブラウン管土で重ね合
わされ、両映像が一致しておればその表示は静止して見
え、両映像に不一致部分があればその部分の表示がちら
ついて見える。したがつて、両映像のわずかな相違部分
も非常に良く目立つので、両映像の一致・不一致の照合
判定が一目瞭然にかつ的確に行なえるようになる。また
この発明では、カラーブラウン管に比べてはるかに安価
な白黒ブラウン管を用いれば良く、それでも充分に目的
が達成できるので、装置全体を安価に構成することがで
きるという特徴もある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、印鑑照合装置のプロツク図であ
る。１：窓口装置、２：制御装置、３：記憶装置、１１：テ
レビカメラ、１４：キ一入力装置、１５：ブラウン管、
１６〜１８：ダイヤル、１９：スイツチ、２０：受像装
置、２１：レジスタ、２４：カウンタ、３０：Ｔフリツ
プフロツプ。

Claims

【特許請求の範囲】

１文字や図形等を撮影するテレビカメラと、あらかじ
め撮影しておいた文字や図形等を基準映像として記憶し
ている記憶手段と、この記憶手段から特定の基準映像を
基準映像信号として選出するための入力手段と、この入
力手段の操作によつて前記記憶手段から選出した前記基
準映像および前記テレビカメラで撮影した映像を表示す
るためのブラウン管と、前記映像と前記基準映像とを重
ね合わせるための位置合わせ手段と、前記テレビカメラ
から得られる映像信号と前記基準映像信号とを目視判別
できる所定の時間ごとに前記ブラウン管に交互に供給す
る切替手段とを有する文字や図形等のパターン照合装置
。