JP2001196963A - 送受信機 - Google Patents

送受信機

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JP2001196963A
JP2001196963A JP2000000908A JP2000000908A JP2001196963A JP 2001196963 A JP2001196963 A JP 2001196963A JP 2000000908 A JP2000000908 A JP 2000000908A JP 2000000908 A JP2000000908 A JP 2000000908A JP 2001196963 A JP2001196963 A JP 2001196963A
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Shinji Yamada
慎二 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の送受信機は、受信機と送信機の原振周波
数発生器が同一であり、周波数逓倍器の逓倍次数を整数
又は簡単な分数にとると、送信機の逓倍次数の制約が大
きく、また、逓倍による位相雑音の悪化が顕著である。 【解決手段】 位相検波器21、低域フィルタ22及び
電圧制御発振器23は、PLL回路を構成し、電圧制御
発振器23の出力発振周波数信号は、周波数変換器11
の出力中間周波数信号に位相同期した信号となる。ま
た、電圧制御発振器23の出力発振周波数信号は、周波
数逓倍器24で逓倍されて送信信号として出力されるた
め、送信信号も中間周波数信号に位相同期した信号とな
る。従って、受信信号と送信信号も位相同期することと
なり、コヒーレント送受信機が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送受信機に係り、特
に受信信号と送信信号をコヒーレントする必要がある送
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の送受信機の一例のブロック
図を示す。同図において、受信機10は受信信号が周波
数変換器11に供給され、ここで電圧制御発振器16の
出力発振周波数信号を周波数逓倍器12によりM逓倍し
て得られた局部発振信号と周波数変換されることによ
り、中間周波数信号とされた後、位相検波器13に供給
される。位相検波器13は周波数変換器11から出力さ
れた中間周波数信号と、電圧制御発振器16の出力発振
周波数信号を周波数逓倍器14によりN逓倍して得られ
た中間周波数と同じ周波数の信号との位相差を検波し、
その位相誤差信号を低域フィルタ15を通して電圧制御
発振器16に制御電圧として印加する。
【0003】これにより、位相検波器13、低域フィル
タ15、電圧制御発振器16及び周波数逓倍器14から
なる一巡のフィードバックループは位相同期ループ(P
LL)回路を構成し、周波数逓倍器14の出力信号の位
相が、周波数変換器11から出力された中間周波数信号
の位相に同期するように、電圧制御発振器16の出力発
振周波数が可変制御される。
【0004】また、送信機30は周波数逓倍器31より
なり、電圧制御発振器16の出力発振周波数信号を周波
数逓倍器31でP逓倍した送信信号を出力する。この送
信信号は電圧制御発振器16の出力発振周波数信号を周
波数逓倍器31でP逓倍した周波数であり、一方、受信
信号は電圧制御発振器16の出力発振周波数信号を周波
数逓倍器12でM逓倍した周波数と一定の中間周波数と
の和又は差の周波数の信号であるから、送信信号と受信
信号とは一定の周波数比の関係、すなわちコヒーレント
の関係にある。
【0005】このような受信信号と送信信号がコヒーレ
ントの関係にある送受信機は、一般にコヒーレント送受
信機と呼ばれ、例えば人工衛星に対して地上局から所定
の第1の周波数の送信信号を送信し、これを受信した人
工衛星が受信信号周波数(すなわち、地上局の送信信号
周波数)を所定の第2の周波数に変換して地上局へ送り
返すシステムの、地上局での送受信機として用いられ、
送受信機では図3では説明を省略したが送信信号の位相
と受信信号の位相との位相差などから地上局と人工衛星
との距離の測定などを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の送受信機は、受信機10の原振周波数発生器と送信機
30の原振周波数発生器とが、それぞれ電圧制御発振器
16で同一であり、周波数逓倍器12、14、31の逓
倍次数を整数又は簡単な分数にとると、送信信号周波数
と受信信号周波数との比であるコヒーレント比が定めら
れているために、送信機30の逓倍次数の制約が大きい
という問題がある。
【0007】また、上記の従来の送受信機は、電圧制御
発振器16の出力発振周波数(原振周波数)が2GHz
帯である送受信機の場合は、受信周波数の1/100以
下、7GHz帯の送受信機では受信周波数の1/700
以下と低く、送信周波数までの逓倍には大きな逓倍次数
が必要とされ、逓倍による位相雑音の悪化が顕著である
という問題もある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
送信機の逓倍の自由度を高め得る送受信機を提供するこ
とを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、逓倍次数を低
減し送信信号の位相雑音を低減し得る送受信機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、受信機で受信する受信信号の周波数と送信
機から送信する送信信号の周波数とが、それぞれ定めら
れた一定の周波数比関係にある送受信機において、受信
機は、受信機の原振周波数の信号を発生する第1の可変
周波数発振器を含む第1の位相同期ループ回路と、第1
の可変周波数発振器から出力された受信機の原振周波数
の信号から生成した局部信号と受信信号とを周波数変換
して所望の中間周波数の中間周波数信号を生成して第1
の位相同期ループ回路に入力する周波数変換手段とを備
え、送信機は、周波数変換手段から出力された中間周波
数信号が入力され、中間周波数信号に位相同期した送信
機の原振周波数の信号を発生する第2の可変周波数発振
器を含む第2の位相同期ループ回路と、第2の可変周波
数発振器から出力された送信機の原振周波数の信号を周
波数逓倍して送信信号を生成して出力する送信用周波数
逓倍器とを備える構成としたものである。
【0011】この発明では、送信機の原振周波数の信号
は、第2の位相同期ループ回路に入力される中間周波数
信号に位相同期した信号となる。また、送信機の原振周
波数の信号は、送信用周波数逓倍器で周波数逓倍されて
送信信号として出力されるため、送信信号も中間周波数
信号に位相同期した信号となる。従って、受信信号と中
間周波数信号及び中間周波数信号と送信信号がそれぞれ
位相同期していることから、受信信号と送信信号も位相
同期することとなり、コヒーレント送受信機が構成され
ることとなる。
【0012】また、本発明は上記の目的を達成するため、
周波数変換手段は、第1の可変周波数発振器から出力さ
れた受信機の原振周波数の信号をM(Mは自然数)逓倍
して局部信号を出力する第1の周波数逓倍器と、受信信
号と局部信号との周波数変換を行って中間周波数信号を
生成する周波数変換器とよりなり、送信用周波数逓倍器
は送信機の原振周波数の信号をP(Pは自然数)逓倍し
て送信信号を生成する第2の周波数逓倍器であることを
特徴とする。
【0013】ここで、送信機の原振周波数は、受信機の
原振周波数よりも高い周波数に設定されていてもよい。
この場合は、送信機の原振周波数を受信機の原振周波数
よりも高くすることにより、送信信号周波数を発生する
ための、送信用周波数逓倍器の逓倍次数を抑えることが
できる。
【0014】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、受信機で受信する受信信号の周波数と送信機から送
信する送信信号の周波数とが、それぞれ定められた一定
の周波数比関係にある送受信機において、受信機は、受
信機の原振周波数の信号を発生する第1の可変周波数発
振器と、受信機の原振周波数の信号から生成した局部信
号と受信信号とを周波数変換して所望の中間周波数の中
間周波数信号を生成する周波数変換手段と、中間周波数
信号と受信機の原振周波数の信号から生成した中間周波
数信号と同一周波数の検波用信号との位相差を検波して
位相誤差信号を生成する第1の位相検波手段と、第1の
位相検波手段から出力された位相誤差信号の所定周波数
成分を第1の可変周波数発振器へ制御信号として帰還入
力して第1の位相同期ループ回路を構成する第1のフィ
ルタとを備え、送信機は、送信機の原振周波数の信号を
発生する第2の可変周波数発振器と、周波数変換手段か
ら出力された中間周波数信号の信号と第2の可変周波数
発振器から出力された送信機の原振周波数の信号との位
相差を検波して位相誤差信号を生成する第2の位相検波
手段と、第2の位相検波手段から出力された位相誤差信
号の所定周波数成分を第2の可変周波数発振器へ制御信
号として帰還入力して第2の位相同期ループ回路を構成
する第2のフィルタと、送信機の原振周波数の信号を周
波数逓倍して送信信号を生成して出力する送信用周波数
逓倍器とを備える構成としたものである。
【0015】この発明では、送信機の原振周波数の信号
は、第2の位相同期ループ回路に入力される中間周波数
信号に位相同期した信号となる。また、送信機の原振周
波数の信号は、送信用周波数逓倍器で周波数逓倍されて
送信信号として出力されるため、送信信号も中間周波数
信号に位相同期した信号となる。従って、受信信号と中
間周波数信号及び中間周波数信号と送信信号がそれぞれ
位相同期していることから、受信信号と送信信号も位相
同期することとなり、コヒーレント送受信機が構成され
ることとなる。
【0016】ここで、周波数変換手段は、第1の可変周
波数発振器から出力された受信機の原振周波数の信号を
M(Mは自然数)逓倍して局部信号を出力する第1の周
波数逓倍器と、受信信号と局部信号との周波数変換を行
って中間周波数信号を生成する周波数変換器とよりな
り、第1の位相検波手段は、第1の可変周波数発振器から
出力された受信機の原振周波数の信号をN(Nは自然
数)逓倍して検波用信号を出力する第2の周波数逓倍器
と、中間周波数信号と検波用信号との位相差を検波して
位相誤差信号を出力する第1の位相検波器とよりなり、
送信用周波数逓倍器は送信機の原振周波数の信号をP
(Pは自然数)逓倍して送信信号を生成する第3の周波
数逓倍器であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる送受信機の
一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図3と同一構
成部分には同一符号を付してある。図1に示す本実施の
形態は、従来の送受信機と同じ構成の受信機10と、従
来とは異なる構成の送信機20とから構成されており、
送信機20は、周波数変換器11から出力された中間周
波数信号が入力される周波数変換器21と、低域フィル
タ22と、低域フィルタ22から出力された信号により
発振周波数が制御される電圧制御発振器23と、電圧制
御発振器23の出力発振周波数をP逓倍して送信信号を
出力する周波数逓倍器24とより構成されている。
【0018】次に、この実施の形態の動作について説明
する。受信機10I入力された受信信号は、周波数変換
器11において周波数逓倍器12からの局部発振信号と
の周波数変換により、所定の中間周波数の中間周波数信
号に変換された後、位相検波器13に供給され、ここで
周波数逓倍器14から出力された中間周波数と同じ周波
数の信号との位相差が検波される。位相検波器13から
出力された位相誤差信号は、低域フィルタ15で高周波
数成分が除去されてから電圧制御発振器16に制御電圧
として印加され、その出力発振周波数を制御する。
【0019】電圧制御発振器16の出力発振周波数信号
は、周波数逓倍器12及び14に供給されてそれぞれM
逓倍、N逓倍された後、周波数変換器11及び位相検波
器14に供給される。これにより、位相検波器13、低域
フィルタ15、電圧制御発振器16及び周波数逓倍器1
4からなる一巡のフィードバックループが位相同期ルー
プ(PLL)回路を構成し、電圧制御発振器16の出力
発振周波数信号が、周波数変換器11から出力される中
間周波数信号に位相同期した信号となる。
【0020】また、上記の周波数変換器11から出力さ
れた中間周波数信号は、送信機20内の位相検波器21
に供給され、ここで電圧制御発振器23の出力発振周波
数信号と位相比較され、それらの位相差に応じた位相誤
差信号に変換される。この位相誤差信号は、低域フィル
タ22で高周波数成分を除去され、周波数制御電圧とし
て電圧制御発振器23に入力され、その出力発振周波数
を可変制御する。
【0021】これにより、位相検波器21、低域フィル
タ22及び電圧制御発振器23からなる一巡のフィード
バックループは、PLL回路を構成し、電圧制御発振器
23の出力発振周波数信号は、中間周波数信号に位相同
期した信号となる。また、電圧制御発振器23の出力発
振周波数信号は、周波数逓倍器24でP逓倍されて送信
信号として出力されるため、送信信号も中間周波数信号
に位相同期した信号となる。従って、受信信号と中間周
波数信号及び中間周波数信号と送信信号がそれぞれ位相
同期していることから、受信信号と送信信号も位相同期
することとなり、コヒーレント送受信機が構成されるこ
ととなる。
【0022】これにより、この実施の形態では、受信信号
の周波数(受信周波数)と送信信号の周波数(送信周波
数)が以下の表1に示す場合においても、中間周波数を
適当に選ぶことにより、送信機20の電圧制御発振器2
3の出力発振周波数(送信機の原振周波数)を受信機1
0の電圧制御発振器16の出力発振周波数(受信機の原
振周波数)を互いに異なる値に設定でき、送信機構成の
自由度を高めることができる。
【0023】
【表1】
【0024】また、送信機の原振周波数を受信機の原振
周波数よりも高くすることにより、送信信号周波数を発
生するための、周波数逓倍器24の逓倍次数を表1に示
すように抑えることができ、結果として受信機の原振周
波数を逓倍して送信信号を発生した場合の位相雑音より
も、本実施の形態の方が送信信号の位相雑音を低減する
ことができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図2
は本発明の一実施例のブロック図を示す。同図中、図1と
同一構成部分には同一符号を付してある。この実施例
は、M=191、N=30、P=8とした例である。い
ま、受信機10に周波数frxの受信信号が入力されて
いるとする。この受信周波数frxの受信信号は、周波
数変換器11で周波数逓倍器12からの局部発振信号と
周波数変換されるが、この局部発振信号の周波数fl1
は、電圧制御発振器16の出力発振周波数信号を周波数
逓倍器12により191(=M)逓倍したものであるの
で、電圧制御発振器16の出力発振周波数信号(受信機
の原振周波数)fv1をfoとすると、fl1は191
foとなり、周波数変換器11から出力される中間周波
数信号の周波数fifは、(frx−191fo)とな
る。
【0026】この中間周波数信号は、位相検波器13に
おいて周波数逓倍器14からの信号との位相差が検波さ
れるが、この周波数逓倍器14の出力信号周波数fdl
は、電圧制御発振器16の出力発振周波数信号(受信機
の原振周波数)fv1(=fo)を30(=N)逓倍し
たものであるので、周波数fdlは30foである。
【0027】位相検波器13の出力位相誤差信号は、低
域フィルタ15を介して周波数制御電圧として電圧制御
発振器16に負帰還され位相同期ループを構成するた
め、周波数fdlと中間周波数fifとは常に同一周波
数となるように電圧制御発振器16の出力発振周波数
(受信機の原振周波数)fv1が制御される。その結
果、受信周波数frxと受信機の原振周波数fv1(=
fo)との関係は、 frx=fif+191fo=30fo+191fo =221fo となる。
【0028】一方、中間周波数信号は送信機20内の位
相検波器21においても、電圧制御発振器23の出力発
振周波数(送信機の原振周波数)fv2と位相検波され
て位相誤差信号に変換された後、低域フィルタ22を介
して周波数制御電圧として電圧制御発振器23に負帰還
され位相同期ループを構成するため、中間周波数fif
と常に同一周波数となるように電圧制御発振器23の出
力発振周波数(送信機の原振周波数)fv2が制御され
る。
【0029】この送信機の原振周波数fv2(=fi
f)は、周波数逓倍器24により8(=P)逓倍されて
周波数ftxの送信信号とされるため、送信周波数ft
xは ftx=8fv2=8fif=240fo となる。以上の実施例は表1に示した例1の場合であ
り、このようにして、受信信号と送信信号の周波数比が2
21:240のコヒーレント送受信機を実現できる。上
記と同様にして、表1の他の例も実現できる。すなわち、
表1の例2はM=209、N=12、P=20の例、例
3はM=729、N=20、P=44の例、例4はM=
741、N=8、P=110の例である。
【0030】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば周波数変換器11や位相検波
器21に供給される局部発振信号は、所要の周波数であ
ればよく、整数倍以外の周波数逓倍、すなわち、Y/X倍
(ただし、X及びYは、Y>Xなる関係にある2以上の
整数)の周波数逓倍を行う周波数逓倍器を用いて生成す
ることも可能である。また、電圧制御発振器として、こ
れ以外の制御信号により出力発振周波数が可変できるす
べての可変周波数発振器を用いることができる。
【0031】また、他のコヒーレント比の場合や、例え
ば受信機側の周波数変換器が複数段で構成されている場
合、送信機側にも周波数変換器、周波数逓倍器が存在する
場合などの、より複雑な構成の送受信機の場合にも本発
明を適用することができる。また、周波数逓倍器の代わ
りに、周波数逓倍器入力信号を基準周波数とした位相同
期型発振器を用いた場合においても適用することができ
る。更に、A/D変換回路等を用い、構成部の一部あるい
はすべてをディジタル信号処理した場合でも同様の効果
を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号と中間周波数信号及び中間周波数信号と送信信
号がそれぞれ位相同期していることから、受信信号と送
信信号が中間周波数信号を介在させて互いに位相同期す
るコヒーレント送受信機を構成しているため、中間周波
数を適当に選ぶことにより、送信機の原振周波数と受信
機の原振周波数を互いに異なる値に設定でき、よって送
信機構成の自由度を高めることができる。
【0033】また、本発明によれば、送信機の原振周波数
を受信機の原振周波数よりも高くすることにより、送信
信号周波数を発生するための、送信用周波数逓倍器の逓
倍次数を抑えることができるため、受信機の原振周波数
を逓倍して送信信号を発生した場合の位相雑音よりも、
送信信号の位相雑音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のブロック図である。
【図3】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
10 受信機 11 周波数変換器 12、14、24 周波数逓倍器 13、21 位相検波器 15、22 低域フィルタ 16、23 電圧制御発振器 20 送信機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機で受信する受信信号の周波数と送
    信機から送信する送信信号の周波数とが、それぞれ定め
    られた一定の周波数比関係にある送受信機において、 前記受信機は、受信機の原振周波数の信号を発生する第
    1の可変周波数発振器を含む第1の位相同期ループ回路
    と、前記第1の可変周波数発振器から出力された受信機
    の原振周波数の信号から生成した局部信号と前記受信信
    号とを周波数変換して所望の中間周波数の中間周波数信
    号を生成して前記第1の位相同期ループ回路に入力する
    周波数変換手段とを備え、 前記送信機は、前記周波数変換手段から出力された前記
    中間周波数信号が入力され、該中間周波数信号に位相同
    期した送信機の原振周波数の信号を発生する第2の可変
    周波数発振器を含む第2の位相同期ループ回路と、前記
    第2の可変周波数発振器から出力された送信機の原振周
    波数の信号を周波数逓倍して前記送信信号を生成して出
    力する送信用周波数逓倍器とを備えることを特徴とする
    送受信機。
  2. 【請求項2】 前記周波数変換手段は、前記第1の可変
    周波数発振器から出力された受信機の原振周波数の信号
    をM(Mは自然数)逓倍して前記局部信号を出力する第
    1の周波数逓倍器と、前記受信信号と前記局部信号との
    周波数変換を行って前記中間周波数信号を生成する周波
    数変換器とよりなり、前記送信用周波数逓倍器は前記送
    信機の原振周波数の信号をP(Pは自然数)逓倍して前
    記送信信号を生成する第2の周波数逓倍器であることを
    特徴とする請求項1記載の送受信機。
  3. 【請求項3】 前記送信機の原振周波数は、前記受信機
    の原振周波数よりも高い周波数に設定されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の送受信機。
  4. 【請求項4】 受信機で受信する受信信号の周波数と送
    信機から送信する送信信号の周波数とが、それぞれ定め
    られた一定の周波数比関係にある送受信機において、 前記受信機は、受信機の原振周波数の信号を発生する第
    1の可変周波数発振器と、前記受信機の原振周波数の信
    号から生成した局部信号と前記受信信号とを周波数変換
    して所望の中間周波数の中間周波数信号を生成する周波
    数変換手段と、前記中間周波数信号と前記受信機の原振
    周波数の信号から生成した前記中間周波数信号と同一周
    波数の検波用信号との位相差を検波して位相誤差信号を
    生成する第1の位相検波手段と、前記第1の位相検波手
    段から出力された位相誤差信号の所定周波数成分を前記
    第1の可変周波数発振器へ制御信号として帰還入力して
    第1の位相同期ループ回路を構成する第1のフィルタと
    を備え、前記送信機は、送信機の原振周波数の信号を発
    生する第2の可変周波数発振器と、前記周波数変換手段
    から出力された前記中間周波数信号の信号と前記第2の
    可変周波数発振器から出力された前記送信機の原振周波
    数の信号との位相差を検波して位相誤差信号を生成する
    第2の位相検波手段と、前記第2の位相検波手段から出
    力された位相誤差信号の所定周波数成分を前記第2の可
    変周波数発振器へ制御信号として帰還入力して第2の位
    相同期ループ回路を構成する第2のフィルタと、前記送
    信機の原振周波数の信号を周波数逓倍して前記送信信号
    を生成して出力する送信用周波数逓倍器とを備えること
    を特徴とする送受信機。
  5. 【請求項5】 前記周波数変換手段は、前記第1の可変
    周波数発振器から出力された受信機の原振周波数の信号
    をM(Mは自然数)逓倍して前記局部信号を出力する第
    1の周波数逓倍器と、前記受信信号と前記局部信号との
    周波数変換を行って前記中間周波数信号を生成する周波
    数変換器とよりなり、前記第1の位相検波手段は、前記第
    1の可変周波数発振器から出力された受信機の原振周波
    数の信号をN(Nは自然数)逓倍して前記検波用信号を
    出力する第2の周波数逓倍器と、前記中間周波数信号と
    前記検波用信号との位相差を検波して前記位相誤差信号
    を出力する第1の位相検波器とよりなり、前記送信用周
    波数逓倍器は前記送信機の原振周波数の信号をP(Pは
    自然数)逓倍して前記送信信号を生成する第3の周波数
    逓倍器であることを特徴とする請求項4記載の送受信
    機。
  6. 【請求項6】 前記送信機の原振周波数は、前記受信機
    の原振周波数よりも高い周波数に設定されていることを
    特徴とする請求項4又は5記載の送受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20120025286A (ko) * 2010-09-07 2012-03-15 현대모비스 주식회사 수신기의 잡음 제거 장치 및 그 방법
WO2023224161A1 (ko) * 2022-05-17 2023-11-23 삼성전자 주식회사 적응형 전압 제어 블록이 있는 주파수 체배기 및 그 방법

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