JP2006203845A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数回の周波数変換を行う通信装置において、周波数変換に用いる局部発振器の数を削減する。
【解決手段】送信系において、第1の周波数シンセサイザ51では、基準信号と帰還ループにより帰還された第1の出力信号(F4)との位相差に応じて該基準信号と同期した該第1の出力信号(F4)を出力し、第2の周波数シンセサイザ52では、該第1の出力信号(F4)と帰還ループにより帰還された第2の出力信号(F5)との位相差に応じて該第1の出力信号(F4)と同期した該第2の出力信号(F5)を出力する。そして、第1の周波数変換器1では、入力される第1の周波数信号(F1)を該第1の出力信号(F4)の周波数に従って第2の周波数信号(F2)に変換し、第2の周波数変換器2では、該第2の周波数信号(F2)を該第2の出力信号(F5)の周波数に従って第3の周波数信号(F3)に変換して送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信用信号に対して複数回の周波数変換を行う通信装置に関し、特に、多重ループ周波数シンセサイザを用いて周波数変換をする通信装置に関する。
従来より通信用無線装置の回路構成において、2つの局部発振器により構成されるダブルコンバージョン方式が広く用いられている。ダブルコンバージョン方式の利点としては、中間周波数にてフィルタリングが容易、増幅器の構成が安価などが挙げられる。
図7は、ダブルコンバージョン方式の基本構成を示しており、通信装置における送信部100を構成している。周波数変換器1において、中間周波数F1に局部発振器4の出力周波数F4を合成して中間周波数F2を作り、その信号にさらに局部発振器5の出力周波数F5を周波数変換器2において合成し送信周波数F3を作り出す。通信用に一般的に用いられる周波数構成として、中間周波数F1は数十MHz〜数百MHz、中間周波数F2は数百MHz、送信周波数F3は数GHz〜数十GHzである。
また局部発振器4の出力周波数F4は数百MHz、局部発振器5の出力周波数F5は送信周波数F3に依存する。中間周波数F1, F2は固定とし、局部発振器5の出力周波数F5を変化させることによって送信周波数F3を切り替えている。
下記特許文献1には、ダブルコンバージョン方式の受信機(ダブルコンバージョンチューナ)の構成例が示されている。
図8は、図7に示した送信部100に加えて、これと対を成す受信部200を備え、アンテナANTに接続した通信装置を示している。この受信部200では、周波数変換器6において、アンテナANTからの受信信号の受信周波数F6に局部発振器9の出力周波数F9を合成して中間周波数F7を作り、その信号にさらに局部発振器10の出力周波数F10を周波数変換器7において合成し中間周波数F8を作り出す。
この受信部200においても、送信部100と同様に、一般的に用いられる周波数構成として、受信周波数F6は数GHz〜数十GHz、中間周波数F7は数百MHz、中間周波数F8は数十MHz〜数百MHzである。また局部発振器9の出力周波数F9は受信周波数F6に依存し、局部発振器10の出力周波数F10は数百MHzである。中間周波数F7,F8は固定とし、局部発振器9の出力周波数F9を変化させることによって受信周波数F6を切り替えている。
このような通信用無線装置において、ダブルコンバージョン方式における局部発振器5,9では、無線周波数の高周波化、多値変調化などにより極めて低雑音な特性と、振動などに対する高い外部揺籃耐性が要求されている。
このような高性能発振器を小型・低コストで実現するために、局部発振器5,9は周波数シンセサイザを複数組み合わせた多重ループ周波数シンセサイザが多く利用されており、一例として図9に周波数シンセサイザを2つ組み合わせた多重ループ周波数シンセサイザを示す。このように、周波数シンセサイザを2つ用いた多重ループ周波数シンセサイザを局部発振器5の例で説明する。
図9において、局部発振器5は、2つの周波数シンセサイザ51,52を直列接続して構成される。これら2つの周波数シンセサイザ51,52はPLL回路であって、周波数シンセサイザ51では、基準信号発生器10からの基準信号は、分周器11で分周され、位相比較器12、ループフィルタ13、電圧制御発振器(VCO)14及び分周器15で構成される第一のPLLループに入力され、電圧制御発振器14からの出力信号が、周波数シンセサイザ52に入力される。
周波数シンセサイザ52においては、周波数シンセサイザ51からの出力信号が、分周器27により分周され、周波数変換器21、分周器22、位相比較器23、ループフィルタ24、電圧制御発振器25及び分周器26で構成される第二のPLLループに入力され、電圧制御発振器25からの出力信号が、局部発振器5の出力周波数F5の信号として、図1に示した周波数変換器2に与えられる。
図9に示すような多重ループ構成にすることにより、周波数シンセサイザにおける総分周数を小さくすることができ、ループ利得の増大を図ることができ、低雑音、外乱に対して高い安定性の周波数シンセサイザを実現することができる。
多重ループシンセサイザについては、例えば、下記特許文献2及び下記特許文献3にもその構成例が示されている。
特開平11-289268号公報 特開2004-32348号公報 特開2000-261318号公報
このように、従来、局部発振器4,10には、1つの周波数シンセサイザを用い、局部発振器5,9には、複数の周波数シンセサイザを接続した多重ループシンセサイザが用いられて来たが、ダブルコンバージョン方式を採用する通信用無線装置において、送信部及び受信部それぞれが、2つの局部発振器を必要とするため、局部発振器が占めるコスト、実装面積、消費電力等の割合は非常に大きい。また、周波数成分の多様化により複雑なミキシング又は干渉による不要波成分が発生する。
また、送信部及び受信部それぞれにおいて、2回の周波数変換を行うダブルコンバージョン方式に限らず、3回以上の周波数変換を行う方式においても、同様に、3つ以上の局部発振器を必要とするため、高コスト、実装面積増大などの問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑み、複数回の周波数変換を行う通信装置において、局部発振器の数を削減することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信装置は、基準信号と帰還ループにより帰還された第1の出力信号との位相差に応じて該第1の出力信号の周波数を制御して該基準信号と同期した該第1の出力信号を出力する第1の周波数シンセサイザと、該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第2の出力信号との位相差に応じて該第2の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第2の出力信号を出力する第2の周波数シンセサイザと、入力される第1の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第2の周波数信号に変換して出力する第1の周波数変換器と、該第2の周波数信号を該第2の出力信号の周波数に従って第3の周波数信号に変換して送信する第2の周波数変換器と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、第1の周波数シンセサイザの出力信号を第1の周波数変換器に与えて、入力した第1の周波数信号から第2の周波数信号を作ると共に、第2の周波数シンセサイザの出力信号を第2の周波数変換器に与えて、該第2の周波数信号から第3の周波数信号を作って送信信号としているので、第1の周波数変換器のための局部発振器(図7に示した従来例における局部発振器4に相当)が不要となる。
なお、上記の第2の出力信号の周波数を分周又は逓倍して上記第2の周波数変換器に入力する手段をさらに設けてもよい。
また、上記の第1の出力信号の周波数を分周、逓倍又は周波数変換して上記第1の周波数変換器に与える手段をさらに設けてもよい。
さらに本発明に係る通信装置では、上記の送信部の構成に加えて、受信部として該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第3の出力信号との位相差に応じて該第3の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第3の出力信号を出力する第3の周波数シンセサイザと、受信した該第4の周波数信号を該第3の出力信号の周波数に従って第5の周波数信号に変換して出力する第3の周波数変換器と、該第5の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第6の周波数信号に変換して出力する第4の周波数変換器とを備えることができる。
この受信部の場合も、送信部の場合と同様に、第3の周波数変換器のための局部発振器(図8に示した従来例における局部発振器10に相当)が不要となる。
従って、送信部と受信部でそれぞれ局部発振器が一つずつ必要無くなる。
なお、該第3の出力信号の周波数を分周又は逓倍して該第3の周波数変換器に与える手段をさらに備えることもできる。
さらに、該第1の出力信号の周波数を分周、逓倍又は周波数変換して該第1の周波数変換器及び該第4の周波数変換器に与える手段をさらに備えることもできる。
本発明によれば、複数の周波数変換を行う通信装置において、周波数変換のための周波数信号を供給する局部発振器の数を削減することができ、コスト、実装面積、消費電力等を大幅に低減することができる。また、周波数成分の多様化により複雑なミキシング又は干渉による不要波成分の発生を減少することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。ただし、かかる実施例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
送信部の実施例(1)
図1は、本発明に係る通信装置としての、特に送信部の実施例(1)を示す。なお、図7及び図9の各要素と同一のものには、同一の参照符号が付されている。この実施例では、ダブルコンバージョン方式の周波数変換を行うに当たって、一つの局部発振器5により、周波数変換器1と周波数変換器2それぞれに異なる周波数信号を供給する。
すなわち、局部発振器5は、多重ループ周波数シンセサイザであり、基準信号に同期した第1の周波数信号F4を出力する周波数シンセサイザ51と、該第1の周波数信号F4が入力され、この第1の周波数信号F4と同期した第2の周波数信号F5を出力する第2の周波数シンセサイザ52とで構成される。そして、第1の周波数信号F4が一段目の周波数変換器1に入力され、第2の周波数信号F5が二段目の周波数変換器2に入力される。
従来、一段目の周波数変換器1には、一段の周波数シンセサイザからなる局部発振器、二段目の周波数変換器2には、多重ループシンセサイザからなる局部発振器がそれぞれ別々に用意されていたが、本発明の実施例では、多重ループシンセサイザの一段目の周波数シンセサイザからの出力信号を、一段目の周波数変換器1に供給するようにする。これにより、一段目の局部発振器を二段目の局部発振器に含めて構成することができるようになり、多重ループ周波数シンセサイザの内部で使用している周波数の組み合わせを利用して、2つの局部発振器の両方を荷う構成を採っている。
具体的には、周波数変換器1に供給する周波数信号として、局部発振器5における一段目の周波数シンセサイザ51の出力である第1の周波数信号F4を使用し、周波数変換器2に供給する周波数信号として、二段目の周波数シンセサイザ52からの第2の周波数信号F5を使用する。
このように、多重ループシンセサイザで構成される局部発振器5から、各段の周波数シンセサイザの出力信号を取り出し、それぞれを周波数変換器1,2に供給する構成とすることで、一つの局部発振器により、複数の周波数変換器に必要な周波数信号を供給することができるようになる。これにより、局部発振器の部品数を少なくすることができ、コスト、実装面積、消費電力の削減を実現することができる。
ここで局部発振器5の動作について再度説明する。周波数シンセサイザ51においては、基準信号生成器10から出力される基準信号は、分周器11によって分周されてから位相比較器12に入力される。位相比較器12は、この基準信号と電圧制御発振器14の出力信号(第1の周波数信号F4)を分周器15により分周した信号との位相比較を行う。位相比較器12は、分周器15からの出力信号と、分周器11からの基準信号との位相差信号を出力する。そして、ローパスフィルタなどで構成されるループフィルタ13は、その位相差信号を積分処理する。電圧制御発振器14は、ループフィルタ13からの出力電圧に応じた周波数信号F4を出力する。これにより、周波数シンセサイザ51は、基準信号に位相同期した周波数信号F4を出力する。周波数信号F4の周波数は、例えば、数百MHzである。
周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4は、周波数シンセサイザ52の基準信号として、分周器27により分周され、周波数シンセサイザ52の位相比較器23に入力される。位相比較器23は、この信号と、電圧制御発振器25の出力信号(第2の周波数信号F5)を分周器26により分周し、さらに周波数変換器21により周波数変換し、さらに分周器22により分周した信号との位相比較を行う。位相比較器23は、分周器22からの出力信号と、分周器27からの基準信号との位相差信号を出力する。そして、ループフィルタ24が、その位相差信号を積分処理する。電圧制御発振器25は、ループフィルタ24からの出力電圧に応じた周波数信号F5を出力する。こうして、周波数シンセサイザ52は、周波数信号F4に位相同期、すなわち基準信号に位相同期した周波数信号F5を出力する。周波数信号F5の周波数は、例えば、数GHzであり、周波数信号F4よりも高周波数である。
そして、一段目の周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4は、一段目の周波数変換器1に入力され、周波数変換器1は、この周波数信号F4に基づき中間周波数信号F1を中間周波数信号F2に変換する。また、二段目の周波数シンセサイザ52からの周波数信号F5は、二段目の周波数変換器2に入力され、周波数変換器2は、この周波数信号F5に基づき中間周波数信号F2を送信周波数信号F3に変換する。
この場合、図示のように、周波数信号F5を、逓倍器又は分周器40によりN倍又は1/N倍(Nは自然数)して、周波数変換器2に入力してもよい。これにより、所望の送信周波数F3を得ることができる。
一段目の周波数シンセサイザ51の周波数信号F4を一段目の周波数変換器1に入力し、二段目の周波数シンセサイザ52の周波数信号F5を二段目の周波数変換器2に入力するのは次の理由による。
すなわち、周波数信号F4は、例えば、数百MHz程度の周波数を有し、周波数信号F5は、それより高い周波数、例えば数GHz程度の周波数を有する。従って、一段目の周波数変換器1に、周波数信号F5を入力すると、周波数変換器1から出力される中間周波数信号F2が、数GHz帯の高い周波数を有することとなる。一般に、高周波数になればなるほど、その信号処理の回路は複雑で、高コストとなる。そのため、周波数変換器1と周波数変換器2との間を伝送する中間周波数信号F2を、できるだけ低コストで劣化させずに伝送させるには、周波数変換器1において、周波数信号F5で周波数変換するよりも、それより低周波数である周波数信号F4で周波数変換することが好ましい。
送信部の実施例(2)
図2は、本発明に係る通信装置における送信部の実施例(2)を示す。この実施例は、図1に示した実施例(1)とほぼ同様の構成であるが、その相違点は、周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4が、逓倍器又は分周器41によりN倍又は1/N倍(Nは自然数)されて、周波数変換器1に与えられる構成である。これにより、所望の中間周波数F2を得ることができる。従って、図1の実施例(1)より、さらに周波数の選択肢を増やすことができる。
送信部の実施例(3)
図3は、本発明に係る通信装置における送信部の実施例(3)を示す。この実施例は、図1に示した実施例(1)とほぼ同様の構成であるが、その相違点は、周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4が、周波数変換器42により周波数変換されて、周波数変換器1に与えられる構成である。これにより、所望の中間周波数F2を得ることができる。周波数変換器42における周波数変換には、基準信号生成器10からの基準信号が用いられる。周波数変換器42により、周波数信号F4と基準信号とを合成することにより、新たな周波数を生成することができ、周波数の選択肢を増やすことができる。
また、上述の各実施例では、2回周波数変換を行うダブルコンバージョン方式を例に説明したが、3回以上周波数変換を行う方式にも適用できる。例えば、3回周波数変換を行う場合において、2つの周波数シンセサイザで構成される2重ループシンセサイザからの2つの周波数信号を3つの周波数変換器のうちのいずれか2つに供給するように構成してもよい。
また、上述の各実施例では、2つの周波数シンセサイザで構成される2重ループシンセサイザからの2つの周波数信号を周波数変換器に供給する例を挙げたが、3つ以上の周波数シンセサイザを接続した多重ループシンセサイザを用いてもよい。例えば、3つ周波数シンセサイザが接続された3重ループシンセサイザからの3つの周波数信号を、3つの周波数変換器にそれぞれ供給するように構成してもよい(3回周波数変換を行う場合)。
さらに、上述の各実施例では、送信系の通信装置について説明したが、受信系の通信装置にも同様に用いることができる。以下、これについて説明する。
送受信部の実施例(1)
図4は、本発明に係る通信装置における送受信部(送信部及び受信部)の実施例(1)を示す。なお、図1の各要素と同一のものには、同一の参照符号が付されている。この実施例(1)では、周波数変換器1,2,6,7に周波数信号を供給する図8に示した従来例における局部発振器4,5,9,10を含む構成を有する局部発振器50を用いている。
すなわち、この局部発振器50は、基準信号に同期した第1の周波数信号F4(=F10)を出力する周波数シンセサイザ51と、該第1の周波数信号F4(=F10)が入力され、第1の周波数信号F4(=F10)と同期した第2の周波数信号F5を出力する第2の周波数シンセサイザ52と、第1の周波数信号F4(=F10)と同期した第3の周波数信号F9を出力する第3の周波数シンセサイザ53とで構成される。そして、第1の周波数信号F4(=F10)が周波数変換器1、7に入力され、第2の周波数信号F5が周波数変換器2に入力され、第3の周波数信号F9が周波数変換器6に入力されるように接続構成されている。
従来、図8に示したように周波数変換器1,7には、1段の周波数シンセサイザから成る局部発振器、周波数変換器2,6には、多重ループシンセサイザから成る局部発振器がそれぞれ別々に用意されていたが、本実施例では、多重ループシンセサイザの一段目の周波数シンセサイザ51からの出力信号を、周波数変換器1,7に供給している。
これにより、一段目の局部発振器を二段目の局部発振器に含めて構成することができるようになり、多重ループ周波数シンセサイザの内部で使用している周波数の組み合わせを利用して、2つの局部発振器の両方を荷う構成に成っている。さらに送受信で2系統必要となる多重ループ周波数シンセサイザの一段目の周波数シンセサイザ51を共有するような構成に成っている。
具体的には、周波数変換器1,7に供給する周波数信号に、局部発振器50における一段目の周波数シンセサイザ51の出力である第1の周波数信号F4(=F10)を使用し、周波数変換器2,6に供給する周波数信号に、それぞれ、二段目及び三段目の周波数シンセサイザ52,53からの第2及び第3の周波数信号F5,F9を使用する。
このように、多重ループシンセサイザで構成される局部発振器50から、各段の周波数シンセサイザの出力信号を取り出し、それぞれを周波数変換器1,2,6,7に供給する構成を採ることで、一つの局部発振器により、複数の周波数変換器に必要な周波数信号の供給ができるようになる。これにより、周波数シンセサイザの個数を少なくすることができ、コスト、実装面積、消費電力の削減を実現することができる。
ここで局部発振器50の動作について説明する。周波数シンセサイザ51において、基準信号生成器10から出力される基準信号は、分周器11で分周されてから位相比較器12に入力される。位相比較器12は、分周器11からこの基準信号と電圧制御発振器14の出力信号(第1の周波数信号F4=F10)を分周器15により分周した信号との位相比較を行って、その位相差信号を出力する。そして、ローパスフィルタなどで構成されるループフィルタ13は、その位相差信号を積分処理する。電圧制御発振器14は、ループフィルタ13からの出力電圧に応じた周波数信号F4(=F10)を出力する。これにより、周波数シンセサイザ51は、基準信号に位相同期した周波数信号F4(=F10)を出力する。周波数信号F4(=F10)の周波数は、例えば、数百MHzである。
周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)は、周波数シンセサイザ52の基準信号として、分周器27により分周されて、周波数シンセサイザ52の位相比較器23に入力される。位相比較器23は、分周器27からの信号と、電圧制御発振器25の出力信号(第2の周波数信号F5)を分周器26により分周し、周波数変換器21により周波数変換し、さらに分周器22により分周した信号との位相比較を行ってその位相差信号を出力する。そして、ループフィルタ24が、その位相差信号を積分処理する。電圧制御発振器25は、ループフィルタ24からの出力電圧に応じた周波数信号F5を出力する。
また周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)は、周波数シンセサイザ53の基準信号として、分周器37により分周されて、周波数シンセサイザ53の位相比較器33に入力される。位相比較器33は、分周器37からの信号と、電圧制御発振器35の出力信号(第3の周波数信号F9)を分周器36により分周し、周波数変換器31により周波数変換し、さらに分周器32により分周した信号との位相比較を行ってその位相差信号を出力する。そして、ループフィルタ34が、その位相差信号を積分処理する。電圧制御発振器35は、ループフィルタ34からの出力電圧に応じた周波数信号F9を出力する。
こうして、周波数シンセサイザ52,53は、周波数信号F4(=F10)に位相同期、すなわち基準信号に位相同期した周波数信号F5,F9を出力する。周波数信号F5,F9の周波数は、例えば、数GHzであり、周波数信号F4(=F10)よりも高周波数である。
そして、送信部100では、一段目の周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)は、一段目の周波数変換器1に入力され、これに基づき周波数変換器1は、中間周波数信号F1を中間周波数信号F2に変換する。また、二段目の周波数シンセサイザ52からの周波数信号F5は、二段目の周波数変換器2に入力され、これに基づき周波数変換器2は、中間周波数信号F2を送信周波数信号F3に変換する。
また受信部200では三段目の周波数シンセサイザ53からの周波数信号F9は、一段目の周波数変換器6に入力され、これに基づき周波数変換器6は、受信周波数信号F6を中間周波数信号F7に変換する。また、一段目の周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)は、二段目の周波数変換器7に入力され、これに基づき周波数変換器7は、中間周波数信号F7を中間周波数信号F8に変換する。
また、図示のように、周波数信号F5,F9は、それぞれ、逓倍器又は分周器40,41によりN倍又は1/N倍(Nは自然数)されて、周波数変換器2,6にそれぞれ与えるようにしてもよい。これにより、所望の送信周波数F3及び中間周波数F7を得ることができる。
ここで、一段目の周波数シンセサイザ51の周波数信号F4(=F10)を周波数変換器1,7に入力し、二段目及び三段目の周波数シンセサイザ52,53の周波数信号F5,F9を周波数変換器2,6に入力するのは次の理由による。
すなわち、周波数信号F4(=F10)は、例えば、数百MHz程度の周波数を有し、周波数信号F5,F9は、それより高い周波数、例えば数GHz程度の周波数を有する。従って、周波数変換器1,7に、周波数信号F5,F9を入力したとすると、中間周波数信号F2,F7が、数GHz帯の高い周波数を有することとなる。前述の如く、一般に、高周波数になればなるほど、その信号処理の回路は複雑、高コストとなる。そのため、できるだけ低コストで、周波数変換器1−2間及び周波数変換器6−7間をそれぞれ伝送する中間周波数信号F2,F7を劣化させずに伝送させるためには、周波数変換器1,7において、周波数信号F5,F9で周波数変換するよりも、それより低周波数である周波数信号F4で周波数変換することが好ましい。
送受信部の実施例(2)
図5は、本発明に係る通信装置おける送受信部の実施例(2)を示す。この実施例(2)は、図4に示した実施例(1)とほぼ同一の構成であるが、その相違点は、周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)が、逓倍器又は分周器41によりN倍又は1/N倍(Nは自然数)されて、周波数変換器1,7に入力される構成である。これにより、所望の中間周波数F2,F7を得ることができる。従って、図4に示した実施例(1)より、さらに周波数の選択肢を増やすことができる。
送受信部の実施例(3)
図6は、本発明に係る通信装置おける送受信部の実施例(3)を示す。この実施例(3)は、図4に示した実施例(1)とほぼ同一の構成であるが、その相違点は、周波数シンセサイザ51からの周波数信号F4(=F10)が、周波数変換器42により周波数変換されて、周波数変換器1,7に入力される構成である。これにより、所望の中間周波数F2,F7を得ることができる。周波数変換器42における周波数変換には、基準信号生成器10からの基準信号が用いられる。周波数変換器42により、周波数信号F4(=F10)と基準信号とを合成することにより、新たな周波数を生成することができ、周波数の選択肢を増やすことができる。
また、上述の各実施例では、2回周波数変換を行うダブルコンバージョン方式を例に説明したが、3回以上周波数変換を行う方式にも適用できる。例えば、3回周波数変換を行う場合において、6つの周波数シンセサイザで構成されるが、一段目を共通化した2重ループシンセサイザからの4つの周波数信号を6つの周波数変換器の内のいずれか4つに供給するように構成してもよい。
また、上述の各実施例では、一段目の周波数シンセサイザを共有化した2重ループシンセサイザからの4つの周波数信号を周波数変換器に供給する例を挙げたが、3つ以上の周波数シンセサイザを接続した多重ループシンセサイザを用いてもよい。例えば、1段目を共有化した3重ループシンセサイザからの6つの周波数信号を、3つの周波数変換器にそれぞれ供給するように構成してもよい(3回周波数変換を行う場合)。

(付記1)
基準信号と帰還ループにより帰還された第1の出力信号との位相差に応じて該第1の出力信号の周波数を制御して該基準信号と同期した該第1の出力信号を出力する第1の周波数シンセサイザと、
該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第2の出力信号との位相差に応じて該第2の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第2の出力信号を出力する第2の周波数シンセサイザと、
入力される第1の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第2の周波数信号に変換して出力する第1の周波数変換器と、
該第2の周波数信号を該第2の出力信号の周波数に従って第3の周波数信号に変換して送信する第2の周波数変換器と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
(付記2)付記1において、
該第2の出力信号を分周又は逓倍して該第2の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
(付記3)付記1において、
該第1の出力信号の周波数を分周、逓倍又は周波数変換して該第1の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
(付記4)付記1において
該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第3の出力信号との位相差に応じて該第3の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第3の出力信号を出力する第3の周波数シンセサイザと、
受信した該第4の周波数信号を該第3の出力信号の周波数に従って第5の周波数信号に変換して出力する第3の周波数変換器と、
該第5の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第6の周波数信号に変換して出力する第4の周波数変換器と、
をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
(付記5)付記4において
該第3の出力信号の周波数を分周又は逓倍して該第3の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
(付記6)付記4又は5において
該第1の出力信号の周波数を分周、逓倍又は周波数変換して該第1の周波数変換器及び該第4の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
本発明に係る通信装置における送信部の実施例(1)を示したブロック図である。 本発明に係る通信装置における送信部の実施例(2)を示したブロック図である。 本発明に係る通信装置における送信部の実施例(3)を示したブロック図である。 本発明に係る通信装置における送受信部の実施例(1)を示したブロック図である。 本発明に係る通信装置における送受信部の実施例(2)を示したブロック図である。 本発明に係る通信装置における送受信部の実施例(3)を示したブロック図である。 ダブルコンバージョン方式を用いた従来の通信装置(送信部)を示したブロック図である。 ダブルコンバージョン方式を用いた従来の通信装置(送受信部)を示したブロック図である。 局部発振器の従来例を示したブロック図である。
符号の説明
1:周波数変換器、2:周波数変換器、4:局部発振器、5:局部発振器、
6:周波数変換器、7:周波数変換器、9:局部発振器、
10:基準信号生成器、局部発振器(2重に使用)、
11:分周器、12:位相比較器、13:ループフィルタ、14:電圧制御発振器、15:分周器、21:周波数変換器、22:分周器、23:位相比較器、24:ループフィルタ、25:電圧制御発振器、26:分周器、27:分周器、31:周波数変換器、32:分周器、33:位相比較器、34: ループフィルタ、35:電圧制御発振器、36:分周器、37:分周器、40:逓倍器/分周器、41:逓倍器/分周器、42:周波数変換器、43:逓倍器/分周器、50:局部発振器、51:周波数シンセサイザ、52:周波数シンセサイザ、53: 周波数シンセサイザ
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 基準信号と帰還ループにより帰還された第1の出力信号との位相差に応じて該第1の出力信号の周波数を制御して該基準信号と同期した該第1の出力信号を出力する第1の周波数シンセサイザと、
    該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第2の出力信号との位相差に応じて該第2の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第2の出力信号を出力する第2の周波数シンセサイザと、
    入力される第1の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第2の周波数信号に変換して出力する第1の周波数変換器と、
    該第2の周波数信号を該第2の出力信号の周波数に従って第3の周波数信号に変換して送信する第2の周波数変換器と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1において、
    該第2の出力信号を分周又は逓倍して該第2の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1において、
    該第1の出力信号の周波数を分周、逓倍又は周波数変換して該第1の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1において
    該第1の出力信号と帰還ループにより帰還された第3の出力信号との位相差に応じて該第3の出力信号の周波数を制御して該第1の出力信号と同期した該第3の出力信号を出力する第3の周波数シンセサイザと、
    受信した該第4の周波数信号を該第3の出力信号の周波数に従って第5の周波数信号に変換して出力する第3の周波数変換器と、
    該第5の周波数信号を該第1の出力信号の周波数に従って第6の周波数信号に変換して出力する第4の周波数変換器と、
    をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4において
    該第3の出力信号の周波数を分周又は逓倍して該第3の周波数変換器に与える手段をさらに備えたことを特徴とする通信装置。
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