JPH06268544A - 改善された合成器を利用する通信システム及び高速高分解能同調方法 - Google Patents

改善された合成器を利用する通信システム及び高速高分解能同調方法

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JPH06268544A
JPH06268544A JP5116315A JP11631593A JPH06268544A JP H06268544 A JPH06268544 A JP H06268544A JP 5116315 A JP5116315 A JP 5116315A JP 11631593 A JP11631593 A JP 11631593A JP H06268544 A JPH06268544 A JP H06268544A
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JP
Japan
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frequency
synthesizer
approximate
controller
divider
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Application number
JP5116315A
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English (en)
Inventor
Richard A Groshong
エー.グロショング リチャード
Thomas R Hope
アール.ホープ トマス
Robert A Newgard
エー.ニューガード ロバート
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Boeing North American Inc
Original Assignee
Rockwell International Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/22Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using more than one loop
    • H03L7/23Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using more than one loop with pulse counters or frequency dividers

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル信号プロセッサユニットによる周
波数修正を伴う低コストの近似周波数合成器を使用して
送信又は受信に際し高速高分解能周波数同調できる通信
システム及び同調方法を提供する。 【構成】 使用者は、情報の送信又は受信の際に周波数
を選択する。近似周波数合成器32は、無線注入周波数
を提供するために使用される。制御器38は、使用者選
択周波数を中継しかつこの周波数に対する近似周波数合
成器32の最近接有効周波数を判定し、合成器32をこ
の判定有効周波数にセットするように命令し、この判定
有効周波数と使用者選択周波数との差を計算し、この差
をディジタル信号プロセッサユニット36に送り、後者
36はこの差を因数分解アルゴリズムを使用して周波数
混合中に単一又は多重ステッププロセスで修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信システム、特に、
送信機及び受信機用高分解能周波数同調に関する。
【0002】
【問題を解決するための手段】本発明は、通信システ
ム、及び、無線送信機又は無線受信機に高速高分解能能
力を提供するために、ディジタル信号プロセッサユニッ
ト(以下、DSPと稱する)による周波数修正を伴う近
似周波数合成器を使用する方法を含む。
【0003】使用者は、情報を送信又は交信をしたい際
に周波数を選択する。近似周波数合成器は、無線注入周
波数を提供するために使用される。この型式の合成器
は、高安定性、低雑音かつ低寄性信号を示すことが、関
連技術における習熟者に知られている。本発明の近似周
波数合成器は、所与の1つ又は複数の帯域にわたり不等
増分周波数の範囲を含むことができる。
【0004】音声制御器は、使用者選択周波数を中継し
かつその近似周波数合成器の(これに)最近接有効周波
数を判定する。この制御器は、この近似周波数合成器を
この所定有効周波数にセットするように命令し、この所
定有効周波数とこの使用者選択周波数との差を計算す
る。計算周波数(又は誤差)は、このDSPに送られ
て、周波数混合中に修正される。
【0005】このDSPは、中間周波数(IF)信号を
受信して、この信号をゼロヘルツ(Hz)中間信号又は
基本帯域と混合する。この制御器によって計算されたこ
の周波数誤差は、次いで、標準DSP混合アルゴリズム
を利用して、混合除去される。この周波数混合は、単一
又は多重ステッププロセスで達成される。
【0006】本発明の目的は、改善された同調能力を有
する通信システムを提供することにある。本発明の特徴
は、ディジタル処理技術の使用を通して周波数混合を達
成することにある。
【0007】本発明の追加の特徴は、可変注入周波数同
調を達成するために近似周波数合成器を利用することに
ある。
【0008】本発明の利点は、比較的低コスト合成器で
以て高速かつ効率的な周波数同調を実施する通信システ
ムを提供することにある。
【0009】これらの及び他の目的、特徴及び利点は、
本願の明細書、付図、及び特許請求の範囲に開示及び主
張されている。
【0010】
【実施例】いま、付図を参照すると、これらの付図は同
様の事項を種々の角度から扱っており、図1は、先行技
術において周知のかつ本発明に組み込まれた近似周波数
合成器10のブロック線図を示す。矢印11は、図示さ
れていない制御器からの入力を表し、この制御器は近似
周波数合成器10に周波数選択情報を供給する。近似周
波数合成器10は、2つの位相ロックループ(以下、P
LLと稱する)に及び14を含む。近似周波数合成器1
0は2つのPLLのみを含むように示されているが、云
うまでもなく、本発明の技術の教示を利用すれば、いく
つのPLLを1つの合成器に採用してもかまわない。P
LL12及び14は類似した構成を有し、簡単のため
に、PLL12の詳細な構成のみについて説明する。
【0011】PLL12は、分周器16、位相検出器1
8、分周器20、積分器22、低域通過フィルタ24、
及び電圧制御発振器(以下、VCOと稱する)26を含
む。基準周波数fは分周器16に入力され、分周器1
6はさらに位相検出器18に結合される。位相検出器1
8は、分周器20から追加入力を受け、かつその出力を
積分器22に結合する。積分器22は低域通過フィルタ
24に結合され、フィルタ24はさらにVCO26に結
合される。VCO26は、矢印28、30で、それぞ
れ、示されるように2つの出力信号を発生する。矢印3
0で示される信号は分周器20に結合され、他方、矢印
28で示される他のVCO信号は、PLL14の場合に
おけるような、追加のPLLの分周器構成要素に結合さ
れることがある。
【0012】位相ロックループ12がロック状態にある
とき、位相検出器18の入力上の周波数は、K分周器1
6内の値によって基準周波数fを除いたものに等し
い。基準周波数が正確かつ安定した周波数源から到来す
るとき、周波数安定性は、この出力VCO16へ転送さ
れる。VCO16は、K分周器16からとL分周器20
からの位相検出器18への入力どうしを周波数と位相に
おいて等しいように維持するに必要な周波数で強制的に
発振させられる。
【0013】このPLLは、多数の離散周波数を発生す
ることができる。これらの周波数は全て、Kによって分
周された基準周波数(f/K)の倍数であり、かつL
分周器20に対する値を選択すことによって選択され
る。もしK分周器16がプログラマ可能ならば、周波数
の多数の集合がPLL12から得られる。図1の基本同
調ループの場合は、周波数同調増分はf/Kであり、
その倍数はLであって、したがってその出力周波数は式
1に記載のように数学的に表現される。
【数1】f=L/K*f ここに、f=出力周波数 K =K分周器の値 L =L分周器の値 f=基準周波数
【0014】周波数チャンネルの狭い間隔は小さい増分
同調ステップを必要とし、これが、さらに、f/Kの
低い値を必要とする。このことは、低位相検出周波数を
意味する。しかしながら、高位相検出周波数は、VCO
出力に対する高速整定時間を可能にする。なおまた、L
は基準周波数に対する乗数として作用するので、Lはま
た基準周波数の位相雑音に乗算し、したがって、Lの値
を低く維持したいと云う誘因がある。小周波数増分で以
って高スペクトル純度を得るための従来の解決は、1未
満のループを採用すると共に、乗数Lを設計値より低く
維持することである。
【0015】図1において、2つのPLLは、縦続式に
リンクされている。近似周波数合成器10の出力周波数
より上へ式1に展開された関係を拡張すると、式2
に示されるようになる。
【数2】f=L/K*X/Y*f ここに、f=出力周波数 L =L分周器の値 K =K分周器の値 X =X分周器の値 Y =Y分周器の値 f=基準周波数
【0016】K、Y、L、及びX分周器に対するプログ
ラム可能値を有するPLLを利用することによって、比
較的広い周波数範囲を有する近似周波数合成器を構成す
ることができる。本出願人は、容易に入手可能の材料を
使用して2つの位相ロックループ近似周波数合成器を設
計し、この合成器は2〜88MHz帯域にわたり1KH
z未満の間隔の周波数の集合を発生する能力がある。し
たがって、この帯域内のどの周波数でも1KHz未満の
誤差で発生することができる。これに関連する技術の習
熟者に周知の技術に基づく、因数分解アルゴリズムは、
この帯域内の全ての整数周波数に対するL、X、及びY
の値を計算する。この因数分解アルゴリズムは、帯域内
位相雑音を設計値より下に維持するために、20より下
のX値、及び2,700より下のL値のみを選択する。
【0017】図2は、本発明を組み込んだ通信システム
のブロック線図を示す。アンテナ30は、中継器29に
結合される。中継器29は、近似周波数合成器32との
第1接続、アナログ−ディジタル変換器34及びディジ
タル−アナログ変換器35との第2接続を有する。変換
器34及び35は、ディジタル信号プロセッサユニット
(以下、DSPと稱する)36に結合される。制御器3
8は、近似周波数合成器32及びDSP36に結合され
る。制御器38は、システム使用者が所望の同調周波数
を選択することを可能にする。周波数標準40が、な
お、正確目的のために、近似周波数合成器32に結合さ
れることもある。
【0018】図3は、図2に示されたシステムの機能を
流れ図に示す。第1ステップ60は、使用者に送信又は
受信する際の周波数を選択することを要求する。次のス
テップ62は、この近似周波数合成器上で有効なかつ使
用者選択周波数に最近接周波数を判定するようにそのシ
ステム制御器に要求する。ステップ64において、この
制御器は、使用者選択周波数とこの近似周波数合成器の
有効最近接周波数との差を計算し、この情報をそのDS
Pに送る。ステップ66において、この制御器は、この
近似周波数合成器をステップ62において選択された周
波数にセットし、ステップ68において、計算された周
波数差をこのDSPに送る。このDSPは、ステップ7
0において、ステップ66の計算された差と受信又は送
信すべき信号からの中間周波数とを混合する。
【0019】図4は、送信機に組み込まれた本発明の代
替実施例を示す。注意すべきことは、図4に示された実
施例は、本願の基礎的技術を実現するために必要でない
回路複雑性を含んでいると云うことである。粗同調素子
と微同調素子へ分かれる信号は、図3の流れ図に概括さ
れたプロセスを実現するためには必要ない。
【0020】図4において、音声入力71は、アナログ
−ディジタルに変換器72内でディジタル信号に変換さ
れる。アナログ−ディジタル変換器72の出力は、複素
ベースバンド通過フィルタ74に結合される。中間周波
数信号I及び複素ベースバンド信号Qは、ベースバンド
通過フィルタ74の結果の出力であり、全複素周波数中
継器76に結合される。中継器76の出力は、複素補間
フィルタ78に結合され、このフィルタは、さらに半複
素中継器80に結合される。
【0021】図4において上述の信号処理とは独立に、
ダイヤル周波数82が使用者によって選択されかつ制御
器84によって確認される。制御器84は、近似周波数
合成器86の有効最近接周波数を判定し、選択し、かつ
使用者選択周波数とこの合成器選択周波数との差を計算
する。この計算周波数誤差は、そのDSPに送られ、こ
のDSPは粗及び微周波数因数分解を遂行する。この結
果の微周波数因数分解は、全複素周波数中継器76に結
合される。全複素周波数中継器76は2つの出力を有
し、これらは複素補間フィルタ78のロック信号入力で
ある。複素補間フィルタ78は、信号を半複素周波数中
継器80に出力する。さらに、粗周波数因数分解出力
が、半複素周波数中継器80に結合される。半複素周波
数中継器80の出力はディジタル−アナログ変換器98
に結合され、後者の出力はDSP送信信号周波数として
働く。
【0022】本発明の装置及び方法、並びにこれらの達
成する多くの利点はこれまでの説明から理解されると考
えられ、また、本発明の精神と範囲に反することなく、
又は全てのこれらの材料上の利点を犠牲にすることな
く、その部品の形式、構成、配置、そのステップに種々
な変更を加えることは可能であり、ここに記載された形
態は、単に、その好適実施例であることは、明かであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術に周知の、近似周波数合成器のブロッ
ク線図。
【図2】本発明の教示による実施例の同調技術を含む無
線通信受信機システムのブロック線図。
【図3】図2に示されたシステムの機能流れ図。
【図4】本発明の教示による代替実施例の同調技術を含
む、粗同調及び微同調に対するステップを示す送信機シ
ステムのブロック線図。
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 改善された合成器を利用する通信シス
テム及び高速高分解能同調方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信システム、特に、
送信機及び受信機用高分解能周波数同調に関する。
【0002】
【従来の技術】どの通信システムについてもその原理的
要素の1つは、信号送信又は受信に対して所望の周波数
に正確に同調する能力である。周波数同調に対するあら
ゆる技術的調査研究は、システム複雑性と能力との間の
トレードオフを抱える。
【0003】現今の通信応用に使用される無線周波数同
調器を設計するに当たり、技術者は、周波数同調構成要
素に対して直接ディジタル合成(以下、DDSと称す
る)の使用にしばしば依存してきた。不幸にして、DD
S型式のシステムは、正規動作中に発生する大量の寄生
周波数信号に典型的に関連している。これらの自発寄生
周波数信号を抑制するために、特別位相ロックループの
ような追加回路構成がこのシステムに追加される。これ
らの追加位相ロックループは、広帯域寄生信号成分を抑
制する低域通過フィルタとして働くが、しかしこのため
に設計複雑性、特別な構成要素の追加及び消費電力の増
大と云う犠牲を払う。
【0004】代替的に、バーニヤ位相ロック方式を使用
することも考えられる。しかしながら、このバーニヤ位
相ロックループは、その補助的性質によって、除去すべ
き寄生周波数信号を発生する。これらの寄生信号は、バ
ーニヤ合成器内のループのような、2つ以上のループの
混合によって発生される。DDSに基づく無線通信シス
テムの場合、この自発寄生周波数信号の好ましくない影
響を最少化するために可なりの特別設計努力及び材料を
費やさなければならない。
【0005】上述の型式の通信システムに関連して回路
複雑性及びコストの追加を回避するために、近似周波数
合成器構成要素を利用して所望する同調を達成すること
が、この種の無線設計技術の分野の習熟者に周知であ
る。近似周波数合成器は、送信又は受信に対する複数の
所定周波数を有し、これらの周波数は設計パラメータに
依存する。近似周波数合成器は、主として1つ以上のリ
ンク位相ロックループを含む装置であると考えてよい。
第1位相ロックループの出力周波数は、第2位相ロック
ループの基準周波数として働く。同様に、第2位相ロッ
クループの出力周波数は、第3位相ロックループの基準
周波数として働く。逐次位相ロックループの間のこの関
係は、nにわたって続き、ここにnはこの近似周波数合
成器内の位相ロックループの数である。各位相ロックル
ープは、基準枝及び帰還枝の各々内に分周器構成要素を
有する。各位相ロックループの出力周波数は、これらの
分周器内へプログラムされる値の関数である。1つのル
ープの基準又は入力周波数が上昇すると、同調整定時間
が短縮する。したがって、1つの近似周波数合成器内の
位相ロックループの数が増大するに従い、プログラム可
能整数乗/除選択の数もまた増大し、それゆえ、周波数
選択の数も増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】不幸にして、高分解能
同調を要する応用における近似周波数合成器に基づく無
線通信システムの使用は、調節可能の周波数無線通信シ
ステムに要求されるような小形かつ正規同調ステップ
に、合理的な回路パラメータを提供することができない
ので、禁止されている。高分解能応用において近似周波
数合成器の利点を活かすことのできる比較的簡単な周波
数同調器に対する要望が存在する。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は、通信システ
ム、及び、無線送信機又は無線受信機に高速高分解能能
力を提供するために、ディジタル信号プロセッサユニッ
ト(以下、DSPと稱する)による周波数修正を伴う近
似周波数合成器を使用する方法を含む。
【0008】使用者は、情報を送信又は交信をしたい際
に周波数を選択する。近似周波数合成器は、無線注入周
波数を提供するために使用される。この型式の合成器
は、高安定性、低雑音かつ低寄性信号を示すことが、関
連技術における習熟者に知られている。本発明の近似周
波数合成器は、所与の1つ又は複数の帯域にわたり不等
増分周波数の範囲を含むことができる。
【0009】無線制御器は、使用者選択周波数を中継し
かつその近似周波数合成器の(これに)最近接有効周波
数を判定する。この制御器は、この近似周波数合成器を
この判定有効周波数にセットするように命令し、この判
定有効周波数とこの使用者選択周波数との差を計算す
る。計算周波数(又は誤差)は、このDSPに送られ
て、周波数混合中に修正される。
【0010】このDSPは、中間周波数(IF)信号を
受信して、この信号をゼロヘルツ(Hz)中間信号又は
基本帯域と混合する。この制御器によって計算されたこ
の周波数誤差は、次いで、標準DSP混合アルゴリズム
を利用して、混合除去される。この周波数混合は、単一
又は多重ステッププロセスで達成される。
【0011】本発明の目的は、改善された同調能力を有
する通信システムを提供することにある。本発明の特徴
は、ディジタル処理技術の使用を通して周波数混合を達
成することにある。
【0012】本発明の追加の特徴は、可変注入周波数同
調を達成するために近似周波数合成器を利用することに
ある。
【0013】本発明の利点は、比較的低コスト合成器で
以て高速かつ効率的な周波数同調を実施する通信システ
ムを提供することにある。
【0014】これらの及び他の目的、特徴及び利点は、
本願の明細書、付図、及び特許請求の範囲に開示及び主
張されている。
【0015】
【実施例】いま、付図を参照すると、これらの付図は同
様の事項を種々の角度から扱っており、図1は、先行技
術において周知のかつ本発明に組み込まれた近似周波数
合成器10のブロック線図を示す。矢印11は、図示さ
れていない制御器からの入力を表し、この制御器は近似
周波数合成器10に周波数選択情報を供給する。近似周
波数合成器10は、2つの位相ロックループ(以下、P
LLと稱する)12及び14を含む。近似周波数合成器
10は2つのPLLのみを含むように示されているが、
云うまでもなく、本発明の技術の教示を利用すれば、い
くつのPLLを1つの合成器に採用してもかまわない。
PLL12及び14は類似した構成を有し、簡単のため
に、PLL12の詳細な構成のみについて説明する。
【0016】PLL12は、分周器16、位相検出器1
8、分周器20、積分器22、低域通過フィルタ24、
及び電圧制御発振器(以下、VCOと稱する)26を含
む。基準周波数fは分周器16に入力され、分周器1
6はさらに位相検出器18に結合される。位相検出器1
8は、分周器20から追加入力を受け、かつその出力を
積分器22に結合する。積分器22は低域通過フィルタ
24に結合され、フィルタ24はさらにVCO26に結
合される。VCO26は、矢印28、30で、それぞ
れ、示されるように2つの出力信号を発生する。矢印3
0で示される信号は分周器20に結合され、他方、矢印
28で示される他のVCO信号は、PLL14の場合に
おけるような、追加のPLLの分周器構成要素に結合さ
れることがある。
【0017】位相ロックループ12がロック状態にある
とき、位相検出器18の入力上の周波数は、K分周器1
6内の値によって基準周波数fを除したものに等し
い。基準周波数が正確かつ安定した周波数源から到来す
るとき、周波数安定性は、この出力VCO16へ転送さ
れる。VCO16は、K分周器16からとL分周器20
からの位相検出器18への入力どうしを周波数と位相に
おいて等しいように維持するに必要な周波数で強制的に
発振させられる。
【0018】このPLLは、多数の離散周波数を発生す
ることができる。これらの周波数は全て、Kによって分
周された基準周波数(f/K)の倍数であり、かつL
分周器20に対する値を選択すことによって選択され
る。もしK分周器16がプログラム可能ならば、周波数
の多数の集合がPLL12から得られる。図1の基本同
調ループの場合は、周波数同調増分はf/Kであり、
その倍数はLであって、したがってその出力周波数は式
1に記載のように数学的に表現される。
【数1】f=L/K*f ここに、f=出力周波数 K =K分周器の値 L =L分周器の値 f=基準周波数
【0019】周波数チャンネルの狭い間隔は小さい増分
同調ステップを必要とし、これが、さらに、f/Kの
低い値を必要とする。このことは、低位相検出周波数を
意味する。しかしながら、高位相検出周波数は、VCO
出力に対する高速整定時間を可能にする。なおまた、L
は基準周波数に対する乗数として作用するので、Lはま
た基準周波数の位相雑音に乗算し、したがって、Lの値
を低く維持したいと云う誘因がある。小周波数増分で以
って高スペクトル純度を得るための従来の解決は、1未
満のループを採用すると共に、乗数Lを設計値より低く
維持することである。
【0020】図1において、2つのPLLは、縦続式に
リンクされている。近似周波数合成器10の出力周波数
より上へ式1に展開された関係を拡張すると、式2
に示されるようになる。
【数2】f=L/K*X/Y*f ここに、f=出力周波数 L =L分周器の値 K =K分周器の値 X =X分周器の値 Y =Y分周器の値 f=基準周波数
【0021】K、Y、L、及びX分周器に対するプログ
ラム可能値を有するPLLを利用することによって、比
較的広い周波数範囲を有する近似周波数合成器を構成す
ることができる。本出願人は、容易に入手可能の材料を
使用して2つの位相ロックループ近似周波数合成器を設
計し、この合成器は2〜88MHz帯域にわたり1KH
z以下の間隔の周波数の集合を発生する能力がある。し
たがって、この帯域内のどの周波数でも1KHz以下の
誤差で発生することができる。これに関連する技術の習
熟者に周知の技術に基づく、因数分解アルゴリズムは、
この帯域内の全ての整数周波数に対するL、X、及びY
の値を計算する。この因数分解アルゴリズムは、帯域内
位相雑音を設計値より下に維持するために、20より下
のX値、及び2,700より下のL値のみを選択する。
【0022】図2は、本発明を組み込んだ通信システム
のブロック線図を示す。アンテナ30は、中継器29に
結合される。中継器29は、近似周波数合成器32との
第1接続、アナログ−ディジタル変換器34及びディジ
タル−アナログ変換器35との第2接続を有する。変換
器34及び35は、ディジタル信号プロセッサユニット
(以下、DSPと稱する)36に結合される。制御器3
8は、近似周波数合成器32及びDSP36に結合され
る。制御器38は、システム使用者が所望の同調周波数
を選択することを可能にする。周波数標準40が、な
お、正確目的のために、近似周波数合成器32に結合さ
れることもある。
【0023】図3は、図2に示されたシステムの機能を
流れ図に示す。第1ステップ60は、使用者に送信又は
受信する際の周波数を選択することを要求する。次のス
テップ62は、この近似周波数合成器上で有効なかつ使
用者選択周波数に最近接周波数を判定するようにそのシ
ステム制御器に要求する。ステップ64において、この
制御器は、使用者選択周波数とこの近似周波数合成器の
有効最近接周波数との差を計算し、この情報をそのDS
Pに送る。ステップ66において、この制御器は、この
近似周波数合成器をステップ62において選択された周
波数にセットし、ステップ68において、計算された周
波数差をこのDSPに送る。このDSPは、ステップ7
0において、ステップ66の計算された差と受信又は送
信すべき信号からの中間周波数とを混合する。
【0024】図4は、送信機に組み込まれた本発明の代
替実施例を示す。注意すべきことは、図4に示された実
施例は、本願の基礎的技術を実現するために必要でない
回路複雑性を含んでいると云うことである。粗同調素子
と微同調素子へ分かれる信号は、図3の流れ図に概括さ
れたプロセスを実現するためには必要ない。
【0025】図4において、音声入力71は、アナログ
−ディジタルに変換器72内でディジタル信号に変換さ
れる。アナログ−ディジタル変換器72の出力は、複素
ベースバンド通過フィルタ74に結合される。中間周波
数信号I及び複素ベースバンド信号Qは、ベースバンド
通過フィルタ74の結果の出力であり、全複素周波数中
継器76に結合される。中継器76の出力は、複素補間
フィルタ78に結合され、このフィルタは、さらに半複
素中継器80に結合される。
【0026】図4において上述の信号処理とは独立に、
ダイヤル周波数82が使用者によって選択されかつ制御
器84によって確認される。制御器84は、近似周波数
合成器86の有効最近接周波数を判定し、選択し、かつ
使用者選択周波数とこの合成器選択周波数との差を計算
する。この計算周波数誤差は、そのDSPに送られ、こ
のDSPは粗及び微周波数因数分解を遂行する。この結
果の微周波数因数分解は、全複素周波数中継器76に結
合される。全複素周波数中継器76は2つの出力を有
し、これらは複素補間フィルタ78のロック信号入力で
ある。複素補間フィルタ78は、信号を半複素周波数中
継器80に出力する。さらに、粗周波数因数分解出力
が、半複素周波数中継器80に結合される。半複素周波
数中継器80の出力はディジタル−アナログ変換器98
に結合され、後者の出力はDSP送信信号周波数として
働く。
【0027】本発明の装置及び方法、並びにこれらの達
成する多くの利点はこれまでの説明から理解されると考
えられ、また、本発明の精神と範囲に反することなく、
又は全てのこれらの材料上の利点を犠牲にすることな
く、その部品の形式、構成、配置、そのステップに種々
な変更を加えることは可能であり、ここに記載された形
態は、単に、その好適実施例であることは、明かであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術に周知の、近似周波数合成器のブロッ
ク線図。
【図2】本発明の教示による実施例の同調技術を含む無
線通信受信機システムのブロック線図。
【図3】図2に示されたシステムの機能流れ図。
【図4】本発明の教示による代替実施例の同調技術を含
む、粗同調及び微同調に対するステップを示す送信機シ
ステムのブロック線図。
【符号の説明】 10 近似周波数合成器 12、14 位相ロックループ 16、20 分周器 32 近似周波数合成器 34 アナログ−ディジタル変換器 35 ディジタル−アナログ変換器 36 ディジタル信号プロセッサユニット(DSP) 38 制御器 40 周波数標準 72 アナログ−ディジタル変換器 84 制御器 86 近似周波数合成器 98 ディジタル−アナログ変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エー.ニューガード アメリカ合衆国アイオワ州マリオン,サー ド ストリート 1050

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者に、信号を送信し又は受信する際
    に所望周波数を選択可能とする手段と、 近似周波数合成器と、 ディジタル処理手段と、 制御器とを含み、使用者選択周波数と近似周波数合成器
    の最近接有効周波数との差が前記制御器によって計算さ
    れ、かつ信号混合中に除去されるために前記ディジタル
    信号処理手段へ通過させられる、搬送信号送信又は受信
    用通信システム装置。
JP5116315A 1992-04-07 1993-04-07 改善された合成器を利用する通信システム及び高速高分解能同調方法 Pending JPH06268544A (ja)

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EP0565362A1 (en) 1993-10-13
EP0565362B1 (en) 1997-10-08
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