JP2001195329A - データ入力支援装置及び記録媒体 - Google Patents

データ入力支援装置及び記録媒体

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JP2001195329A
JP2001195329A JP2000002308A JP2000002308A JP2001195329A JP 2001195329 A JP2001195329 A JP 2001195329A JP 2000002308 A JP2000002308 A JP 2000002308A JP 2000002308 A JP2000002308 A JP 2000002308A JP 2001195329 A JP2001195329 A JP 2001195329A
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JP2000002308A
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Nobuo Iwata
伸夫 岩田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一般的なブラウザでは、データ入力の
支援を行うためにはサーバ側の管理負荷が増大するとい
う問題点があったが、本発明では、サーバ側の管理負荷
を増大させることなくユーザの操作性を向上できるデー
タ入力支援装置及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 CPU1が特定のURLにアクセスして
文書データを取得するとともに、当該文書データを解析
してデータ入力フィールドを抽出し、ハードディスク4
に事前に蓄積された入力値候補データに基づいてデータ
入力フィールドにデフォルトの入力値を表示するデータ
入力支援装置及び記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ側から提示
されたデータ入力フィールドに対し、データの入力を支
援するデータ入力支援装置に係り、特に、サーバ側の負
荷の軽減の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のネットワーク技術の発展により、
サーバ・クライアント環境において、サーバ側から提示
されたデータ入力フィールドに対し、クライアント側で
データを入力し、サーバ側に入力値を送信するシステム
が広く用いられている。特に、インターネット環境にお
いては、いわゆる電子商取引等の現場等で購入者の氏名
や住所、購入希望商品や種々の要望等を入力させるため
に、これらの入力フィールドを含めたHTML文書を提
示し、クライアント側からの入力を受けて受注を行うこ
とが行われている。
【0003】かかるHTML文書は、具体的には、図7
に示すように、送信指示を受けた際の処理を指定するた
めの「FORM」と呼ばれるタグ(A)と、入力フィールド
の提示を指示するための「INPUT」、「TEXTAREA」等の
タグ(B)〜(G)とを含んでいる。クライアント側の
Webブラウザは、このHTML文書の提示を受けて、
図8に示すような画面を表示する。ここで、図7の文書
部分(B)〜(G)が、図8の表示要素(B)〜(G)
に対応している。またここで、図7の(B)に示すよう
に、各データ入力フィールドは、「NAME」オプション文
字列により、タイトルが付されており、「VALUE」文字
列により既定値(デフォルト値)を設定することができ
るようになっている。
【0004】そして、ユーザはこれらの各データ入力フ
ィールドに対してキーボードやマウスを用いてデータの
入力を行い、「Send」(送信)ボタン(G)を押下す
る。すると、サーバ側が入力されたデータを受信し、こ
のデータを図7(A)の「ACTION」で示された指示に従
って「maintenance@foo.co.jp」にメール送信する。
尚、HTML文書の内容については、種々の文献が広く
知られているので、詳細な説明を省略する。
【0005】また、ユーザは、次に同じHTML文書を
表示させたときには、過去に入力されたデータは反映さ
れず、既定値が表示されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のデータ入力においては、同一のデータを入力する場合
もユーザがその都度当該データの入力をする必要があっ
て、操作が煩雑であるという問題点があった。
【0007】そこで、特開平11−134362号公
報、「データ表示制御システムおよびその記録媒体」で
は、サーバ側でHTML文書を提供する際にクライアン
ト側のユーザを識別し、そのユーザごとに予め設定され
たデータをデータ入力フィールドに既定値の代わりに表
示するシステムが開示されている。しかし、このシステ
ムでは、サーバ側が各ユーザごとのデータ値を管理する
ため、データの追加、変更などがあるときには、サーバ
側の保守作業が必要となって、管理効率が低いという問
題点があった。また、このシステムでは、ユーザからの
アクセスが集中すると、各ユーザごとの処理が複雑であ
るために、サーバ側の負荷が大きくなってしまうという
問題点があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、操作性を高めつつ、サーバ側の管理負荷、処理負荷
を低減できるデータ入力支援装置及び記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1に記載の発明は、サーバ側から提
示されたデータ入力フィールドに対するデータの入力を
クライアント側で支援するデータ入力支援装置であっ
て、前記提示したデータ入力フィールドの識別情報を検
出する手段と、前記検出した識別情報に基づいて事前に
蓄積された入力値を検索する検索手段と、前記検索され
た入力値を候補として提示する候補提示手段と、を含む
ことを特徴としている。
【0010】このようにクライアント側でデータ入力フ
ィールドに入力する入力値の候補を検索・提示するの
で、サーバ側の管理負荷を軽減できる。
【0011】また、上記従来例の問題点を解決するため
の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ入
力支援装置において、さらに、前記検出したデータ入力
フィールドが事前に蓄積された条件に合致する場合の
み、前記検索手段が検出した識別情報に基づいて事前に
蓄積された入力値を検索し、前記候補提示手段が検索さ
れた入力値を候補として提示することを特徴としてい
る。
【0012】このように、本発明のデータ入力支援装置
は、データ入力フィールドの識別情報についての条件を
事前に設定する手段で設定された条件により、入力値の
候補を提示するデータ入力フィールドと提示しない入力
フィールドとを設定でき、ユーザの操作性をさらに向上
できる。
【0013】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の
データ入力支援装置において、さらに、データ入力を行
うユーザを識別する手段を含み、前記検索手段は、識別
情報に基づいて当該ユーザごとに蓄積された入力値を検
索することを特徴としている。
【0014】これにより、複数のユーザが共用するブラ
ウザにおいても、ユーザごとに設定された入力値の候補
が提示され、ユーザの操作性を向上できる。尚、ユーザ
を識別する手段は、オペレーティングシステムが複数ユ
ーザを許容するものであるときには、当該オペレーティ
ングシステムのログイン情報からユーザ名等を取得して
も構わない。また、このユーザを識別する手段は、オペ
レーティングシステムがどのようなものであるかによら
ず、サーバから提示されたログイン画面を識別し、当該
ログイン画面で入力されたユーザ名を抽出するものであ
ることも好ましい。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載
のデータ入力支援装置において、さらに、提示されたデ
ータ入力フィールドに対するデータの入力を受けると、
当該データ入力フィールドの識別情報と当該入力された
データとを対応づけて蓄積する手段を含むことを特徴と
している。
【0016】これにより、一旦入力されたデータを蓄積
しておき、後にこのデータを提示することでユーザの操
作性を向上できる。
【0017】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれ
かに記載のデータ入力支援装置において、さらに、前記
候補提示手段は、各入力値の候補を過去に入力された回
数に基づいて提示することを特徴としている。
【0018】この提示は、たとえば複数の候補を順次提
示してもよいし、一覧表示してユーザの選択を求めても
よい。このようにすることで、ユーザはより迅速に適切
なデータを入力することができ、操作性をさらに向上で
きる。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6に記載の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体において、サーバ側から提示されたデータ入力フィ
ールドに対するデータの入力を支援するクライアントプ
ログラムであって、前記提示したデータ入力フィールド
の識別情報を検出するステップと、前記検出した識別情
報に基づいて事前に蓄積された入力値を検索するステッ
プと、前記検索された入力値を候補として提示するステ
ップと、を少なくとも実行するプログラムを格納したこ
とを特徴としている。
【0020】このようにクライアント側でデータ入力フ
ィールドに入力する入力値の候補を検索・提示するプロ
グラムによって、サーバ側の管理負荷を軽減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本実施の形態に係るデータ入
力支援装置は、パーソナルコンピュータ上で動作するイ
ンターネットブラウザとして実装されており、図1に示
すように、CPU1と、ブート用ROM2と、RAM3
と、ハードディスク4と、表示部5と、入力部6と、L
ANインタフェース7と、外部記憶装置8とから主とし
て構成され、これらの各部はバス接続されている。以
下、これらの各部について説明する。
【0022】CPU1は、ネットワークを介してHTM
L文書を取得し、当該HTML文書を解析しつつ表示部
5に対して表示するブラウザとしての処理と、解析中に
データ入力フィールドがある場合に、事前に設定された
入力値をハードディスク4から検索して入力値の候補と
して表示する入力支援処理とを主として行う。このCP
U1の処理については、後に詳しく説明する。ブート用
ROM2は、データ入力支援装置の電源投入直後にCP
U1が処理するプログラム及び各種のパラメータが格納
されている。
【0023】RAM3は、CPU1のワークメモリとし
て動作する。ハードディスク4は、外部記憶装置8から
導入される処理プログラムや各種のパラメータを格納し
ている。具体的にこのハードディスク4は、図2に示す
ように、ユーザ名と、サーバが提供するHTML文書を
特定するURL(Uniform Resource Locators)と、入
力されたデータ値を整理するための整理番号(シーケン
ス)と、データ入力フィールドの識別子としてのフィー
ルド名と入力値としてのデータとを対応づけて蓄積して
いる。以下、この蓄積されたデータを「入力値候補デー
タ」と称する。
【0024】表示部5は、ディスプレイ等の表示装置で
あり、CPU1から入力される指示に従って画面表示を
行う。入力部6は、マウスやキーボード等の入力装置で
あり、ユーザからの指示をCPU1に伝達する。LAN
インタフェース7は、ネットワークに接続され、CPU
1から入力された指示に従って、ネットワークを介して
サーバにアクセスしてHTML文書を取得して表示し、
また、CPU1からの指示に従って、ユーザから入力さ
れたデータをサーバにネットワークを介して送信する。
外部記憶装置8は、フロッピーディスクや光磁気ディス
ク等の記録媒体からデータを読み出すためのデバイスで
あり、処理プログラムは、ここで記録媒体から読み出さ
れてハードディスク4にインストールされる。
【0025】ここで、CPU1の動作について具体的に
説明する。尚、本実施の形態においては、本発明はCP
U1が実行するソフトウエアとして実装され、CPU1
が本発明のデータ入力フィールドの識別情報を抽出する
手段と、検索手段と、候補提示手段と、ユーザを識別す
る手段とに相当している。
【0026】CPU1は、具体的には図3に示すよう
に、入力部6からユーザの操作を受けて処理を開始し、
操作の内容がURLの指示であるか否かを判断する(S
1)。ここで、操作の内容がURLの指示であれば(Y
esならば)、HTTPプロトコルに従って当該URL
に示されたサーバに対し、GETコマンドを送信して、
そのURLで示されたHTML文書等の文書データを取
得する(S2)。尚、HTTPプロトコルやそのGET
コマンド等については、インターネット技術文書である
RFC(Request for comments)の2068番等に詳細
に説明されているので、ここでの詳細な説明を省略す
る。また、ユーザのURLの指示は、ユーザがキーボー
ド等を利用してURLの文字列を直接入力して行っても
よいし、表示部5に表示されたHTML文書内にあるリ
ンクをマウス等でクリックして入力してもよい。
【0027】この処理S2において、CPU1は、サー
バからURLで示された文書データとともに、ステータ
ス応答を取得する。ここでステータス応答とは、文書デ
ータが取得可能なものであるか(この場合には「200 O
K」等のステータス応答が受信される)、又はユーザ認
証(ログイン)を行った上で提供される文書データであ
るか(この場合には、「401 unauthorized」等のステー
タス応答が受信される)等、文書データの状態を表すも
のである。
【0028】CPU1は、このステータス応答を参照し
て、それがログインを要求するものであるか否か(たと
えば「401 unauthorized」であるか否か)を調べ(S
3)、ログインを要求するものなければ(Noなら
ば)、さらに取得可能であったか否か(たとえば「200
OK」であるか否か)を調べ(S4)、取得可能であれば
(Yesならば)、パース処理を開始して、取得した文
書データを処理する(S5)。このパース処理について
は、後で説明する。そして、パース処理が完了すると、
CPU1は、処理を終了する。また、処理S5におい
て、文書データが取得可能なものでなければ(Noなら
ば)、CPU1は、表示部5にエラー表示を行って(S
6)、処理を終了する。
【0029】さらに、処理S3において、処理S2で受
信したステータス応答がログインを要求するものであれ
ば(Yesならば)、CPU1は表示部5にログインを
促す表示を行い(S7)、ユーザ名及びパスワードの入
力を待機し(S8)、ユーザ名とパスワードの入力を受
けると、ユーザ名を抽出してRAM3に格納するととも
に(S9)、入力されたユーザ名及びパスワードを指示
されたURLに送信する(S10)。尚、処理S7にお
けるログインを促す表示は、具体的には、図4に示すよ
うなものである。そしてCPU1は、この処理S10で
送信したユーザ名及びパスワードに対する応答として、
サーバから文書データ及びステータス情報を受信して
(S11)、処理S3に戻って(A)処理を続ける。
【0030】さらにCPU1は、処理S1において、ユ
ーザの操作内容がURLの指示でなければ(Noなら
ば)、当該操作内容が表示中の文書データ内で入力した
入力値を送信する指示(SUBMIT指示)であるか否かを調
べ(S21)、送信指示であれば(Yesならば)、表
示中の文書データ内のデータ入力フィールドに対し入力
した入力値と、データ入力フィールドの識別情報を抽出
する(S22)。ここでデータ入力フィールドの識別情
報は、たとえばHTML文書であれば、FORMタグ内の各
データ入力フィールドの「NAME」オプション文字列で指
定されたものであればよい。そして、CPU1は、この
処理S22で抽出したデータ入力フィールドの識別情報
と入力値とを対応づけて、URLとともに図2に示した
ようなデータとしてハードディスク4に蓄積し(S2
3)、当該識別情報と入力値とを指示されたURLに対
して送信し(S24)、その応答としての文書データ及
びステータス情報を受信して(S25)、処理を終了す
る(B)。尚、処理S24において指示されたURLと
は、HTML文書の場合、FORMタグのACTIONで指定され
たURLを意味する。さらに、CPU1は、処理S21
において、入力値を送信する指示(SUBMIT指示)でなけ
れば(Noならば)、当該操作に応じた処理を行って
(S26)、処理を終了する(B)。
【0031】尚、処理S23において入力値を蓄積する
データ入力フィールドを限定してもよい。すなわち、入
力部6から入力値を抽出するための条件を事前に入力し
てハードディスク4に格納しておき、CPU1は、処理
S23において、ハードディスク4に格納されている当
該条件を参照して、その条件に合致するデータ入力フィ
ールドに対応する入力値のみをハードディスク4に蓄積
する。この条件は、たとえばHTML文書であれば、各
データ入力フィールドの「TYPE」が「INPUT」であれば
蓄積を行うが、「TEXTAREA」であれば蓄積しない等の条
件である。また、データ入力フィールドの識別情報(た
とえばNAMEで示された情報)が「USERNAME」(ユーザ
名)であれば蓄積するが、「PASSWORD」(パスワード)
であればセキュリティのために蓄積しない等の条件であ
ってもよい。また処理S23において、既に蓄積されて
いる入力値を検索し、入力値に対応するシーケンス番号
を参照して当該シーケンス番号に1を加え、当該シーケ
ンス番号とともに新たに入力された入力値を蓄積するこ
ととする。さらに、この処理S23において、ログイン
した際のユーザ名がRAM3に格納されていれば、当該
ユーザ名も併せて格納する。
【0032】さらに、サーバ側でこの条件を指定してお
くことも考えられる。この場合には、HTML文書内の
データ入力フィールドを表すタグ等にオプションとし
て、「REUSE=YES」のように指定したデータ入力フィー
ルドのみハードディスク4に入力値を蓄積する等の処理
をCPU1が行うことになる。
【0033】次に、CPU1の処理S5におけるパース
処理について図5を参照して説明する。CPU1は、受
信した文書データを各データ入力フィールドの識別情報
を抽出しつつ解析処理し(S31)、図2に示したハー
ドディスク4に蓄積されている入力値候補データのう
ち、当該文書データのURLに合致するものを検索する
(S32)。この処理S32において、処理S9のログ
イン処理中にRAM3に格納したユーザ名があるときに
は、当該ユーザ名及びURLの双方が合致するものを検
索する。このユーザ名を考慮した処理が本発明のユーザ
を識別する手段に相当する。この処理S31がデータ入
力フィールドの識別情報を抽出する手段に相当し、処理
S32が本発明の検索手段に相当している。そして、C
PU1は、検索した入力値候補データのうち、シーケン
スの番号を参照して、この番号が最も大きいものを選択
し(S33)、検索された各入力値に対応づけられてい
るデータ入力フィールドの識別情報と解析した文書デー
タのデータ入力フィールドの識別情報とを比較して一致
するものがあれば、各々対応する入力値をデフォルトと
して表示して(S34)、処理を終了する。この処理S
34が本発明の候補提示手段に相当する。尚、処理S3
1の解析処理は、広く知られた木構造によるタグつき文
書処理で実現できる。
【0034】また、CPU1は、ブラウザに対する所定
の操作(たとえばメニューの選択やユーザインタフェー
スボタンのクリックなど)に応じて、処理S32で検索
した入力値候補データを順次シーケンス番号の大きい順
に表示する。さらにCPU1は、順次表示する代わりに
検索された入力値候補データを一覧表示しても構わな
い。
【0035】さらに、CPU1は、所定のデータ入力フ
ィールドに対する操作(たとえばデータ入力フィールド
をクリックする等)に応じて、処理S32で検索した入
力値候補データのうち、当該データ入力フィールドに対
応する入力値をシーケンス番号の順に順次、又はシーケ
ンス番号に拘わらず一覧で表示することとするのも好ま
しい。
【0036】次に、本実施の形態に係るデータ入力支援
装置の動作について、名前と送付先、商品に対する注文
数量とコメントを入力する商取引システムのサーバにア
クセスする場合を例として説明する。尚、このサーバが
商取引の際に提示する文書データは、図7に示したよう
なHTML文書であるとする。また、ハードディスク4
には事前に入力値の蓄積を行う条件として、「INPUT」
は蓄積するが「TEXTAREA」は蓄積しないとの条件が格納
され、この条件に従って、ユーザ「TANAKA」に対し、図
7が格納されている場所を表すURL(「http://abc.o
rg/order.htm」とする)と、シーケンス番号とに対応づ
けて、各データ入力フィールドの識別情報「name」,
「addr」,「X01」,「X02」等についてそれぞれ、入力
値候補データに格納された一連の入力値「tanaka」,
「A町1−1」,「12」,「0」等が図2に示すように
ハードディスク4にされているとする。
【0037】ユーザは、データ入力支援装置を起動し
て、URL「http://abc.org/order.htm」にアクセスす
る指示を入力部6から入力する。すると、CPU1がこ
のURLの入力に応じて、当該URLに対し文書データ
の要求を行う。サーバは、この文書データに対してログ
インが必要であると判断すると、ログイン要求を表すス
テータス情報をデータ入力支援装置に対して送信し、C
PU1は、LANインタフェース7を介してこのステー
タス情報を受信し、ログイン要求であるので、図4に示
したようなログインを促す画面を表示する。ユーザは、
このログイン画面に対しユーザ名「tanaka」とパスワー
ドとを入力して送信する。CPU1は、この送信の指示
を受けてユーザ名「tanaka」を抽出してRAM3に格納
し、当該ユーザ名とパスワードとをサーバに送信する。
【0038】サーバでは、このユーザ名とパスワードと
でユーザ認証を行い、正当なユーザであると認証されれ
ば、図7に示したHTML文書を送信する。CPU1
は、このHTML文書を受信してパース処理を開始し、
各データ入力フィールドを識別情報(「NAME」)ととも
に検出して、RAM3に格納したユーザ名を参照し、ハ
ードディスク4から当該ユーザ名及び現在アクセス中の
URLに対応する入力値候補データを検索する。そし
て、CPU1は、図2に示したような入力値候補データ
を取得して、シーケンス番号を参照し、最も大きいもの
を選択して、各データ入力フィールドの識別情報に対す
る入力値を取得し、これらの入力値をデフォルトとして
表示する。具体的にここでの例の場合には、図6に示し
たような表示が表示部5にされることになる。尚、ここ
で、TEXTAREAとして指定された部分(たとえば図6の
「Comment」データ入力フィールド)については、HT
ML文書で指定されたデフォルト値が表示される。
【0039】そして、ユーザは、この入力値のままでよ
ければ、この入力値を送信する指示を行い、CPU1
は、データ入力フィールドの識別情報と入力値とを送信
する。
【0040】また、ユーザは、この入力値を変更する場
合には、入力部6のマウスやキーボードを用いて入力値
を変更し、送信する指示を行う。すると、CPU1は、
この表示中の文書データからデータ入力フィールドを抽
出し、当該データ入力フィールドのうち、予め設定され
た条件に合致するもの(この例では「INPUT」のみ)に
ついて、データ入力フィールドの識別情報と入力された
入力値とを関連づけ、さらに、現在ハードディスク4に
格納されているユーザ名及びURLに対応する入力値候
補データのうち、最も大きいシーケンス番号が「1」で
あるので、これに「1」を加えた「2」を新たなシーケ
ンス番号として、これらユーザ名と、URLと、シーケ
ンス番号と、データ入力フィールドの識別情報と入力値
とを関連づけた情報とを対応づけて入力値候補データと
してハードディスク4に蓄積する。
【0041】そして、CPU1は、次回このユーザが同
じURLにアクセスしたときには、今回蓄積したシーケ
ンス番号の最も大きい「2」の入力値候補データに基づ
いて、デフォルトの入力値を表示することになる。本実
施の形態において特徴的なことは、URLを考慮して入
力値候補データの蓄積・検索を行っているので、アクセ
ス先のサイトごとに異なる入力値を設定可能としている
ことである。
【0042】本実施の形態によれば、このように、ユー
ザが入力操作を行わなくても、クライアント側のハード
ディスク4に格納された入力値候補データに基づき、ユ
ーザ名、URLに応じてデータ入力フィールドの識別情
報に対応する入力値が表示されて、その入力が支援され
るため、サーバの負荷を増大させることなく、ユーザの
操作性を向上できる。
【0043】さらに、ここでは複数の入力値の候補をシ
ーケンス番号(通し番号)で整理しているが、入力値の
送信回数としても構わない。この場合にはCPU1は、
同一のユーザ名、URL、入力値を含む入力値候補デー
タが蓄積されている場合には、この入力値候補データの
シーケンス番号をインクリメントする。このようにすれ
ば、入力値の送信頻度順に表示を行うことができ、ユー
ザの操作性を向上できる。さらにこのシーケンス番号の
代わりとしては、タイムスタンプ(データ送信時刻)と
しても構わない。この場合には、最近の入力値が表示さ
れることとなる。さらに、複数の入力値候補データを保
持することなく、新たに送信した入力値で上書きするこ
ととすれば、このシーケンス番号は必ずしも必要ではな
い。
【0044】同様に、図2に示した入力値候補データに
表されたURLやユーザ名についても、たとえばユーザ
名の情報などは複数のURLで共用したい場合などで
は、このURL情報を省略してもよいし、公知の正規表
現方法で記載して、所定のパターン(たとえば「URL
の末尾がco.jpである」等のパターン)に一致する場合
に入力値の候補をデフォルトとして表示することとして
も構わないし、ログインを必要としないURLやオペレ
ーティングシステムでは、ユーザ名は必ずしも必要では
ない。ここで、ユーザ名もURLもない場合には、単に
データ入力フィールドの識別情報に基づいて検索を行う
こととすればよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、サーバから提示された
データ入力フィールドの識別情報を検出し、検出した識
別情報に基づいて事前に蓄積された入力値を検索し、検
索した入力値を候補として提示するデータ入力支援装置
としているので、クライアント側でデータ入力フィール
ドに対する入力値の候補を検索・提示することでサーバ
側の管理負荷を軽減できる。
【0046】また、本発明によれば 、サーバから提示
されたデータ入力フィールドの識別情報を検出し、検出
した識別情報に基づいて事前に蓄積された入力値を検索
し、検索した入力値を候補として提示する処理を実行す
るプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としているので、このプログラムをクライアント
側にインストールすれば、クライアント側でデータ入力
フィールドに対する入力値の候補を検索・提示すること
でサーバ側の管理負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るデータ入力支援装
置の構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るハードディスク4
に格納された入力値候補データの構造の一例を表す説明
図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るCPU1の主要な
処理を表すフローチャート図である。
【図4】 ログイン画面の一例を表す説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るCPU1のパース
処理を表すフローチャート図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るデータ入力支援装
置が表示する画面の一例を表す説明図である。
【図7】 サーバ側が提示するHTML文書の一例を表
す説明図である。
【図8】 一般的なブラウザが表示する画面の一例を表
す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 ブート用ROM、3 RAM、4 ハ
ードディスク、5 表示部、6 入力部、7 LANイ
ンタフェース、8 外部記憶装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバ側から提示されたデータ入力フィ
    ールドに対するデータの入力をクライアント側で支援す
    るデータ入力支援装置であって、 前記提示したデータ入力フィールドの識別情報を検出す
    る手段と、 前記検出した識別情報に基づいて事前に蓄積された入力
    値を検索する検索手段と、 前記検索された入力値を候補として提示する候補提示手
    段と、を含むことを特徴とするデータ入力支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ入力支援装置に
    おいて、さらに、 前記検出したデータ入力フィールドが事前に設定された
    条件に合致する場合のみ、前記検索手段が検出した識別
    情報に基づいて事前に蓄積された入力値を検索し、前記
    候補提示手段が検索された入力値を候補として提示する
    ことを特徴とするデータ入力支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のデータ入力支援
    装置において、さらに、 データ入力を行うユーザを識別する手段を含み、 前記検索手段は、識別情報に基づいて当該ユーザごとに
    蓄積された入力値を検索することを特徴とするデータ入
    力支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のデー
    タ入力支援装置において、さらに、 提示されたデータ入力フィールドに対するデータの入力
    を受けると、当該データ入力フィールドの識別情報と当
    該入力されたデータとを対応づけて蓄積する手段を含む
    ことを特徴とするデータ入力支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4に記載のデータ入力支援
    装置において、さらに、 前記候補提示手段は、各入力値の候補を過去に入力され
    た回数に基づいて提示することを特徴とするデータ入力
    支援装置。
  6. 【請求項6】 サーバ側から提示されたデータ入力フィ
    ールドに対するデータの入力を支援するクライアントプ
    ログラムであって、 前記提示したデータ入力フィールドの識別情報を検出す
    るステップと、 前記検出した識別情報に基づいて事前に蓄積された入力
    値を検索するステップと、 前記検索された入力値を候補として提示するステップ
    と、を少なくとも実行するプログラムを格納したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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